JP6888539B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関するものである。
特許文献1には、例えばICカードなどの認証情報を用いて認証サーバでの認証を行う画像形成装置が記載されている。具体的には、特許文献1記載の画像形成装置は、予め記憶している共通のユーザ識別情報およびパスワードにより認証サーバに認証を依頼する。認証成功後、画像形成装置は、ユーザにより入力されたユーザ情報が認証サーバにある場合には、そのユーザをログインさせる。
特開2009−93626号公報
上記の特許文献1では、ICカードなどの認証情報を用いた認証サーバでの認証は行えるものの、認証の際には必ず認証サーバとの通信を行う必要があった。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、認証サーバとの通信を行うことなく、認証サーバによる認証と同等の認証を、認証情報を用いて行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
本明細は、メモリと、ユーザ識別情報にパスワードが対応付けられた第1データベースを記憶する認証サーバと通信可能な第1通信部と、所定距離内に存在する外部端末から、外部端末を特定する端末特定情報を取得する第2通信部と、操作部と、制御部と、を備え、制御部は、操作部を介して画像処理の実行指示を受け付けないログアウト状態で、操作部を介してユーザ識別情報およびパスワードを含む第1認証情報が入力されたことに応じて、第1通信部を介して認証サーバへ該第1認証情報を送信し、第1データベースとの照合による認証の結果を受信する第1認証処理と、第1認証処理において認証成功の結果を受信したことに応じて、ログアウト状態から操作部を介して画像処理の実行指示を受け付け可能とするログイン状態に切替える第1ログイン処理と、ログイン状態で、第2通信部を介して端末特定情報を取得したことに応じて、該端末特定情報を第1認証情報に含まれるユーザ識別情報に対応付けた対応情報としてメモリに記憶させる第1登録処理と、ログアウト状態で、第2通信部を介して端末特定情報が取得されることに応じて、該端末特定情報とメモリに記憶された対応情報との照合により認証を行う第2認証処理であって、該端末特定情報が対応情報に含まれる場合に認証成功であると判断する第2認証処理と、第2認証処理において認証成功であることに応じて、ログイン状態に切替える第2ログイン処理と、を実行することを特徴とする画像処理装置を開示する。
本願に係る画像処理装置によれば、認証サーバとの通信を行うことなく、認証サーバによる認証と同等の認証を、認証情報を用いて行うことができる画像処理装置を提供することができる。
第1実施形態に係るシステムのブロック図である。 機能制限設定画面を示す図である。 機能制限DBを示す図である。 認証DBを示す図である。 認証サーバ設定画面を示す図である。 ロック画面を示す図である。 待機画面を示す図である。 登録処理のフローチャートである。 認証処理のフローチャートである。 送信先設定処理のフローチャートである。 第2実施形態に係る登録処理のフローチャートである。
第1実施形態
システムの構成
図1に示すシステム1は、複合機10および認証サーバ50を備える。複合機10と認証サーバ50とは通信ネットワーク40を介して通信可能に接続されている。尚、通信ネットワーク40の形態は特に限定されず、例えば、LANなどである。
複合機の構成
複合機10は、プリント機能、コピー機能、およびスキャナ機能などを備える複合機である。以下の説明において、複合機10が備える各機能を総称して機能と記載する場合がある。図1に示す様に、複合機10は、プリンタ12、スキャナ13、ディスプレイ18、ユーザI/F20、NFCI/F21、通信I/F22、CPU32、およびメモリ33などを備えている。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス31を介して相互に接続されている。
プリンタ12は、印刷データで示される画像を例えばインクジェット方式、電子写真方式などによりシートにカラーまたはモノクロの画像をプリントする。スキャナ13は、複合機10が備える不図示の原稿台に載置された原稿の画像を読み取って画像データを生成する。
ディスプレイ18は、例えば液晶ディスプレイであり、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示する。ユーザI/F20は電源ボタンなどの操作ボタンなどを備え、ユーザによる各種の指示を受け付ける。なお、ディスプレイ18とユーザI/F20とは、例えば、ひとつのタッチパネル式の操作パネルとして備えていてもよい。NFCI/F21は、所定距離内に存在する、例えばICカードなどのNFC通信可能な外部端末と近距離無線通信を行う。通信I/F22は、通信ネットワーク40を介した通信を行う。CPU32は、複合機10の全体動作を制御するものである。
メモリ33は、例えば、RAM、ROM、EEPROM、HDD、複合機10に着脱されるUSBメモリ等の可搬記憶媒体、CPU32が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって実現される。メモリ33は、OS34、装置プログラム35、および機能制限DB36などを記憶している。機能制限DB36は、後述するように、ユーザ毎の機能の利用可否などが記載されているデータベースである。CPU32は、各種プログラムをメモリ33から読み出して実行する。尚、装置プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。また、メモリ33は、装置プログラム35の実行に必要なデータおよび情報等を記憶する。また、メモリ33は、Webサーバとして機能させる為のプログラムであるEWS(Embedded Web Server)プログラムを記憶しており、複合機10はWebサーバとして機能する。
メモリ33は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
認証サーバの構成
