JP7109318B2 - 工作機械および工具異常判定方法 - Google Patents

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Description

本発明による実施形態は、工作機械および工具異常判定方法に関する。
工作機械は、例えば、主軸に装着された工具を用いてワークを加工する。工作機械の数値制御装置(以下、NC(Numerical Controller)装置ともいう)は、主軸に指令を出力し、該主軸の動作を制御するとともに、主軸のトルク、即ち、モータの負荷電流を監視する。NC装置は、主軸のトルクを監視することによって、ワークの加工に用いられる工具の異常を検知している。
例えば、工作機械が或る工具で最初にワークを加工する時、NC装置は、主軸の回転開始から切削前の無負荷状態を経て定常切削になるまでの主軸のトルクを監視する。NC装置は、最初の加工における定常切削時の主軸のトルクを基準トルクとして記憶する。次回以降の加工において、定常切削時の主軸のトルクが記憶した基準トルクに比べて或る程度以上の大きさになると、NC装置は、工具に異常が生じたと判定する。
特開2015-143969号公報
しかし、工具の種類によって、基準トルクの値が変わってしまう。従って、工具ごとに基準トルクを記憶する必要があった。また、主軸回転数、送り速度、切り込み量等の切削条件が変わると、基準トルクの値も変わってしまう。従って、基準トルクを記憶する場合、1回の加工ごとに切削条件が変わると、正しく工具の異常を検知することが困難になるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、工具や切削条件が変わっても工具の異常を容易かつ正確に検知することができる工作機械および工具異常判定方法を提供することである。
本実施形態による工作機械は、ワークまたは工具を移動させる制御対象を駆動し、ワークを切削する複数の刃を有する工具を回転させながらワークを切削する駆動機構と、駆動機構を動作させるモータと、制御対象の位置を検出する第1位置センサと、モータの位置を検出する第2位置センサと、モータへの供給電流を制御する電流制御部と、供給電流を決定するトルク指令を電流制御部へ出力するサーボ制御部と、第1位置センサから得たモータの位置情報と第2位置センサから得た制御対象の位置情報とトルク指令とに基づいて、制御対象のワークに対する加工力を算出する数値制御部と、を備え、数値制御部は、周波数ごとに加工力の振幅を算出し、工具の回転周波数に複数の刃の数を掛けた第1周波数における振幅と工具の回転周波数の整数倍の第2周波数における振幅との比率に基づいて、工具に異常が生じたと判断し、第2周波数は、mを1以上の整数として、工具の回転周波数をm倍した周波数であり、比率は、第1周波数における振幅と、各整数mに対応する複数の第2周波数における振幅の平均値との比率である
第1実施形態に従った工作機械のモータおよび駆動機構の構成の一例を示す図。 第1実施形態によるサーボ部、駆動機構および数値制御装置(NC装置)の構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態による切削力を示すグラフ。 周波数に対する切削力の振幅を示すグラフ。 第1実施形態による工具異常判定動作の一例を示すフロー図。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に従った工作機械のモータ14および駆動機構2の構成の一例を示す図である。モータ14は、カップリング3を介して駆動機構2と連結されている。駆動機構2は、ベッド20と、支持ブラケット22と、ナット23と、ボールねじ25と、ベアリング26と、リニアガイド27と、テーブル28とを備えている。
ベッド20は、工作機械の本体に固定され、駆動機構2の他の構成要素を搭載する。支持ブラケット22は、ベッド20上に固定配置されており、ベアリング26を介してボールねじ25の両端を支持するように構成されている。ボールねじ25は、カップリング3によってモータ14と連結されており、モータ14の軸の回転に従って回転するように構成されている。ナット23は、ボールねじ25のねじ部と螺合するようにねじ孔が形成されており、ボールねじ25の回転に従ってボールねじ25の軸方向に移動することができる。制御対象としてのテーブル28は、ナット23に固定されており、かつ、リニアガイド27によって支持されている。テーブル28は、ナット23の移動に伴って、ボールねじ25およびリニアガイド27の軸方向(矢印Aの方向)に移動する。このように、工作機械は、モータ14の回転運動をテーブル28の直線運動に変換することができる。
