JP7169926B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
変速操作部より、上手側ギヤ及び下手側ギヤの組の選択が変更されることによって、第2伝動軸から第3伝動軸に伝達される動力が変速され、作業装置に伝達される動力が変速されて、農用資材の供給間隔が変更される。
本発明によると、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部の側から、下手側ギヤを第3伝動軸に無理なく取り付けることができるようになって、間隔変速装置の生産性を向上させることができる。
変速操作部により、複数の上手側ギヤ及び下手側ギヤの組のうちの一つの組が選択されて、選択された組の上手側ギヤ及び下手側ギヤを介して、第2伝動軸の動力が第3伝動軸に伝達される。
変速操作部より、上手側ギヤ及び下手側ギヤの組の選択が変更されることによって、第2伝動軸から第3伝動軸に伝達される動力が変速され、作業装置に伝達される動力が変速されて、農用資材の供給間隔が変更される。
本発明によると、下手側ギヤの第1伝動軸側への移動を止めるストッパー部が、第3伝動軸とは別体で構成されて、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部に取り付けられている。
これにより、下手側ギヤを第3伝動軸に取り付ける場合、ストッパー部を第3伝動軸に取り付ける前の状態において、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部の側から、下手側ギヤを第3伝動軸に取り付ければよいのであり、全ての下手側ギヤを第3伝動軸に取り付けた後、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部に、ストッパー部を取り付ければよい。
本発明によると、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部の側から、下手側ギヤを第3伝動軸に無理なく取り付けることができるようになって、間隔変速装置の生産性を向上させることができる。
本発明によると、間隔変速装置において、第2伝動軸から第3伝動軸への動力の変速に加えて、シフト部材をスライド操作することにより、第1伝動軸から第2伝動軸に伝達される動力も変速することができるので、間隔変速装置の変速範囲を広く設定することができる。
これにより、シフト部材を第3伝動軸に接近させて配置することができるのであり、間隔変速装置の全体のコンパクト化を図ることができる。
変速操作部により、複数の上手側ギヤ及び下手側ギヤの組のうちの一つの組が選択されて、選択された組の上手側ギヤ及び下手側ギヤを介して、第2伝動軸の動力が第3伝動軸に伝達される。
変速操作部より、上手側ギヤ及び下手側ギヤの組の選択が変更されることによって、第2伝動軸から第3伝動軸に伝達される動力が変速され、作業装置に伝達される動力が変速されて、農用資材の供給間隔が変更される。
本発明によると、下手側ギヤの第1伝動軸側への移動を止めるストッパー部が、第3伝動軸とは別体で構成されて、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部に取り付けられている。
これにより、下手側ギヤを第3伝動軸に取り付ける場合、ストッパー部を第3伝動軸に取り付ける前の状態において、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部の側から、下手側ギヤを第3伝動軸に取り付ければよいのであり、全ての下手側ギヤを第3伝動軸に取り付けた後、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部に、ストッパー部を取り付ければよい。
本発明によると、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部の側から、下手側ギヤを第3伝動軸に無理なく取り付けることができるようになって、間隔変速装置の生産性を向上させることができる。
前述のように、変速操作部より上手側ギヤ及び下手側ギヤの組の選択が変更されて、第2伝動軸から第3伝動軸に伝達される動力が変速され、作業装置に伝達される動力が変速されるように構成する場合、複数の下手側ギヤの全てが一体で回転可能に第3伝動軸に取り付けられる必要がある。
変速操作部により、複数の上手側ギヤ及び下手側ギヤの組のうちの一つの組が選択されて、選択された組の上手側ギヤ及び下手側ギヤを介して、第2伝動軸の動力が第3伝動軸に伝達される。