認証サーバ50は、例えば、AD(Active Directory)サーバ、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバなどである。認証サーバ50は、通信I/F53、CPU62、およびメモリ63などを備える。
通信I/F53は、通信ネットワーク40を介した通信を行う。メモリ63は、例えば、RAM、ROM、EEPROM、HDD等、或いはそれらの組み合わせによって実現される。メモリ63は、OS64および認証DB65などを記憶している。CPU62は、各種プログラムをメモリ63から読み出して実行する。認証DB65は、図4に示すように、ユーザID、パスワード、メールアドレスなどの項目が1組として構成されたデータベースである。
複合機の機能
複合機10が備えるプリント機能とは、例えば、通信ネットワーク40を介して、ユーザが操作するPCから送信された印刷ジョブなどをプリンタ12によりシートに印刷する機能である。コピー機能とは、スキャナ13が生成した画像データをプリンタ12によりシートに印刷する機能である。スキャン機能とは、スキャナ13が生成した画像データを、例えば、通信ネットワーク40を介してPCへ送信するなどの機能である。
また、複合機10は、認証に成功していないユーザに対して機能の実行を制限するセキュリティ機能を有する。また、セキュリティ機能のモードには、認証サーバ50の認証DB65との照合による認証に基づき機能を制限する第1認証モードと、機能制限DB36との照合による認証に基づき機能を制限する第2認証モードがある。図2に、セキュリティ機能の設定を行うセキュリティ設定画面80を示す。セキュリティ設定画面80には、「Off」、「機能制限」、および「認証サーバ」を選択肢とするラジオボタンが表示される。複合機10は、「Off」が選択された場合にはセキュリティ機能を適用せず、「機能制限」が選択された場合には第2認証モードを実行し、「認証サーバ」が選択された場合には第1認証モードを実行する。つまり、セキュリティ機能が適用される場合には、第1認証モードおよび第2認証モードの何れか一方が選択的に実行される。
複合機10は、第2認証モードにおいて、ユーザI/F20を介して入力された情報と機能制限DB36との照合による認証において、認証成功であれば、ユーザに許可されている機能を実行可能とする。詳しくは、入力されたユーザIDとPINとの組が機能制限DB36の値と一致した場合、もしくは、カードIDが機能制限DB36の値と一致した場合に、認証成功と判断される。図3に示す様に、機能制限DB36は、「ユーザID」、「PIN(Personal Identification Number)」、「カードID」、「メールアドレス」、「プリント」、「コピー」、「スキャン」などの項目が1組として構成されている。「プリント」、「コピー」、「スキャン」の項目には「利用可」もしくは「利用否」の何れかを示す値が入力される。尚、図3においては、「利用可」は「○」、「利用否」は「×」にて示されている。以下の説明において、「プリント」「コピー」「スキャン」の各機能に対して、「利用可」もしくは「利用否」の何れの情報が対応付けられているかを示す情報を利用可否情報と記載する場合がある。CPU32は機能制限DB36を参照して、「利用可」となっている機能だけを実行可能とする。
詳しくは、CPU32は、認証成功したユーザIDによるログイン状態で待機画面110(図7)を表示する。待機画面110に表示される、例えばプリントボタン111などの機能の実行を受け付ける選択ボタンが選択されたことに応じて、CPU32は、機能制限DB36にて、認証成功したユーザのユーザIDの行を検索し、選択された機能の「利用可」もしくは「利用否」の情報を取得する。そして、「利用可」である場合には、CPU32は、選択ボタンの選択に従い、対応する画像処理を実行する。一方、「利用否」を示す情報である場合には、CPU32は選択された選択ボタンに対応する画像処理を実行しない。
複合機10は、第1認証モードが選択されている場合、電源ON時は、ディスプレイ18はロック画面100(図6)が表示される。ロック画面100において、ユーザI/F20を介してユーザIDおよびパスワードを含むログイン情報を取得すると、取得したログイン情報を認証サーバ50に送信して認証を依頼する。認証サーバ50からの応答が、認証成功である場合には、ログアウト状態からログイン状態に切替える。ここで、ログアウト状態とはユーザI/F20を介して機能の実行指示を受け付けない状態であり、ログイン状態とはユーザI/F20を介して機能の実行指示を受け付ける状態である。ログイン状態に切り替わると、ディスプレイ18が待機画面110(図7)に切り替わる。ここでは、第1認証モードでのログイン状態においては、すべての機能を実行可能とするものとする。尚、第1認証モードにおいては、入力されたログイン情報が認証DB65の値と一致した場合に、認証成功と判断される。
尚、セキュリティ設定画面80および機能制限DB36の設定はシステム1の管理者がEWS機能を使用して設定する。管理者は通信ネットワーク40に接続しているPCでブラウザを起動させ、複合機10のIPアドレスを入力する。CPU32は、設定を受け付ける設定画面を提供する。管理者により設定画面に入力された設定値を、CPU32はメモリ33に記憶させる。