テーブル28は、ワークを搭載し、ワークを工具で切削するために、ワークをベッド20に対して相対的に移動させる。この場合、制御対象は、テーブル28およびワーク等の移動物である。あるいは、テーブル28の代わりに、工具を回転させる工具用モータ(図示せず)、工具用モータに工具を装着するチャック、および、該工具を搭載した主軸頭でもよい。この場合、制御対象は、テーブル28、工具用モータ、チャック、工具等の移動物となる。工具は、ワークを加工する部材であり、例えば、ドリル、エンドミル等である。ドリル、エンドミル等は、ワークを切削する少なくとも1枚の刃を有し、回転しながらその刃でワークを切削することができる。
図2は、本実施形態によるサーボ部1、駆動機構2および数値制御装置(NC装置)4の構成の一例を示すブロック図である。NC装置4は、HMI(Human-Machine Interface)40と、プログラム供給部41と、プログラム解析部42と、軌道生成部44と、切削力推定部45と、メモリ46と、エラー検出部47と、周波数分析部48とを備えている。
HMI40は、操作者と数値制御装置4との間のインタフェースであり、例えば、タッチパネル式ディスプレイ等である。操作者は、HMI40において加工プログラムを入力または選択する。また、HMI40は、操作者に対して、工作機械の動作状態を示し、あるいは、エラー検出部47からのエラー信号を受けてエラーの発生を表示する。
プログラム供給部41は、メモリ46に格納されている加工プログラムを得て、この加工プログラムをプログラム解析部42へ供給する。メモリ46は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)またはSSD(Solid State Drive)である。メモリ46は、工作機械全体を制御するシステムプログラム、加工プログラム、工作機械のパラメータ、各種データを格納する。メモリ46のRAM領域は、システムプログラム等を実行する際に、ロード領域あるいは作業領域としても用いられる。
プログラム解析部42は、メモリ46から得た加工プログラムを解析し、軌道生成用データを作成する。加工プログラムの解析は、加工プログラムの各ブロックについて、駆動機構2の移動部(例えば、テーブル、主軸頭等)を移動させる目標位置の座標、および、移動部の目標移動速度等を得る。ブロックとは、加工プログラムの基本単位であり、例えば、1行分の指令を示す。1ブロックは、例えば、直線移動、円弧移動、主軸の回転開始/停止等の基本的な動作の指令を示す。軌道生成用データは、ブロックごとに作成され、軌道生成部44へ転送される。
軌道生成部44は、軌道生成用データに基づいてサンプリング周期(サーボ部1の制御周期)ごとの位置指令を生成する。軌道生成部44は、位置指令をサーボ部1のサーボ制御部12へ出力する。尚、NC装置4の内部のメモリ46、プログラム解析部42、軌道生成部44、切削力推定部45、エラー検出部47、および周波数分析部48は、1つのCPU(Central Processing Unit)で実現されてもよく、それぞれ個別のメモリまたはCPUで実現されていてもよい。
サーボ制御部12は、位置指令に従って制御周期ごとにトルク指令を電流制御部13へ出力する。制御周期は、例えば、約1msecである。トルク指令は、モータ14への供給電流を決定する指令である。電流制御部13は、トルク指令に従った電流をモータ14へ供給する。モータ14には、ロータリエンコーダ60が設けられている。第2位置センサとしてのロータリエンコーダ60は、モータ14の軸の回転を検出し、モータ14の軸の回転位置の変移を測定する。ロータリエンコーダ60は、モータ14の軸の回転位置の変移をサーボ制御部12へフィードバックする。以下、モータ14の軸の回転位置の情報を“モータ位置”と呼び、そのフィードバックを“モータ位置フィードバック”とも呼ぶ。
