JP6887653B2 - 蓋体 - Google Patents

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Description

本発明は、パレット上に位置決めされた状態で並べられる容器群の上面開口を纏めて閉塞する蓋体に関する。
この種の蓋体は、パレット上に段積みされた容器群の上に載置して使用される場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−78917号公報(図1参照)
しかしながら、上述した使用方法で荷物を搬送すると、蓋体にて覆われている最上段の容器内の荷物が、下段側の容器内の荷物に比べて、ばらけていたり、損傷していることがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、安定した荷物の搬送を可能にする蓋体の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、パレット上に並べて段積みされる容器群の上に載置され、最上段の前記容器群の上面開口を纏めて閉塞すると共に、別のパレットが上に載置され得る蓋体であって、蓋体の上面又は下面の何れか一方側に突出して他方側が陥没した複数の突部を有し、前記複数の突部には、蓋体の下面の全体に分散した複数位置から突出して前記最上段の各容器の上面に当接する複数の第1下面突部と、蓋体の下面から前記第1下面突部より大きく突出して前記最上段の各容器の上端部にそれぞれ受容され、それら容器内の荷物の上方への移動を規制する複数の第2下面突部と、が含まれている蓋体である。
請求項2の発明は、前記複数の第1下面突部には、蓋体の縦横に延びる複数の帯状突部が含まれている請求項1に記載の蓋体である。
請求項3の発明は、前記複数の突部には、蓋体の四隅に配置され、前記複数の第1下面突部に含まれる複数のコーナー突部と、蓋体の四隅から上方に突出し、上の前記パレットの桁部の下面に開口する第2下面開口に凹凸係合する第2上面突部と、が含まれている請求項1又は2に記載の蓋体である。
請求項4の発明は、前記複数の突部には、蓋体の上面から第2上面突部より低く突出し、上の前記パレットの桁部に囲まれた第1下面開口に凹凸係合する第1上面突部が含まれている請求項3に記載の蓋体である。
段積みされる容器は、上下段の容器の横ずれを防ぐために、下面から段積用下面突部が突出していて、上段の容器の段積用下面突部が下段の容器の上端部に受容される。これに対し、従来の蓋体は、最上段の容器の上面を覆うだけであるので、最上段の容器の荷物収容空間は、段積用下面突部を受容していない分だけ、下段側の容器の荷物収容空間に比べて広くなり、搬送中に容器内で荷物が跳ね上がる量が大きくなる。これに対し、本発明の蓋体は、下面から複数の下面突部が突出して最上段の各容器の上端部に受容されるので、それら容器内の荷物の跳ね上がりが抑えられ、安定した荷物の搬送が可能になる。
請求項3及び4の蓋体の上にパレットが載置されると、蓋体の第1上面突部及び第2上面突部が、上側のパレットのうち桁部に囲まれた第1下面開口及び桁部に開口する第2下面開口に凹凸係合して横ずれが防がれる
本発明の第1実施形態に係るパレットと容器群の斜視図 パレットと容器と蓋体の斜視図 蓋体の上にパレットが載置された状態の斜視図 パレットの下面側の斜視図 容器の下面側の斜視図 容器と蓋体の側断面図 蓋体の下面側の斜視図 パレットと容器と蓋体の斜視図 容器と蓋体の側断面図 パレット上の容器群の平面図 パレット上の容器群の平面図 パレットと容器と蓋体の一部破断の斜視図 蓋体とその上のパレットとの係合状態を示す平断面図 蓋体が変形した状態を示す側断面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図14に基づいて説明する。図1には、パレット10上に複数の容器20が縦横に複数並べられて段積みされた状態が示され、その最上段の容器20群の上に本発明に係る蓋体40が載置された状態が図2に示され、さらに、その蓋体40の上に別のパレット10上が載置された状態が図3に示されている。
