JP6886661B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された作業機は、エンジンの動力で回転する出力軸にトルクリミッタを取り付け、このトルクリミッタを介して出力軸に伝達された動力を被動部(前輪及び後輪)に伝達している。
トルクリミッタは、受け部材、一対の摩擦板、出力ギヤ、押圧部材及び皿ばねを有する。一対の摩擦板は、受け部材と押圧部材との間に配置されている。一対の摩擦板の間に出力ギヤが配置されている。皿ばねは、押圧部材を受け部材に向けて付勢する。受け部材、摩擦板及び押圧部材は、出力軸と一体回転する。出力ギヤは、出力軸と相対回転可能である。皿ばねの付勢力により受け部材、摩擦板、出力ギヤ及び押圧部材が密着する。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、安定した滑りトルクを確保することができる作業機を提供することを目的とする。
端部から該回転軸の外側に嵌められ且つ前記回転軸の前記端部に取り付けられる抜止めプレートによって抜け止めされる。
また、前記出力部材は、該出力部材の周方向に位置をずらせて設けられた複数の前記グリス穴を有する。
また、前記出力部材は、回転軌跡の一部が重なる複数の前記グリス穴を有する。
また、前記出力部材は、外周部に設けられた少なくとも1つの第1グリス穴と、外周部と内周部との間の部位である中周部に設けられた少なくとも1つの第2グリス穴と、内周部に設けられた少なくとも1つの第3グリス穴と、を含む複数の前記グリス穴を有する。
図14は、本実施形態に係る作業機の全体構成を示す概略側面図である。図15は、作業機の全体構成を示す概略平面図である。図16は、作業機の本体部分の断面図である。本実施形態では、作業機として歩行型の草刈機1が例示されている。
本発明の実施形態においては、図14、図15の矢印A1で示す方向を前方、前方の反対側の方向(図14、図15の矢印A2方向)を後方、図14、図15の矢印B1方向を左方、左方の反対側の方向(図14、図15の矢印B2方向)を右方として説明する。
図14、図15に示すように、草刈機1は、機体2を有する。機体2は、走行装置(被動部)3によって走行可能に支持されている。走行装置3は、前部側の車輪である左の第1車輪4L及び右の第1車輪4Rと、後部側の車輪である左の第2車輪5L及び右の第2車輪5Rとを有する。
図14、図15に示すように、機体2の側部(左部)には、ハンドル装着部8が設けられている。このハンドル装着部8に操縦ハンドル9が取り付けられている。
次に、草刈機1の各部を詳細に説明する。
蓋体13の左部には、上端開口状の入力部13aが設けられている。入力部13a内には、メインクラッチ11が配置されている。メインクラッチ11は、例えば、自動遠心クラッチである。メインクラッチ11には、原動機E1の出力軸10が連結されている。メインクラッチ11の下部には、ボス部11aが固定されている。したがって、ボス部11aに原動機E1の動力がメインクラッチ11を介して断続可能に伝達される。
係合穴27は、回転軸21の中心部に形成された穴であって、回転軸21の下面から上方に向けて凹設して形成された円柱状の内面によって形成されている。
クラッチ係合部28は、回転軸21より径大に形成されていて、下面側に、第1噛合部28aを有する。
第2位置X2は、第2噛合部35aが第1噛合部28aから外れて、第1噛合部28aと第2噛合部35aとの噛合が解除する位置である。即ち、第2位置X2では、伝動体20から刈刃軸7へ動力が伝達されない。言い換えると、第2位置X2は、伝動体20から離反して伝動軸への動力の伝達を切断する位置である。
