JP6890461B2 - 満水試験装置 - Google Patents

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本発明は多層階住宅等の建造物に施工された排水管系統の漏水の有無を確認するために使用される満水試験装置に関する。
従来、建造物に配管施工された排水縦管の漏水の有無を試験する方法として、排水縦管系統内を満水状態に注水し、一定時間経過後に水面の低下の有無を見て漏水を確認する満水試験が知られている。この満水状態とするために、鋳鉄製の満水継手を排水縦管の途中に設けたり、排水縦管の途中に通常設けられている掃除口から、空気圧の制御により膨縮するゴム製のストップバルーンを該縦管の上方へ導入して排水縦管を遮断している。
これを更に説明すると、満水継手は、特許文献1の図7に見られるように、試験時に継手側方の開閉口から継手内部へ別途用意した弁体を持ち込み、弁体を作動させて排水縦管内を閉止する構成になっており、その閉止後に弁体上方の管内に注水して試験が実施される。この満水継手は比較的構成が複雑であるので鋳物で製作されており、そのため高価で非常に重たく配管施工性が悪いという欠点を有し、軽量な耐火二層管類で構成された配管系統には不向きであった。
このような満水継手による欠点のない簡易な満水試験方法として、排水縦管に設けられている掃除口から上記構成のゴム製のストップバルーンを排水縦管の上方へ導入し、このバルーン内に圧力空気を送り込んで縦管内で膨らませて排水縦管内を閉止し、バルーンの上方の管内へ注水して満水試験することも行われている。
特許第5869710号特許公報
一般に満水試験は排水配管系統の配管工事のみが終えた状態すなわち浴槽や便器等の生活機器が接続されていない状態で実施される。配管工事は、下層階から上層階へと順次に施工され、図1に示すように、建造物の床スラブaを貫通して設けた集合管継手bに排水縦管cと横枝管dが接続されるが、満水試験は横枝管dの先端に浴槽等の機器が接続されていない開放状態でしかも建造物全体の排水配管系統が完成していない状態例えば5階まで配管が終えた状態で行われる。ストップバルーンを使用した満水試験には、図2に示したようにエアホースgを介して空圧源kに接続されたストップバルーンhが用いられる。このストップバルーンhは、排水縦管cの途中に管内を掃除する掃除具を導入するため通常設けられる掃除口eの円形開閉蓋fを取り外し、図3及び図4に示したように、掃除口eからその上方の排水縦管cへ導入し、次いで試験水iをバルーン上方の縦管内へ注水し、その水面の低下の有無を計測することにより行われる。そして試験終了後、すぐにバルーンhを取り出すためその内部の空気を抜くと、バルーン上方に溜まっていた試験水が開放された掃除口や下層階の横枝管dの開放された管端から溢れ出し、下層階が水浸しになって建築工事に支障を来す不都合を生じることになるので、試験水を排水縦管外へ抜き出す作業を行った後空気を抜く必要があり、そのために排水ポンプjを別途用意しなければならなかった。また、排水ポンプではストップバルーンhの上方の試験水を十分に排水することが困難で、かなりの試験水が残留しこれが掃除口eから排水縦管の外部へ溢れ出してしまう不都合があった。なお、掃除口eは掃除具を管内へ挿入するための開閉蓋fを備えただけの内部が中空になった簡単な構造のもので合成樹脂で軽量に製作されている。
本発明は掃除口から導入するストップバルーンを使用して試験水を殆んど排水縦管の外部へ溢れさせることなく簡単に満水試験を行なえる安価な満水試験装置を提供することを課題とするものである。
