JP6884887B2 - 扉の開装置、扉の開閉装置および冷蔵庫 - Google Patents

扉の開装置、扉の開閉装置および冷蔵庫 Download PDF

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Description

本発明は扉の開く扉の開装置、扉を開閉する扉の開閉装置および冷蔵庫に関する。
本願出願人は、扉を左右の二方向から択一的に開閉することができる冷蔵庫を市場に提供している。このような冷蔵庫は、開口部を有する本体部の左右の両端に扉を枢支する枢支軸を有する。枢支軸を構成するヒンジピンは本体部または扉の一方に配され、他方にヒンジピンを回動自在に受ける受部が配される。また、受部が配された本体部あるいは扉には、一端部が受部と連続し、他端部が開放された溝部を有する。溝部は、左右のヒンジピンに垂直な面内で開放端が内側に向くように傾斜して形成される。なお、本明細書中、「左右」は冷蔵庫(扉)に向かっての左右である。
扉が閉まっている状態では、左右のヒンジピンは各々左右の溝部と受部との連結部に位置している。上述したように、左右の溝部は、開放端が内側に向くように傾斜しているため、ヒンジピンが溝部の開放端から離脱することはなく、扉が落下しないようになっている。
扉を右方から開くと、扉が右方向へ僅かに移動し、左側では連結部に位置していたヒンジピンが受部に嵌合し、右側では、連結部に位置していたヒンジピンが受部から離れる。これにより、左側の枢支軸を用いた右開きが可能となる。
扉を左方から開くと、扉が左方向へ僅かに移動して、右側では連結部に位置していたヒンジピンが受部に嵌合し、左側では、連結部に位置していたヒンジピンが受部から離れる。これにより、右側の枢支軸を用いた左開きが可能となる。
なお、このような扉を右あるいは左に僅かに移動させてヒンジピンを受部に配置する操作は、扉の左右端に設けられたハンドルに手を掛けて扉を開く動作の中で意識することなく行われる。
また、本願出願人は、本願よりも先に、このような左右両開きが可能な扉を、駆動部の駆動によって開閉する扉開閉装置を発明し、特許出願している(特許文献1)。
この扉開閉装置では、本体部に摺動子が配され、扉に摺動子を摺動案内するカム部が配される。摺動子は、駆動部の駆動によって回転する回転体に設けられ円軌道で移動する。カム部は、左右対称に一対配され、摺動子は、カム部間に位置する。カム部は、摺動子が摺動することで扉を左右の一方の方向に開扉駆動する第1カム面と、摺動子が摺動することで左右の他方の方向に開かれた扉を閉扉駆動する第2カム面とを有する。
第1カム面と第2カム面とは、開口面の法線に対する傾斜が逆方向となっている。第1カム面は、本体部に近づくに従って遠い方の枢支軸から離れつつ摺動子の軌道円よりも内側に入り込むように傾斜している。つまり、右側のカム部の第1カム面は、本体部に近づくに従って左の枢支軸から離れつつ摺動子の軌道円よりも内側に入り込むように傾斜している。左側のカム部の第1カム面は、本体部に近づくに従って右の枢支軸から離れつつ摺動子の軌道円よりも内側に入り込むように傾斜している。
右開きが指示されると、摺動子は右側のカム部の第1カム面との摺動により扉を開扉駆動する。右開きされた状態から扉の閉止が指示されると、摺動子は左側のカム部の第2カム面との摺動により扉を閉扉駆動する。また、左開きが指示されると、摺動子は左側のカム部の第1カム面との摺動により扉を開扉駆動する。左開きされた状態から扉の閉止が指示されると、摺動子は右側のカム部の第2カム面との摺動により扉を閉扉駆動する。
国際公開公報WO/2017/217019
本願は、駆動部の駆動によって扉を開閉することができる左右両開きが可能な扉の開閉装置の改良を図るものである。上述した従来の扉開閉装置においては、摺動子が開扉駆動時に摺動するカム部の第1カム面は、扉を開放する方向に力が加わるように傾斜が設計されている。これにより、摺動子の回転トルクによって与えられる力のうち、扉を開放する方向の成分が多くなり、駆動部の力を扉の開放に有効に利用できる。
しかしながら、上述したように、左右両開きが可能な扉開閉装置において、扉が閉まっている状態では左右のヒンジピンは溝部と受部との連結部に位置しており、扉を開くにはまず、左右いずれか一方のヒンジピンを受部に嵌合させる必要がある。
ヒンジピンを受部に嵌合させるためには、扉を横方向に移動させる必要があるが、扉を横方向に移動させる方向は、扉を開放する方向とは異なる。そのため、従来構成のカム部の第1カム面では、摺動子の回転トルクによって与えられる力のうち、扉を横方向に移動させる方向の成分が少ない。そのため、ヒンジピンを受部に嵌合させるために、駆動部にある程度強い(大きい)力が必要となる。
本発明の一態様は、より小さな弱い力で扉を開けることができる扉の開装置、開閉装置、冷蔵庫を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る扉の開装置は、本体部に枢支軸で枢支され前記本体部が有する開口面を開閉する扉であり、前記枢支軸が当該扉の左右の両端部に位置し、当該扉を移動させることで前記両端部に位置する2つの枢支軸あるいは該2つの枢支軸に対応する2つの受部を相対的に移動させて一方の前記枢支軸を対応する一方の前記受部に嵌合して左右の二方向より択一的に開閉可能な扉の開装置であって、前記本体部に設けられ、駆動部にて駆動されて移動する摺動子と、前記扉に設けられ、前記摺動子が摺動するカム部と、を備え、前記カム部は、左右対称に一対配置され、前記カム部は、前記摺動子が摺動することで前記扉を左右の一方の方向に開扉駆動する第1カム面を有し、前記第1カム面は、前記摺動子が当該第1カム面を摺動する際の摺動開始側の位置に、前記開扉駆動の方向に対応する前記枢支軸が対応する前記受部に嵌合する方向へ前記扉を移動させる凸形状を有することを