JP6886764B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
MMC(Modular Multilevel Converter)の実用化が進められている。MMCでは、交流系統へ出力する交流電流のほかに、電力変換器内部を流れる循環電流を制御することが必要である。交流電流や循環電流は、各アームに流れるアーム電流を用いて計算される。そのため、電力変換器の各アームには、アーム電流を検出する電流検出器が設けられている。
各アームに設けられた電流検出器のいずれかに、過電流を検出できないような故障等の異常を生じた場合には、交流電流や循環電流が適切に制御されない。交流電流や循環電流が適切に制御されないことによって、単位変換器のコンデンサ電圧が異常な電圧となり、電力変換装置は、破損等するおそれもある。
特開2001−157460号公報
本発明の実施形態は、アーム内の電流検出器に異常を生じた場合であっても安全に動作し得る電力変換装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、電力変換器と、制御装置と、を備えた電力変換装置が提供される。前記電力変換器は、第1〜第5接続部を含む。前記第1接続部は、直流回路の高電位側に接続することができる。前記第2接続部は、前記直流回路の低電位側に接続することができる。前記第3〜第5接続部は、交流回路の第1相〜第3相にそれぞれ接続することができる。前記電力変換器は、第1〜第6アームを含む。前記第1〜第6アームは、カスケード接続された単位変換器をそれぞれ含む。前記第1アームは、前記第1接続部と前記第3接続部との間に接続されている。前記第2アームは、前記第3接続部と前記第2接続部との間に接続されている。前記第3アームは、前記第1接続部と前記第4接続部との間に接続されている。前記第4アームは、前記第4接続部と前記第2接続部との間に接続されている。前記第5アームは、前記第1接続部と前記第5接続部との間に接続されている。前記第6アームは、前記第5接続部と前記第2接続部との間に接続されている。前記電力変換器は、第1〜第6電流検出器を含む。前記第1〜第6電流検出器は、単一である。前記第1〜第6電流検出器は、前記第1〜第6アームにそれぞれ設けられている。前記第1〜第6電流検出器は、設けられたアームに流れる第1〜第6電流をそれぞれ検出する。前記制御装置は、前記第1〜第6電流にもとづいて、前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれかに異常があることを検出する異常検出部を含む。前記異常検出部は、前記第1〜第6電流にもとづいて、前記交流回路の各相に流れる交流電流の零相電流を演算し、前記零相電流が所定の第1判定値以上の場合に、前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれかに異常があると判定する。
本発明の実施形態によれば、電流検出器に異常を生じた場合であっても安全に動作し得る電力変換装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る電力変換装置を例示するブロック図である。 第1の実施形態の電力変換装置の一部を例示するブロック図である。 第1の実施形態の電力変換装置の一部を例示するブロック図である。 第1の実施形態の電力変換装置の一部を例示するブロック図である。 電力変換器に流れる電流を説明するための模式図である。 比較例の電力変換装置を例示するブロック図である。 第2の実施形態に係る電力変換装置の一部を例示するブロック図である。 第3の実施形態に係る電力変換装置の一部を例示するブロック図である。 第4の実施形態に係る直流送電システムを例示するブロック図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る電力変換装置を例示するブロック図である。
図1に示すように、電力変換装置10は、電力変換器20と、制御装置40と、を備える。電力変換装置10は、接続部21a,21bを介して直流回路3に接続され得る。直流回路3は、たとえば直流電源や直流送電線等を含む。電力変換装置10は、接続部21c,21d,21e(21c〜21e)を介して交流回路1に接続され得る。この例のように、電力変換装置10は、変圧器2を介して交流回路1に接続されてもよい。変圧器2は、たとえば受電変圧器である。交流回路1は、たとえば、交流電源、交流電力線、および交流負荷等を含むことができる。
接続部とは、電力変換器20や単位変換器24と外部の回路とを接続するための部材あるいは部分を指すものとする。すなわち、接続部は、これらを、ねじ止めや溶接、はんだ付け等によって電気的に接続する端子やブスバー等の配線を含むものとする。
電力変換装置10は、交流回路1の交流電圧を直流電圧Vdcに変換して直流回路3に応じた直流電流Idcを供給する。電力変換装置10は、直流回路3の直流電圧Vdcを交流電圧に変換して交流回路1に供給する。電力変換装置10は、交流から直流、あるいは直流から交流の一方向の電力変換に限らず、双方向の電力変換を行う。