本発明では上記課題を解決すべく、建造物の排水縦管に設けられた掃除口を塞ぐ開閉蓋と同口径で且つ密閉性を備えた蓋部材と、該蓋部材を内外に貫通する2本の貫通孔とを有し、その一方の貫通孔はエアホースと共に掃除口よりも下方の排水縦管内へ挿入した膨縮自在のストップバルーンへ外部の空圧源から空気を流通させる空気通路を構成し、もう一方の貫通孔は排水ホースと共に先端が排水縦管内に挿入されたストップバルーンの上面付近まで延びると共に後端は排水縦管の外部においてストップバルーンの上面よりも下方の位置まで延びた排水通路を構成した。該一方の貫通孔の一端には上記掃除口よりも下方の排水縦管内へ挿入した上記ストップバルーンをエアホースを介して接続するとともに該貫通孔の他端にはエアホースを介して該空圧源を接続し、該もう一方の貫通孔の一端には該排水縦管内に挿入された該ストップバルーンの上面付近まで延びる短尺排水ホースを接続するとともにその貫通孔の他端には排水縦管の外部において該ストップバルーンの上面よりも下方の位置まで延びる長尺排水ホースを接続した構成とすることが好ましい。また、該空気通路を、一方の貫通孔内を挿通した連通形エアホースにより構成し、該排水通路を、もう一方の貫通孔内を挿通した連通形排水ホースにより構成するようにしてもよい。該長手排水ホースは止水弁を介して該貫通孔の他端に接続することが望ましい。
排水縦管の途中に設けられた合成樹脂製の掃除口の開閉蓋を取り外し、該掃除口からこれよりも下方の排水縦管内へストップバルーン及び排水通路を構成する排水ホースを揃えて挿入したのち蓋部材で掃除口を塞ぎ、止水弁により排水通路を遮断しておく。次いで空圧源から空気通路を介してストップバルーンへ圧力空気を送り込んで膨らませることにより排水縦管内を閉鎖する。そして漏水試験を予定しているバルーン上方の排水縦管内及びこれに連なる横枝管内が満水となるまで試験水を注水し、所定時間例えば30kPaの水圧を60分間維持したのち管内の水面の低下の有無すなわち配管接続部の接続不良などによる漏水の有無を測定する。
満水試験が終わると、止水弁を開いて排水通路から排水縦管内の試験水を容器に排水する。排水通路の先端はストップバルーンの上面付近に接近した位置にあり、排水通路の後端は排水縦管の外部においてストップバルーンの上面よりも下方に位置しているから、試験水はサイフォンの原理により掃除口よりも上方の試験水だけでなく掃除口よりも下方の試験水も自動的に排水でき、特に排水ポンプを用意する必要がない。そしてストップバルーンの空気を抜いて縮小させ、掃除口から蓋部材が取り外されるが、このとき試験水が殆ど排水縦管内に残っていないので掃除口から溢れ出すこともなく安全に満水試験が行える効果があり、装置構成も蓋部材にエアホースと排水ホースを介してストップバルーンと空圧源を接続した簡単な構成であるから安価に製作できる。また、空気通路を貫通孔内を挿通した連続形エアホースにより構成し、排水通路を貫通孔内を挿通した連続形排水ホースで構成すると、これらの通路の構成が簡略になり、より一層安価に製作できる。
満水試験状況の説明図 従来のストップバルーンの説明図 掃除口を備えた一般的な排水縦管の切断側面図 従来の満水試験状況の説明図 本発明の実施例の一部切断側面図 図5の6−6線部分の切断平面図 本発明の満水試験装置の使用開始状態を示す説明図 本発明の満水試験装置の取付け状態を示す説明図 図9の状態においてストップバルーンを膨張させた状態の説明図 本発明装置の満水試験状態の説明図 本発明の他の実施例の一部切断側面図
図面に基づき本発明の実施の形態を説明すると、図5及び図6において符号1は排水縦管の途中に設けられた掃除口の開閉蓋と同口径で掃除口に対して密閉状態で取り付け可能な合成樹脂製の蓋部材を示し、該蓋部材1には内外に貫通する2本の貫通孔2、3が形成される。そして一方の貫通孔2はエアホース8と共に空気通路4を構成し、もう一方の貫通孔3は排水ホース10と共に排水通路7を構成する。この空気通路4は、例えば図8に見られるように、掃除口17よりも下方の排水縦管16の内部へ挿入したゴム製で膨縮自在のストップバルーン5(市販品)へ排水縦管16の外部の手押し式エアポンプからなる空圧源9からの圧力空気を導入する。また、排水通路7は、その先端23が上記排水縦管16内に挿入されたストップバルーン5の上面18の付近まで延びるとともにその後端24は排水縦管16の外部においてストップバルーン5の上面18よりも下方の位置まで延びるように構成されている。図5の例では、排水ホース10を、貫通孔3からストップバルーン5の上面18付近まで延びる短尺排水ホース19と、貫通孔3から止水弁11を介してストップバルーン5の上面よりも下方の位置に設けられたポリタンクなどの排水容器12まで延びるに長尺排水ホース13とで構成した。符号14は排気弁、15は蓋部材1を掃除口へ密閉するためのシールリングである。排水縦管16及び掃除口17には、塩ビ製の内管20を繊維混入モルタルの外管21で被覆した耐火二層構成のものを使用した。
