JP2005324666A - 可動パネルを有する電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器本体の前方を覆う閉鎖姿勢と機器本体の前方へ突出する突出姿勢とに変化する可動パネルが設けられ、前記可動パネルは突出姿勢となったときにその突出量が大きくならないようにした「可動パネルを有する電子装置」を提供する。
【解決手段】開閉可動パネル20は上部ピース20Aと下部ピース20Bとに分離され、上部ピース20Aは引張りばね72により下方へ付勢されている。往復移動部材7には可変部材80が可動自在に設けられ、可変部材80の突出カム部83が筐体3の底面3bの上に乗っているときに上部ピース20Aが持上げられ、往復移動部材7が前進して突出カム部83が底面3bから外れると、上部ピース20Aが下部ピース20Bに接近して開閉可動パネル20の寸法が短くなり、その状態で開閉可動パネル20が前方へ回動する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車載用装置、家庭用装置または事務用装置として使用される電子装置に関するものであり、特に機器本体の前部に設けられた可動パネルの姿勢を変化させることのできる可動パネルを有する電子装置に関する。
車載用に使用される電子装置などには、機器本体の前方にその姿勢が変化する可動パネルが設けられ、この可動パネルに操作部や表示部が設けられたものがある。
以下の特許文献1に記載の車載用電子装置は、機器本体が、筐体とこの筐体の前部に固定された固定パネル部とからなり、前記固定パネル部に、ディスクを挿入するためのディスク挿入口がスリット状に開口している。前記機器本体の前部には可動パネル(回動体)が設けられており、この可動パネルは、その基部側が前記固定パネル部に回動自在に支持されている。
前記可動パネルの裏面が前記ディスク挿入口を塞ぐ閉鎖姿勢のときに、前記可動パネルの前面に設けられた表示部や操作部が機器本体の前方へ向けられて、前記表示部を目視しまた操作部を操作することが可能となる。また、前記可動パネルがその基部側を支点として回動し、可動パネルの先部が機器本体の前方へ突出した開放姿勢になると、前記ディスク挿入口が露出して、前記ディスク挿入口から筐体内へディスクを挿入でき、また前記ディスク挿入口からディスクを排出できるようになる。
特開2001−354075号公報
前記特許文献1に記載のものは、可動パネルの寸法が機器本体の高さ寸法および横幅寸法とほぼ同じであるため、可動パネルが閉鎖姿勢のときの、この可動パネルの前面を表示部や操作部として広く利用することが可能である。
ただし、前記開放姿勢では、前記寸法の可動パネルがそのまま前方へ倒れるように回動する構造であるため、前記開放姿勢において、機器本体の前部からの前記可動パネルの突出寸法が大きくなってしまう。車載用電子装置の場合、通常はこの電子装置の前方にシフトレバーなどが配置されているため、前記のように可動パネルをそのままの寸法で開放姿勢にすると、車種によっては可動パネルがシフトレバーに当たり、あるいはシフトレバーの操作の邪魔になることがある。また、可動パネルを開放姿勢としたときに、車載用電子装置の下に位置する各種設備を利用するのに弊害が生じる場合が有り得る。
特に、開放姿勢となった状態でこの可動パネルの操作面を操作できるようにし、または可動パネルに設けられた表示部を前記開放姿勢で目視できるようにしたものでは、可動パネルを開放姿勢にしたまま車両を走行させることが多くなるため、前記弊害がさらに生じやすくなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、可動パネルの突出端が機器本体の前方へ突出した開放姿勢となったときに、この可動パネルの機器本体の前方からの突出量を短くできるようにした可動パネルを有する電子装置を提供することを目的としている。
第1の本発明は、機器本体と、この機器本体の前部に設けられた可動パネルとを有する電子装置において、
前記可動パネルは、先部と基部および対向する2つの面を有し、前記可動パネルは、前記先部と前記基部との間の寸法を可変可能であり、
前記機器本体には、前記可動パネルを、前記いずれかの面が前記機器本体の前方へ向けられる閉鎖姿勢と、前記先部と前記基部のいずれか一方である突出端が前記機器本体の前部から前方へ離れる突出姿勢とに設定する姿勢制御手段と、
前記可動パネルの前記先部と前記基部との間の寸法を、前記閉鎖姿勢よりも前記突出姿勢にて短くする突出量制御手段と、が設けられていることを特徴とするものである。
第2の本発明は、機器本体と、この機器本体の前部に設けられた可動パネルとを有する電子装置において、
前記可動パネルは、先部と基部および対向する2つの面を有し、前記先部側と前記基部側のいずれか一方に回動支点を有して前記可動パネルの姿勢が変化可能とされており、
前記機器本体には、前記可動パネルを、前記いずれかの面が前記機器本体の前方へ向けられる閉鎖姿勢と、前記先部と前記基部のいずれか一方である突出端が前記機器本体の前部から前方へ離れる突出姿勢とに設定する姿勢制御手段と、
前記可動パネルの回動支点と前記突出端との寸法を、前記閉鎖姿勢よりも前記突出姿勢にて短くする突出量制御手段と、が設けられていることを特徴とするものである。
前記両発明は、可動パネルがその突出端が前方へ突出する突出姿勢となったときに、可動パネルの寸法が短くなり、あるいは突出端と回動支点との距離が短くなる。そのため、可動パネルが突出姿勢となったときに機器本体の前部からの突出寸法を短くできる。また、可動パネルが閉鎖姿勢のときには、可動パネルの面の面積を、機器本体の前部の面積と同等にできる。
したがって、例えば、閉鎖姿勢となったときに、可動パネルにおける表示部や操作部を有しない背面が前方へ向けられるように構成すると、機器本体の前部に表示部や操作部が現れなくなって、電子装置を車載用としたときなどにおいて電子装置の盗難を未然に防止できるようになる。
あるいは、可動パネルが閉鎖姿勢のときに、この可動パネルの機器本体の前方へ向けられる面に、表示部や操作部を配置すると、この表示部や操作部の配置領域を、機器本体の前部の面積のほぼ全域に確保することができ、表示部を大きくしたり、または多くの操作部材を配置することが可能になる。
例えば、前記機器本体には、機器の前方と後方に向けて往復移動する往復移動部材と、この往復移動部材を往復移動させる駆動手段とが設けられ、前記姿勢制御手段は、前記往復移動部材の移動に伴って、前記可動パネルを前記閉鎖姿勢と前記突出姿勢とに変化させるものである。
