JP6890450B2 - タイル及びタイルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイル及びタイルの製造方法に関する。
従来、タイル表面に釉薬層を形成し、その上に機能性塗料組成物をタイルに塗布することでタイルに新たな機能を付与する方法がある。例えば、タイル表面に釉薬層を形成し、その上に無機微粒子を含む防汚層を形成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、タイルの多孔質素材の機能、外観を生かしつつ、機能性塗料組成物の機能も発現させるには、多孔質素材の表面における釉薬層により覆われている部分の割合である釉薬被覆率を調整する必要がある。図8は、釉薬被覆率が低いタイルの構成を示す一例の模式図であり、図9は、釉薬被覆率が高いタイルの構成を示す一例の模式図である。
特開2012−149392号公報
しかしながら、図8に示すように、釉薬被覆率が低いタイル110では、多孔質素材120に機能性塗料組成物が浸透してしまい、タイル110の表面に機能性塗料層140を形成することが難しくなる場合がある。つまり、釉薬被覆率が低いタイル110では機能性塗料組成物の機能発現が難しくなる場合がある。
反対に、図9に示すように、釉薬被覆率が高いタイル210では、タイル210の表面に形成された機能性塗料層240によって色が異なって見えてしまう場合がある。つまり、釉薬被覆率が高いタイル210では意匠性の変化が生じる場合がある。
このように、従来のタイルにおいて、機能性塗料組成物の機能発現と意匠性とを両立することは困難である。
本発明は、機能性塗料組成物の機能発現と意匠性とを両立したタイルを提供することを目的とする。
本発明は、多孔質素材と、前記多孔質素材の表面に分散して形成される釉薬層と、前記多孔質素材及び前記釉薬層の表面に形成される機能性塗料層と、を備え、前記機能性塗料層の膜厚は、前記釉薬層の平均釉薬厚に対する割合が、10〜35%であるタイルに関する。
また、前記機能性塗料層の膜厚は、2〜5μmであることが好ましい。
また、機能性塗料層は、平均粒径が20〜100nmのナノサイズのシリカを含むことが好ましい。
また、前記多孔質素材の表面における前記釉薬層により覆われている部分の割合である釉薬被覆率は、40〜90%であることが好ましい。
また、前記多孔質素材は、細孔径分布におけるピークが10nm以下の範囲にあることが好ましい。
また、本発明は、多孔質素材の表面に釉薬を塗布し、釉薬層を分散して形成する釉薬層形成工程と、前記多孔質素材及び前記釉薬層の表面に機能性塗料組成物を塗布し、機能性塗料層を形成する機能性塗料層形成工程と、を備え、前記機能性塗料層の膜厚は、前記釉薬層の平均釉薬厚に対する割合が、10〜35%であるタイルの製造方法に関する。
また、前記機能性塗料層の膜厚は、2〜5μmであることが好ましい。
また、前記機能性塗料組成物は、平均粒径が20〜100nmのナノサイズのシリカを含むことが好ましい。
また、前記機能性塗料組成物の粘度は、0.5〜50mPa・sであることが好ましい。
また、前記多孔質素材の表面における前記釉薬層により覆われている部分の割合である釉薬被覆率は、40〜90%であることが好ましい。
また、前記多孔質素材は、細孔径分布におけるピークが10nm以下の範囲にあることが好ましい。