クラッチシフタ35と軸受31との間には、付勢部材36が設けられている。付勢部材36は、コイルバネによって構成され、刈刃軸7の外側に設けられている。即ち、刈刃軸7は、付勢部材36を挿通している。付勢部材36は、クラッチシフタ35をクラッチ係合部28に係合する方向(上方)に付勢している。付勢部材36は、刈刃軸7と同行回転する。
クラッチシフタ35を第2位置X2に操作すると、付勢部材36は縮み、該付勢部材36の上端は、当接部材39の上面より下方に位置し、且つ、まだ縮むことが可能である。これにより、クラッチシフタ35を当接部材39に十分に押し付けることができる。また、当接部材39は、当接部によって第1支持筒部14の端面14aから間隔をあけて配置されているので、クラッチシフタ35を第2位置X2に操作した際に、付勢部材36を当接部材39の上面より下方に収めることができる。
図6に示すように、第3伝動ギヤ43は、前後方向に延伸する軸心を有する入力軸45に嵌められていて、該入力軸45と一体回転する。入力軸45は、ミッションケースM1の壁部44a,44bに回転自在に支持されている。入力軸45に伝達された動力は、変速機構48を介して第4伝動ギヤ46に伝達される。第4伝動ギヤ46は、ミッションケースM1の壁部44cに取り付けられた支軸57に相対回転可能に嵌められている。第4伝動ギヤは、例えば、ベベルギヤである。支軸57は、入力軸45と平行に配置されている。
図1に示すように、出力軸53は、機体幅方向K2に延伸する軸心を有し、クラッチシフタ35の右方に位置する支持壁54から第2支持筒部15を挿通し且つ第2支持筒部15から右方に突出している。出力軸53は、支持壁54、第2支持筒部15等に軸心回りに回転可能に支持されている。前後進切替機構52は、ミッションケースM1内であって、出力軸53の左部に設けられている。前後進切替機構52は、第4伝動ギヤ46に伝達された動力を前進用と後進用とに切り替えて走行装置3へ伝達する。
図7に示すように、伝動ケース59は、第1車軸ケース66、第2車軸ケース67及び連結部材68と共に走行フレーム65を構成している。走行フレーム65は、機体2に取り付けられている。
図7に示すように、第1車軸ケース66及び第2車軸ケース67は機体幅方向K2に延伸する軸心を有する筒体によって形成されている。
第1車軸ケース66は、ミッションケースM1の前方に位置し、右端側が伝動ケース59に連結されている。第1車軸ケース66内には、第1車軸71が収容されている。第1車軸71の左側は、第1車軸ケース66から突出している。第1車軸71の右側は、第1車軸ケース66から突出すると共に伝動ケース59を通って該伝動ケース59から右方に突出している。第1車軸71の左側に第1車輪4Lが取り付けられ、右側に第1車輪4Rが取り付けられている。第1車輪4L及び第1車輪4Rは、第1車軸71と一体回転する。
先ず、トルクリミッタ58の概要を説明する。
図9、図10に示すように、トルクリミッタ58は、ハブ76と、出力ギヤ61と、押圧部材(第2伝動体)77と、押圧バネ(付勢部材)78と、押さえナット79と、ロックナット80とを有する。
図9、図10、図11Aに示すように、伝動部53aは、先端側で且つ外面に、出力軸53の軸心O1に平行な第1係合面86を有する。第1係合面86は、互いに平行な2面(第1面86a、第2面86b)を含む。伝動部53aの先端側には、ネジ穴94が形成されている。ネジ穴189とは、部材に形成された円柱状の穴の内周面に雌ネジが形成された穴である。出力ギヤ61の中心部には、厚さ方向(出力軸53の軸心方向S1)に貫通する貫通穴84が形成されている。
図9、図10に示すように、ハブ76は、一端から他端にわたって貫通状に形成された挿通穴90を有する。言い換えると、挿通穴90は、受けフランジ82及び軸部83を貫通する穴である。挿通穴90に出力軸53(伝動部53a)が挿通されている。