図4に示すように、パレット10は、正方形のデッキボード12を有し、そのデッキボード12の下面における中心部と、四隅と、各外縁部の中央部とにそれぞれ桁部14を備えている。そして、隣り合った桁部14同士の下端部間が、パレット10の縦方向又は横方向に延びる帯状の架橋壁15によって連絡され、これにより、パレット10の下面には、四方を架橋壁15に囲まれた第1下面開口16が2行2列に形成されている。なお、第1下面開口16側に臨む各桁部14の角部はC面取りされ、それらに合わせて第1下面開口16の四隅の角部もC面取りされている。
また、パレット10の下面の四隅には、1対ずつの第2下面開口17,17が備えられている。各第2下面開口17は、桁部14の下面の角部に沿ったL形の開口を、パレット10下面の対角線に沿って延びるリブにて2分割してなる。
なお、隣り合った桁部14,14の間はフォーク挿入孔11をなし、そのフォーク挿入孔11が、パレット10の縦横両方向に1対ずつ貫通している。
図3に示すように、デッキボード12の上面であるデッキ面12Fの各外縁部からは、位置決突条13が上方に突出している。位置決突条13は、デッキ面12Fの各外縁部の中間部に沿って延びている。また、各位置決突条13の両端寄り位置にはベルト受容溝13Mが備えられ、それらベルト受容溝13Mは、位置決突条13の外側面の上端部からフォーク挿入孔11の開口縁に亘って上下に延びている。
なお、パレット10の下面はデッキ面12Fより僅かに小さくなっている。これにより、パレット10,10同士を段積みして、上段側のパレット10の下端部を、下段側のパレット10の位置決突条13群の内側に収めることができる。
図1に示すように、容器20は、直方体状の容器本体20Hの四隅の外側に支柱26を備えた構造をなしている。容器本体20Hは、平面形状が長方形で、上面が開口している。また、各支柱26は、図5に示すように、容器本体20Hと同じ高さをなしかつ、容器本体20Hの長手方向に長い断面長方形の略角筒状をなしている。そして、各支柱26の一角部に、容器本体20Hの一角部が食い込んだ状態に配置されて、支柱26の1対の側壁26S,26Sが、容器本体20Hの一角部を挟んだ両側壁21,21に直交している。また、各支柱26内には格子状にリブ26Lが張られ、支柱26の上面は上面壁26J(図1参照)によって閉塞されている。
図5に示すように、容器本体20Hの側壁21の上端部及び下端部からは、四方に横リブ22,23が張り出して支柱26,26の間を連絡している。また、容器本体20Hの短辺側の側壁21では、それらの上端寄り位置からも横リブ24が張り出して支柱26,26の間を連絡している。なお、長辺側の側壁21の横リブ22,23同士、及び、短辺側の側壁21の横リブ22,24同士は、複数の縦リブ25A,25Bによって連結されている。また、支柱26は、横リブ22,23,24より大きく容器本体20Hの側方に突出している。
容器20の下面においては、容器本体20Hの側壁21より僅かに内側部分の全体から段積用下面突部27が突出している。段積用下面突部27は、枠形リブ27Wの内側に格子形リブ27Lを張り巡らせてなる。そして、図6に示すように、容器20を段積みすると、上段の容器20の段積用下面突部27が、下端の容器20の上端部に嵌合されて、上下段の容器20の横ずれが規制される。また、上下段の容器20の支柱26同士が接合されて、上方からの荷重を支柱26で受けることができる。
容器20全体の長手方向の外寸と短手方向の外寸との比は、例えば、3:2になっている。そして、図1に示すように、2つの容器20の短辺同士を向かい合わせてなる列を、3列横並びに配置して2行3列に容器20を並べると、それら6つの容器20群全体の外形が正方形になって、パレット10の位置決突条13群の内側に丁度収まる。なお、図1に示されたパレット10上には、上述の如く2行3列に並べられた容器20群(以下、単に「2行3列の容器20群」又は「容器20群」という)が4段重ねにして段積みされている。