本発明によれば、機能性塗料組成物の機能発現と意匠性とを両立したタイルを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るタイルの断面を示す模式図である。 上記実施形態に係るタイルの備える多孔質素材の細孔径分布を示す模式図である。 機能性塗料層の膜厚が十分な厚みとならない一例を示す模式図である。 機能性塗料組成物にナノサイズのシリカが含まれることで、機能性塗料層の膜厚が十分な厚みとなる一例を示す模式図である。 機能性塗料組成物の粘度が高いことで、機能性塗料層の膜厚が十分な厚みとなる一例を示す模式図である。 釉薬被覆率が45%で、膜厚が1μmのタイル、膜厚が3μmのタイル、膜厚が7μmのタイルのSEMによる拡大断面図とそれらの模式図である。 釉薬被覆率が86%で、膜厚が0.5μmのタイル、膜厚が5μmのタイル、膜厚が7μmのタイルのSEMによる拡大断面図とそれらの模式図である。 釉薬被覆率が低いタイルの構成を示す一例の模式図である。 釉薬被覆率が高いタイルの構成を示す一例の模式図である。
以下、本発明の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
図1は、本実施形態に係るタイルの断面を示す模式図である。図2は、本実施形態に係るタイルの備える多孔質素材の細孔径分布を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態に係るタイル10は、多孔質素材20と、釉薬層30と、機能性塗料層40と、を備える。
本実施形態においては、図2に示すように、多孔質素材20は、細孔径分布におけるピークが10nm以下の範囲にある。そのため、後述するように、ナノサイズのシリカ41(図4参照)を含む機能性塗料組成物は、孔径が小さい多孔質素材20に浸透しにくく、または、粘度が高い機能性塗料組成物は、孔径が小さい多孔質素材20に浸透しにくい。
また、多孔質素材20は、素材内部に微細な孔を有する。そのため、多孔質素材20を備えるタイル10は、優れた吸放湿性能を有する。本実施形態に係る多孔質素材20を備えるタイル10は、特に限定されないが、住宅等の建築物における内装材として用いられ、より具体的には、リビング、寝室、玄関、洗面所、トイレの壁面材として用いられる。多孔質素材20は、例えば、花崗岩等の風化物である粘土を主原料とし、長石、陶石、石灰石、滑石等を必要に応じて混合し、ボールミル等で粉砕後、必要に応じてスプレードライヤー等で造粒し、押し出し成形又はプレス成形し、得られた成形体に後述する釉薬を施釉した後、焼成することにより製造される。
釉薬層30は、多孔質素材20の表面に分散して形成される。釉薬層30は、釉薬を多孔質素材20の表面に塗布することによって得られる。釉薬層30は、長石、珪石、粘土、石灰石、滑石、炭酸バリウム、フリット等を任意に混合し、溶融したもので、一部結晶を含むガラス質からなる。釉薬層30は、多孔質素材20にスプレー等で施釉した後焼成され、多孔質素材20に融着される。多孔質素材20への融着により、釉薬層30は十分な密着力を有する。
本実施形態においては、多孔質素材20の表面のうち、釉薬層30により覆われている部分の割合である釉薬被覆率(以下、単に「釉薬被覆率」ともいう)は、40〜90%である。より好ましくは、釉薬被覆率は、45〜86%である。これにより、タイル10において、多孔質素材20の吸放湿性能と、後述する機能性塗料層40の機能とが、十分に発現する。また、後述するように、被覆率が40〜90%の範囲においては、被覆率に依らず機能性塗料層40の膜厚Tの釉薬層30の平均釉薬厚tに対する割合を、10〜35%にできるので、タイル10は、機能性塗料組成物の機能発現と意匠性とを両立できる。
釉薬被覆率は、多孔質素材20の調整、釉薬層30の調整、機能性塗料層40の調整、焼成方法の調整によって調整可能である。
多孔質素材20の調整としては、多孔質素材20を形成する際のプレス成型圧力、構成原料の粒度及び造粒した際の粒度、含水率、成型した素地の吸水率の調整が挙げられる。
