JP6598557B2 - 作業車 - Google Patents
作業車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6598557B2 JP6598557B2 JP2015151940A JP2015151940A JP6598557B2 JP 6598557 B2 JP6598557 B2 JP 6598557B2 JP 2015151940 A JP2015151940 A JP 2015151940A JP 2015151940 A JP2015151940 A JP 2015151940A JP 6598557 B2 JP6598557 B2 JP 6598557B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- spring
- shaft
- load
- switching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Description
左右一対の走行装置と、
左右一対の前記走行装置に速度差を与える左右一対の油圧式のサイドクラッチと、
前記サイドクラッチに作動油の給排を行うバルブユニットと、
前記バルブユニットのスプールを操作して前記バルブユニットの作動油給排状態を変更する操向操作具と、が備えられ、
前記操向操作具の操作量に応じて、前記速度差の状態が異なる複数の旋回モードが連続して現出されるように構成され、
前記旋回モードの切り換わりタイミングにおいて、前記スプールに負荷を与える負荷付与機構が備えられているものであって、
前記バルブユニットのバルブケースに作動可能に支持され、左右の前記サイドクラッチのそれぞれに対する作動油の給排を行う一つの前記スプールが備えられ、
前記スプールの一端側部が前記バルブケースの内部に作動可能に収容されており、
前記スプールの他端側部に前記操向操作具が連係されており、
前記負荷付与機構は、前記一端側部に負荷を与えるべく作用する状態で、前記バルブケースの内部に設けられており、
前記負荷付与機構は、前記スプールの作動に応じて伸縮するスプリングと、前記バルブケースの内部に設けられ、前記スプリングのスプール作動方向での一端部を受け止め支持可能な第1支持部と、前記バルブケースの内部に設けられ、前記スプリングのスプール作動方向での他端部を受け止め支持可能な第2支持部と、前記スプールのうちの前記スプリングに対して前記第1支持部が位置する側と反対側の部位に設けられ、前記スプリングの押圧が可能な第1押圧部と、前記スプールのうちの前記スプリングに対して前記第2支持部が位置する側と反対側の部位に設けられ、前記スプリングの押圧が可能な第2押圧部と、を備え、
左右の前記サイドクラッチのうちの一方のサイドクラッチに対して作動油を供給する側に前記スプールが作動操作されたとき、前記第1押圧部が前記スプリングを前記第1支持部に押し付け操作するよう構成され、左右の前記サイドクラッチのうちの他方のサイドクラッチに対して作動油を供給する側に前記スプールが作動操作されたとき、前記第2押圧部が前記スプリングを前記第2支持部に押し付け操作するよう構成されている。
そして、スプールに負荷を与えることが可能な負荷付与機構が備えられており、旋回モードの切り換わりタイミングにおいて、負荷付与機構がスプールに負荷を与えるようになっている。これにより、負荷付与機構からスプールに与えられる負荷が、スプールに連係される操向操作具の操作抵抗となり、旋回モードの切り換わりタイミングが、操向操作具の操作感覚として操縦者にフィードバックされるものとなっている。
したがって、本発明によれば、操縦者が旋回モードの切り換わりを容易に感知できるものとなる。
前記負荷付与機構は、前記切り換わりタイミングにおいてのみ、前記スプールに負荷を与えると好適である。
前記負荷付与機構は、切り換わり先の前記旋回モードの間、前記スプールへの負荷付与を継続すると好適である。
前記負荷付与機構に、前記スプールの作動に応じて伸縮するスプリングが備えられ、
前記負荷付与機構は、前記切り換わりタイミングに合わせて前記スプリングが初期状態から伸縮し始めるように構成されていると好適である。
前記スプリングは、前記スプールに外挿され、前記スプールのスライド方向に沿って伸縮するコイルスプリングであると好適である。
図1に示される普通型コンバイン(「作業車」の一例)には、左右一対のクローラ走行装置1,1(「走行装置」に相当)と、これらクローラ走行装置1,1の駆動により走行する走行機体Aと、が備えられている。つまり、この普通型コンバインは、フルクローラ仕様に構成されている。走行機体Aの前部位置には、運転部Bと、刈取処理装置Cと、が備えられている。走行機体Aの後部位置には、刈取処理装置Cで刈り取られた穀稈が送り込まれる全稈投入型の脱穀装置Dと、脱穀装置Dから供給される穀粒を貯留するグレンタンクEと、グレンタンクEに貯留された穀粒を機外に排出するためのアンローダFと、が備えられている。また、走行機体Aの後端部でグレンタンクEと脱穀装置Dとの間に相当する箇所の機体フレーム10上には、燃料タンク17が備えられている。
