JP2007307944A - 自動二輪車のフレーム構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッドパイプの位置決め精度の向上を図ると共に、簡単な構成でフレーム全体の強度を高めることができる自動二輪車のフレーム構造体を提供する。
【解決手段】上側型抜き孔13が設けられたアッパーハーフ3と、下側型抜き孔14が設けられたロアハーフ4とを、それぞれカーボン繊維による繊維強化部材で一体成形する。アッパーハーフ3とロアハーフ4とは、上側型抜き孔13および下側型抜き孔14が連通するように結合され、さらに、上側型抜き孔13の上側から挿入される上側ヘッドパイプ21と、下側型抜き孔14の下側から挿入される下側ヘッドパイプ22とを圧入結合することで、ヘッドパイプ20を設計通りの所定の位置に高い寸法精度で配設する。上側ヘッドパイプ21および下側ヘッドパイプ22はアルミ部材からなり、また、アッパーハーフ3およびロアハーフ4は、ヘッドパイプ20の軸方向と同方向に型抜きされることで形成される。
【選択図】図3
【解決手段】上側型抜き孔13が設けられたアッパーハーフ3と、下側型抜き孔14が設けられたロアハーフ4とを、それぞれカーボン繊維による繊維強化部材で一体成形する。アッパーハーフ3とロアハーフ4とは、上側型抜き孔13および下側型抜き孔14が連通するように結合され、さらに、上側型抜き孔13の上側から挿入される上側ヘッドパイプ21と、下側型抜き孔14の下側から挿入される下側ヘッドパイプ22とを圧入結合することで、ヘッドパイプ20を設計通りの所定の位置に高い寸法精度で配設する。上側ヘッドパイプ21および下側ヘッドパイプ22はアルミ部材からなり、また、アッパーハーフ3およびロアハーフ4は、ヘッドパイプ20の軸方向と同方向に型抜きされることで形成される。
【選択図】図3
Description
本発明は、自動二輪車のフレーム構造体に係り、特に、ヘッドパイプの位置決め精度の向上を図ると共に、簡単な構成でフレーム全体の強度を高めることができる自動二輪車のフレーム構造体に関する。
従来から、エンジン等が懸架されるフレーム部材の車体前方側に、ステムシャフトを回動可能に軸支するための円筒状のヘッドパイプを取り付けた自動二輪車のフレーム構造体が知られている。
特許文献1には、ヘッドパイプの上端部および下端部を支持する2枚の板状の支持部材を、車幅方向左右に配設される一対の板状のフレーム部材で挟むようにして固定したフレーム構造体が開示されている。このフレーム構造体では、上下分割式とされるヘッドパイプを、前記2枚の支持部材の上下方向からそれぞれ挿入して結合することで、車体前方側に1本のヘッドパイプが配設される構成とされている。
特公平6−53506号公報
しかしながら、特許文献1の構成において、フレーム全体をカーボン繊維等による繊維強化樹脂で形成しようとすると、前記フレーム部材と支持部材とが別体部品とされているため、フレーム部材と支持部材との間に連続した繊維素材を配置することができず、繊維強化樹脂の強度を十分に活用できないこととなる。また、フレーム部材と支持部材とを接着剤等で結合することとなるので、支持部材に支持されるヘッドパイプを、設計通りの位置に高い精度で配設することが難しくなるという課題があった。さらに、接着材等による結合部を補強するためにリベット等の留め具を使用すると、部品点数や重量、作業工数等が増加するという課題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、ヘッドパイプの位置決め精度の向上を図ると共に、簡単な構成でフレーム全体の強度を高めることができる自動二輪車のフレーム構造体を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は、自動二輪車のフレーム構造体において、互いに結合されることで1本のヘッドパイプを構成する上側ヘッドパイプおよび下側ヘッドパイプと、繊維強化樹脂で一体成形され、前記上側ヘッドパイプが挿入される上側型抜き孔を有する上側フレームと、繊維強化樹脂で一体成形され、前記下側ヘッドパイプが挿入される下側型抜き孔を有する下側フレームとを具備し、前記上側フレームと前記下側フレームとが、前記上側型抜き孔および下側型抜き孔を連通させるように結合され、前記上側型抜き孔の上側から挿入された前記上側ヘッドパイプと、前記下側型抜き孔の下側から挿入された下側ヘッドパイプとが結合される点に第1の特徴がある。
