JP6879880B2 - 食器洗い乾燥機、及び家電機器の前面ドアの制御方法 - Google Patents

食器洗い乾燥機、及び家電機器の前面ドアの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、キッチンカウンタにビルトインされた状態で使用される食器洗い乾燥機に関し、また家電機器の前面ドアの制御方法に関する。
従来、システムキッチンを構成するキッチンカウンタ下などにビルトインされる食器洗い乾燥機が提案されている。このようなビルトイン型の食器洗い乾燥機には、システムキッチン全体として美麗な外観が得られるよう、ビルトインされた状態で周囲のシステムキッチン構築物と統一感を呈することが求められる。そのため、食器洗い乾燥機の前面の化粧面材に、システムキッチンの他の構築物の表面の面材と同一の素材、同一の色調、及び同一の図柄を用いることが行われている。また、特許文献1に記載の食器洗い乾燥機では、排気口を、化粧パネルの前面よりも後方で、化粧パネルの上部端面の外側に沿って設けている。この構成により、システムキッチンの扉及び引き出しと同じ意匠の化粧パネルが、食器洗い乾燥機の前面全てに装着可能となっている。
特開2015−146937号公報
しかしながら、特許文献1に記載の食器洗い乾燥機では、洗浄槽を引き出すための取っ手、すなわちハンドルが前面に突出して設けられている。従って、システムキッチンの他の構築物と面一化したようなデザインを実現しようとしても、同一の表面材によるキッチンの一体感が実現できていなかった。
一方、デザイン上のキッチンの一体感の観点から、上述のような前面に突出するハンドルに替えて、パネルスイッチを前面に設けることが考えられる。すなわち、パネルスイッチを使用者が指等でタッチすると、洗浄槽が手前側に引き出されるよう、食器洗い乾燥機の前面を構成することが考えられる。しかしながら、パネルスイッチを設けた場合、パネルスイッチをタッチした指若しくは手で使用者が洗浄槽を前に引き出すわけではないので、洗浄槽の前方への移動に対する心構えができていない状態で洗浄槽が手前に出てきてしまう場合がある。また、意図せずパネルスイッチがタッチされてしまい、洗浄槽が予期せず手前に出てきてしまう場合もある。これらの場合、洗浄槽が使用者の指及び手に衝突するという可能性がある。特に、洗浄槽に多量の食器類が搭載され重量のある洗浄槽が使用者の指及び手に衝突すると、使用者が怪我をする可能性がある。
本発明は、上述のような課題を背景としてなされたものであり、使い勝手のよいユーザーインターフェースを備えた食器洗い乾燥機を提供することを目的とし、また、使い勝手のよいユーザーインターフェースが実現される家電機器の前面ドアの制御方法を提供することを目的としている。
本発明に係る食器洗い乾燥機は、キッチンカウンタに収容されるビルトイン型の食器洗い乾燥機であって、洗浄対象物が収容される洗浄槽と、前記洗浄槽の前面側に設けられた前面ドアと、前記洗浄槽を前記食器洗い乾燥機の前方向に駆動し、前記前面ドアを開放するドア開ユニットと、前記前面ドアに設けられ、前記前面ドアを開放するためのドア開スイッチと、報知手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記前面ドアが閉じられた状態において、前記ドア開スイッチがタッチされたことを検知すると、前記ドア開スイッチがタッチされたこと、及び前記前面ドアが開放されることを前記報知手段に報知させた後、前記ドア開ユニットを駆動して前記洗浄槽を前方向に移動し、前記前面ドアを開放するものであり、前記前面ドアが開放されることを報知している間に、前記ドア開スイッチがタッチされたことを検知したら、前記前面ドアの開放を実行しないものである。
本発明に係る家電機器の前面ドアの制御方法は、家電機器の前面側に設けられた前面ドアの制御方法であって、前記家電機器は、前記前面ドアを開放するドア開ユニットと、前記前面ドアに設けられ、前記前面ドアを開放するためのドア開スイッチとを備えており、前記前面ドアが閉じられた状態において、前記ドア開スイッチがタッチされたことを検知すると、前記ドア開スイッチがタッチされたことを報知する第1の報知ステップと、前記第1の報知ステップの実行の後、前記前面ドアが開放されることを報知する第2の報知ステップと、前記第2の報知ステップの実行の後、前記前面ドアを開放するドア開放ステップとを含んでおり、前記第2の報知ステップの実行中に、前記ドア開スイッチがタッチされたことを検知すると、前記ドア開放ステップは実行されないものである
本発明によれば、使用者がドア開スイッチにタッチした後、前面ドアが予期せず手又は指に衝突することが防止されるよう構成されている。従って、使い勝手のよいユーザーインターフェースを有する食器洗い乾燥機を得ることができる。また、家電機器の前面側に設けられた前面ドアの制御方法において、使い勝手のよいユーザーインターフェースを実現することができる。