電力変換器20は、たとえばMMCである。電力変換器20は、アーム22a,22b,22c,22d,22e,22f(22a〜22f)を含む。アーム22a,22bは、3巻線トランス25aの二次巻線および三次巻線を介して直列に接続されている。アーム22aは、接続部21a,21c間に接続されており、アーム22bは、接続部21c,21b間に接続されている。アーム22c,22dは、3巻線トランス25bの二次巻線および三次巻線を介して直列に接続されている。アーム22cは、接続部21a,21d間に接続されており、アーム22dは、接続部21d,21b間に接続されている。アーム22e,22fは、3巻線トランス25cの二次巻線および三次巻線を介して直列に接続されている。アーム22eは、接続部21a,21e間に接続されており、アーム22fは、接続部21e,21b間に接続されている。3巻線トランス25a〜25cの一次巻線は、接続部21a〜21cを介して交流回路1にそれぞれ接続され得る。
以下では、直流回路3の高電位側のアームを上側のアームといい、直流回路3の低電位側のアームを下側のアームということがある。
3巻線トランス25a〜25cの二次巻線および三次巻線は、減極性になるように互いに接続され同一の鉄心に巻かれている。二次巻線および三次巻線に流れる直流電流による直流起磁力は、互いに逆極性になる。そのため、上下のアーム間に流れる短絡電流を効果的に抑制することができる。3巻線トランス25a〜25cに代えて、バッファリアクトルを各アームに直列に接続してもよい。
アーム22a,22bと3巻線トランス25aとを含む直列回路、アーム22c,22dと3巻線トランス25bとを含む直列回路、およびアーム22e,22fと3巻線トランス25cとを含む直列回路は、並列に接続されている。この並列回路は、接続部21a,21b間に接続されている。つまり、この並列回路は、直流回路3に並列に接続されている。
アーム22aは、電流検出器23aと、複数の単位変換器24と、を含む。複数の単位変換器24は、直列に接続されている。電流検出器23aは、単位変換器24に流れる電流を検出するように設けられている。電流検出器23aは、たとえばホール素子を用いた電流検出器である。電流検出器23aは、ホール素子方式の電流検出器に限らず、変流器を用いたものであってもよい。他のアーム22b〜22fについても同様に電流検出器23b〜23fと複数の単位変換器24とをそれぞれ含む。
電流検出器23a〜23fは、各アーム22a〜22fに流れるアーム電流Iup,Iun,Ivp,Ivn,Iwp,Iwn(Iup〜Iwn)を検出して、そのデータを出力する。アーム電流Iup〜Iwnのデータは、制御装置40に入力される。
図2は、電力変換装置の一部を例示するブロック図である。
図2に示すように、単位変換器24は、スイッチング素子24S1,24S2と、ダイオード24D1,24D2と、コンデンサ24Cと、を含む。スイッチング素子24S1,24S2は、直列に接続されている。ダイオード24D1,24D2は、スイッチング素子24S1,24S2にそれぞれ逆並列に接続されている。コンデンサ24Cは、スイッチング素子24S1,24S2の直列回路に並列に接続されている。
単位変換器24は、スイッチング素子24S1,24S2のオン、オフを制御することによって、コンデンサ24Cを充放電させて、コンデンサ24Cの両端の電圧を制御する。
単位変換器24は、接続部24T1,24T2を含む。単位変換器24は、接続部24T1,24T2を介して、他の単位変換器24にカスケード接続される。
スイッチング素子24S1,24S2は、制御装置40から入力されるゲート信号Vg1〜VgNによって駆動される。Nは、2×6×Mであり、Mはアーム内にカスケード接続された単位変換器24の個数である。
単位変換器は、上述のようなハーフブリッジ構成に限らず、フルブリッジ構成であってもよい。
図1に戻って説明を続ける。
制御装置40は、異常検出部41と、ゲート信号生成部42と、を含む。異常検出部41には、電流検出器23a〜23fによって検出された各アーム電流Iup〜Iwnのデータが入力される。異常検出部41は、各アームの電流値Iup〜Iwnのデータにもとづいて、いずれかの電流検出器23a〜23fの異常を検出して、ゲートブロック信号GBを生成する。異常検出部41は、自らゲートブロック信号GBを生成する場合に限らず、たとえば、故障検出時の機能設定を行う、図示しないゲートブロック信号生成回路にゲートブロック生成信号を入力して、ゲートブロック信号GBを生成させるようにしてもよい。
ゲート信号生成部42は、異常検出部41からゲートブロック信号GBの入力がされた場合に、すべてのゲート信号Vg1〜VgNをオフ状態に保持する。すべてのゲート信号Vg1〜VgNがオフ状態となることによって、単位変換器24は動作を停止する。したがって、電力変換装置10は、動作停止状態となる。
図3および図4は、電力変換装置の一部を例示するブロック図である。
図3に示すように、制御装置40は、制御部43と、アーム過電流判定部44と、OR回路45と、をさらに含む。
制御部43は、各単位変換器24のコンデンサ24Cの両端の電圧(コンデンサ電圧、図示せず)および各アーム電流Iup〜Iwn等を入力して、すべての単位変換器24のコンデンサ電圧の平均値が指令値に追従するように制御する。また、制御部43は、コンデンサ電圧のバランス制御のための回路を含む。バランス制御回路は、各相のコンデンサ電圧の平均値をバランスさせ、上下のアーム間のコンデンサ電圧の平均値をバランスさせ、さらにアーム内のコンデンサ電圧をそれぞれバランスさせる。制御部43は、アーム内のコンデンサ電圧をそれぞれバランスさせるための電圧指令値Vc1〜VcNを生成して、ゲート信号生成部42に入力する。
