JP6883063B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
そして、カバーパーツが前側フェンダとは別体で設けられているので、カバーパーツが破損した場合には、前側フェンダを交換することなく、前側フェンダよりも小型に形成しやすいカバーパーツのみを交換できる。
以上により、前後分割型のフロントフェンダを備えた鞍乗り型車両において、フロントフォークを保護するとともに、前側フェンダの交換頻度を減らして車両のメンテナンス性の向上を図ることができる。また、カバーパーツが前側フェンダと一体化している場合と比較して、交換するパーツが小型化するので、パーツ交換に伴うコストを削減することができる。
なお、フロントフェンダは、前側フェンダおよび後側フェンダに分割可能に形成されている。前側フェンダは、後側フェンダと比較して、路面から遠くかつ前輪の回転方向の下流側に位置しているので傷付きにくい。このため、前側フェンダ、後側フェンダおよびカバーパーツを比較すると、前側フェンダが最も傷付きにくい。つまり、前側フェンダは、後側フェンダおよびカバーパーツよりも交換が必要となる場合が生じにくい。よって、カバーパーツを前後分割型のフロントフェンダの前側フェンダと別体として設けることで、カバーパーツを前後一体型のフロントフェンダと別体として設ける構成と比較して、上述した効果をより顕著に得ることができる。
図1に示すように、本実施形態は、鞍乗り型車両である自動二輪車1に適用されている。自動二輪車1は、前輪2と、図示しない車体フレームと、ステアリング装置4と、フロントフェンダ6と、左右一対のカバーパーツ8と、を備える。
図1から図4に示すように、前フェンダ本体31は、前輪2の車軸を上方で前後方向に跨ぐように設けられている。前フェンダ本体31の大半は、後方から前方に向かいに従い下方に向けて延びている。前フェンダ本体31は、後方から前方に向かうに従い、車幅方向の幅が漸次狭まるように形成されている。前フェンダ本体31の外面(上面)における車幅方向中央部には、下方に窪む溝部31aが形成されている。溝部31aは、前フェンダ本体31の後端部から前端部にわたって延びている。
図1、図5および図6に示すように、後フェンダ本体41の大半は、前方から後方に向かいに従い下方に向けて延びている。後フェンダ本体41は、前端部に前側フェンダ30の前フェンダ本体31と重なる重ね部43を備える。重ね部43は、側面視でフロントフォーク20よりも前方に設けられている。重ね部43は、前側フェンダ30の後部と前輪2との間に配置されている。重ね部43は、前側フェンダ30の内面の形状に倣って、車幅方向の中央部の上面が下方に窪むように形成されている。
図1、図6および図7に示すように、一対の後アーム部42は、後フェンダ本体41の左右両縁から下方に延びている。一対の後アーム部42は、後フェンダ本体41における前後方向の中間部から延びている。一対の後アーム部42は、フロントフォーク20の後方で、側面視でフロントフォーク20に沿って下方に延びている。一対の後アーム部42は、側面視で略一定の幅で延びている。一対の後アーム部42は、後フェンダ本体41から車幅方向外方に突出している。一対の後アーム部42は、前後方向から見てフロントフォーク20に重なるように延びている。一対の後アーム部42の下端部は、フロントフォーク20の下部から後方に延びる取付片24に締結されている。これにより、後側フェンダ40は、フロントフォーク20に固定的に支持されている。一対の後アーム部42の外面には、車幅方向に直交する平坦面が形成されている。後アーム部42の外面の平坦面には、リフレクタ10が取り付けられている。
図1、図8および図9に示すように、一対のカバーパーツ8は、前側フェンダ30とは別体で設けられている。一対のカバーパーツ8は、後側フェンダ40と同一材料により一体形成されている。一対のカバーパーツ8は、後側フェンダ40と同様に、樹脂材料により形成され、無塗装とされている。一対のカバーパーツ8は、後側フェンダ40の車幅方向外方に配置されている。一対のカバーパーツ8は、側面視で逃げ部44を挟んで後アーム部42とは反対側、すなわちフロントフォーク20の前方に配置されている。
この構成によれば、カバーパーツ8がフロントフォーク20の前方に配置されるので、フロントフォーク20を前方から覆い、前方から飛来する飛び石等からフロントフォーク20を保護できる。また、カバーパーツ8は、前側フェンダ30とフロントフォーク20との間、および前側フェンダ30と前輪2との間に介在する。このため、自動二輪車1の前進時に前輪2が跳ね上げて前輪2の回転方向上流側(後方)から飛来する飛び石等から前側フェンダ30を保護することができる。
そして、カバーパーツ8が前側フェンダ30とは別体で設けられているので、カバーパーツ8が破損した場合には、前側フェンダ30を交換することなく、前側フェンダ30よりも小型に形成しやすいカバーパーツ8のみを交換できる。
以上により、前後分割型のフロントフェンダ6を備えた自動二輪車1において、フロントフォーク20を保護するとともに、前側フェンダ30の交換頻度を減らして車両のメンテナンス性の向上を図ることができる。また、カバーパーツが前側フェンダと一体化している場合と比較して、交換するパーツが小型化するので、パーツ交換に伴うコストを削減することができる。
なお、フロントフェンダ6は、前側フェンダ30および後側フェンダ40に分割可能に形成されている。前側フェンダ30は、後側フェンダ40と比較して、路面から遠くかつ前輪2の回転方向の下流側に位置しているので傷付きにくい。このため、前側フェンダ30、後側フェンダ40およびカバーパーツ8を比較すると、前側フェンダ30が最も傷付きにくい。つまり、前側フェンダ30は、後側フェンダ40およびカバーパーツ8よりも交換が必要となる場合が生じにくい。よって、カバーパーツ8を前後分割型のフロントフェンダ6の前側フェンダ30と別体として設けることで、カバーパーツを前後一体型のフロントフェンダと別体として設ける構成と比較して、上述した効果をより顕著に得ることができる。
