JP5314370B2 - セラミック部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、セラミック基体部と導体部とを備えるセラミック部品を製造する方法に係り、特には貫通孔の壁面に導体部としてのスルーホール導体を形成する方法に特徴を有するセラミック部品の製造方法に関するものである。
従来、半導体素子や、水晶振動子、水晶発振器、圧電振動子、表面弾性波フィルタなどの電子部品素子を収容するための小型のセラミックパッケージが各種提案されている。この種のセラミックパッケージは、電子部品素子を収納するためのキャビティを有し、そのキャビティの一部(例えば、底面)に、電子部品素子と接続するための端子が設けられている。このセラミックパッケージにおいて、複数のセラミック焼結層を積層することでキャビティが形成される。すなわち、貫通孔が形成された上層側のセラミック焼結層と貫通孔が形成されていない下層側のセラミック焼結層とを積層することにより、キャビティが形成される。また、セラミックパッケージには、外部基板に接続するためのパッド部、ビア導体、端面スルーホール導体(キャスタレーション)、内層導体パターンなどの導体部も形成されている。
ここで、従来のセラミックパッケージの製造方法を例示する。
具体的には、まず、アルミナ粉末、有機バインダ、溶剤、可塑剤等を混合してスラリーを作製する。そしてこのスラリーを従来周知の手法によりシート状に成形して、セラミックグリーンシートを作製する。そして、セラミックグリーンシートに対して従来周知のパンチング(打ち抜き)加工を施すことによって、スルーホール導体用の貫通孔やビア導体用の貫通孔等を形成する。
次に、従来周知のペースト印刷装置を用いて、タングステン等を主成分とする導体ペーストをビア導体用貫通孔に充填する。また、壁面印刷(キャスタレーション印刷)を行って、スルーホール導体用の貫通孔の内周面に導体ペーストを付着させる。さらに、スクリーン印刷法に従って、セラミックグリーンシートの表面に導体ペーストを塗布する。なおここでは、形成すべき回路配線に応じた所定パターンのマスクを用い、導体ペーストを所定パターン状に印刷形成する。そして、セラミックグリーンシートに対して従来周知のパンチング(打ち抜き)加工を施すことによって、キャビティ用の貫通孔を形成する。
その後、複数のセラミックグリーンシートを積層し、従来周知のラミネート装置を用いて厚さ方向に所定の荷重を加えることにより、これらを圧着、一体化してセラミックグリーンシート積層体を形成する。
その後、この積層体をアルミナが焼結しうる所定の温度に加熱する焼成工程を行う。この焼成を経ると、各セラミックグリーンシート及び導体ペーストが焼結して、セラミックパッケージが得られる。なお、ここで得られるパッケージは、製品領域を平面方向に沿って縦横に複数配列した構造の多数個取り用のセラミックパッケージである。そして、分割工程を行い多数個取り用のセラミックパッケージを分割することにより、複数のセラミックパッケージが同時に得られる。またこの分割工程において、スルーホール導体のある位置においてセラミックパッケージを分割することにより、パッケージ側面にて露出する端面スルーホール導体が形成される。
なお、セラミックグリーンシートを積層して焼成することによりスルーホール導体や内層導体パターンを形成した積層型電子部品が特許文献1等に開示されている。
特開昭63−136697号公報
ところが、上述した従来の製造方法では、図18に示されるように、セラミックグリーンシート61の貫通孔62に導体ペースト63を壁面印刷する際に、グリーンシート61の表面64及び裏面65における貫通孔62の周縁に導体ペースト63が回り込んで付着してしまう。そして、図19に示されるように、セラミックグリーンシート61の積層工程では、回り込んだ導体ペースト63が重なるため、積層間に過剰な導体ペースト63aが介在することとなりその周辺は隙間が形成され易くなる。この結果、セラミックパッケージにおけるデラミネーションの発生確率が高まってしまう。