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る扉の開閉装置は、本体部に枢支軸で枢支され前記本体部が有する開口面を開閉する扉であり、前記枢支軸が当該扉の左右の両端部に位置し、当該扉を移動させることで前記両端部に位置する2つの枢支軸あるいは該2つの枢支軸に対応する2つの受部を相対的に移動させて一方の前記枢支軸を対応する一方の前記受部に嵌合して左右の二方向より択一的に開閉可能な扉の開閉装置であって、前記本体部に設けられ、駆動部にて駆動されて移動する摺動子と、前記扉に設けられ、前記摺動子が摺動するカム部と、前記摺動子を移動させる駆動部と、を備え、前記カム部は、左右対称に一対配置され、前記カム部は、前記摺動子が摺動することで前記扉を左右の一方の方向に開扉駆動する第1カム面と、前記摺動子が摺動することで左右の他方の方向に開かれた前記扉を閉扉駆動する第2カム面とを有し、前記第1カム面は、前記摺動子が当該第1カム面を摺動する際の摺動開始側の位置に、前記開扉駆動の方向に対応する前記枢支軸が対応する前記受部に嵌合する方向へ前記扉を移動させる凸形状を有することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、より小さな弱い力で扉を開けることができる扉の開装置または開閉装置を実現できる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の上部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のアングル及びローラを示す側面断面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のアングル及びローラを示す正面断面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫のカム機構を示す平面図である。 図5のA−A線矢視断面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す上面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の扉を開く際のカム機構の動作を説明する平面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の扉を開く際のカム機構の動作を説明する平面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の扉開閉装置の開扉動作を説明する上面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の扉開閉装置の開扉動作を説明する上面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の扉開閉装置の閉扉動作を説明する上面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の扉開閉装置の閉扉動作を説明する上面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の扉開閉装置の閉扉動作を説明する上面図である。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の扉開閉装置のカム部の平面図と要部拡大図であり、摺動子が凸形状の前斜面を押圧している瞬間の力のかかり具合を示している。 比較例の冷蔵庫の扉開閉装置のカム部の平面図と要部拡大図であり、摺動子が摺動開始側の位置を押圧している瞬間の力のかかり具合を示している。 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の扉開閉装置のカム部における第1カム面に対する摺動子の動きを示す図である。 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の扉開閉装置のカム部における第1カム面に対する摺動子の動きを示す図である。 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の扉開閉装置のカム部における第1カム面に対する摺動子の動きを示す図である。 本発明の第4実施形態の冷蔵庫の上面図を示している。 本発明の第4実施形態の冷蔵庫の扉の開装置の扉を開く動作を説明する上面図である。
〔第1実施形態〕
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(冷蔵庫の概略)
図1は第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。図1に示すように、冷蔵庫1は断熱箱体から成る本体部2を有し、本体部2には断熱壁9(図2参照)により仕切られる冷蔵室3、冷凍室5、野菜室7が形成される。
冷蔵室3の前面の開口面3a(図2参照)を塞ぐ扉4は、左右端にハンドル4a、4bを有し、本体部2に鉛直な枢支軸4cまたは枢支軸4dで枢支され、左右の二方向から択一的に開閉できるようになっている。冷凍室5の前面の開口面はスライド式の扉6により開閉され、野菜室7の前面の開口面はスライド式の扉8により開閉される。
各扉4、6、8の本体部2に面した周部には冷気漏れを防止するパッキン(不図示)が設けられる。パッキンには本体部2の前面に吸着するマグネット(不図示)が設けられる。
(両開き扉のカム機構)
図2は冷蔵庫1の上部の扉4を開いた状態を示す斜視図である。冷蔵室3の上方には左右の両端部に一対の支持部材10が配される。冷蔵室3の下方には、左右方向に延びるアングル11が配される。各支持部材10および扉4の上面の左右の両端部には、扉4の中心線に対して左右対称に配される一対のカム機構12が設けられる。また、アングル11の左右の両端部および扉4の下面の左右の両端部にも同様の一対のカム機構12が設けられる。