アーム過電流判定部44は、各アームの電流を入力する。アーム過電流判定部44は、各アーム電流Iup〜Iwnを、あらかじめ設定された過電流のためのしきい値と比較する。アーム電流Iup〜Iwnの値がしきい値以上の場合には、アーム過電流判定部44は、電流検出器に過電流が流れたと判定し、ゲートブロック信号GBを生成する。
OR回路45は、アーム過電流判定部44および異常検出部41のそれぞれの出力に接続されている。OR回路45は、アーム過電流判定部44および異常検出部41のうち少なくとも一方がゲートブロック信号GBを出力した場合には、そのゲートブロック信号GBを、OR回路46を介してゲート信号生成部42に入力する。
異常検出部41は、この例のように、故障箇所判定部41sを含んでもよい。故障箇所判定部41sは、異常検出部41において、いずれかの電流検出器の異常が検出された場合に、各アーム電流から各相の直流成分または交流成分を抽出し、それぞれ判定することによって、どの電流検出器に異常が生じたかを特定する。制御装置40において、故障箇所を迅速に特定することによって、故障から復旧する時間を短縮することが可能になり、電力変換器20の保守性を向上させることができる。
図4に示すように、異常検出部41は、演算部41aと、判定部41bと、を含む。演算部41aは、各アーム電流Iup〜Iwnのデータを入力して、交流電流Iu〜Iwの零相電流I0のデータを演算する。この例では、演算部41aは、3つの加減算器41a1〜41a3と、2つの加算器41a4,41a5と、を含む。
U相の上側のアーム22aを流れるアーム電流Iupは、電流検出器23aによって検出される。U相の下側のアーム22bを流れるアーム電流Iunは、電流検出器23bによって検出される。加減算器41a1によって、アーム電流Iup,Iunの差が計算される。加減算器41a1は、U相の交流電流Iuのデータを出力する。
V相の上側のアーム22cを流れるアーム電流Ivpは、電流検出器23cによって検出される。V相の下側のアーム22dを流れるアーム電流Ivnは、電流検出器23dによって検出される。加減算器41a2によって、アーム電流Ivp,Ivnの差が計算される。加減算器41a2は、V相の交流電流Ivのデータを出力する。
W相の上側のアーム22eを流れるアーム電流Iwpは、電流検出器23eによって検出される。W相の下側のアーム22fを流れるアーム電流Iwnは、電流検出器23fによって検出される。加減算器41a3によって、アーム電流Iwp,Iwnの差が計算される。加減算器41a3は、W相の交流電流Iwのデータを出力する。
計算された各相の交流電流Iu,Iv,Iwのデータは、加算器41a4,41a5によって加算されて、零相電流I0が計算される。
演算部41aによって生成された零相電流I0は、判定部41bに入力される。判定部41bには、零相電流I0に対する判定値D1があらかじめ設定されている。判定部41bは、入力された零相電流I0が判定値D1以上の場合には、ゲートブロック信号GBを出力する。判定部41bは、入力された零相電流I0が判定値D1よりも小さい場合には、ゲートブロック信号GBを出力しない状態とする。
本実施形態の電力変換装置10が電力系統に連系される場合には、好ましくは、電力変換装置10は、系統事故判定回路47をさらに備える(図3)。この場合には、交流回路1は、電力系統であり、交流回路1の各相の電圧および電流は、系統電圧および系統電流である。
系統事故判定回路47は、系統電圧の検出値Vsu,Vsv,Vswおよび系統電流の検出値Isu,Isv,Iswを入力して、電力系統に事故が生じているか否かを判定する。この例では、系統事故のレベルは2段階に設定されている。系統事故判定回路47は、軽度の事故レベルの場合には、事故検出信号I1を出力する。重度の事故レベルの場合には、事故検出信号I2を出力する。軽度の事故レベルとは、たとえば電力系統のうち1相が地絡したような場合であり、重度の事故レベルとは、たとえば電力系統のうち2相が地絡したような場合である。
事故検出信号I1は、インバータ回路48を介して、異常検出部41に入力される。異常検出部41は、入力される信号がアクティブな場合、この例では、論理値“1”の場合に、アーム電流の異常検出を実行する。異常検出部41は、入力される信号が非アクティブな場合、この例では、論理値“0”の場合に、アーム電流の異常検出動作を実行しない。
系統事故判定回路47が軽度の系統事故を検出し、論理値“1”の事故検出信号I1を出力した場合には、事故検出信号I1はインバータ回路48によって論理が反転され、異常検出部41には、論理値“0”が入力される。そのため、異常検出部41は動作を停止する。
系統事故判定回路47が重度の系統事故を検出し、論理値“1”の事故検出信号I2を出力した場合には、事故検出信号I2は、OR回路46を介してゲートブロック信号GBとしてゲート信号生成部42に供給される。そのため、電力変換器20は運転を停止する。
上述のように交流回路1が電力系統等の場合に系統事故判定回路47を備えることによって、軽度の系統事故を生じたときに電力変換装置10は、運転を継続することができる。重度の系統事故を検出したときには、電力変換装置10は、運転を停止することができ、系統の回復まで待機する。系統事故判定回路47では、系統事故の判定の基準は、上述に限らず、任意に適切に設定される。