本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機の正面図である。 本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機の後ろ上方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機の正面図である。 本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機の側面図である。 本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機のドア開ユニットの平面図である。 本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機のドア開ユニットの動作の一過程を側面から示す図である。 本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機のドア開ユニットの動作の一過程を側面から示す図である。 本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機のドア開ユニットの動作の一過程を側面から示す図である。 本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機の送風ユニットの斜視図である。 ドア開スイッチの構成を概念的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機のブロック図である。 本発明の実施の形態に係るドア開放の制御方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の食器洗い乾燥機の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。尚、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面における各構成部材の大きさ及び形状は、説明のためにわかりやすく表しており、実際の大きさ及び形状と異なる場合がある。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機の正面図である。図1は、食器洗い乾燥機100がキッチンカウンタ200にビルトインされた状態を示している。食器洗い乾燥機100は、キッチンカウンタ200に設けられた収容部(図示せず)内に収容されるビルトイン型である。食器洗い乾燥機100の前面に設けられた前面ドア10は、前面操作部11と、化粧面材12と、化粧面材13とを有している。前面ドア10は、後述する洗浄槽の前面側に設けられる。前面操作部11は食器洗い乾燥機100の左右方向に延びる長尺部材である。前面操作部11は、キッチンカウンタ200の構築物の上下方向における境界位置と同じ高さに設けられている。前面操作部11の位置は、キッチンの意匠面の構成において、標準的な位置として定められており、並んで設置されているガスコンロ及びIHクッキングヒータなどの機器の下端が位置しているラインにつながる。前面操作部11には、ドア開スイッチ20と排気口30が設けられている。ドア開スイッチ20は、前面ドア10を開放するためのスイッチである。前面操作部11の上方に取り付けられている化粧面材12及び前面操作部11の下方に取り付けられている化粧面材13は、キッチンカウンタ200において隣接する構築物の表面材である化粧面材と同一の素材、同一の色調、及び同一の図柄を有している。すなわち、化粧面材12及び化粧面材13は、キッチンカウンタ200の構築物の表面材と同様の外観を呈している。以上のように前面ドア10を構成することにより、食器洗い乾燥機100をキッチンカウンタ200にビルトインした際に、周囲との統一感が得られ、美麗な外観を得ることができる。
図2は、本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機の後ろ上方から見た斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機の正面図である。図4は、本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機の側面図である。図2〜図4は、食器洗い乾燥機100に上述の化粧面材12及び化粧面材13が取り付けられていない状態を示している。図2は、食器洗い乾燥機100を背面側から示している。図4において、紙面の左側が食器洗い乾燥機100の前面側、紙面の右側が食器洗い乾燥機100の背面側である。食器洗い乾燥機100は、図示省略の筐体と洗浄槽2とを備えている。筐体は、前面が開口した前面開口部を有し、食器洗い乾燥機100の外郭となる部材である。洗浄槽2には、食器かご4が収納され、洗浄対象物である食器類は食器かご4に載置される。図3において、洗浄槽2は、レール部材60を介して、筐体の前方側に引き出すことができ、かつ、後方側に押し込めることができるよう、支持されている。
洗浄槽2の前面には、図3及び図4において点線で示す位置に、排気ダクト31及び制御基板3が設けられている。制御基板3には、後述するマイクロコンピュータが実装されている。排気ダクト31は、前面操作部11の排気口30と連通している。
洗浄槽2の底面には、ドア開ユニット40と、図示省略の洗浄ポンプと、図示省略の加熱ヒータが設けられている。加熱ヒータは、洗浄槽2の食器かご4に収納される食器類を洗浄する洗浄水を加熱するものである。洗浄ポンプは、食器類を洗浄する洗浄水を循環させるものである。ドア開ユニット40は、洗浄槽2を前方向に駆動するユニットである。