図9、図10に示すように、押圧バネ78は、皿バネで構成され、出力ギヤ61とで押圧部材77を挟むように配置されている。押圧バネ78の内周穴78a(内周側の穴)をネジ部85が挿通している。押圧バネ78は、押圧部材77に当接して該押圧部材77を出力ギヤ61及び受けフランジ82に向けて付勢する。押圧バネ78の付勢力によってトルクリミッタ58の設定トルクが決定される。
図10に示すように、ギヤ支持部83の幅(軸心方向S1の寸法)は、出力ギヤ61の厚さよりも若干小さい。これにより、押圧部材77を出力ギヤ61に十分に押し付けることができる。
トルクリミッタ58は、ハブ76に、出力ギヤ61、押圧部材77、押圧バネ78、押さえナット79及びロックナット80を組み付けた状態で、伝動部53a(出力軸53)から取り外す又は取り付けることができる。
図11Bに示すように、出力ギヤ61は、グリスG1を貯留する複数のグリス穴111を有する。本実施形態では、複数のグリス穴111は、第1グリス穴111a、第2グリス穴111b及び第3グリス穴111cの3つのグリス穴を含む。なお、グリス穴111は、1つでも2つでもよく、4つ以上であってもよい。即ち、グリス穴は、少なくとも1つ設けられていればよい。
図9に示すように、グリス穴111は、円板部61cを出力軸53の軸心O1(出力ギヤ61の回転軸心)に平行な方向に貫通して形成された環状の縁部によって形成されている。また、グリス穴111は、円形穴で形成されている。
図11Bに示すように、複数のグリス穴111は、出力ギヤ61の周方向Y1において位置をずらせて設けられている。具体的には、第1グリス穴111a、第2グリス穴111b及び第3グリス穴111cは、出力ギヤ61における周方向Y1の位相が相互に異なっている。また、第1グリス穴111a、第2グリス穴111b、第3グリス穴111cは、周方向Y1に120°の間隔で位相をずらせて配置されている。詳しくは、出力軸53の軸心O1(出力ギヤ61の回転軸心)と第1グリス穴111aの中心D1とを通る線P1と、軸心O1と第2グリス穴111bの中心D2とを通る線P2との成す角度α1が120°である。また、軸心O1と第3グリス穴111cの中心D3とを通る線P3と、線P2との成す角度α2が120°である。また、線P1と線P3との成す角度α3が120°である。
以上のように、複数のグリス穴111は、出力ギヤ61の周方向Y1且つ出力ギヤ61の径方向Y2に位置をずらせて設けられている。
また、複数のグリス穴111は、回転軌跡の一部が重なっている。詳しく説明すると、図11Bに示すように、第1グリス穴111aの径方向Y2の外端(径外端という)の軌跡r1と、第1グリス穴111aの径方向Y2の内端(径内端という)の軌跡r2との間の領域R1が第1グリス穴111aの回転軌跡である。また、第2グリス穴111bの径外端の軌跡r3と、第2グリス穴111bの径内端の軌跡r4との間の領域R2が第2グリス穴111bの回転軌跡である。また、第3グリス穴111cの径外端の軌跡r5と、第3グリス穴111cの径内端の軌跡r6との間の領域R3が第3グリス穴111cの回転軌跡である。軌跡r2と軌跡r3との間の領域で、回転軌跡R1と回転軌跡R2とが重なっている。また、軌跡r4と軌跡r5との間の領域で、回転軌跡R2と回転軌跡R3とが重なっている。
なお、第1グリス穴111aと第2グリス穴111bと第3グリス穴111cとの穴径は、異なっていてもよい。
本実施形態では、第1グリス穴111aと第2グリス穴111bと第3グリス穴111cの穴径dの総合計からラップ代h1及びラップ代h2を引いた値は、寸法L4に略等しい寸法或いは近似した寸法に設定される。
次に、燃料タンクT1の取付けについて説明する。