変速操作部より、上手側ギヤ及び下手側ギヤの組の選択が変更されることによって、第2伝動軸から第3伝動軸に伝達される動力が変速され、作業装置に伝達される動力が変速されて、農用資材の供給間隔が変更される。
本発明によると、下手側ギヤの第1伝動軸側への移動を止めるストッパー部が、第3伝動軸とは別体で構成されて、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部に取り付けられている。
これにより、下手側ギヤを第3伝動軸に取り付ける場合、ストッパー部を第3伝動軸に取り付ける前の状態において、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部の側から、下手側ギヤを第3伝動軸に取り付ければよいのであり、全ての下手側ギヤを第3伝動軸に取り付けた後、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部に、ストッパー部を取り付ければよい。
本発明によると、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部の側から、下手側ギヤを第3伝動軸に無理なく取り付けることができるようになって、間隔変速装置の生産性を向上させることができる。
作業機では、第3伝動軸における下手側ギヤに対して第1伝動軸の反対側の部分に、トルクリミッターが設けられて、下手側ギヤの動力がトルクリミッターを介して作業装置に伝達されるように構成されることがある。
トルクリミッターには、リミッター伝動軸に設けられたバネ受け部と、下手側ギヤと一体で回転可能な上手側伝動部と、上手側伝動部と咬合する位置及び上手側伝動部からバネ受け部側に離れる位置とに亘ってリミッター伝動軸にスライド可能に支持された下手側伝動部と、下手側伝動部とバネ受け部とに亘って設けられて下手側伝動部を上手側伝動部に付勢するリミッターバネとが設けられている。
間隔変速装置により、第1伝動軸の動力が第2伝動軸から第3伝動軸に変速されて伝達されており、第1伝動軸の回転数と第3伝動軸の回転数とは異なる状態となっている。
第3伝動軸に設けられた止め部により、バネ受け部が止められ、リミッターバネがバネ受け部により受け止められた状態で、リミッターバネにより下手側伝動部が、上手側伝動部に付勢されて押圧され、上手側伝動部を介して下手側ギヤが、トルクリミッターから離れる側である第1伝動軸側に押圧される。
これにより、第3伝動軸の端部が第1伝動軸の端部に押圧されることが少なくなるのであり、第1伝動軸と第3伝動軸とが互いに異なる回転数で回転しても、第3伝動軸の端部及び第1伝動軸の端部の摩耗の進展が抑えられる。
本発明によると、ストッパー部が、下手側ギヤの凹部に入り込むように、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部に取り付けられるので、下手側ギヤによりストッパー部が第3伝動軸から外れ難くなる。
本発明において、前記止め部が、前記第3伝動軸に一体的に形成されていると好適である。
これにより、トルクリミッター及び下手側ギヤを第3伝動軸に取り付ける場合、ストッパー部を第3伝動軸に取り付ける前の状態において、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部の側から、トルクリミッター(バネ受け部、リミッターバネ、下手側伝動部及び上手側伝動部)を第3伝動軸に取り付ければよいのであり、次に下手側ギヤを第3伝動軸に取り付ければよい。
全ての下手側ギヤ及びトルクリミッターを第3伝動軸に取り付けた後、第3伝動軸における第1伝動軸側の端部に、ストッパー部を取り付ければよい。
苗植付装置は、苗のせ台の下部から農用資材である苗を取り出して、機体の進行方向に沿った供給間隔である株間を開けながら、苗を田面に植え付けるように回転駆動される植付アームが設けられている。
これにより、前述の疎植状態が設定されて植付アームが低速で回転駆動されると、植付アームが田面に突入している時間が長くなるのであり、この状態で機体が進行すると、植付アームが田面に突入したままで進行する状態が生じて、田面の荒れや苗の植付不良の生じる可能性がある。
これにより、植付アームが田面に突入したままで進行する状態を抑えることができるのであり、田面の荒れや苗の植付不良を抑えることができる。
この場合、植付クラッチが株間変速装置と苗植付装置との間に配置されているので、植付クラッチが遮断状態に操作された後に伝動状態に操作された際、前述の株間変速装置の位相と苗植付装置の位相とが一致しない状態で、植付クラッチが伝動状態に操作される可能性がある。
前述の特定位相は、第3伝動軸に伝達される動力の角速度が1回転の中で最高速となる状態で、植付アームが田面に突入して、植付アームに保持された苗が植付アームから離れて田面に植え付けられる位相に設定されている。
