JP6758251B2 - 収穫機用伝動装置 - Google Patents
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Description
回転軸の回転を制動するブレーキが備えられ、
前記ブレーキに、
前記回転軸と一体回転する第1ボス部材と、
径方向において前記回転軸と前記第1ボス部材との間に配置され、且つ、固定部に固定された状態で前記回転軸と相対回転する第2ボス部材と、
前記第1ボス部材と前記第2ボス部材との間に位置して、前記第1ボス部材と前記第2ボス部材との相対回転を規制する係合状態と、相対回転を許容する係合解除状態とに切り換え自在な多板摩擦式係合機構と、
前記多板摩擦式係合機構を押圧操作する操作機構とが備えられ、
前記第1ボス部材に、前記回転軸の軸心方向で前記多板摩擦式係合機構の一端側に位置して前記回転軸の外周部に一体回転自在に連結された側壁部と、前記多板摩擦式係合機構の外周側を保持する筒状部と、が備えられ、
前記回転軸の軸心方向で前記多板摩擦式係合機構の他端側における前記第2ボス部材の端部に連結部材が備えられ、前記連結部材が前記固定部に固定され、
前記第2ボス部材の外周に外歯ギア部が備えられ、
前記連結部材の内周に内歯ギア部が備えられ、
前記外歯ギア部と前記内歯ギア部とが噛み合って、前記第2ボス部材と前記連結部材とが一体的に連結されている点にある。
さらに、本構成によれば、外歯ギア部と内歯ギア部とが噛み合うことにより、第2ボス部材と連結部材とが一体的に連結される。連結部材は固定部に連結されているので、第2ボス部材と固定部とが外歯ギア部と内歯ギア部とが噛み合うギア噛み合い部を介して連結される。
ギア噛み合い部では、ギア同士の間で周方向に沿うガタが生じるので、ガタにより、第2ボス部材と連結部材との間での少しの位置ずれを許容することができる。その結果、各部材同士の位置合わせを高精度で行う必要がなく、それだけ部材の加工精度を下げてコスト低減を図ることが可能となる。
前記ミッションケースに前記回転軸の軸芯方向と直交する平面からなる接当部が形成され、
前記連結部材が、前記接当部に面接触した状態で前記ミッションケースに固定されていると好適である。
図1に、稲や麦などを収穫対象とする普通型コンバインが示されている。このコンバインは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ式の走行装置2を装備した走行機体を備え、その走行機体の前部に、収穫対象の植立穀稈を刈り取って後方に向けて搬送する刈取搬送部3が横軸芯P周りで揺動昇降自在に連結されている。そして、機体フレーム1上に、刈取搬送部3からの刈取穀稈に対して扱き処理を施すとともに、その扱き処理で得られた脱穀処理物に対して選別処理を施す脱穀装置4、脱穀装置4からの穀粒を貯留する穀粒タンク5、穀粒タンク5に貯留される穀粒を機外に排出するための穀粒排出装置6、操縦者が搭乗して運転操作を行う運転部7等が備えられている。
次に、ミッションケース16内部の伝動機構について説明する。
図2に示すように、ミッションケース16の上部において入力軸17が支持され、入力軸17に伝動ギア18,19がスプライン構造により一体回転自在に外嵌されている。無段変速装置15の出力軸15cがミッションケース16の内部に挿入され、スプライン構造により伝動ギア18(入力軸17)に連結されている。
図2,3に示すように、バネ33により左右の噛み合い部30R,30Lが、左右の出力ギア29R,29Lの噛み合い側に付勢されている。左右の噛み合い部30R,30Lが左右の出力ギア29R,29Lに噛み合いすることにより、左右のサイドクラッチ31が伝動状態となり、直進用伝動軸26の動力が左右の走行装置2に伝達される。
図3に示すように、ミッションケース16内に旋回用伝動軸44(回転軸の一例)が支持されている。この旋回用伝動軸44には、相対回転自在に第1中継ギア45が外嵌され、この第1中継ギア45は右の噛み合い部30Rの外周のギア部に噛み合っている。旋回用伝動軸44と第1中継ギア45との間に緩旋回クラッチ46が備えられている。
図3に示すように、旋回用ブレーキ55は、旋回用伝動軸44と一体回転する第1ボス部材としてのブレーキハウジング56と、旋回用伝動軸44と相対回転自在で且つ旋回用伝動軸44とブレーキハウジング56との間に位置してミッションケース16に固定された第2ボス部材としての筒軸57と、ブレーキハウジング56と筒軸57との間に位置して、ブレーキハウジング56と筒軸57との相対回転を規制する係合状態(制動状態)と、相対回転を許容する係合解除状態(非制動状態)とに切り換え自在な多板摩擦式係合機構58と、多板摩擦式係合機構58を押圧操作する操作機構としての移動操作部材59と、移動操作部材59を多板摩擦式係合機構58とは反対方向に移動付勢するバネ60とが備えられている。
車体の旋回操作は、運転部7に備えられている旋回レバー85(図1参照)の操作により行われる。旋回レバー85を中立位置から左方向に倒すと左方向への旋回が行われ、旋回レバー85を中立位置から右方向に倒すと右方向への旋回が行われる。