モータ14は、図1を参照して説明したように、駆動機構2を駆動する。これにより、テーブル28がリニアガイド27に沿って移動する。
駆動機構2には、テーブル28に接続されたリニアエンコーダ50が設けられている。第1位置センサとしてのリニアエンコーダ50は、テーブル28の線形位置の変移を測定する。リニアエンコーダ50は、テーブル28の線形位置の変移をサーボ制御部12へフィードバックする。以下、テーブル28の線形位置の情報を“スケール位置”と呼び、そのフィードバックを“スケール位置フィードバック”とも呼ぶ。
サーボ制御部12は、リニアエンコーダ50およびロータリエンコーダ60からのフィードバックを受けて、スケール位置およびモータ位置を制御するために指令位置に対する誤差を小さくするようにトルク指令を生成する。
さらに、トルク指令、スケール位置およびモータ位置は、切削力推定部45へもフィードバックされる。切削力推定部45は、トルク指令、スケール位置およびモータ位置に基づいて、制御対象のワークに対する切削力を算出する。加工力としての切削力は、例えば、ドリルまたはエンドミルがワークを切削するときにドリルまたはエンドミルをワークに押し付ける力または回転しているドリルまたはエンドミルがワークに加える力でよい。切削力推定部45は、特許文献1の式(3)または式(4)を演算することによって切削力Fcutを算出すればよい。
Figure 0007109318000001
ここで、refが右上添え字として付されたIa(以下、Ia_refという)は、トルク指令から得られる電流指令値である。xtはスケール位置であり、その上のドットは2回の時間微分を示す。θmはモータ位置(回転角)であり、その上のドットは2回の時間微分を示す。Tfricは、摩擦トルクである。Ffricは、テーブル28のA方向への直動に対する摩擦力である。Jrはモータからボールねじまでの慣性モーメントである。Ktはモータ14のトルク定数である。Rは回転系と直動系との変換係数である。Mtは、ワークおよびテーブル28等の移動物の質量である。
さらに、予め推定された摩擦トルクTfricおよび摩擦力Ffricを用い、かつ、高周波ノイズ抑制用のローパスフィルタを用いることで、切削力Fcutの推定値は、式(4)となる。
Figure 0007109318000002
ここで、推定値を示すパラメータには、「ハット」が付されている。gcutは、エラー検出部47内のフィルタの遮断周波数である。各パラメータの右下添え字nは、ノミナル値を示す。
式3、式4に含まれるパラメータのうち、トルク指令から得られる電流指令値Ia_ref、スケール位置xt、モータ位置θm以外のパラメータは、メモリ46に格納されている。尚、メモリ46は、NC装置4内に内蔵されていてもよく、あるいは、その外部に設けられていてもよい。パラメータは、工作機械の外部から受け取ってもよい。
切削力推定部45は、トルク指令、スケール位置およびモータ位置を、式3または式4に適用して、ワークに対する切削力を算出する。切削力推定部45は、サーボ制御部12のサンプリング周期(制御周期)ごとに、トルク指令、スケール位置フィードバックおよびモータ位置フィードバックを受けて、この切削力を算出する。このように、切削力推定部45は、力センサ等の付加的なセンサを用いることなく、制御周期ごとに切削力を推定することができる。
周波数分析部48は、切削力推定部45が推定した切削力を周波数分析して、周波数ごとに切削力の振幅(周波数成分)を算出する。周波数分析部48は、サーボ制御部12の制御周期ごとに切削力推定部45から切削力を受け取り、周波数分析に必要な切削力のデータ点を取得してから切削力を周波数分析する。周波数分析部48は、切削力のサンプリング周期ごとに切削力を周波数分析する。切削力のサンプリング周期とは、1回の周波数分析に必要な切削力のデータ点を取得する期間である。制御周期は、例えば、約1ミリ秒であり、切削力のサンプリング周期は、例えば、約1秒である。この場合、周波数分析部48は、約1000点の切削力のデータ点を用いて周波数分析することになる。