機体フレーム10上に搭載されたエンジン3は、運転部Bの運転座席2の下方位置にあって、エンジン3の上方側が箱状のエンジンカバー11で覆われている。運転座席2は、エンジンカバー11の上面に備え付けられている。
刈取処理装置Cは、植立穀稈の穂先側を掻き込みリール5の回転作動により掻き起こし、その穀稈の株元をカッター6で切断するように構成されている。刈り取られた穀稈(刈取穀稈)は、横送りオーガ7によって横送りされてフィーダ8の入り口近くに寄せ集められ、その刈取穀稈の全稈がフィーダ8により後方送りされて脱穀装置Dに送り込まれるように構成されている。
脱穀装置Dには、扱室に供給された刈取穀稈の扱き処理を行うように走行機体Aの前後方向に沿う姿勢の軸心周りに駆動回転する軸流型の扱胴(図示せず)、及び、扱き処理によって得られた処理物から穀粒を選別する選別処理装置(図示せず)が備えられている。
選別処理装置では、選別された穀粒のうち、一番物は揚穀装置9によってグレンタンクEに供給し、二番物は二番還元装置19によって扱胴が旋回する扱室(図示せず)に戻され、穀粒以外の藁屑等は、選別処理装置の後部から走行機体Aの後方に落下放出される。
グレンタンクEには、揚穀装置9から供給される穀粒を貯留するためのタンク本体20が備えられている。タンク本体20には、走行機体Aへの収納姿勢で、機体前方側に向く前壁20aと、機体後方側に向く後壁20bと、左右の横壁20cと、が備えられている。つまり、タンク本体20は、ほぼ矩形箱状に形成されている。また、タンク本体20は、走行機体Aの後部位置の縦向き姿勢の上下軸心Y周りでの旋回により走行機体Aに収納される作業姿勢と、走行機体Aから横方向に張り出す点検姿勢とに、姿勢切換自在に機体フレーム10側に支持されている。グレンタンクEの旋回中心となる上下軸心Yは、タンク本体20の後面側に設けたアンローダFが備える縦搬送筒23の筒軸心と合致するように構成されている。
アンローダFには、上向きに立設された直管状の縦搬送筒23と、縦搬送筒23の上端部に接続された横搬送筒24と、が備えられている。横搬送筒24は、縦搬送筒23とともに上下軸心Y回りで左右揺動可能に、かつ、水平横軸心X回りで起伏揺動可能に構成されている。
刈取処理装置Cの昇降作動や、走行変速、及び、操向操作を行うための油圧駆動系について説明する。
刈取処理装置Cは、図2に示されるように、昇降用の油圧制御ユニット27の作動によって昇降作動するように構成されている。油圧制御ユニット27には、作動油タンク28に貯留されている作動油が第一油圧ポンプ29の作動によって供給される。油圧制御ユニット27には、機体フレーム10とフィーダ8とに亘って架設された油圧シリンダ等のアクチュエータ18、及び、アクチュエータ18に対する操作圧を変更する昇降用のバルブユニット(図示せず)等が備えられている。
この構成から、操作レバー13を前後方向に揺動操作することにより、刈取処理装置Cを、収穫対象の未刈り穀稈を収穫する下側の作業領域と収穫しない上側の非作業位置とに昇降させることができる。
図3〜図6に示されるように、トランスミッション4は、鋳造品で構成されたミッションケース40に、左右向きの入力軸44と従動軸45とサイドクラッチ軸46、コンスタントメッシュ式の選択歯車式に構成した副変速機構47、一対のサイドクラッチ48、左右の伝動機構49等を内蔵して、入力軸44から入力された動力を変速して伝動下手側の走行駆動軸50へ出力するように構成されている。ミッションケース40の下部には、左右の対応するクローラ走行装置1に亘る左右向きの左右の走行駆動軸50、左右の走行駆動軸50を個別に外囲した状態で回転可能に支持する左右の駆動軸ケース51等が備えられている。各伝動機構49には、サイドクラッチ軸46と走行駆動軸50との間に中継軸98が備えられている。各伝動機構49は、中継軸98を含めて配設された減速ギヤ伝動機構によって構成されている。
給油口41には油圧機器からの作動油を導く給油管41aが接続されている。エア抜き孔42には、取り外すことでエア抜きを行い易くし、装着することで外部からの異物が侵入しないようにするための栓体42aが装着されている。
次に、トランスミッション4における左右一対の油圧式のサイドクラッチ48に関する構成について説明する。左右のサイドクラッチ48に対する作動油の給排状態を制御することにより、左右一対のクローラ走行装置1に速度差を与えることが可能に構成されている。