図5は、本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機のドア開ユニットの平面図である。図6、図7、及び図8は、それぞれ本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機のドア開ユニットの動作の一過程を側面から示す図である。ここで、図5〜図8を用いて、ドア開ユニット40の構成及び動作について説明する。図5に示すように、ドア開ユニット40は、駆動モータ41と、ピニオンギア42と、スライドシャフト43と、本体部44とを有している。スライドシャフト43は本体部44に保持されている。ドア開ユニット40において、ピニオンギア42はスライドシャフト43に形成されたラック部43aに係合しており、駆動モータ41の回転がピニオンギア42を介してスライドシャフト43に伝達されるようになっている。すなわち、駆動モータ41の回転量及び回転方向を制御することにより、スライドシャフト43を上述の筐体1の前方向に移動させることができる。スライドシャフト43の移動に応じて、洗浄槽2は前方向に移動し、前面ドア10の開放が行われる。
図6に示すように、ピニオンギア42を矢印Aの方向に回転させるように駆動モータ41が駆動されると、スライドシャフト43は、図6中の右方向に突出しようとする。尚、以降の説明において、右方向への動きを前進と言う場合がある。このときに、スライドシャフト43を保持する本体部44は、洗浄槽2に取り付けられており、スライドシャフト43の先端部は、食器洗い乾燥機100の筐体1の後壁に当接している。従って、ピニオンギア42の回転に伴って、スライドシャフト43が本体部44から突出し、筐体1の後壁を押圧する。スライドシャフト43が筐体1の後壁を押圧することによって、本体部44が取り付けられた洗浄槽2が、筐体1の開口部から前方に押し出される。尚、このときには、洗浄槽2は、図示省略のラッチによって筐体1にロックされている。そのため、スライドシャフト43は、ラッチのロックを解除し、かつ洗浄槽2を押し出すように、筐体1と洗浄槽2との間に力を作用させる。駆動モータ41は、ピニオンギア42を回転させて、スライドシャフト43を前進させる。
洗浄槽2が筐体1の開口部から前方に押し出されると、次は、図7に示すように、ピニオンギア42を矢印Bの方向に回転させるように駆動モータ41が駆動される。すなわち、図6に示した回転方向とは逆方向に駆動モータ41が回転されて、スライドシャフト43が図7中の左方向に引き戻される。尚、以降の説明において、左方向への動きを後退と言う場合がある。このときに、スライドシャフト43の先端部は、筐体1の後壁から離れる方向に移動する。そして、図8に示すように、ピニオンギア42の逆回転に伴って、スライドシャフト43は本体部44に収容される。駆動モータ41は、ピニオンギア42を逆回転させて、スライドシャフト43を後退させる。
スライドシャフト43を引き戻すときと比較すると、スライドシャフト43を突出させて洗浄槽2を押し出すとき、ドア開ユニット40への負荷は大きくなる。洗浄槽2を押し出す際には、ドア開ユニット40は、上述のラッチのロックを解除し、かつ洗浄槽2を押し出すように、筐体1と洗浄槽2との間に力を作用させる必要があるからである。これと比較して、スライドシャフト43を引き戻すときには、ドア開ユニット40は、筐体1の後壁から離れる方向に、スライドシャフト43を移動させるのみである。このため、例えば、同じ駆動電圧を駆動モータ41に入力したときには、スライドシャフト43を突出させるときと比較して、スライドシャフト43を引き込むときに、駆動モータ41の回転数が上昇して、駆動モータ41の動作音が大きくなってしまう。そこで、本実施の形態では、スライドシャフト43を押し出す速度以下で、スライドシャフト43を引き戻すように、駆動モータ41への入力を行う。
例えば、スライドシャフト43を押し出す速度と引き戻す速度とが同じときには、スライドシャフト43を押し出すときと引き戻すときとで、駆動モータ41の動作音が同じである。この場合には、駆動モータ41の回転数が等しいからである。従って、食器洗い乾燥機100を使用する使用者は、駆動モータ41の動作音の変化に伴う違和感を感じることがない。
また、スライドシャフト43を押し出すときよりも遅い速度で、スライドシャフト43を引き込んだときには、スライドシャフト43を引き込む場合は、駆動モータ41の動作音が小さくなる。従って、食器洗い乾燥機100の静音性が向上されている。
以上のように、本実施の形態では、食器等が収納された重い洗浄槽2を、ドア開ユニット40によって、筐体1の開口部から自動的に前方に押し出すように構成されている。従って、この実施の形態では、洗浄槽2の引き出しに大きな力を必要としない使い勝手のよい食器洗浄機を得ることができる。
尚、ドア開ユニット40には、洗浄槽2を後方向に駆動する機能を追加してもよい。例えば、スライドシャフト43を筐体1の後方向に駆動させて、洗浄槽2を後方向に移動し、前面ドア10の閉成を行うようにしてもよい。また、洗浄槽2の後部側において、磁石を洗浄槽2側と筐体1側とに設け、洗浄槽2を食器洗い乾燥機100に押し込んで収容するときに、両者の磁石の引き合う性質を利用して洗浄槽2を食器洗い乾燥機100に引き込むように構成してもよい。