クラッチ伝動部の咬合部がトルクリミッターの開口部に入り込んで咬合する位置が、伝動位置となるのであり、クラッチ伝動部の咬合部がトルクリミッターの開口部から抜けて離れる位置が、遮断位置となる。
これにより、トルクリミッターの開口部の全周が囲まれた状態となり、トルクリミッターの開口部が十分な強度を有することになるので、植付クラッチの耐久性の向上の面で有利である。
図1に示すように、乗用型田植機は、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2が設けられた機体3の後部に、リンク機構4が上下に揺動可能に支持されて後側に延出されており、リンク機構4を昇降操作する油圧シリンダ5が設けられている。
苗植付装置6の前側の下部に、田面G(圃場に相当)を整地する整地装置8が支持されており、機体3の後部及び苗植付装置6に亘って、田面Gに肥料を供給する施肥装置7が設けられている。
図1に示すように、苗植付装置6に、植付伝動ケース9、回転ケース10、植付アーム11、フロート12、苗のせ台13等が設けられている。
図1に示すように、施肥装置7に、ホッパー15、繰り出し部16、ブロア17、作溝器18及びホース19等が設けられている。
図1に示すように、苗植付装置6の下部の右部及び左部に支持された右及び左の支持ケース14が、前側の斜め下側に延出されている。右及び左の支持ケース14の前部に亘って、駆動軸(図示せず)が左右方向に回転可能に支持されており、多数の整地体21が駆動軸に一体で回転可能に取り付けられている。
図1及び図2に示すように、ミッションケース22が機体3の前部に支持されており、ミッションケース22に連結された支持フレーム23が前側に延出されて、エンジン24が支持フレーム23に支持されている。
以上のように、低速ギヤ28,31、高速ギヤ29,32及びシフト部材33等を有する副変速装置34が、伝動軸27,30に亘って設けられている。
図2に示すように、施肥装置7への出力軸42が、ミッションケース22に支持されており、出力軸38に連結されたベベルギヤ43と出力軸42との間に、施肥クラッチ44が設けられている。
図2及び図3に示すように、ミッションケース22に、株間変速装置46(間隔変速装置に相当)、トルクリミッター47、植付クラッチ48及び苗植付装置6への出力軸49が設けられている。
図2及び図3に示すように、円筒状の第1伝動軸61と円筒状の第3伝動軸63とが、出力軸49の外側に相対回転可能に取り付けられており、第1伝動軸61及び出力軸49が、ベアリング60によりミッションケース22に支持されている。第1伝動軸61に連結されたベベルギヤ64が、ベベルギヤ59と咬合しており、伝動軸55の動力がベベルギヤ59,64を介して第1伝動軸61に伝達される。
図2及び図3に示すように、3個の上手側ギヤ71,72,73が、第2伝動軸62に相対回転可能に支持されている。
図2及び図3に示すように、3個の下手側ギヤ81,82,83が、第3伝動軸63に相対回転可能に支持されている。
ストッパー部74が直接に接触して止める下手側ギヤ81に、リング状の凹部81bが形成されており、ストッパー部74が下手側ギヤ81の凹部81bに入り込んでいる。
図2及び図3に示すように、株間変速装置46において、3組の上手側ギヤ71,72,73及び下手側ギヤ81,82,83の組が設けられる。
前述の(株間変速装置における第1伝動軸、第2伝動軸及び第3伝動軸の構成)に記載のように、シフト部材65をスライド操作することにより、第1伝動軸61の動力が高低2段に変速されて、第2伝動軸62に伝達されるようにする。
前述の(株間変速装置における第1伝動軸、第2伝動軸及び第3伝動軸の構成)に記載のように、シフト部材65の低速ギヤ65aを伝動ギヤ66に咬合させて、第1伝動軸61の動力が低速状態で第2伝動軸62に伝達されるようにする。
図2及び図3に示すように、第3伝動軸63における下手側ギヤ81,82,83に対して第1伝動軸61の反対側の部分が延出されており、この延出された部分にスプライン部63bが形成されている。
トルクリミッター47に、バネ受け部75、上手側伝動部76、下手側伝動部77及びリミッターバネ78が設けられている。
上手側伝動部76は、下手側ギヤ83のスプライン部83bに一体で回転可能に取り付けられており、下手側ギヤ81,82,83と一体で回転可能である。
リミッターバネ78は、下手側伝動部77とバネ受け部75とに亘って設けられて、下手側伝動部77を上手側伝動部76に付勢する。
図3及び前述の(トルクリミッターの構成)に記載のように、第3伝動軸63の止め部83cにより、バネ受け部75が止められ、リミッターバネ78がバネ受け部75に受け止められている。
