JP6874716B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、カバーが回動可能に筐体に組付けられてなる電子機器に関する。
電子機器の一例としてのビルディングブロック型のプログラマブル・ロジック・コントローラ(以下、PLCと称する)は、複数の単位ユニットが互いに連接するように組み合わされることによって構成される。たとえば、PLCのリモートターミナル装置においては、1つの通信ユニットに、当該通信ユニットとそれぞれシリアルバスラインおよび単方向通信ラインを介して通信可能な1つまたは複数のI/Oユニットが連接されることで構成される。
PLCの単位ユニットの筐体には、必要に応じて開閉可能なカバーが設けられる場合がある。たとえば特開2007−66085号公報(特許文献1)には、筐体に開閉可能にカバーが設けられてなるI/Oユニットが開示されている。当該特許文献1に開示されたI/Oユニットにおいては、カバーの上端および下端の所定位置にヒンジ突部が設けられ、当該ヒンジ突部を回動可能に保持するレール状の凹状部が筐体に設けられている。
特開2007−66085号公報
一般に、電子機器においては、小型化の要求が強くある。上述したPLCの単位ユニットは、比較的小型の電子機器ではあるものの、さらなる小型化が強く要求されている。そのため、上述したカバーの薄型化が必須となることがある。
カバーの薄型化を図る上で特にスペースを圧迫する構成が、カバーを筐体に回動可能に組付けるためのヒンジ機構である。一般に、ヒンジ機構は、筐体に設けられた軸部と、カバーに設けられた軸受け孔とによって構成されるが、この軸受け孔は、カバーが筐体から脱落してしまうことを防止するために軸部を取り囲むように形成される必要があり、結果として相当程度に大きいスペースを必要とする。そのため、この軸受け孔を設けるためのスペースが、カバーの薄型化を阻害する主な原因となっている。
したがって、本開示は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、ヒンジ機構を小型に構成することができ、これによりカバーを薄型化することができる電子機器を提供することを目的とする。
本開示に従ったある態様に係る電子機器は、筐体と、上記筐体に回動可能に組付けられたカバーとを備えている。上記カバーは、閉状態において上記筐体側に配置されるうら面と、当該カバーの厚み方向において上記うら面とは反対側に位置するおもて面とを含んでいる。上記筐体は、上記カバーの回動軸を規定する軸部を含んでおり、上記回動軸は、上記カバーの厚み方向と直交する方向に沿って延びるように配置されている。上記カバーは、上記軸部を軸支する軸受け部を含んでおり、上記軸受け部は、上記軸部を受け入れるとともに上記おもて面において外部に向けて開放してなる軸受け用凹部を有している。上記本開示に基づく電子機器にあっては、上記筐体から上記カバーが脱落することを防止する脱落防止機構が、上記軸部と、上記筐体の壁部のうちの上記軸部に対向する部分である対向壁部と、上記軸受け用凹部を規定する部分の上記軸受け部のうちの上記軸部および上記対向壁部によって挟まれることとなる部分である抜け止め部と、からなる抜け止め機構により、少なくとも構成されている。
このように構成することにより、筐体からカバーが脱落してしまうことを防止しつつ、筐体に設けられた軸部およびカバーに設けられた軸受け部からなるヒンジ機構の小型化が可能になる。すなわち、上記構成の抜け止め機構を設けることにより、軸受け部によって規定されるとともに軸部を受け入れる軸受け用凹部をカバーのおもて面において開放させることが可能になるため、カバーのおもて面側において軸受け部を設ける必要がなくなる。したがって、その分だけヒンジ機構の小型化が可能になり、結果としてカバーを薄型化することが可能になる。
本開示に従った上記ある態様に係る電子機器にあっては、上記脱落防止機構が、上記カバーが回動することで上記軸部と上記対向壁部との間から上記抜け止め部が抜け出した状態において上記カバーが脱落することを防止する付加抜け止め機構をさらに有していてもよい。
このように、上述した抜け止め機構のみならず、付加抜け止め機構をさらに設けることにより、筐体からカバーが脱落してしまうことを防止しつつ、カバーの回動範囲を拡張することが可能になる。したがって、より回動範囲が大きい使い勝手のよいカバーとすることができる。
本開示に従った上記ある態様に係る電子機器にあっては、上記付加抜け止め機構が、上記軸部および上記抜け止め部に加え、上記筐体に設けられた補助軸部と、上記カバーに設けられた補助抜け止め部とによって構成されていてもよい。その場合には、上記カバーの厚み方向において上記軸部および上記補助軸部が上記抜け止め部および上記補助抜け止め部によって挟まれることとなるように、上記補助軸部から見た場合の上記補助抜け止め部の配置方向が、上記軸部から見た場合の上記抜け止め部の配置方向とは逆方向とされていることが好ましい。
このように構成することにより、筐体に補助軸部を設けるとともに、カバーに補助抜け止め部を設けることのみにより、容易に付加抜け止め機構を構成することができる。したがって、簡素な構成を維持しつつ、カバーの回動範囲を拡張することが可能になる。
本開示に従った上記ある態様に係る電子機器にあっては、上記回動軸が延びる方向において上記抜け止め部に隣り合う部分の上記カバーの壁面に、上記カバーを上記筐体に組付けるに際して上記軸部を上記軸受け用凹部に挿入するための取付け用孔部が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、抜け止め部に隣接して取付け用孔部が位置しているため抜け止め部の厚みが薄くなり、当該抜け止め部を含む部分のカバーを容易に弾性変形させることが可能になる。したがって、カバーを筐体に組付けるに際して、筐体に設けられた軸部をカバーに設けられた軸受け用凹部に容易に挿入することが可能になる。
本開示に従った上記ある態様に係る電子機器にあっては、発光部が、外部に向けて露出するように上記筐体に設けられていてもよく、また、上記カバーが、上記閉状態において上記発光部を含む部分の上記筐体を覆うとともに、開状態において上記発光部を含む部分の上記筐体を露出させるように構成されていてもよい。その場合には、上記カバーが、透光性の部材にて構成されていてもよい。
このように構成することにより、カバーの閉状態においても発光部を外部から視認することが可能になるため、カバーに表示部を設けることが可能になる。したがって、スペース効率に優れた電子機器を実現することができる。
本開示に従った上記ある態様に係る電子機器にあっては、上記筐体に、上記軸部が一対設けられていてもよく。また、上記カバーに、上記軸受け部が一対設けられていてもよい。
このように、各々が軸部および軸受け部からなる一対のヒンジ機構の双方に上述した構成を適用することにより、一対のヒンジ機構の双方を小型化することができ、結果としてカバー全体としての薄型化が可能になる。
本開示のある局面に従えば、ヒンジ機構を小型に構成することができ、これによりカバーを薄型化することができる電子機器の提供が可能になる。
実施の形態に係る通信ユニットのフロントカバーの閉状態における斜視図である。 図1に示す通信ユニットのフロントカバーの開状態における斜視図である。 図1に示す通信ユニットの筐体へのフロントカバーの組付構造を示す分解斜視図である。 図1に示す通信ユニットのフロントカバーの閉状態における正面図である。 図1に示す通信ユニットのフロントパネルの表示操作部の斜視図である。 図1に示す通信ユニットのフロントカバーの斜視図である。 図1に示す通信ユニットのフロントパネルおよびフロントカバーに設けられたヒンジ機構を含む部分の模式断面図である。 図1に示す通信ユニットのフロントパネルおよびフロントカバーに設けられた付加抜け止め機構を含む部分の模式断面図である。 図1に示す通信ユニットのフロントパネルおよびフロントカバーに設けられた第2ロック機構を含む部分の模式断面図である。 図8および図9に示す領域XA〜XCの拡大断面図である。
以下、実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態は、本開示を電子機器としてのPLCのリモートターミナル装置の通信ユニットに適用した場合を例示するものである。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
<A.全体構成>
図1は、実施の形態に係る通信ユニットのフロントカバーの閉状態における斜視図であり、図2は、図1に示す通信ユニットのフロントカバーの開状態における斜視図である。また、図3は、図1に示す通信ユニットの筐体へのフロントカバーの組付構造を示す分解斜視図であり、図4は、図1に示す通信ユニットの閉状態における正面図である。まず、これら図1ないし図4を参照して、本実施の形態に係る通信ユニット1の全体構成について説明する。
図1および図2に示すように、通信ユニット1は、略直方体形状を有しており、各種の電子部品が収容された筐体2を備えている。筐体2は、箱状の本体ケーシング10と、本体ケーシング10の前面を覆うように当該本体ケーシング10に固定されたフロントパネル20とを含んでいる。
ここで、筐体2の前後方向にX軸をとり、筐体2の左右方向にY軸をとり、筐体2の上下方向にZ軸をとり、以降の説明においては、必要に応じてこれらX軸、Y軸およびZ軸を用いて説明を行なう。なお、X軸に沿った方向である後向きおよび前向きの方向を、それぞれ図中において示すX1方向およびX2方向と定義し、Y軸に沿った方向である右向きおよび左向きの方向を、それぞれ図中において示すY1方向およびY2方向と定義し、Z軸に沿った方向である上向きおよび下向きの方向を、それぞれ図中において示すZ1方向およびZ2方向と定義する。
本体ケーシング10の背面には、設置用凹部11が設けられている。設置用凹部11は、通信ユニット1をDIN(ドイツ工業規格)レールに固定する際に、当該DINレールを受け入れる部位であり、当該設置用凹部11には、通信ユニット1を固定するための固定部材が設けられている。ここでは、その説明は省略するが、当該固定部材は、DINレールに対して着脱自在に構成されており、通信ユニット1をDINレールに固定した状態において、当該DINレールを保持する。
フロントパネル20は、端子接続部21と、表示操作部22とを有している。端子接続部21は、通信ユニット1の左前部に位置しており、表示操作部22は、通信ユニット1の右前部に位置している。端子接続部21は、通信ユニット1を各種の外部ユニットと接続するための接続ケーブルの接続端子が接続される部位であり、本実施の形態に係る通信ユニット1においては、上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って3つのポートが設けられている。また、表示操作部22は、通信ユニット1に関係する表示を行なったり、使用者の操作を受け付けたりするための部位である。
図1および図2に示すように、通信ユニット1は、上述した本体ケーシング10およびフロントパネル20からなる筐体2に加え、フロントカバー30を備えている。フロントカバー30は、閉状態において表示操作部22を覆うとともに、開状態において表示操作部22を露出させるように、後述するヒンジ機構を介してフロントパネル20に回動可能に組付けられている。
ここで、フロントカバー30は、上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って延びる回動軸Oを表示操作部22の左側前端部上に有しており、当該回動軸Oを回転中心として図2中に示す矢印A方向に沿って回動可能に構成されている。これにより、通信ユニット1は、図1に示すフロントカバー30の閉状態と、図2に示すフロントカバー30の開状態とをとることができる。なお、フロントカバー30のフロントパネル20に対する組付構造の詳細については、後述することとする。
図2に示すように、閉状態においてフロントカバー30によって覆われることとなる表示操作部22の主面22aには、複数の発光部12と、第1操作部13aおよび第2操作部13bと、メディア挿入部14とが露出して位置している。これら複数の発光部12、第1操作部13a、第2操作部13bおよびメディア挿入部14は、いずれも筐体2の内部に収容された配線基板上に実装されており、フロントカバー30に設けられた欠除部を介して筐体2の外部に露出するように位置している。
このうち、複数の発光部12は、上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って並ぶように点列状に配置されている。これら複数の発光部12は、閉状態において当該複数の発光部12に対向する部分のフロントカバー30と相まって、本実施の形態に係る通信ユニット1を含んで構成されるリモートターミナル装置における各種の情報(通電の有無、エラーの有無、I/Oユニットとの通信状態等)を使用者に報知するための表示部3(図4参照)を構成している。
第1操作部13aおよび第2操作部13bは、ディップスイッチやプッシュスイッチ等にて構成されており、通信ユニット1における各種の設定等に使用される。また、メディア挿入部14は、たとえばSDカード等の各種のメディアを挿入するためのスロットである。
図1ないし図4に示すように、フロントカバー30は、薄板状の形状を有している。より詳細には、フロントカバー30は、閉状態における左右方向(すなわちY軸方向)の寸法が上下方向(すなわちZ軸方向)の寸法よりも小さい細長の薄板形状を有している。フロントカバー30は、透光性の部材からなり、好適にはアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂製の部材によって構成される。
フロントカバー30は、閉状態においてX軸方向に相対して位置することとなるおもて面30aおよびうら面30b(図3参照)を含んでいる。おもて面30aは、閉状態において外部に露出して位置する面であり、うら面30bは、閉状態において筐体2側(すなわち、フロントパネル20の表示操作部22の主面22a側)に位置する面である。
フロントカバー30のうち、閉状態において上述した複数の発光部12に対向する部分には、投光部30c(図2参照)が設けられている。投光部30cは、複数の発光部12から出射された光を通過させるための部位である。本実施の形態においては、投光部30cは、複数の発光部12のレイアウトに合わせて上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って延びるスリット状に形成されている。
これにより、複数の発光部12から出射された光は、投光部30cを通過することで外部に向けて投光されることになる。すなわち、このフロントカバー30に設けられた投光部30cにより、上述した表示部3が構成されることになる。
ここで、図4に示すように、本実施の形態においては、フロントカバー30のうちの投光部30cを除く部分の表面に塗装層が設けられており、これにより化粧部30dが形成されている。当該化粧部30dは、投光部30cを除く部分のフロントカバー30のうら面30bの形状および表示操作部22の主面22aの形状が外部から視認できないように目隠しすることで通信ユニット1の意匠性を向上させるためのものである。なお、当該化粧部30dには、図示するように複数の発光部12の各々に対応してインデックスが表記されている。
また、図4に示すように、閉状態におけるフロントカバー30の左上端部および左下端部には、それぞれ後述する軸受け部31が位置しており、当該一対の軸受け部31の各々に設けられた軸受け用凹部31aが、フロントカバー30のおもて面30aにおいて外部に向けて開放している。
一方、フロントパネル20の表示操作部22の左上端部および左下端部には、それぞれ後述する取付け部23が位置しており、当該一対の取付け部23の各々に設けられた軸部23aが、フロントカバー30に設けられた一対の軸受け用凹部31aの開放部を介して外部に向けて露出している。
これらフロントパネル20に設けられた一対の軸部23aおよびフロントカバー30に設けられた一対の軸受け用凹部31aが、フロントカバー30をフロントパネル20に回動可能に組付ける一対のヒンジ機構を構成することになるが、その詳細については、上述したように、後において詳述することとする。
以上において説明した通信ユニット1においては、フロントカバー30の閉状態において、当該通信ユニット1の動作状態等が表示部3において表示されることになり、使用者はこれを外部から視認することができ、フロントカバー30の開状態において、使用者は当該通信ユニット1に対する各種の操作を行なうことができる。なお、フロントカバー30の開閉操作は、使用者が当該フロントカバー30を手で持って回動させることで行なわれる。
<B.フロントカバーのフロントパネルへの組付構造>
図5は、図1に示す通信ユニットのフロントパネルの表示操作部の斜視図であり、図6は、図1に示す通信ユニットのフロントカバーの斜視図である。次に、これら図5および図6を参照して、本実施の形態に係る通信ユニット1におけるフロントカバー30のフロントパネル20への組付構造について詳説する。
図5に示すように、フロントパネル20の表示操作部22の主面22aには、上述した複数の発光部12、第1操作部13a、第2操作部13bおよびメディア挿入部14に加え、一対の取付け部23、一対の補助軸部24、一対の第2係止部25および一対の第1係止部26が設けられている。
一対の取付け部23は、表示操作部22の左前部に上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って並んで配置されている。一対の取付け部23のうちの一方である、表示操作部22の左前部の上端部に設けられた取付け部は、表示操作部22の主面22aから前方(すなわちX2方向)に向けて突出するとともに、その先端がさらに上方(すなわちZ1方向)に向けて延出する側面視L字状の形状を有している。一対の取付け部23のうちの他方である、表示操作部22の左前部の下端部に設けられた取付け部は、表示操作部22の主面22aから前方(すなわちX2方向)に向けて突出するとともに、その先端がさらに下方(すなわちZ2方向)に向けて延出する側面視L字状の形状を有している。
一対の取付け部23の各々の上下方向に延びる先端は、略円柱状の形状を有しており、当該部分によって軸部23aが構成されている。この軸部23aは、フロントカバー30の回動軸Oを規定する部位であり、後述するフロントカバー30に設けられた一対の軸受け部31(図6等参照)と相まってヒンジ機構を構成する。
一対の補助軸部24は、表示操作部22の左前部のうちの上述した一対の取付け部23の間の位置に上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って並んで配置されている。一対の補助軸部24は、いずれも表示操作部22の主面22aから前方(すなわちX2方向)に向けて突出するとともに、その先端がさらに左方(すなわちY2方向)に向けて延出する突出形状を有している。これら一対の補助軸部24は、主として後述するフロントカバー30に設けられた一対の補助抜け止め部32(図6等参照)と相まって付加抜け止め機構を構成する。
一対の第2係止部25は、表示操作部22の左前部のうちの上述した一対の補助軸部24の間の位置に上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って並んで配置されている。一対の第2係止部25は、いずれも表示操作部22の主面22aから前方(すなわちX2方向)に向けて突出する突条形状を有している。これら一対の第2係止部25は、後述するフロントカバー30に設けられた第2被係止部33(図6等参照)と相まって第2ロック機構を構成する。
一対の第1係止部26は、表示操作部22の右前部に上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って並んで配置されている。一対の第1係止部26は、いずれも表示操作部22の主面22aから前方(すなわちX2方向)に向けて突出するフック形状を有している。これら一対の第1係止部26は、後述するフロントカバー30に設けられた第1被係止部34(図6等参照)と相まって第1ロック機構を構成する。
一方、図6に示すように、フロントカバー30には、上述した投光部30cに加え、一対の軸受け部31、一対の補助抜け止め部32、一対の第2被係止部33および一対の第1被係止部34が設けられている。
一対の軸受け部31は、フロントカバー30の閉状態における左端部(図6においては右側の端部)に上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って対向するように配置されている。一対の軸受け部31の各々は、フロントカバー30のおもて面30a側において開放する軸受け用凹部31aを規定する平面視略U字状の部位にて構成されている。一対の軸受け用凹部31aは、上述したフロントパネル20の表示操作部22に設けられた一対の取付け部23の軸部23aをそれぞれ受け入れることにより、当該軸部23aを取り囲むことができる。この一対の軸受け部31は、上述した一対の軸部23aと相まってヒンジ機構を構成する。
一対の補助抜け止め部32は、フロントカバー30の閉状態における左端部のうちの上述した一対の軸受け部31の間の位置に上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って並んで配置されている。一対の補助抜け止め部32は、フロントカバー30の閉状態における左端部に設けられた壁部によって構成されている。一対の補助抜け止め部32は、主として上述した一対の補助軸部24と相まって付加抜け止め機構を構成する。
一対の第2被係止部33は、フロントカバー30の閉状態における左端部のうちの上述した一対の補助抜け止め部32の間の位置に上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って並んで配置されている。一対の第2被係止部33は、フロントカバー30の閉状態における左端部に切り欠きを設けることにより、その頂面に溝形状の凹状部が設けられてなる突条形状の部位にて構成されている。一対の第2被係止部33は、上述した一対の第2係止部25と相まって第2ロック機構を構成するものであり、フロントカバー30の開状態において当該一対の第2被係止部33の頂面に設けられた溝形状の凹状部がそれぞれ一対の第2係止部25を受け入れることにより、フロントカバー30を軽保持することができる。
一対の第1被係止部34は、フロントカバー30の閉状態における右端部に上下方向(すなわちZ軸方向)に沿って並んで配置されている。一対の第1被係止部34は、フロントカバー30の閉状態における右端部に所定形状の突片が設けられることによって構成されている。一対の第1被係止部34は、上述した一対の第1係止部26と相まって第1ロック機構を構成するものであり、フロントカバー30の閉状態において当該一対の第1係止部26と係合することにより、フロントカバー30を軽保持することができる。
なお、フロントパネル20およびフロントカバー30には、上述したヒンジ機構、付加抜け止め機構、第1ロック機構および第2ロック機構に加えて、抜け止め機構が設けられている。このうち、抜け止め機構および付加抜け止め機構により、フロントパネル20からフロントカバー30が脱落することを防止する脱落防止機構が構成されることになる。抜け止め機構は、フロントパネル20のうちの上述した取付け部23近傍の部位およびフロントカバー30の上述した軸受け部31によって構成されるものであるが、その詳細については後述することとする。
また、図6に示すように、フロントカバー30の閉状態における左端部のうちの上述した一対の軸受け部31が設けられた位置に隣接して、フロントカバー30には、一対の取付け用孔部38が設けられている。この一対の取付け用孔部38は、一対の軸受け用凹部31aに通じており、フロントカバー30をフロントパネル20に組付ける際に利用される。
すなわち、当該一対の取付け用孔部38を介して一対の軸受け用凹部31aに一対の軸部23aをそれぞれ挿し込むことにより、フロントパネル20にフロントカバー30を組付けることができる。より具体的には、まず、一対の軸部23aのうちの一方を、一対の軸受け用凹部31aのうちの対応する一方に、当該一対の軸受け用凹部31aの一方に対応して設けられた取付け用孔部38を介して挿し込み、その後、一対の軸部23aのうちの他方を、一対の軸受け用凹部31aのうちの対応する他方に、当該一対の軸受け用凹部31aの他方に対応して設けられた取付け用孔部38を介して挿し込む。これにより、フロントカバー30の軸受け部31が弾性的に変形することにより、一対の軸部23aが一対の軸受け用凹部31aにそれぞれ挿入されることになり、これによってフロントカバー30がフロントパネル20に回動可能に組付けられることになる。
<C.フロントカバーの回動動作>
図7は、図1に示す通信ユニットのフロントパネルおよびフロントカバーに設けられたヒンジ機構を含む部分の模式断面図であり、図8は、付加抜け止め機構を含む部分の模式断面図であり、図9は、第2ロック機構を含む部分の模式断面図である。また、図10(A)および図10(B)は、それぞれ図7に示す領域XAおよび領域XBの拡大断面図であり、図10(C)は、図8に示す領域XCの拡大断面図である。以下、これら図7ないし図10を参照して、本実施の形態に係る通信ユニット1におけるフロントカバー30の回動動作について詳説する。
ここで、図7(A)、図8(A)および図9(A)は、いずれもフロントカバー30の閉状態を表わしており、図7(B)、図8(B)および図9(B)は、いずれもフロントカバー30の開状態を表わしている。また、これら図7ないし図9においては、フロントパネル20の表示操作部22の近傍に配置された各種の電子部品の図示を省略している。
図7に示すように、フロントパネル20に設けられた取付け部23の軸部23aは、フロントカバー30に設けられた軸受け部31によって取り囲まれている。より詳細には、軸部23aは、軸受け部31によって規定された軸受け用凹部31aに挿入されており、フロントカバー30のおもて面30a側に位置する軸受け用凹部31aの開放部を除く部分において軸受け部31によって取り囲まれている。換言すれば、軸部23aは、軸受け用凹部31aの上記開放部が設けられた部分においてのみ外部に向けて露出している。ヒンジ機構を構成するこれら軸部23aおよび軸受け部31の間には、若干のクリアランスが設けられており、これによりフロントカバー30は、回動可能に構成されている。
図7(A)、図8(A)および図9(A)に示すフロントカバー30の閉状態においては、フロントパネル20の表示操作部22の主面22aが、フロントカバー30によって覆われている。この状態においては、フロントパネル20に設けられた第1係止部26が、フロントカバー30に設けられた第1被係止部34を係止しており、これによりフロントカバー30の閉状態が軽保持されることになる。
ここで、図10(A)に示すように、フロントカバー30の閉状態においては、フロントパネル20に設けられた軸部23aと、フロントパネル20の壁部のうちの軸部23aに対向する部分である対向壁部22bとの間に、フロントカバー30に設けられた軸受け部31の一部が挟まれた状態で位置している。この軸部23aと対向壁部22bとの挟まれた部分の軸受け部31は、抜け止め部31bを構成しており、当該抜け止め部31bと、軸部23aおよび対向壁部22bとにより、抜け止め機構が構成されることになる。
抜け止め機構は、フロントカバー30の回動範囲内のうち、フロントカバー30が閉状態における位置から略90°回動した位置にまで達する範囲内においてフロントカバー30が脱落してしまうことを防止するものである。そのため、抜け止め部31bは、軸受け部31のうちの、閉状態において軸部23aと対向壁部22bとによって挟まれた部分から、図中反時計回りにフロントカバー30の左前端部にまで達する領域によって構成されている。
一方で、フロントカバー30の閉状態においては、図8(A)に示すように、フロントパネル20に設けられた補助軸部24と、フロントカバー30に設けられた補助抜け止め部32とは、概ね対向して位置した状態にあり、図9(A)に示すように、フロントパネル20に設けられた第2係止部25は、フロントカバー30に設けられた第2被係止部33によって未だ受け入れられていない状態にある。
この状態からフロントカバー30が前方側に向けて(すなわち、図中に示す矢印A1方向に向けて)回動されることにより、フロントカバー30は、軸部23aによって規定される回動軸Oを回転中心として回動し、図7(B)、図8(B)および図9(B)に示す開状態へと移行する。
図7(B)、図8(B)および図9(B)に示すフロントカバー30の開状態においては、フロントパネル20の表示操作部22の主面22aが、外部に向けて露出することになる。この状態においては、図9(B)に示すように、フロントパネル20に設けられた第2係止部25が、フロントカバー30に設けられた第2被係止部33によって受け入れられた状態となる。
すなわち、フロントパネル20に設けられた突条形状の第2係止部25の先端が、フロントカバー30に設けられた第2被係止部33の頂面に形成されてなる溝形状の凹状部に嵌まることにより、第2被係止部33が第2係止部25によって係止されることになり、これによってフロントカバー30の開状態が軽保持されることになる。
ここで、図10(B)に示すように、フロントカバー30の開状態においては、軸部23aと対向壁部22bとの間に、抜け止め部31bが概ね位置していない状態となる。すなわち、フロントカバー30が回動することにより、軸部23aと対向壁部22bとの間から抜け止め部31bが実質的に抜け出した状態となる。そのため、フロントカバー30が閉状態における位置から略90°以上回動するように構成する場合には、上述した抜け止め機構のみを設けただけでは足りず、別途抜け止め機構を設ける必要があり、本実施の形態においては、これを上述した付加抜け止め機構によって実現している。
具体的には、付加抜け止め機構は、上述した補助軸部24および補助抜け止め部32に加えて、上述した軸部23aおよび抜け止め部31bによって構成されており、これら補助軸部24、補助抜け止め部32、軸部23aおよび抜け止め部31bが相まって、フロントカバー30の脱落が防止されている。
より詳細には、図10(B)および図10(C)に示すように、補助軸部24から見た場合の補助抜け止め部32の配置方向は、軸部23aから見た場合の抜け止め部31b(特に、閉状態において軸部23aと対向壁部22bとによって挟まれていた部分)の配置方向とは逆方向とされている。これにより、軸部23aおよび補助軸部24は、フロントカバー30の厚み方向において、抜け止め部31bと補助抜け止め部32とによって挟まれることになる。
そのため、付加抜け止め機構は、フロントカバー30の回動範囲内のうち、フロントカバーが略90°回動した位置から開状態における位置にまで達する範囲内においてフロントカバー30が脱落してしまうことを防止することになる。ここで、厳密な意味においては、フロントカバー30の回動範囲内のうち、フロントカバーが閉状態における位置から略90°回動した位置にまで達する範囲内においても、フロントカバー30の厚み方向において軸部23aおよび補助軸部24が抜け止め部31bおよび補助抜け止め部32によって挟まれた状態にあるため、付加抜け止め機構は、フロントカバー30の回動範囲内の全域においてフロントカバー30の脱落を防止している。
なお、開状態からフロントカバー30を閉状態に移行させるためには、フロントカバー30が後方側に向けて(すなわち、図中に示す矢印A1方向とは反対側に向けて)回動されることにより、フロントカバー30が、軸部23aによって規定される回動軸Oを回転中心として回動することで行なわれる。
<D.小括>
以上において説明したように、本実施の形態に係る通信ユニット1とすることにより、筐体2からフロントカバー30が脱落してしまうことを防止しつつ、筐体2に設けられた軸部23aおよびフロントカバー30に設けられた軸受け部31からなるヒンジ機構の小型化が可能になる。すなわち、上記構成の抜け止め機構および付加抜け止め機構からなる脱落防止機構を設けることにより、軸受け部31によって規定されるとともに軸部23aを受け入れる軸受け用凹部31aをフロントカバー30のおもて面30aにおいて開放させることが可能になるため、フロントカバー30のおもて面30a側において軸受け部31を設ける必要がなくなる。したがって、その分だけヒンジ機構の小型化が可能になり、結果としてフロントカバー30を薄型化することが可能になる。
また、本実施の形態に係る通信ユニット1においては、抜け止め機構に加えて、付加抜け止め機構をも備えた構成であるため、筐体2からフロントカバー30が脱落してしまうことを防止しつつ、フロントカバー30の回動範囲を拡張する(すなわち、フロントカバー30が閉状態における位置から90°を超えて回動する)ことが可能になる。したがって、より回動範囲が大きい使い勝手のよいフロントカバー30とすることができる。
さらには、付加抜け止め機構を上述した如くの補助軸部24、補助抜け止め部32、軸部23aおよび抜け止め部31bによって構成することにより、容易に付加抜け止め機構を設けることが可能になる。したがって、簡素な構成を維持しつつ、フロントカバー30の回動範囲を拡張することが可能になる。
また、本実施の形態に係る通信ユニット1においては、フロントカバー30を透光性の部材にて構成しているため、フロントカバー30の閉状態においても発光部12を外部から視認することができる。したがって、当該構成を採用することにより、フロントカバー30に表示部3を設けることが可能になり、スペース効率に優れた通信ユニット1とすることができる。
加えて、本実施の形態に係る通信ユニット1においては、フロントカバー30をフロントパネル20に組付けるに際して一対の軸部23aを一対の軸受け用凹部31aにそれぞれ挿入するための上述した一対の取付け用孔部38の各々が、フロントカバー30の回動軸Oが延びる方向において上述した抜け止め部31bに隣り合う部分のフロントカバー30の壁面に設けられている。
このように構成することにより、抜け止め部31bに隣接して取付け用孔部38が位置しているため、結果として抜け止め部31bの厚みが薄くなり、当該抜け止め部31bを含む部分のフロントカバー30が容易に弾性変形することになる。したがって、フロントカバー30をフロントパネル20に組付けるに際して、フロントパネル20に設けられた軸部23aをフロントカバー30に設けられた軸受け用凹部31aに容易に挿入することが可能になる。
<E.付記>
上述した実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
[構成1]
筐体(2)と、
前記筐体(2)に回動可能に組付けられたカバー(30)とを備え、
前記カバー(30)は、閉状態において前記筐体(2)側に配置されるうら面(30b)と、当該カバー(30)の厚み方向において前記うら面(30b)とは反対側に位置するおもて面(30a)とを含み、
前記筐体(2)は、前記カバー(30)の回動軸(O)を規定する軸部(23a)を含み、
前記回動軸(O)は、前記カバー(30)の厚み方向と直交する方向に沿って延びるように配置され、
前記カバー(30)は、前記軸部(23a)を軸支する軸受け部(31)を含み、
前記軸受け部(31)は、前記軸部(23a)を受け入れるとともに前記おもて面(30a)において外部に向けて開放してなる軸受け用凹部(31a)を有し、
前記筐体(2)から前記カバー(30)が脱落することを防止する脱落防止機構が、前記軸部(23a)と、前記筐体(2)の壁部のうちの前記軸部(23a)に対向する部分である対向壁部(22b)と、前記軸受け用凹部(31a)を規定する部分の前記軸受け部(31)のうちの前記軸部(23a)および前記対向壁部(22b)によって挟まれることとなる部分である抜け止め部(31b)と、からなる抜け止め機構により、少なくとも構成されている、電子機器。
[構成2]
前記脱落防止機構が、前記カバー(30)が回動することで前記軸部(23a)と前記対向壁部(22b)との間から前記抜け止め部(31b)が抜け出した状態において前記カバー(30)が脱落することを防止する付加抜け止め機構をさらに有している、構成1に記載の電子機器。
[構成3]
前記付加抜け止め機構が、前記軸部(23a)および前記抜け止め部(31b)に加え、前記筐体(2)に設けられた補助軸部(24)と、前記カバー(30)に設けられた補助抜け止め部(32)とによって構成され、
前記カバー(30)の厚み方向において前記軸部(23a)および前記補助軸部(24)が前記抜け止め部(31b)および前記補助抜け止め部(32)によって挟まれることとなるように、前記補助軸部(24)から見た場合の前記補助抜け止め部(32)の配置方向が、前記軸部(23a)から見た場合の前記抜け止め部(31b)の配置方向とは逆方向とされている、構成2に記載の電子機器。
[構成4]
前記回動軸(O)が延びる方向において前記抜け止め部(31b)に隣り合う部分の前記カバー(30)の壁面に、前記カバー(30)を前記筐体(2)に組付けるに際して前記軸部(23a)を前記軸受け用凹部(31a)に挿入するための取付け用孔部(38)が設けられている、構成1から3のいずれかに記載の電子機器。
[構成5]
発光部(12)が、外部に向けて露出するように前記筐体(2)に設けられ、
前記カバー(30)が、閉状態において前記発光部(12)を含む部分の前記筐体(2)を覆うとともに、開状態において前記発光部(12)を含む部分の前記筐体(2)を露出させるように構成され、
前記カバー(30)が、透光性の部材からなる、構成1から4のいずれかに記載の電子機器。
[構成6]
前記筐体(2)に、前記軸部(23a)が一対設けられ、
前記カバー(30)に、前記軸受け部(31)が一対設けられている、構成1から5のいずれかに記載の電子機器。
<F.その他>
上述した実施の形態においては、筐体からカバーが脱落することを防止する脱落防止機構として、抜け止め機構に加えて付加抜け止め機構を設けた場合を例示して説明を行なったが、カバーを閉状態における位置から90°を超えて回動させる必要がない場合には、付加抜け止め機構を設ける必要はない。この場合においても、筐体からカバーが脱落してしまうことを防止しつつ、ヒンジ機構の小型化、ひいてはカバーの薄型化が可能になる。
また、上述した実施の形態においては、第2係止部および第2被係止部からなる第2ロック機構によってカバーの回動範囲が規制されるように構成した場合を例示して説明を行なったが、第2係止部および第2被係止部が係合した状態において、補助軸部が補助抜け止め部に当接するように構成することにより、第2係止部に加えてこれら補助軸部および補助抜け止め部によってカバーの回動範囲が規制されるように構成してもよい。このように構成した場合には、補助軸部および補助抜け止め部がストッパ機構として機能することになるため、より確実にカバーの回動範囲を規制することができる。
また、上述した実施の形態においては、カバーを透光性の部材にて構成することによって当該カバーに表示部を設けた場合を例示して説明を行なったが、カバーに表示部を設ける必要がない場合には、カバーを透光性の部材にて構成する必要はない。加えて、カバーに表示部を設ける場合であっても、カバーを透光性の部材にて構成する必要は必ずしもなく、たとえばカバーを遮光性の部材にて構成するとともにこれに投光窓を設けることにより、カバーに表示部を設けることもできる。
また、上述した実施の形態においては、筐体の前面にカバーが設けられてなる場合を例示して説明を行なったが、カバーが設けられる位置は何ら限定されるものではなく、その位置は任意に設定することができる。
さらには、上述した実施の形態においては、本開示をPLCのリモートターミナル装置の通信ユニットに適用した場合を例示して説明を行なったが、本開示の適用対象はこれに限定されるものではなく、各種の電子機器にその適用ができる。
このように、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 通信ユニット、2 筐体、3 表示部、10 本体ケーシング、11 設置用凹部、12 発光部、13a 第1操作部、13b 第2操作部、14 メディア挿入部、20 フロントパネル、21 端子接続部、22 表示操作部、22a 主面、22b 対向壁部、23 取付け部、23a 軸部、24 補助軸部、25 第2係止部、26 第1係止部、30 フロントカバー、30a おもて面、30b うら面、30c 投光部、30d 化粧部、31 軸受け部、31a 軸受け用凹部、31b 抜け止め部、32 補助抜け止め部、33 第2被係止部、34 第1被係止部、38 取付け用孔部、O 回動軸。

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体に回動可能に組付けられたカバーとを備え、
    前記カバーは、閉状態において前記筐体側に配置されるうら面と、当該カバーの厚み方向において前記うら面とは反対側に位置するおもて面とを含み、
    前記筐体は、前記カバーの回動軸を規定する軸部を含み、
    前記回動軸は、前記カバーの厚み方向と直交する方向に沿って延びるように配置され、
    前記カバーは、前記軸部を軸支する軸受け部を含み、
    前記軸受け部は、前記軸部を受け入れるとともに前記おもて面において外部に向けて開放してなる軸受け用凹部を有し、
    前記筐体から前記カバーが脱落することを防止する脱落防止機構が、前記軸部と、前記筐体の壁部のうちの前記軸部に対向する部分である対向壁部と、前記軸受け用凹部を規定する部分の前記軸受け部のうちの前記軸部および前記対向壁部によって挟まれることとなる部分である抜け止め部と、からなる抜け止め機構により、少なくとも構成されている、電子機器。
  2. 前記脱落防止機構が、前記カバーが回動することで前記軸部と前記対向壁部との間から前記抜け止め部が抜け出した状態において前記カバーが脱落することを防止する付加抜け止め機構をさらに有している、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記付加抜け止め機構が、前記軸部および前記抜け止め部に加え、前記筐体に設けられた補助軸部と、前記カバーに設けられた補助抜け止め部とによって構成され、
    前記カバーの厚み方向において前記軸部および前記補助軸部が前記抜け止め部および前記補助抜け止め部によって挟まれることとなるように、前記補助軸部から見た場合の前記補助抜け止め部の配置方向が、前記軸部から見た場合の前記抜け止め部の配置方向とは逆方向とされている、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記回動軸が延びる方向において前記抜け止め部に隣り合う部分の前記カバーの壁面に、前記カバーを前記筐体に組付けるに際して前記軸部を前記軸受け用凹部に挿入するための取付け用孔部が設けられている、請求項1から3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 発光部が、外部に向けて露出するように前記筐体に設けられ、
    前記カバーが、前記閉状態において前記発光部を含む部分の前記筐体を覆うとともに、開状態において前記発光部を含む部分の前記筐体を露出させるように構成され、
    前記カバーが、透光性の部材からなる、請求項1から4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記筐体に、前記軸部が一対設けられ、
    前記カバーに、前記軸受け部が一対設けられている、請求項1から5のいずれかに記載の電子機器。
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