また、前記上側フレームおよび下側フレームがカーボン繊維による繊維強化樹脂からなり、前記上側ヘッドパイプおよび下側ヘッドパイプがアルミ部材からなる点に第2の特徴がある。
また、前記上側フレームおよび下側フレームが、それぞれ、前記ヘッドパイプの軸方向と同じ方向に型抜きされるように形成されている点に第3の特徴がある。
さらに、前記上側ヘッドパイプより前記下側ヘッドパイプが長く形成されると共に、前記上側型抜き孔より前記下側型抜き孔が短く形成されている点に第4の特徴がある。
第1の発明によれば、繊維強化樹脂で形成された上側フレームおよび下側フレームのそれぞれにヘッドパイプが挿入される型抜き孔を設け、この型抜き孔が連通するように上側フレームと下側フレームとを結合すると共に、型抜き孔の上下から上側ヘッドパイプおよび下側ヘッドパイプを挿入して互いに結合するように構成したので、ヘッドパイプを支持する別体部品をフレーム部材に接着する方式に比して、ヘッドパイプ周辺のフレーム強度が大幅に高められて、ヘッドパイプを設計通りの所定の位置に配設することが容易となる。
第2の発明によれば、上側フレームおよび下側フレームをカーボン繊維による繊維強化樹脂で形成し、上側ヘッドパイプおよび下側ヘッドパイプをアルミ部材で形成するようにしたので、機械加工によって高い寸法精度が得られるヘッドパイプが高強度のフレームに取り付けられることになり、フレームに対するヘッドパイプの位置決め精度を高めることが可能となる。
第3の発明によれば、上側フレームおよび下側フレームが、それぞれ、ヘッドパイプの軸方向と同じ方向に型抜きすることで形成されているので、ヘッドパイプの型抜き孔の形成が容易となり、かつ高い寸法精度で型抜き孔を形成することが可能となる。
第4の発明によれば、上側ヘッドパイプより下側ヘッドパイプが長く形成されると共に、上側型抜き孔より下側型抜き孔が短く形成されているので、それぞれの結合部が離間して互い違いに配設されることとなり、上側フレームと下側フレームとの結合強度をより高めることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1および図2は、本発明の一実施形態に係るフレーム構造体が適用されたフレームアッセンブリ1の側面図および上面図である。自動二輪車に適用されるフレームアッセンブリ1は、カーボン繊維による繊維強化樹脂(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)、いわゆるカーボンファイバーで形成された中空構造のメインフレーム2に、金属パイプ等からなるシートフレーム40およびアンダーフレーム50を取り付けた構成とされている。そして、メインフレーム2の車体前端部には、不図示のステムシャフトを回転自在に軸支するためのヘッドパイプ20が配設されている。メインフレーム2は、ヘッドパイプ20が挿入される上側型抜き孔13を有する上側フレームとしてのアッパーハーフ3と、ヘッドパイプ20が挿入される下側型抜き孔14を有する下側フレームとしてのロアハーフ4と、アッパーハーフ3およびロアハーフ4の下面側に配設されるインナーハーフ7とから構成されており、それぞれの部材は互いに接着剤によって結合されている。また、前記ヘッドパイプ20も、接着剤によって、アッパーハーフ3およびロアハーフ4に対して回転不能に結合されている。
本実施形態に係るフレーム構造体においては、ヘッドパイプ20を上下方向で支持するアッパーハーフ3およびロアハーフ4が、それぞれ、カーボンファイバーによる一体的な部品として形成されている点に特徴がある。これにより、ヘッドパイプ20の周囲に連続的なカーボン繊維を配設してアッパーハーフ3およびロアハーフ4を成形することが可能となり、ヘッドパイプ20の周囲の強度を大幅に高めることが可能となる。また、アッパーハーフ3およびロアハーフ4に設けられるヘッドパイプ20の貫通孔は、アッパーハーフ3およびロアハーフ4の製造時に型抜き孔として簡単に形成することができる。したがって、ヘッドパイプを支持する別体部品をフレーム部材に接着する方式に比して、簡単な構成によって、ヘッドパイプ20を設計通りの位置に高い精度で配設することが可能となる。なお、インナーハーフ7は、カーボンファイバーで形成された左右のべース部5L,5Rを、連結パイプ8で繋いだ構成とされている。
