JP6890008B2 - 多数個取り配線基板 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の配線基板領域が縦横に配列され、配線基板領域の境界に沿って分割溝が形成されている多数個取り配線基板およびその製造方法に関する。
従来、半導体素子や水晶振動子などの電子部品を搭載するための電子部品用パッケージとして、例えば、後述の特許文献1や特許文献2に開示されるような技術が知られている。
特許文献1には「配線基板および多数個取り配線基板」という名称で、表面上に水晶振動子など各種の電子部品を封止可能に実装できる配線基板、および該配線基板を複数個併有する多数個取り配線基板に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示される発明は、文献中に記載される符号をそのまま用いて説明すると、セラミック(絶縁材)からなり、平面視が矩形状の表面3および裏面4を有する基板本体2aと、該基板本体2aの裏面4に形成された複数の裏面電極10と、基板本体2aの表面3側に配置され、平面視が矩形枠状の枠形導体部7と、基板本体2aを貫通し、複数の裏面電極10と枠形導体部7との間を導通するビア導体9と、を備え、複数の裏面電極10と基板本体2aの裏面4における各辺4a,4bとの間には該裏面4の一部4zが露出していると共に、基板本体2aの裏面4において、複数の裏面電極10から、互いに交差する一対の各辺4a,4bまでの間に、少なくとも1個以上の凸形配線12が形成されていることを特徴とするものである。
このような特許文献1に開示される発明においては、特許文献1中の図1乃至図5に示されるような個片状のパッケージが、同文献中の図7や図8に示されるような多数個取り基板を、分割溝に沿って分割・個片化することにより製造される。
そして、引用文献1の図7,8に示されるような多数個取り基板における製品領域(中央部の碁盤目状の領域)の表面側には上部導体層(例えば、枠形導体部7)が形成される一方で、その裏面側には、下部導体層(例えば、裏面導体層10)が形成されている。
さらに、上述の下部導体層同士は、特許文献1中の図8に示されるようにめっき用配線(幹線部30)により互いにつながっているとともに、この下部導体層と上部導体層とは、基板本体2aの内部を貫通して形成されるビア導体9を介して電気的に接続されている。
このため、上述のような多数個取り基板のめっき用配線に通電しながら電解めっき処理を行うことで、上部導体層と下部導体層、並びに、基板本体2aの表面に裸出するめっき用配線等の表面にめっき被膜を形成することができる。
特許文献2には「セラミックパッケージ及びその製造方法」という名称で、焼成後に分割してセラミックパッケージとするために、セラミックグリーンシートの積層体に分割用の溝(以下、スナップラインという)を形成するセラミックパッケージ及びその製造方法に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示される発明であるセラミックパッケージは、導体配線を備えたセラミックグリーンシートの積層体に、焼成後分割するための溝を直交してX方向及びY方向に有し、前記セラミックグリーンシートの積層体を焼成し、前記溝に沿って分割してなるセラミックパッケージにおいて、前記溝はX方向、Y方向のいずれか一方が深い溝、他方が該深い溝と対比して浅い溝であることを特徴とするものである。
上記構成の特許文献2に開示される発明によれば、セラミックパッケージの内部断面中にめっき配線を収納することができるので、多数個取り基板の表面と裏面に分割溝を形成することができる。この結果、特許文献2に開示される発明からなる多数個取り基板を分割・個片化する際に、バリが生じる、あるいは、破断面が意図しない方向に形成されるなどにより、セラミックパッケージに外形不良が生じるのを好適に抑制することができる。
特開2016−72606号公報 特開2002−9188号公報
通常、めっき配線は、セラミックパッケージ同士の境界(分割予定位置)を跨いで形成される。このため、特許文献1に開示される発明における基板本体2aでは、めっき配線を形成する面は分割溝を形成することができない。
このため、特許文献1に開示される発明の場合は、分割して個片化する際にバリが生じる、あるいは、破断面が意図しない方向に形成されるなどにより、セラミックパッケージに外形不良が生じるリスクが高まり、これにより製品の生産性が低下するという課題があった。
特許文献2に開示される発明によれば、特許文献1が有するような課題を解決することができる。
その一方で、めっき配線をセラミック基板中に収納しておくためには、多層基板にする必要があり、セラミックパッケージの低背化に不利になる場合があった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、多数個取り配線基板を分割して個片化する際に、外観不良の発生を防止して良品率を高めることができる多数個取り配線基板およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため第1の発明である多数個取り配線基板は、複数の電子部品収納用パッケージが碁盤目状に配され、個々の電子部品収納用パッケージの境界線上には分割溝が形成されている多数個取り配線基板であって、絶縁板と、絶縁板の上面又は下面の少なくとも一方に接合されている導電体層と、その上面又は下面のいずれか一方において導電体層同士をつないでいるめっき用配線と、分割溝が形成されている部分のめっき用配線上を少なくとも被覆している絶縁体層と、を有し、絶縁体層上に形成されている分割溝の底は、めっき用配線に到達していないことを特徴とするものである。
上記構成の第1の発明において、絶縁板は、その表面及び/又は内部に配される導電体層を含む導電体同士を絶縁するという作用を有する。また、導電体層は、絶縁板の表面又は内部に電気信号を伝送するとともに、必要に応じて金属製枠体や電子部品を接合する際のベースになるという作用を有する。さらに、めっき用配線は、絶縁板の上面又は下面の少なくとも一方に接合されている導電体層同士をつないで互いに導通させるという作用を有する。また、絶縁体層は、めっき用配線上の分割溝が形成される部分を被覆していることで、分割溝がめっき用配線に到達するのを妨げるという作用を有する。さらに、絶縁体層上に形成されている分割溝の底が、めっき用配線に到達しないよう構成することで、分割溝形成時に、めっき用配線が分割溝により分断されるのを確実に妨げるという作用を有する。
第2の発明である多数個取り配線基板は、上述の第1の発明であって、絶縁体層の厚み方向における少なくとも一部が、絶縁板内に埋設されており、絶縁体層上に形成されている分割溝の底と、絶縁体層上以外に形成されている分割溝の底とが連続していることを特徴とするものである。
上記構成の第2の発明は、上述の第1の発明による作用と同じ作用に加えて、その製造時に、刃先の位置を略一定に揃えたブレードを、焼成前の多数個取り配線基板に押し当てた場合でも、めっき用配線を傷つけることなしに、互いに平行(略平行の概念も含む)に配置される分割溝同士を一時に形成させるという作用を有する。
