JP6872242B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関する。
既に取得された当否判定情報の存在を示す保留画像は、対応する当否判定結果の報知が完了する順(いわゆる「消化順」)に並ぶように表示されるのが一般的である(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2016−328号公報
本発明が解決しようとする課題は、保留画像を用いて遊技の趣向性の低下を抑制することが可能な遊技機を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、所定の領域への遊技球の進入を契機として取得される当否判定情報を、所定数を限度として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される当否判定情報の存在を示す保留画像を表示する表示手段と、当否判定結果の報知が完了する順である消化順に応じた表示位置に前記保留画像が表示されるよう制御する表示制御手段と、を備え、所定条件の成立を契機として、前記消化順と前記表示位置の関係が変化することを特徴とする。
前記消化順と前記表示位置の関係を定める前記保留画像の表示様式として、前記消化順が早いものから順に前記表示位置が所定方向に向かって並ぶ第一表示様式と、前記消化順が早いものから順に前記表示位置が前記所定方向とは反対方向に向かって並ぶ第二表示様式と、が設定され、前記所定条件の成立を契機として、前記第一表示様式から前記第二表示様式への変化が発生するとよい。
遊技球が進入することを契機として第一当否判定情報が取得される第一始動領域と、遊技球が進入することを契機として前記第一当否判定情報とは異なる情報である第二当否判定情報が取得される第二始動領域を備え、前記所定の領域は、前記第一始動領域であるとよい。
前記所定条件は、当否判定結果が当たりとなることを目指して遊技する遊技状態中に成立しうる条件であるとよい。
所定条件の成立時に、前記表示手段に表示される背景画像の基本的態様が変化するとよい。
所定条件成立時に、前記保留画像の基本的態様が変化するとよい。
本発明にかかる遊技機によれば、保留画像を用いて遊技の趣向性の低下を抑制することが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 第一表示様式および第二表示様式について、表示領域と各表示位置の関係を示した図である。 背景変化演出を契機として表示様式の変化が発生することを示した図である。 第二具体例を説明するための図である。 第三具体例を説明するための図である。 第四具体例を説明するための図である。 第五具体例を説明するための図である。 第六具体例を説明するための図である。 第七具体例を説明するための図である。 第八具体例を説明するための図である。 第九具体例を説明するための図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口907などが設けられている。各種演出を実行する表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する。本実施形態では、始動入賞口904として第一始動入賞口904a(本発明における第一始動領域に相当する)と第二始動入賞口904b(本発明における第二始動領域に相当する)が設けられている。かかる始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(以下、当否判定情報と称することもある。第一始動入賞口904aへの遊技球の入賞を契機として取得されるもの(いわゆる特図1の当否判定情報)を第一当否判定情報と、第二始動入賞口904bへの遊技球の入賞を契機として取得される当否判定情報(いわゆる特図2の当否判定情報)を第二当否判定情報と称することもある)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、公知の遊技機と同様に、大当たりとなる場合には、識別図柄80(図3等参照)が所定の組み合わせ(例えば同じ図柄の三つ揃い)となることによって報知され、それ以外の組み合わせが表示された場合にははずれとなる。なお、本実施形態における第一始動入賞口904aおよび第二始動入賞口904bは、入賞した遊技球が内部に取り込まれるものであるが、そのまま遊技球が遊技領域を通過する「ゲート」のような態様であってもよい。また、第一始動入賞口904aや第二始動入賞口904bに遊技球が入賞することによって払い出される遊技球の数(いわゆる賞球数)は適宜増減可能である(賞球数=0であってもよい)。