また、係止支持部86Dの存在箇所よりも径方向での内方側箇所には、複数の内歯状の歯部86Aを周方向に一定ピッチで形成することにより、筒状の係止支持部86Dの内周側に歯部86Aが位置するように設けられている。したがって、従動側クラッチ体86の歯部86Aに咬合するところの駆動側クラッチ体87の外歯状の歯部87Aも、係止支持部86Dの存在箇所よりも径方向での内方側箇所に位置する状態で、駆動側クラッチ体87の周方向に一定ピッチで形成されている。
摺動ユニット91は、従動側クラッチ体86がミッションケース40に備えた環状のシリンダ空間となる油室100に対向する状態でサイドクラッチ軸46の軸上に装備されている。そして、油室100に、従動側クラッチ体86を摺動操作する環状の押圧ピストン101が、サイドクラッチ軸46の軸心方向に摺動可能な状態で嵌入装備されている。このように、押圧ピストン101、及び、油室100は、環状に形成されている。
また、ステアリング用のバルブユニット103の作動による油室100の減圧に伴って、サイドクラッチ軸46の軸心に沿ってサイドクラッチ軸46の軸端側に摺動し、この摺動により、対応する従動側クラッチ体86が圧縮バネ88の作用によって制動位置からクラッチ切り位置に摺動し、その後、クラッチ切り位置からクラッチ入り位置に摺動操作される。
押圧ピストン101の押し操作と圧縮バネ88との戻し操作とで、サイドクラッチ軸46の軸心方向で摺動操作される従動側クラッチ体86は、図7に示されるように駆動側クラッチ体87と咬合したクラッチ入り位置と、図8に示されるように、駆動側クラッチ体87との咬合が解除され、かつ、ブレーキ部84が制動状態となるクラッチ切り及び制動位置とに移動可能に構成されている。
上記のクラッチ入り位置では、押圧ピストン101が最収縮姿勢で、従動側クラッチ体86は圧縮バネ88で横外側に押されて駆動側クラッチ体87と咬合し、従動側クラッチ体86にサイドクラッチ軸46からの駆動力が伝達される。
また、クラッチ切り、及び、制動位置では、圧縮バネ88の付勢力に抗して押圧ピストン101が最大伸長姿勢となり、従動側クラッチ体86と駆動側クラッチ体87との咬合が解除された後、複数のセパレータプレート95及びブレーキディスク96を圧接して、サイドクラッチ軸46からの駆動力の伝達を解除するとともに、従動側クラッチ体86からの動力が伝達される走行駆動軸50への伝動機構49に対して制動力が付与される。
従動側クラッチ体86に備えられた係止支持部86Dは、スラストベアリング80の押圧ピストン101との当接箇所から係止支持部86Dの突出端部までの軸心方向での長さL2が、駆動側クラッチ体87の歯部87Aと従動側クラッチ体86の歯部86Aとの、軸心方向での係合代L1よりも長く設定されている。
このように構成された従動側クラッチ体86の係止支持部86Dは、サイドクラッチ軸46の軸心方向で常に押圧ピストン101と重複する状態に維持される。
つまり、図7に示されるクラッチ入り位置でも、図8に示される制動作用位置でも、そのクラッチ入り位置と制動作用位置との中間位置でも、従動側クラッチ体86に対して押圧ピストン101の押し操作力と圧縮バネ88との戻し操作力とが互いに逆向きに作用している。したがって、通常の作動状態では、従動側クラッチ体86と押圧ピストン101とは、間にスラストベアリング80を挟み込んだ状態で、これらの三者が一体的に移動して、クラッチ部83の入り切りや、ブレーキ部84の制動作動あるいは制動解除の操作が行われる。
このような状態では、押圧ピストン101の先端部からスラストベアリング80や従動側クラッチ体86が離れてしまうが、この状態でも、押圧ピストン101と係止支持部86Dとは、図9に示されるように重複代L3だけ、サイドクラッチ軸46の軸心方向で重複した状態に維持される。
ステアリング用のバルブユニット103には、操作レバー13の左右方向での操作に基づいて各サイドクラッチ48の油室100に対する作動油の流れを切り換える切換バルブ104、及び、操作レバー13の操作に基づいて左右のサイドクラッチ48の油室100に対するリリーフ圧を変更する可変リリーフバルブ105等が備えられている。ステアリング用のバルブユニット103は、そのバルブ操作軸121が操作レバー13の左右方向への揺動操作に連動して回動されことにより、バルブ操作軸121に備えたカム109が、切換バルブ104の切換用スプール120(「スプール」の一例)と可変リリーフバルブ105のリリーフ用スプール119とを摺動操作するように構成されている。このように、操作レバー13の左右方向での揺動操作によって、走行機体Aの操向操作が行われる。
切換用スプール120は、中立領域Q0を中心として、左右それぞれの緩旋回領域Q1、左右それぞれのブレーキ旋回領域Q2に向けて移動可能に構成されている。
第一可動リング131と第二可動リング132とは、第一固定リング129と第二固定リング130との間に位置している。第一可動リング131と第二可動リング132とは、夫々、第一固定リング129と第二固定リング130と軸方向に重複するように構成されている。