この場合に、前記可動パネルは、その先部側または基部側が前記往復移動部材に回動自在に支持されており、
前記姿勢制御手段には、前記可動パネルにおける回動支点よりも突出端側に回動自在に連結され且つその基端部が前記往復移動部材と共に往復移動する規制部材と、前記規制部材の前記基端部の後退を阻止するストッパとが設けられており、
前記往復移動部材が前進しさらに後退する際に、前記規制部材の前記基端部の後退が前記ストッパで規制された状態で、前記回動支点が後退することにより、前記可動パネル回動させられてその姿勢が変化させられるものである。
ただし、本発明の姿勢制御手段は前記のような往復移動部材と規制部材とを備えたものに限定されるものではなく、例えば前記特許文献1に記載のように、歯車を利用して可動パネルを回動動作させて、前記閉鎖姿勢と前記突出姿勢とに設定するものであってもよい。
また、本発明は、前記可動パネルは、前記往復移動部材に対して前記突出端の位置が変化できるように支持されており、前記突出量制御手段には、前記姿勢制御手段の動作に連動して、前記寸法を変化させる可変部材が設けられているものとすることが可能である。
この場合に、前記可変部材は、前記往復移動部材と共に往復移動するものであり、前記往復移動部材が後退するときと前進するときとで前記可変部材の姿勢を変化させて前記突出端の位置を変化させるカム手段が設けられているものとして構成できる。
さらに本発明は、以下の実施の形態に記載のように、前記往復移動部材には、第2の可動パネルが支持されており、前記往復移動部材が後退しているときに前記第2の可動パネルが機器本体内に収納され、前記往復移動部材の前進動作に伴って、前記第2の可動パネルが機器本体の前方へ移動し、前記姿勢制御手段によって、前記可動パネルとともに、前記第2の可動パネルの姿勢も変化させられるものであってもよい。
ただし、本発明は、以下の実施の形態のように第2の可動パネルを有するものに限られず、可動パネルが1個だけ設けられたものであってもよいことは勿論である。
本発明では、可動パネルが閉鎖姿勢のときには、この可動パネルの面を、機器本体の前部の面と同等の面積などに設定でき、しかも可動パネルが突出姿勢となったときに、機器本体の前部からの突出寸法を短くできる。そのため、機器本体の前方に突出した可動パネルが他の設備の操作の弊害となることが少なくなる。
図1と図2は本発明の可動パネルを有する電子装置の実施の形態である車載用電子装置1を前方から見た斜視図であり、図1は可動パネルが閉鎖姿勢となった非使用状態、図2は可動パネルが突出姿勢となった使用状態の一例を示す。図3(A)(B)、図4(A)(B)および図5は、非使用状態から使用状態に至るまでの動作を示す側面図であり、図3(A)は非使用状態で往復移動部材7が第1の後退位置にある状態を示し、図3(B)は往復移動部材7が前進位置にある状態を示し、図5は使用状態で往復移動部材7が第2の後退位置にある状態を示す。図6(A)(B)は、可変部材の動作と、可動パネルの突出端の位置の変動との関係を示す部分側面図である。図7(A)(B)および図8は、規制部材41の基端部41aに設けられた規制軸43と、往復移動部材7との位置関係を示すものであり、図7(A)は往復移動部材7が第1の後退位置にある状態、図7(B)は往復移動部材7が前進位置にある状態、図8は往復移動部材7が第2の後退位置にある状態をそれぞれ示している。
図1と図2に示すように、車載用電子装置1は、機器本体2を有している。この機器本体2は、筐体3と筐体3の前部に固定されたノーズ4とから構成されている。筐体3は、板金材料で六面体の箱形状に形成されたものであり、その外形寸法はいわゆる1ディンサイズまたは2ディンサイズである。筐体3の前部3aは開放されており、この前部3aにノーズ4が固定されている。
前記ノーズ4は合成樹脂材料で形成されている。図3と図4などに示すように、前記ノーズ4には、前記筐体3の前記前部3aの開放部を覆うように垂直に延びる前面壁4aが設けられている。機器本体2の内部から機器前方へ、往復移動部材7や規制部材41がなどが突出しているが、これらは図4(B)に示すように、前記前面壁4aの下部に開口した開口部4dや前面壁4aの側部に開口した開口部内を移動する。
前記ノーズ4では、前記前面壁4aの周囲から前方に延びる角筒状の周囲壁4bが形成されている。また、前記前面壁4aには、その上方部分に、筐体3の内部に通じるディスク挿入口4cが形成されている。
前記筐体3の内部には、CD,DVDなどの各種ディスクDを駆動して記録動作や再生動作を行うためのディスク装置(図示せず)が収納されている。図4(A)に示すように、前記ディスクDは、前記ディスク挿入口4cから筐体3内へ供給されて前記ディスク装置に装填される。また、筐体3の内部には、さらに他のディスク装置や磁気テープ駆動装置、メモリスティックなどの記憶媒体が装着される記憶装置、TVチューナやラジオチューナ、通信手段などの各種装置や回路が内蔵されている。
この車載用電子装置1の各種動作を説明するための方向は、X1方向が機器本体2の後方、X2方向が機器本体2の前方、Z1方向が機器本体2の上方、Z2方向が機器本体2の下方である。またY方向が横方向である。
図3ないし図6に示すように、筐体3の内部の下方領域には、往復移動部材7が前後方向へ直線的に往復移動できるように設けられている。この往復移動部材7は板金材料によって逆コの字状に折り曲げ形成されたものであり、往復移動部材7は、筐体3の底面3bに密接して設けられた底板7aと、この底板7aの横方向の両側から上方へ向けて垂直に折り曲げられた側板7bを有している。
前記往復移動部材7の前端部には、開閉可動パネル20と第2の可動パネル10とが設けられている。
図3ないし図5に示すように、前記開閉可動パネル20は、先部21と基部22、および互いに対向する使用面23と背面24を有している。
図6(A)(B)に詳しく示されるように、前記開閉可動パネル20は、上端が前記先部21となっている上部ピース20Aと、下端が前記基部22となっている下部ピース20Bとに分離されている。前記往復移動部材7の側板7bの先端部には、回動支点軸8が設けられており、この回動支点軸8に、支持部材70が回動自在に支持されている。この支持部材70は金属板で形成されている。
前記下部ピース20Bは、前記支持部材70の下部(回動支点軸8に近い部分)に固定されている。図6(A)(B)に示すように、前記支持部材70には、一対の案内溝71,71が形成されている。両案内溝71,71はパターン形状が同一である。それぞれの案内溝71は、開閉可動パネル20の先部21に向うにしたがって使用面23に徐々に接近する傾斜部71aと、この傾斜部71aに連続し、開閉可動パネル20の基部22に向けて背面24と並行に延びる並行部71bとを有している。