本実施形態では、上記当否判定のための数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(識別図柄80の変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている(当否判定結果を報知する報知演出が実行されている)際には、当該ある数値に基づく当否判定結果の報知が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定結果の報知(識別図柄80の変動)が開始されていない数値(当該数値のそれぞれに対応するものが「保留(情報)」である。保留(情報)は当否判定情報の下位概念であるといえる)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、第一当否判定情報および第二当否判定情報のそれぞれについて四つである。なお、本実施形態では、当否判定結果の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
なお、本実施形態では、第一当否判定情報の存在を示す保留情報(以下、第一保留情報と称することもある)と、第二当否判定情報の存在を示す保留情報(以下、第二保留情報と称することもある)の両方が存在する場合には、第二当否判定情報に対応する当否判定結果の報知が優先的に実行される(いわゆる特図2優先消化である)。ただし、これはあくまで一例である。第一当否判定情報に対応する当否判定結果の報知が優先的に実行される設定(いわゆる特図1優先消化)としてもよい。また、第一当否判定情報に対応する当否判定結果の報知と第二当否判定情報に対応する当否判定結果の報知が同時進行するようにしてもよい。ただし、どのような設定とする場合であっても、第一当否判定情報および第二当否判定情報のそれぞれについてみれば、当否判定情報が取得された順に当否判定結果を報知する報知演出(識別図柄80の変動)が開始されることになる。換言すれば、当否判定情報が取得された順に、当否判定結果の報知が完了することになる。
本実施形態にかかる遊技機1では、記憶手段に記憶されている当否判定結果の報知が開始されていない取得された数値(当否判定情報)のそれぞれに対応するマークである保留画像10が、表示装置91の表示領域911に表示される(図2参照)。以下、当該保留画像10の表示について詳細に説明する。なお、本実施形態にかかる遊技機1は、遊技状態として、相対的に始動入賞口904に遊技球が入賞しにくい低ベース状態(通常遊技状態)と、始動入賞口904に遊技球が入賞しやすい高ベース状態が設定されている(かかる低ベース状態や高ベース状態の具体例については公知であるから説明を省略する)。低ベース状態にあるときには、基本的には第一始動入賞口904aに遊技球を入賞させるように遊技者は遊技することになる。高ベース状態にあるときには、基本的には第二始動入賞口904bに遊技球を入賞させるように遊技者は遊技することになる。特に明示した場合を除き、以下の説明においては、低ベース状態(通常遊技状態)中における保留画像10の表示をいうものとする。つまり、第一保留情報の存在を示す保留画像10の表示の制御に関するものである。本実施形態における保留画像10は「静止画」であるが、その態様が経時的に変化する「動画」であってもよい。なお、特に明示する場合を除き、以下の説明における画像は、「静止画」と「動画」の両方を含むものとする。
保留画像10は、対応する当否判定結果を報知する報知演出が開始される順(当否判定結果の報知が完了する順)である消化順に対応した位置に表示される。第一保留情報については記憶手段に最大四つ記憶されるため、消化順が一番目〜四番目の保留画像10が表示される位置(消化順が早い保留画像10が表示される位置から順に第一表示位置L1〜第四表示位置L4と称することもある)が設定されている。なお、各図においては、表示位置L1〜L4を点線で示すが、当該点線は実際に表示領域911に表示される画像ではない。ただし、このように各表示位置L1〜L4を明確に区分けする画像が表示されるようにしてもよい。
かかる保留画像10の表示様式として複数の様式が設定されている。本実施形態では、第一表示様式と第二表示様式の二種類が設定されている。
第一表示様式(図2(a)参照)は、第一表示位置L1〜第四表示位置L4が左から右に向かって並ぶ表示様式である。具体的には、表示領域911の下側縁の左側から中央に向かって各表示位置L1〜L4が並ぶように設定されている。つまり、第一表示位置L1は表示領域911の左側に、第四表示位置L4は表示領域911の右側(中央側)に位置する。