旋回方向が左方向であれば、左右が反転した状態で上述の動作と同様な旋回操作が行われる。
上記実施形態では、筒軸の外周に外歯ギア部68が備えられ、連結部材67の内周に内歯ギア部69が備えられ、外歯ギア部68と内歯ギア部69とが噛み合って、筒軸と連結部材67とが一体的に連結される構成としたものを示した。この構成によれば、次のように構成されたものに比べて、ギア同士の間で周方向に沿うガタが生じるので、ガタにより、第2ボス部材と連結部材との間での少しの位置ずれを許容することができる。その結果、各部材同士の位置合わせを高精度で行う必要がなく、それだけ部材の加工精度を下げてコスト低減を図ることが可能となる。
(1)上記実施形態では、連結部材67がミッションケース16にボルトで連結固定される構成としたが、この構成に代えて、連結部材67が、ミッションケース16に形成された係合部に入り込み係合して回転が規制される状態で固定されるものでもよい。又、連結部材67が、ミッションケース16以外の部材に固定されるものでもよい。
44 回転軸
55 ブラケット
56 第1ボス部材
57 第2ボス部材
58 多板摩擦式係合機構
59 操作機構
61 側壁部
62 筒状部
67 連結部材
68 外歯ギア部
69 内歯ギア部
72 接当部
Claims (4)
- 回転軸の回転を制動するブレーキが備えられ、
前記ブレーキに、
前記回転軸と一体回転する第1ボス部材と、
前記回転軸と相対回転自在で且つ前記回転軸と前記第1ボス部材との間に位置して固定部に固定された第2ボス部材と、
前記第1ボス部材と前記第2ボス部材との間に位置して、前記第1ボス部材と前記第2ボス部材との相対回転を規制する係合状態と、相対回転を許容する係合解除状態とに切り換え自在な多板摩擦式係合機構と、
前記多板摩擦式係合機構を押圧操作する操作機構と、が備えられ、
前記第1ボス部材に、前記回転軸の軸心方向で前記多板摩擦式係合機構の一端側に位置して前記回転軸の外周部に一体回転自在に連結された側壁部と、前記多板摩擦式係合機構の外周側を保持する筒状部と、が備えられ、
前記回転軸の軸心方向で前記多板摩擦式係合機構の他端側における前記第2ボス部材の端部に連結部材が備えられ、前記連結部材が前記固定部に固定され、
前記第2ボス部材の外周に外歯ギア部が備えられ、
前記連結部材の内周に内歯ギア部が備えられ、
前記外歯ギア部と前記内歯ギア部とが噛み合って、前記第2ボス部材と前記連結部材とが一体的に連結されている収穫機用伝動装置。 - 前記連結部材が、前記固定部としてのミッションケースに固定されている請求項1記載の収穫機用伝動装置。
- 前記連結部材が、周方向の複数箇所で前記ミッションケースに連結して固定されている請求項2記載の収穫機用伝動装置。
- 前記ミッションケースに前記回転軸の軸芯方向と直交する平面からなる接当部が形成され、
前記連結部材が、前記接当部に面接触した状態で前記ミッションケースに固定されている請求項2又は3記載の収穫機用伝動装置。
Priority Applications (1)
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JP2017107625A JP6758251B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 収穫機用伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017107625A JP6758251B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 収穫機用伝動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018201355A JP2018201355A (ja) | 2018-12-27 |
JP6758251B2 true JP6758251B2 (ja) | 2020-09-23 |
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ID=64954272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017107625A Active JP6758251B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 収穫機用伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6758251B2 (ja) |
-
2017
- 2017-05-31 JP JP2017107625A patent/JP6758251B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2018201355A (ja) | 2018-12-27 |
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