上記したようなカーボン繊維による繊維強化樹脂には、軽量かつ高強度なドライカーボンが好適である。該ドライカーボンは、例えば、半硬化した熱硬化樹脂を炭素繊維にあらかじめ含浸させたカーボンプリグレグシートを複数枚積層し、雄型および雌型で成形しながら加圧釜で熱硬化させることで得ることができる。本実施形態に係るメインフレーム2は、アッパーハーフ3、ロアハーフ4、インナーハーフ7の3分割構成とすることで、雄型および雌型の形状を極力単純化して生産性を高めると共に、各部品に形成される型抜き用の開放端部同士を係合させてカーボンファイバーによる箱状の閉空間を構成することでメインフレーム2の全体の高強度化を可能としている。なお、メインフレーム2の素材には、カーボン繊維による前記CFRPのほか、ガラス繊維によるGFRP、ケプラ繊維によるKFRP等を適用することもできる。
アッパーハーフ3は、ヘッドパイプ20の支持部から、車体後方側でスイングアーム(不図示)を揺動自在に軸支するピボットボス10,10の支持部までを一体成形した部品である。アッパーハーフ3のメインチューブ3L,3Rは、ヘッドパイプ20の直後で車幅方向外側に広げられた後、両者が略平行をなす直線形状をもって車体後方側に延ばされ、さらに、シートフレーム40の前側パイプ41L,41Rの結合部近傍において車幅方向外側に大きく広げられた形状とされている。ヘッドパイプ20の車体後方かつ下方には、メインチューブ3L,3Rの間を連結するクロスメンバ6が形成されている。また、メインチューブ3L,3Rの後端部には、左右のピボットボス10,10の下部を連結するスタンドステー9が取り付けられている。不図示のメインスタンドを揺動自在に軸支する該スタンドステー9は、上記したような繊維強化樹脂やアルミ等の金属で形成することができる。
複数のパイプ材等でかご状に形成されるシートフレーム40は、前側パイプ41L,41Rの端部に設けられた座面部を貫通する取付ボルト41aと、下側パイプ42L,42Rの端部に設けられた座面部を貫通する取付ボルト42aとによって、アッパーハーフ3の上面部に取り付けられている。また、メインフレーム2の下部には、エンジン等を懸架するアンダーフレーム50が取り付けられている。該アンダーフレーム50は、車体前後方向に配設されるサイドパイプ51L,51Rと、このサイドパイプ51L,51Rを車体下方側で結合するアンダーハンガ52とから構成されている。アンダーフレーム50は、サイドパイプ51L,51Rの前端部に形成された取付ステー53L,53Rを取付ボルト53aによってロアハーフ4に締結すると共に、サイドパイプ51L,51Rの後端部に形成された座面部を取付ボルト51aによってベース部5L,5Rに締結することで、メインフレーム2に安定的に結合されている。
図3は、本発明の一実施形態に係るメインフレーム2の構成を示す斜視図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。メインフレーム2を構成するアッパーハーフ3、ロアハーフ4、インナーハーフ7は、それぞれの開放端部を対向させて結合するように構成されている。アッパーハーフ3の端縁には、ロアハーフ4およびインナーハーフ7の開放端部の外側に被せるように張り出した係合リム3aが形成されている。アッパーハーフ3には、上側ヘッドパイプ21が挿入される上側型抜き孔13が形成され、ロアハーフ4には、下側ヘッドパイプ22が挿入される下側型抜き孔14が形成されている。なお、ロアハーフ4も、アッパーハーフ3と同様に左右のアーム部4L,4Rを一体成形した構成とされている。