また、壁面印刷を行う場合、貫通孔62の壁面中央部では導体ペースト63が厚くなり、貫通孔62の端部(表裏のグリーンシートエッジ部)では導体ペースト63が非常に薄くなる傾向がある。このため、各シート61の境界面において、導体ペースト63間に鋭角な隙間66が発生し、めっき液が還流しなくなりめっきが析出しにくくなる。さらに、貫通孔62のサイズが小さくなると、貫通孔62に導体ペースト63が詰まり、壁面に導体ペースト63を均一に印刷することができなくなる。この場合、貫通孔62の壁面に形成される導体部の厚さがばらつくため、設計値通りの電気的特性を得ることができなくなるといった問題も生じてしまう。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、貫通孔の壁面にスルーホール導体を確実に形成することができるセラミック部品の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するための手段(手段1)としては、セラミック基体部と導体部とを備えるセラミック部品の製造方法であって、焼結後に前記セラミック基体部となるべき未焼結セラミック成形体においてその厚さ方向に貫通して形成された第1貫通孔内に、焼結後に前記導体部となるべき未焼結導体を充填する導体充填工程と、レーザ照射により前記未焼結導体の一部を除去して第2貫通孔を形成するレーザ加工工程と、前記レーザ加工工程の後、前記未焼結セラミック成形体を焼結させて前記セラミック基体部を形成し、かつ、前記未焼結導体を焼結させて前記導体部としてのスルーホール導体を形成する焼成工程とを含み、前記未焼結セラミック成形体はセラミックグリーンシートであり、前記導体充填工程を経た複数の前記セラミックグリーンシートを積層一体化して積層品を作製する積層工程を行った後、前記レーザ加工工程を行うことを特徴とするセラミック部品の製造方法がある。
従って、手段1に記載のセラミック部品の製造方法によれば、レーザ加工工程において、第1貫通孔内に充填された未焼結導体の一部がレーザ照射により除去されて第2貫通孔が形成される。その後、焼成工程において未焼結セラミック成形体と未焼結導体とが焼結することで、第1貫通孔内にスルーホール導体が形成される。この場合、レーザ加工工程にて形成する第2貫通孔のサイズを調整することにより、第1貫通孔の壁面に任意の厚さのスルーホール導体を確実に形成することができる。また、第1貫通孔において上下端と中央部とで厚みむらがなく均一な厚さのスルーホール導体を形成できることから、従来技術のように貫通孔内にめっき液が還流せずめっきが析出しなくなるといった問題も解消される。また、スルーホール導体の厚さを均一に形成できることから、設計値通りの電気的特性を得ることができる。さらに、従来技術のように貫通孔の周辺に過剰な導体ペーストの回り込みがないため、未焼結セラミック成形体を積層した場合でも境界面に隙間が形成されにくい。
前記レーザ加工工程において、前記レーザ照射により前記未焼結導体の中心部を貫通するように除去して、前記第1貫通孔よりも小径の第2貫通孔を形成することが好ましい。このようにすると、第1貫通孔の壁面に均一の厚さのスルーホール導体を正確に形成することができる。
また、前記レーザ加工工程において、前記未焼結導体の断面(未焼結セラミック成形体の平面方向に平行な面で切断したきときの断面)が三日月状となるよう前記第2貫通孔を形成してもよい。
前記レーザ加工工程では、レーザ照射によって微細な加工が可能であるため、直径が100μm以下となるよう小径の第1貫通孔を形成してもよい。またこの場合、共通のレーザ照射装置を用いて第1貫通孔及び第2貫通孔を形成することができるため、装置コストを低減することができる。
前記レーザ加工工程で用いられるレーザの種類は特に限定されないが、例えば、YAGレーザであることが好ましい。
前記焼成工程の後に切断工程を行い、前記セラミック基体部を前記スルーホール導体のある位置において切断することにより、前記セラミック基体部の側面にて露出する端面スルーホール導体を形成してもよい。このようにすれば、厚みむらがなく均一な厚さの端面スルーホール導体を確実に形成することができる。
前記未焼結セラミック成形体としては、セラミック材料をシート状に成形してなるセラミックグリーンシートを挙げることができる。
前記レーザ加工工程を経た複数の前記セラミックグリーンシートを積層一体化して積層品を作製する積層工程を行った後、前記焼成工程を行ってもよいし、前記導体充填工程を経た複数の前記セラミックグリーンシートを積層一体化して積層品を作製する積層工程を行った後、前記レーザ加工工程を行ってもよい。このようにすれば、スルーホール導体を有する積層構造のセラミック部品を製造することができる。具体的には、積層工程の前にレーザ加工工程を行う場合、各セラミックグリーンシートについて一層毎に第1貫通孔の未焼結導体にレーザ加工を行えばよく、積層品と比較して未焼結導体の加工部分の厚さが薄くなるため、未焼結導体に第2貫通孔を確実に形成することができる。また、積層工程を行った後にレーザ加工工程を行う場合、1回のレーザ加工により積層品の厚さ方向に貫通する第2貫通孔を形成することができるので、グリーンシート毎にレーザ加工工程を行う場合と比較してセラミック部品を迅速に製造することができる。