上述の旋回モード毎のバルブユニット103の動作について説明する。
まず、図10に示されるように、操作レバー13が中立位置P0(中立領域Q0)にある場合、流入ポート126は、第一ポート127、第二ポート128、排出ポート128Aと連通している。これにより、左右の押圧ピストン101,101に係る油室100,100は、いずれも減圧状態となる。このため、左右のクラッチ部83,83はいずれも入り状態となり、左右のブレーキ部84,84はいずれも非制動状態となる。このため、左右のクローラ走行装置1,1は、速度差のない状態で駆動され、走行機体Aが直進走行する直進モードとなる。直進モードでは、負荷付与機構124は、切換用スプール120に負荷を与えないようになっている。
このため、左側のクローラ走行装置1が従動状態、右側のクローラ走行装置1が駆動状態となる左緩旋回モードが現出される。右緩旋回モードは、左緩旋回モードと左右逆で同様である。この緩旋回モードでは、負荷付与機構124は、切換用スプール120に負荷を与えないようになっている。
この際、左側の押圧ピストン101に係る油室100は、可変リリーフバルブ105に連通されるようになっている。可変リリーフバルブ105では、操作レバー13側のカム109に受動部材118が押圧されることにより、閉状態となっている。可変リリーフバルブ105は、油圧が設定圧になると、開状態となる。
そして、左側の押圧ピストン101により、左側の従動側クラッチ体86が緩旋回モードよりもさらに押圧されることにより、左側のクラッチ部83が切り状態となるとともに、左側のブレーキ部84が制動状態に維持される。右側のクラッチ部83は入り状態に維持され、右側のブレーキ部84は非制動状態に維持される。
このため、左側のクローラ走行装置1が制動状態、右側のクローラ走行装置1が駆動状態となる左ブレーキ旋回モードが現出される。右ブレーキ旋回モードは、左ブレーキ旋回モードと左右逆で同様である。このブレーキ旋回モードでは、負荷付与機構124は、切換用スプール120に継続的に負荷を与えるようになっている。
図15〜図17に示されるように、駆動側クラッチ体87には、本体部139と、スプライン部46Aにスプライン嵌合されるスプライン孔部140と、回動軸心X1を中心に本体部139の周方向に等間隔に並べて配置された爪部141と、が備えられている。本体部139には、爪部141が形成される側の面(表面)とは反対側の面(裏面)における各爪部141に対応する各所に、各中空部142が形成されている。中空部142は、本体部139を裏面側からくり抜いて(肉抜きして)形成されている。つまり、爪部141の内部は、中空状になっている。
これにより、駆動側クラッチ体87が咬み合う際に、駆動側クラッチ体87の中空部142において衝撃の吸収を図ることが可能となり、その結果、駆動側クラッチ体87の咬み合い時に生じる騒音を抑えることができる。
図18、図19に示されるように、副変速レバー16には、牽制構造が備えられている。操縦塔12側には、副変速レバー16を収納可能な複数の牽制溝143を有する牽制部144が形成されている。また、主変速レバー15における第一レバー杆15Aに押圧されることにより、揺動軸心Zを中心に揺動可能な揺動部材145が備えられている。揺動部材145と牽制部144との間には、左右方向に沿って移動可能に構成されている板状の押圧部146が形成されている。
以下、本発明の別実施形態について説明する。下記の各別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わせて上記実施形態に適用してもよい。なお、本発明の範囲は、これら実施形態の内容に限定されるものではない。
なお、主変速レバー15の揺動軸と副変速レバー16の揺動軸200とが軸心が一致するように構成されていてもよい。
具体的には、この負荷付与機構324には、コイルスプリング325、第一固定リング329(第2支持部)、第二固定リング330(第1支持部)、第一可動リング331、第二可動リング332、第一規制リング335(第2押圧部)、第二規制リング336(第1押圧部)が備えられている。第一固定リング329と第二固定リング330とは、それぞれ、バルブケース122のハウジングの内周面側に固定され、例えば、C字型の穴止め輪により構成されている。第一可動リング331と第二可動リング332とは、円環状の部材により構成されている。第一可動リング331と第二可動リング332とは、バルブケース122のハウジングの内周面と切換用スプール120の外周面との間に位置している。第一規制リング335と第二規制リング336とは、切換用スプール120の外周面側に固定され、例えば、C字型の軸止め輪により構成されている。第一可動リング331、及び、第二可動リング332の内径は、第一規制リング335、及び、第二規制リング336の外径よりも小さく設定されている。第一可動リング331、及び、第二可動リング332の外径は、第一固定リング329、及び、第二固定リング330の内径よりも小さく設定されている。