また、管理者は複合機10に第1認証モードを実行させる場合、セキュリティ設定画面80などの設定の他に、図5に示す認証サーバ設定画面90の設定を行う。認証サーバ設定画面90には、サーバアドレステキストボックス91、ドメイン名テキストボックス92、登録時サーバ参照ラジオボタン93、認証時サーバ参照ラジオボタン94、管理者IDテキストボックス95、および管理者パスワードテキストボックス96が表示される。管理者は、複合機10を利用するユーザのユーザIDが管理されているサーバのURLとドメイン名をそれぞれサーバアドレステキストボックス91、ドメイン名テキストボックス92に入力する。入力された情報にしたがい、第2認証モードにおいて、認証を依頼する認証サーバ50が特定される。登録時サーバ参照ラジオボタン93は、後述する登録処理において、認証サーバ50から情報を取得するか否かを設定するものである。認証時サーバ参照ラジオボタン94は、後述する認証処理において、認証サーバ50での認証を実行させるか否かを設定するものである。尚、管理者は、登録時サーバ参照ラジオボタン93および認証時サーバ参照ラジオボタン94の少なくともいずれか一方をONに設定する場合、管理者IDテキストボックス95、および管理者パスワードテキストボックス96に管理者IDおよび管理者パスワードを入力する。この管理者IDおよび管理者パスワードは、認証DB65に登録済みの管理者情報であり、管理者情報による認証が成功すると、認証DB65に登録されているユーザの情報を取得可能となる。管理者により設定画面に入力された設定値を、CPU32はメモリ33に記憶させる。以下の説明において、機能制限DB36、認証DB65、および認証サーバ設定画面90に値が入力されたことに応じて、CPU32が入力された値を各々の値としてメモリ33に記憶させる処理および値が記憶されている状態を登録と記載する場合がある。
尚、CPU32は、セキュリティ設定画面80の入力が、「機能制限」と「認証サーバ」との間で選択が切替えられた場合には、対応して、第1認証モードと第2認証モードとの間で動作モードを切替える処理を実行する。また、第2認証モードから第1認証モードへ動作を切替えることに応じて、CPU32は機能制限DB36のすべての値を消去させる処理を実行する。
上記では、第1認証モードにおいては、ユーザI/F20を介して取得されたログイン情報を認証サーバ50に送信して認証を依頼し、認証成功である場合に、ログイン状態とされると説明した。これに加え、複合機10は、次に説明する登録処理において、機能制限DB36に登録されたカードIDが入力された場合にも、ログイン状態とする。これにより、登録されたカードIDが入力された場合には、認証サーバ50との通信を行うことなく、ログイン状態に切替えることが可能となる。
登録処理
まず、登録処理について説明する。ここでは、複合機10はセキュリティ設定画面80にて、認証サーバが選択され、第1認証モードを実行するものとする。
CPU32は、複合機10の電源がオンされると、図6に示すロック画面100をディスプレイ18に表示させる。CPU32は、後述する認証処理にて認証成功と判断することに応じてログイン状態に切替え、図7に示す待機画面110をディスプレイ18に表示させる。
以下の説明において、認証成功したユーザをログインユーザと称する。認証成功すると、CPU32は、ログインユーザのログイン情報をメモリ33に記憶させる。ログイン情報は、ログイン時に入力されたユーザIDおよびパスワード(カードによるログインの場合はユーザID)およびログイン方式(後述するカードによるログインか否かに関する情報)を含む。待機画面110には、プリントボタン111、コピーボタン112、およびスキャンボタン113が表示される。ログインユーザは、機能を実行させたい場合には所望のボタンを選択し、新規の認証カードのカードIDを機能制限DB36に登録させたい場合には認証カードをNFCI/F21に近づける。ここで、認証カードとは、NFCI/F21と通信可能なICカードである。ここでは、新規の認証カードには、内蔵するICに予めカードIDが書き込まれている。
CPU32は、待機画面110が表示されている際に、NFCI/F21から通信により取得された認証カードのカードIDが送信されることに応じて、図8に示す登録処理を開始する。まず、CPU32は、メモリ33に記憶されているログインユーザのユーザIDが機能制限DB36に登録されているか否かを判断する(S3)。ユーザIDが機能制限DB36に登録されていないと判断することに応じて(S3:NO)、CPU32はログインユーザのユーザIDおよびPINの値を機能制限DB36に新たに登録し(S5)、ステップS7へ進む。尚、ここでは、PINの値は、予め決められた固定値とするものとする。一方、ユーザIDが機能制限DB36に登録されていると判断することに応じて(S3:YES)、CPU32はステップS7へ進む。
ステップS7では、CPU32は、カードによるログインであるか否かを判断する(S7)。登録処理の実行により、機能制限DB36には、ユーザIDに対応付けられたカードIDが登録されることになる。そして、過去に登録処理が実行されたことがある場合には、認証カードでの認証成功によりログイン状態への切替えが行われ、登録処理が開始される場合がある。そこで、CPU32は、ステップS7にて、カードによるログインであるか否かを判断する。CPU32は、ログイン情報が入力されたことに応じてログイン状態に切替えた場合には、カードによるログインでないと判断する。また、CPU32は、カードIDが入力されたことに応じてログイン状態に切替えた場合には、カードによるログインであると判断する。カードによるログインでないと判断することに応じて(S7:NO)、CPU32は、ログイン時に入力されたログイン情報を認証サーバ50に送信し、ログイン情報以外の情報であるメールアドレスの送信を要求し、送信された情報を受信して取得する(S13)。認証サーバ50は、送信されたユーザIDに対応するメールアドレスが認証DB65に登録されている場合には、登録されているメールアドレスを送信する。一方、認証サーバ50は、送信されたユーザIDに対応するメールアドレスが認証DB65に登録されていない場合には、情報が無い旨を示すメッセージを送信する。
一方、カードによるログインであると判断することに応じて(S7:YES)、CPU32は、認証サーバへ問い合わせるか否かを判断する(S9)。CPU32は、登録時サーバ参照ラジオボタン93(図5)のONが選択されたことを示す情報がメモリ33に記憶されている場合には認証サーバ50へ問い合わせると判断し、OFFが選択されたことを示す情報が記憶されている場合には、認証サーバ50へ問い合わせないと判断する。認証サーバ50へ問い合わせると判断することに応じて(S9:YES)、CPU32は、管理者IDテキストボックス95および管理者パスワードテキストボックス96に入力された値をそれぞれ、認証を受けるユーザIDおよびパスワードとして、ステップS13と同様に、ログインユーザのユーザIDのメールアドレスの送信を要求し、送信結果を受信して取得し(S11)、ステップS15へ進む。一方、認証サーバ50へ問い合わせないと判断することに応じて(S9:NO)、CPU32は、ステップS11をスキップし、ステップS15へ進む。