例えば、エンドミルのように少なくとも1枚の刃を有する工具は、1回転するごとに、ワークのほぼ同じ箇所を刃の数だけ切削する。工具の各刃がワークを切削するごとに、切削力のピークが現れる。例えば、工具の刃数(工具が1回転するごとにワークの同じ箇所を切削する刃の数)をMとし、工具を回転させる主軸の回転速度をN(回転/分)とする。この場合、切削力のピークは、単位時間である1秒間に、P=M×N/60回だけ観測される。即ち、各刃の切削力は、加工中において、ほぼ周波数P(Hz)で現れる。以下、この周波数Pを基本周波数P(第1周波数)と呼ぶ。周波数分析部48が切削力を周波数分析すると、基本周波数Pにおいて大きな切削力の振幅が現れる(図4参照)。
もし、工具の複数の刃のいずれかが欠損または摩耗した場合、切削力の波形が変化し、周波数ごとの切削力の振幅も変化する。本実施形態では、この切削力の振幅の変化から、工具の異常を判断する。
エラー検出部47は、切削力の振幅の変化に基づいて工具の異常を判断する。エラー検出部47は、周波数分析部48の切削力のサンプリング周期ごとに、切削力に基づいて工具の異常をリアルタイムで判断する。工具の異常の判断については、図3(A)~図4(B)を参照して後で説明する。
工具のエラーが検出されると、エラー検出部47は、軌道生成部44に停止信号を出力するとともに、HMI40にエラー信号を出力する。軌道生成部44は、停止信号を受けると、位置指令の更新を停止する。従って、モータ14および駆動機構2の動作が停止する。それとともに、HMI40は、エラー信号を受けると、工具の異常をディスプレイに表示する。これにより、ユーザは、工具の異常を知ることができる。
次に、図3(A)~図4(B)を参照して、異常判定方法について説明する。
本実施形態では、工具は、例えば、8枚の刃を有し(工具の刃数M=8)、主軸の回転速度Nは300(回転/分)である。この場合、各刃の切削力が現れる基本周波数Pは、P=M×N/60=8×300/60=40(Hz)である。また、主軸の回転周波数Qは、Q=N/60=300/60=5(Hz)である。尚、基本周波数Pは、工具の刃数Mを主軸の回転周波数Qに掛けた周波数(P=M×Q)でもある。
図3(A)および図3(B)は、本実施形態による切削力を示すグラフである。図3(A)は、工具の刃にほとんど欠損がない場合の切削力を示す。図3(B)は、8枚の刃の1枚が欠損している場合の切削力を示す。また、縦軸は切削力(N(Newton))を示し、横軸は時間を示す。図3(A)および図3(B)のグラフは、切削力のサンプリング周期である約1秒間の切削力を示す。図3(A)の切削力の周期的なピークは、工具の各刃がワークを切削するごとに現れている。隣接するピーク間の期間APは、基本周波数P(40Hz)に対応し、約0.025秒(1/P)である。期間AQは、8つの期間APを含み、主軸の回転周波数(主軸1回転の周期)Q(5Hz)に対応し、約0.2秒(1/Q)である。尚、図3(A)と図3(B)との間において、縦軸のスケールは同じである。
図3(A)に示すように、工具の刃にほとんど欠損がない場合、工具の各刃がワークを切削するごとに、切削力のピークが観測される。切削力のピークは、ほぼ期間APごとに、1/Pの周期で現れる。また、主軸1回転の周期(1/Q)を示す期間AQの間に、工具の刃数Mに対応する8個のピークが現れる。
尚、図3(A)において、各刃においてわずかに切削力が異なる。これは、初期状態(新品)の刃のようにほとんど摩耗や欠損がない場合でも、工具の刃が全て同じ状態ではないためである。例えば、工具の回転中心から各刃の先端までの距離が刃によって若干異なると、各刃の切削量も若干異なる。
図3(B)に示すように、8枚の刃の1枚が欠損している場合、図3(A)とは異なる切削力の波形が現れる。例えば、図3(A)と比べて、切削力の波形の振幅が大きくなり、切削力の各ピークの高さもそれぞれ大きく異なっている。これは、折損による切削力の変化が他の刃の切削力にも影響し、残りの7枚の刃のそれぞれにかかる負荷が異なるためである。尚、主軸1回転を示す期間AQの周期(1/Q)で、切削力の波形が連続して現れる点では図3(A)のグラフと同様である。
図4(A)および図4(B)は、周波数に対する切削力の振幅を示すグラフである。図4(A)は、工具の刃にほとんど欠損がない場合の切削力の振幅を示し、図3(A)に対応する。図4(B)は、8枚の刃の1枚が欠損している場合の切削力の振幅を示し、図3(B)に対応する。また、縦軸は、切削力の振幅を示す。縦軸は、例えば、切削力Fcutのデシベル値である20log10(Fcut)(dB)を示す。横軸は、周波数を示す。尚、図4(A)と図4(B)との間において、縦軸のスケールは同じである。また、縦軸は、切削力Fcutのデシベル値に代えて、切削力Fcut(N)を示しても良い。