ヘッドパイプ20は、上側ヘッドパイプ21と下側ヘッドパイプ22からなる分割式とされており、メインフレーム2の組み立て時には、前記型抜き孔13,14に挿入した両者を圧入結合することで1本のヘッドパイプ20が形成されるように構成されている。これにより、ヘッドパイプ20の単体での強度が高められると共に、メインフレーム2に対するヘッドパイプ20の位置決めを正確に行うことが可能となる。また、メインチューブ3L,3Rの間を連結してメインフレーム2の高剛性化を図るクロスメンバ6は、アッパーハーフ3に形成された上側半円パイプ6aとロアハーフ4に形成された下側半円パイプ6bとが係合することで、1本のパイプ状物として形成されるものである。なお、メインチューブ3L,3Rの後端部には、前記ピボットボス10,10が係合される係合孔16,16が形成されている。
図4および図5は、本発明の一実施形態に係るメインフレーム2の構成を示す斜視図および側面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。図4および図5では、メインチューブ3L,3Rの後端部に配設されるピボットボス10と、該ピボットボス10の下部に取り付けられるスタンドステー9も示している。ピボットボス10は、アルミ等の金属で形成されたピボットボスアウター11およびインナーリング12とから構成されており、その組み立て時には、メインチューブ3L,3Rの外側から挿入したピボットボスアウター11の端部にインナーリング12と嵌合させると共に、接着剤等でメインチューブ3L,3Rに回転不能に結合されることとなる。また、ピボットボス10の下部にメインスタンドの取付ステー15L,15Rが形成されたスタンドステー9が結合され、さらに、その下方からインナーハーフ7が結合されるように構成されているので、ピボットボス10の周辺部にも、カーボンファイバーによる箱状の閉空間が形成されることになる。
また、アッパーハーフ3およびロアハーフ4は、ヘッドパイプ20の軸方向、すなわち、図5の天地(上下)方向に分割された雄型および雌型によって製作されるので、上側型抜き孔13および下側型抜き孔14は、分割された型から取り外す際に鉛直方向に引き抜かれることになる。これにより、前記型抜き孔13,14の形成が容易になると共に、アッパーハーフ3およびロアハーフ4に対する前記型抜き孔13,14の寸法精度の向上を図ることが可能となる。
図6は、図1のA−A線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。メインチューブ3L,3Rの開放端部に形成された係合リム3aは、ロアハーフ4のアーム部4L,4Rの開放端部4aを外側から挟むように係合する形状とされ、その係合面において接着材で結合されている。前記したように、メインフレーム2は、アッパーハーフ3およびロアハーフ4がそれぞれ一体成形された上に、両者を共締めするように上側ヘッドパイプ21と下側ヘッドパイプ22とを結合する構成とされている。これにより、アッパーハーフ3とロアハーフ4とが強固に結合されると共に、メインフレーム2に対してヘッドパイプ20が強固に結合され、その結果、メインフレーム2に対するヘッドパイプ20の位置決め精度が高められることになる。
図7は、図2のB−B線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。機械加工によって高い寸法精度が得られるアルミニウム合金等のアルミ部材からなる上側ヘッドパイプ21と下側ヘッドパイプ22とは、上側ヘッドパイプ21の係合面21aと下側ヘッドパイプ22の内周面22aとを圧入することで結合されている。このとき、上側型抜き孔13の上端部13aと下側型抜き孔14の下端部14aとが上下から挟まれ、アッパーハーフ3とロアハーフ4とはお互いに圧着されてより強固に結合されることとなる。また、本実施形態では、上側ヘッドパイプ21より下側ヘッドパイプ22を長く形成すると共に、上側型抜き孔13より下側型抜き孔14を短く形成し、それぞれの結合部を離間して互い違いに配設することで、アッパーハーフ3とロアハーフ4との結合強度がより高められる構造とされている。そして、上側ヘッドパイプ21の外周面21bおよび下側ヘッドパイプ22の外周面22bは、接着剤によって、前記上側型抜き孔13および下側型抜き孔14に回転不能に結合されている。なお、不図示のステムシャフトは、上側ヘッドパイプ21の嵌合溝21cに嵌合される軸受(不図示)と、下側ヘッドパイプ22の嵌合溝22cに嵌合される軸受(不図示)とによって軸支されることになる。