前記上部ピース20Aの側面には一対の摺動軸29,29が固定されており、前記摺動軸29,29は、前記案内溝71,71に摺動自在に支持されている。上方に位置している前記摺動軸29と、前記往復移動部材7の側板7bとの間には、引張りばね72が掛けられており、前記上部ピース20Aは、常に下部ピース20Bに向けて付勢されている。
図6(A)(B)に示すように、前記往復移動部材7の側板7bの先部には、可変部材80が設けられている。この可変部材80は金属板で形成されたレバーであり、その基端部が軸81によって前記側板7bに回動自在に支持されている。前記可変部材80の先部には、円弧軌跡の長穴82が形成されており、前記開閉可動パネル20の上部ピース20Aの側面の基部側に設けられた前記摺動軸29が前記長穴82に摺動自在に挿入されている。
前記可変部材80には下方(Z2方向)へ突出する突出カム部83が設けられている。図2および図3(A)に示すように、前記往復移動部材7が第1の後退位置(i)にあるとき、図6(A)に示すように、前記突出カム部83は、筐体3の前記底面3bの上に乗っている。前記往復移動部材7が前記第1の後退位置(i)から前進すると、図6(B)に示すように、前記突出カム部83が、前記底面3bから外れ、前記引っ張りばね72の付勢力で上部ピース20Aが、基部22の方向へ引かれる。前記付勢力により、前記摺動軸29,29が、支持部材70に形成された案内溝71の傾斜部71aに沿って前方(X2方向)へ移動しながら下方(Z2方向)へ向けて移動し、さらに並行部71bに沿って上部ピース20Aが下降する。
前記動作により、図6(B)に示すように、前記上部ピース20Aの下端部24aが、下部ピース20Bの背面に現れる壁面24cの前方に重なる状態となる。その結果、図3(B)、図4(A)(B)および図5では、開閉可動パネル20は、その基部22から先部21の間の寸法が、図2と図3(A)および図6(A)に示す非使用時、すなわち開閉可動パネル20が閉鎖姿勢のときよりも短くなる。また、前記回動支点軸8と前記先部21との距離も、前記閉鎖姿勢よりも短くなる。
次に、図6(B)の状態から、往復移動部材7がX1方向へ後退するときには、その移動過程で、前記可変部材80に設けられた突出カム部83の後縁部83aが、筐体3の底面3bの前端の制御端3cに当たる。後縁部83aと制御端3cとの当接部は、前記軸81よりも下方に位置しているため、当接後の往復移動部材7の後退動作により可変部材80に時計回りのモーメントが作用し、突出カム部83が筐体3の底面3bの上に乗り上がる。その結果、可変部材80の長穴82によって摺動軸29が持ち上げられ、図6(A)に示すように、上部ピース20Aと下部ピース20Bとで背面24がほぼ同一面となるように復帰する。
この実施の形態では、前記支持部材70に形成された案内溝71と前記可変部材80とで、突出量制御手段が構成されている。また、前記突出カム部83と前記制御端3cとで、上部ピース20Aの位置を可変させるカム手段が構成されている。
次に、図3ないし図5に示すように、前記第2の可動パネル10は、先部11と基部12、および使用面13と背面14を有しており、前記基部12側の側面が、前記往復移動部材7の前端部に設けられた前記回動支点軸8に回動自在に支持されている。
この実施の形態では、前記開閉可動パネル20と前記第2の可動パネル10のそれぞれの基部が、往復移動部材7の前端部に設けられた共通の回動支点軸8に回動自在に連結されている。ただし、前記開閉可動パネル20の回動支点と前記第2の可動パネル10の回動支点とが同軸に配置されていなくてもよい。
図1と図3(A)は、開閉可動パネル20が閉鎖姿勢となった車載用電子装置1の非使用状態を示している。この非使用状態では、往復移動部材7が後方(X1方向)へ移動して、往復移動部材7が第1の後退位置(i)にある。このとき、第2の可動パネル10は、その背面14が筐体3の底面3aと平行な、すなわち往復移動部材7の往復移動方向と平行な向きの水平姿勢となって、機器本体2の内部に収納されている。機器本体2の内部に収納された第2の可動パネル10は、先部11が後方に向けられ、基部12が前方に向けられ、そして使用面13が上方に向けられている。
図1と図3に示す非使用状態では、開閉可動パネル20は、先部21が上方に向けられ、基部22が下方に向けられている。また使用面23が機器本体2に対面するように後方に向けられ、背面24が前方に向けられている。このときの開閉可動パネル20は、垂直姿勢であり、往復移動部材7の往復移動方向に対して垂直な向きの姿勢となっている。
非使用状態での、第2の可動パネル10の背面14と開閉可動パネル20の背面24との開き角度はほぼ90度であり、第2の可動パネル10の使用面13と開閉可動パネル20の使用面23との開き角度もほぼ90度である。
非使用状態では、開閉可動パネル20の使用面23の周縁部が、ノーズ4の周囲壁4bに当接し、使用面23の膨らみ部が周囲壁4bで囲まれる空間内に入り込んでいる。その結果、図1に示すように、この車載用電子装置1の前方には、開閉可動パネル20の前記背面24が垂直な壁として現れている。
このとき、図6(A)に示すように、可変部材80の突出カム部83が筐体3の底面3b上に乗り上がって、前記可変部材80によって開閉可動パネル20の上部ピース20Aが持ち上げられている。よって、背面24において、上部ピース20Aと下部ピース20Bはほぼ同一面である。また、開閉可動パネル20の先部21と基部22との間の寸法が最大であり、また先部21と回動支点軸8との距離も最大となっている。そのため、開閉可動パネル20が閉鎖姿勢となった非使用状態では、機器本体2の前方のほぼ全域に、開閉可動パネル20の背面24が現れていることになる。
この実施の形態では、前記背面24に基本的に操作部や表示部が設けられていない。したがって、非使用状態のときに、車載用電子装置1の存在を認識しにくくなり、盗難を未然に防止しやすくなる。また車載用電子装置1の前面に操作部や表示部が現れていないので、いたずらによって操作部や表示部が破壊されることもない。