図2に示すように、洗浄槽2の背面には、ダクト5が設けられている。ダクト5には送風ユニットが取り付けられる。図9は、本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機の送風ユニットの斜視図である。送風ユニット50は、送風ファン51と、乾燥ヒータ52と、送風ダクト53とを有している。送風ファン51は送風ダクト53に組み付けられて図2のダクト5に取り付けられる。送風ダクト53を介してダクト5に送られてくる空気は、乾燥ヒータ52により加熱されて温風となり、送風ファン51により送風ダクト53とダクト5を介して洗浄槽2内へ送り込まれる。尚、図2は、送風ユニット50が取り外された状態を示し、図4は、送風ユニット50が取り付けられた状態を示している。
再び図2を参照すると、洗浄槽2の前面の上端部には、上面操作パネル70が設けられている。上面操作パネル70は、食器洗い乾燥機100の各種動作を設定するための操作部と、食器洗い乾燥機100の状態を報知する表示部とを有している。上面操作パネル70の操作部と表示部については後述する。上面操作パネル70は、洗浄槽2の前面側の端部において、上方を向いて配置されている。上面操作パネル70は、前面ドア10が閉じられた状態、すなわち洗浄槽2がキッチンカウンタ200内に収容された状態では、キッチンカウンタ200内に隠れ、洗浄槽2を手前に引き出し、前面ドア10を開けると露出する。
図3及び図4に示すように、洗浄槽2は、前面において、前面操作部11の上方に面材取付部14を有し、前面操作部11の下方に面材取付部15を有している。前面操作部11の上方の面材取付部14に上述の化粧面材12が取り付けられ、前面操作部11の下方の面材取付部15に上述の化粧面材13が取り付けられる。
図10は、ドア開スイッチの構成を概念的に示す図である。ドア開スイッチ20は、使用者が指などでタッチすることにより静電容量が変化する接触型のタッチスイッチである。ドア開スイッチ20は、タッチスイッチ部21と、ゴム電極部22と、制御基板3に銅箔で形成されている4つの電極パターン23、24、25、及び26とを有している。制御基板3は、上述の洗浄槽2の前面に設けられている制御基板である。
タッチスイッチ部21は、外面が前方に突出した直方体状で後面側が窪んだ箱状の部材であり、例えば樹脂から成っている。タッチスイッチ部21は、後端の左右にフランジ部21aが形成され、それぞれのフランジ部21aには孔部21bが形成されている。タッチスイッチ部21は、フランジ部21aが面材取付部14と面一になるよう、孔部21bにねじを通して固定される。タッチスイッチ部21の前後方向の奥行は、化粧面材12の厚さと同じか、又は少し厚い寸法に設定されているので、使用者は食器洗い乾燥機100の前側から、タッチスイッチ部21の前面に触れることができる。ゴム電極部22は直方体状の部材で、図10において黒色で示す複数のゴム電極221を有している。複数のゴム電極221はタッチスイッチ部21の長手方向に沿って一列に配置されている。それぞれのゴム電極221は前端から後端に亘り延びる導体であり、その周囲はゴムにより絶縁されている。タッチスイッチ部21及びゴム電極部22は、長手方向が食器洗い乾燥機100の横方向に沿って延びるよう配置されている。ゴム電極部22は前部がタッチスイッチ部21の後面側の窪みに収容され、複数のゴム電極221の前面がタッチスイッチ部21の窪みの底面と接触又は近接して配置される。複数のゴム電極221の後端と制御基板3の電極パターン23、24、25、及び26の表面に塗布されたレジストとが接触して配置される。つまり、タッチスイッチ部21と制御基板3の電極パターン23、24、25、及び26は、複数のゴム電極221を介して静電容量結合している。従って、使用者が指などでタッチスイッチ部21に触れることにより発生する静電容量の変化は、複数のゴム電極221により電極パターン23、24、25、及び26に伝達され、タッチされたことが検知される。
図10において黒色で示す複数のゴム電極221で構成している例以外にも、導電部材を使用して、タッチスイッチ部21と制御基板3の電極パターン23、24、25、及び26の間を構成して、静電容量結合させても良い。
本実施の形態では、4つの電極パターン23、24、25、及び26のうち1/2以上の電極パターンに静電容量の変化が伝達された場合、タッチスイッチ部21がタッチされたと判断する。従って、前面ドア10を開くにあたり、タッチスイッチ部21の全領域を同時にタッチする必要はなく、タッチスイッチ部21の一部の領域に指を接触させることにより、タッチスイッチ部21がタッチされたと認識される。本実施の形態では、4つの電極パターンの例を示したが、2つ以上の複数の電極でも同様の効果が得られることは自明である。
図11は、本発明の実施の形態に係る食器洗い乾燥機のブロック図である。マイクロコンピュータ101は、CPU(central processing unit)、各種メモリ、タイマー等を有しており、食器洗い乾燥機100を全体的に制御するものである。マイクロコンピュータ101は、本発明の制御手段である。加熱ヒータ80及び洗浄ポンプ90は、上述した洗浄槽2の底面に設けられている加熱ヒータ及び洗浄ポンプである。タッチスイッチ部21がタッチされたことを示す信号がドア開スイッチ20からマイクロコンピュータ101に入力され、マイクロコンピュータ101により、タッチスイッチ部21がタッチされたことが検知される。すると、マイクロコンピュータ101では、洗浄槽2を前方向に移動させ、前面ドア10を開くことを指示する制御信号が生成される。そして、この制御信号がドア開ユニット40に出力されると、上述の駆動モータ41が洗浄槽2を前方向に移動させる方向に回転し、前面ドア10が開く。タッチスイッチ部21がタッチされたことを検知することを専用のICを使って、タッチスイッチ部21の近傍に配置することで、ノイズの影響を少なくすることが可能である。そのあとはタッチされたかどうかの検知結果をマイクロコンピュータ101に通信信号として伝達する構成とすることでも、同様の効果が得られる。