第3の発明である多数個取り配線基板は、上述の第1又は第2の発明であって、絶縁体層は、その表面の高さと絶縁板の表面高さとが略同一に埋設されていることを特徴とするものである。
上記構成の第3の発明は、上述の第1又は第2の発明の作用と同じ作用を有する。また、第3の発明である絶縁体層が特にセラミックにより形成される場合、セラミックは金属に比べて脆いので、多数個取り配線基板の製造工程において絶縁体層の欠損が起こりやすくなる。そして、絶縁体層に欠損が起こるリスクは、絶縁体の表面における絶縁体層の突出量が大きいほど高くなる。また、絶縁体層の欠損は、欠損部分の分割溝が消失することを意味し、その場合、多数個取り配線基板を分割して個片化する際の外観不良が生じやすくなる。
よって、第3の発明によれば、その製造時に絶縁体層に欠損が生じるリスクを低下させるという作用を有する。
第4の発明である多数個取り配線基板は、上述の第1乃至第3のいずれかの発明であって、絶縁板はセラミック多層基板であることを特徴とするものである。
上記構成の第4の発明は、上述の第1乃至第3のそれぞれの発明と同じ作用に加えて、絶縁板がセラミック多層基板であることで、絶縁板からなる層間に配線回路を収納することが可能になる。
この場合、よりコンパクトな形態を有しつつ複雑な伝送回路を有する個片状の電子部品収納用パッケージ(配線基板)の製造が可能になる。
第5の発明である多数個取り配線基板の製造方法は、複数の電子部品収納用パッケージが碁盤目状に配され、個々の電子部品収納用パッケージの境界線上には分割溝が形成されている多数個取り配線基板の製造方法であって、シート状の未焼成セラミックシートの所望箇所に未焼成導電ペーストを配置して未焼成導電体層及び未焼成めっき配線を形成する未焼成導電ペースト配置工程と、少なくとも未焼成めっき配線上に未焼成絶縁体層を積層する未焼成絶縁体層形成工程と、分割溝を形成する工程と、を有し、未焼成絶縁体層に形成される分割溝は、未焼成めっき配線に到達していないことを特徴とするものである。
上記構成の第5の発明は、先の第1の発明を方法の発明として捉えたものである。上記構成の第5の発明において、未焼成導電ペースト配置工程は、シート状の未焼成セラミックシートの所望箇所に未焼成導電ペーストを配置することで、未焼成の導電体層及び未焼成のめっき配線を形成するという作用を有する。また、未焼成絶縁体層形成工程は、少なくとも未焼成めっき配線上に未焼成絶縁体層を積層して形成するという作用を有する。さらに、分割溝形成工程は、未焼成導電ペースト及び未焼成絶縁体層を有する未焼成セラミックシートに、分割溝を形成するという作用を有する。そして、この分割溝形成工程を行う際に、形成される分割溝が未焼成めっき配線に到達していない状態にしておくことで、分割溝の形成時に、未焼成めっき配線に意図しない分断が生じるのを妨げるという作用を有する。
第6の発明である多数個取り配線基板の製造方法は、上述の第5の発明であって、未焼成絶縁体層形成工程の後に、未焼成絶縁体層を押圧して、未焼成絶縁体層の厚み方向における一部又は全部を未焼成セラミックシートの内部に埋め込む押圧工程と、を有することを特徴とするものである。
上記構成の第6の発明は、上述の第5の発明による作用と同じ作用に加えて、未焼成絶縁体層の厚み方向における一部又は全部を未焼成セラミックシートの内部に埋め込む押圧工程を備えることで、未焼成セラミックシート上に突出する未焼成絶縁体層の上面と、未焼成セラミックシートの表面との高低差を小さくするという作用を有する。これにより、未焼成絶縁体層上に分割溝を形成する際に、未焼成絶縁体層の意図しない欠損が起こるのを抑制するという作用を有する。
第7の発明である多数個取り配線基板の製造方法は、上述の第5の発明であって、押圧工程の後に、刃先の高さを略同じに揃えてなる複数のブレードで分割溝を形成する分割溝形成工程と、を有することを特徴とするものである。
上記構成の第7の発明は、上述の第6の発明による作用と同じ作用に加えて、分割溝の形成時に、刃先の高さを略同じに揃えてなる複数のブレードを用いる場合、未焼成導電ペースト及び未焼成絶縁体層を有する未焼成セラミックシートの表面に、このブレードを押し当てる作業を1度行うだけで、未焼成セラミックシートの表面に互いに平行に配される複数本の分割溝を一時に形成させるという作用を有する。
その一方で、未焼成セラミックシートの表面に、分割溝を形成する他の方法としては、レーザー光を照射する方法が知られているが、レーザー光の照射により分割溝を形成する場合は分割溝を1本ずつ形成する必要があり、その生産性を向上し難い。
これに対して、ブレードを用いて分割溝を形成する場合は、複数本の分割溝を同時に形成することができるので、多数個取り配線基板を製造する際の生産性を向上させるという作用を有する。
上述のような第1,第5の発明によれば、多数個取り配線基板の上面と下面の両方に分割溝を有しながら、この分割溝によりめっき用配線が分断されていない多数個取り配線基板を製造することができる。
この場合、多数個取り配線基板の表面に配される導電体層の表面にめっき被膜が形成されたものを分割して個片化する際に、分割溝に沿って絶縁板を破断した際に形成される破断面に、バリや欠けが生じて個片状の製品に外観不良が起こるのを好適に防止することができる。このため、第1の発明によれば、個片状の電子部品収納用パッケージを製造する際に、外観不良による製品の不良品化を防止することができ、これにより製品の生産性を向上させることができる。
また、第1,第5の発明によれば、分割溝が形成される部分のめっき配線上に絶縁体層が形成されるので、めっき配線上において分割溝が形成される部分には、めっき被膜が形成されていない。このため、従来技術(例えば、特許文献1に開示される発明)の場合のように、第1の発明である多数個取り配線基板を分割個片化する際に、めっき配線上に形成されるめっき被膜が伸びる、引きちぎられる、あるいは、破断面からその一部が剥離する等の不具合が起こらない。この結果、第1,第5の発明である多数個取り配線基板を分割して個片化する際に、個片化された電子部品収納用パッケージに外観不良が生じるリスクを大幅に低減することができる。
したがって、第1,第5の発明によれば、表面にめっき被膜を有する個片状のセラミックパッケージの良品率を高めて、その生産性を大幅に向上させることができる。
上述のような第2,第3,第6及び第7のそれぞれの発明によれば、上述の第1の発明による効果と同じ効果に加えて、その製造時に未焼成セラミックシートの表面と、未焼成絶縁体層の表面との高低差を小さくすることができる。この場合、その製造時に未焼成導電ペースト及び未焼成絶縁体層を有する未焼成セラミックシートにブレードを用いて分割溝を形成することが可能になる。
レーザー光を照射して分割溝を形成する場合は、分割溝を1本ずつ形成しなければならないのに対して、ブレードを用いる場合は、複数本の分割溝を同時に形成することができる。このため、本発明に係る多数個取り配線基板の生産性を向上させることができる。