釉薬層30の調整としては、釉薬での調整として、調合(各原料の比率)、比重及び粘度、粒度、塗布量の調整が挙げられる。また、スプレー塗装時の流量、エアー比、及びノズル径、塗装時の素地や釉薬の温度等の調整が挙げられる。
焼成方法の調整としては、焼成の温度及び時間の調整が挙げられる。
また、釉薬層30の膜厚は、測定位置によって異なるが、平均すると、およそ10〜20μmである。なお、以下において、多孔質素材20に形成される釉薬層30の平均的な膜厚を平均釉薬厚tと記載する。
機能性塗料層40は、多孔質素材20及び釉薬層30の表面に形成される。機能性塗料層40は、機能性塗料組成物を多孔質素材20及び釉薬層30の表面に塗布することによって得られる。本実施形態においては、機能性塗料層40(機能性塗料組成物)は、ナノサイズのシリカ41を含む(図4参照)。また、機能性塗料組成物は、タイル10に機能を付与できるものであれば特に限定されないが、例えば抗アレルゲン剤、抗菌剤、抗ウィルス剤、光触媒、防カビ剤、防汚剤(撥水剤、撥油剤)、脱臭剤、吸着材等を用いることができる。
ナノサイズのシリカ41としては、例えば、コロイダルシリカやシリカ微粒子がある。コロイダルシリカは、シリカ微粒子を水等の媒体に分散させたものである。製造方法としては、水ガラス法とアルコキシド法の2つが主流であり、ナノサイズのシリカ41としては上記方法により製造された市販のものを用いることができる。また、シリカ微粒子とは、液中の化学反応によって作られ、表面処理を施したものである。なお、機能性塗料層40に含まれたナノサイズのシリカ41は、下記のEPMA測定によってSi元素を含むかどうかを確認することで判別することができる。
[EPMA測定条件]
(測定機器)JXA−8500F(日本電子株式会社製)
(測定条件)
蒸着:Au、15nm
加速電圧:10kV
照射電流:100nA
作動距離:11mm
スキャン方法:ステージスキャン
プローブ径:6μm、0μm(拡大)、3μm (補足データ)
画素サイズ:6μm、0.5μm(拡大)、3μm (補足データ)
測定領域:1800μm角、150μm角(拡大)、900μm角(補足データ)
画素数:300×300
測定時間:30ms
分光結晶:(1スキャン目)Si:1CH−TAP
ナノサイズのシリカ41の機能性塗料組成物中における含有量は、機能性塗料層40の膜厚Tを制御するために、35〜60質量%であることが好ましい。含有量が35質量%未満である場合、十分な膜厚が得られず、機能性塗料組成物の機能発現が難しくなる場合がある。反対に、60質量%を超える場合、膜厚が厚くなり過ぎて、意匠性の変化が生じる場合がある。
また、機能性塗料層40の膜厚Tは、平均釉薬厚tに対する割合が、10%以上に形成される。より好ましくは、機能性塗料層40の膜厚Tは、平均釉薬厚tに対する割合が、13.3%以上に形成される。本実施形態においては、機能性塗料層40の膜厚Tは、2μm以上である。これにより、機能性塗料組成物は、十分に機能を発現できる。本実施形態においては、ナノサイズのシリカ41の平均粒径が20nm以上であることで、または、音叉振動式SV型粘度計(エー・アンド・ディ社製、SV−10H)によって測定される機能性塗料組成物の粘度が0.5mPa・s以上であることで、機能性塗料層40の膜厚Tの平均釉薬厚tに対する割合を10%以上とすることが容易になる。本実施形態においては、機能性塗料層40の膜厚Tを、2μm以上とすることが容易になる。この理由について図3〜5を用いて具体的に説明する。