図2と図5に示す使用状態では、往復移動部材7が一旦前進位置まで移動した後に、引き続いて後退し第2の後退位置(ii)へ移動して停止している。このとき、第2の可動パネル10は先部11が上方に向けられ、基部12が下方に向けられ、背面14が機器本体2に対面するように後方へ向けられ、使用面13が前方へ向けられている。このときの第2の可動パネル10は、往復移動部材7の往復移動方向に対してほぼ垂直な姿勢である。また、背面14は、ノーズ4の前記周囲壁4bに接触している。
また、前記使用状態では、開閉可動パネル20は、その先部21が突出端となって、この突出端が斜め下に向けて突出する突出姿勢である。この実施の形態では、図2と図5に示す使用状態において、第2の可動パネル10の背面14と開閉可動パネル20の背面24との開き角度、および第2の可動パネル10の使用面13と開閉可動パネル20の使用面23との開き角度が90度よりも大きく、且つ180度以下である。ただし、前記開き角度は90度以上で180度以下の任意の角度に設定することが可能である。
また、開閉可動パネル20が突出姿勢となったときには、図6(B)に示すように、可変部材80の突出カム部83が筐体3の底面3bから前方へ外れて、可変部材80が反時計方向へ回動している。よって、開閉可動パネル20は、先部21と基部22との間の寸法が短くなり、また先部21と回動支点軸8との距離も短くなるため、図5に示すように、開閉可動パネル20の突出端である先部21の、機器本体2の前部から前方への突出寸法を短くできる。
前記第2の可動パネル10の使用面13には、操作部と表示部の少なくとも一方が配置されるが、この実施の形態では、図2に示すように、前記使用面13に液晶表示パネルやLED表示パネル、EL表示パネルなどの表示面15のみが配置されている。
前記開閉可動パネル20の使用面23には、操作部と表示部の少なくとも一方が配置されるが、この実施の形態では、前記使用面23に、回転式操作部材25や押圧式操作部材26などの操作部のみが配置されている。また、前記回転式操作部材25や押圧式操作部材26などの操作部は、開閉可動パネル20の上部ピース20Aにのみ設けられ、これら操作部に関連する電子回路も上部ピース20A内にのみ設けられている。前記下部ピース20Bには、操作部や電子回路が設けられておらず、この下部ピース20Bはその背面がフラットな壁面24cとなっており、この壁面24cは、主に図1に示す非使用状態において、上部ピース20Aの背面24の下端部24aよりも下の領域を塞ぐカバーとして機能している。
この車載用電子装置1は、図1および図3(A)に示す非使用状態において、機器本体2の前部に現れている開閉可動パネル20が、機器本体2の上下方向の高さ寸法および幅寸法からはみ出ることなく、例えば1ディンサイズの寸法からはみ出ることがなく、全体を小さく構成できる。しかしながら、図2および図5に示す使用状態では、第2の可動パネル10の使用面13と開閉可動パネル20の使用面23の双方を表示面および操作面として使用できるため、表示部や操作部を広い領域に余裕を持って配置することができ、多機能の電子装置の場合に、各種機能に対応した表示と操作とを行えるようになる。
しかも、前記のように、非使用状態では、開閉可動パネル20は、機器本体2の前部において先部21と基部22との寸法が拡大して、開閉可動パネル20の背面24が機器本体2の前部を広く覆うものとなり、また使用状態では、突出端である先部21の突出位置を機器本体2に接近させることができる。そのため、機器本体2の前方に位置する設備の操作の邪魔になりにくく、またこの車載用電子装置1よりも下方に位置する設備の操作を妨げにくくなる。
筐体3内には、往復移動部材7を前後方向へ移動させるための駆動手段30が設けられ、前記往復移動部材7と、第2の可動パネル10および開閉可動パネル20との間には、第2の可動パネル10と開閉可動パネル20の姿勢を設定するための姿勢制御手段40が設けられている。これら各手段を構成する機構部材は重ねられて配置されているため、これら手段や各機構部材の構成を理解しやすくするために、図3ないし図5の各図面と、図7および図8に示す各図面とに分離して説明している。
図7および図8に示すように、前記往復移動部材7の側板7bの内側には、ラック部材31が前後方向に平行に延びるように配置されて固定されている。また前記筐体3の内部には、駆動モータ(図示せず)が設けられ、この駆動モータの動力が減速されてピニオン歯車32に伝達される。前記ピニオン歯車32は前記ラック部材31と噛み合っている。そしてラック部材31とピニオン歯車32とで駆動手段30が構成されている。前記駆動モータの動力が、前記ピニオン歯車32からラック部材31に伝達されて、前記往復移動部材7は前後方向へ往復移動させられる。この往復移動部材7の往復移動に伴って、前記往復移動部材7の前端部に設けられた前記回動支点軸8も一緒に往復移動させられる。
前記姿勢制御手段40では、図4などに示すように、前記往復移動部材7と前記第2の可動パネル10との間に規制部材41が設けられている。
前記規制部材41は、板金材料などで形成されたレバーである。前記第2の可動パネル10の側面では、前記回動支点軸8と先部11との中間位置に連結軸42が設けられ、前記規制部材41の先部が前記連結軸42に回動自在に連結されている。
前記規制部材41の基端部41aには規制軸43が設けられている。図4に示すように、前記往復移動部材7の側板7bには、前後方向に延びる制御溝44が形成されており、前記規制軸43はこの制御溝44に摺動自在に挿入されている。この制御溝44は、前端部44aが上方(Z1方向)へ向けられ、後端部44bが下方(Z2方向)へ向けられ、中間部44cは、往復移動部材7の往復移動方向とほぼ平行に延びている。
図4に示すように、前記規制軸43には、トーションばね45の巻回部が掛けられており、トーションばね45の一方の腕部45aが、前記規制部材41に設けられた係止ピン46に掛けられ、他方の腕部45bが前記ラック部材31の歯部に弾圧されている。このトーションばね45の弾圧力により、規制部材41と往復移動部材7との連結部や規制部材41と第2の可動パネル10との連結部のバックラッシュに起因するがたつきの発生を抑制できる。
図7および図8に示すように、筐体3の内部には、支持台50が固定されている。この支持台50は、板金材料で形成されて、筐体3の底面3aに固定されている。この支持台50には逆コの字形状の切換え溝51が形成されている。この切換え溝51は、下方に位置して後方(X1方向)へ長く形成された後退溝部51aと、上方に位置して後方へ短く形成された規制溝部51bと、前記後退溝部51aと規制溝部51bの前端どうしを連結するように上下方向に延びる連絡溝部51cとを有している。前記規制部材41の基端部41aに設けられた前記規制軸43は、前記制御溝44に挿入されているとともに前記切換え溝51にも摺動自在に挿入されている。