特に第3の発明の場合のように、未焼成セラミックシートの表面と、未焼成絶縁体層の表面との高低差がない(「略ない」を含む概念である)場合は、その製造時に絶縁体層の一部に欠けや部分的な欠損が生じるのを防止することができる。
先にも述べた通り、多数個取り配線基板において、分割溝が形成されている部分の絶縁体層が欠損することは、多数個取り配線基板から分割溝の一部が消失することを意味する。この場合、多数個取り配線基板を分割して個片化して電子部品収納用パッケージを製造する際の外観不良の低下が起こりやすくなる。
これに対して、第3の発明によれば、絶縁体の厚み部分に、絶縁体層が埋設されていることで、絶縁体層を欠損させるような外力が作用するのを防止して、絶縁体層の欠損が起こるのを確実に防止することができる。
本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の下面側の平面図である。 本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の上面側の平面図である。 本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の部分断面図である。 (a)本発明の実施例1に係る電子部品収納用パッケージの平面図であり、(b)そのB−B線における断面図である。 (a)本発明の実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板の部分断面図であり、(b)本発明の実施例1の他の変形例に係る多数個取り配線基板の部分断面図である。 (a)本発明の実施例1に係る電子部品収納用パッケージにおける分割溝の形成状態を示す部分断面図であり、(b)本発明の実施例1の変形例に係る電子部品収納用パッケージにおける分割溝の形成状態を示す部分断面図であり、(c)本発明の実施例1の他の変形例に係る電子部品収納用パッケージにおける分割溝の形成状態を示す部分断面図である。 本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の製造工程を示すフローチャートである。 (a)本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の製造工程における未焼成セラミックシート作製工程の断面概念図である。(b)同製造方法における未焼成導電ペースト配置工程の断面概念図である。(c)同製造方法における未焼成絶縁層形成工程の断面概念図である。(d)同製造方法における分割溝形成工程の断面概念図である。 (e)本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の製造工程における金属リング接合工程の断面概念図である。(f)同製造方法におけるめっき被膜形成工程の断面概念図である。(g)同製造方法における分割・個片化工程の断面概念図である。 (h)本発明の実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板の製造工程における押圧工程の断面概念図であり、(i)同製造方法における分割溝形成工程の断面概念図であり、(j)同製造方法における金属リング接合工程及びめっき被膜形成工程完了時の断面概念図であり、(k)同製造方法における分割・個片化工程の断面概念図である。 (a)本発明の実施例2に係る電子部品収納用パッケージの平面図であり、(b)そのC−C線における断面図である。 本発明の実施例2に係る電子部品収納用パッケージの製造工程を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る多数個取り配線基板およびその製造方法について図1乃至図12を参照しながら詳細に説明する。
はじめに、図1乃至図3を参照しながら実施例1及びその変形例に係る多数個取り配線基板について説明する。
図1は本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の下面側の平面図である。また、図2は本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の上面側の平面図である。さらに、図3は本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の部分断面図である。なお、図3は図1中のA−A線断面図である。
本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板2Aは、図1,2に示すように、複数の電子部品収納用パッケージ1Aが碁盤目状に配され、個々の電子部品収納用パッケージの境界線上には分割溝5が形成されてなるものであり、絶縁板6と、この絶縁板6の上面6a又は下面6b(上面6a,下面6bについては図3を参照)の少なくとも一方に接合されている導電体層7と、絶縁板6の上面6a又は下面6bのいずれか一方において導電体層7同士をつないでいるめっき用配線8と、分割溝5が形成されている部分のめっき用配線8上を少なくとも被覆している絶縁体層10と、を有し、さらに、図3に示すように、絶縁体層7に分割溝5が、その底がめっき用配線8に到達しないように形成されてなるものである。
なお、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aでは、複数個の電子部品収納用パッケージ1Aが碁盤目状に配されてなる領域を製品領域3という。そして、図1,2に示すように、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aは、製品領域3の周囲に必要に応じてダミー領域4を備えていてもよい(選択的必須構成要素)。
一般に、多数個取り配線基板では、その周縁に近い部位の方が、反りやゆがみ等が生じやすく、最終製品(個片状の電子部品収納用パッケージ)にした場合に不良品化しやすい傾向がある。このような事情に鑑み、製品領域3の周囲を囲むようにダミー領域4を設けておくことで、反りやゆがみが生じる周辺領域に製品領域3を設けず、反りやゆがみの影響が出にくい絶縁板6の中央部に製品領域3を設けてもよい。この場合、ダミー領域4を設けない場合に比べて最終製品が不良品化するリスクを大幅に低減することができる。
また、図3に示すように、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aでは、絶縁板6の上面6a側に設けられる導電体層7上に金属リング12が接合されていてもよい(選択的必須構成要素)。なお、図3には示していないが、この金属リング12は、絶縁板6の上面6a側に設けられる導電体層7上に、例えば、金属ろう材を介して接合される。
なお、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aが金属リング12を備えていることによる効果については後段において説明する。
また、図1乃至図3に示すような実施例1に係る多数個取り配線基板2Aでは、分割溝5が形成される部分のめっき用配線8上に絶縁体層10が積層され、さらに、この絶縁体層10に分割溝5が形成され、加えて、この分割溝5の底がめっき用配線8に到達しないように形成されていることで、分割溝5によりめっき用配線8が分断されるのを好適に防止することができる。
