JP6893792B2 - 工作機械および振動抑制方法 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態による工作機械100のモータ11、駆動機構2およびテーブル3の構成の一例を示す図である。工作機械100は、ワークを搭載するテーブル3を移動させながら工具を用いてワークに切削等の加工を行う。移動物は、所謂、直線系移動物であり、軸に沿って水平方向に移動するワークおよびテーブル3等である。ワークは、例えば、金型である。尚、移動物は、ワークおよびテーブル3に代えて、主軸頭を含む工具であってもよい。
移動物の重量Mの演算について説明する。
移動物の固有振動数ωは、駆動機構2における移動物の位置に依存する場合もある。しかし、第1実施形態においては、加工中の移動物の固有振動数ωは、移動物の重量Mに依存しているものの、移動物の位置については考慮していない。そこで、第2実施形態による工作機械100は、移動物の重量Mだけではなく、移動物の位置も考慮して移動物の固有振動数ωを演算する。
第2実施形態による工作機械100は、移動物をX軸方向に移動させる駆動機構2を有する。これに対し、本変形例による工作機械100は、移動物をX軸方向に移動させる駆動機構と、移動物をY軸方向に移動させる駆動機構とを有する。X軸およびY軸は、水平面内において互いに直交している。即ち、本変形例による駆動機構2は、移動物を水平面内に移動させることができる。
Claims (11)
- ワークと該ワークを載置可能なテーブルとを含む移動物を移動させる駆動機構と、
前記駆動機構を動作させるモータと、前記モータを制御するサーボ制御部とを有するサーボ部と、
前記ワークの加工中に前記移動物の重量を演算する重量演算部と、前記移動物の重量に基づいて前記移動物の固有振動数を演算する固有振動数演算部と、前記ワークを加工する為のパラメータを設定および記憶するパラメータ設定部と、加工プログラムを解析するプログラム解析部と、前記駆動機構が動く軌道を生成する軌道生成部とを有する主制御部と、を備え、
前記サーボ部または前記主制御部は、前記移動物の固有振動数帯域の振動を減衰させるフィルタ処理部をさらに備え、
前記主制御部は、前記ワークの加工中に、前記ワークの加工プログラムのうち未だ実行されていない未実行部分を予め解析し、該未実行部分のうち前記移動物が所定値以上の距離を加速または減速する第1ブロックを検出し、該第1ブロックを実行することによって得られる加速度およびトルク値に基づいて前記移動物の重量を演算する、工作機械。 - 前記主制御部は、前記移動物の位置情報と前記トルク値または前記モータを制御する電流値とを前記サーボ部から受け取り、前記位置情報から前記加速度を算出し、前記電流値を受け取った場合に、前記電流値から前記トルク値を演算する、請求項1に記載の工作機械。
- 前記主制御部は、前記未実行部分のうち前記第1ブロック以降の任意のブロックの実行前または実行中に、前記移動物の重量に基づいて前記フィルタ処理部の前記固有振動数の設定を変更する、請求項1または請求項2に記載の工作機械。
- ワークと該ワークを載置可能なテーブルとを含む移動物を移動させる駆動機構と、
前記駆動機構を動作させるモータと、前記モータを制御するサーボ制御部とを有するサーボ部と、
前記ワークの加工中に前記移動物の重量を演算する重量演算部と、前記移動物の重量に基づいて前記移動物の固有振動数を演算する固有振動数演算部と、前記ワークを加工する為のパラメータを設定および記憶するパラメータ設定部と、加工プログラムを解析するプログラム解析部と、前記駆動機構が動く軌道を生成する軌道生成部とを有する主制御部と、を備え、
前記サーボ部または前記主制御部は、前記移動物の固有振動数帯域の振動を減衰させるフィルタ処理部をさらに備え、
前記主制御部は、加工前または加工開始当初の前記移動物の第1固有振動数と加工途中の前記移動物の第2固有振動数との比率を演算し、該比率を用いて任意の位置における前記移動物の第3固有振動数を補正することによって、前記任意の位置における加工途中の前記移動物の第4固有振動数を演算し、該第4固有振動数の前記振動を減衰させるように前記フィルタ処理部に設定する、工作機械。 - 前記主制御部は、前記任意の位置における前記第3固有振動数に前記比率を乗算することによって、前記任意の位置における前記第4固有振動数を演算する、請求項4に記載の工作機械。
- 前記主制御部は、複数の位置における固有振動数を予め演算若しくは測定し、前記複数の位置の間における固有振動数を補間することによって、前記任意の位置における前記第3固有振動数を演算する、請求項4または請求項5に記載の工作機械。
- 前記主制御部は、前記複数の位置の間における固有振動数を直線補間することによって、前記任意の位置における前記第3固有振動数を演算する、請求項6に記載の工作機械。
- 前記主制御部は、前記複数の位置の間における固有振動数を線形補間またはラグランジュ補間することによって、前記任意の位置における前記第3固有振動数を演算する、請求項6に記載の工作機械。
- ワークと該ワークを載置可能なテーブルとを含む移動物を移動させる駆動機構と、前記駆動機構を動作させるモータと、前記モータを制御するサーボ制御部とを有するサーボ部と、前記サーボ部へ位置指令を出力する主制御部と、を備えた工作機械における前記移動物の振動抑制方法であって、
前記ワークの加工中に前記移動物の重量を演算し、
前記移動物の重量に基づいて前記移動物の固有振動数を演算し、
前記移動物の固有振動数帯域の振動を減衰させるようにフィルタ処理部を具備し、
前記移動物の重量を演算する前に、
前記ワークの加工中に、前記ワークの加工プログラムのうち未だ実行されていない未実行部分を予め解析し、
前記未実行部分のうち前記移動物が所定値以上の距離を加速または減速する第1ブロックを検出することをさらに具備し、
前記移動物の重量は、該第1ブロックを実行することによって得られる加速度およびトルク値に基づいて演算される、ことをさらに具備する、振動抑制方法。 - 前記移動物の重量を演算する前に、
前記移動物の位置情報と前記トルク値または前記モータを制御する電流値とを前記サーボ部から受け取ることをさらに具備し、
前記加速度は前記位置情報から算出され、前記電流値を受け取った場合に、前記トルク値は前記電流値から演算される、請求項9に記載の振動抑制方法。 - ワークと該ワークを載置可能なテーブルとを含む移動物を移動させる駆動機構と、前記駆動機構を動作させるモータと、前記モータを制御するサーボ制御部とを有するサーボ部と、前記サーボ部へ位置指令を出力する主制御部と、を備えた工作機械における前記移動物の振動抑制方法であって、
前記ワークの加工中に前記移動物の重量を演算し、
前記移動物の重量に基づいて前記移動物の固有振動数を演算し、
前記移動物の固有振動数帯域の振動を減衰させるようにフィルタ処理部を具備し、
加工前または加工開始当初の前記移動物の第1固有振動数と加工途中の前記移動物の第2固有振動数との比率を演算し、
該比率を用いて任意の位置における前記移動物の第3固有振動数を補正することによって、前記任意の位置における加工途中の前記移動物の第4固有振動数を演算することをさらに具備し、
前記フィルタ処理部は、該第4固有振動数の前記振動を減衰させるように設定される、ことをさらに具備する、振動抑制方法。
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