なお、系統事故判定回路47は、重度の系統事故を検出した場合には、軽度の事故検出信号I1を“1”に設定した上で、事故検出信号I2を“1”に設定する。したがって、系統事故判定回路47がどのレベルの系統事故を検出した場合であっても、異常検出部41によるアーム電流の異常検出動作を停止する。論理回路は、上述に限らず、同様の動作とすることができる他の回路設定としてもよい。たとえば、系統事故判定回路47が重度の系統事故を検出した場合には、軽度の事故検出信号I1を“0”とし、重度の事故検出信号I2を“1”と設定してもよい。ただし、この場合には、インバータ回路48をNOR回路に置き換えて、置き換えたNOR回路にI1,I2を入力する。
このように、系統事故が検出された場合に、異常検出部41の動作を停止することによって、ゲートブロック信号GBが生成されたときの状況を正確に履歴として残すことができ、保守点検作業等の効率化が可能になる。
系統事故判定回路47は、たとえば、制御装置40内に実装される。系統事故判定回路47は、制御装置40内に実装される場合に限らず、単独で設けられてもよいし、他の制御盤内に設けられてもよい。
制御装置40では、上述した、アーム電流の異常検出や系統事故判定を含む構成がハードウェアによって実現されてもよいし、これらの構成の一部または全部を、記憶装置(図示せず)に格納されたプログラムの1つまたは複数のステップを実行することによって実現されてもよい。制御装置40は、たとえばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)等のようなプログラムによって動作する半導体装置等を含んでもよく、CPU等によって上述の構成を実現するプログラムのステップを実行させるようにしてもよい。後述する他の実施形態の場合も同様である。
本実施形態の電力変換装置の効果について説明する。
図5は、電力変換器に流れる電流を説明するための模式図である。
図5には、MMCである電力変換器20の各相のうち2つの相、この例ではU相およびV相のアームを含む簡易的な回路図が示されている。
図5に示すように、電力変換器の各アーム22a〜22dには、交流電流に直流電流が重畳して流れている。交流電流は、電力変換器に入出力する各相の交流電流Iu,Ivであり、図では破線で示されている。直流電流は、電力変換器の内部を流れる循環電流Izu,Izvであり、図では一点鎖線で示されている。
U相の交流電流Iuは、接続部21cから入力して、上下のアーム22a,22bに均等に分流する。循環電流Izuは、上下のアーム22a,22bに流れる。
したがって、アーム電流Iup,Iunは、以下の式(1),(2)のように表される。
Iup=Iu/2+Izu (1)
Iun=−Iu/2+Izu (2)
式(1)および式(2)の差をとることによって、式(3)のようにU相の交流電流Iuが求められる。式(1)および式(2)の和をとり1/2を乗ずることによって、式(4)のようにU相の循環電流Izuが求められる。
Iu=Iup−Iun (3)
Izu=(1/2)×(Iup+Iun) (4)
同様にして、V相の上下のアーム電流Ivp,Ivnは、以下の式(5),(6)のように表される。
Ivp=Iv/2+Izv (5)
Ivn=−Iv/2+Izv (6)
式(5)および式(6)の差をとることによって、式(7)のようにV相の交流電流Ivが求められる。式(3)および式(4)の和をとり1/2を乗ずることによって、式(8)のようにV相の循環電流Izvが求められる。
Iv=Ivp−Ivn (7)
Izv=(1/2)×(Ivp+Ivn) (8)
W相についても同様である。上下のアーム電流Iwp,Iwnの差をとることによって、式(9)のようにW相の交流電流Iwが求められ、上下のアーム電流Iwp,Iwnの和をとり1/2を乗ずることによって、式(10)のようにW相の循環電流Izwが求められる。
Iw=Iwp−Iwn (9)
Izw=(1/2)×(Iwp+Ivn) (10)
各相の循環電流Izu,Izv,Izwの和は、直流回路の本線および帰線を流れる直流電流なので、これらの大きさの和は、接続部21a,21bから入出力される電力変換器の直流電流Idcの大きさに等しい。
このように、各相の交流電流および循環電流は、各相の上下のアーム電流のデータを加算したり、減算したりすることによって求めることができる。
したがって、上下のアーム電流Iup〜Iwnを制御することによって、接続部21a,21bから入力され、あるいは出力される直流電流Idcを制御し、接続部21c〜21eに入力され、あるいは出力される交流電流Iu〜Iwを制御することができる。このように、MMCでは、各アーム電流Iup〜Iwnにもとづいて、各種制御を行う。
電力変換装置10には、過電流保護機能が設けられている。単位変換器24の故障等により、いずれかのアームに過大な電流が流れた場合には、ゲートブロック信号GBによってすべてのゲート信号Vg1〜VgNを遮断し、電力変換器20を適切に停止させる必要がある。
このように、各アーム電流は、電力変換装置10の入出力電流を制御するための基本的なデータとして用いられるとともに、電力変換装置10の過電流保護のための情報を提供する。したがって、各アーム電流Iup〜Iwnを検出する電流検出器23a〜23fは、正しいデータを出力することが求められる。
本実施形態の電力変換装置10では、異常検出部41を含む制御装置40を備えている。異常検出部41は、すべての電流検出器23a〜23fによって検出されたアーム電流Iup〜Iwnにもとづいて、零相電流I0を計算する。