よって、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aによれば、めっき用配線8の終端部に設けられる端子部11に電極を接続して電解めっき処理を行うことで、めっき用配線8により接続される導電体層7の裸出面、及び、導電体層7が金属リング12を備える場合は、金属リング12の裸出面にめっき被膜13を形成することができる(図3を参照)。
また、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aでは、絶縁板6の上面6a側に配される導電体層7と、絶縁板6の下面6b側に配される導電体層7とを、絶縁板6を貫通して形成されるビア導体9により電気的に接続しておいてもよい(選択的必須構成要素)。
この場合、絶縁板6の下面6b側に形成されるめっき用配線8に通電することで、絶縁板6の下面6b側に形成される導電体層7や、この導電体層7が金属リング12を備える場合はその裸出面にめっき被膜13を形成することができるだけでなく、絶縁板6の表面6a側に形成される導電体層7や、この導電体層7が金属リング12を備える場合はその裸出面にもめっき被膜13を形成することができる。
なお、絶縁板6の上面6a側と下面6b側の両方にめっき用配線8を形成する場合は、絶縁板6にビア導体9を設けていなくとも絶縁板6の両面の導電体層7や金属リング12の裸出面上にめっき被膜13を形成することができる。
つまり、絶縁板6にビア導体9を設けない場合は、絶縁板6の上面6a側と下面6b側のそれぞれにめっき用配線8を設け、かつ、絶縁板6の上面6a側と下面6b側のそれぞれに設けられるめっき用配線8における分割溝5との交差部を少なくとも絶縁体層10により被覆しておくことで、絶縁板6の表面にめっき用配線8と分割溝5の両者を存在させておくことができる。
この場合、絶縁板6の上面6a側と下面6b側の両方にめっき用配線8を設ける場合でも、めっき用配線8が分割溝5により分断されるのを好適に防止することができる。
なお、本明細書では、絶縁板6の一方の面を上面6aとする場合に、その反対側の面を下面6bと呼んでおり、これらは入れ替え可能である。
一般に「めっき用配線」とは、デバイス動作時の電流経路としての配線とは別に、各配線間をめっき用電極に接続して電解めっきできるようにするためにデバイス動作時の電流経路用の配線とは別に設けられる配線の総称である。
また、この「めっき用配線」は通常、多数個取り配線基板、又は、個々の配線基板(電子部品収納用パッケージ)の表面(上面又は下面)に設けるもののみを指し示すのではなく配線基板の内部に設けられる場合もある。さらに、「めっき用配線」とデバイス動作時の電流経路は、双方が完全に分離独立された状態で設けられる必要はなく、配線基板の目的や機能に応じて、「めっき用配線」とデバイス動作時の電流経路用の配線の一部が共有される場合もある。
ただし、本明細書では絶縁板6の上面6a又は下面6bにおいて同一平面上に配される導電体層7同士を水平方向に電気的に接続するために形成されるものを特に「めっき用配線8」とよぶことにする。
次に、図4を参照しながら実施例1に係る多数個取り配線基板2Aによる効果についてさらに詳しく説明する。
図4(a)は本発明の実施例1に係る電子部品収納用パッケージの平面図であり、図4(b)はそのB−B線における断面図である。なお、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図1乃至図3に示すような実施例1に係る多数個取り配線基板2Aによれば、絶縁板6の上面6a及び下面6bの両面に対をなすように分割溝5が形成されているので、分割個片化時に対をなす分割溝5の底同士がつながってなる破断面5b(図4を参照)を形成させることができる。
なお、上述のように分割溝5に沿って実施例1に係る多数個取り配線基板2Aを分割して個片化してなるものが、図4(a),(b)に示されるような実施例1に係る電子部品収納用パッケージ1Aである。
そして、図1乃至図3に示す実施例1に係る多数個取り配線基板2Aでは、上述の通り絶縁板6の上面6aと下面6bの両面に分割溝5を備え、かつ、この分割溝5が絶縁板6の両面において対をなすように形成されていることで、多数個取り配線基板2Aを分割して個片化する際に、絶縁板6の上面6a又は下面6bのいずれか一方にのみ分割溝5が形成される場合(例えば、特許文献1)のように破断面5bが意図しない方向に形成されてしまうのを防止することができる。
これにより、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aを個片化してなる実施例1に係る電子部品収納用パッケージ1Aの破断面5bにバリや欠けが生じて、外観不良の原因になるのを防止することができる。
また、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aでは、分割溝5が形成される部分のめっき用配線8が絶縁体層10により被覆されているので、分割溝5の真下に配されるめっき用配線8上にめっき被膜13が形成されない。
したがって、めっき被膜13を形成した後に実施例1に係る多数個取り配線基板2Aを分割して個片化する場合に、電子部品収納用パッケージ1Aの周縁においてめっき被膜13がめくれる、引き伸ばされて引きちぎられる等の不具合が生じない。よって、この点からも実施例1に係る多数個取り配線基板2Aから製造される電子部品収納用パッケージ1Aに外観不良が生じるのを好適に防止することができる。
このように、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aによれば、電子部品収納用パッケージ1Aの良品を効率良く製造することができるので、その生産性を向上させることができる。
なお、実施例1に係る電子部品収納用パッケージ1Aは、図4(b)に示すように、絶縁板6と金属リング12とからなる中空部(キャビティ)内に電子部品14(例えば、水晶振動子や、半導体素子等)を収納又は搭載した後、金属リング12の開口部を金属製の蓋体15により封止した状態で使用される。
また、図4(b)に示す実施例1に係る電子部品収納用パッケージ1Aと、電子部品14と、蓋体15とからなるものが本発明に係る電子装置である。
続いて、図5を参照しながら実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板について説明する。
図5(a)は本発明の実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板の部分断面図であり、図5(b)は本発明の実施例1の他の変形例に係る多数個取り配線基板の部分断面図である。なお、図1乃至図4に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板2Aは、先の図3に示す実施例1に係る多数個取り配線基板2Aにおける絶縁体層10の厚み方向の一部が、絶縁板6内に埋設されてなり、さらに、絶縁板6に形成される分割溝5の底と、絶縁体層10に形成される分割溝5の底とが連続してなるものである。言うまでもないが、この時、絶縁体層10だけでなく絶縁体層10の下層に配される導電体層7及びめっき用配線8の厚み方向の少なくとも一部も絶縁板6中に埋設されている。