図4(A)および図4(B)に示すように、基本周波数P(40Hz)における切削力の振幅をFPと呼ぶ。また、mを1以上の整数として、主軸の回転周波数Q(5Hz)の整数倍の第2周波数(Q×m)における切削力の振幅をFmと呼ぶ。主軸の回転周波数Qの刃数倍(M倍)の周波数Pが切削周波数となるので、mは、刃数M未満の正整数となる。例えば、刃数Mが8である場合、mは、1~7の整数となる。換言すると、整数mの範囲は、主軸の回転周波数Qの整数倍の周波数(Q×m)が基本周波数P未満となる範囲としている。例えば、図4(A)および図4(B)において、主軸の回転周波数Q(5Hz)の整数倍であり、基本周波数P(40Hz)未満の周波数は、5Hz(5×1)~35Hz(5×7)である。
基本周波数Pより大きな周波数は、刃による切削と直接関係の無い周波数である。また、基本周波数P未満の周波数において、Q×m以外の周波数も、刃による切削と直接関係の無い周波数である。従って、ここでは、周波数Q×mおよび基本周波数Pにおける切削力の振幅F1~F7およびFPに着目する。換言すると、工具の異常判定において、主軸の回転周波数Qの整数m倍の周波数の範囲は、基本周波数P未満とする。
ここで、工具の刃にほとんど欠損がない場合、図4(A)に示すように、基本周波数P(例えば、40Hz)において、切削力の振幅に大きなピークFPが現れる。一方、各刃の切削周波数Q×m(例えば、5Hz、10Hz、15Hz、20Hz、25Hz、30Hz、35Hz)にも、切削力の振幅にピークF1~F7が現れている。しかし、ピークF1~F7は、比較的小さい(ピークFPよりも小さい)。即ち、主軸の回転周波数Q(5Hz)の整数倍の周波数Q×mにおいても切削力の振幅の小さなピークが現れる。これは、欠損がほとんどない場合でも、工具の刃が全て同じ状態ではないためである。図3(A)で説明したように、欠損がない場合でも各刃の切削量が若干異なり、切削力の波形に1/Qの周期の周期性が表れる。従って、切削力の振幅は、主軸の回転周波数Qの整数倍(5Hz~35Hz)でもわずかにピークが現れる。
8枚の刃の1枚が欠損している場合、図4(B)に示すように、各刃の切削周波数Q×m(例えば、5Hz,10Hz,15Hz,20Hz,25Hz,30Hz,35Hz)において切削力の振幅に大きなピークF1~F7が現れる。このピークF1~F7は、図4(A)の工具の刃に欠損がない場合のそれらに比べて大きい。
また、基本周波数P(40Hz)においては、図4(A)と同様に、切削力の振幅に大きなピークが現れる。図4(B)に示す基本周波数Pにおける切削力の振幅は、図4(A)に示す基本周波数Pにおける切削力の振幅とほぼ同じ大きさである。
このように、1枚の刃に欠損がある場合、主軸の回転周波数Qの整数倍の第2周波数Q×m(m=1~7)における切削力の振幅F1~F7が大きくなる。一方、基本周波数P(P=Q×M)における切削力の振幅FPは、刃の欠損の有無によらず、ほぼ同じ大きさになる。従って、本実施形態では、第2周波数Q×mにおける切削力の振幅F1~F7と基本周波数Pにおける切削力の振幅FPとの比率を用いて、工具の異常を判定する。
図1を再度参照する。周波数分析部48は、DFT(Discrete Fourier Transform)を用いて、主軸の回転周波数Q(例えば、5Hz)の整数倍の各周波数Q×m(例えば、5Hz、10Hz、15Hz、20Hz、25Hz、30Hz、35Hz)および基本周波数P(40Hz)における切削力の振幅F1~F7,FPを算出する。
基本周波数Pおよび主軸の回転周波数Qを算出するために必要な工具の刃数Mおよび主軸の回転速度Nは、それぞれ、メモリ46に格納され、加工プログラムに記載されている。例えば、ユーザがHMI40によってワークの加工に使用する工具を設定する際に、工具の刃数Mがメモリ46から周波数分析部48に読み出される。また、例えば、プログラム解析部42は、加工プログラムを解析し、得られた主軸の回転速度Nを周波数分析部48に送る。これにより、周波数分析部48は、基本周波数Pおよび主軸の回転周波数Qを算出し、DFTにより切削力の振幅F1~F7,FPを算出することができる。尚、mの最大値は、M-1を演算すればよい。