図3は、機能性塗料層の膜厚が十分な厚みとならない一例を示す模式図である。図3に示すように、釉薬層30上にナノサイズのシリカ41を含まず、粘度が低い機能性塗料組成物を塗布すると、タイル10の多孔質素材20が露出した部分に向けて、粘度が低い機能性塗料組成物が流出する。また、粘度が低い機能性塗料組成物は、多孔質素材20に浸透する。そのため、十分な厚みのある機能性塗料層40を形成することが難しくなる。従って、機能性塗料層40の膜厚Tの平均釉薬厚tに対する割合を10%以上とすることが難しくなる。
図4は、機能性塗料組成物にナノサイズのシリカが含まれることで、機能性塗料層の膜厚が十分な厚みとなる一例を示す模式図である。図4に示すように、釉薬層30上にナノサイズのシリカ41を含む機能性塗料組成物を塗布すると、タイル10の多孔質素材20が露出した部分に向けて、ナノサイズのシリカ41を含む機能性塗料組成物が流出する。ここで、ナノサイズのシリカ41の平均粒径は、20nm以上であり、多孔質素材20の孔径よりも大きい場合が多い。そして、多孔質素材20の孔径よりも粒径が大きいナノサイズのシリカ41は、多孔質素材20の孔径を塞ぎ、機能性塗料組成物は、多孔質素材20に浸透しにくくなる。そのため、十分な厚みのある機能性塗料層40を形成しやすくなる。従って、機能性塗料層40の膜厚Tの平均釉薬厚tに対する割合を10%以上とすることが容易になる。
図5は、機能性塗料組成物の粘度が高いことで、機能性塗料層の膜厚が十分な厚みとなる一例を示す模式図である。図5に示すように、釉薬層30上に粘度が高い機能性塗料組成物を塗布すると、タイル10の多孔質素材20が露出した部分に向けて、粘度が高い機能性塗料組成物は流出しにくい。また、粘度が高い機能性塗料組成物は、多孔質素材20に浸透しにくくなる。そのため、十分な厚みのある機能性塗料層40を形成しやすくなる。従って、機能性塗料層40の膜厚Tの平均釉薬厚tに対する割合を10%以上とすることが容易になる。
機能性塗料層40の膜厚Tは、平均釉薬厚tに対する割合が、35%以下に形成される。より好ましくは、機能性塗料層40の膜厚Tは、平均釉薬厚tに対する割合が、33.3%以下に、更に好ましくは、20%以下に形成される。本実施形態においては、機能性塗料層40の膜厚Tは、5μm以下である。より好ましくは、機能性塗料層40の膜厚Tは、3μm以下である。これにより、意匠性の低下を防止できる。本実施形態においては、ナノサイズのシリカ41の平均粒径が100nm以下であることで、または、音叉振動式SV型粘度計(エー・アンド・ディ社製、SV−10H)によって測定される機能性塗料組成物の粘度が50mPa・s以下であることで、機能性塗料層40の膜厚Tの平均釉薬厚tに対する割合を35%以下とすることが容易になる。
具体的には、機能性塗料組成物に含まれるナノサイズのシリカ41の平均粒径が100nm以下であると、機能性塗料層40の膜厚Tを過剰な厚みとすることが難しくなる。または、機能性塗料組成物の粘度が50mPa・s以下であると、機能性塗料層40の膜厚Tを過剰な厚みとすることが難しくなる。これにより、機能性塗料層40の膜厚Tの平均釉薬厚tに対する割合を35%以下とすることが容易になる。
続いて、タイル10の製造方法の一例について、説明する。
タイル10の製造方法は、多孔質素材20の表面に釉薬を塗布し、釉薬層30を分散して形成する釉薬層形成工程を含む。本実施形態においては、釉薬層形成工程で形成される釉薬層30は、釉薬被覆率が40〜90%である。
また、タイル10の製造方法は、機能性塗料組成物を多孔質素材20及び釉薬層30の表面に塗布することで、機能性塗料層40を形成する機能性塗料層形成工程を含む。機能性塗料層形成工程において、機能性塗料層の膜厚Tは、釉薬層30の平均釉薬厚tに対する割合が、10〜35%となる。本実施形態においては、機能性塗料層形成工程で形成される機能性塗料層40の膜厚Tは、2〜5μmであり、機能性塗料層40は、平均粒径が20〜100nmのナノサイズのシリカ41を含む。なお、ナノサイズのシリカ41の粒径は、下記のSEM観察により測定される。また、音叉振動式SV型粘度計(エー・アンド・ディ社製、SV−10H)によって測定される前記機能性塗料組成物の粘度は、0.5〜50mPa・sである。