図2及び図3に示すように、出力軸49における第3伝動軸63から出た部分に、スプライン部49aが形成されている。植付クラッチ48が、トルクリミッター47に対して下手側ギヤ81,82,83(第3伝動軸63)の反対側に配置されて、出力軸49のスプライン部49aに支持されている。
植付クラッチ48に、クラッチ伝動部79、クラッチバネ80及びクラッチ操作部84が設けられている。
クラッチ操作部84は、ロッド状に構成されており、クラッチ操作部84の軸芯方向に沿ってスライド操作可能に、ミッションケース22に支持されている。
図4,5,6に示すように、クラッチ伝動部79におけるトルクリミッター47(バネ受け部75)側の部分に、正面視でC字状の基部79aが、トルクリミッター47(バネ受け部75)側に突出するように設けられている。
トルクリミッター47(バネ受け部75)の開口部89,90,91から、クラッチ伝動部79の咬合部86,87,88が抜けて離れる位置が、クラッチ伝動部79の遮断位置である。
前述の(植付クラッチにおけるクラッチ伝動部の特定位相に関する構成)に記載のように、トルクリミッター47(バネ受け部75)及びクラッチ伝動部79が構成されていることにより、クラッチ伝動部79の咬合部86は、トルクリミッター47(バネ受け部75)の開口部89にのみ入り込むことができる。
株間変速装置46において、上手側ギヤ72,73及び下手側ギヤ82,83の等速ギヤの組が、3組以上設けられてもよく、上手側ギヤ71及び下手側ギヤ81の偏芯ギヤの組が、複数組設けられてもよい。
トルクリミッター47(バネ受け部75)及び植付クラッチ48のクラッチ伝動部79において、咬合部86,87,88がトルクリミッター47(バネ受け部75)に設けられ、開口部89,90,91が植付クラッチ48のクラッチ伝動部79に設けられてもよい。
咬合部86,87,88及び開口部89,90,91を、2組設けてもよく、4組以上設けてもよい。
開口部89,90,91を、貫通した開口部ではなく、底部を有する凹部状の開口部に形成してもよい。
トルクリミッター47(バネ受け部75)及び植付クラッチ48のクラッチ伝動部79において、間隔W1と間隔W2とを同じ値に設定して、間隔W1,W2と間隔W3とが異なるように構成してもよい。
トルクリミッター47(バネ受け部75)及び植付クラッチ48のクラッチ伝動部79において、咬合部86及び開口部89の長さL1(角度)と、咬合部87及び開口部90の長さL1(角度)と、咬合部88及び開口部91の長さL1(角度)とが、全て異なるように設定したり、一部で異なるように設定してもよい。
6 苗植付装置(作業装置)
11 植付アーム
13 苗のせ台
46 株間変速装置(間隔変速装置)
47 トルクリミッター
48 植付クラッチ
49 出力軸
61 第1伝動軸
61a 第1伝動軸の端部
62 第2伝動軸
63 第3伝動軸
63a 第3伝動軸における第1伝動軸側の端部
63c 止め部
65 シフト部材
65c 凹部
67 キー部材(変速操作部)
68 変速操作軸(変速操作部)
71 上手側ギヤ
72 上手側ギヤ
73 上手側ギヤ
74 ストッパー部
75 バネ受け部
76 上手側伝動部
77 下手側伝動部
78 リミッターバネ
79 クラッチ伝動部
80 クラッチバネ
81 下手側ギヤ
81a スプライン部
81b 凹部
82 下手側ギヤ
83 下手側ギヤ
83a スプライン部
84 クラッチ操作部
85 クラッチ止め部
86 咬合部
87 咬合部
88 咬合部
89 開口部(咬合部)
90 開口部(咬合部)
91 開口部(咬合部)
G 田面(圃場)
W1 間隔
W2 間隔
W3 間隔
Claims (10)
- 機体の進行に伴って、前記機体の進行方向に沿った供給間隔を開けながら、農用資材を圃場に供給する作業装置と、
前記作業装置に伝達される動力を変速して、前記供給間隔を変更する間隔変速装置とが備えられ、
前記間隔変速装置に、
動力が伝達される第1伝動軸と、前記第1伝動軸と平行に支持されて前記第1伝動軸の動力が伝達される第2伝動軸と、前記第1伝動軸の端部と接した状態で前記第1伝動軸と同芯状に支持された第3伝動軸と、
前記第2伝動軸に支持された複数の上手側ギヤと、前記第3伝動軸に支持された複数の下手側ギヤと、
複数の前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤの組のうちの一つの組を選択して、選択された組の前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤを介して、前記第2伝動軸の動力が前記第3伝動軸に伝達されるようにする変速操作部とが設けられて、