次に、CPU32は、登録処理の開始時にNFCI/F21から送信されたカードIDが機能制限DB36に登録されているか否かを判断する(S15)。カードIDが機能制限DB36に登録されていないと判断することに応じて(S15:NO)、CPU32は、ログインユーザのユーザIDに登録処理の開始時に送信されたカードIDを対応付けて、機能制限DB36を更新し(S17)、ステップS21へ進む。尚、ステップS17において、CPU32は、機能制限DB36のカードIDに対応する利用可否情報をすべて「利用可」として更新させる。一方、カードIDが機能制限DB36に登録されていると判断することに応じて(S15:YES)、CPU32は、例えば「カードは既に登録されています」などのエラーメッセージをディスプレイ18に表示させ(S19)、ステップS21へ進む。
ステップS21では、CPU32はメールアドレスを取得したか否かを判断する(S21)。CPU32は、ステップS11,S13にて、認証サーバ50から送信されたメールアドレスを受信した場合にはメールアドレスを取得したと判断し、情報が無い旨を示すメッセージを受信した場合やステップS9でNOと判断された結果ステップS11の処理を行わなかった場合にはメールアドレスを取得しないと判断する。メールアドレスを取得したと判断することに応じて(S21:YES)、CPU32はメールアドレスを機能制限DB36に登録し、登録処理を終了する。一方、メールアドレスを取得しないと判断することに応じて(S21:NO)、CPU32はステップS23をスキップし、登録処理を終了する。
例えば、ユーザAが、認証カードを用いてログインし、ログインとは別の認証カードについて登録処理を実行させたい場合、この別の認証カードのカードIDが機能制限DB36に登録されていなければ、機能制限DB36においてユーザAに対応付けられるカードIDの値は、ログインに使用された認証カードのカードIDから上記の別の認証カードのカードIDに更新される。一方、上記の別の認証カードが機能制限DB36に既に登録された場合には、エラーとなるため、機能制限DB36においてユーザAに対応付けられるカードIDの値は、ログインに使用された認証カードのカードIDが対応付けられたままとなる。ただし、この場合においても、メールアドレスの取得が成功した場合には、機能制限DB36においてユーザAにメールアドレスが対応付けられることになる。
また、例えば、ユーザBがユーザIDおよびパスワードを用いてログインし、認証カードのカードIDが機能制限DB36に登録されていない場合には、機能制限DB36には、少なくともユーザIDおよびカードIDが対応付けられ登録される。また、機能制限DB36に認証カードのカードIDが既に登録されている場合には、エラーとなるため、ユーザBにカードIDが対応付けられ登録されることはない。ただし、この場合においても、メールアドレスの取得が成功した場合には、機能制限DB36においてユーザBにメールアドレスが対応付けられることになる。
また、登録処理の実行前に、機能制限DB36にユーザIDが登録されていない場合には、ステップS3でNOと判断され、ステップS5にてユーザIDが新たに機能制限DB36に登録され、ステップS17にてカードIDが登録される。つまり、機能制限DB36に新規にユーザIDおよびカードIDが登録されることになる。一方、登録処理の実行前に、機能制限DB36にユーザIDが既に登録されている場合には、ステップS3でYESと判断され、ステップS17にて登録済みのユーザIDのカードIDが上書きされて更新される。これにより、同じユーザIDに対して複数のカードIDが登録されてしまう重複登録を防止されることができる。
認証処理
次に、図9を用いて認証処理について説明する。
上記したように、複合機10の電源がオンされると、CPU32はロック画面100(図6)をディスプレイ18に表示させる。ロック画面100には、ユーザIDテキストボックス101、パスワードテキストボックス102、およびOKボタン103が表示される。CPU32は、ユーザによりOKボタン103が選択されたことに応じて、もしくは、ロック画面100の表示中にNFCI/F21に認証カードが近づけられ、NFCI/F21から認証カードとの通信により取得されたカードIDが送信されたことに応じて、認証処理を開始する。
認証処理を開始すると、CPU32は、カードによるログインであるか否かを判断する(S31)。OKボタン103が選択されたことに応じて認証処理を開始した場合には、CPU32はカードによるログインでないと判断する。また、NFCI/F21からカードIDが送信されたことに応じて認証処理を開始した場合には、CPU32はカードによるログインであると判断する。カードによるログインでないと判断することに応じて(S31:NO)、CPU32は、入力されたユーザIDおよびパスワードを含むログイン情報を認証サーバ50へ送信し、認証を依頼する(S47)。認証サーバ50は、認証を依頼されることに応じて、受信したログイン情報と認証DB65との照合により認証し、認証成功との結果もしくは認証失敗との結果を複合機10へ送信する。認証結果を受信することに応じて、CPU32は認証成功であるか否かを判断する(S43)。認証成功との結果を受信し、認証成功であると判断することに応じて(S43:YES)、CPU32は、ログイン状態に切替える。CPU32は、メモリ33にログイン情報として入力されたユーザIDおよびパスワードと認証サーバ50によるログイン方式である旨を示す情報を記憶させ、待機画面110(図7)をディスプレイ18に表示させ(S39)、認証処理を終了する。一方、認証成功でないと判断することに応じて(S43:NO)、CPU32は、例えば「ログイン失敗」などのエラーメッセージをディスプレイ18に表示させ(S45)、認証処理を終了する。