零相電流I0は、各相の交流電流Iu,Iv,Iwのうち1つでも異常なデータがある場合には、極端に大きな値となる。電流検出器23a〜23fのうちの1つが故障し、正確な電流のデータを出力しない場合には、交流電流Iu,Iv,Iwのいずれかが異常なデータとなる。異常時の電流検出器は、振幅が0から0に近い値のデータを出力すると考えられる。電流検出器23a〜23fの異常とは、たとえば配線等の切断によるオープン故障等である。
異常検出部41には、あらかじめ判定値D1が設定されている。判定値D1は、計算された零相電流I0の振幅と比較される。判定値D1は、交流電流Iu〜Iwのうちいずれかに異常が生じた場合の零相電流I0を検出できる値に設定される。たとえば、三相交流に不平衡が生じた場合の零相電流よりも十分大きな値に設定される。
異常検出部41は、零相電流I0の振幅が判定値D1以上の場合に、ゲートブロック信号GBを生成する。
制御装置40は、ゲートブロック信号GBによって、すべてのゲート信号Vg1〜VgNをオフ状態に設定し維持する。電力変換器20は、これによって安全に停止することができる。
単一の電流検出器によって、電流検出や過電流保護を行う方法が知られている(たとえば特許文献1)。この方法では、電流検出器による電流の検出のほか、インバータの直流側の電圧の変動やスイッチング素子の発熱を同時に検出する。電流検出器の出力が0であっても、インバータに入力される直流電圧が変動したり、スイッチング素子の発熱が認められたりする場合には、インバータは動作していると判定される。そのため、インバータが動作しているにもかかわらず、電流検出器の出力が0であることから電流検出器の故障を判定することができる。
この方法によれば、インバータに入力される直流電圧の計測やスイッチング素子の温度検出は、通常の動作のために用いられるセンサ等から出力されるデータを利用できる。そのため、部品の追加をすることなく、プログラムの追加や修正によって、電流検出器の故障を判定することができるとしている。
上述の既知の方法をMMCに適用する場合には、多数の単位変換器24のコンデンサ電圧やスイッチング素子の温度を計測して、ソフトウェア処理を行う必要がある。MMCである電力変換器20は、上述したように、多数の単位変換器24が1つのアームにカスケード接続され、さらに6本のアームを有している。そのため、電流検出器ごとに異常検出を行う場合には、ソフトウェアの処理量が膨大となり、現実的でない。
図6は、比較例の電力変換装置を例示するブロック図である。
図6に示すように、電力変換器では、1つのアームに対応する複数の電流検出器123−1,123−2,123−3,123−4(123−1〜123−4)を含んでいる。制御装置140は、故障判定部141を含んでおり、故障判定部141は、1つのアームに含まれる複数の電流検出器123−1〜123−4の検出データを入力して、異常なデータを検出する。
この例では、U相上側のアームに対応する故障判定部141は、すべての電流検出器123−1〜123−4のアーム電流Iup1,Iup2,Iup3,Iup4(Iup1〜Iup4)の振幅のピーク値や実効値を入力して、その中央値を選択する。故障判定部141は、各アーム電流Iup1〜Iup4の振幅のピーク値や実効値が、選択された中央値から、あらかじめ設定された偏差内か否かによって、アーム電流Iup1〜Iup4のデータの異常の有無を判定する。中央値に代えて、アーム電流の振幅のピーク値や実効値の平均値を計算して、判定値とする場合等もある。
比較例の電力変換装置では、このように電流検出器を冗長化することによって、電流検出器の故障を判定することができる。しかしながら、電流検出器の故障を判定するのに、上述のように中央値を用いる場合には、3個以上の電流検出器を設ける必要があり、正確に故障検出するには、より多くの電流検出器が要求される。このように、複数の電流検出器を各アームに設けることによって、部品数や配置スペースの増加が顕著となる。そのため、比較例の電力変換装置では、コストの上昇や装置の大型化等が懸念される。
上述したように、本実施形態の電力変換装置では、制御装置40が異常検出部41を含むことによって、電流検出器を冗長化することなく、また、電流以外のパラメータを単位変換器ごとに監視することなく、電流検出器の異常を検出することができる。
(第2の実施形態)
上述の実施形態では、交流電流の零相電流を計算して、電流検出器の異常の有無を判定したが、他の要素を計算して電流検出器の異常を判定してもよい。本実施形態では、電力変換器内を流れる循環電流の交流成分を抽出することによって、アーム電流を監視し、電流検出器の異常を判定する。
図7は、本実施形態に係る電力変換装置の一部を例示するブロック図である。
図7に示すように、制御装置は、異常検出部241を含む。異常検出部241は、演算部241aと、ハイパスフィルタ241bと、判定部241cと、を含む。
演算部241aは、加算器241a1〜241a3を含む。演算部241aは、アーム電流Iup,Iunを加算器241a1によって加算する。加算器24a1は、U相の循環電流Izuを2倍にして出力する。演算部241aは、アーム電流Ivp,Ivnを加算器241a2によって加算する。加算器24a2は、V相の循環電流Izvを2倍にして出力する。演算部241aは、アーム電流Iwp,Iwnを加算器241a3によって加算する。加算器24a3は、W相の循環電流Izwを2倍にして出力する。