前記下手側ギヤの前記第1伝動軸側への移動を止めるストッパー部が、前記第3伝動軸とは別体で構成され、且つ、前記第3伝動軸における前記第1伝動軸側の端部において、前記第1伝動軸と前記第3伝動軸とが接する部分から前記下手側ギヤ側に離れた部分に取り付けられている作業機。 - 機体の進行に伴って、前記機体の進行方向に沿った供給間隔を開けながら、農用資材を圃場に供給する作業装置と、
前記作業装置に伝達される動力を変速して、前記供給間隔を変更する間隔変速装置とが備えられ、
前記間隔変速装置に、
動力が伝達される第1伝動軸と、前記第1伝動軸と平行に支持されて前記第1伝動軸の動力が伝達される第2伝動軸と、前記第1伝動軸の端部と接した状態で前記第1伝動軸と同芯状に支持された第3伝動軸と、
前記第2伝動軸に支持された複数の上手側ギヤと、前記第3伝動軸に支持された複数の下手側ギヤと、
複数の前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤの組のうちの一つの組を選択して、選択された組の前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤを介して、前記第2伝動軸の動力が前記第3伝動軸に伝達されるようにする変速操作部とが設けられて、
前記下手側ギヤの前記第1伝動軸側への移動を止めるストッパー部が、前記第3伝動軸とは別体で構成されて、前記第3伝動軸における前記第1伝動軸側の端部に取り付けられ、
前記間隔変速装置に、
前記第1伝動軸に一体で回転可能且つスライド可能に取り付けられて、前記第1伝動軸から前記第2伝動軸に伝達される動力を変速するシフト部材が設けられ、
前記シフト部材における前記第3伝動軸側の端部に、前記第3伝動軸における前記第1伝動軸側の端部が入り込み可能な凹部が設けられている作業機。 - 機体の進行に伴って、前記機体の進行方向に沿った供給間隔を開けながら、農用資材を圃場に供給する作業装置と、
前記作業装置に伝達される動力を変速して、前記供給間隔を変更する間隔変速装置とが備えられ、
前記間隔変速装置に、
動力が伝達される第1伝動軸と、前記第1伝動軸と平行に支持されて前記第1伝動軸の動力が伝達される第2伝動軸と、前記第1伝動軸の端部と接した状態で前記第1伝動軸と同芯状に支持された第3伝動軸と、
前記第2伝動軸に支持された複数の上手側ギヤと、前記第3伝動軸に支持された複数の下手側ギヤと、
複数の前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤの組のうちの一つの組を選択して、選択された組の前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤを介して、前記第2伝動軸の動力が前記第3伝動軸に伝達されるようにする変速操作部とが設けられて、
前記下手側ギヤの前記第1伝動軸側への移動を止めるストッパー部が、前記第3伝動軸とは別体で構成されて、前記第3伝動軸における前記第1伝動軸側の端部に取り付けられ、
隣接する前記下手側ギヤの一方及び他方にスプライン部が形成され、
一方の前記下手側ギヤのスプライン部と他方の前記下手側ギヤのスプライン部とに亘って咬合するように、別の前記下手側ギヤが一方及び他方の前記下手側ギヤの間に取り付けられて、
複数の前記下手側ギヤが、一体で回転可能に前記第3伝動軸に取り付けられている作業機。 - 機体の進行に伴って、前記機体の進行方向に沿った供給間隔を開けながら、農用資材を圃場に供給する作業装置と、
前記作業装置に伝達される動力を変速して、前記供給間隔を変更する間隔変速装置とが備えられ、
前記間隔変速装置に、
動力が伝達される第1伝動軸と、前記第1伝動軸と平行に支持されて前記第1伝動軸の動力が伝達される第2伝動軸と、前記第1伝動軸の端部と接した状態で前記第1伝動軸と同芯状に支持された第3伝動軸と、
前記第2伝動軸に支持された複数の上手側ギヤと、前記第3伝動軸に支持された複数の下手側ギヤと、
複数の前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤの組のうちの一つの組を選択して、選択された組の前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤを介して、前記第2伝動軸の動力が前記第3伝動軸に伝達されるようにする変速操作部とが設けられて、
前記下手側ギヤの前記第1伝動軸側への移動を止めるストッパー部が、前記第3伝動軸とは別体で構成されて、前記第3伝動軸における前記第1伝動軸側の端部に取り付けられ、
前記第3伝動軸における前記下手側ギヤに対して前記第1伝動軸の反対側の部分に設けられて、前記下手側ギヤの動力を前記作業装置に伝達するトルクリミッターが備えられ、