[膜厚測定方法]SEM画像(断面)
(測定機器)JXA−8500F(日本電子株式会社製)
(測定条件)加速電圧:5kV、観察モード:二次電子像、真空モード:高真空、作動距
離:11mm、倍率:10000倍
以上本実施形態のタイル10によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態のタイル10は、多孔質素材20と、多孔質素材20の表面に分散して形成される釉薬層30と、多孔質素材20及び釉薬層30の表面に形成される機能性塗料層40と、を備え、機能性塗料層の膜厚Tは、釉薬層30の平均釉薬厚tに対する割合が、10〜35%である。また、機能性塗料層40の膜厚Tは、2〜5μmである。これにより、タイル10は、機能性塗料組成物の機能発現と意匠性とを両立できる。
また、機能性塗料層40は、平均粒径が20〜100nmのナノサイズのシリカ41を含む。ナノサイズのシリカ41の平均粒径が20nm以上であることで、機能性塗料層40の膜厚Tの釉薬層30の平均釉薬厚tに対する割合を、10%以上とすることが容易になる。反対に、ナノサイズのシリカ41の平均粒径が100nm以下であることで、釉薬層30の平均釉薬厚tに対する割合が、35%以上の過剰な厚みとすることが難しくなる。そのため、機能性塗料層40の膜厚Tの釉薬層30の平均釉薬厚tに対する割合を、10〜35%とすることが容易になる。これにより、タイル10は、機能性塗料組成物の機能発現と意匠性とを両立できる。
また、多孔質素材20の表面のうち、釉薬層30により覆われている部分の割合である釉薬被覆率は、40〜90%である。これにより、タイル10において、多孔質素材20の吸放湿性能と、後述する機能性塗料層40の機能とが、十分に発現される。被覆率が40〜90%の範囲においては、被覆率に依らず機能性塗料層40の膜厚Tの釉薬層30の平均釉薬厚tに対する割合を、10〜35%にできるので、タイル10は、機能性塗料組成物の機能発現と意匠性とを両立できる。
また、多孔質素材20は、孔径が10nm以下の範囲に細孔容積のピークを有する。そのため、機能性塗料組成物は、多孔質素材20に浸透しにくくなる。特に、機能性塗料組成物が、平均粒径が20〜100nmのナノサイズのシリカ41を含む場合には、ナノサイズのシリカ41が多孔質素材20の孔径を塞ぎ、機能性塗料組成物は、多孔質素材20に浸透しにくくなる。これにより、多孔質素材20の表面においても、機能性塗料組成物の機能を発現しやすくすることができる。
本実施形態のタイル10の製造方法は、多孔質素材20の表面に釉薬を塗布し、釉薬層30を分散して形成する釉薬層形成工程と、多孔質素材20及び釉薬層30の表面に機能性塗料組成物を塗布し、機能性塗料層40を形成する機能性塗料層形成工程と、を備え、機能性塗料層の膜厚Tは、釉薬層30の平均釉薬厚tに対する割合が、10〜35%である。また、機能性塗料層40の膜厚Tは、2〜5μmである。これにより、タイル10は、機能性塗料組成物の機能発現と意匠性とを両立できる。
また、タイル10の製造方法において、機能性塗料組成物は、平均粒径が20〜100nmのナノサイズのシリカ41を含む。また、機能性塗料組成物の粘度は、0.5〜50mPa・sである。ナノサイズのシリカ41の平均粒径20〜100nm、または、機能性塗料組成物の粘度が0.5〜50mPa・sとなることで、機能性塗料層40の膜厚Tの釉薬層30の平均釉薬厚tに対する割合を、10〜35%とすることが容易になる。これにより、タイル10は、機能性塗料組成物の機能発現と意匠性とを両立できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は本発明に含まれる。