前記セラミックグリーンシートの表面に導体ペーストをパターン印刷した後、前記レーザ加工工程を行うことが好ましい。ここで、レーザ加工によって第2貫通孔を形成した後、導体ペーストのパターン印刷を行うと、第2貫通孔内に導体ペーストが入り込み、第2貫通孔が詰まってスルーホール導体を形成できなくなることがある。これに対して、パターン印刷後にレーザ加工工程を行う場合、第2貫通孔内に導体ペーストが入り込むことがなく、スルーホール導体を確実に形成することができる。
前記セラミック部品は、素子を搭載可能な領域をキャビティ内に有するセラミックパッケージであってもよい。この場合、セラミックパッケージにおいて、スルーホール導体や端面スルーホール導体を均一な厚さで形成することができるため、キャビティ内に搭載された素子との電気的な接続を確実に行うことができる。
前記セラミックパッケージの具体例としては、例えば、水晶振動子用パッケージ、表面弾性波フィルタ用パッケージ、MPUパッケージ、C−MOS用パッケージ、CCD用パッケージ、LED用パッケージなどを挙げることができる。
前記セラミック基体部を形成する材料の好適例としては、アルミナ、ベリリア、窒化アルミニウム、窒化ほう素、窒化珪素、低温焼成セラミックなどを挙げることができる。また、セラミック基体部の形成材料としては、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム等のセラミック誘電体材料を選択してもよい。
前記未焼結導体に含まれる導電性金属粉末は、セラミック基体部の焼成温度よりも高融点である必要がある。例えば、セラミック基体部がいわゆる高温焼成セラミック(例えばアルミナ等)からなる場合には、未焼結導体中の金属粉末として、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、マンガン(Mn)等やそれらの合金が選択可能である。セラミック基体部がいわゆる低温焼成セラミック(例えばガラスセラミック等)からなる場合には、未焼結導体中の金属粉末として、銅(Cu)、銀(Ag)等やそれらの合金が選択可能である。
前記セラミック部品としては、セラミックパッケージ以外にセラミックコンデンサなどの電子部品を挙げることができる。また、一般的なセラミックパッケージのように平板形状の部品に限定されるものではなく、より立体的な形状(例えばキューブ状、球状など)のセラミック部品に本発明を具体化してもよい。またこの場合、未焼結セラミック成形体としては、シート成形品に限定されるものではなく、プレス成形品などを用いることもできる。
以下、本発明を具体化した実施の形態のセラミックパッケージ及びその製造方法を図面に基づき詳細に説明する。図1は、セラミックパッケージ10を示す概略断面図である。また、図2は、セラミックパッケージ10の上面図であり、図3は、セラミックパッケージ10の下面図である。
図1に示されるように、本実施形態のセラミックパッケージ10(セラミック部品)は、水晶振動子11(素子)を実装するための装置である。このセラミックパッケージ10は、上面12及び下面13を有する矩形平板状の部材であり、そのサイズは、例えば、縦1.4mm×横2.0mm×高さ0.51mmである。本実施の形態のセラミックパッケージ10は、3層のセラミック焼結層14,15,16(セラミック基体部)からなる多層構造を有しており、各セラミック焼結層14〜16は、いずれもアルミナ焼結体からなる。なお、本実施の形態のセラミックパッケージ10では3層構造としたが、2層構造を採用しても構わないし、4層以上の多層構造を採用しても構わない。
図1及び図2に示されるように、セラミックパッケージ10は、上面12において開口するキャビティ20を備えている。本実施の形態のキャビティ20は平面視で略矩形状を呈しており、その外形寸法は、例えば縦1.0mm×横1.5mm×深さ0.34mmに設定されている。
本実施の形態のキャビティ20は、二段構造となっており、底面21の一部(図では左側)に段部22が配置されている。そして、そのキャビティ20の段部22上には、水晶振動子11に接続するための一対の端子23が形成されている。水晶振動子11は、各端子23にはんだ付けにより接続される。このように、キャビティ20内において、段部22上の端子23に水晶振動子11を接続することにより、水晶振動子11がキャビティ20の底面21から浮いた状態で収納される。なお、キャビティ20内において端子23が形成されている段部22が水晶振動子11を搭載可能な領域となる。