さて、蓋体40は、樹脂の真空成形品であって、図7に示すように全体が正方形をなし、主板部50の外縁部全体から蓋側壁44が垂下した構造をなしている。そして、前述の如く、蓋体40は、パレット10上の最上段の容器20群の上に載置され、それら容器20群の外側に蓋側壁44が嵌合することで、蓋体40が容器20群に対して位置決めされる(図2参照)。
蓋体40の外縁部には、容器20群の外縁形状に対応した凹凸が備えられている。即ち、蓋体40のうち縦横の一方で互いに対向する2辺の外縁部には、それぞれ両端寄り位置の2箇所を側方から陥没させて1対の第1側面凹部41A,41Aが形成され、それらの間に残された部分が側方に突出する第1側面突部42Aになっている。これと同様に、残り2辺の外縁部にも、1対の第2側辺凹部41B,41Bと第2側面突部42Bとが形成されている。そして、第2側辺凹部41Bの横幅が第1側面凹部41Aの横幅より大きく、その分、第2側面突部42Bの横幅が第1側面突部42Aの横幅より小さくなっている。また、隣り合う第1と第2の側面凹部41A,41Bの間に残された部分は、コーナー突部43になっている。
そして、2行3列の容器20群のうち容器20の3つ並び方向と、蓋体40のうち1対の第2側面突部42B,42Bの対向方向とを一致させて、容器20群上に蓋体40を載置すると、図2に示すように、容器20の3つ並び方向の途中に配置されている2対計4つの支柱26が、丁度、第1側面突部42A内に収まると共に、容器20の2つ並び方向の途中に配置されている1対計2つの支柱26が、丁度、第2側面突部42B内に収まる。また、その状態に対し、蓋体40が90度回転すると、容器20の3つ並び方向の中間の4つの支柱26と、蓋体40の第2側面凹部41Bとが干渉して、蓋体40を容器20群に嵌合させることができなくなる。
これにより、2行3列の容器20群の縦横に対して蓋体40の縦横を正しく合わせたか否かを容易に判別することができる。以下、1対の第1側面突部42A,42Aの対向方向を、蓋体40及び容器20群の縦方向H1といい、それと直交する方向を蓋体40及び容器20群の横方向H2ということとする。
蓋体40の主板部50からは、上面側と下面側の両方に複数の突部が突出している。先ずは、主板部50の下面側について説明する。
図7には、主板部50から下方に突出量L1(図9参照)だけ突出する第1下面突部51群が「灰色」に色づけして示され、主板部50から下方に突出量L1より大きい突出量L2(図9参照)だけ突出する第2下面突部52群(本発明の複数の「下面突部」に相当する)が「黒色」に色づけして示されている。また、図10には、容器20群に対する第1下面突部51群の配置が示され、図11には容器20群に対する第2下面突部52群の配置が示されている。
図10に示すように、第1下面突部51群は容器20群の上面に分散して当接するように配置され、全ての容器20の支柱26の少なくとも一部に、何れかの第1下面突部51と当接するようになっている。
詳細には、図7に示すように、第1下面突部51群は、帯状突部51Aとコーナー突部51Cと外縁中央突部51Bと補完突部51Dとからなる。帯状突部51Aは、蓋体40の全体に亘って縦方向H1と横方向H2とにそれぞれ対をなして延びている。また、各帯状突部51Aは、1対の第1側面凹部41A,41Aの間、又は、1対の第2側面凹部41B,41Bの間をそれぞれ連絡していて、パレット10のベルト受容溝13Mの真上に位置するように配置されている(図10参照)。そして、蓋体40における帯状突部51Aの裏側がベルト受容溝40M(図2参照)になっていて、蓋体40の上方とパレット10のフォーク挿入孔11内とに通した図示しないベルトをパレット10及び蓋体40のベルト受容溝13M,40Mに収めて、ベルトの横ずれを防ぐことができる。なお、蓋側壁44の外面にも、ベルト受容溝40Mが形成され、それに対応して蓋側壁44の内面には、突部44A(図7参照)が形成されている。