図7と図8に示すように、前記支持台50には軸53が固定されており、ストッパレバー52が前記軸53に回動自在に支持されている。前記ストッパレバー52の後端に設けられたピン54と、前記支持台50に設けられたピン55との間にトーションばね56が掛けられている。このトーションばね56は双方向安定ばねとして機能している。すなわち、前記ストッパレバー52は、図7(A)(B)に示すように反時計方向へ回動した姿勢で、前記トーションばね56の付勢力を受けて安定できるとともに、図8に示すように時計方向へ回動した姿勢で、前記トーションばね56の付勢力を受けて安定できるようになっている。
前記ストッパレバー52には、先端部から後方へ向けて延びる長溝52aが形成されている。この長溝52aの上方には跳ね上げ部52bが前方(X2方向)へ向けてやや突出するように設けられている。図7(A)(B)に示すように、前記ストッパレバー52が反時計方向へ回動して安定しているとき、前記跳ね上げ部52bが、前記切換え溝51の垂直に延びる連絡溝部51cを横断する位置にある。
前記長溝52aの下部にはストッパ部52cが設けられている。図7(A)(B)に示すように、ストッパレバー52が反時計方向へ回動して安定しているときに、このストッパ部52cは、前記切換え溝51の前記後退溝部51aの前方を塞いでいる。前記ストッパレバー52には、前記軸53よりも後方の下辺に持ち上げ辺52dが形成されている。図8に示すように、ストッパレバー52が時計方向へ回動しているときに、前記持ち上げ辺52dが、前記後退溝部51aの後方部分を塞いでいる。
図3ないし図5に示すように、前記第2の可動パネル10の側面には、平板状の連結部材60が設けられている。前記連結部材60には一対の案内ピン61,61が固定されている。前記第2の可動パネル10の側面には、背面14とほぼ平行に延びる案内溝17,17が形成されており、前記案内ピン61,61が前記案内溝17,17に挿入されて、前記連結部材60は、前記第2の可動パネル10の側面において、先部11方向および基部12方向へ向けて摺動自在である。
前記連結部材60には、前記案内ピン61と案内ピン61との間に付勢ピン62が設けられている。前記規制部材41の先部には、くの字形状に形成された付勢溝47が形成され、前記付勢ピン62は前記付勢溝47内に摺動自在に挿入されている。
前記付勢ピン62と前記付勢溝47との摺動により、第2の可動パネル10における前記連結部材60の位置が制御される。すなわち、図3(A)(B)のように、第2の可動パネル10と前記規制部材41との相対角度がほぼ180度のとき、連結部材60は、第2の可動パネル10の先部11側へ移動している。そして、前記相対角度が、前記図3(A)(B)の状態から図5の状態まで変化する間に、連結部材60に設けられた付勢溝47によって前記付勢ピン62が基部12の方向へ押し下げられ、前記連結部材60が、第2の可動パネル10の基部12側へ向けて移動する。
前記連結部材60には、第2の可動パネル10の基部12側に位置するくの字形状の制御溝63が形成されている。図6(A)(B)に詳しく示されるように、前記開閉可動パネル20を支持している前記支持部材70の基部には、使用面23からさらに突出する突出部27が形成され、この突出部27の先部に設けられた制御ピン28が、図4などに示すように、前記制御溝63に摺動自在に挿入されている。前記制御溝63は、前記回動支点軸8に近い側にある第1の制御部63aと、前記第1の制御部63aから折り返されて第2の可動パネル10の先部11側に向けて延びる第2の制御部63bとを有している。
次に、前記車載用電子装置1の一連の動作について説明する。
(非使用状態)
車載用電子装置1を使用していないときには、図3(A)および図7(A)に示すように、往復移動部材7がX1方向へ最も後退した第1の後退位置(i)にある。
このとき、規制部材41の基端部41aに設けられた規制軸43は、往復移動部材7に形成された制御溝44の後端部44bに位置するとともに、規制軸43は、支持台50に形成された切換え溝51の後退溝部51a内の後方(X1方向)に位置している。そして、規制部材41は往復移動部材7の往復移動方向へ向けて平行に延びており、第2の可動パネル10は、回動支持軸8を支点として時計方向へ回動した水平姿勢となって、前記機器本体2内に収納されている。
また、非使用状態では、図7(A)に示すように、支持台50に回動自在に支持されたストッパレバー52が、反時計方向へ回動させられた状態でトーションばね56で安定させられている。
図1に示すように、非使用状態では、平行姿勢の第2の可動パネル10が機器本体2の内部に収納され、開閉可動パネル20が垂直姿勢となって機器本体2の前部に位置した閉鎖姿勢となっている。このとき、図6(A)に示すように、可変部材80の突出カム部83が筐体3の底面3bの上に乗り上がっており、開閉可動パネル20は、先部21と基部22との寸法が拡大しており、且つ先部21と回動支点軸8との距離も拡大している。また、図1に示すように、上部ピース20Aと下部ピース20Bとで背面24がほぼ同一面となって前方へ向けられている。
(非使用状態から使用状態への切換え動作)
非使用状態において、リモートコントローラを用いて使用状態への切換え操作を行い、あるいは前記開閉可動パネル20の背面24(上部ピース20Aの背面)に目立たないように設けられた操作釦を操作すると、駆動手段30の駆動モータが始動し、ピニオン歯車32が回転してラック部材31に前進力が作用し、往復移動部材7がX2方向へ移動する。
図6(B)に示すように、往復移動部材7が前進した直後に、可変部材80の突出カム部83が筐体3の底面3bから前方へ外れ、引張りばね72の付勢力によって、上部ピース20Aが基部22側へ引き下げられ、上部ピース20Aの背面の下端部24aが下部ピース20Bの背面の壁部24cに重なるようになる。このとき、開閉可動パネル20の先部21と基部22との寸法が小さくなり、また回動支点軸8と先部21との距離も短くなる。
図3(B)および図7(B)は、往復移動部材7が最も前方(X2方向)へ移動して前進位置(iii)に至った状態を示している。往復移動部材7が第1の後退位置(i)から前進位置(iii)へ移動するときに、規制部材41の基端部41aに設けられた規制軸43は、制御溝44の後端部44bに位置したまま、往復移動部材7と一緒に、支持台50に形成された切換え溝51の後退溝部51aに沿って前進する。