エラー検出部47は、切削力の振幅FPと複数の切削力の振幅F1~F7の平均値(波高値の平均)との比率R7を算出する。比率R7は、式1で表される。
R7={(F1+F2+F3+F4+F5+F6+F7)/7}/FP (式1)
整数mを用いて、式1を一般化すると、切削力の振幅FPと複数の切削力の振幅F1~Fmの平均値との比率Rmは、式2で表される。
Rm={(F1+F2+・・・+Fm)/m}/FP (式2)
比率R7は、複数の刃の切削力のばらつきを示す。もし、ばらつきがない場合、すなわち、全ての刃が理想的に同じ状態(同じ切削力)である場合、主軸の回転周波数Qの整数倍の周波数において、切削力の振幅のピークは現れない。この場合、複数の切削力の振幅F1~F7の平均値は小さい値になり、比率R7も小さい値になる。一方、ばらつきがある場合、すなわち、一部の刃に欠損が生じた場合、切削力の波形に1/Qの周期の周期性が現れる。この場合、主軸の回転周波数Qの整数倍の周波数Q×mにおいて、切削力の振幅のピークが現れる。従って、複数の切削力の振幅F1~F7の平均値は大きい値になり、比率R7も大きい値になる。
そこで、エラー検出部47は、比率R7と或る閾値とを比較する。比率R7が或る閾値未満である場合、エラー検出部47は、工具が正常と判断する。一方、比率R7が或る閾値以上である場合、エラー検出部47は、工具に異常が生じたと判断する。或る閾値は、例えば、0.9である。
例えば、工具の複数の刃が全体としてほぼ一律に摩耗する場合、比率R7は、あまり変化しない。従って、切削により刃の摩耗が進んでも、比率R7が或る閾値未満で留まり、エラー検出部47は工具が正常であると判断する。
一方、特定の刃が欠損したり、他の刃と比べて極端に摩耗が激しい場合、上述のように、主軸の回転周波数Qの整数倍の周波数において切削力の振幅のピークが現れる。比率R7が大きくなり或る閾値以上になると、エラー検出部47は、工具が異常であると判断する。
尚、エラー検出部47は、比率R7の算出に、切削力の振幅F1~F7の平均値を用いている。図3(B)および図4(B)は、8枚の刃の1枚が欠損した場合を示すが、欠損する刃の枚数や欠損位置等、欠損の仕方によって、切削力の波形の周期が変化する。従って、複数の切削力の振幅F1~F7の内のいずれの切削力の振幅が大きくなるかは、欠損の仕方に依存する。そこで、複数の切削力の振幅F1~F7の平均値を用いることにより、1枚の刃の欠損だけでなく、他の欠損パターンであっても工具の異常を精度よく検出することができる。
また、エラー検出部47は、タイマー機能を備え、比率R7が或る閾値以上である期間を計時して異常判定に用いてもよい。この場合、エラー検出部47は、比率R7が或る閾値以上になってから連続して或る期間以上経過した場合に、工具に異常が生じたと判断する。これにより、切削力のノイズ等によって比率R7が一時的に或る閾値以上になり、エラー検出部47が工具に異常があると誤検知してしまうことを抑制することができる。
或る閾値および或る期間は、例えば、パラメータとして設定される。この場合、或る閾値および或る期間の情報は、メモリ46に格納され、エラー検出部47に読み出される。尚、或る閾値および或る期間は、加工プログラムにおいて設定されてもよい。この場合、或る閾値および或る期間の情報は、プログラム解析部42により解析されてエラー検出のためにエラー検出部47に送られればよい。
図5は、本実施形態による工具異常判定動作の一例を示すフロー図を示す。
まず、ワークの加工中に、切削力推定部45が切削力を推定する(S10)。次に、周波数分析部48が、DFTを用いて、主軸の回転周波数Qの整数倍の周波数および基本周波数Pにおいて、切削力を周波数分析する(S20)。周波数分析部48は、切削力の振幅F1~F7,FPを算出する。
次に、エラー検出部47は、切削力の振幅F1~F7,FPから比率R7を算出する(S30)。次に、エラー検出部47は、比率R7が或る閾値以上か否かを判定する(S40)。比率R7が或る閾値未満である場合(S40のNO)、エラー検出部47は工具が正常と判断し、NC装置4は切削作業および切削力の監視を継続する。
比率R7が或る閾値以上である場合(S40のYES)、エラー検出部47は、工具に異常が生じたと判断する(S50)。この場合、エラー検出部47は、停止信号およびエラー信号をそれぞれ軌道生成部44およびHMI40へ送信する。これにより、軌道生成部44は、位置指令の更新を停止し、HMI40は、エラーをディスプレイに表示する(S60)。