ここで、前フェンダ本体31から下方に延びる前アーム部32は、前フェンダ本体31よりも路面側に位置するので、飛び石等によって前フェンダ本体31よりも傷付きやすい。特に、前アーム部32の縁部は、飛び石等により欠け等の破損が発生しやすい。
本実施形態によれば、カバーパーツ8のカバー側壁51が側面視で前アーム部32の後縁部35に重なっているので、カバー側壁51が前アーム部32の後縁部35に対する前輪2側に配置される。よって、前アーム部32の後縁部35を前輪2側から飛来する飛び石等から効果的に保護することができる。
さらに、本実施形態では、カバー側壁51の側壁後部55は、前アーム部32の後縁部35に対するフロントフォーク20側に配置されているので、前アーム部32の後縁部35をフロントフォーク20側(前輪2の回転方向上流側)から飛来する飛び石等から効果的に保護することができる。
さらに、本実施形態では、カバー後壁52は、前アーム部32の後縁部35に対するフロントフォーク20側に配置されている。すなわち、前アーム部32の後縁部35とフロントフォーク20との間には、カバー側壁51の側壁後部55とカバー後壁52との2つが配置されている。したがって、前アーム部32の後縁部35をフロントフォーク20側(前輪2の回転方向上流側)から飛来する飛び石等から、より効果的に保護することができる。
この構成によれば、カバーパーツ8が車幅方向に大型化することを抑制しつつ、カバーパーツ8を前後方向に大型化することができる。これにより、意匠面を有し、かつ車幅方向にコンパクトなカバーパーツ8とすることができる。
この構成によれば、前側フェンダ30の外面に沿って流れる走行風をカバーパーツ8によって車幅方向外方に剥離することができる。これにより、操舵時にステアリング装置4に生じる抵抗を小さくして、走行性能の向上を図ることができる。
この構成によれば、前方から飛来する飛び石等からフロントフォーク20の摺動部をカバーパーツ8によって保護することができる。
例えば、上記実施形態では、カバーパーツ8が後側フェンダ40と一体形成されているが、これに限定されない。カバーパーツは前側フェンダ30と別体で設けられていればよく、後側フェンダと別体で設けられていてもよい。
Claims (4)
- 前輪(2)を支持するフロントフォーク(20)と、
少なくとも前記フロントフォーク(20)よりも前方で前記前輪(2)を覆う前側フェンダ(30)、および前記前側フェンダ(30)の後方で前記前輪(2)を覆う後側フェンダ(40)に分割可能に形成されたフロントフェンダ(6)と、
前記前側フェンダ(30)とは別体で設けられ、前記フロントフォーク(20)の前方、かつ前記前側フェンダ(30)に対する前記フロントフォーク(20)側および前記前輪(2)側に配置されたカバーパーツ(8)と、
を備え、
前記前側フェンダ(30)は、
前記前輪(2)を上方から覆う前フェンダ本体(31)と、
前記前フェンダ本体(31)から下方に延びる前アーム部(32)と、
を備え、
前記前アーム部(32)は、車幅方向から見て前記フロントフォーク(20)の前方で前記フロントフォーク(20)の軸線方向に沿って延びる後縁部(35)を有し、
前記カバーパーツ(8)は、車幅方向から見て前記前アーム部(32)の前記後縁部(35)に重なっている、
ことを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記カバーパーツ(8)は、車幅方向から見て前記前側フェンダ(30)に重なる位置から車幅方向内方に延びた後、車幅方向外方かつ後方に延びている、
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。 - 前記カバーパーツ(8)は、前記前側フェンダ(30)の後方で、車両前方から見て前記前側フェンダ(30)から車幅方向外方に突出している、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗り型車両。 - 前記フロントフォーク(20)は、アウターチューブ(21)、および前記アウターチューブ(21)の第1端部(21a)から内側に挿入されたインナーチューブ(22)を有し、
前記カバーパーツ(8)は、車幅方向から見て前記アウターチューブ(21)の前記第1端部(21a)の前方に配置されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
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JP2019104305A JP6883063B2 (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 鞍乗り型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019104305A JP6883063B2 (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 鞍乗り型車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020196364A JP2020196364A (ja) | 2020-12-10 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2019104305A Active JP6883063B2 (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 鞍乗り型車両 |
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2019
- 2019-06-04 JP JP2019104305A patent/JP6883063B2/ja active Active
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