セラミックパッケージ10におけるキャビティ20の外周部の上面には、キャビティ20を取り囲むようにシール用メタライズ層25が設けられている。このメタライズ層25上には、図示しないめっき層やロウ材層が設けられるとともに、そのロウ材層等を介して図示しないキャップが取り付けられる。このキャップによってキャビティ20の開口が塞がれる。
セラミック焼結層14とセラミック焼結層15との界面には内層導体パターン26が形成され、セラミック焼結層15とセラミック焼結層16との界面には内層導体パターン27が形成されている。また、図1及び図3に示されるように、セラミック焼結層16の下面には、メタライズ層からなるパッド部28が複数個設けられている。このセラミックパッケージ10の各パッド部28は、セラミックパッケージ10を図示しない他の基板上に実装する際に、複数の基板側端子に対して接合される。
セラミックパッケージ10において、シール用メタライズ層25は、セラミック焼結層14に形成されたビア導体30を介して内層導体パターン26に接続され、内層導体パターン26は、セラミック焼結層15,16に形成されたキャスタレーション31(端面スルーホール導体)を介してパッド部28に接続されている。また、端子23は、セラミック焼結層15に形成されたビア導体30を介して内層導体パターン27に接続され、内層導体パターン27は、セラミック焼結層15,16に形成されたキャスタレーション31(端面スルーホール導体)を介してパッド部28に接続されている。なお、キャスタレーション31は、凹溝部32の表面上に、メタライズ層を設けた構造を有しており、セラミックパッケージ10の外周面における各コーナー部に配置されている。
本実施の形態のセラミックパッケージ10において、端子23、メタライズ層25、内層導体パターン26,27、パッド部28、ビア導体30、及びキャスタレーション31は、例えばタングステンを主体とするメタライズ金属からなる導体部である。
次に、上記構造のセラミックパッケージ10を製造する方法について図4〜図15に基づいて説明する。なお、本実施の形態のセラミックパッケージ10は、多数個取りの手法で製造される。
まず、未焼結セラミック成形体を準備する準備工程を実施する。具体的には、セラミック粉末としてのアルミナ粉末、有機バインダ、溶剤、可塑剤等を混合してスラリーを作製する。そしてこのスラリーを従来周知の手法(例えばドクターブレード法やカレンダーロール法)によりシート状に成形して、図4に示すようなセラミックグリーンシート41,42,43(未焼結セラミック成形体)を3枚作製する。
続く穴あけ工程では、打ち抜き治具(上型44,下型45)を用いてパンチング加工を行い、セラミックグリーンシート41の複数箇所に貫通孔46,47を形成する(図5参照)。セラミックグリーンシート41と同様に、パンチング(打ち抜き)加工によってセラミックグリーンシート42,43の複数箇所に貫通孔46,47を形成する(図6参照)。各セラミックグリーンシート41,42,43において、貫通孔46は、ビア導体30を形成するための孔部であり、貫通孔47は、キャスタレーション31を形成するための孔部である。
続く導体充填工程では、貫通孔46,47内にそれぞれ導体部を形成する。より具体的にいうと、まず従来周知のペースト印刷装置によるビアメタライズ充填手法を行って、貫通孔46,47内にタングステンペースト49を充填する(図7参照)。即ち、セラミックグリーンシート41の貫通孔46を完全にタングステンペースト49で満たすようにし、セラミックグリーンシート42,43の貫通孔46,47を完全にタングステンペースト49で満たすようにする。そして次に、セラミックグリーンシート41,42,43の上にタングステンペースト49をパターン印刷する(図8参照)。これらの印刷層は、後に端子23、メタライズ層25、内層導体パターン26,27、パッド部28となるべき部分である。