このように、本実施形態によるNC装置4は、基本周波数Pにおける切削力の振幅FPと、主軸の回転周波数Qの整数倍の周波数における切削力の振幅F1~F7との比率R7を算出する。また、NC装置4は、比率R7が或る閾値以上になった場合に、工具に異常が生じたと判断する。このように、工具の刃のいずれかに折損が生じると、切削力の振幅F1~F7は大きく変化する。これにより、本実施形態によるNC装置4は、工具の各刃の欠損や摩耗を精度よく自動で検出することができる。
また、切削力やトルク指令の大きさは、工具の種類や主軸回転数、送り速度、切り込み量等の切削条件によっても変わってしまう。もし、エラー検出部47が初回の加工時における切削力やトルク指令の大きさに基づいて、工具の異常を判定する場合、工具や切削条件が当初の加工時のそれらから変わると正しく工具の異常を検知することが困難になる。
これに対し、本実施形態による工作機械は、切削力の振幅FPと切削力の振幅F1~F7との比率R7を算出し、比率R7に基づいて工具の異常を判定する。工具の種類や切削条件が変化すると、切削力の振幅F1~F7の大きさだけでなく、切削力の振幅FPの大きさも同様に変化する。従って、工具の種類や切削条件が変化しても、比率R7はほとんど変化しない。これにより、工具や切削条件の変化をさほど考慮する必要が無い。また、初回の加工時等の工具が正常な時に、基準となる切削力の振幅を記憶して、基準となる切削力の振幅に基づいて或る閾値を設定する必要も無い。
また、図3(B)および図4(B)は、1枚の刃が折損した場合であるが、エラー検出部47は、複数の刃が折損する場合も同様に異常を検出することができる。
また、本実施形態によれば、追加の部品(追加のセンサ等)を必要としない。従って、本実施形態による工作機械は、小型化に優れ、コストを低く抑えることができる。
尚、周波数分析部48は、DFTではなく、FFT(Fast Fourier Transform)を用いて周波数分析してもよい。この場合、周波数分析部48は、図4(A)および図4(B)に示すように、広い周波数帯域において切削力の振幅の波形を算出する。エラー検出部47は、切削力の振幅の波形から、主軸の回転周波数Qの整数倍の周波数および基本周波数Pにおける切削力の振幅を取得して、比率R7を演算する。しかし、本実施形態による周波数分析部48は、工具の刃数Mおよび主軸の回転速度Nにより、周波数分析する周波数を算出することができる。従って、DFTを用いた場合の計算時間の方が、FFTを用いた場合の計算時間よりも短いので、DFTを用いることが好ましいと言える。
また、第1実施形態によるエラー検出部47は、例えば、基本周波数Pの数倍以上の周波数を用いない。従って、周波数分析部48は、ローパスフィルタ機能またはローパスフィルタ回路(例えば、移動平均フィルタ)を有し、切削力のうち、基本周波数Pの数倍以上の切削力の周波数成分をカットしてもよい。例えば、基本周波数Pが40Hzである場合、200Hz以上の周波数成分をカットしてもよい。
また、切削力に代えて、切削力の計算に用いるパラメータが工具の異常判定に用いられてもよい。例えば、式(3)および式(4)において、xtを2回時間微分した加速度の項が切削力に大きく寄与する場合、切削力に代えて、加速度が工具の異常判定に用いられる。この場合、切削力推定部45は、リニアエンコーダ50のスケール位置から加速度を算出する。周波数分析部48は、加速度を周波数分析して、周波数ごとに加速度の振幅を算出してもよい。この場合、エラー検出部47は、切削力の場合と同様に、加速度の振幅を用いて工具に異常が生じたと判断すればよい。また、この場合、モータ位置やトルク指令を必要としないため、より簡易に工具の異常を判定することができる。
また、本実施形態によるエラー検出部47は、比率R7の算出に切削力の振幅FPと複数の切削力の振幅F1~F7の平均値との比率を用いているが、他の方法を用いても良い。例えば、比率R7は、振幅FPと、振幅F1~F7の内のいずれか任意の切削力の振幅との比率でもよい。この場合、エラー検出部47は、比率R7の算出のために、切削力の振幅FPと振幅F1~F7のうち最大振幅、最小振幅あるいは中間振幅との比率を用いてもよい。また、比率R7は、振幅FPと、振幅F1~F7の内の任意の複数の切削力の振幅の平均値との比率でもよい。この場合、例えば、比率R7は、R7={(F1+F3)/2}/FPでもよい。