扉4の上下にそれぞれ設けられる左右一対のカム機構12によって、扉4と本体部2とを係合および係合解除し、両開きの扉4が構成される。また、扉4の下面の中央部にはアングル11上を転動するローラ18(図3、図4参照)が設けられる。
図3は、アングル11およびローラ18の側面断面図であり、図4は、アングル11およびローラ18の正面断面図である。図3、図4に示すように、アングル11は金属板を断面L字型に屈曲して形成され、鉛直部11vがネジ(不図示)により断熱壁9(図2参照)に取り付けられる。アングル11の水平部11hの後端部には後方を下方に傾斜する傾斜面11aが設けられ、前端部には前方を下方に傾斜する傾斜面11cが設けられる。傾斜面11aの上端と傾斜面11cの上端との間には水平面11dが設けられる。
扉4の下面には貫通孔17aに挿通されるネジ(不図示)により支持部材17が取り付けられる。支持部材17の後部には回転軸を左右に配した複数のローラ18が軸支される。ローラ18が傾斜面11a上に配されると、扉4が自重によって閉じる方向に付勢される。また、ローラ18が傾斜面11c上に配されると、扉4が自重によって開く方向に付勢される。
図5は、扉4の上方のカム機構12を示す上面図であり、扉4が閉じられた状態を示している。また、図6は、図5のA−A断面図を示している。左右の両端部に配されるカム機構12は、支持部材10に設けられるヒンジピン21、リブ24、第1係合突起25(それぞれ図5中、ハッチングで示す)と、扉4に設けられる溝カム31、ボス34、第2係合突起35とを備えている。
ヒンジピン21は、支持部材10にインサート成形された金属から成り、扉4の枢支軸4cおよび枢支軸4d(図1参照)を形成する。リブ24は樹脂成形によってアーチ状に形成され、ヒンジピン21の周囲に配される。リブ24の内面にはヒンジピン21と同心の円筒面から成る案内面24aが形成される。尚、リブ24の案内面24aを多数のピンや突起部によって形成し、包絡面がヒンジピン21と同心の円弧になるように形成してもよい。即ち、案内面24aがヒンジピン21と同心の円弧上に沿って形成されていればよい。
第1係合突起25は左右のヒンジピン21の間に配置される。第1係合突起25には近い方のヒンジピン21と同心の円筒面25aと、遠い方のヒンジピン21と同心の円筒面25bとが対向して設けられる。
溝カム31、ボス34および第2係合突起35は、一体に樹脂成形されたカム部材30により形成され、扉4の上面にカム部材30が取り付けられる。溝カム31はヒンジピン21が係合し、連続する第1溝部32と第2溝部33とを有している。第1溝部32は本体部2側を開放し、枢支軸4c、4dに垂直な面内で開放端が内側に向くように傾斜して形成される。第2溝部33は第1溝部32の開放端と反対の端部に連続し、第1溝部32から外側に向かって屈曲して第1溝部32の開放端から離れる方向に延びる。ヒンジピン21が第1溝部32を移動して第2溝部33に嵌合することで、枢支軸4cあるいは枢支軸4dによる扉4の回動が可能になる。
ボス34は第2溝部33が凹設され、リブ24の案内面24aに摺動する円筒面34aを有している。また、ボス34の周面には後述する第1係止位置でリブ24との干渉を回避する逃げ部34b(図8参照)が設けられる。尚、リブ24の案内面24aが円筒面から成る場合には、ボス34の周面を多数のピンや突起部により形成してもよい。即ち、ボス34の周面を形成する多数のピンや突起部の包絡面が円筒面となるように形成してもよい。
第2係合突起35は、第1係合突起25の円筒面25a、25bとそれぞれ摺動する摺動面35a、35bを有している。カム部材30には第1係合突起25との干渉を回避する逃げ溝36が第2係合突起35の周囲に凹設される。
(扉開閉装置50)
図7は、冷蔵庫1の上面図を示している。本体部2の上面には扉4の上方に延びる支持部材51が取り付けられ、支持部材51上に扉開閉装置50が設置される。扉開閉装置50は摺動子59、摺動子59を駆動する駆動部58および摺動子59を摺動案内するカム部60を備えている。また、扉開閉装置50には扉4の開き量を検知する検知センサ(不図示)が設けられる。
駆動部58は、モータ52、ウォーム53、ウォームホイール54、減速ギア55および減速ギアである回転体56を有している。回転体56の下面に、摺動子59が設けられる。ウォーム53はモータ52のシャフトに取り付けられ、ウォームホイール54に噛合する。減速ギア55はウォームホイール54と同心に取り付けられる。回転体56は減速ギア55に噛合する。
以下の説明において、開口面3a(図2参照)の法線および扉4が閉じた状態の枢支軸4c(4d)に垂直な方向(作動方向)をX方向、開口面3aの法線方向をY方向、枢支軸4c(4d)の軸方向をZ方向という場合がある。本実施形態ではX方向が左右方向、Y方向が前後方向、Z方向が上下方向である。
カム部60は、扉4の上面に設けられる。カム部60は、回転体56のY方向の中心線CLに対して対称(左右対称)に設けられ、上方に突出するリブ63、リブ64、リブ73およびリブ74を有している。リブ63、リブ64が左側に位置し、リブ73およびリブ74が右側に位置する。
リブ63は、第1カム面63aを有し、リブ73は、第1カム面73aを有する。第1カム面63aと第1カム面73aとは、中心線CLに対して対称をなす。
図7に示す扉4の閉止状態では、第1カム面63aは、本体部2に近づくに従って枢支軸4cから離れつつ摺動子59の軌道円よりも内側に入り込むように傾斜する。一方、第1カム面73aは、本体部2に近づくに従って枢支軸4cに近づきつつ摺動子59の軌道円よりも内側に入り込むように傾斜する。換言すると、第1カム面63aは、本体部2に近づくに従って枢支軸4dに近づきつつ摺動子59の軌道円よりも内側に入り込むように傾斜する。一方、第1カム面73aは、本体部2に近づくに従って枢支軸4dから離れつつ摺動子59の軌道円よりも内側に入り込むように傾斜する。