図5に示した本発明の満水試験装置の使用状態は図7乃至図10に示す如くであり、排水縦管16の途中に設けられた掃除口17の開閉蓋を取り外し、掃除口17から排水縦管16の下方へ縮小状態のストップバルーン5と排水ホース10を挿入し、蓋部材1を回し止めして掃除口17を密閉する(図8)。止水弁11を止め、空圧源9からストップバルーン5が膨張して排水縦管16内を遮断するまで空気を送り込み(図9)、ストップバルーン5の上方の満水試験階の排水縦管16や横枝管の管内を試験水22で満水状態とする(図10)。そして所定時間の経過後管内の水面を見て漏水の有無を測定する。
長手排水ホース13の端部は、図5に見られるように、ストップバルーン5の上面18よりも下方に配置されるから、満水試験後に止水弁11を開いて試験水を排水容器12に排出すると、サイフォン現象によりストップバルーン5の上方の殆どの試験水を排水ポンプを使用することなく排水容器12へ排出でき、ストップバルーン5を縮小して掃除口17から取り出すときに試験水が排水縦管16の外部へ溢れ出すことがない。
空気通路4を構成するエアホース8を、図11に示したように、貫通孔2内を通る1本の連通形エアホース25で構成することも可能であり、排水通路7を構成する長尺排水ホース13及び短尺排水ホース19を、貫通孔3内を通る1本の連通形排水ホース26にて構成することも可能である。この場合はニップルなどの接続部品が不要になるので製作容易で安価になる利点がある。なお、必要に応じて各ホース25、26の周囲に漏水防止のためのシール材27などが設けられる。
1 蓋部材、2 貫通孔、3 貫通孔、4 空気通路、5 ストップバルーン、7 排水通路、8 エアホース、9 空圧源、10 排水ホース、11 止水弁、13 長尺排水ホース、16 排水縦管、17 掃除口、18 上面、19 短尺排水ホース、23 先端、24 後端、25 連通形エアホース、26 連通形排水ホース、












Claims (4)

  1. 建造物の排水縦管に設けられた掃除口を塞ぐ開閉蓋と同口径で且つ密閉性を備えた蓋部材と、該蓋部材を内外に貫通する2本の貫通孔とを有し、その一方の貫通孔はエアホースと共に掃除口よりも下方の排水縦管内へ挿入した膨縮自在のストップバルーンへ外部の空圧源から空気を流通させる空気通路を構成し、もう一方の貫通孔は排水ホースと共に先端が排水縦管内に挿入されたストップバルーンの上面付近まで延びると共に後端は排水縦管の外部においてストップバルーンの上面よりも下方の位置まで延びた排水通路を構成したことを特徴とする満水試験装置。
  2. 上記一方の貫通孔の一端には上記掃除口よりも下方の排水縦管内へ挿入した上記ストップバルーンをエアホースを介して接続するとともに該貫通孔の他端にはエアホースを介して上記空圧源を接続し、上記もう一方の貫通孔の一端には上記排水縦管内に挿入された該ストップバルーンの上面付近まで延びる短尺排水ホースを接続するとともにその貫通孔の他端には排水縦管外部において該ストップバルーンの上面よりも下方の位置まで延びる長尺排水ホースを接続したことを特徴とする請求項1に記載の満水試験装置。
  3. 上記空気通路を、一方の貫通孔内を挿通した連通形エアホースにより構成し、上記排水通路を、もう一方の貫通孔内を挿通した連通形排水ホースにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の満水試験装置。
  4. 上記長手排水ホースを止水弁を介して上記貫通孔の他端に接続したことを特徴とする請求項2に記載の満水試験装置。












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