本実施形態による工作機械における工具異常判定方法の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、工具異常判定方法の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD-ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。また、工具欠損判定方法の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
14 モータ、2 駆動機構、4 NC装置、40 入力表示部、40 HMI、41 プログラム供給部、42 プログラム解析部、44 軌道生成部、45 切削力推定部、46 メモリ、47 エラー検出部、48 周波数分析部

Claims (5)

  1. ワークまたは工具を移動させる制御対象を駆動し、前記ワークを切削する複数の刃を有する前記工具を回転させながら前記ワークを切削する駆動機構と、
    前記駆動機構を動作させるモータと、
    前記制御対象の位置を検出する第1位置センサと、
    前記モータの位置を検出する第2位置センサと、
    前記モータへの供給電流を制御する電流制御部と、
    前記供給電流を決定するトルク指令を前記電流制御部へ出力するサーボ制御部と、
    前記第1位置センサから得た前記モータの位置情報と前記第2位置センサから得た前記制御対象の位置情報と前記トルク指令とに基づいて、前記制御対象の前記ワークに対する加工力を算出する数値制御部と、を備え、
    前記数値制御部は、周波数ごとに前記加工力の振幅を算出し、前記工具の回転周波数に前記複数の刃の数を掛けた第1周波数における前記振幅と前記工具の回転周波数の整数倍の第2周波数における前記振幅との比率に基づいて、前記工具に異常が生じたと判断
    前記第2周波数は、mを1以上の整数として、前記工具の回転周波数をm倍した周波数であり、
    前記比率は、前記第1周波数における前記振幅と、各整数mに対応する複数の前記第2周波数における前記振幅の平均値との比率である、工作機械。
  2. 前記第2周波数は、前記第1周波数未満の周波数である、請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記数値制御部は、前記比率が閾値以上になった場合に、前記工具に異常が生じたと判断する、請求項1または請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記数値制御部は、前記比率が前記閾値以上である期間が、所定期間以上である場合に、前記工具に異常が生じたと判断する、請求項に記載の工作機械。
  5. ワークまたは工具を移動させる制御対象を駆動し、前記ワークを切削する複数の刃を有する前記工具を回転させながら前記ワークを切削する駆動機構と、前記駆動機構を動作させるモータと、前記モータへの供給電流を制御する電流制御部と、前記供給電流を決定するトルク指令を前記電流制御部へ出力するサーボ制御部と、前記サーボ制御部を制御する数値制御部とを備えた工作機械の工具異常判定方法であって、
    前記数値制御部は、前記モータの位置情報と前記制御対象の位置情報と前記トルク指令とに基づいて、前記工具の前記ワークに対する加工力を算出し、
    前記数値制御部は、周波数ごとに前記加工力の振幅を算出し、
    前記数値制御部は、前記工具の回転周波数に前記複数の刃の数を掛けた第1周波数における前記振幅と前記工具の回転周波数の整数倍の第2周波数における前記振幅との比率に基づいて、前記工具に異常が生じたと判断する、ことを具備し、
    前記第2周波数は、mを1以上の整数として、前記工具の回転周波数をm倍した周波数であり、
    前記比率は、前記第1周波数における前記振幅と、各整数mに対応する複数の前記第2周波数における前記振幅の平均値との比率である、工具異常判定方法。
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