コーナー突部51Cは、蓋体40の四隅の角部近傍に配置され、縦方向H1に延びた長円形の一部が、後述する第2上面突部62の裏側の凹部によって除去された形状をなしている。
外縁中央突部51Bは、蓋体40の各外縁部の中央でそれら各外縁部に沿って延びる長方形をなし、第1側面突部42A内又は第2側面突部42B内に位置している。
補完突部51Dは、1対の第1側面突部42A,42A内の外縁中央突部51B,51Bに対する横方向H2の両横位置と、蓋体40の縦横の中心位置と、その中心位置に対する横方向H2の両横位置とに配置されている。なお、蓋体40の縦横の中心の補完突部51Dは、突部51Aより太い帯状をなして縦方向H1に延び、その両横の突部51は、正方形をなし、残りの外縁中央突部51Bは長方形になっている。
そして、図10に示すように、蓋体40の縦方向H1における両端部と中央部とで横方向H2に並ぶ外縁中央突部51B及び補完突部51Dと、コーナー突部51C及び補完突部51D(蓋体40の中心の補完突部51Dは除く)とが、容器20群の支柱26に少なくとも部分的に当接し、その他の第1下面突部51群が容器20の横リブ22のみに当接する。
図11に示すように、第2下面突部52群は、蓋体40の下面のうち2行3列の容器20群の上面開口20Kに対向する6つの開口対向エリアR1に分けて配置されている。また、横方向H2の中央の2つの開口対向エリアR1内の第2下面突部52群のグループ(以下、「中央グループ」という)の構成は互いに共通し、残りの4つの開口対向エリアR1内の第2下面突部52群のグループ(以下、「端部グループ」という)の構成も互いに共通している。また、中央グループと端部グループの第2下面突部52群の構成は互いに異なる。さらに、第2下面突部52群全体は、蓋体40の縦横両方向で線対称になっている。
詳細には、端部グループの第2下面突部52群は、「山」字状の第2下面突部52Aと、1対の「L」字状の第2下面突部52Bと、「亠」字状の第2下面突部52Cとからなる。そして、「山」字状の第2下面突部52Aの横辺が開口対向エリアR1の一短辺に隣接配置され、1対の「L」字状の第2下面突部52Bが、開口対向エリアR1の他方の短辺両側の角部に配置され、「亠」字状の第2下面突部52Cが開口対向エリアR1の長手方向の略中央で短辺方向に延びた状態に配置されている。即ち、端部グループの第2下面突部52群が、開口対向エリアR1のコーナー部近傍と中央部近傍とを含む複数位置に分散配置されている。
一方、中央グループの第2下面突部52群は、「T」字状の第2下面突部52D,52Eからなり、一方の「T」字状の第2下面突部52Dが開口対向エリアR1の一短辺に隣接配置され、他方の「T」字状の第2下面突部52Eが、開口対向エリアR1の長手方向の略中央で短辺方向に延びた状態に配置されている。また、それら「T」字状の第2下面突部52D,52Eの縦辺部分は、開口対向エリアR1の長手方向に延びている。さらには、他方の「T」字状の第2下面突部52Eにおける縦辺部分の先端には、開口対向エリアR1の短手方向に延びる短辺が備えられている。即ち、中央グループの第2下面突部52群も、開口対向エリアR1のコーナー部近傍と中央部近傍とを含む位置に配置されている。
蓋体40の下面側の突部の構成は以上であり、上面側の突部は、以下のようになっている。図8には、蓋体40の主板部50から上方に突出量L3(図9参照)だけ突出する本発明に係る第1上面突部61群が「黒色」に色づけして示されている。また、主板部50から上方に突出量L3より大きい突出量L4だけ突出する本発明に係る第2上面突部62群は、蓋体40の四隅の角部のみに配置されている。さらには、図13には、蓋体40の上側のパレット10に対する第1上面突部61群と第2上面突部62群の配置が示されている。
第1上面突部61群は、蓋体40の中央部分に2行2列に配置された計4つのメイン第1上面突部61Aと、それらメイン第1上面突部61A群を四方から囲むようにして、縦方向H1と横方向H2の両方向で、メイン第1上面突部61Aの各行及び各列の同じ並び上に配置された2つずつ計8つのサブ第1上面突部61Bとからなる。