リブ64は、第2カム面64aを有し、リブ74は、第2カム面74aを有する。第2カム面64aと第2カム面74aとは、中心線CLに対して対称をなす。
図7に示す扉4の閉止状態では、第2カム面64aは、本体部2に近づくに従って枢支軸4cに近づくように傾斜する。一方、第2カム面74aは、本体部2に近づくに従って枢支軸4cにから離れるように傾斜する。換言すると、第2カム面64aは、本体部2に近づくに従って枢支軸4dから離れるように傾斜する。一方、第2カム面74aは、本体部2に近づくに従って枢支軸4dに近づくように傾斜する。
つまり、カム部60には、摺動子59を摺動案内する4つのカム面63a,64a,73a,74aが形成されている。このうち、第2カム面64aと第1カム面63aとは、1)Y方向に対する傾斜が逆方向となっており、2)中心線CLに対して共に枢支軸4d側に配置され、3)第2カム面64aは第1カム面63aよりも本体部2に近い側に配置される。一方、第2カム面74aと第1カム面73aとは、1)Y方向に対する傾斜が逆方向となっており、2)中心線CLに対して共に枢支軸4c側に配置され、3)第2カム面74aは第1カム面73aよりも本体部2に近い側に配置される。
駆動部58の駆動により回転体56が図中、時計回りCWに回転すると、摺動子59が図中、左方の第1カム面63aに摺動する。この時、扉4は右側の枢支軸4cで枢支されて回動する。また、駆動部58の駆動により回転体56が図中、反時計回りCCWに回転すると、摺動子59が図中、右方の第1カム面73aに摺動する。この時、扉4は左側の枢支軸4dで枢支されて回動する。
詳細については後述するが、摺動子が扉4を開く際に摺動する第1カム面63aおよび第1カム面73aには、扉4を横方向に移動して、左右端のヒンジピン21(図5、図6参照)のうちの扉4を開く方向に対応する方のヒンジピン21を溝カム31の第2溝部33(受部)に嵌合させるための凸形状63aaおよび凸形状73aa(図7参照)が形成されている。
(扉4の開閉動作)
次に、扉4の開閉時の動作を右方から開閉する場合を例に説明する。扉4を左方から開閉する場合も同様である。扉4の閉止状態で両側のカム機構12は、図5に示す第1係止位置に配置される。即ち、左右のヒンジピン21が第1溝部32と第2溝部33との連結部に配置される。また、ボス34の逃げ部34b(図8参照)がリブ24の案内面24aに沿って配置される。
第1溝部32は枢支軸4dに垂直な面内で前後方向に対して傾斜しているため、左右の第1溝部32の開放端からヒンジピン21が離脱することがない。従って、扉4の脱落を防止することができる。
本実施形態では、扉4を右方から開扉する操作ボタンと、扉4を左方から開扉する操作ボタンとを備えている。尚、扉4の開扉方向を使用者が指示できるのであれば、操作ボタンは独立していなくてもよい。
扉4を右方から開扉する操作ボタンが操作されると、駆動部58によって扉4を右方から開扉駆動する。即ち、回転体56が図7において反時計回りCCWに回転し、摺動子59がY方向の後方への移動を伴ってX方向の枢支軸4dから離れる方向(図中、右方)に移動する。これにより、摺動子59がリブ73の第1カム面73aに摺動して扉4を図中、右方に押圧する。
扉4が右方に押圧されることで、図8に示すように、左側の溝カム31に係合したヒンジピン21は、第1溝部32から離れる方向に第2溝部33内を外側(図中、左方)に相対移動する。両方のヒンジピン21の間隔は一定のため、左側のヒンジピン21が外側に向かって相対移動すると、右側のヒンジピン21は内側に移動する。そして、左側のヒンジピン21が第2溝部33の閉じられた端部に到達することで、カム機構12が第2係止位置に配置される。第1カム面73aおよび第1カム面63aにおける先端部(前端部)には、後述する凸形状63aaおよび凸形状73aaが形成されているため、摺動子59が第1カム面73aの凸形状73aaに当接して摺動する際に扉4を右方に押圧する力が増加して、速やかにカム機構12が第2係止位置に配置される。
ここで、第1溝部32は開放端が扉4の内側に向かって傾斜しているので、右側のヒンジピン21は内側に移動することで第1溝部32の係合案内によって第1溝部32の開放端に向かって相対移動が可能となる。従って、扉4は、回動しながら左側の枢支軸4d側から右側の開放側にスライド移動して、扉4が右方から開かれる。
カム機構12が第2係止位置に配置されると、左側のボス34の円筒面34aがリブ24の案内面24aと摺動を開始する。これにより、ヒンジピン21と第2溝部33との係合により略前後方向への扉4の移動が規制され、ボス34とリブ24との係合により略左右方向への扉4の移動が規制される。従って、カム機構12は第2係止位置で扉4をスライド規制して回動自在に支持する。
カム機構12において、右側の第1係合突起25の円筒面25bと第2係合突起35の摺動面35bとが摺動し、左側の第1係合突起25の円筒面25aと第2係合突起35の摺動面35aとが摺動する。これにより、扉4をより安定して回動させることができる。
また、摺動子59と第1カム面73aとの摺動により扉4が開放方向に移動すると、ローラ18が扉4の自重による付勢力に抗して傾斜面11a(図3参照)を上昇し、扉4は上昇しながら開かれる。また、ローラ18が水平面11d(図3参照)に摺動して扉4は水平に開かれる。
図8の状態からさらに扉4が開かれると、図9に示すように、右側のヒンジピン21と溝カム31との係合が解除される。また、右側の第1係合突起25と第2係合突起35との係合が解除される。これにより、右側のカム機構12の係合が解除される。扉4は左側のヒンジピン21を中心としてスライド規制されて回動する。