第二表示様式(図2(b)参照)は、第一表示位置L1〜第四表示位置L4が右から左に向かって並ぶ表示様式である。具体的には、表示領域911の下側縁の右側から中央に向かって各表示位置L1〜L4が並ぶように設定されている。つまり、第一表示位置L1は表示領域911の右側に、第四表示位置L4は表示領域911の左側(中央側)に位置する。
このように、第一表示様式と第二表示様式は、消化順に対応する各表示位置L1〜L4の設定される位置が異なる。保留の消化方向という観点で見れば、第一表示様式は左から右であり、第二表示様式は右から左である。つまり、保留の消化方向が逆である。また、第一表示様式の全ての表示位置L1〜L4は、第二表示様式の表示位置L1〜L4のいずれとも重畳していない(第一表示様式が設定された表示領域911と第二表示様式が設定された表示領域911を重ね合わせたと仮定した場合に重畳しない)。より具体的に言えば、第一表示様式の各表示位置L1〜L4は、表示領域911を幅方向に二分する中央線Cよりも左側に位置し、第二表示様式の各表示位置L1〜L4は、当該中央線よりも右側に位置する。つまり、第一表示様式にあるときには全ての保留画像10は必ず上記中央線よりも左側に表示され、第二表示様式にあるときには全ての保留画像10は必ず上記中央線よりも右側に表示される(図2参照)。
保留画像10の表示様式は、所定条件成立時に切り替えられる。所定条件は、遊技者が大当たりに当選することを目指して遊技する遊技状態中に成立しうる。つまり、大当たりに当選したタイミングで切り替わるといったものではない。本実施形態では、低ベース状態中に発生する「背景変化演出」が発生したときに、保留画像10の表示様式が変化することがある。つまり、背景変化演出が発生するときの少なくとも一部において、所定条件が成立するよう設定されている。
背景変化演出は表示装置91の表示領域911に表示される背景画像が変化するものである。表示領域911に表示される画像は、複数のレイヤが重ね合されたものが出力される。背景画像は、識別図柄80を表示するレイヤや保留画像10を表示するレイヤとは異なるレイヤであって、これらのレイヤよりも後方に位置するものとされる。つまり、識別図柄80や保留画像10が表示されている部分はそれにより背景画像の一部が覆い隠されるかのような表示態様となる。
本実施形態では、背景画像として第一表示様式に対応づけられた一または複数の背景画像(以下、第一背景画像21と称することもある)(図3(a)参照)と、第二表示様式に対応づけられた一または複数の背景画像(以下、第二背景画像22と称することもある)(図3(b)参照)が設定されている。つまり、背景画像として第一背景画像21が表示されているときには保留画像10の表示様式は第一表示様式とされ、背景画像として第二背景画像22が表示されているときには保留画像10の表示様式は第二表示様式とされる。つまり、本実施形態では、表示される背景画像の種類が第一背景画像21および第二背景画像22の一方から他方へ変化する背景変化演出が発生する場合が「所定条件の成立時」であるということとなる。第一背景画像21および第二背景画像22のそれぞれが一種類のみであり、それ以外の背景画像が設定されてない構成とすれば、背景変化演出が発生したときには必ず保留画像10の表示様式が変化することになる(図3参照)。つまり、背景変化演出の発生が「所定条件の成立時」ということとなる。
なお、背景画像は、その具体的態様が経時的に変化する「動画」であってもよいし、その具体的態様が変化しない「静止画」であってもよい。背景画像の種類が異なる(第一背景画像21と第二背景画像22の違い)とは、画像が表す概念(基本的態様)が異なることをいう。例えば、第一背景画像21は「昼」の背景を表す動画とし、第二背景画像22は「夜」の背景を表す動画とすることが考えられる。
また、本実施形態では、背景変化演出は、ある当否判定結果の報知(報知演出)が完了すること(=次の当否判定結果の報知が開始されること)を契機として発生することに限定されている。したがって、表示様式の変化が発生したときには、保留画像10の数が一つ減少し、各保留画像10は消化順が一つずつ繰り上がることになる(図3(a)参照)。つまり、保留画像10の表示様式の変化とともに、必ず保留画像10の数の変化も生じることになるから、所定条件成立前後での変化が大きい。ただし、ある当否判定結果を報知する報知演出の途中で背景変化演出が発生する(所定条件が成立する)ようにすることを否定するわけではない。