複数のメイン第1上面突部61Aは、縦方向H1又は横方向H2と平行な外側面を有する正方形をなしかつ、その正方形のうちの蓋体40の中心側を向いた一角部はC面取りされている。そして、図13に示すように、各メイン第1上面突部61Aが、各第1下面開口16において、パレット10の中心寄りの角部に配置されて、メイン第1上面突部61Aの1対の外側面が第1下面開口16の1対の内側面に宛がわれると共に、メイン第1上面突部61AのC面取り面が、パレット10の中央の桁部14のC面取り面に対向配置される。
また、メイン第1上面突部61A群を縦方向H1で挟む位置に配置されたサブ第1上面突部61Bは、横方向H2に延びた長方形の一端部を斜めにカットした形状をなし、メイン第1上面突部61A群を横方向H2で挟む位置に配置されたサブ第1上面突部61Bは、縦方向H1に延びた長方形の一端部を斜めにカットした形状をなしている。
さらに、図2及び図7に示すように、上記した第1上面突部61群は水平方向で前述の第2下面突部52群から分離した配置になっている。即ち、任意の第1上面突部61と任意の第2下面突部52との間には、主板部50又は第1下面突部51が介在している。
そして、図13に示すように、各サブ第1上面突部61Bの外側面が、各第1下面開口16におけるパレット10の中心から離れた側の内側面に宛がわれると共に、サブ第1上面突部61BのC面取り面が、パレット10の外縁部中央の桁部14のC面取り面に対向配置される。
さらに、第2上面突部62群は、断面が縦方向H1に長い長円形状をなし、蓋体40の四隅のうち横方向H2で対向する外縁部寄りに配置されている。そして、図12及び図13に示すように、これら第2上面突部62群が、蓋体40上に載置されるパレット10の下面の第2下面開口17に凹凸係合する。
図9に示すように、第2上面突部62の主板部50から上方への突出量L4は、第1上面突部61の主板部50から上方への突出量L3の3〜5倍になっている。また、第1上面突部61の突出量L3は、第2下面突部52の主板部50から下方への突出量L2より小さく、第2下面突部52の第1下面突部51から下方への突出量(=L2−L1)より小さい。また、第2下面突部52の第1下面突部51から下方への突出量(=L2−L1)は、容器20における段積用下面突部27の横リブ23から下方への突出量L5と略同一になっている。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。図1に示すように、パレット10上に容器20群を2行3列に並べることで、それら容器20群が、丁度、パレット10の位置決突条13群の内側に収まって安定する。これにより、パレット10上に容器20群を段積みした状態にしても安定した搬送が可能になる。
それら容器20群の上に図2に示すように蓋体40を載置することで、複数の容器20の上面開口20Kを纏めて一度に閉塞することができる。即ち、各容器20に個別に備えた蓋体を逐一装着する場合に比べて効率よく複数の容器20の上面開口20Kを閉塞することができる。また、蓋体40の蓋側壁44が容器20群の外側に嵌合することで、容器20群の横方向への移動が規制され、この点においても容器20群が安定する。さらに、蓋体40の上とパレット10のフォーク挿入孔11内へと図示しないベルトを通して締め付けることで、容器20群をさらに安定させることができる。また、蓋体40は、主板部50及び蓋側壁44に複数の凹凸を有し、それら凹凸が補強リブの役割を果たすので強度が高く、ベルトの強い締め付けにも耐え得る。
図3に示すように、蓋体40の上に別のパレット10を載置して、さらに、その上に容器20群を段積みすることもできる。その際、図13に示すように、蓋体40の第1上面突部61群が上のパレット10の第1下面開口16に凹凸係合すると共に、蓋体40の第2上面突部62群が上のパレット10の第2下面開口17に凹凸係合して、蓋体40に対する上側のパレット10の横ずれが防がれる。これにより、容器20群を搭載したパレット10を複数積み上げて搬送又は保管しておくことができる。