往復移動部材7が、図3(A)と図7(A)に示す第1の後退位置(i)から、図3(B)に示す前進位置(iii)に至る間に、規制部材41は水平姿勢のままである。よって、第2の可動パネル10と開閉可動パネル20との相対角度は変化せず、開閉可動パネル20は垂直姿勢のまま機器本体2の前方へ向けて前進し、第2の可動パネル10は水平姿勢のまま前進して、機器本体2の前方へ抜け出る。
また、往復移動部材7が第1の後退位置(i)から、前進位置(iii)へ移動する間、後退溝部51a内を前進する前記規制軸43が、ストッパレバー52の前方の下辺52eに当たって、ストッパレバー52を一旦時計方向へ回動させる。そして、規制軸43が後退溝部51aの前端に至ったときに、トーションばね56の付勢力によってストッパレバー52が反時計方向へ復帰させられる。したがって、図3(B)および図7(B)に示すように、往復移動部材7が、第1の後退位置(i)から前進位置(iii)へ移動したときには、切換え溝51の後退溝部51aの前端が前記ストッパレバー52のストッパ部52cで塞がれた状態に維持される。
使用状態への切換え動作では、前記往復移動部材7が、図3(B)および図7(B)に示す前進位置(iii)へ至ったときに、ただちに駆動モータが逆転して、ピニオン歯車32が反時計方向へ駆動され、往復移動部材7が後方(X1)へ向けて移動させられる。そして、往復移動部材7が、図5および図8に示す第2の後退位置(ii)へ移動したときに駆動モータが停止する。この実施の形態においては、前記往復移動部材7の第2の後退位置(ii)での停止位置が、前記第1の後退位置(i)よりもわずかに前方(X2方向)寄りである。ただし、第2の後退位置(ii)と第1の後退位置(i)とで、往復移動部材7の停止位置が同じ位置であってもよいし、第2の後退位置(ii)が第1の後退位置(i)よりも後方であってもよい。
往復移動部材7が、図3(B)に示す前進位置(iii)から後退動作する際には、図7(B)に示すように、規制軸43がストッパレバー52のストッパ部52cに当たって、後退溝部51a内に入り込まないように規制される。したがって、往復移動部材7が後退動作する際に、前記規制軸43の後退が前記ストッパ部52cで規制された状態で、回動支点軸8が往復移動部材7と共に後退移動する。そのため、図4(A)、図4(B)および図5に連続して示されるように、往復移動部材7の後退動作に伴って、規制部材41が規制軸43を支点として時計方向へ回動し、同時に第2の可動パネル10が、回動支点軸8を支点として反時計方向へ回動するように立ち上がる。
往復移動部材7が前進位置(iii)から第2の後退位置(ii)へ向けて移動する際に、往復移動部材7に形成された制御溝44が規制軸43と摺動するが、制御溝44の前端部44aが上方(Z1方向)へ向けられているので、往復移動部材7が後退移動するときに、規制軸43は、制御溝44内を摺動するのに伴って、支持台50に形成された切換え溝51の連絡溝部51cに沿って上昇する。規制軸43が連絡溝部44内を上昇するときに、この規制軸43によってストッパレバー52の跳ね上げ部52bが持ち上げられ、規制軸43が規制溝部51bの前端に至る。したがって、その後に、往復移動部材7が図4(B)から、図5に示す位置へ後退する間、規制軸43が規制溝部51bに入り込む。
規制軸43が、前記規制溝部51bの内部を後方へ短い距離だけ移動する間に、第2の可動パネル10は、図4(B)から図5に示すようにさらに反時計方向へ回動して背面14が垂直に向く姿勢になるとともに、第2の可動パネル10が後退し、図5に示すように、その背面14がノーズ4の周囲壁4bに当たる。
また、前記規制軸43が跳ね上げ部52bを押し上げてストッパレバー51が時計方向へ回動するときに、トーションばね56による付勢方向が反転して、ストッパレバー51は時計方向へ回動した姿勢で安定する。
第2の可動パネル10と、開閉可動パネル20を支持する支持部材70とが、連結部材60によって連結されているため、図3(B)から図5に示す過程で、前記第2の可動パネル10が回動してその姿勢が変化するのに伴って、前記開閉可動パネル20も支持部材70と共に回動してその姿勢が変化する。
第2の可動パネル10と、開閉可動パネル20および支持部材70との開き角度は、第2の可動パネル10の側面において連結部材60が移動することによって制御される。また、前記連結部材60は、第2の可動パネル10と規制部材41との相対角度の変化に伴ってその移動が制御される。
前記第2の可動パネル10の側面に形成された案内溝17,17に沿って、連結部材60は、第2の可動パネル10の背面14と平行な方向へ移動自在である。図3(A)および図3(B)の状態では、第2の可動パネル10と規制部材41が共に水平姿勢であるため、規制部材41の先部に形成された付勢溝47によって、連結部材60に設けられた付勢ピン62が、可動パネル10の先部11方向へ移動させられ、その結果、連結部材60は第2の可動パネル10の側面において先部11側へ移動させられている。このとき、開閉可動パネル20を支持する支持部材70に設けられた制御ピン28が、連結部材60に形成された制御溝63における第1の制御部63aの終端に位置している。したがって、図3(A)(B)では、第2の可動パネル10の背面14と開閉可動パネル20の背面24との開き角度はほぼ90度である。
図3(B)から図4(A)にかけて、規制部材41が規制軸43を支点として時計方向へ回動し、第2の可動パネル10が回動支点軸8を支点として反時計方向へ回動すると、前記付勢溝47によって付勢ピン62が第2の可動パネル10の基部12に向けて付勢され、連結部材60は第2の可動パネル10の側面において基部12方向へ移動する。このとき、支持部材70に設けられた制御ピン28が、連結部材60に形成された制御溝63の第1の制御部63aと第2の制御部63bとの中間部まで案内される。第1の制御部63aは、第2の可動パネル10の先部11に向うにしたがって背面14から徐々に離れるパターン形状である。そのため、前記案内動作により、第2の可動パネル10と開閉可動パネル20は、その背面14と背面24との開き角度が拡大され、図4(A)の状態では、前記背面14と背面24との開き角度θが90度よりも大きくなる。前記開き角度θは、図4(A)のときが最も広くなる。