図10に示すように、摺動子59は右側のカム機構12の係合が解除された後も継続して第1カム面73a上を摺動する。扉4が所定量開かれると摺動子59が第1カム面73aの終端(後端)に到達し、開扉駆動を終了する。
駆動部58による開扉駆動を終了すると、ローラ18が傾斜面11c(図3参照)と摺動し、扉4は自重により開かれる。これにより、図11に示すように摺動子59が第1カム面73aから離れた位置に配される。ローラ18が傾斜面11c(図3参照)を抜けると、扉4を手動で容易に開くことができる。駆動部58による開扉駆動を終了すると、モータ52を反転駆動して摺動子59が退避位置に配され、モータ52が停止される。
次に、扉4を閉じる場合には左右のカム機構12は上記と逆の動作が行われる。扉4の開成状態から手動で扉4を閉じると、ローラ18が傾斜面11c(図3参照)と摺動して扉4が上昇する。ローラ18が水平面11d(図3参照)に到達する状態にまで扉4が閉じられたことを検知センサで検知すると、駆動部58によって扉4を閉扉駆動する。
閉扉駆動により図12に示すように、回転体56が図中、時計回りCWに回転し、退避位置の摺動子59がX方向の枢支軸4dに近づく方向(図中、右方)に移動する。これにより、摺動子59がリブ64の第2カム面64aに摺動して扉4が閉じられる。
図13に示すように、扉4が所定量閉じられると摺動子59が第2カム面64aの終端(前端)に到達する。この時、ローラ18が傾斜面11a(図3参照)上に配されており、この後は、ローラ18が傾斜面11cと摺動し、扉4は自重により閉じられる。
摺動子59は、第1カム面64aから離れ、摺動子59の摺動面が第2カム面64aから第1カム面63aに切り替えられる。ローラ18が傾斜面11cと摺動し、扉4が自重にて閉じられるとき、摺動子59は、閉まる方向の付勢力に抗して扉4を支持し、扉4の閉じる速度が規制される。摺動子59の反時計回りCCWの回転によって扉4は閉じる方向に案内され、図14に示すように扉4が閉じられる。
なお、本実施形態において、ヒンジピン21およびリブ24を本体部2に設け、溝カム31およびボス34を扉4に設けたが、ヒンジピン21およびリブ24を扉4に設け、溝カム31およびボス34を本体部2に設けてもよい。また、第1係合突起25を本体部2に設け、第2係合突起35を扉4に設けたが、第1係合突起25を扉4に設け、第2係合突起35を本体部2に設けてもよい。
(カム部60の詳細)
図15は、カム部60の平面図と要部拡大図であり、摺動子59が凸形状73aaの前斜面を押圧している瞬間の力のかかり具合を示している。図15に示すように、第1カム面63aおよび第1カム面73aには、待機位置Pより移動を開始した摺動子59が始動時に摺動する摺動開始側(先端側、前端側)の位置に、凸形状63aaおよび凸形状73aaを有する。
このような凸形状63aaおよび凸形状73aaを有することで、摺動子59の回転トルクによって与えられる力のうち、扉4を横方向に移動させる方向の成分を大きくすることができる。これにより、モータ52の力が小さくても、扉4を移動させて、左右いずれか一方のヒンジピン21(図5、図6参照)をカム部材30の第2溝部33に相対移動させて嵌合させることができる。つまり、凸形状63aaおよび凸形状73aaは、ヒンジピン21が溝カム31の第2溝部33に嵌合する方向へ扉4を移動させる機能を有している。
これについて、凸形状を有さない比較例を用いてより詳細に説明する。図16は、比較例のカム部160の平面図と要部拡大図であり、摺動子59が摺動開始側(先端側、前端側)の位置を押圧している瞬間の力のかかり具合を示している。なお、図15および図16はともに、扉の開角度が0.4度の状態を示す。
図16に示すように、凸形状を有さない比較例のカム部160の第1カム面163aおよび第1カム面173aは変曲点のない滑らかな面をなす。第1カム面163aおよび第1カム面173aにおける先端より、1/3から1/2程の前側(摺動子59の進行方向上流側)領域は、摺動子59と第1カム面163aおよび第1カム面173aとの摺動により、扉4を開放する方向に大きな力が加わるように傾斜が設計されている。この力により、図3に示すローラ18が扉4の自重による付勢力に抗して傾斜面11aを上昇する。比較例のカム部160では、第1カム面163aおよび第1カム面173aにおける摺動開始側の領域も扉4を開放する方向に大きな力が加わるように傾斜が設計されている。
第1カム面163aおよび第1カム面173aにおける前側領域より後方の後側(摺動子59の進行方向下流側)領域は、図3に示すローラ18が水平面11d及び傾斜面11cと摺動して、扉4が開かれる領域に対応している。後側領域は、摺動子59の小量の移動量によっても扉4が大きく開かれるように傾斜が設計されている。
図中、矢印Aは摺動子59の回転トルクによってカム部160が受ける力を表しており、矢印Bはそのうちの扉4を横方向に動かす力を表している。力Bは、B=Asinα・sinβの式で求めることができる。αは摺動子59と第1カム面173aとの接触角であり、βは前記接触角+摺動子59の回転角度(待機位置Pを0度とする)である。
図16に示すように、第1カム面173aにおける摺動開始側の傾斜が扉4を開放する方向に力が加わるように設計されている構成では、摺動子59より与えられる力Aのうち、扉4を横方向に動かす力Bの割合は小さい。
これに対し、図15に示すように、本実施形態1におけるカム部60の第1カム面63aおよび第1カム面73aでは、摺動開始側の位置に凸形状63aaおよび凸形状73aaが形成されている。凸形状63aaおよび凸形状73aaは、左右いずれか一方のヒンジピン21をカム部材30の第2溝部33に相対移動させて嵌合させるためのものである。凸形状63aaおよび凸形状73aaにおける頂点から前方(摺動子59の進行方向上流側)の上流側の斜面は、扉4を開放する方向よりも扉4を横方向に移動させる方向に大きな力が加わるように傾斜が設計されている。