前記トルクリミッターに、
前記トルクリミッターにおける前記下手側ギヤの反対側の部分に配置されるように、前記第3伝動軸に設けられたバネ受け部と、
前記下手側ギヤと一体で回転可能な上手側伝動部と、
前記上手側伝動部と咬合する位置及び前記上手側伝動部から前記バネ受け部側に離れる位置とに亘って、前記第3伝動軸にスライド可能に支持された下手側伝動部と、
前記下手側伝動部と前記バネ受け部とに亘って設けられて、前記下手側伝動部を前記上手側伝動部に付勢するリミッターバネとが設けられており、
前記バネ受け部を支持して前記リミッターバネから前記バネ受け部に掛かる付勢力を受け止める止め部が、前記第3伝動軸に設けられている作業機。 - 前記ストッパー部が接触して止める前記下手側ギヤに、前記ストッパー部が前記下手側ギヤに入り込み可能な凹部が設けられている請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の作業機。
- 前記止め部が、前記第3伝動軸に一体的に形成されている請求項4に記載の作業機。
- 前記作業装置が、苗のせ台の下部から前記農用資材である苗を取り出して、前記機体の進行方向に沿った前記供給間隔である株間を開けながら、苗を田面に植え付けるように回転駆動される植付アームが設けられた苗植付装置であり、
前記間隔変速装置が、前記苗植付装置に伝達される動力を変速して、前記株間を変更する株間変速装置であり、複数の前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤの組に、
前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤが等速ギヤで構成されて、前記第2伝動軸の動力の1回転の中での角速度を等速に維持しながら、前記第2伝動軸の動力を変速して前記第3伝動軸に伝達する等速ギヤの組と、
前記上手側ギヤ及び前記下手側ギヤが偏芯ギヤで構成されて、前記第2伝動軸の動力の1回転の中での角速度を高低に変速しながら、前記第2伝動軸の動力を同じ回転数で前記第3伝動軸に伝達する偏芯ギヤの組とが設けられ、
前記トルクリミッターに対して前記下手側ギヤの反対側に配置されて、前記トルクリミッターの動力が伝達される植付クラッチと、
前記植付クラッチが設けられ、前記第3伝動軸と同芯状に配置されて、前記植付クラッチの動力を前記苗植付装置に伝達する出力軸とが備えられ、
前記植付クラッチに、
前記出力軸と一体で回転可能、且つ、前記トルクリミッターと咬合する伝動位置及び前記トルクリミッターから離れる遮断位置とに亘って、前記出力軸にスライド可能に支持されたクラッチ伝動部と、
前記クラッチ伝動部を前記伝動位置に付勢するクラッチバネと、
前記クラッチバネに抗して、前記クラッチ伝動部を前記遮断位置に操作可能なクラッチ操作部とが設けられ、
前記トルクリミッターと前記クラッチ伝動部とが、事前に設定された一つの特定位相でのみ咬合するように、前記トルクリミッターと前記クラッチ伝動部との形状が設定されており、
前記変速操作部により前記偏芯ギヤの組が選択された状態において、前記特定位相が、前記第3伝動軸に伝達される動力の角速度が1回転の中で最高速となる状態で、前記植付アームが田面に突入して、前記植付アームに保持された苗が前記植付アームから離れて田面に植え付けられる位相に設定されている請求項4又は6に記載の作業機。 - 前記トルクリミッター及び前記クラッチ伝動部に、複数の咬合部が設けられて、
前記トルクリミッターの咬合部と前記クラッチ伝動部の咬合部とが咬合する位置が、前記伝動位置であり、前記トルクリミッターの咬合部と前記クラッチ伝動部の咬合部とが離れる位置が、前記遮断位置であり、
隣接する前記咬合部同士の回転方向での間隔が、隣接する他の前記咬合部との回転方向での間隔と異なる間隔に設定されることにより、前記トルクリミッターと前記クラッチ伝動部とが、前記特定位相でのみ咬合する請求項7に記載の作業機。 - 前記クラッチ伝動部の咬合部が、前記トルクリミッター側に突出した凸部状に形成され、
前記トルクリミッターの咬合部が、前記トルクリミッターの中心と外周部との間の部分に開口された開口部であり、
前記クラッチ伝動部の咬合部が前記トルクリミッターの開口部に入り込んで咬合する位置が、前記伝動位置で、前記クラッチ伝動部の咬合部が前記トルクリミッターの開口部から抜けて離れる位置が、前記遮断位置である請求項8に記載の作業機。 - 前記クラッチ伝動部が前記クラッチバネにより前記伝動位置を越えて前記トルクリミッター側に移動するのを止めるクラッチ止め部が備えられている請求項7~9のうちのいずれか一項に記載の作業機。
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