一方、カードによるログインであると判断することに応じて(S31:YES)、CPU32は機能制限DB36に、受信したカードIDが登録されているか否かを判断する(S33)。機能制限DB36に受信したカードIDが登録されていないと判断することに応じて(S33:NO)、CPU32は、ステップS45と同様に、エラーメッセージをディスプレイ18に表示させ(S35)、認証処理を終了する。一方、機能制限DB36に受信したカードIDが登録されていると判断することに応じて(S33:YES)、CPU32は、認証サーバ50の認証が必要であるか否かを判断する(S37)。CPU32は、認証時サーバ参照ラジオボタン94(図5)のONが選択されたことを示す情報がメモリ33に記憶されている場合には認証サーバ50の認証が必要であると判断し、OFFが選択されたことを示す情報が記憶されている場合には、認証サーバ50の認証が必要でないと判断する。認証サーバ50の認証が必要でないと判断することに応じて(S37:NO)、CPU32は、ステップS39へ進む。なお、ステップS39において、CPU32は、メモリ33にログイン情報として入力されたユーザIDとカードによるログイン方式である旨を示す情報を記憶させる。一方、認証サーバ50の認証が必要であると判断することに応じて(S37:YES)、CPU32は、管理者IDテキストボックス95および管理者パスワードテキストボックス96に入力された値を、それぞれ認証を受けるユーザIDおよびパスワードとして、また、機能制限DB36にてカードIDに対応付けられたユーザIDが認証DB65にあるか否かを認証サーバ50に問い合わる(S41)。認証サーバ50は、管理者IDおよび管理者パスワードが認証DB65に登録されており、ユーザIDが認証DB65に登録されている場合に、認証成功との判断結果を複合機10へ送信する。また、認証サーバ50は、管理者IDおよび管理者パスワードが認証DB65に登録されていない、もしくは、ユーザIDが認証DB65に登録されていない場合に、認証失敗との結果を複合機10へ送信する。CPU32は、ステップS41実行後、ステップS43へ進む。ステップS41における認証サーバ50への問い合わせの結果、認証成功と判断した場合、CPU32は、メモリ33にログイン情報として入力されたユーザIDとカードによるログイン方式である旨を示す情報を記憶させる。
送信先設定処理
次に、図10を用いて、送信先設定処理について説明する。
複合機10は、指定された送信先に電子メールを送信するメール送信機能を有する。また、スキャン機能の1機能として、複合機10は画像データを電子メールの添付ファイルとして送信する機能を有する。
CPU32は、スキャンボタン113(図7)が選択されたと判断することに応じて、画像データの送信先などを選択させるためのメニュー画面(不図示)をディスプレイ18に表示させる。CPU32は、画像データを電子メールの添付ファイルとして送信する機能が選択されたと判断することに応じて、送信先設定処理を開始する。
送信先設定処理を開始すると、CPU32は、ステップS7(図8)と同様に、カードによるログインか否かを判断する(S51)。カードによるログインであると判断することに応じて(S51:YES)、CPU32は、機能制限DB36を参照し、ログインユーザのユーザIDに対応するメールアドレスを取得し(S53)、ステップS55へ進む。一方、カードによるログインでないと判断することに応じて(S51:NO)、ユーザIDおよびパスワードによるログインであるため、CPU32は、ステップS13と同様に、ログイン時に入力されたユーザIDおよびパスワードを認証サーバ50に送信し、メールアドレスの送信を要求し、送信された情報を受信して取得し(S59)、ステップS55へ進む。ステップS55では、ステップS21と同様に、CPU32はメールアドレスを取得できたか否かを判断する(S55)。メールアドレスを取得できたと判断することに応じて(S55:YES)、CPU32は、送信先を取得したメールアドレスに設定し(S57)、送信先設定処理を終了する。一方、メールアドレスを取得できなかったと判断することに応じて(S55:NO)、CPU32は、例えば「送信先を取得できません」などのエラーメッセージをディスプレイ18に表示させ(S61)、送信先設定処理を終了する。ステップS57を実行して送信先設定処理を終了した後、CPU32は、例えば、ユーザI/F20の実行ボタン(不図示)が選択されたことに応じて、スキャナ13に画像データを生成させ、画像データを電子メールの添付ファイルとして、設定により指定されたメールアドレスへ通信I/F22に送信させる処理を実行する。
ここで、複合機10は画像処理装置の一例であり、メモリ33はメモリの一例であり、通信I/F22は第1通信部の一例であり、NFCI/F21は第2通信部の一例であり、ユーザI/F20は操作部の一例であり、CPU32は制御部の一例であり、認証サーバ50は認証サーバの一例である。
また、ユーザIDはユーザ識別情報の一例であり、ロック画面100にて入力されるユーザIDおよびパスワードは第1認証情報の一例である。カードIDは外部端末を特定する端末特定情報の一例である。管理者IDおよび管理者パスワードは第2認証情報の一例である。
また、認証DB65は第1データベースの一例であり、機能制限DB36は第2データベースの一例である。
また、認証処理において、CPU32がステップS31でNOと判断することに応じて実行するステップS47は、第1認証処理の一例である。CPU32がステップS31でYESと判断することに応じて実行するステップS33において、YESと判断する処理は、第2認証処理の一例である。また、CPU32がステップS43でYESと判断することに応じて実行するステップS39は第1ログイン処理の一例である。CPU32がステップS33でYESと判断することに応じて実行するステップS39は第2ログイン処理の一例である。また、登録処理のステップS17は第1登録処理の一例である。ステップS15は第2判断処理の一例である。CPU32がステップS37でYESと判断することに応じて実行するステップS41は第3認証処理の一例である。ステップS13は、取得処理の一例であり、ステップS23は第2登録処理の一例である。また、ステップS57は設定処理の一例である。