このような凸形状63aaおよび凸形状73aaが設けられることで、図15に示すように、摺動子59の回転トルクによってカム部60が受ける力Aは同じであっても、そのうちの扉4を横方向に動かす力Bの割合を大きくできる。つまり、凸形状73aa(63aa)が設けられることで、凸形状73aaの上流側の斜面と摺動子59との接触点における接線が、図16に示す比較例のカム部160における第1カム面173aの摺動開始側の斜面と摺動子59との接触点における接線よりも矢印Y方向と平行を成す方向に近づく。その結果、摺動子59と第1カム面73aとの接触角α、該接触角α+摺動子59の回転角度(待機位置を0度とする)βが、図16に示す接触角α、βよりも大きくなり、扉4を横方向に動かす力Bが大きくなる。
したがって、例えば、図16に示す力Bで扉4を横方向に移動させることができるのであれば、図15に示すカム部60の構成とすることで、矢印Aの力を、図15の示す矢印Bが図16に示す矢印Bと同じ長さとなる程度まで小さくすることができ、より小さい力のモータ52に変えることが可能となる。
なお、凸形状63aaおよび凸形状73aaの頂点から後方(摺動子59の進行方向下流側)の斜面を含め、終端までの領域は、比較例のカム部160と同様に、摺動子59と第1カム面63aおよび第1カム面73aとの摺動により扉4を開放する方向に大きな力が加わるように傾斜が設計されている。
〔第2実施形態〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図17は第1実施形態のカム部60における第1カム面73aに対する摺動子59の動きを示す図である。図17に示すように、第1カム面73aに形成された凸形状73aaは凸形状における頂点に対して前方側と後方側が略対称形状を有している。そのため、凸形状73aaの上流側の斜面と摺動子59との接線が矢印Y方向と平行を成す方向に近づく一方、凸形状73aaの下流側の斜面と摺動子59との接線は矢印X方向と平行を成す方向に近づく。矢印X方向と平行を成す方向に近づく程、扉4を開放する方向の力を大きくできるため、摺動子59が凸形状73aaの下流側の斜面を摺動する際に、扉4を開放する方向の力を増すことができる。
しかしながら、凸形状73aaの下流側の斜面が矢印X方向と平行を成す方向に近づきすぎると、凸形状73aaの斜面が一時的に摺動子59の軌道円上の角度よりも矢印X方向に近くなり、頂点を乗り越えた摺動子59がジャンプして一時的に第1カム面73aから離れてしまうことがある。摺動子59がジャンプして第1カム面73aから離れると、再び第1カム面73aと接触(当接)する際に音が発生する。また、摺動子59が第1カム面73aから離れている間、摺動子59は力を扉4に付与できないため、モータ52の駆動力も無駄になる。
本発明の第2実施形態の冷蔵庫の扉開閉装置のカム部60’は、このような摺動子59がジャンプして第1カム面63aおよび第1カム面73aから離れることを抑制する工夫を施している。図18は第2実施形態のカム部60’における第1カム面73’に対する摺動子59の動きを示す図である。
図18に示すように、第1カム面73a’の摺動開始側の位置の凸形状73aa’は、摺動子59の進行方向において、凸形状73aa’の頂点の上流側の斜面よりも下流側の斜面の方が長い形状を有している。つまり、凸形状73aa’の上流側の斜面は、凸形状73aaの斜面と同等であるが、図18に示すように、凸形状73aa’の下流側の斜面が矢印X方向と平行な方向に対してなす角度γを、図17に示す対称形状の凸形状73aaの下流側の斜面の角度γよりも大きくしている。これにより、凸形状73aa’の下流側の斜面を後方の下流側の領域とより滑らかに接続することができる。
このような形状とすることで、凸形状73aa’の頂点を乗り越えた摺動子59を第1カム面73a’から一時的に離れることを効果的に抑制することができる。これにより、音の発生を防止し、また、摺動子59からの力を扉4に連続的に付与し続けることが可能となり、扉4を連続的に動かして、モータ52の駆動力も無駄にならない。
つまり、凸形状73aa’の形状とすることで、頂点の上流側の斜面に摺動子59が摺動することで、扉4を横方向に移動させて速やかにカム機構12を第2係止位置に配置させ、その後、頂点の下流側の斜面に摺動子59が摺動することで、扉4を開放する方向に強く押し出すことができる。これにより、扉4にかかる力の方向を横方向から開放方向へと滑らかに移動させて、モータ52の駆動力を無駄にすることなく扉4を開くことができる。なお、図示してはいないが、カム部60’のもう一方の第1カム面の凸形状も同様である。
なお、第1実施形態1,2では、扉4の開駆動と扉駆動を共に実行する扉開閉装置50について説明したが、扉閉駆動に関わる部材を有さない扉4の開装置に適用することもできる。
〔第3実施形態〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図19は第3実施形態のカム部60’’における第1カム面73’’を示す図である。図19に示すように、第1カム面73a’’は、図18に示した第2実施形態のカム部60’と同じ凸形状73aa’を有している。カム部60’’は、凸形状73aa’の下流側の斜面S1の後方に繋がる斜面S2の矢印X方向と平行な方向に対してなす角度δが、斜面S1の角度γよりも大きく設計されている。そして、斜面S1と斜面S2の境界は、図3に示すローラ18が扉4の自重による付勢力に抗して傾斜面11aを上昇して水平面11dに到達した箇所に対応する位置になるよう設定されている。