操作部71は上述の上面操作パネル70の操作部であり、表示部72は上面操作パネル70の表示部である。使用者により操作部71が操作されると、その操作に応じた信号がマイクロコンピュータ101に入力される。マイクロコンピュータ101では、操作部71からの入力信号に基づいて、加熱ヒータ80、洗浄ポンプ90、送風ファン51、及び乾燥ヒータ52の制御信号が生成される。これらの制御信号は、それぞれ、加熱ヒータ駆動回路81、洗浄ポンプ駆動回路91、送風ファン駆動回路54、及び乾燥ヒータ駆動回路55に出力される。その結果、加熱ヒータ80、洗浄ポンプ90、送風ファン51、及び乾燥ヒータ52の駆動が制御される。
マイクロコンピュータ101には表示部駆動回路73が接続され、表示部駆動回路73には表示部72が接続されている。マイクロコンピュータ101において、食器洗い乾燥機100の各部の状況に基づいて表示部72の制御信号が生成され、表示部駆動回路73に出力される。その結果、表示部72の駆動が制御され、食器洗い乾燥機100の状態が報知される。
マイクロコンピュータ101にはブザー駆動回路111が接続され、ブザー駆動回路111にはブザー110が接続されている。ブザー110とブザー110を駆動するブザー駆動回路111が報知手段に相当する。マイクロコンピュータ101において、ブザー110の制御信号が生成され、ブザー駆動回路111に出力される。ブザー駆動回路111はマイクロコンピュータ101から入力された制御信号に基づいてブザー110を駆動する。ブザー駆動回路111では、ブザー音の発音開始及び発音停止を指示する制御信号が生成される。
図12は、本発明の実施の形態に係るドア開放の制御方法を示すフローチャートである。図12に示す制御手順は、洗浄及び乾燥等の処理が実行されておらず、食器洗い乾燥機100が停止して、前面ドア10が閉じられている場合の前面ドア10の開放の処理手順である。ステップS1で、マイクロコンピュータ101は、タッチスイッチ部21がタッチされたことを示す検知信号の入力がドア開スイッチ20からあった場合、タイマーの計時を開始し、タッチスイッチ部21がタッチされている継続時間を計測する。そして、検知信号の入力が閾値以上の時間、継続しているか否かが検知される。本実施の形態では、この閾値は1.5秒である。ドア開スイッチ20からの信号の入力の継続時間が閾値未満の場合、すなわちタッチスイッチ部21がタッチされ続けている時間が1.5秒未満の場合、前面ドア10の開放処理は実行されず、終了する。マイクロコンピュータ101により、ドア開スイッチ20からの検知信号の入力の継続時間が閾値以上であることが検知されたら、すなわち、タッチスイッチ部21が1.5秒以上、継続してタッチし続けてられていることが検知されたら、ステップS2へ進む。マイクロコンピュータ101により、検知信号の入力が閾値以上の時間、継続しているか否かの検知が完了した後、計時時間がリセットされる。
ステップS2では、タッチスイッチ部21がタッチされたことが報知される。具体的には、マイクロコンピュータ101により、ブザー駆動回路111に、ブザー110を駆動することを指示する駆動信号が出力され、ブザー音が発音される。ステップS2でブザー音が発音される時間の長さは、相対的に短く、瞬発的な短さでありながら、使用者が聴覚によりブザー音を認識できる程度の長さに設定されている。ステップS2は、本発明の第1の報知ステップである。尚、ステップS2におけるタッチスイッチ部21がタッチされたことを報知するためのブザー音の発音の長さは、後述する開放報知時間のブザー音の発音の長さよりも短い。
次いで、ステップS3へ進み、マイクロコンピュータ101により、ドア開スイッチ20からの検知信号の入力が停止したか否か、すなわち、タッチスイッチ部21のタッチが停止されたか否かが検知される。ドア開スイッチ20からの検知信号の入力が停止しており、タッチスイッチ部21はタッチされていないことが検知されたら、ステップS4へ進む。
ステップS4では、マイクロコンピュータ101により、ブザー駆動回路111に、ブザー110を駆動することを指示する制御信号が出力され、前面ドア10の開放が開始されることを報知するためのブザー音の発音が開始される。次いで、ステップS5において、マイクロコンピュータ101により、ドア開スイッチ20から検知信号が入力したか否か、すなわち、タッチスイッチ部21がタッチされたか否かが検知される。検知信号の入力がなく、タッチスイッチ部21がタッチされていない場合は、ステップS6へ進む。