計算された各相の循環電流Izu,Izv,Izwのデータは、ハイパスフィルタ241bにそれぞれ入力される。ハイパスフィルタ241bは、循環電流から直流成分を除去して、交流成分のデータをそれぞれ出力する。
ハイパスフィルタ241bから出力された各相の循環電流の交流成分のデータは、判定部241cに入力される。判定部241cは、あらかじめ設定された判定値D2を有する。判定値D2は、循環電流の交流成分が異常であると判定できる程度の十分大きな値に設定されている。
上下のアームのいずれかの電流検出器に異常が生じて、電流検出器が出力するアーム電流のデータが0程度であると、演算部241aによって計算される循環電流には、異常のない方の電流の交流成分が残ることになる。ハイパスフィルタ241bによって直流成分が除去されると、大きな交流成分の振幅値のデータが抽出されるので、電流検出器に異常があることが判定される。
(第3の実施形態)
図8は、本実施形態の電力変換装置の一部を例示するブロック図である。
本実施形態では、アーム電流を用いて交流電流を計算し、計算された交流電流の直流成分を抽出することによって、アーム電流を監視し、電流検出器の異常を判定する。
図8に示すように、制御装置は、異常検出部341を含む。異常検出部341は、演算部341aと、ローパスフィルタ341bと、判定部341cと、を含む。
演算部341aは、加減算器341a1〜341a3を含む。加減算器341a1によって、U相のアーム電流Iup,Iunの差が計算される。加減算器341aは、計算されたU相の交流電流Iuのデータを出力する。加減算器341a2によって、V相のアーム電流Ivp,Ivnの差が計算される。加減算器341a2は、計算されたV相の交流電流Ivのデータを出力する。加減算器341a3によって、W相のアーム電流Iwp,Iwnの差が計算される。加減算器341a3は、計算されたW相の交流電流Iwのデータを出力する。
計算された各相の交流電流Iu,Iv,Iwのデータは、ローパスフィルタ341bにそれぞれ入力される。ローパスフィルタ341bは、交流電流から交流成分を除去して直流成分を抽出して出力する。交流電流から基本周波数成分を除去して直流成分を抽出するためには、ローパスフィルタに限らず、他のフィルタを用いてもよい。たとえば、単独または複数組み合わせたバンドエリミネーションフィルタを用いてもよい。
判定部341cは、あらかじめ設定された判定値D3を含む。判定値D3は、上下のアーム電流のいずれかに異常があり、一方の出力がほぼ0であった場合に、その差をとったときの直流電流成分を検出できる程度の値に設定される。判定部341cは、交流電流の直流成分の大きさを、判定値D3とそれぞれ比較する。
判定部341cは、交流電流の直流成分が判定値D3以上の場合に、ゲートブロック信号GBを出力する。
第1〜第3の実施形態では、アーム電流にもとづいて、零相電流や循環電流、交流電流を計算して電流検出器の異常を判定する。循環電流や交流電流の計算は、通常の制御動作のために実行されるので、このための制御機能あるいはプログラムのステップは、すでに制御装置に実装されている。したがって、電流検出器の異常検出のために新たな部品を追加する必要がないばかりでなく、プログラムの変更や追加も小さい規模に抑えることができる。
(第4の実施形態)
図9は、本実施形態の直流送電システムを例示するブロック図である。
図9に示すように、直流送電システム400は、電力変換装置10a,10bを備える。電力変換装置10aは、この例では、変圧器2aを介して電力系統1aに接続されている。電力変換装置10bは、この例では、変圧器2bを介して電力系統1bに接続されている。電力変換装置10a,10bは、直流回路3によって接続されている。直流回路3は、たとえば直流送電線であり、本線および帰線を含む。
電力変換装置10a,10bは、上述した他の実施形態のいずれかの電力変換装置とすることができる。
直流回路3は、長距離の直流送電のための直流送電線であってもよいが、同一の変電所内の直流送電線であってもよい。この場合には、直流系統1a,1bは、同一の系統であり、直流送電システム400は、いわゆるBTB(Back To Back)システムである。
本実施形態の場合の直流送電システム400に、上述の他の実施形態の場合の電力変換装置を用いることによって、簡便に電流検出器の異常を検出することができる安全なシステムを構築することが可能になる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。たとえば、電力変換器および制御装置などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した電力変換装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得るすべての電力変換装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

Claims (5)

  1. 直流回路の高電位側に接続し得る第1接続部と、
    前記直流回路の低電位側に接続し得る第2接続部と、
    交流回路の第1相に接続し得る第3接続部と、
    前記交流回路の第2相に接続し得る第4接続部と、