そして、レーザ加工工程では、レーザ照射装置を用いてセラミックグリーンシート42,43にレーザL1を照射することにより、貫通孔47(第1貫通孔)内に充填されたタングステンペースト49の中心部を貫通するように除去する(図9参照)。これにより、貫通孔47の中心部にその貫通孔47よりも小径の貫通孔48(第2貫通孔)を形成する(図10参照)。なお、貫通孔47の直径は、例えば150μmであり、貫通孔48の直径は、例えば100μmである。そして、貫通孔47の内周面には、例えば25μmの厚さのタングステンペースト49が形成される。この貫通孔47内のタングステンペースト49がスルーホール導体となるべき導体部である。
続くキャビティ用穴あけ工程では、打ち抜き治具(上型53,下型54)を用いてパンチング加工を行い、セラミックグリーンシート41にキャビティ用の貫通孔55を形成する(図11参照)。同様に、パンチング(打ち抜き)加工によってセラミックグリーンシート42にキャビティ用の貫通孔56を形成する(図12参照)。
この後に、積層工程を行い、セラミックグリーンシート43の上にセラミックグリーンシート42及びセラミックグリーンシート41を順次積層し、従来周知のラミネート装置を用いて厚さ方向に所定の荷重を加えることにより、これらを圧着、一体化してセラミックグリーンシート積層体50(積層品)を形成する(図13参照)。
続く溝入れ工程では、従来周知のブレード装置を用いることにより、製品領域の外形線に沿ってセラミックグリーンシート積層体50の表面及び裏面に断面V字状の分割溝52を格子状に形成する(図14参照)。なお、本実施の形態では、各貫通孔47の中心を通るよう複数の分割溝52が形成される。
その後、セラミックグリーンシート積層体50をアルミナが焼結しうる所定の温度(例えば1500℃〜1800℃程度の温度)に加熱する焼成工程を行う。この焼成を経ると、各セラミックグリーンシート41,42,43が焼結して大判のセラミックパッケージ101が得られる(図15参照)。また、タングステンペースト49の焼結によって、端子23、メタライズ層25、内層導体パターン26,27、パッド部28、ビア導体30、及びスルーホール導体58が形成される。なお、ここで得られるセラミックパッケージ101は、セラミックパッケージ10となるべき製品領域を平面方向に沿って縦横に複数配列した構造の多数個取り用パッケージである。
さらに、セラミックパッケージ101の端子23、メタライズ層25、パッド部28、及びスルーホール導体58に対して電解めっきを行ってそれら表面にめっき層を形成する。そして、切断工程において、セラミックパッケージ101を分割溝52に沿って切断する。これにより、図1のセラミックパッケージ10が複数同時に得られる。なお、分割溝52は、スルーホール導体58のある貫通孔47の中心を通るよう形成されている。このため、分割溝52でセラミックパッケージ101を切断することによって、セラミックパッケージ10のコーナー部(セラミック焼結層15,16の側面)にキャスタレーション31が形成される。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態の場合、セラミックグリーンシート42,43に形成された貫通孔47内にタングステンペースト49が充填された後、そのタングステンペースト49の中心部がレーザ照射により除去されて貫通孔48が形成されている。その後、焼成工程を経て、貫通孔47の壁面にスルーホール導体58が形成される。このようにすると、レーザ加工工程において貫通孔48のサイズを調整することにより、貫通孔47の壁面に任意の厚さのスルーホール導体58を形成することができる。またこの場合、貫通孔47において上下端と中央部とで厚みむらがなく均一な厚さのスルーホール導体58を形成できることから、従来技術のように貫通孔内にめっき液が還流せずにめっきが析出しにくくなるといった問題も解消することができる。さらに、従来技術のように貫通孔の周辺に過剰な導体ペーストの回り込みがないため、各セラミックグリーンシート41,42,43を積層した場合でも境界面に隙間が形成されることがなく、セラミックパッケージ10におけるデラミネーションの発生を確実に防止することができる。
(2)本実施の形態の場合、焼成工程の後に切断工程を行い、大判のセラミックパッケージ101をスルーホール導体58のある分割溝52の位置において切断することにより、セラミック焼結層15,16の側面にて露出するキャスタレーション31を形成している。このようにすれば、セラミックパッケージ10において、厚さが均一なキャスタレーション31を形成することができるため、設計値通りの電気的特性を得ることができる。