このような実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板2Aでは、絶縁板6の表面(図5では下面6b)と絶縁体層10の上面との高低差を、図3に示す実施例1に係る多数個取り配線基板2Aのそれよりも小さくできる。
この場合、実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板2Aの製造時に、絶縁板6上に突出する絶縁体層10(又は未焼成の絶縁体層10)が、外部からの物理的な衝撃でその一部が欠損するのを好適に防止することができる。
また、絶縁体層10(又は未焼成の絶縁体層10)の欠損が起こり難くなる他の要因としては、絶縁体層10と、導電体層7及びめっき用配線8が絶縁板6中に埋設されることで、各構成要素同士の密着性が高められることも挙げられる。
なお、多数個取り配線基板2Aや多数個取り配線基板2Aの製造時に、絶縁体層10の一部が欠損することは、絶縁板6の表面に形成される分割溝5の一部が消失することを意味している。そして、絶縁板6において分割溝5が形成されない部分では、多数個取り配線基板を分割して個片化する際に、電子部品収納用パッケージの周縁(破断面5b)にバリや欠けが生じるのを防止することができず、その生産性を向上させることができない。
したがって、実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板2Aによれば、それを分割個片化してなる電子部品収納用パッケージ1Aの良品率を一層高めてその生産性を向上させることができる。
また、実施例1の他の変形例に係る多数個取り配線基板2Aは、図5(a)に示す実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板2Aと同様の構成を有するものであるが、絶縁板6の表面から絶縁体層10上面までの高さが略ゼロになるように、絶縁体層10が絶縁板6中に埋設されてなるものである。言うまでもないが、この時、絶縁体層10のみならず、絶縁体層10の下層に配される導電体層7及びめっき用配線8も絶縁板6中に埋設される。また、絶縁板6の表面から絶縁体層10上面までの高さは、完全なゼロであることが望ましいが、現実的に不可能であるためここでは「略ゼロ」と表現している。なお、後段において「略」と記載する場合も、理想的にはその状態であることが望ましいものの、現実的には完全にその状態を実現することは不可能であることを意味している。
このような実施例1の他の変形例に係る多数個取り配線基板2Aによれば、絶縁体層10が絶縁板6の表面上に突出していないので、その製造時に絶縁体層10が外部からの物理的な衝撃を受けてその一部が欠損するのをより確実に防止することができる。
この結果、実施例1の他の変形例に係る多数個取り配線基板2Aによれば、多数個取り配線基板2A,2Aの場合よりも、それを分割個片化してなる電子部品収納用パッケージ1Aの良品率を一層高めることができ、その生産性を一層向上させることができる。
ここで、実施例1に係る多数個取り配線基板2A〜2Aのそれぞれに形成される分割溝5について図6を参照しながら説明する。
図6(a)は本発明の実施例1に係る電子部品収納用パッケージにおける分割溝の形成状態を示す部分断面図であり、図6(b)は本発明の実施例1の変形例に係る電子部品収納用パッケージにおける分割溝の形成状態を示す部分断面図であり、(c)は本発明の実施例1の他の変形例に係る電子部品収納用パッケージにおける分割溝の形成状態を示す部分断面図である。なお、図1乃至図5に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。また、実施例1の変形例と他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aの上面図及び下面図はいずれも実施例1に係る多数個取り配線基板2Aの上面図(図2)及び下面図(図1)と同じである。さらに、図5は、図1中のD−D線における断面を示したものである。加えて、図5中において分割溝5が形成されている部分には破線のハッチングを付している。
実施例1に係る多数個取り配線基板2A〜2Aの絶縁板6は、未焼成セラミックシート(例えば、セラミックグリーンシート等)を焼成してなるものである。また、導電体層7、めっき用配線8並びにビア導体9はともに、導電性を有する金属粉体に有機溶剤等を添加してペースト状にしてなる未焼成の導電ペーストを焼成してなるものである。
そして、実施例1に係る多数個取り配線基板2A〜2Aにおける分割溝5は、絶縁板6、導電体層7、めっき用配線8及びビア導体9が未焼成の状態において、レーザー光を照射する、又は、平板状のブレードを押し当てることにより形成される。
なお、分割溝5をレーザー光の照射により形成する場合は、焼成後に分割溝5を形成することも可能であるが、未焼成の状態で分割溝5を形成する方がその形成が容易な上、分割溝5形成時の屑等が製品に付着する等の不具合も生じ難い。
実施例1に係る多数個取り配線基板2Aのように、絶縁板6中に絶縁体層10(並びに、導電体層7及びめっき用配線8)の一部が埋設されていない場合、分割溝5を形成しようとして平板状のブレードを未焼成体に押し当てると、絶縁体層10が存在する部分にしか分割溝5が形成されず、それ以外の未焼成の絶縁板6上に分割溝5を形成することができない。
したがって、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aに形成される分割溝5は、レーザー光の照射により形成する必要がある。
そして、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aでは、分割溝5を形成するためにレーザー光を照射することで、図6(a)に示すように、絶縁板6の表面に形成される分割溝5と、絶縁体層10の表面に形成される分割溝5とをつなぐように、絶縁体層10の側面にも分割溝5が形成された状態になる。
他方、実施例1の変形例と他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aの場合は、絶縁体層10の厚み方向の少なくとも一部が絶縁板6内に埋設されることで、絶縁体層10の表面と絶縁板6の表面との高低差が多数個取り配線基板2Aよりも小さい又は略ゼロの状態になるので、ブレードを用いて分割溝5を形成することができる。なお、実施例1の変形例と他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aでは、レーザー光を照射して分割溝5を形成することも可能であり、この場合は、図6(a)に示すような分割溝5が形成されることになる。
なお、図6(b),(c)では、実施例1の変形例と他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aのそれぞれにおいてブレードを用いて分割溝5を形成した場合を図示している。