以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
<実施例1〜4、比較例1〜3>
粘土、長石、陶石等をボールミル等で粉砕し、スプレードライヤー等で含水率4〜8%に調整し造粒後、乾式プレス等で加圧成形し、乾燥後、釉薬をスプレー等の方法で塗布し、900〜1000℃で焼成した。釉薬の調合、釉薬の塗布量、スプレー塗装時の流量、エアー比、及びノズル径等を調整し、タイルの表面に対して釉薬被覆率が45%になるように調整した。
次に、機能性塗料層を形成する機能性塗料組成物を、抗アレルゲン剤(アレルバスター、積水マテリアルソリューションズ製)に表1に示した平均粒径のコロイダルシリカ(スノーテックス、日星化学工業製)、バインダー(ヨドゾールAD179、ヘンケルジャパン製)、水を混合・撹拌し分散させて作製した。こうして作成した機能性塗料組成物を、タイルの表面に、スプレーやローラー等の方法で塗布し、乾燥させることで機能性塗料層を形成した。
このように、タイルの表面に対して釉薬被覆率が45%になるように調整し、表1に示した平均粒径のコロイダルシリカを含む機能性塗料組成物を、タイルの表面に塗布し機能性塗料層を形成し、実施例1〜4、比較例1〜3のタイルを得た。
<実施例5〜7、比較例4〜6>
実施例1〜4、比較例1〜3と同様の手順で、タイルの表面に対して釉薬被覆率が86%になるように調整し、表2に示した平均粒径のコロイダルシリカを含む機能性塗料組成物を、タイルの表面に塗布し機能性塗料層を形成し、実施例5〜7、比較例4〜6のタイルを得た。
<SEM観察>
各実施例、比較例のタイルの断面を、SEMを用いて拡大観察した。各実施例、比較例の機能性塗料層の膜厚を解析し、得られた値を表1、2に示した。なお、観察結果の一例として、釉薬被覆率が45%で、膜厚が1μmのタイル(比較例1)、膜厚が3μmのタイル(実施例2)、膜厚が7μmのタイル(比較例2)のSEMによる拡大断面図とそれらの模式図を図6に示した。また、釉薬被覆率が86%で、膜厚が0.5μmのタイル(比較例4)、膜厚が5μmのタイル(実施例7)、膜厚が7μmのタイル(比較例5)のSEMによる拡大断面図とそれらの模式図を図7に示した。
<機能性能評価>
下記の方法により、抗アレルゲン性能の評価を行った。結果を表1、2に示した。
<抗アレルゲン性能試験>
市販のダニアレルゲンの水溶液「Der f 1」(株式会社シバヤギ製)を建材表面に250μ1滴下して、10分間放置した後、建材表面上のダニアレルゲンを回収し、ダニアレルゲンの量を酵素免疫測定法(ELISA法)に準じて測定し、抗アレルゲン性の評価を行った。
<意匠性評価>
色彩色差計(コニカミノルタ社製)により、意匠性の評価を行った。結果を表1、2に示した。
<判定>
以下の判定基準で、各実施例、比較例のタイルを評価した。結果を表1、2に示した。
(判定基準)
1:抗アレルゲン性能(%)が80%以上、且つΔEが2.0以下
0:上記以外
Figure 0006890450
Figure 0006890450
実施例1〜4と比較例1との比較により、または実施例5〜7と比較例4との比較により、機能性塗料層の膜厚は、平均釉薬厚に対する割合が、10%未満に形成されることにより、抗アレルゲン性能(%)が80%未満となり、機能性塗料組成物の機能が十分に発現しないことが確認された。