燃料タンクT1は、第1取付壁105Aと、第2取付壁105Bとを有する。第1取付壁105Aは、燃料タンクT1の上部に設けられている。第2取付壁105Bは、燃料タンクT1の下部に設けられている(図14参照)。第1取付壁105Aは、第1スペーサ部材106A及び第2スペーサ部材106Bを介して第1タンク取付部104Aにボルト等によって取り付けられている。第2取付壁105Bは、第3スペーサ部材106C及び第4スペーサ部材106Dを介して第2タンク取付部104Bにボルト等によって取り付けられている。
草刈機1は、原動機E1と、原動機E1の動力が伝達されて回転する伝動体20と、伝動体20と相対回転自在に係合する軸部29を有する伝動軸(刈刃軸7)と、伝動体20に係合して伝動軸に原動機E1からの動力を伝達する第1位置X1と、伝動体20から離反して伝動軸への動力の伝達を切断する第2位置X2とに移動可能なクラッチシフタ35と、伝動体20及び伝動軸を収容するケース(ミッションケースM1)と、ケース側に固定されていて、第2位置X2に位置するクラッチシフタ35が押し付けられる当接部材39と、を備えている。
また、クラッチシフタ35は、伝動軸の外側に一体回転可能で且つ軸心方向に移動可能に嵌められ、当接部材39は、伝動軸が挿通する挿通穴40を有すると共にクラッチシフタ35と伝動軸の軸心方向で対向している。
また、伝動軸の外側に設けられていてクラッチシフタ35を伝動体20に係合する方向に付勢する付勢部材36を備え、挿通穴40は、付勢部材36を挿通可能な大きさに形成されている。
また、クラッチシフタ35を第1位置X1と第2位置X2とに位置変更させるシフトフォーク37と、シフトフォーク37を支持するシフトロッド38と、を備え、当接部材39は、シフトロッド38との干渉を避ける切欠き部39eを有する。
また、ケースは、伝動軸の軸部29とは反対側の部位を回転可能に支持する支持筒部(第1支持筒部14)を有し、支持筒部は、当接部材39に対向する側の端面から当接部材39側に突出していて、該当接部材39に当接する当接部(第1突部41a、第2突部41b、第3突部41c)を有する。
また、作業機1は、原動機E1と、原動機E1の動力によって回転する回転軸(出力軸53)と、回転軸の動力を被動部(走行装置3)に伝達するトルクリミッタ58と、を備え、トルクリミッタ58は、回転軸と一体回転する第1伝動体(受けフランジ82)及び第2伝動体(押圧部材77)と、第1伝動体と第2伝動体との間に当接して配置されていて、第1伝動体及び第2伝動体と一体回転することで被動部へ動力を出力すると共に設定トルク以上のトルクが作用した際に第1伝動体及び第2伝動体と相対回転する出力部材(出力ギヤ61)とを有し、出力部材は、第1伝動体及び第2伝動体とに当接する当接面61A,61BにグリスG1を付着させるべく該グリスG1を貯留する少なくとも1つのグリス穴111を有する。
また、出力部材は、回転軸の軸心O1を中心とする異なる円周上に配置された複数のグリス穴111を有する。
また、出力部材は、該出力部材の周方向Y1に位置をずらせて設けられた複数のグリス穴111を有する。
この構成によれば、出力部材に複数の穴を形成することによる強度低下を小さくすることができる。
この構成によれば、グリスの付着のむらを防止することが可能である。
また、グリス穴111は、回転軸心方向に平行な方向に出力部材を貫通して形成されている。
この構成によれば、1つのグリス穴111で出力部材の両側の当接面にグリスを付着させることができる。
この構成によれば、出力部材の当接面にグリスを外周部から内周部にわたって付着することができる。
この構成によれば、出力部材と第1伝動体及び第2伝動体とを直接当接させることによって構造の簡素化を図ることができる。
53 回転軸(出力軸)
58 トルクリミッタ
61 出力部材(出力ギヤ)
76 ハブ
77 第2伝動体(押圧部材)
78 付勢部材(押圧バネ)
82 第1伝動体(受けフランジ)