このような第1カム面73’’とすることで、ローラ18が傾斜面11aを登りきるまでは、凸形状73aa’の頂点の下流側の斜面にて扉4を開放する方向に強く押し出す。ローラ18が傾斜面11aを登りきった後は、斜面S1よりも矢印Y方向と平行を成す方向に近づく斜面S2とすることで、扉4を開放方向に加速させることができ、より確実に扉4を開放することができる。ローラ18が水平面11dに到達した状態では、ローラ18が傾斜面11aを上昇する際のような強い力は不要となるので、摺動子59が摺動する面を、斜面S1よりも矢印Y方向と平行を成す方向に近づいた斜面S2とすることで、扉4の開く方向への移動量を大きくすることができる。
〔第4実施形態〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図20は、第4実施形態の冷蔵庫1の上面図を示している。図20に示すように、扉の開装置50’の駆動部58は第1実施形態と同様のモータ52、ウォーム53、ウォームホイール54、減速ギア55を有し、回転体56に代えて、減速ギア70、ラック57を有している。減速ギア70は減速ギア55及びラック57に噛合する。ラック57は支持部材51上に左右方向にスライド可能に取り付けられる。
カム部71は、扉4の上面に設けられ、上方に突出するリブ61及びリブ62を有している。リブ61は枢支軸4cから離れるに従って本体部2に近づくように傾斜する第1カム面61aを有している。リブ62は枢支軸4dから離れるに従って本体部2に近づくように傾斜する第1カム面62aを有している。第1カム面61aおよび第1カム面62aにおける摺動開始側の位置には、前述した実施形態1−3で説明した凸形状61aaおよび凸形状62aaが形成されている。
摺動子59はラック57の下面に突設され、第1カム面61aと第1カム面62aとの間に配される。これにより、モータ52が駆動されると各ギアを介して摺動子59が左右方向に移動し、カム面61aとカム面62aに摺動する。
図21は、第4実施形態の冷蔵庫の扉の開装置50’の扉4を開く動作を説明する上面図である。扉4の閉止状態で扉4を左方から開扉する操作ボタンが操作されると、図21に示すように減速ギア70が図中、時計回りCWに回転し、摺動子59が図中、左方に移動してリブ61のカム面61aに当接する。摺動子59がカム面61aの摺動開始側に形成された凸形状61aaに当接することで、扉4を図中、左方に移動させる力が強くかかり、枢支軸4cである右側のヒンジピン21が右側の第2溝部33に嵌合する(図5参照)。これにより、速やかにカム機構12が前述した第2係止位置に配置される。なお、扉4を右方から開扉する操作ボタンが操作された場合は、この逆で、減速ギア70が反時計回りCCW(図20参照)に回転し、摺動子59が図中、右方に移動してリブ62のカム面62aに当接し、枢支軸4dである左側のヒンジピン21が左側の第2溝部33に嵌合する(図5参照)。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る扉の開装置は、本体部に枢支軸で枢支され前記本体部が有する開口面を開閉する扉であり、前記枢支軸が当該扉の左右の両端部に位置し、当該扉を移動させることで前記両端部に位置する2つの枢支軸あるいは該2つの枢支軸に対応する2つの受部を相対的に移動させて一方の前記枢支軸を対応する一方の前記受部に嵌合して左右の二方向より択一的に開閉可能な扉の開装置であって、前記本体部に設けられ、駆動部にて駆動されて移動する摺動子と、前記扉に設けられ、前記摺動子が摺動するカム部と、
前記カム部は、左右対称に一対配置され、前記カム部は、前記摺動子が摺動することで前記扉を左右の一方の方向に開扉駆動する第1カム面を有し、前記第1カム面は、前記摺動子が当該第1カム面を摺動する際の摺動開始側の位置に、前記開扉駆動の方向に対応する前記枢支軸が対応する前記受部に嵌合する方向へ前記扉を移動させる凸形状を有することを特徴とする。
上記構成によれば、凸形状が設けられることで、摺動子と第1カム面との当接点における接線の傾斜が開口面の法線と平行を成す方向に近づき、摺動子と第1カム面との接触角が大きくなり、摺動子の回転トルクによって与えられる力のうち、扉を横方向に移動させる方向の成分を大きくすることができる。
これにより、より小さな弱い力で扉を一方の枢支軸と受部とがする方向に動かすことがきるため円滑に扉を開けることができ、摺動子を駆動する駆動部を小さくすることができる。
本発明の態様2に係る扉の開装置は、上記態様1において、前記凸形状は、前記摺動子の進行方向において、前記凸形状の頂点の上流側の斜面よりも下流側の斜面の方が長い形状を有する構成である。
上記構成によれば、凸形状の頂点を乗り越えた摺動子が第1カム面から一時的に離れることを抑制して、衝突音の発生を防止することができる。
本発明の態様3に係る扉の開装置は、上記態様1、2において、前記摺動子は前記駆動部によって円軌道を描くように駆動されるとともに、摺動開始時は略左右方向に移動する構成である。
これにより、摺動子が左右方向に直線的に移動する構成よりもより容易な構成にて、二方向に開く扉を開駆動できる。
本発明の態様4に係る扉の開閉装置は、本体部に枢支軸で枢支され前記本体部が有する開口面を開閉する扉であり、前記枢支軸が当該扉の左右の両端部に位置し、当該扉を移動させることで前記両端部に位置する2つの枢支軸あるいは該2つの枢支軸に対応する2つの受部を相対的に移動させて一方の前記枢支軸を対応する一方の前記受部に嵌合して左右の二方向より択一的に開閉可能な扉の開閉装置であって、前記本体部に設けられ、駆動部にて駆動されて移動する摺動子と、前記扉に設けられ、前記摺動子が摺動するカム部と、前記摺動子を移動させる駆動部と、を備え、前記カム部は、左右対称に一対配置され、前記カム部は、前記摺動子が摺動することで前記扉を左右の一方の方向に開扉駆動する第1カム面と、前記摺動子が摺動することで左右の他方の方向に開かれた前記扉を閉扉駆動する第2カム面とを有し、前記第1カム面は、前記摺動子が当該第1カム面を摺動する際の摺動開始側の位置に、前記開扉駆動の方向に対応する前記枢支軸が対応する前記受部に嵌合する方向へ前記扉を移動させる凸形状を有することを特徴としている。