実施例1〜4と比較例2、3との比較により、または実施例5〜7と比較例5、6との比較により、機能性塗料層の膜厚は、平均釉薬厚に対する割合が、35%を超えて形成されることにより、ΔEが2.0を超えることになり、意匠性が低下することが確認された。
以上から、各実施例と比較例との比較により、機能性塗料層の膜厚は、釉薬層の平均釉薬厚に対する割合が、10〜35%であることにより、各実施例のタイルは機能性塗料組成物の機能発現と意匠性とを両立できることが確認された。また、機能性塗料層の膜厚は、釉薬層の平均釉薬厚に対する割合が、13.3〜33.3%であることがより好ましいことが確認された。同様に、機能性塗料層の膜厚は、2〜5μmであることが好ましいことが確認された。
また、実施例1、2と実施例3、4との比較により、または実施例5、6と実施例7との比較により、抗アレルゲン性能(%)は実施例1〜7何れも80%以上であるにもかかわらず、機能性塗料層の膜厚が、平均釉薬厚に対する割合が、20%を超えて形成されることにより、ΔEが大きく増加する傾向が確認された。従って、機能性塗料層の膜厚は、釉薬層の平均釉薬厚に対する割合が、13.3〜20%であることがより好ましいことが確認された。同様に、機能性塗料層の膜厚が2〜3μmであることがより好ましいことが確認された。
10…タイル
20…多孔質素材
30…釉薬層
40…機能性塗料層

Claims (8)

  1. 多孔質素材と、
    前記多孔質素材の表面に分散して形成される釉薬層と、
    前記多孔質素材及び前記釉薬層の表面に形成される機能性塗料層と、を備え、
    前記機能性塗料層の膜厚は、前記釉薬層の平均釉薬厚に対する割合が、13.3〜33.3%であり、
    前記機能性塗料層は、抗アレルゲン剤(ただし、光触媒を除く)を含むタイル。
  2. 多孔質素材と、
    前記多孔質素材の表面に分散して形成される釉薬層と、
    前記多孔質素材及び前記釉薬層の表面に形成される機能性塗料層と、を備え、
    前記機能性塗料層の膜厚は、前記釉薬層の平均釉薬厚に対する割合が、13.3〜33.3%であり、
    前記機能性塗料層は、抗アレルゲン剤(ただし、酸化チタンを除く)を含むタイル。
  3. 前記機能性塗料層の膜厚は、2〜5μmである請求項1又は2に記載のタイル。
  4. 前記機能性塗料層は、平均粒径が20〜100nmのナノサイズのシリカを含む請求項1〜3のいずれかに記載のタイル。
  5. 前記多孔質素材の表面における前記釉薬層により覆われている部分の割合である釉薬被覆率は、40〜90%である請求項1〜のいずれかに記載のタイル。
  6. 前記多孔質素材は、細孔径分布におけるピークが10nm以下の範囲にある請求項1〜のいずれかに記載のタイル。
  7. 多孔質素材の表面に釉薬を塗布し、釉薬層を分散して形成する釉薬層形成工程と、
    前記多孔質素材及び前記釉薬層の表面に機能性塗料組成物を塗布し、機能性塗料層を形成する機能性塗料層形成工程と、を備え、
    前記機能性塗料層の膜厚は、前記釉薬層の平均釉薬厚に対する割合が、13.3〜33.3%であり、
    前記機能性塗料層は、抗アレルゲン剤(ただし、光触媒を除く)を含むタイルの製造方法。
  8. 多孔質素材の表面に釉薬を塗布し、釉薬層を分散して形成する釉薬層形成工程と、
    前記多孔質素材及び前記釉薬層の表面に機能性塗料組成物を塗布し、機能性塗料層を形成する機能性塗料層形成工程と、を備え、
    前記機能性塗料層の膜厚は、前記釉薬層の平均釉薬厚に対する割合が、13.3〜33.3%であり、
    前記機能性塗料層は、抗アレルゲン剤(ただし、酸化チタンを除く)を含むタイルの製造方法。
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