図6(b),(c)に示すように、ブレードを用いて分割溝5を形成した場合、絶縁板6の表面に形成される分割溝5の底5cと、絶縁体層10に形成された分割溝5の底5cとが連続した状態になる。
このように、実施例1の変形例と他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aでは、その製造工程においてブレードを用いて分割溝5を形成することができる。そして、ブレードを用いて分割溝5を形成する場合は、互いに平行に配される複数本の分割溝5を同時に形成することができる。この場合、複数枚のブレードの刃を略同じ高さに揃えた状態で未焼成の多数個取り配線基板2A,2Aに押し当てればよい。
他方、レーザー光を照射して分割溝5を形成する場合は、分割溝5を1本ずつしか形成することができない。
したがって、実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aにおいては、未焼成の多数個取り配線基板2A,2Aに対して効率良く分割溝5を形成することができるので、その生産性を向上させることができる。
加えて、実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aでは、絶縁体層10、導電体層7及びめっき用配線8の厚み部分の少なくとも一部又は全部が、絶縁板6内に埋設されているので、絶縁体層10と、導電体層7又はめっき用配線8の接触面積が多数個取り配線基板2Aの場合と比較して相対的に増加する。
この結果、ブレードを用いて分割溝5を形成する際に、未焼成の導電体層7やめっき用配線8から、未焼成の絶縁体層10が外れるリスクを大幅に低減することができる。
このように、実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aによれば、その生産効率を高めつつ、製造中に製品が不良品化するリスクを低減することができる。
続いて、図7乃至図9を参照しながら実施例1に係る多数個取り配線基板2Aの製造方法について説明する。
図7は本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の製造工程を示すフローチャートである。また、図8(a)は本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の製造工程における未焼成セラミックシート作製工程の断面概念図であり、図8(b)は同製造方法における未焼成導電ペースト配置工程の断面概念図であり、図8(c)は同製造方法における未焼成絶縁層形成工程の断面概念図であり、図8(d)は同製造方法における分割溝形成工程の断面概念図である。さらに、図9(e)は本発明の実施例1に係る多数個取り配線基板の製造工程における金属リング接合工程の断面概念図であり、図9(f)は同製造方法におけるめっき被膜形成工程の断面概念図であり、図9(g)は同製造方法における分割・個片化工程の断面概念図である。なお、図1乃至図6に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
実施例1に係る多数個取り配線基板2Aは、図7に示すステップS01〜S09からなる多数個取り配線基板の製造方法16Aにより製造される。
まず、図7に示すステップS01の未焼成セラミックシート作製工程は、焼成前のセラミック材料(絶縁材料)の粉末(例えば、アルミナ、ジルコニア等)に必要に応じて他の成分粉末(例えば、シリカ、カルシアなど)、さらに、有機バインダー、溶剤、可塑剤等を混合してスラリーを作製する。そしてこのスラリーを従来周知の手法(例えば、ドクターブレード法やカレンダーロール法)によりシート状に成形して、多数個取り用の絶縁シートとしての未焼成セラミックシート6´を作成する工程である[図8(a)を参照]。
次の、図7に示すステップS02の未焼成導電ペースト配置工程は、図8(b)に示すように、未焼成セラミックシート6´の上面6aと下面6bのそれぞれに、焼成後に導電体層7やめっき用配線8となる導電ペースト7´を塗布する工程である。
なお、このステップS02は、必要に応じて未焼成セラミックシート6´に貫通孔を形成し、この貫通孔に焼成後にビア導体9となる導電ペースト7´を充填する工程、又は、未焼成セラミックシート6´に形成された貫通孔の内側面に導電ペースト7´を被着させる工程を含む場合がある。
また、焼成前のめっき用配線8も、導電ペースト7´からなるため図7では焼成後にめっき用配線8となる部分(ハッチングが密な領域)にも符号「7´」を付している。なお、後段に示す図10(h),(i)においても同様にした。
続く図7に示すステップS03の未焼成絶縁体層形成工程は、図8(c)に示すように、未焼成セラミックシート6´上に形成された導電ペースト7´からなる層の上で、かつ、少なくとも分割予定位置5a(実施例1に係る電子部品収納用パッケージ1A同士の境界)を被覆するように未焼成絶縁体層10´を積層する工程である
さらに、図7に示すステップS04の分割溝形成工程は、図8(d)に示すように、未焼成セラミックシート6´の分割予定位置5aにレーザー光を照射して、未焼成セラミックシート6´の表面と未焼成絶縁体層10´の表面、および、これらをつなぐ未焼成絶縁体層10´の側面に分割溝5を形成する工程である[図6(a)を参照]。この分割溝形成工程では、分割溝5の底が、焼成後にめっき用配線8となる導電ペースト7´に到達しないように分割溝5を形成する必要がある。
そして、この後の図7に示すステップS05の焼成工程は、分割溝5が形成された未焼成体を焼成する工程であり、この焼成工程を行うことで、絶縁板6、導電体層7、めっき用配線8、絶縁体層10及び分割溝5からなる焼成体を得ることができる。
なお、この焼成体の断面の外観は図8(d)に示される状態と同じであるが、図8(d)における未焼成セラミックシート6´が絶縁板6に、導電ペースト7´が導電体層7及びめっき用配線8に、未焼成絶縁体層10´が絶縁体層10にそれぞれ置き換えられる。
続く図7に示すステップS06の金属リング接合工程は、図9(e)に示すように、必要に応じて絶縁板6の上面6a側に形成される導電体層7上に図示しない金属ろう材等を用いて金属リング12を接合する工程である。
さらに、図7に示すステップS07のめっき被膜形成工程は、絶縁板6の表面に形成されるめっき用配線8の終端部に設けられる端子部11(図1を参照)に電極を接続して電解めっき処理を行うことで、絶縁板6の表面に形成される導電体層7の裸出面、及び、導電体層7の裸出面上に、さらには、導電体層7が金属リング12を備える場合は金属リング12の裸出面上に、めっき被膜13を形成する工程である。
そして、上述のような実施例1に係る多数個取り配線基板の製造方法16Aによれば、図7に示すステップS01〜07を行うことにより図1乃至図3に示すような多数個取り配線基板2Aを製造することができる。
また、実施例1に係る多数個取り配線基板の製造方法16Aにより製造された多数個取り配線基板2Aの製品領域3を、分割溝5に沿って分割して個片化してなる(図7中のステップS08の分割・個片化工程)ものが、本発明の実施例1に係る電子部品収納用パッケージ1Aである。