ステップS6では、マイクロコンピュータ101により、タイマーの計測する報知継続時間と、予めメモリに記憶される開放報知時間とが比較される。そして、この比較の結果に基づいて、マイクロコンピュータ101により、ステップS4でブザー音の発音が開始されてから、前面ドア10の開放報知時間が経過したか否かが検知される。本実施の形態において、開放報知時間は、タッチスイッチ部21がタッチされたことの報知と区別できるように、ステップS2における、タッチスイッチ部21がタッチされたことを報知するためのブザー音の発音の長さよりも長い。マイクロコンピュータ101により、ブザー音の発音開始から開放報知時間が経過していないことが検知されたらステップS5へ戻り、上述の処理が繰り返される。ブザー音の発音開始から開放報知時間が経過したことが検知されたら、ステップS7へ進む。ステップS7では、マイクロコンピュータ101により、ブザー駆動回路111へブザー110の駆動停止を指示する制御信号が出力され、ブザー音の発音が停止される。ステップS4〜ステップS7により、本発明の第2の報知ステップが構成されている。マイクロコンピュータ101により、ブザー音の発音が開始されてから、前面ドア10の開放報知時間が経過した後、計時時間がリセットされる。そして、再び、タイマーの計時を開始し、タイマーの計時時間と、予めメモリに記憶される前面ドア10を開くための準備時間とを比較する。
次いで、ステップS8へ進み、マイクロコンピュータ101により、タイマーの計時時間と、予めメモリに記憶される前面ドア10を開くための準備時間とが比較され、前面ドア10を開くための準備時間が経過したか否かが検知される。この準備時間は、ブザー音が発声されている上述の開放報知時間が経過した後から計測される。準備時間が経過していない場合は、ステップS8の処理が繰り返される。準備時間が経過したがことが検知されたら、ステップS9へ進み、前面ドア10を開放する処理が実行される。すなわち、マイクロコンピュータ101により、洗浄槽2を前方へ移動することを指示する制御信号がドア開ユニット40に出力される。その結果、ドア開ユニット40の上述の駆動機構により洗浄槽2が前方へ移動し、前面ドア10が開放される。ステップS9は、本発明のドア開放ステップである。マイクロコンピュータ101により、タイマーの計時時間と前面ドア10を開くための準備時間との比較が完了した後、計時時間がリセットされる。
ステップS5において、マイクロコンピュータ101により、ドア開スイッチ20から検知信号の入力があり、開放報知時間中にタッチスイッチ部21がタッチされたことが検知されたら、前面ドア10の開放処理は実行されず、終了する。
ステップS3以降、使用者がドアを開ける意思が有る場合、誤動作と区別する事ができる操作として、もう一度ドア開スイッチ20が押され、検知信号の入力が有った場合、前面ドア10の開放処理を実行してもよい。使用者の意思で開けることが明確になり、間違って開けてしまうことを防止することができる。これは、食器洗い乾燥機100が動作中の場合に限定せず、停止中のドア開放処理の制御手順に当てはめてもよい。
ステップS3において、マイクロコンピュータ101により、ブザー音の発生が終了したときにタッチスイッチ部21がタッチされていることを検知した場合、タイマーの計時を開始する。ドア開スイッチ20からの検知信号の入力が停止しておらず、タッチスイッチ部21がタッチされている状態が続いていることが確認されたら、ステップS10へ進む。タッチスイッチ部21がタッチされたことがステップS2で報知されたにもかかわらず、引き続きタッチスイッチ部21がタッチされている場合、使用者の意に反してタッチスイッチ部21がタッチされ続けている可能性が高い。例えば、使用者の身体若しくは衣服等が、使用者の意に反してタッチスイッチ部21に接触していることが考えられる。そこで、ステップS10では、警告を報知する。具体的には、マイクロコンピュータ101により、タイマーの計時時間が30秒間以上となっていることが検知されたら、ブザー110を駆動し、ブザー音を発音する。ここでのブザー音の発音の長さは、ステップS2の処理におけるような瞬発的な短さではなく、使用者に意図せずタッチスイッチ部21がタッチされていることを認識させられる程度の長さに設定されている。次いでステップS11へ進み、ステップS1で検知されたタッチスイッチ部21チのタッチは無効と判断され、前面ドア10の開放処理は実行されず、終了する。マイクロコンピュータ101により、タイマーの計時時間と30秒間との比較が完了した後、計時時間がリセットされる。
本実施の形態は、食器洗い乾燥機100の稼働中にタッチスイッチ部21がタッチされ、前面ドア10の開放が実行される場合は、食器洗い乾燥機100の動作を中止してから前面ドア10の開放が実行される。例えば、食器類を洗浄中であれば、洗浄ポンプ90及び加熱ヒータ80を停止してから、前面ドア10の開放が実行され、食器類を乾燥中であれば、送風ファン51及び乾燥ヒータ52を停止してから、前面ドア10の開放が実行される。これにより、食器洗い乾燥機100の稼働中に食器類を追加したい場合、前面ドア10を開放して、食器類を収納することができる。
本実施の形態によれば、前面ドア10を開放するための部材は、前面に設けられたタッチスイッチ部21である。従って、前面ドア10を開放するための部材として、突出する取っ手のような部材を設ける場合と比べ、キッチンカウンタ200の外観を美麗にすることができる。
使用者がタッチスイッチ部21をタッチした後、手をタッチスイッチ部21にかざした状態のまま、前面ドア10が開放される状況が想定される。このような状況で、洗浄槽2に食器類が大量に収納されていると、自動的に開放される前面ドア10が不用意に使用者の手又は指に衝突し、突き指等の怪我をする可能性がある。本実施の形態によれば、タッチスイッチ部21が1.5秒以上タッチされたら、その旨が短いブザー音で報知され、かつ、前面ドア10を開放する前に、開放報知時間の間、ブザー音を継続して鳴らし、前面ドア10が開放されることが報知される。これにより、使用者は、タッチスイッチ部21をタッチした後、前面ドア10が洗浄槽2と共に手前側に移動してくることを認識できる。従って、タッチスイッチ部21をタッチした後、タッチする方向とは相反する方向である手前側に移動してきた前面ドア10に予期せず手又は指が衝突することが防止され、使い勝手がよい。