さらに図4(A)から図4(B)を経て図5に向うときに、前記付勢溝47によって、連結部材60が、第2の可動パネル10の基部12方向へ向けてさらに移動させられる。このとき、支持部材70に設けられた制御ピン28は、前記制御溝63の第2の制御部63b内を案内される。この第2の制御部63bは、第2の可動パネル10の先部11に向うにしたがって背面14に徐々に接近するパターン形状である。したがって、図4(A)の状態から図5の状態に至るにしたがって、第2の可動パネル10の背面14と、開閉可動パネル20の背面24との開き角度が、図4(A)に示すθよりも少し小さくなる。そして、図5に示す使用状態では、第2の可動パネル10がほぼ垂直姿勢で、開閉可動パネル20は、突出端である先部21がやや下向きとなった斜めの姿勢となる。
図3(A)から図5に至る過程における第2の可動パネル10と開閉可動パネル20との開き角度の変化、および図5に示す使用状態における前記開き角度は、前記連結部材60に形成された制御溝63のパターン形状を設定することにより自由に変化させることができる。
また、往復移動部材7は、図3(B)と図7(B)に示す前進位置(iii)から、図5および図8に示す第2の後退位置(ii)へ向けて連続して後退させてもよいが、前記往復移動部材7が前記前進位置(iii)から前記第2の後退位置(ii)へ至る途中において、駆動モータを停止させて往復移動部材7を停止させてもよい。このように、往復移動部材7を停止させることにより、第2の可動パネル10と開閉可動パネル20の姿勢を、図5に示す角度姿勢以外の角度に設定することが可能である。
例えば、往復移動部材7が図4(A)の位置に至ったときに駆動モータを停止させると、ノーズ4に形成されたディスク挿入口4cが第2の可動パネル10と開閉可動パネル20の上方に現れるモードを設定することができる。このとき、図4(A)に示すように、第2の可動パネル10の先部11よりも上方で且つ開閉可動パネル20の先部21または回転式操作部材25よりも上方の空間を経て、ディスクDをディスク挿入口4cに挿入できる。また筐体3内のディスク駆動装置において駆動が完了したディスクDを、第2の可動パネル10および開閉可動パネル20の上方の空間を経て抜き出すことができる。
また、前記車載用電子装置1では、図4(A)に示す状態で、第2の可動パネル10と開閉可動パネル20との開き角度θが、図3(B)よりも拡大され、このときの開き角度θが最大となる。また、前記角度θの開き側が上方に向けられた状態となるため、第2の可動パネル10と開閉可動パネル20の上方に、ディスクDを通過させる空間を広く確保でき、ディスクDを水平姿勢でディスク挿入口4cに向けて挿入しやすくなる。
また、往復移動部材7が図4(B)に至ったときに駆動モータを停止させると、第2の可動パネル10の使用面13が斜め上方に向く傾斜姿勢で、開閉可動パネル20が水平姿勢で使用面23がほぼ上向きとなったモードを設定することができる。
(使用状態から非使用状態への復帰動作)
図5に示す使用状態から図3(A)に示す非使用状態へ復帰させるときには、リモートコントローラあるいは開閉可動パネル20の使用面23に設けられた押圧式操作部材26などで操作する。この操作により、駆動モータが逆転し、図5と図8に示す第2の後退位置(ii)にある往復移動部材7が、図3(B)に示す前進位置(iii)へ移動させられた後に、さらに往復移動部材7が後退させられて、図3(A)に示す第1の後退位置(i)へ復帰させられる。
なお、図4(A)に示すディスク挿入モードや、図4(B)に示すモードから図3(A)に示す非使用状態に復帰させる場合も、同様に往復移動部材7が前方へ移動して図3(B)に示す前進位置(iii)へ移動した後に、さらに後退して図3(A)に示す第1の後退位置(i)へ復帰させられる。
この復帰動作において、図8の状態から往復移動部材7が前進すると、制御溝44の前端部44aによって規制軸43が前方へ押され、規制軸43が切換え溝51の規制溝部51b内から抜け出て連絡溝部51cに至る。さらに往復移動部材7が前進して図3(B)に示す前進位置(iii)に至ると、規制軸43は往復移動部材7に形成された制御溝44の後端部44bによって下降させられて、規制軸43は連続溝部51c内を下降し、後退溝部51aの前方に位置する。
このとき、図8に示すように、ストッパレバー52は時計方向へ回動した姿勢でトーションばね56で安定させられているため、往復移動部材7が前進位置(iii)に至った後に後退する際に、前記規制軸43が後退溝部51a内に入り込んで後退溝部51a内を後方へ移動する。その後退過程において、規制軸43がストッパレバー52の下辺である持ち上げ辺52dを持ち上げて、ストッパレバー52が反時計方向へ回動させられる。この回動途中でトーションばね56による付勢方向が反転し、規制軸43が後退溝部51aの後端に至ると、図7(A)に示すようにストッパレバー52が反時計方向へ回動した状態で安定し、非使用状態に復帰できる。
前記の復帰動作により、第2の可動パネル10と開閉可動パネル20は、図5に示す姿勢から、図4(B)、図4(A)に示す姿勢に復帰し、さらに図3(B)の状態を経て図3(A)に示す非使用状態に復帰する。
また、往復移動部材7が図6(B)に示す位置から図6(A)に示す位置へ後退するのに伴って、可変部材80に設けられた突出カム部83が、筐体3の底面3bの先端の制御端3cに当たって、さらに底面3bの上に乗りあがり、可変部材80が時計方向へ回動させられる。可変部材80の時計方向への回動動作により、開閉可動パネル20の上部ピース20Aが持ち上げられ、図1に示す非使用状態では、上部ピース20Aと下部ピース20Bとが背面24においてほぼ同一面となるように復帰する。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、開閉可動パネル20の背面24に操作部と表示部の少なくとも一方が設けられ、図1と図3(A)に示すように、第2の可動パネル10が機器本体2内に収納され、開閉可動パネル20が垂直な姿勢となっているときに、前記背面24に設けられた操作部や表示部が前方へ向けられ、このときに機器の動作表示がなされ、また装置を操作できるようにしてもよい。この場合に、上部ピース20Aの背面のみに操作部や表示部が設けられていてもよいし、上部ピース20Aの背面および、下部ピース20Bの背面の壁面24aにも操作部と表示部の少なくとも一方が設けられてもよい。