(3)本実施の形態の場合、セラミックグリーンシート41,42,43を積層一体化する積層工程を行う前に、各セラミックグリーンシート42,43について、貫通孔47内のタングステンペースト49にレーザ加工が行われ、そのタングステンペースト49に貫通孔48が形成されている。このように、セラミックグリーンシート42,43の一層毎にレーザ加工が行われる場合、積層後にレーザ加工を行う場合と比較して、タングステンペースト49の加工部分の厚さが薄くなるため、タングステンペースト49に貫通孔48を確実に形成することができる。
(4)本実施の形態の場合、セラミックグリーンシート42,43の表面にタングステンペースト49をパターン印刷した後にレーザ加工工程が行われている。ここで、レーザ加工によって貫通孔48を形成した後、タングステンペースト49のパターン印刷を行うと、貫通孔48内にタングステンペースト49が入り込み、貫通孔48が詰まってスルーホール導体58を形成できなくなることがある。これに対して、パターン印刷後にレーザ加工工程を行えば、貫通孔48内にタングステンペースト49が入り込むことがなく、スルーホール導体59を確実に形成することができる。
(5)本実施の形態のセラミックパッケージ10は、キャビティ20を有し、そのキャビティ20内において、段部22上の端子23に水晶振動子11が搭載されている。このセラミックパッケージ10において、キャスタレーション31が均一な厚さで形成されているので、キャビティ20内に搭載された水晶振動子11との電気的な接続を確実に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、導体充填工程、レーザ加工工程、及びキャビティ用穴あけ工程の後に、複数のセラミックグリーンシート41,42,43を積層一体化してセラミックグリーンシート積層体50を作製するものであったがこれに限定されるものではない。例えば、図16に示されるように、導体充填工程、及びキャビティ用穴あけ工程を経た複数のセラミックグリーンシート41,42,43を積層一体化してセラミックグリーンシート積層体50を作製した後、レーザ加工工程を行うように製造工程を変更してもよい。この場合、1回のレーザ加工によりセラミックグリーンシート積層体50の厚さ方向に貫通する貫通孔48を形成することができるので、セラミックグリーンシート42,43の一層毎にレーザ加工を行う場合と比較してセラミックパッケージ10を迅速に製造することができる。
・上記実施の形態では、レーザ加工工程において、円形の貫通孔47内に充填したタングステンペースト49に円形の貫通孔48(図10参照)を形成して断面がリング状のスルーホール導体58を形成するものであったが、この形状は適宜変更してもよい。例えば、図17に示されるように、貫通孔47(第1貫通孔)内に略楕円状の貫通孔48A(第2貫通孔)を形成して、断面が三日月状のタングステンペースト49を形成してもよい。また、貫通孔47や貫通孔48は、円形以外に三角形や四角形などの多角形状としてもよい。さらに、貫通孔47に対して偏心させた位置(中心からずれた位置)に貫通孔48を形成してもよい。
・上記実施の形態において、貫通孔46,47をパンチング加工によって形成したが、レーザ加工やドリル加工などの手法によって形成してもよい。特にレーザ加工で貫通孔46,47を形成する場合、貫通孔47内のタングステンペースト49に貫通孔48を形成するレーザ加工時と同じレーザ照射装置を用いることができる。このため、装置コストを抑えることが可能となる。また、共通のレーザ照射装置を用いれば、各工程での位置合わせを簡素化することができる。またこの場合、レーザ照射によって微細な加工が可能であるため、直径が100μm以下となるよう貫通孔47を形成することができ、さらにその貫通孔47内のタングステンペースト49の中心部に貫通孔47よりも小径(例えば50μm程度)の貫通孔48を確実に形成することができる。
・上記実施の形態におけるレーザ加工工程ではYAGレーザを用いたが、炭酸ガスレーザやエキシマレーザ等の他の種類のレーザを用いてもよい。
・上記実施の形態では、セラミックパッケージ10に具体化していたが、セラミックコンデンサなどの他のセラミック部品に本発明を適用してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)セラミック基体部と導体部とを備えるセラミック部品の製造方法であって、焼結後に前記セラミック基体部となるべき未焼結セラミック成形体においてその厚さ方向に貫通して形成された第1貫通孔内に、焼結後に前記導体部となるべき未焼結導体を充填する導体充填工程と、YAGレーザを用いたレーザ照射により前記未焼結導体の一部を除去して第2貫通孔を形成するレーザ加工工程と、前記レーザ加工工程の後、前記未焼結セラミック成形体を焼結させて前記セラミック基体部を形成し、かつ、前記未焼結導体を焼結させて前記導体部としてのスルーホール導体を形成する焼成工程とを含むことを特徴とするセラミック部品の製造方法。