そして、図7に示すステップS01〜S07にステップS08の分割・個片化工程を加えてなるものが実施例1に係る電子部品収納用パッケージの製造方法17Aである。
上述のような実施例1に係る多数個取り配線基板の製造方法16Aによれば、多数個取り配線基板2Aがその上面6a及び/又は下面6bにめっき用配線8を有する場合でも、このめっき用配線8を一切傷つけることなく絶縁板6の上面6a及び下面6bの両方に対をなすように分割溝5を形成することができる。
この結果、実施例1に係る多数個取り配線基板2Aの製品領域3を分割溝5に沿って分割して個片化した際に、個々の電子部品収納用パッケージ1Aの周縁(破断面5b)にバリや欠けが生じるのを防止することができる。この場合、実施例1に係る電子部品収納用パッケージ1Aの良品率が高まるので、その生産性を向上させることができる。
なお、実施例1に係る多数個取り配線基板2A及び電子部品収納用パッケージ1Aは、必ずしも金属リング12を備えていなくともよい。実施例1に係る多数個取り配線基板2A及び電子部品収納用パッケージ1Aが金属リング12を備えない場合は、絶縁板6の上面6a又は下面6b側に形成される導電体層7上に電子部品を搭載し、この電子部品をキャビティ壁を有する蓋体[例えば、図4(b)に示す金属リング12と蓋体15とが一体化されてなるもの]により封止して使用することになる。
このような金属リング12を備えない実施例1に係る電子部品収納用パッケージ1Aと、電子部品14と、キャビティ壁を有する蓋体とからなるものも本発明に係る電子装置である(図示せず)。
続いて、図7乃至図10を参照しながら実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aの製造方法について説明する。
図10(h)は本発明の実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板の製造工程における押圧工程の断面概念図であり、図10(i)は同製造方法における分割溝形成工程の断面概念図であり、図10(j)は同製造方法における金属リング接合工程及びめっき被膜形成工程完了時の断面概念図であり、図10(k)は同製造方法における分割・個片化工程の断面概念図である。なお、図1乃至図9に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aの製造方法は同じであるが、未焼成セラミックシート6´中への未焼成絶縁体層10´の埋設量が異なる。このような実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aの製造方法は、図7に示す多数個取り配線基板の製造方法16AにおいてステップS03(未焼成絶縁体層形成工程)とステップS04(分割溝形成工程)の間にステップS09を有してなるものである。
図7に示すステップS09の押圧工程は、先の図8(c)に示す未焼成セラミックシート6´、導電ペースト7´及び未焼成絶縁体層10´からなる未焼成体の下面6b側を図示しない平坦な部材により押圧して(プレスして)、図10(h)に示すように、導電ペースト7´及び未焼成絶縁体層10´の厚み方向の少なくとも一部を未焼成セラミックシート6´中に埋設する工程である。
なお、このステップS09において未焼成セラミックシート6´中に導電ペースト7´及び未焼成絶縁体層10´の厚み方向の少なくとも一部を埋設してなるものが実施例1の変形例に係る多数個取り配線基板2Aである[図5(a)を参照]。
また、このステップS09において未焼成セラミックシート6´中に導電ペースト7´及び未焼成絶縁体層10´の厚み方向の略全部を埋設してなるものが実施例1の他の変形例に係る多数個取り配線基板2Aである[図5(b)を参照]。
また、実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aを製造する際のステップS09の押圧工程以降の工程は、上述の実施例1に係る多数個取り配線基板の製造方法16AにおけるステップS04〜S07と同じである。
より具体的に説明すると、実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aの製造方法におけるステップS04の分割溝形成工程は図10(i)に、同製造方法のステップS07のめっき被膜形成工程は図10(j)に、それぞれ対応している。なお、図10では、実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aの製造方法におけるステップS05の焼成工程、ステップS06の金属リング接合工程については省略している。
さらに、実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板2A,2Aを製造した後、それぞれの分割溝5に沿って分割して個片化することで、実施例1の変形例及び他の変形例に係る電子部品収納用パッケージ1A,1Aを得ることができる[図10(k)を参照、ただし、ここでは電子部品収納用パッケージ1Aのみを示している]。
なお、実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板の各製造工程であるステップS01〜S07及びステップS09に、ステップS08の分割・個片化工程を加えてなるものが、実施例1の変形例及び他の変形例に係る電子部品収納用パッケージ1A,1Aの製造方法である(図示せず)。
なお、実施例1の変形例及び他の変形例に係る多数個取り配線基板製造方法によれば、実施例1に係る多数個取り配線基板の製造方法16Aと比較して工程(ステップS09)が増えるものの、最終製品である実施例1の変形例及び他の変形例に係る電子部品収納用パッケージ1A,1Aの良品率を一層高めることができ、これによりその生産性を一層向上させることができる。
最後に、図11,12を参照しながら実施例2に係る多数個取り配線基板、電子部品収納用パッケージ1Bおよびその製造方法について詳細に説明する。
図11(a)は本発明の実施例2に係る電子部品収納用パッケージの平面図であり、図11(b)はそのC−C線における断面図である。
図11(a),(b)に示すように、実施例2に係る品収納用パッケージ1Bは、複数の絶縁板6によりセラミック多層基板を形成してなるものである。なお、このような複数の実施例2に係る電子部品収納用パッケージ1Bを碁盤目状に配してなる多数個取り配線基板2Bにおいても、複数の絶縁板6によりセラミック多層基板が形成されている。
このような実施例2に係る電子部品収納用パッケージ1Bは、図11(b)に示すように、先の実施例1に係る電子部品収納用パッケージ1A〜1Aにおける金属リング12に対応する構成要素がセラミック製の枠体18である。
また、このような実施例2に係る電子部品収納用パッケージ1Bは、図11(b)に示すように、枠体18の上面に導電体層7を有し、さらに、この導電体層7の裸出面がめっき被膜13により被覆されている。