本実施の形態によれば、前面ドア10が開放されることを報知するためのブザー音の発音が停止した後、前面ドア10の開放までに準備時間が設けられている。使用者は、この準備時間の間に前面ドア10の前から手を離すことができ、使い勝手がよい。
タッチスイッチ部21が1.5秒以上タッチされた後、前面ドア10が開放されることを報知するためのブザー音が発音されている最中、又は発音後に、タッチスイッチ部21が再びタッチされると、前面ドア10の開放処理は実行されない。従って、使用者が誤って、タッチスイッチ部21をタッチした場合であっても、前面ドア10の開放処理をキャンセルすることができる。
本実施の形態によれば、タッチスイッチ部21がタッチされことを報知した後も、継続してタッチスイッチ部21がタッチされ続けている場合は、前面ドア10の開放処理は実行されない。従って、使用者の身体若しくは衣服等が、使用者の意に反してタッチスイッチ部21に接触している場合に、前面ドア10が開放されてしまうことが回避される。
ドア開スイッチ20において、タッチスイッチ部21と制御基板3の電極パターン23、24、25、及び26は、複数のゴム電極221を介して静電容量結合している。従って、タッチ操作に関して多様なユーザーインターフェースを提供することができる。例えば、タッチスイッチ部21を、左端から右端へ、若しくは右端から左端へスライドするようにタッチすることにより、前面ドア10の開放処理を実行するよう構成することもできる。
また、いたずら等で前面ドア10を開かせないよう、チャイルドロック機構を設けることも可能である。チャイルドロック機構とは、通常の態様でタッチスイッチ部21をタッチしても前面ドア10の開放処理は実行されないロック機構である。例えば、タッチスイッチ部21の左右端を同時に長押し、電極パターン23と電極パターン26のみに静電容量の変化が伝達されると、チャイルドロック機構の設定又は解除が行われるよう構成することもできる。
本実施の形態においては、ステップS2で相対的に短いブザー音が発音され、ステップS4〜ステップS7にわたって、ステップS2におけるブザー音が発音されているが、これに限るものではない。タッチスイッチ部21がタッチされたことの報知と、前面ドア10が開放される報知とが区別できるように、ステップS2におけるブザー音の発音の態様とステップS4〜ステップS7にわたるブザー音の発音の態様とが異なっていればよい。例えば、ステップS2で相対的に長いブザー音を発音し、ステップS4〜ステップS7にわたって、ステップS2におけるブザー音よりも短いブザー音を間欠的に連続して発音させてもよい。
本実施の形態では、ブザー音の発音により報知しているが、これに限るものではない。音声により報知するよう構成してもよい。例えば、ステップS2における報知では、「スイッチから手を離すとドアが開きます。」という音声を流し、ステップS4の実行の前に「ドアを開く準備をします。」という音声を流してもよい。
また、タッチスイッチ部21の近傍に、LED(light emitting diode)等の報知ランプを配置し、視覚により報知してもよい。タッチスイッチ部21がタッチしていることが検知されたら、報知ランプを点灯、若しくは点滅させることにより、タッチスイッチ部21の操作状況を視覚により報知することができる。上述のチャイルドロック機構が設定されている場合は、タッチスイッチ部21がタッチされても報知ランプを駆動させないよう構成することにより、タッチスイッチ部21の操作が不可であることを報知できる。
本実施の形態では、準備期間が経過してから、前面ドア10を開放する処理が実行されるがこれに限るものではない。ステップS4〜ステップS7までの前面ドア10が開放されることを報知する時間をより長く設定し、ステップS8の処理を省略してもよい。
本実施の形態は、食器洗い乾燥機100の前面ドア10の開放処理に関するものであるが、これに限るものではない。前面に開閉部が設けられている他の家電機器においても、ドア開スイッチ20と同様の構成を有するスイッチを配置し、図12に示す処理と同様の処理を実行するよう構成することもできる。
1 筐体、2 洗浄槽、3 制御基板、4 食器かご、5 ダクト、10 前面ドア、11 前面操作部、12 化粧面材、13 化粧面材、14 面材取付部、15 面材取付部、20 ドア開スイッチ、21 タッチスイッチ部、21a フランジ部、21b 孔部、22 ゴム電極部、23 電極パターン、24 電極パターン、25 電極パターン、26 電極パターン、30 排気口、31 排気ダクト、40 ドア開ユニット、41 駆動モータ、42 ピニオンギア、43 スライドシャフト、43a ラック部、44 本体部、50 送風ユニット、51 送風ファン、52 乾燥ヒータ、53 送風ダクト、54 送風ファン駆動回路、55 乾燥ヒータ駆動回路、60 レール部材、70 上面操作パネル、71 操作部、72 表示部、73 表示部駆動回路、80 加熱ヒータ、81 加熱ヒータ駆動回路、90 洗浄ポンプ、91 洗浄ポンプ駆動回路、100 乾燥機、101 マイクロコンピュータ、110 ブザー、111 ブザー駆動回路、200 キッチンカウンタ、221 ゴム電極。