以上、説明した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
認証処理において、CPU32は、入力されたユーザIDおよびパスワードによる認証を認証サーバへ依頼し、認証成功の場合、ステップS39にてログイン状態に切替える。CPU32は、ログイン状態でカードIDを取得したことに応じて、登録処理を開始する。また、CPU32は、登録処理のステップS17において、ログインユーザのユーザIDにカードIDを対応付けて、メモリ33に記憶させる。これにより、認証サーバ50による認証に成功したログインユーザのユーザIDにカードIDが対応付けられて機能制限DB36に登録されることになる。また、CPU32は、ログアウト状態でカードIDを取得したことに応じて、認証処理のステップS33にてカードIDとメモリ33に記憶された機能制限DB36との照合による認証を行い、認証成功であるとことに応じて、ステップS39にてログイン状態に切替える。このように、複合機10は、認証サーバ50との通信を行うことなく、認証サーバ50が記憶する認証DB65に基づく認証と同等の認証をメモリ33に記憶される機能制限DB36に基づき行うことができる。
また、CPU32は、登録処理のステップS17において、ユーザIDにカードIDを対応付け、さらに、利用可否情報については利用可として機能制限DB36に登録する。これにより、CPU32は、ユーザIDとカードIDとの対応情報を機能制限DB36の情報として登録することができる。
また、CPU32は、セキュリティ設定画面80の入力に応じて、「認証サーバ」が選択された場合には第1認証モードを、「機能制限」が選択された場合には第2認証モードを選択的に実行する。セキュリティ設定画面80の入力が、「機能制限」と「認証サーバ」との間で選択が切替えられた場合には、対応して、第1認証モードと第2認証モードとの間で切替える処理を実行する。これにより、ユーザは、環境に応じて、適切な認証モードに切替えることができる。
また、CPU32は、第2認証モードから第1認証モードへ切替えることに応じて、機能制限DB36に記憶されている情報を消去させる処理を実行する。これにより、メモリ33の空き容量を確保することができる。
また、CPU32は、ステップS15にてNOと判断することに応じて、ユーザIDにカードIDを対応付けてメモリ33に記憶させ、ステップS15にてYESと判断することに応じて、ユーザIDにカードIDを対応付けてメモリ33に記憶させない。これにより、同じカードIDに対して複数のユーザIDが登録されてしまう重複登録を防止することができる。
また、CPU32は、ステップS33でYESと判断し、ステップS37でYESと判断することに応じて、ステップS45にて、管理者IDおよび管理者パスワードによる認証およびログインユーザのユーザIDの照合を依頼し、認証成功であると判断したことに応じて、ステップS39を実行する。これにより、より高いセキュリティを確保することができる。
また、CPU32は、ステップS13にて認証サーバ50からメールアドレスを取得し、ステップS23にて機能制限DB36に取得したメールアドレスを記憶させる。これにより、認証DB65に登録されているメールアドレスを機能制限DBに記憶させることができる。また、送信先設定処理において、CPU32は、ステップS51にてYESと判断したことに応じて、ステップS53において機能制限DB36から取得したメールアドレスを、ステップS57においてメールの送信先に設定する。一方、CPU32は、ステップS51にてNOと判断したことに応じて、ステップS59において認証サーバ50から取得したメールアドレスを、ステップS57においてメールの送信先に設定する。これにより、ユーザは、メールアドレスを入力することなく、送信先を設定することができる。利便性が良い複合機10を提供することができる。
第2実施形態
次に、第2実施形態に係る登録処理について説明する。第2実施形態に係るシステムは第1実施形態と同様である。第2実施形態においても、CPU32は、認証処理を実行する。
第1実施形態と同様に、CPU32は、通信により取得された認証カードのカードIDがNFCI/F21から送信されることに応じて、図11に示す登録処理を開始する。以下の説明において、第1実施形態の登録処理と同じ処理ステップについては同じ符号を付し、詳細な説明は適宜省略する。
登録処理を開始すると、CPU32はステップS15を実行する。ステップS15においてYESと判断することに応じて、CPU32はステップS19を実行し、登録処理を終了する。一方、ステップS15にてNOと判断することに応じて、CPU32はステップS7を実行する。ステップS7にてNOと判断することに応じて、CPU32はステップS13を実行し、実行後、ステップS21を実行する。一方、ステップS7にてYESと判断することに応じて、CPU32はステップS9を実行する。ステップS9にてYESと判断することに応じて、CPU32はステップS11を実行し、実行後ステップS21を実行する。一方、ステップS9にてNOと判断することに応じて、認証カードによるログインであり機能制限DB36にはログインユーザのユーザIDは既に登録されているため、CPU32はログインユーザのユーザIDに登録処理の開始時に送信されたカードIDを対応付けて機能制限DB36を更新し(S81)、登録処理を終了する。
ステップS21にてYESと判断することに応じて、CPU32は、ログインユーザのユーザIDが機能制限DB36に登録されているか否かを判断する(S71)。ログインユーザのユーザIDが機能制限DB36に登録されていないと判断することに応じて(S71:NO)、ログインユーザのユーザIDにカードIDおよびメールアドレスを対応付けて、機能制限DB36に新たに登録し(S73)、登録処理を終了する。一方、ログインユーザのユーザIDが機能制限DB36に登録されていると判断することに応じて(S71:YES)、ログインユーザのユーザIDに登録処理の開始時に送信されたカードIDとメールアドレスとを対応付けて機能制限DB36を更新し(S75)、登録処理を終了する。