つまり、複数の実施例2に係る電子部品収納用パッケージ1Bを碁盤目状に配してなる実施例2に係る多数個取り配線基板2Bでは、セラミック多層基板の表面に形成されるめっき用配線8と、枠体18の上面に形成される導電体層7とが電気的につながっている必要がある。このため、実施例2に係る電子部品収納用パッケージ1Bでは、枠体18上に形成される導電体層7と、その下層側に配される絶縁板6の下面6b側に形成される導電体層7とがビア導体9を介して電気的に接続されている。
このような実施例2に係る電子部品収納用パッケージ1Bは、平板状の絶縁板6と枠体18とからなる中空部(キャビティ)内に、電子部品14(例えば、水晶振動子や、半導体素子等)を収納し、枠体18の上面に形成される導電体層7上に直接又は図示しない金属製リングを介して蓋体15を接合して用いられる。
なお、実施例2に係る電子部品収納用パッケージ1Bと、電子部品14と、蓋体15とからなるものも本発明に係る電子装置である。
なお、図11では、実施例2の電子部品収納用パッケージ1Bが、2層のセラミック積層体からなる場合を例に挙げて説明しているが、セラミック積層体は2層以上の積層体であってもよい。この場合、絶縁板6からなる層間に配線パターンを収容することができるので、より高機能な電子部品収納用パッケージを製造することができる。
また、実施例2に係る多数個取り配線基板2B及び電子部品収納用パッケージ1Bは、必ずしも枠体18を有していなくともよい。この場合、複数の絶縁板6によりセラミック多層基板を構成する場合に、その上面6a又は下面6b側に電子部品14が封止される代わりに、単に搭載された状態で使用されることになる。なお、枠体18を備えない実施例2に係る多数個取り配線基板2Bと、電子部品14とからなるものも本発明に係る電子装置である。
上述の図11に示す実施例2に係る示す電子部品収納用パッケージの製造方法について図12を参照しながら説明する。
図12は本発明の実施例2に係る電子部品収納用パッケージの製造工程を示すフローチャートである。なお、図1乃至図11に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
実施例2に係る多数個取り配線基板の製造方法の16Bは、先の図7に示す実施例1に係る多数個取り配線基板の製造方法16A(ステップS01〜S07、ただし、ステップS09の有無については任意)におけるステップS03の未焼成絶縁体層形成工程と、ステップS04の分割溝形成工程の間に、ステップS10の未焼成セラミックシート積層工程を有してなるものである。
また、このステップS10の未焼成セラミックシートの積層工程は、未焼成セラミックシート6´と導電ペースト7´及び未焼成絶縁体層10´を少なくとも備える未焼成体を複数枚積層して、熱と圧力により一体化する工程である。
このような実施例2に係る多数個取り配線基板の製造方法の16Bによれば、複数の絶縁板6からなるセラミック多層基板の上面6a及び下面6bの両方に分割溝5を有する多数個取り配線基板2Bを製造することができる。また、実施例2に係る多数個取り配線基板の製造方法の16Bでは、セラミック多層基板の上面6a及び下面6bに分割溝5を形成する場合でも、この分割溝5によりめっき用配線8の損傷が起こらない。
また、上述の多数個取り配線基板の製造方法の16Bにより製造される実施例2に係る多数個取り配線基板2Bを、分割溝5に沿って分割し個片化することで、個片状の電子部品収納用パッケージ1Bの周縁にバリや欠けがない良品を効率良く製造することができ、これにより実施例2に係る電子部品収納用パッケージ1Bの生産性を向上させることができる。
なお、実施例2に係る多数個取り配線基板の製造方法の16B(図12に示すステップS01〜S07及びステップS10、ただし、ステップS09の押圧工程の有無については任意)にステップS08の分割・個片化工程を加えたものが実施例2に係る電子部品収納用パッケージの製造方法17Bである。
この実施例2に係る電子部品収納用パッケージの製造方法17Bによれば、高機能でかつ外観不良の少ない電子部品収納用パッケージ1Bを効率良く生産することができる。
以上説明したように、本発明は、分割個片化前に電解めっき処理を行うことができ、かつ、分割個片化時にバリや欠けが生じ難い多数個取り配線基板およびその製造方法であり、特に電子部品に関する技術分野において利用可能である。
1A,1A,1A,1B…電子部品収納用パッケージ 2A,2A,2A,2B…多数個取り配線基板 3…製品領域 4…ダミー領域 5…分割溝 5a…分割予定位置/境界 5b…破断面 5c…底 6…絶縁板 6´…未焼成セラミックシート 6a…上面 6b…下面 7…導電体層 7´…導電ペースト 8…めっき用配線 9…ビア導体 10…絶縁体層 10´…絶縁体層(セラミックペースト) 11…端子部 12…金属リング 13…めっき被膜 14…電子部品 15…蓋体 16A,16B…多数個取り配線基板の製造方法 17A,17B…電子部品収納用パッケージの製造方法 18…枠体

Claims (5)

  1. 複数の電子部品収納用パッケージが碁盤目状に配されてなる製品領域と前記製品領域の周囲を囲むダミー領域とを備え、個々の前記電子部品収納用パッケージの外縁をなす境界線上に分割溝が形成されている多数個取り配線基板であって、
    電子部品を収納又は搭載する上面と前記上面の反対側の面である下面とを有する絶縁板と、
    前記絶縁板の前記下面に設けられている導電体層と、
    前記絶縁板の前記下面側において同一平面上に配される前記導電体層同士を前記下面の平面方向に電気的に接続するとともに、前記境界線を跨いで設けられるめっき用配線と、
    前記めっき用配線上を被覆し、天面に前記分割溝が形成されている絶縁体層と、を有し、
    前記絶縁体層上に形成されている前記分割溝の底は、前記めっき用配線に到達しておらず、
    前記絶縁体層は、前記めっき用配線に隣接する前記導電体層の端縁を被覆し
    個々の前記電子部品収納用パッケージの集合体からなる前記製品領域の最外縁は、前記絶縁体層が点在する領域の最外縁の内側にあることを特徴とする多数個取り配線基板。
  2. 前記絶縁体層の厚み方向における少なくとも一部が、前記絶縁板内に埋設されており、
    前記絶縁体層上に形成されている前記分割溝の底と、前記絶縁体層上以外に形成されている前記分割溝の底とが連続していることを特徴とする請求項1に記載の多数個取り配線基板。
  3. 前記絶縁体層は、その表面の高さと前記絶縁板の表面高さとが略同一に埋設されていることを特徴とする請求項2に記載の多数個取り配線基板。
  4. 前記絶縁板はセラミック多層基板であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の多数個取り配線基板。
  5. 個々の前記電子部品収納用パッケージの各辺は、前記めっき用配線と前記絶縁体層からなる組み合わせを複数セット備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の多数個取り配線基板。
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