Claims (16)

  1. キッチンカウンタに収容されるビルトイン型の食器洗い乾燥機であって、
    洗浄対象物が収容される洗浄槽と、
    前記洗浄槽の前面側に設けられた前面ドアと、
    前記洗浄槽を前記食器洗い乾燥機の前方向に駆動し、前記前面ドアを開放するドア開ユニットと、
    前記前面ドアに設けられ、前記前面ドアを開放するためのドア開スイッチと、
    報知手段と、
    制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記前面ドアが閉じられた状態において、前記ドア開スイッチがタッチされたことを検知すると、前記ドア開スイッチがタッチされたこと、及び前記前面ドアが開放されることを前記報知手段に報知させた後、前記ドア開ユニットを駆動して前記洗浄槽を前方向に移動し、前記前面ドアを開放するものであり、前記前面ドアが開放されることを報知している間に、前記ドア開スイッチがタッチされたことを検知したら、前記前面ドアの開放を実行しない食器洗い乾燥機。
  2. 前記制御手段は、前記前面ドアが閉じられた状態において、前記ドア開スイッチがタッチされている状態が閾値以上の時間、継続していることを検知したら、前記ドア開スイッチがタッチされたことを報知する請求項1に記載の食器洗い乾燥機。
  3. 前記制御手段は、前記ドア開スイッチがタッチされたことを報知した後、前記ドア開スイッチがタッチされなくなったことが検知されたら、前記前面ドアが開放されることを報知する請求項1又は2に記載の食器洗い乾燥機。
  4. 前記制御手段は、前記前面ドアが開放されることを報知した後に、前記ドア開スイッチがタッチされたことを検知したら、前記前面ドアの開放を実行する請求項1〜のいずれか一項に記載の食器洗い乾燥機。
  5. 前記制御手段は、前記ドア開スイッチがタッチされたことを報知した後、前記ドア開スイッチがタッチされている状態が継続していることが検知されたら、前記前面ドアの開放を実行しない請求項1〜のいずれか一項に記載の食器洗い乾燥機。
  6. 前記制御手段は、前記前面ドアが開放されることを報知し、前記前面ドアを開放するための準備時間が経過した後、前記ドア開ユニットを駆動して前記洗浄槽を前方向に移動し、前記前面ドアを開放する請求項1〜のいずれか一項に記載の食器洗い乾燥機。
  7. 前記制御手段は、前記ドア開スイッチがタッチされたことの報知、及び前記前面ドアが開放されることの報知をブザー音により実行する請求項1〜のいずれか一項に記載の食器洗い乾燥機。
  8. 前記ドア開スイッチがタッチされたことを報知する前記ブザー音の発音の態様と、前記前面ドアが開放されることを報知する前記ブザー音の態様は異なっている請求項に記載の食器洗い乾燥機。
  9. 前記ドア開スイッチは、使用者にタッチされることにより静電容量が変化する接触型のタッチスイッチである請求項1〜のいずれか一項に記載の食器洗い乾燥機。
  10. 前記ドア開スイッチは、
    使用者によりタッチされるタッチスイッチ部と、
    複数の導電部材と、
    制御基板に形成された複数の電極パターンとを有し、
    前記タッチスイッチ部に発生する静電容量の変化が、前記複数の導電部材により前記複数の電極パターンと静電容量結合され、伝達されるよう構成されている請求項に記載の食器洗い乾燥機。
  11. 前記前面ドアは、前記食器洗い乾燥機が前記キッチンカウンタに収容された際に隣接する構築物の表面材と同一の素材、同一の色調、及び同一の図柄で構成され、前記隣接する構築物の表面材と同様の外観を呈している請求項1〜10のいずれか一項に記載の食器洗い乾燥機。
  12. 家電機器の前面側に設けられた前面ドアの制御方法であって、
    前記家電機器は、前記前面ドアを開放するドア開ユニットと、前記前面ドアに設けられ、前記前面ドアを開放するためのドア開スイッチとを備えており、
    前記前面ドアが閉じられた状態において、前記ドア開スイッチがタッチされたことを検知すると、前記ドア開スイッチがタッチされたことを報知する第1の報知ステップと、
    前記第1の報知ステップの実行の後、前記前面ドアが開放されることを報知する第2の報知ステップと、
    前記第2の報知ステップの実行の後、前記前面ドアを開放するドア開放ステップとを含んでおり、
    前記第2の報知ステップの実行中に、前記ドア開スイッチがタッチされたことを検知すると、前記ドア開放ステップは実行されない家電機器の前面ドアの制御方法。
  13. 前記第1の報知ステップの実行の後、前記ドア開スイッチがタッチされていないことを検知したら、前記第2の報知ステップが実行される請求項12に記載の家電機器の前面ドアの制御方法。
  14. 前記第1の報知ステップの実行の後、前記ドア開スイッチがタッチされている状態が継続している場合、前記ドア開放ステップは実行されない請求項12又は13に記載の家電機器の前面ドアの制御方法。
  15. 前記第1の報知ステップ及び前記第2の報知ステップの報知はブザー音により実行される請求項1214のいずれか一項に記載の家電機器の前面ドアの制御方法。
  16. 前記第1の報知ステップにおける前記ブザー音の発音の態様と前記第1の報知ステップにおける前記ブザー音の発音の態様は異なっている請求項15に記載の家電機器の前面ドアの制御方法。
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