    前記交流回路の第3相に接続し得る第5接続部と、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第3接続部との間に接続された第1アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第3接続部と前記第2接続部との間に接続された第2アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第4接続部との間に接続された第3アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第4接続部と前記第2接続部との間に接続された第4アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第5接続部との間に接続された第5アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第5接続部と前記第2接続部との間に接続された第6アームと、
    前記第1アームに設けられ、前記第1アームに流れる第1電流を検出する単一の第1電流検出器と、
    前記第2アームに設けられ、前記第2アームに流れる第2電流を検出する単一の第2電流検出器と、
    前記第3アームに設けられ、前記第3アームに流れる第3電流を検出する単一の第3電流検出器と、
    前記第4アームに設けられ、前記第4アームに流れる第4電流を検出する単一の第4電流検出器と、
    前記第5アームに設けられ、前記第5アームに流れる第5電流を検出する単一の第5電流検出器と、
    前記第6アームに設けられ、前記第6アームに流れる第6電流を検出する単一の第6電流検出器と、
    を含む電力変換器と、
    前記第1〜第6電流にもとづいて、前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれかに異常があることを検出する異常検出部を含む制御装置と、
    を備え
    前記異常検出部は、前記第1〜第6電流にもとづいて、前記交流回路の各相に流れる交流電流の零相電流を演算し、前記零相電流が所定の第1判定値以上の場合に、前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれかに異常があると判定する電力変換装置。
  2. 直流回路の高電位側に接続し得る第1接続部と、
    前記直流回路の低電位側に接続し得る第2接続部と、
    交流回路の第1相に接続し得る第3接続部と、
    前記交流回路の第2相に接続し得る第4接続部と、
    前記交流回路の第3相に接続し得る第5接続部と、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第3接続部との間に接続された第1アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第3接続部と前記第2接続部との間に接続された第2アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第4接続部との間に接続された第3アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第4接続部と前記第2接続部との間に接続された第4アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第5接続部との間に接続された第5アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第5接続部と前記第2接続部との間に接続された第6アームと、
    前記第1アームに設けられ、前記第1アームに流れる第1電流を検出する単一の第1電流検出器と、
    前記第2アームに設けられ、前記第2アームに流れる第2電流を検出する単一の第2電流検出器と、
    前記第3アームに設けられ、前記第3アームに流れる第3電流を検出する単一の第3電流検出器と、
    前記第4アームに設けられ、前記第4アームに流れる第4電流を検出する単一の第4電流検出器と、
    前記第5アームに設けられ、前記第5アームに流れる第5電流を検出する単一の第5電流検出器と、
    前記第6アームに設けられ、前記第6アームに流れる第6電流を検出する単一の第6電流検出器と、
    を含む電力変換器と、
    前記第1〜第6電流にもとづいて、前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれかに異常があることを検出する異常検出部を含む制御装置と、
    を備え、
    前記異常検出部は、前記第1〜第6電流にもとづいて演算された各相の循環電流から交流成分をそれぞれ抽出し、前記交流成分が所定の第2判定値以上の場合に、前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれかに異常があると判定する電力変換装置。
  3. 直流回路の高電位側に接続し得る第1接続部と、
    前記直流回路の低電位側に接続し得る第2接続部と、
    交流回路の第1相に接続し得る第3接続部と、
    前記交流回路の第2相に接続し得る第4接続部と、