図8(a),(b)は、図5のC−C線断面図であり、それぞれ、分解時(a)と結合時(b)を示している。左右のピボットボス10,10は同一構造とされるので、図8では、メインチューブ3Lへの取付構造のみを示す。図示左側、すなわちメインチューブ3Lの車幅方向外側から挿入されるピボットボスアウター11の外周部には、インナーリング12の内周端部12aと当接する段部11aと、係合孔16との係合面11bと、フランジ部11cとが形成されている。一方、インナーリング12にも、前記フランジ部11cと同径のフランジ部12bが形成されている。そして、図8(b)に示す結合時には、係合面11bに接着剤が塗布されると共に、アルミ部材等で形成されるピボットボスアウター11とインナーリング12とが圧入結合されることで、前記フランジ部11cおよびフランジ部12bがメインチューブ3Lを左右両側から挟み込んで固定するように構成されている。
上記したように、本発明に係る自動二輪車のフレーム構造体によれば、上側型抜き孔13を設けたアッパーハーフ13と下側型抜き孔14を設けたロアハーフ4とをそれぞれカーボンファイバーで一体成形すると共に、前記型抜き孔13,14が連通するようにアッパーハーフ3およびロアハーフ4を結合した上で、上側型抜き孔13の上側から挿入した上側ヘッドパイプ21と型抜き孔14の下側から挿入される下側ヘッドパイプ22とを圧入結合するように構成したので、ヘッドパイプを支持する別体部品をフレーム部材に接着する方式に比して、ヘッドパイプの周辺のフレーム強度を大幅に高めて、ヘッドパイプの位置決めを容易に行うことができるようになる。
なお、アッパハーフ、ロアハーフ、インナーハーフ等の形状や結合方法、上側ヘッドパイプおよび下側ヘッドパイプの形状および結合方法等は、上記した実施形態に限られず、種々の変形が可能である。例えば、上側ヘッドパイプおよび下側ヘッドパイプに雄ねじおよび雌ねじを設け、両者をねじ込んで結合するように構成してもよい。
2…メインフレーム、3…アッパーハーフ(上側フレーム)、3a…係合リム、3L,3R…メインチューブ、4…ロアハーフ(下側フレーム)、5L,5R…ベース部、6a…上側半円パイプ、6b…下側半円パイプ、7…インナーハーフ、8…連結パイプ、13…上側型抜き孔、14…下側型抜き孔、16…係合孔、20…ヘッドパイプ、21…上側ヘッドパイプ、22…下側ヘッドパイプ
Claims (4)
- 自動二輪車のフレーム構造体において、
互いに結合されることで1本のヘッドパイプを構成する上側ヘッドパイプおよび下側ヘッドパイプと、
繊維強化樹脂で一体成形され、前記上側ヘッドパイプが挿入される上側型抜き孔を有する上側フレームと、
繊維強化樹脂で一体成形され、前記下側ヘッドパイプが挿入される下側型抜き孔を有する下側フレームとを具備し、
前記上側フレームと前記下側フレームとが、前記上側型抜き孔および下側型抜き孔を連通させるように結合され、
前記上側型抜き孔の上側から挿入された前記上側ヘッドパイプと、前記下側型抜き孔の下側から挿入された下側ヘッドパイプとが結合されるように構成されていることを特徴とする自動二輪車のフレーム構造体。 - 前記上側フレームおよび下側フレームがカーボン繊維による繊維強化樹脂からなり、
前記上側ヘッドパイプおよび下側ヘッドパイプがアルミ部材からなることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のフレーム構造体。 - 前記上側フレームおよび下側フレームが、それぞれ、前記ヘッドパイプの軸方向と同じ方向に型抜きされるように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車のフレーム構造体。
- 前記上側ヘッドパイプより前記下側ヘッドパイプが長く形成されると共に、前記上側型抜き孔より前記下側型抜き孔が短く形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の自動二輪車のフレーム構造体。
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