また、前記第2の可動パネル10が設けられておらず、開閉可動パネル20のみが設けられた電子装置を構成してもよい。この場合に、前記のように開閉可動パネル20の背面24に操作部と表示部の少なくとも一方を配置し、開閉可動パネル20が機器本体2の前方を覆う閉鎖姿勢のときに、前記背面に設けられた操作部や表示部を前方から使用できるようにし、開閉可動パネル20の突出端が機器本体2の前方へ移動した突出姿勢となったときに、ノーズ4に設けられたディスク挿入口4cを介して機器本体2内へディスクの挿入と排出ができるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、開閉可動パネル20の上部21が突出端となって、開閉可動パネル20は前記上部21が前方へ移動して突出姿勢となるが、前記実施の形態とは逆に、開閉可動パネル20の基部22が突出端となって、この基部22が前方へ移動するような突出姿勢となってもよい。
また、前記実施の形態では、開閉可動パネル20の回動支点である回動支点軸8の位置が上下に変位しないが、この回動支点軸8が上方または下方へ動きながら、開閉可動パネル20が移動する回動支点軸8を支点として回動して突出姿勢となるものであってもよい。
また、前記姿勢制御手段40では、往復移動部材7にモータを有する動作機構が設けられ、このモータの動力によって、第2の可動パネル10と開閉可動パネル20の姿勢が変化させられるものであってもよい。
本発明の電子装置の実施の形態である車載用電子装置を示すものであり、開閉可動パネルが機器本体の前方に設置されて閉鎖姿勢となった状態の斜視図、 第2の可動パネルと開閉可動パネルの姿勢が変えられ、開閉可動パネルが突出姿勢となった状態を示す斜視図、 (A)は、図1に示す状態の側面図、(B)は、往復移動部材が前進位置に至った状態の側面図、 (A)(B)は往復移動部材が前進位置から第2の後退位置へ移動する際の、第2の可動パネルと開閉可動パネルの姿勢の変化を示す側面図、 開閉可動パネルが機器本体の前部に設置され、開閉可動パネルが前方で斜めの姿勢となった使用状態を示す側面図、 (A)(B)は、開閉可動パネルの寸法を変化させる突出量制御手段の動作を示す部分拡大側面図、 (A)は、往復移動部材が第1の後退位置にある状態を示す部分側面図、(B)は往復移動部材が前進位置に至った状態を示す部分側面図、 往復移動部材が第2の後退位置に至った状態を示す部分側面図、
符号の説明
1 車載用電子装置
2 機器本体
3 筐体
4 ノーズ
4c ディスク挿入口
7 往復移動部材
8 回動支点軸
10 第2の可動パネル
11 先部
12 基部
13 使用面
14 背面
17 案内溝
20 開閉可動パネル
20A 上部ピース
20B 下部ピース
21 先部
22 基部
23 使用面
24 背面
28 制御ピン
30 駆動手段
40 姿勢制御手段
41 規制部材
41a 基端部
43 規制軸
44 制御溝
50 支持台
51 切換え溝
51a 後退溝部
51b 規制溝部
51c 連絡溝部
52 ストッパレバー
52c ストッパ部
60 連結部材
70 支持部材
71 案内溝
72 引張りばね
80 可変部材
82 長穴
83 突出カム部

Claims (7)

  1. 機器本体と、この機器本体の前部に設けられた可動パネルとを有する電子装置において、
    前記可動パネルは、先部と基部および対向する2つの面を有し、前記可動パネルは、前記先部と前記基部との間の寸法を可変可能であり、
    前記機器本体には、前記可動パネルを、前記いずれかの面が前記機器本体の前方へ向けられる閉鎖姿勢と、前記先部と前記基部のいずれか一方である突出端が前記機器本体の前部から前方へ離れる突出姿勢とに設定する姿勢制御手段と、
    前記可動パネルの前記先部と前記基部との間の寸法を、前記閉鎖姿勢よりも前記突出姿勢にて短くする突出量制御手段と、が設けられていることを特徴とする可動パネルを有する電子装置。
  2. 機器本体と、この機器本体の前部に設けられた可動パネルとを有する電子装置において、
    前記可動パネルは、先部と基部および対向する2つの面を有し、前記先部側と前記基部側のいずれか一方に回動支点を有して前記可動パネルの姿勢が変化可能とされており、
    前記機器本体には、前記可動パネルを、前記いずれかの面が前記機器本体の前方へ向けられる閉鎖姿勢と、前記先部と前記基部のいずれか一方である突出端が前記機器本体の前部から前方へ離れる突出姿勢とに設定する姿勢制御手段と、
    前記可動パネルの回動支点と前記突出端との寸法を、前記閉鎖姿勢よりも前記突出姿勢にて短くする突出量制御手段と、が設けられていることを特徴とする可動パネルを有する電子装置。
  3. 前記機器本体には、機器の前方と後方に向けて往復移動する往復移動部材と、この往復移動部材を往復移動させる駆動手段とが設けられ、前記姿勢制御手段は、前記往復移動部材の移動に伴って、前記可動パネルを前記閉鎖姿勢と前記突出姿勢とに変化させるものである請求項1または2記載の可動パネルを有する電子装置。
  4. 前記可動パネルは、その先部側または基部側が前記往復移動部材に回動自在に支持されており、
    前記姿勢制御手段には、前記可動パネルにおける回動支点よりも突出端側に回動自在に連結され且つその基端部が前記往復移動部材と共に往復移動する規制部材と、前記規制部材の前記基端部の後退を阻止するストッパとが設けられており、
    前記往復移動部材が前進しさらに後退する際に、前記規制部材の前記基端部の後退が前記ストッパで規制された状態で、前記回動支点が後退することにより、前記可動パネル回動させられてその姿勢が変化させられる請求項3記載の可動パネルを有する電子装置。
  5. 前記可動パネルは、前記往復移動部材に対して前記突出端の位置が変化できるように支持されており、前記突出量制御手段には、前記姿勢制御手段の動作に連動して、前記寸法を変化させる可変部材が設けられている請求項3または4記載の可動パネルを有する電子装置。
  6. 前記可変部材は、前記往復移動部材と共に往復移動するものであり、
    前記往復移動部材が後退するときと前進するときとで前記可変部材の姿勢を変化させて前記突出端の位置を変化させるカム手段が設けられている請求項5記載の可動パネルを有する電子装置。
  7. 前記往復移動部材には、第2の可動パネルが支持されており、前記往復移動部材が後退しているときに前記第2の可動パネルが機器本体内に収納され、前記往復移動部材の前進動作に伴って、前記第2の可動パネルが機器本体の前方へ移動し、前記姿勢制御手段によって、前記可動パネルとともに、前記第2の可動パネルの姿勢も変化させられる請求項3ないし6のいずれかに記載の可動パネルを有する電子装置。
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