一方、ステップS21にてNOと判断することに応じて、CPU32は、ログインユーザのユーザIDが機能制限DB36に登録されているか否かを判断する(S77)。ログインユーザのユーザIDが機能制限DB36に登録されていないと判断することに応じて(S77:NO)、ログインユーザのユーザIDにカードIDを対応付けて、機能制限DB36に登録し(S79)、登録処理を終了する。一方、ログインユーザのユーザIDが機能制限DB36に登録されていると判断することに応じて(S77:YES)、ステップS81を実行し、登録処理を終了する。このように、第2実施形態に係る登録処理では、機能制限DB36にカードIDが既に登録されている場合には、機能制限DB36にユーザIDが登録されているか否かにかかわらず、機能制限DB36の情報は更新されないことになる。
ここで、ステップS73,S75は第1登録処理および第2登録処理の一例であり、S79,S81は第1登録処理の一例であり、ステップS13は取得処理の一例である。
以上、説明した第2実施形態によれば、以下の効果を奏する。
登録処理において、CPU32は、ステップS71にてYESと判断したことに応じて、ステップS75にて、機能制限DB36に既に登録されているユーザIDに対応付けられているカードIDをNFCI/F21を介して取得したカードIDに更新させる。一方、CPU32は、ステップS71にてNOと判断したことに応じて、ステップS73にて、機能制限DB36にユーザIDにNFCI/F21を介して取得したカードIDを対応付けて新たな対応情報として記憶させる。これにより、同じユーザIDに対して、複数のカードIDが登録されてしまう重複登録を防止することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、複合機10は、第1認証モードおよび第2認証モードを実行すると説明したが、これに限定されない。第2認証モードを実行せず、メモリ33に機能制限DB36が記憶されていない構成の場合においても、メモリ33にユーザIDとカードIDとの対応情報を記憶させる構成とすれば良い。
また、上記では、第1認証モードと第2認証モードとの間で切り替わる場合には、機能制限DB36の情報は消去されると説明したが、これに限定されない。例えば、機能制限DB36の少なくともカードIDの情報を消去し、その他の例えば利用可否情報は残す構成としても良い。この場合、認証サーバ50による認証に成功したログインユーザについてのカードIDが新たに登録され、例えば利用可否情報は残されるため、機能制限DB36の情報を引き継ぐことができ、再度の入力の手間を省くことができる。
また、上記では、ステップS17において、利用可否情報のすべての機能を「利用可」とすると説明したが、これに限定されない。例えば、機能の一部を「利用可」とする構成としても良い。また、利用可否情報のすべての機能を「利用可」とする処理をステップS17にて実行すると説明したが、これに限定されず、例えばステップS5にて実行する構成としても良い。また、上記では、ステップS5において、PINは固定値が入力されると説明したが、これに限定されない。
また、上記では、送信先設定処理にて、機能制限DB36に登録されているメールアドレスを電子メールの送信先のアドレスに設定する処理について説明したが、これに限定されない。例えば、機能制限DB36に登録されているメールアドレスを電子メールの送信元のアドレスに設定する処理を実行する構成としても良い。ログイン情報以外の情報の一例としてメールアドレスを例示したが、これに限定されない。
また、上記では、送信先設定処理は、画像データを電子メールの添付ファイルとして送信する機能を実行するための操作をユーザが行ったタイミングで実行するがこれに限らない。たとえば、ユーザIDに関連付けられたメールアドレスを送信先として設定するメール送信機能の実行が有効になっている場合に、ログイン時に認証サーバ50または機能制限DB36からログインユーザに対応するメールアドレスを取得し、メール送信機能が実行される際に設定される送信先メールアドレスとして予め登録しておいてもよい。また、登録処理において、メールアドレスが機能制限DB36に登録される際に、そのユーザがログインした際には、メール送信機能の実行が可能となるよう機能の実行を有効に切り替えてもよい。
また、上記では、第2認証情報の一例として管理者IDおよび管理者パスワードを例示したが、管理者権限を有するか否かを限定するものではない。
また、上記では、外部端末の一例としてICカードを例示したが、これに限定されない。この他の外部端末、例えばNFC通信可能なスマートフォンなどでも良い。
また、第2通信部の一例としてNFCI/Fを例に説明したが、これに限らない。例えば、BlueTooth(登録商標)や赤外線通信等他の通信方式に従った通信I/Fなど、所定距離内に存在する固有IDを含むICカード等の外部端末を読み取ることが可能なインターフェースであればよい。
また、上記では、画像処理装置の一例として複合機10を例示したが、これに限定されない。上記した、プリンタ機能などの複数の機能のうち、少なくとも1つを含む装置であっても良い。また、上記の機能では、複合機の機能を例示したが、機能はこれに限定されるものではない。例えば、FAX通信機能などの他の機能を有していても良い。
10 複合機
20 ユーザI/F
21 NFCI/F
22 通信I/F
32 CPU
33 メモリ
36 機能制限DB
50 認証サーバ
65 認証DB

Claims (7)

  1. メモリと、
    ユーザ識別情報にパスワードが対応付けられた第1データベースを記憶する認証サーバと通信可能な第1通信部と、
    所定距離内に存在する外部端末から、前記外部端末を特定する端末特定情報を取得する第2通信部と、
    操作部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記操作部を介して画像処理の実行指示を受け付けないログアウト状態で、前記操作部を介して前記ユーザ識別情報および前記パスワードを含む第1認証情報が入力されたことに応じて、前記第1通信部を介して前記認証サーバへ該第1認証情報を送信し、前記第1データベースとの照合による認証の結果を受信する第1認証処理と、