また、図9に示すように、第1上面突部61の上方への突出量L3は、第2下面突部52の下方への突出量L2より小さくなっているので、図14に示すように、仮に、第1上面突部61がパレット10にて上方から押されて蓋体40の下方に突出することがあっても、その突出部分が荷物90に強く押し付けられることを防ぐことができる。
しかも、第1上面突部61と第2下面突部52とが水平方向で分離しているので、第1上面突部61が上方から加圧されたときに、それに伴う第2下面突部52の下方への移動量が抑えられて、第2下面突部52が荷物90に強く押し付けられることも防ぐことができる。
なお、蓋体40の四隅の角部は他の部位に比べて強度が高く、しかも、下方から容器20の角部によって支持されているので、第2上面突部62が上方から加圧されても、その変形は防がれる。
図2に示すように、容器20群は蓋体40にて上面を覆われた状態でパレット10ごとフォークリフトで持ち上げられてトラック等に積まれて搬送される。その搬送中にトラックが路面の段差を通過すると、容器20内の荷物90は、下方から突き上げられるような衝撃を受けることがある。このような場合、図6に示すように、最上段以外の各段の容器20の荷物90は、それらの上段側の容器20の段積用下面突部27によって跳ね上がりを抑えられる。これに対し、最上段の容器20の荷物90は、蓋体40の第2下面突部52群によって跳ね上がりを抑えられる。また、図11に示すように、第2下面突部52群は、各容器20の上面開口20Kのコーナー部近傍と中央部近傍とを含む複数位置に分散配置されているので、効果的に荷物の跳ね上がりを抑えることができる。これにより、安定した荷物90の搬送が可能になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態の容器20は、平面形状が四角形をなしていたが、容器は、平面形状が円形、長円形、楕円形、多角形のものであってもよい。また、容器群の全体の形状に対応して、蓋体の平面形状が、円形、長円形、楕円形、多角形になっていてもよい。
(2)前記実施形態の容器20は、第1上面突部61及び第2上面突部62を備えていたが、何れか一方のみを備えた構成としてもよい。
10 パレット
14 桁部
16 第1下面開口
17 第2下面開口
20 容器
20K 上面開口
27 段積用下面突部
40 蓋体
50 主板部
52 第2下面突部(下面突部)
61 第1上面突部
62 第2上面突部
90 荷物

Claims (4)

  1. パレット上に並べて段積みされる容器群の上に載置され、最上段の前記容器群の上面開口を纏めて閉塞すると共に、別のパレットが上に載置され得る蓋体であって、
    蓋体の上面又は下面の何れか一方側に突出して他方側が陥没した複数の突部を有し、
    前記複数の突部には、
    蓋体の下面の全体に分散した複数位置から突出して前記最上段の各容器の上面に当接する複数の第1下面突部と、
    蓋体の下面から前記第1下面突部より大きく突出して前記最上段の各容器の上端部にそれぞれ受容され、それら容器内の荷物の上方への移動を規制する複数の第2下面突部と、が含まれている蓋体。
  2. 前記複数の第1下面突部には、蓋体の縦横に延びる複数の帯状突部が含まれている請求項1に記載の蓋体。
  3. 前記複数の突部には、
    蓋体の四隅に配置され、前記複数の第1下面突部に含まれる複数のコーナー突部と、
    蓋体の四隅から上方に突出し、上の前記パレットの桁部の下面に開口する第2下面開口に凹凸係合する第2上面突部と、が含まれている請求項1又は2に記載の蓋体。
  4. 前記複数の突部には、蓋体の上面から第2上面突部より低く突出し、上の前記パレットの桁部に囲まれた第1下面開口に凹凸係合する第1上面突部が含まれている請求項3に記載の蓋体。
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