    前記交流回路の第3相に接続し得る第5接続部と、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第3接続部との間に接続された第1アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第3接続部と前記第2接続部との間に接続された第2アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第4接続部との間に接続された第3アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第4接続部と前記第2接続部との間に接続された第4アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第5接続部との間に接続された第5アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第5接続部と前記第2接続部との間に接続された第6アームと、
    前記第1アームに設けられ、前記第1アームに流れる第1電流を検出する単一の第1電流検出器と、
    前記第2アームに設けられ、前記第2アームに流れる第2電流を検出する単一の第2電流検出器と、
    前記第3アームに設けられ、前記第3アームに流れる第3電流を検出する単一の第3電流検出器と、
    前記第4アームに設けられ、前記第4アームに流れる第4電流を検出する単一の第4電流検出器と、
    前記第5アームに設けられ、前記第5アームに流れる第5電流を検出する単一の第5電流検出器と、
    前記第6アームに設けられ、前記第6アームに流れる第6電流を検出する単一の第6電流検出器と、
    を含む電力変換器と、
    前記第1〜第6電流にもとづいて、前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれかに異常があることを検出する異常検出部を含む制御装置と、
    を備え、
    前記異常検出部は、前記第1〜第6電流にもとづいて演算された、前記交流回路の各相に流れる交流電流の直流成分をそれぞれ抽出し、前記直流成分が所定の第3判定値以上の場合に、前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれかに異常があると判定する電力変換装置。
  4. 前記異常検出部は、前記第1〜第6電流にもとづいて、前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれに異常があるか特定する請求項1〜3のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  5. 直流回路の高電位側に接続し得る第1接続部と、
    前記直流回路の低電位側に接続し得る第2接続部と、
    交流回路の第1相に接続し得る第3接続部と、
    前記交流回路の第2相に接続し得る第4接続部と、
    前記交流回路の第3相に接続し得る第5接続部と、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第3接続部との間に接続された第1アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第3接続部と前記第2接続部との間に接続された第2アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第4接続部との間に接続された第3アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第4接続部と前記第2接続部との間に接続された第4アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第1接続部と前記第5接続部との間に接続された第5アームと、
    カスケード接続された単位変換器を含み、前記第5接続部と前記第2接続部との間に接続された第6アームと、
    前記第1アームに設けられ、前記第1アームに流れる第1電流を検出する単一の第1電流検出器と、
    前記第2アームに設けられ、前記第2アームに流れる第2電流を検出する単一の第2電流検出器と、
    前記第3アームに設けられ、前記第3アームに流れる第3電流を検出する単一の第3電流検出器と、
    前記第4アームに設けられ、前記第4アームに流れる第4電流を検出する単一の第4電流検出器と、
    前記第5アームに設けられ、前記第5アームに流れる第5電流を検出する単一の第5電流検出器と、
    前記第6アームに設けられ、前記第6アームに流れる第6電流を検出する単一の第6電流検出器と、
    を含む電力変換器と、
    前記第1〜第6電流にもとづいて、前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれかに異常があることを検出する異常検出部を含む制御装置と、
    事故判定機能と、
    を備え、
    前記事故判定機能は、前記交流回路が電力系統を含んでおり前記電力系統で事故を生じた場合には、前記異常検出部が前記単一の第1電流検出器、前記単一の第2電流検出器、前記単一の第3電流検出器、前記単一の第4電流検出器、前記単一の第5電流検出器および前記単一の第6電流検出器のうちのいずれかで異常を検出したときでも、前記電力変換器に運転を継続させる電力変換装置。
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