上記構成によれば、凸形状が設けられることで、摺動子と第1カム面との当接点における接線の傾斜が開口面の法線と平行を成す方向に近づき、摺動子と第1カム面との接触角が大きくなり、摺動子の回転トルクによって与えられる力のうち、扉を横方向に移動させる方向の成分を大きくすることができる。
これにより、より小さな弱い力で扉を一方の枢支軸と受部とがする方向に動かすことがきるため円滑に扉を開けることができ、摺動子を駆動する駆動部を小さくすることができる。
本発明の態様5に係る扉の開閉装置は、上記態様3において、前記凸形状は、前記摺動子の進行方向において、前記凸形状の頂点の上流側の斜面よりも下流側の斜面の方が長い形状を有する構成である。
上記構成によれば、凸形状の頂点を乗り越えた摺動子が第1カム面から一時的に離れることを抑制して、衝突音の発生を防止することができる。
本発明の態様6に係る扉の開閉装置は、上記態様4において、前記摺動子は前記駆動部によって円軌道を描くように駆動されるとともに、摺動開始時は略左右方向に移動する構成である。
これにより、摺動子が左右方向に直線的に移動する構成よりもより容易な構成にて、二方向に開く扉を開閉駆動できる。
本発明の態様7に係る扉の冷蔵庫は、上記態様1に記載の扉の開装置又は上記態様4に記載の扉の開閉装置を備える構成である。
これにより、より小さな弱い力で扉を開けることができ、摺動子を駆動する駆動部をより小さくした冷蔵庫を得ることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 冷蔵庫
2 本体部
3 冷蔵室
3a 開口面
4 扉
4a ハンドル
4c、4d 枢支軸
5 冷凍室
7 野菜室
9 断熱壁
10、17、51 支持部材
11 アングル
11a、11c 傾斜面
11d 水平面
11h 水平部
11v 鉛直部
12 カム機構
17a 貫通孔
18 ローラ
21 ヒンジピン
24、63、64、73、74 リブ
24a 案内面
25 第1係合突起
25a、25b、34a 円筒面
30 カム部材
31 溝カム
32 第1溝部
33 第2溝部(受部)
34 ボス
35 第2係合突起
35a、35b 摺動面
50 扉開閉装置
52 モータ
53 ウォーム
54 ウォームホイール
55 減速ギア
56 回転体
58 駆動部
59 摺動子
60、60’、160、71 カム部
61a、62a、63a、73a、73a’ 第1カム面
64a,74a 第2カム面
63aa、73aa 凸形状

Claims (7)

  1. 本体部に枢支軸で枢支され前記本体部が有する開口面を開閉する扉であり、前記枢支軸が当該扉の左右の両端部に位置し、当該扉を移動させることで前記両端部に位置する2つの枢支軸あるいは該2つの枢支軸に対応する2つの受部を相対的に移動させて一方の前記枢支軸を対応する一方の前記受部に嵌合して左右の二方向より択一的に開閉可能な扉の開装置であって、
    前記本体部に設けられ、駆動部にて駆動されて移動する摺動子と、
    前記扉に設けられ、前記摺動子が摺動するカム部と、
    前記カム部は、左右対称に一対配置され、
    前記カム部は、前記摺動子が摺動することで前記扉を左右の一方の方向に開扉駆動する第1カム面を有し、
    前記第1カム面は、前記摺動子が当該第1カム面を摺動する際の摺動開始側の位置に、前記開扉駆動の方向に対応する前記枢支軸が対応する前記受部に嵌合する方向へ前記扉を移動させる凸形状を有することを特徴とする扉の開装置。
  2. 前記凸形状は、前記摺動子の進行方向において、前記凸形状の頂点の上流側の斜面よりも下流側の斜面の方が長い形状を有することを特徴とする請求項1に記載の扉の開装置。
  3. 前記摺動子は前記駆動部によって円軌道を描くように駆動されるとともに、摺動開始時は略左右方向に移動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の扉の開装置。
  4. 本体部に枢支軸で枢支され前記本体部が有する開口面を開閉する扉であり、前記枢支軸が当該扉の左右の両端部に位置し、当該扉を移動させることで前記両端部に位置する2つの枢支軸あるいは該2つの枢支軸に対応する2つの受部を相対的に移動させて一方の前記枢支軸を対応する一方の前記受部に嵌合して左右の二方向より択一的に開閉可能な扉の開閉装置であって、
    前記本体部に設けられ、駆動部にて駆動されて移動する摺動子と、
    前記扉に設けられ、前記摺動子が摺動するカム部と、
    前記摺動子を移動させる駆動部と、を備え、
    前記カム部は、左右対称に一対配置され、
    前記カム部は、前記摺動子が摺動することで前記扉を左右の一方の方向に開扉駆動する第1カム面と、前記摺動子が摺動することで左右の他方の方向に開かれた前記扉を閉扉駆動する第2カム面とを有し、
    前記第1カム面は、前記摺動子が当該第1カム面を摺動する際の摺動開始側の位置に、前記開扉駆動の方向に対応する前記枢支軸が対応する前記受部に嵌合する方向へ前記扉を移動させる凸形状を有することを特徴とする扉の開閉装置。
  5. 前記凸形状は、前記摺動子の進行方向において、前記凸形状の頂点の上流側の斜面よりも下流側の斜面の方が長い形状を有することを特徴とする請求項4に記載の扉の開閉装置。
  6. 前記摺動子は前記駆動部によって円軌道を描くように駆動されるとともに摺動開始時は略左右方向に移動することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の扉の開閉装置。
  7. 請求項1に記載の扉の開装置、または請求項4に記載の扉の開閉装置、を備えることを特徴とする冷蔵庫。
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