操作レバー13が、左側の緩旋回領域Q1から左側の第二切り換わり位置P2に揺動操作されると、ハウジングとしてのバルブケース122側の第二可動リング332が、切換用スプール120側の第一規制リング335に当接し、切換用スプール120に、コイルスプリング325の付勢力が作用し始める。また、操作レバー13が、左側の第二切り換わり位置P2から左側の緩旋回領域Q1に揺動操作されると、第二可動リング332が、第一規制リング335から離間し、切換用スプール120に、コイルスプリング325による負荷が作用しない状態となる。
一方、操作レバー13が、右側の緩旋回領域Q1から右側の第二切り換わり位置P2に揺動操作されると、ハウジングとしてのバルブケース122側の第一可動リング331が、切換用スプール120側の第二規制リング336に当接し、切換用スプール120に、コイルスプリング325の付勢力が作用し始める。また、操作レバー13が、右側の第二切り換わり位置P2から右側の緩旋回領域Q1側に揺動操作されると、第一可動リング331が、第二規制リング336から離間し、切換用スプール120に、コイルスプリング325による負荷が作用しない状態となる。
13 :操作レバー
48 :サイドクラッチ
103 :バルブユニット
120 :切換用スプール(スプール)
122 :バルブケース
124 :負荷付与機構
125 :コイルスプリング(スプリング)
129 :第1押圧部(第一固定リング)
130 :第2押圧部(第二固定リング)
135 :第1支持部(規制リング)
136 :第2支持部(規制壁部)
324 :負荷付与機構
329 :第2支持部(第一固定リング)
330 :第1支持部(第二固定リング)
335 :第2押圧部(第一規制リング)
336 :第1押圧部(第二規制リング
Claims (5)
- 左右一対の走行装置と、
左右一対の前記走行装置に速度差を与える左右一対の油圧式のサイドクラッチと、
前記サイドクラッチに作動油の給排を行うバルブユニットと、
前記バルブユニットのスプールを操作して前記バルブユニットの作動油給排状態を変更する操向操作具と、が備えられ、
前記操向操作具の操作量に応じて、前記速度差の状態が異なる複数の旋回モードが連続して現出されるように構成され、
前記旋回モードの切り換わりタイミングにおいて、前記スプールに負荷を与える負荷付与機構が備えられている作業車であって、
前記バルブユニットのバルブケースに作動可能に支持され、左右の前記サイドクラッチのそれぞれに対する作動油の給排を行う一つの前記スプールが備えられ、
前記スプールの一端側部が前記バルブケースの内部に作動可能に収容されており、
前記スプールの他端側部に前記操向操作具が連係されており、
前記負荷付与機構は、前記一端側部に負荷を与えるべく作用する状態で、前記バルブケースの内部に設けられており、
前記負荷付与機構は、前記スプールの作動に応じて伸縮するスプリングと、前記バルブケースの内部に設けられ、前記スプリングのスプール作動方向での一端部を受け止め支持可能な第1支持部と、前記バルブケースの内部に設けられ、前記スプリングのスプール作動方向での他端部を受け止め支持可能な第2支持部と、前記スプールのうちの前記スプリングに対して前記第1支持部が位置する側と反対側の部位に設けられ、前記スプリングの押圧が可能な第1押圧部と、前記スプールのうちの前記スプリングに対して前記第2支持部が位置する側と反対側の部位に設けられ、前記スプリングの押圧が可能な第2押圧部と、を備え、
左右の前記サイドクラッチのうちの一方のサイドクラッチに対して作動油を供給する側に前記スプールが作動操作されたとき、前記第1押圧部が前記スプリングを前記第1支持部に押し付け操作するよう構成され、左右の前記サイドクラッチのうちの他方のサイドクラッチに対して作動油を供給する側に前記スプールが作動操作されたとき、前記第2押圧部が前記スプリングを前記第2支持部に押し付け操作するよう構成されている作業車。 - 前記負荷付与機構は、前記切り換わりタイミングにおいてのみ、前記スプールに負荷を与える請求項1に記載の作業車。
- 前記負荷付与機構は、切り換わり先の前記旋回モードの間、前記スプールへの負荷付与を継続する請求項1に記載の作業車。
- 前記負荷付与機構に、前記スプールの作動に応じて伸縮するスプリングが備えられ、