    前記第1認証処理において認証成功の結果を受信したことに応じて、前記ログアウト状態から前記操作部を介して前記画像処理の実行指示を受け付け可能とするログイン状態に切替える第1ログイン処理と、
    前記ログイン状態で、前記第2通信部を介して前記端末特定情報を取得したことに応じて、該端末特定情報を前記第1認証情報に含まれる前記ユーザ識別情報に対応付けた対応情報として前記メモリに記憶させる第1登録処理と、
    前記ログアウト状態で、前記第2通信部を介して前記端末特定情報が取得されることに応じて、該端末特定情報と前記メモリに記憶された前記対応情報との照合により認証を行う第2認証処理であって、該端末特定情報が前記対応情報に含まれる場合に認証成功であると判断する前記第2認証処理と、
    前記第2認証処理において認証成功であることに応じて、前記ログイン状態に切替える第2ログイン処理と、を実行し、
    前記メモリは前記ユーザ識別情報およびパスワードを含む第2認証情報を記憶し、
    前記制御部は、
    前記メモリに前記第2認証情報が記憶されている場合に、前記第2認証処理において認証成功であることに応じて、前記第1通信部を介して前記認証サーバへ前記第2認証情報および前記第2認証処理において認証成功した前記端末特定情報に対応する前記ユーザ識別情報を送信し、前記第2認証情報による前記第1データベースとの照合および前記ユーザ識別情報が前記第1データベースに含まれているかの判断による認証の結果を受信する第3認証処理と、
    前記第3認証処理において認証成功しかつ前記ユーザ識別情報が前記第1データベースに含まれているとの判断結果を受信したことに応じて、前記第2ログイン処理を実行することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記メモリは、前記ユーザ識別情報と、前記端末特定情報と、1以上の前記画像処理それぞれに対する利用可否情報と、が対応付けられた第2データベースを記憶し、
    前記制御部は、
    前記操作部を介して前記画像処理の実行指示が入力された場合に、前記実行指示を入力したユーザの前記ユーザ識別情報に対応する前記実行指示が入力された前記画像処理の利用可否情報を前記第2データベースから取得し、
    前記利用可否情報が利用可を示す情報である場合に、前記実行指示にしたがい前記画像処理を実行し、前記利用可否情報が利用否を示す情報である場合に、前記実行指示にしたがい前記画像処理を実行せず、
    前記第1登録処理において、前記対応情報を前記第2データベースの前記ユーザ識別情報と前記端末特定情報として記憶させ、前記ユーザ識別情報に対応する前記利用可否情報を利用可を示す情報として記憶させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1データベースを利用した認証を行う第1認証モードと、前記第2データベースを利用した認証を行う第2認証モードとのいずれか一方を選択的に実行し、
    前記操作部を介して前記第1認証モードと前記第2認証モードの間で切替える処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第2認証モードから前記第1認証モードへ切替えることに応じて、前記第2データベースに記憶されている情報を消去させる処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記ログイン状態で、前記第2通信部を介して前記端末特定情報が取得されたことに応じて、該端末特定情報が前記メモリの前記対応情報として記憶されているか否かを判断する第2判断処理を実行し、
    前記第2判断処理において、前記端末特定情報が前記メモリに記憶されていると判断することに応じて、前記第1登録処理は、前記端末特定情報を前記対応情報として登録せず、前記第2判断処理において、前記端末特定情報が前記メモリに記憶されていないと判断することに応じて、前記端末特定情報を登録することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第1認証情報の前記ユーザ識別情報が前記メモリの前記対応情報として記憶されている場合には、前記第1登録処理において、該ユーザ識別情報に対応付けられている前記端末特定情報を、前記第2通信部を介して取得した前記端末特定情報に更新して記憶させ、
    前記第1認証情報の前記ユーザ識別情報が前記メモリの前記対応情報として記憶されていない場合には、前記第1登録処理において、前記第2通信部を介して取得した前記端末特定情報と前記ログイン状態とするための入力された前記ユーザ識別情報とを新たな前記対応情報として前記メモリに記憶させることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の画像処理装置。
  7. 前記画像処理装置は、指定された送信先に電子メールを送信するメール送信機能を備え、
    前記第1データベースには、前記ユーザ識別情報に対応付けられたメールアドレスが含まれており、
    前記制御部は、
    前記第1認証処理において認証成功の結果を受信した後、前記第1認証情報に対応付けられた前記メールアドレスを前記認証サーバから取得する取得処理と、
    前記取得処理にて受信した前記メールアドレスを前記ユーザ識別情報に対応付けて前記メモリに記憶させる第2登録処理と、
    前記第1認証処理に基づく前記ログイン状態で、前記メール送信機能の実行指示を受け付けたことに応じて、前記第1データベースから取得した前記メールアドレスを前記電子メールの送信元もしくは送信先として設定し、前記第2認証処理に基づく前記ログイン状態で、前記メール送信機能の実行指示を受け付けたことに応じて、前記第2登録処理により前記メモリに記憶された前記メールアドレスを前記電子メールの送信元もしくは送信先として設定する設定処理と、を実行することを特徴とする請求項1からの何れかに記載の画像処理装置。
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