83 軸部
111 グリス穴
111a 第1グリス穴
111b 第2グリス穴
111c 第3グリス穴
E1 原動機
G1 グリス
O1 回転軸の軸心
R1 第1グリス穴の回転軌跡
R2 第2グリス穴の回転軌跡
R3 第3グリス穴回転軌跡
Y1 出力部材の周方向
Claims (7)
- 原動機と、
前記原動機の動力によって回転する回転軸と、
前記回転軸の動力を被動部に伝達するトルクリミッタと、
を備え、
前記トルクリミッタは、
前記回転軸の外側に嵌められて前記回転軸と一体回転するハブであって、第1伝動体と、前記第1伝動体から前記回転軸の軸心方向に突出すると共に前記回転軸に一体回転可能に外嵌された軸部とを含むハブと、
前記軸部の外側に一体回転可能で且つ軸心方向に移動可能に嵌められた第2伝動体と、
前記第2伝動体に当接して該第2伝動体を前記第1伝動体に向けて付勢する付勢部材と、
前記第1伝動体と前記第2伝動体との間に当接して配置されていて、前記第1伝動体及び第2伝動体と一体回転することで前記被動部へ動力を出力すると共に設定トルク以上のトルクが作用した際に前記第1伝動体及び前記第2伝動体と相対回転する出力部材と、
前記軸部における前記第1伝動体とは反対側に形成されたネジ部に螺合され且つ前記第2伝動体から離反する方向の前記付勢部材の移動を規制する押さえナットと、
を有し、
前記出力部材は、前記軸部に相対回転可能に外嵌されると共に前記第1伝動体と前記第2伝動体との間に配置された円板部と、前記円板部の外周側に設けられ前記回転軸からの動力を前記被動部へ伝達する歯部と、前記円板部に形成されていて前記第1伝動体及び第2伝動体に当接する当接面にグリスを付着させるべく該グリスを貯留する少なくとも1つのグリス穴を有し、
前記ハブは、前記出力部材、前記第2伝動体、前記付勢部材及び前記押さえナットが組み付けられた状態で前記回転軸の軸心方向の端部から該回転軸の外側に嵌められ且つ前記回転軸の前記端部に取り付けられる抜止めプレートによって抜け止めされる作業機。 - 前記出力部材は、回転軸の軸心を中心とする異なる円周上に配置された複数の前記グリス穴を有する請求項1に記載の作業機。
- 前記出力部材は、該出力部材の周方向に位置をずらせて設けられた複数の前記グリス穴を有する請求項1又は2に記載の作業機。
- 前記出力部材は、回転軌跡の一部が重なる複数の前記グリス穴を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機。
- 前記グリス穴は、回転軸の軸心に平行な方向で前記出力部材を貫通して形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機。
- 前記出力部材は、
外周部に設けられた少なくとも1つの第1グリス穴と、
外周部と内周部との間の部位である中周部に設けられた少なくとも1つの第2グリス穴と、
内周部に設けられた少なくとも1つの第3グリス穴と、
を含む複数の前記グリス穴を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業機。 - 前記出力部材は、前記軸部が挿通する貫通穴を有し、
前記第1グリス穴、前記第2グリス穴及び前記第3グリス穴は、それぞれ1つづつ形成され、
前記第1グリス穴と前記第2グリス穴と前記第3グリス穴の穴径の総合計から、前記第1グリス穴の回転軌跡と前記第2グリス穴の回転軌跡との重なり代と、前記第2グリス穴の回転軌跡と前記第3グリス穴の回転軌跡との重なり代とを引いた値は、前記出力部材における前記貫通穴の内周面から前記歯部の歯底円までの径方向の寸法に略等しい寸法或いは近似した寸法に設定される請求項6に記載の作業機。
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