(2)技術的思想(1)において、前記レーザ加工工程では、前記未焼結導体の断面が三日月状となるよう前記第2貫通孔を形成することを特徴とするセラミック部品の製造方法。
(3)技術的思想(1)または(2)において、前記未焼結セラミック成形体の表面に導体ペーストを所定パターン状に印刷形成した後に前記レーザ加工工程を行うことを特徴とするセラミック部品の製造方法。
本実施の形態のセラミックパッケージを示す断面図。 本実施の形態のセラミックパッケージを示す上面図。 本実施の形態のセラミックパッケージを示す下面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 セラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 別の実施の形態のセラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 別の実施の形態のタングステンペーストの断面形状を示す断面図。 従来のセラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。 従来のセラミックパッケージの製造方法を説明するための断面図。
符号の説明
10…セラミック部品としてのセラミックパッケージ
11…素子としての水晶振動子
14〜16…セラミック基体部としてのセラミック焼結層
20…キャビティ
22…素子を搭載可能な領域としての段部
23…導体部としての端子
25…導体部としてのシール用メタライズ層
26,27…導体部としての内層導体パターン
28…導体部としてのパッド部
30…導体部としてのビア導体
31…端面スルーホール導体としてのキャスタレーション
41〜43…未焼結セラミック成形体としてのセラミックグリーンシート
47…第1貫通孔
48,48A…第2貫通孔
49…未焼結導体としてのタングステンペースト
50…積層品としてのセラミックグリーンシート積層体
58…スルーホール導体

Claims (5)

  1. セラミック基体部と導体部とを備えるセラミック部品の製造方法であって、
    焼結後に前記セラミック基体部となるべき未焼結セラミック成形体においてその厚さ方向に貫通して形成された第1貫通孔内に、焼結後に前記導体部となるべき未焼結導体を充填する導体充填工程と、
    レーザ照射により前記未焼結導体の一部を除去して第2貫通孔を形成するレーザ加工工程と、
    前記レーザ加工工程の後、前記未焼結セラミック成形体を焼結させて前記セラミック基体部を形成し、かつ、前記未焼結導体を焼結させて前記導体部としてのスルーホール導体を形成する焼成工程と
    を含み、
    前記未焼結セラミック成形体はセラミックグリーンシートであり、
    前記導体充填工程を経た複数の前記セラミックグリーンシートを積層一体化して積層品を作製する積層工程を行った後、前記レーザ加工工程を行う
    ことを特徴とするセラミック部品の製造方法。
  2. 前記レーザ加工工程において、前記レーザ照射により前記未焼結導体の中心部を貫通するように除去して、前記第1貫通孔よりも小径の第2貫通孔を形成することを特徴とする請求項1に記載のセラミック部品の製造方法。
  3. 前記レーザ加工工程において、直径が100μm以下となるように前記第1貫通孔を形成することを特徴とする請求項1または2に記載のセラミック部品の製造方法。
  4. 前記焼成工程の後、前記セラミック基体部を前記スルーホール導体のある位置において切断することにより、前記セラミック基体部の側面にて露出する端面スルーホール導体を形成する切断工程を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のセラミック部品の製造方法。
  5. 前記セラミック部品は、素子を搭載可能な領域をキャビティ内に有するセラミックパッケージであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のセラミック部品の製造方法。
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