前記負荷付与機構は、前記切り換わりタイミングに合わせて前記スプリングが初期状態から伸縮し始めるように構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の作業車。 - 前記スプリングは、前記スプールに外挿され、前記スプールのスライド方向に沿って伸縮するコイルスプリングである請求項1から4のいずれか一項に記載の作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015151940A JP6598557B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | 作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015151940A JP6598557B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | 作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017030515A JP2017030515A (ja) | 2017-02-09 |
JP6598557B2 true JP6598557B2 (ja) | 2019-10-30 |
Family
ID=57987106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015151940A Active JP6598557B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | 作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6598557B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0716544Y2 (ja) * | 1990-09-03 | 1995-04-19 | 株式会社神崎高級工機製作所 | 操向操作装置 |
JP4366219B2 (ja) * | 2004-03-15 | 2009-11-18 | 三菱農機株式会社 | コンバイン |
JP2014193670A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Kubota Corp | 作業車の走行用伝動装置 |
-
2015
- 2015-07-31 JP JP2015151940A patent/JP6598557B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017030515A (ja) | 2017-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008261400A (ja) | 伝動ケースの補強構造 | |
JP6095505B2 (ja) | 収穫機 | |
JP6598557B2 (ja) | 作業車 | |
JP6341844B2 (ja) | トランスミッション | |
JP2013173392A (ja) | 作業車用のトランスミッション | |
JP6925171B2 (ja) | 収穫機用伝動装置 | |
JP5852708B2 (ja) | コンバイン | |
JP6324299B2 (ja) | 作業車用の伝動装置 | |
JP2015055321A (ja) | 収穫機用の伝動装置 | |
JP4960625B2 (ja) | 作業機の変速操作構造 | |
JP6095536B2 (ja) | 収穫機 | |
JP6758251B2 (ja) | 収穫機用伝動装置 | |
JP2016084083A (ja) | 作業車両 | |
JP2013184561A (ja) | コンバインのトランスミッション | |
JP2018071763A (ja) | 作業機用伝動装置 | |
JP4820351B2 (ja) | コンバインの走行変速構造 | |
JP5975921B2 (ja) | 作業車の伝動装置 | |
JP5313957B2 (ja) | 収穫機の走行伝動装置 | |
JP2013112117A (ja) | プッシュシリンダのブロック構造 | |
JP5885696B2 (ja) | 作業車の油圧装置 | |
JP3541423B2 (ja) | 作業機の走行装置 | |
JP3926222B2 (ja) | コンバインの伝動構造 | |
JP2007297050A (ja) | 作業機の操向構造 | |
JP5843654B2 (ja) | 作業車のトランスミッション | |
JP3505830B2 (ja) | コンバインの走行装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190402 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191001 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6598557 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |