JP4458277B2 - プログラマブル・コントローラのリモートターミナル装置 - Google Patents

プログラマブル・コントローラのリモートターミナル装置 Download PDF

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Description

本発明は、プログラマブル・コントローラ(以下、「PLC」と言う)のリモートターミナル装置に係り、特に、I/Oユニットを任意に増設可能なビルディングブロック型のリモートターミナル装置に関するものである。
フィールドバスを介してPLC装置と接続されるリモートターミナル装置、中でも一台の通信ユニットと、それぞれシリアルバスを介して通信ユニットと交信可能な1台若しくは2台以上のI/Oユニット等を備え、I/Oユニットを任意に増設可能なビルディングブロック型のリモートターミナル装置は従来より知られている。
この種のビルディングブロック型のリモートターミナル装置としては、バックプレーン付きタイプとバックプレーン無しタイプとが知られている。バックプレーン付きタイプのものにあっては、バックプレーン上に敷設された導体パターンに対して、それぞれコネクタを介して、I/Oユニットを装着するものであり、いずれのI/Oユニットが故障又は離脱された場合にも、シリアルバスラインは分断されることなく通信を継続できる利点がある。反面、このバックプレーン付きタイプのものにあっては、I/Oユニットの接続台数の移管を問わず、バックプレーン上には最大接続台数に相当する長さのシリアルバスパターンが必要であるため、省スペース化の妨げとなるという欠点がある。
これに対して、バックプレーン無しタイプのものにあっては、各I/Oユニットのハウジングの外部に、シリアルバスラインの一部となる導体パターンを内蔵させるとともに、その部分バスラインの両端をハウジングの左右側面から導出させるもので、相隣接して複数台のI/Oユニットを連装することによって、初めて一連のシリアルバスが構成されるものである。このバックプレーン無しタイプのものにあっては、I/Oユニットの接続台数に応じてシリアルバスラインの長さが設定されるため、無駄なスペースが生じない利点がある。その反面、一連のI/Oユニットの中のいずれかが故障して取り外された状態では、シリアルバスが分断されてしまい、通信を継続できない欠点がある。
そこで、I/Oユニットの全体を、シリアルバスライン部分を含むベースブロックと、回路基板並びに入出力端子台を含む端子台付き回路ブロックとに二分割構成したものを従来より知られている。このような二分割構成のI/Oユニットによれば、回路基板に故障が生じても、端子台付き回路ブロックだけを取り外すことによって、シリアルバスを分断させないで済むという利点がある。もっとも、この場合にあっても、端子台付き回路ブロックを交換するためには、端子台に結線された配線をやり直さねばならず作業が面倒である欠点がある。
そこで、昨今、端子台付き回路ブロックそのものについても、通信制御回路や入出力制御回路を含む、本体ブロックと端子台を含む端子ブロックとに二分割することによって、全体を三分割構成としたI/Oユニットも提案されている。(例えば、非特許文献1参照)
このような三分割構成のI/Oユニットによれば、端子台ブロックと本体ブロックとの結合を解除し、さらに、本体ブロックと端子台ブロックとの結合を解除することによって、端子台配線の結線状態はそのまま残しつつ、本体ブロックのみを簡単に交換できる利点がある。
B&R社製の「X20 System」を商品説明するURL: http://www.br-automation.com/cps/rde/xchg/SID-0A2B820A-4D98584C/br-automation_com/hs.xsl/cookies_allowed.htm?caller=556_5358_ENG_HTML.htm
しかしながら、このような従来の三分割構成のI/Oユニットにあっても、本体ブロックの交換に際しては、隣接する複数台のI/Oユニットを同時に交換するような場合、本体ブロックと端子台ブロックとを取り違えて接続しまうという問題点が指摘されている。また、ケーブルと端子台コネクタとの結線を行う際に、端子台の各端子に対応付けられた接続対象のケーブルの芯線を正しく結線すべきところ、端子とケーブルとの関係を取り違えて、間違った結線をしてしまうと言ったミスが生じやすいという問題点が指摘されている。
一般的に、設備システムの配線図では、接続対象のケーブルの芯線にのそれぞれに、一義的に認識できるように「線番」を付与する。そして比較的大型なビス止め端子台などにおいては、端子台の各端子毎に任意に記入可能なラベルを付すことにより、各端子台と線番との関係をわかりやすくする試みがなされている。しかし、この種のリモートターミナル装置のI/Oユニットは、薄型化ないし小型化が極度に進んでいるため、端子台上の個々の端子(特に、ビス止め端子でなくて芯線を差し込んで挟み込むタイプのものに顕著)の表面にはほとんどラベル用スペースが存在しないため、一般のビス止め端子台のようなラベル手法を採用することができない。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、この種の小型化ないし薄型化が進んだリモートターミナル装置の三分割構成のI/Oユニットにおいて、端子情報インデックスを正しく認識することができる。
この発明のさらに他の目的ならびに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解される筈である。
この発明のPLCのリモートターミナル装置は、上記の問題点を解決するために、次のような構成を採用したものである。
すなわち、この発明のPLCのリモートターミナル装置は、フィールドバスを介してPLC装置と接続されるものであって、1台の通信ユニットと、それぞれシリアルバスラインを介して通信ユニットと交信可能な1台若しくは2台以上のI/Oユニットを有するともに、各I/Oユニットのそれぞれは、シリアルバスラインの一部を内蔵するベースブロックと、通信制御回路ならびにI/O制御回路を構成する回路基板を内蔵する本体ブロックと、外部入出力用の端子台を含む端子台ブロックとに三分割構成されており、さらに各端子台ブロックのそれぞれには、収納状態と展開状態とを選択的に取り得る端子情報インデックスが付加されている、ことを特徴するものである。
このような構成によれば、各端子台ブロックのそれぞれには、収納状態と展開状態とを選択的に省スペース型の端子情報インデックスが付加されているため、常時はこれを収納状態として省スペース化を計るとともに、必要時に限りこれを展開状態とすることによって、作業者による配線ミスやコネクタの接続ミスを確実に防止できるものである。
なお、「収納状態と展開状態」とについては、様々な構成を任意に採用することができる。例えば、端子台ブロックを構成する左右の両側面あるいは上面と底面のそれぞれに沿うようにして、所定形状の端子台情報インデックスを引出可能に挿入するようにしても良い。
本発明の好ましい実施の形態においては、端子情報インデックスにI/Oユニットの各端子に対応する線番を記入可能としてもよい。また、I/Oユニットを一義に特定可能なユニット番号情報を記入可能としてもよい。そうすることで、端子情報インデックスを目視確認すれば、I/Oユニットの各端子の線番を認識することができる。また、I/Oユニットを一義に特定可能なユニット番号情報を認識することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、端子情報インデックスがプレート状に形成されるとともに、各端子台ブロックの側面に沿って引出自在にガイド指示され、複数の端子台ブロックが連装されたときには、隣接端子台ブロック間の隙間に収容可能とされる。このような構成によれば、常時は隣接端子台ブロックの隙間に収納させておき、必要なときに限り、これを引き出して参照することにより、省スペース化を計りつつも、配線ミスやコネクタの結合ミスを未然に防止できる。
本発明の好ましい他の実施の形態においては、端子情報インデックスが引出状態から後部ヒンジ軸を支点として展開させて、端子情報表示面を正面に向けることが可能とされている。このような構成によれば、単に引出状態にあっては横から覗き込まないと端子情報表示面は見えないが、これを後部ヒンジ軸を支点として展開させることにより、端子情報表示面が正面に向くことによって、実際の端子台上の端子位置と端子情報表示面とを照らし合わせることが容易となり、配線ミスやコネクタの結合ミスを一層確実に防止できる。
この発明のさらに他の好ましい実施の形態においては、端子情報インデックスが、端子情報が表示されるラベル紙と、このラベル紙を裏当てするプレートとから構成されている。このような構成によれば、ラベル紙を任意に交換することによって、何度でも再利用が可能となるとともに、ラベル紙の表裏に別の情報を記載しておき、これを反転させることによって、参照可能な情報量を2倍とすることができる。
この発明の好ましいさらに他の実施の形態においては、ラベル紙には、各端子に対応する線番を記入可能な空欄が設けられている。このような構成によれば、ラベル紙の表面には各端子に対応する線番が記入可能であるから、この空欄に実際の配線図上の線番を記入することにより、配線作業を一層誤り無く行わせることが可能となる。
以上より明らかなように、本発明のプログラマブル・コントローラのリモートターミナル装置によれば、この種の小型化ないし薄型化が進んだリモートターミナル装置の三分割構成のI/Oユニットにおいて、端子台とケーブル配線との配線誤りや端子台ブロックと本体ブロックとの接続誤りを確実に防止することができる。
以下に、この発明に係るリモートターミナル装置の好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明が適応されるPLCシステム全体の構成図が図1に示されている。同図において、1はPCL、2はリモートターミナル装置(本機)、3はリモートターミナル装置(同接機)、4は各種の設定、モニタ、操作などに称されるパソコンである。PLC1とリモートターミナル装置(本機)2とはフィールドバス5を介して結ばれており、また、リモートターミナル装置(本機)2とリモートターミナル装置(増設機)3とは増設用ケーブル6で結ばれている。
図1及び図2に示されるように、リモートターミナル装置(本機)2は一台の通信ユニット21と、複数台のI/Oユニット22と、増設用コネクタ付きのENDユニット23とを含んでいる。それらのユニットは、それらの背後に位置するDINレール7に装着される。リモートターミナル装置(増設機)3は、一台の通信ユニット31と、複数台のI/Oユニット32と、増設用コネクタを持たないENDユニット33とを含んでいる。それらのユニットについても、その背後に位置するDINレール7に装着される。そして各I/Oユニットの端子台にはI/O機器(IN機器としてセンサやスイッチ、OUT機器としてアクチュエータ等。図示せず)が接続されている。
リモートターミナル装置(本機)2において、通信ユニット21は、フィールドバス5を介してPLC1と交信すると共に、図示しない内部シリアルバスライン及び単方向通信ラインを介して、一連のI/Oユニット22,22・・・のそれぞれとも交信する。これにより、PLC1から送られてくるOUTデータは、リモートターミナル装置(本機)2またはリモートターミナル装置(増設機)3の端子台から、端子に接続された外部のOUT機器へと送出される。同時に、リモートターミナル装置(本機)2の端子台またはリモートターミナル装置(増設機)3の端子台に接続されたIN機器から取り込まれた入力データは、PLC1へと送り出される。
後に詳細に説明するように、リモートターミナル装置(本機)2及びリモートターミナル装置(増設機)3のそれぞれにおけるユニット接続構造としては、いわゆるバックプレーンレスタイプのものが採用されている。
そのため、一連のI/Oユニット22または32のそれぞれのハウジングの中には、バスラインの一部を構成する部分バス導体が内蔵されている。この部分バス導体の両端は、ハウジングの左右側面に設けられた接触子列へと導出されている。したがって,I/Oユニット22または32を互いに隣接して連装すると、それらの接触子列同士が電気的に接続されて、一連のシリアルバスライン並びに単方向シリアル通信ラインが完成する。
通信ユニットの外観を示す斜視図が図3に示されている。同図(a)に示されるように、通信ユニット(本機)はL字形状のハウジングを有する。このハウジングのL字の内側に相当する部分には、PLC1へ通ずるフィールドバスと接続するためのコネクタ21aが設けられる。また、I/Oユニット22の左側面と接する面には、先に述べたシリアルバスラインを構成する接触列21bと単方向シリアル通信ラインを構成する接触子列21cが設けられる。
同様に、同図(b)に示されるように、通信ユニット(増設機)31についてもL字形状のハウジングを有する。このハウジングのL字の内側に相当する部分には、増設用ケーブル6を接続するためのコネクタ31aが設けられる。また、I/Oユニット32の左側面と接する面には、シリアルバスラインを構成する接触子列31bと電源供給するための電源ラインを構成する接触子列31cが設けられる。
I/Oユニットの斜視図(斜右上方向視)が図4にまた、(同斜左上上方視)が図5にそれぞれ示されている。なお、図4(a)及び図5(a)は結合状態を示し、図4(b)及び図5(b)は分離状態を示す。
それらの図から明らかなように、リモートターミナル装置(本機)2のI/Oユニット22は、ベースブロック221と本体ブロック222と端子台ブロック223との3分割構成とされている。図6を合わせて参照して明らかなように、ベースブロック221の内部には、シリアルバスラインを分割してなる部分バスのそれぞれが内蔵されると共に、それら部分バスの各端部は、上流側接触子列221aと下流側接触子列221a’に導出されている。同様にして、ベースブロック221の内部には、単方向シリアル通信ラインを分割してなる部分ラインがそれぞれ内蔵されており、その各端部は、上流側接触子列221bと下流側接触子列221b’とに導出されている。そのため、通信ユニット21の右側面に、I/Oユニット22の左側面が対応し、且つ複数のI/Oユニット22が互いに平行に隣接するようにして、その最終段にENDユニット23を装着すると、接触子列同士が結合して、シリアルバスライン及び単方向シリアル通信ラインが完成する。
尚、この発明ではあまり関係ないため説明しないが、単方向シリアル通信ラインは、バケツリレー的にユニットアドレスデータを伝送するために使用され、各I/Oユニット22内で所定アドレスだけインクリメント処理を繰り返すことにより、ユニットアドレスの自動割付機能が実現される。
本体ブロック222内には、図6に示されるように、通信制御回路やI/O制御回路を含む本体回路222aと、ユニットアドレスの自動割付やバケツリレー処理を主として負担する内部回路222bと、端子台ブロックとの間を絶遠分離するフォトカプラ222cと、動作表示灯として機能する発光ダイオード222dとを含む回路基板が内蔵されている。
端子台ブロック223には端子台が含まれている。この端子台は、後に詳細に説明するが、省スペース化をはかるために、差し込まれた電線を内蔵されたクランプ機構で挟み込んで固定するタイプ(以下、挟み込み型)の端子台が採用されている。そのため、端子台上の表面の占有面積は極めて少なく、端子台の各電線差し込み穴の付近にラベルを貼付したり端子情報を記載することは殆ど不可能とされている。
この端子台ブロック223の側面には、後に詳細に説明するように、端子情報インデックス224が装着されている。この端子情報インデックスはプレート上に形成されており、前後方向に引き出し可能であるとともに、引き出し状態において後部軸を始点として(垂直な軸を始点として)回動させ、その情報表示面を前面側へ向けることが可能とされている。
ENDユニットの外観を示す斜視図が図7に示されている。同図(a)に示されるように、ENDユニット(本機)23は、扁平な直方体形状のハウジングを有し、このハウジングの左側面には、I/Oユニット22の右側面に配列された接触子列221a’及び221b’と整合させて、接触子列23a及び23bが配列されている。接触子列23aは内部において終端抵抗を介して反射防止処理をされているとともに、接触子列23bはその内部でGNDに設置されている。一方、各I/Oユニット22内において、接触子列221b’は抵抗を介して電源にプルアップされている。加えて、この接触子列221b’の電位はEND機判定処理に利用されている。そのため、連装されたI/Oユニット列の末端にENDユニット23を装着すると、接触子列221b’の電位が“H”レベルにプルダウンされ、それに基づいてI/Oユニット22は自分がEND機であることを認識することができる。なお、同図(a)において、22cは増設用のコネクタである。
同図(b)に示されるように、ENDユニット(増設機)33の外観構成並びに内部構成については、先に説明したENDユニット(本機)のそれと同様であるから説明は省略する。尚、図から明らかなように、ENDユニット(増設機)33については、増設用ケーブルのためのコネクタは設けられていない。
次に、端子台ブロック並びに本発明の用具である端子情報インデックスの構成について詳細に説明する。
インデックス付端子台ブロックの表面図が図8に、同斜視図が図9にそれぞれ示されている。それらの図から明らかなように、インデックス224は、端子台ブロック223の右側面に装着される。そして、図8(a)と図8(b)との比較から明らかなように、収納状態においては、端子台ブロック223の右側面と平行な状態となって、隣接する図示しない端子台ブロックとの隙間に収納される。これに対して、後述する展開状態においては、図8(b)に示されるように、引き出された後、後部ヒンジ軸を始点として回動させ、端子台ブロックの前面と並べて参照可能な状態になる。尚、224bはラベル紙である。このラベル紙224b上には、後に詳細に説明するように、様々な端子情報が表示される。
インデックス単体の外観図が図10にまた斜視図(ラベル紙挿入状態)が図11にそれぞれ示されている。それらの図から明らかなように、端子情報インデックス224は、各種の端子情報が表示される短冊状ラベル紙224bと、この短冊状ラベル紙224bの部材となるインデックスプレート224aとを含んで構成される。インデックスプレート224aはプラスチック製の薄板片であり、その表面側には、短冊状ラベル紙224bの輪郭に対応する窪みないし凹部224cが形成される。この凹部224cの内周円部からは4カ所の突起224kが頭出形成されるとともに、凹部224cの上部には約半円形状の指貫用穴部224dが設けられている。そのため、ラベル紙224bは、図11に示されるように、凹部224c内に填め込まれ、突起224kによって固定される。また、指貫用穴部224dに背後から指を挿入する事で、図11に点線で示されるようにラベル紙224bの上部を前方へ傾け、抜き取りを容易とする工夫がなされている。
インデックスプレート224aの右測縁部には、上部摘み224e、下部摘み224f、中段摘み224gからなる三個の摘みが設けられている。そのうち、中段摘み224gの内部には凹部224hが設けられ、この凹部224hにドライバの先端などを引っ掛けることが可能となされている。
一方、インデックスプレート224aの上部及び下部のそれぞれには、切り込み溝224l,224lを介して形成した弾性片224i,224iが設けられ、その先端にはそれぞれ上方並びに下方へ頭出するヒンジ突部224j,224jが設けられている。これらの弾性片及び224i及びヒンジ突部224jは、インデックス支持機構の一部を構成する。
次に、収納状態から展開状態に至る間のインデックス指示機構の作用を説明する端子台ブロックの上面図が図12に、収納状態から引出状態に至る間のインデックス指示機構の作用を説明する端子台ブロックの側面図が図13に、それぞれ示されている。
それらの図から明らかのように、端子台ブロック223の右側面の上部及び下部には、前後方向に水平へ延びるガイドレール223が設けられ、その内側に位置するガイド溝223dが、先ほど説明したインデックス側のヒンジ突部224jと係合する。このガイド溝223dの内面の2箇所には、突部223eと223fとが形成されている。奥に位置する突部223eは、インデックスプレート224aを後方へ押し込んだ時に、弾性片224iが撓んで、ヒンジ突部224jが突部223eを乗り越えることによって、インデックスプレート224aの抜け止め作用がなされる(図12(a)及び図13(b)参照)。
また、ヒンジプレート224aを前方に引き出した時、ヒンジ突部224jがガイド溝223dの前端突部223fにあて止めされることにより、それ以上前方への引き出しが規制される(図12(b)及び図13(a)参照)。
また、インデックスプレート224aを前方へ限界まで引き出した状態において、平面図で反時計回りに力を加えると、インデックスプレート224aはヒンジ軸224jを支点として回動し、その結果インデックスプレート224aにはめ込まれたラベル紙224bが正面を向いて、端子台ブロック223の前面とラベル紙224b表面とが左右に並んだ状態となる(図12(c)及び図8(b)参照)。
次に、インデックスの使用方法を説明するための端子台ブロックの斜視図が図14及び図15に示されている。
同図に示されるように、先の説明で十分に理解されたと思うが、まず、図14(a)及び図15(a)に示されるように、摘み224e,224f,224jのいずれかを摘んでインデックスプレート224aを前方へ引き出す。次に、図14(b)及び図15(b)に示されるように、これを平面図において反時計回りに回転させることで、ラベル紙224bを正面に向ける。これにより、ラベル紙224bの記載事項を、実際の端子配列と比較しながら理解することが出来る。次に、ラベル紙224b表裏反転させたり、或いは取り替えるためには、図14(c)及び図15(c)に示されるように、ラベル紙224bを情報へと引き抜く。しかるのち表裏反転或いは別のラベル紙と交換して再度、インデックスプレート224aに装着する。
以上の操作から明らかのように、インデックスプレートの収納状態においては、インデックスプレート224aは相隣接する端子台ブロック間の隙間に挿入されるから、端子台列の幅をいたずらに増大させることもない。他方、ラベル紙224b記載事項を確認する際には、これを前方に引き出して、反時計回りに回動する。その際、ガイドレール223c前端部は、端子台ブロック223の正面より前方に突き出ているため、回動角度は90度を確保することが出来、隣接する端子台ブロックに邪魔されることなくインデックスプレート224aを全回させることが出来る。加えて、摘み部224e〜224gについても、端子台ブロック223の前面よりも更に前方へ突出しているため、容易につまむことができ、或いはドライバの先端をひっかけて簡単に引き出すことができ、操作性も良好である。この様に、本発明の端子情報インデックスによれば、省スペースならびに操作性の両方を確保することができる。
次に、INユニット用ラベルの記載フォーム例を示す説明図が図16に、OUTユニット用ラベルの記載フォーム例を示す説明図が図17に、他のユニット上ラベルの記載フォーム例を示す説明図が図18にそれぞれ示されている。
I/Oユニットは、3つの端子を利用して1系統の機器を接続するようになっていて、4系統の機器が接続できるようになっている。よって端子台は4系統ぶんの12個の端子を有している。ラベル紙には、その12個の端子の配置に対応付けられた端子情報記載欄が設けれている。図16(a)に示されるように、記載欄は13個ある。INユニット用ラベル(その1)にあっては、その表面には、1系統の入力信号系のそれぞれに対応する3個の端子情報記載欄401,402,403が設けられ、これらの端子情報記載欄401,402,403には配線図上の対応する線番または配線番号を記載可能となされている。そして3個の端子情報記載欄401,402,403が4系統ぶんあって、全体で12個の記載欄がある。また、最上部には当該端子台ブロックに割り当てられたユニット番号記載欄404が設けられる。そのため、何らかの理由で端子台ブロックから配線を取り外してしまったような場合には、このラベル表面の端子情報記載欄への記載事項、つまり線番または配線番号などの端子情報の表示と、各ケーブル電線に対応付けられた線番または配線番号とを照合することで、正しい配線に間違えなく戻すことができる。
また、端子台ブロックと本体ブロックとを離脱させた場合にも、ラベル表面の上部にはユニット番号記載欄404が存在するので、このユニット番号表示欄404に対応するユニット番号を記載しておくことによって、端子台ブロックと本体ブロックとを取り違えることなく確実に結合することができる。ユニット番号については、例えば図1の例だと、そのI/Oユニット22が通信ユニット21を基準に右から何台目に設置されたかを示す番号であってもよい。図1の例だとI/Oユニット22は8台連装されているので、右のI/Oユニットから順に「1」から「8」の番号を付与し、ラベル表面のユニット番号記載欄404にその番号を記載しておけばよい。また、図1の例でいうと、増設用通信ユニット31に連装する6台のI/Oユニット32には、右から順に「増1」から「増6」と記載すればよい。
一方、ラベルの裏面には、各入力信号系に対応して、結線例表示欄405が設けられている。そのため、この結線例表示欄の記載を頼りとして、誤りなく入力信号電線の配線を行うことができる。
同様にして、OUTユニット用ラベルの表面にも、1系統の出力信号系に対応する3個の端子情報を記載欄401,402,403が4組ぶん設けられるとともに、ラベルの最上部にはユニット番号記載欄404が設けられている。そのため、OUTユニットについても、端子台ブロックから配線を取り外してしまったような場合に、この端子情報記載欄の記載を便りとして、正しい配線に間違いなく戻すことができる。加えて、ユニット番号記載欄404の記載を頼りとして、端子台ブロックと本体ブロックとの結合も誤りなく行うことができる。なお、ラベルの裏面については、接続されるべき出力負荷Lと端子機能との関係が配線例として示されているため、この記載を頼りとして、誤りなく配線を行うことができる。同様に、I/Oユニットがリレー内蔵ユニットである場合には、図18(a)に示されたラベル紙を用いて、その表面ならびに裏面には、同様な記載スペースが存在するから、これらの記載事項を頼りとして、配線のやり直しやコネクタの結合し直しを誤りなく行うことができる。さらに、I/Oユニットに接続されたI/O機器への電源を、ベースブロック221を介して供給するためのI/O電源供給ユニットである場合には、図18(b)に示されたラベル紙を用いる。その表面ならびに裏面には、同様な記載スペースが存在するから、これらの記載事項を頼りとして、配線のやり直しやコネクタの結合し直しを誤りなく行うことができる。
なお、各ラベルには表面と裏面にそれぞれ別な情報が記載されているから末端ユーザに配線変えを任せたくないような場合には、単に裏面だけの記載を表面にしてラベル紙を装着すればよいし、逆に配線作業を行う場合には、ラベル紙を表裏反転して、表面の記載を表面に出すようにすれば、その都度適切な端子情報を積極的に表示させることができる。
以上説明したように、この実施形態の端子情報インデックスを備えた端子台ブロックによれば、収納状態と展開状態とを選択的にとりうる省スペース型の端子情報インデックスが付加されているため、これを利用することによって、端子台ブロックと本体ブロックとの結合離脱、或いは、端子台ブロックと電線との接合離脱を誤りなく行うことができるとともに、この様に有能な機能を発揮させつつも、端子情報インデックスのために、専用のスペースを確保することが不要であり、省スペース化と操作性とを共に満足させることができる。
なお、収納状態と展開状態とを選択的に取りうるための構成としては、図示実施形態には限定されない。例えば、端子台ブロックの左右側面ではなくて、上面或いは底面に沿うようにして短冊状プレートを出没自在に構成し、これを水平なヒンジ軸を支点として、上方または下方へと跳ね上げたり、垂れ下がったりしても、表示面を端子台ブロックの正面と並べて参照できることはもちろんである。また、端子情報インデックスとしては、インデックスプレートとラベル紙との組み合わせ構造を採用せずとも、例えば文字の書き込みや可能な或いは消去のできるプラスチック製のプレートを出没自在または回動自在に設け、このプラスチック製プレートに直接文字を書き込むようにしても良いであろう。
以上述べたように、本発明のプログラマブル・コントローラのリモートターミナル装置によれば、この種の小型化ないし薄型化が進んだリモートターミナル装置の三分割構成のI/Oユニットにおいて、端子情報インデックスを正しく認識することができる。ひいては、端子台とケーブル配線との配線誤りや端子台ブロックと本体ブロックとの接続誤りを確実に防止することが可能である。
本発明が適用されるPLCシステムの全体の構成図である。 リモートターミナル装置(本機,増設機)の構成図である。 通信ユニットの外観を示す斜視図である。 I/Oユニットの斜視図(斜め右上方向視)である。 I/Oユニットの斜視図(斜め左上方向視)である。 I/Oユニット内部の電気的構成を示す回路図である。 エンドユニットの外観を示す斜視図である。 インデックス付端子台ブロックの正面図である。 インデックス付端子台ブロックの斜視図である。 インデックス単体の外観部である。 インデックスの斜視図(ラベル紙挿入状態)である。 収納状態から展開状態に至る間のインデックス指示機構の作用を説明する端子台ブロックの上面図である。 収納状態から引出状態に至る間のインデックス指示機構の作用を説明する端子台ブロックの側面図である。 インデックスの使用方法を説明するための端子台ブロックの斜視図(斜め左上方向視)である。 インデックス使用方法を説明するための端子台ブロックの斜視図(斜め右方向視)である。 INユニット用ラベルの記載フォーム例を示す説明図である。 OUTユニット用ラベルの記載フォーム例を示す説明図である。 他のユニット用ラベルの記載フォーム例を示す説明図である。
符号の説明
1 PLC
2 リモートターミナル装置(本機)
3 リモートターミナル装置(増設機)
4 パソコン
5 フィールドバス
6 増設用ケーブル
7 DINレール
21 通信ユニット
22 I/Oユニット
23 エンドユニット
31 通信ユニット
32 I/Oユニット
33 エンドユニット
21a コネクタ
21b,21c, 接触子列
31a コネクタ
31b,31c 接触子列
221 ベースブロック
222 本体ブロック
223 端子台ブロック
224 端子情報インデックス
221a,221b 上流側接触子列
221a’,221b’ 下流側接触子列
222a 本体回路
222b 内部回路
222c フォトカプラ
222d 発光ダイオード
22a,22b 接触子列
223a バネ圧調整用の穴
223b 電線挿入用の穴
224a インデックスプレート
224b ラベル紙
224c 凹部
224d 指抜き用穴
224e 上部摘み
224f 下部摘み
224g 中断摘み
224h 凹部
224i 弾性片
224j ヒンジ突部
224k 突起
224l 切込み溝
223c ガイドレール
223d ガイド溝
223e 突部
223f 突部
401,402,403 端子情報記載欄
404 ユニット情報記載欄

Claims (2)

  1. フィールドバスを介してプログラマブル・コントローラ装置と接続されるリモートターミナル装置であって、
    1台の通信ユニットと、それぞれシリアルバスラインを介して通信ユニットと交信可能な1台もしくは2台以上のI/Oユニットとを有すると共に、
    各I/Oユニットのそれぞれは、シリアルバスラインの一部を内蔵するベースブロックと、通信制御回路並びにI/O制御回路を構成する回路基板を内蔵する本体ブロックと、外部入出力用の端子台を含む端子台ブロックとに分離可能とされており、さらに
    各端子台ブロックのそれぞれには、収納状態と展開状態とを選択的に採り得る端子情報インデックスが付加されており
    端子情報インデックスがプレート状に形成されると共に、各端子台ブロックの側面に沿って引出自在にガイド支持され、複数の端子台ブロックが連装されたときには、隣接端子台ブロック間の隙間に収納可能であり、引出状態から後部ヒンジ軸を支点として展開させて、端子情報表示面を正面に向けることが可能とされている、
    ことを特徴とするプログラマブル・コントローラのリモートターミナル装置。
  2. 端子情報インデックスが、端子情報が表示されるラベル紙と、このラベル紙を裏当てするプレートとから構成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載のプログラマブル・コントローラのリモートターミナル装置。
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