以上説明したように、本実施形態にかかる遊技機1では、各消化順に対応する保留画像10の表示位置(第一表示位置L1〜第四表示位置L4)が所定条件の成立を契機として変化する。このような保留画像10の表示位置L1〜L4の変化(表示様式の変化)は、表示領域911に表示される各種画像がマンネリ化してしまうことによる遊技の趣向性の低下の抑制に資するものである。
また、本実施形態では、第一表示様式と第二表示様式とでは、消化順の方向、すなわち第一表示位置L1〜第四表示位置L4が並ぶ方向が逆である。したがって、表示様式の変化が分かりやすい。
また、本実施形態では、第一始動入賞口904aに遊技球が入賞することにより取得される第一当否判定情報の存在を示す保留画像10について、複数の表示様式が設定されている。つまり、第一当否判定情報の存在を示す保留画像10の表示様式と、それとは異なる当否判定情報(本実施形態では、第二当否判定情報)の存在を示す保留画像の表示様式が異なるというものではなく、同じ当否判定情報の存在を示す保留画像10の表示様式が異なる様式に変化しうるというものであるから、表示様式の変化が遊技者の印象に与える影響が高い。
また、本実施形態では、遊技者が大当たりに当選することを目指して遊技する状態中に保留画像10の表示様式の変化が発生しうる(所定条件が成立しうる)。つまり、遊技状態の変化に伴って表示様式の変化が発生するといったものではないため表示様式の変化が遊技者の印象に与える影響が高い。
また、本実施形態では、背景画像の変化とともに保留画像10の表示様式の変化が発生しうる。背景画像は表示領域911のほぼ全域に表示される画像であって、遊技者がその変化に注目するものであるため、それと併せて保留画像10の表示様式の変化が発生するようにすることで、同じような画像が表示され続けてしまうことによる趣向性の低下が抑制される。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形、具体化等した具体例について説明する。なお、以下の各具体例を用いて説明する事項を複数適用した構成としてもよい。
○第一具体例
上記実施形態では、保留画像10の表示様式として第一表示様式と第二表示様式の二種類が設定されていることを説明したが、三種類以上の表示様式が設定された構成としてもよい。各表示様式は、消化順と表示領域911における各表示位置L1〜L4の関係が異なるものであればよい。また、各表示様式のそれぞれについて対応する背景画像が設定された構成とすれば、背景画像の変化が発生することに伴い、表示様式が変化することとなる。
○第二具体例
上記実施形態では、第一表示様式の全ての表示位置L1〜L4は、第二表示様式の表示位置L1〜L4のいずれとも重畳していないことを説明したが、少なくとも一部の表示位置L1〜L4が重畳する構成としてもよい。例えば、第一表示様式が設定されているときにおける第一表示位置L1、第二表示位置L2、第三表示位置L3、第四表示位置L4のそれぞれが、第二表示様式が設定されているときにおける第四表示位置L4、第三表示位置L3、第二表示位置L2、第一表示位置L1と一致する(第一表示様式が設定された表示領域911と第二表示様式が設定された表示領域911を重ね合わせたと仮定したときに重畳する)ような構成としてもよい(図4参照)。ただし、上記実施形態のように、第一表示様式の全ての表示位置L1〜L4は、第二表示様式の表示位置L1〜L4のいずれとも重畳していない構成とすることで、表示様式が変化したときに遊技者が消化順等を誤って認識してしまうことが防止されるという利点がある。
○第三具体例
表示様式の変化とともに、保留画像10の基本的態様が変化しうる構成とする。基本的態様を構成する要素は、後述する具体的態様を構成する画像構成要素とは異なるものとされる。基本的には、基本的態様は当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(いわゆる信頼度)を示唆するものではない(ただし、基本的態様の変化に伴って背景変化演出等の別の演出が発生する場合であって、当該別の演出の発生が信頼度向上を示唆する場合には、必然的に基本的態様の変化が信頼度向上を示唆するものとなる)。基本的態様を構成する画像構成要素としては、画像の「外形」を例示することができる。例えば、保留画像10の基本的態様として、画像の外形が丸である第一基本的態様(図5(a)参照)と外形が三角である第二基本的態様(図5(b)参照)が設定されているとする。そして、第一表示様式に第一基本的態様が、第二表示様式に第二基本的態様が対応づけられたものであるとする。つまり、第一表示様式が設定された場合には保留画像10は第一基本的態様とされ、第二表示様式が設定された場合には保留画像10は第二基本的態様とされるとする。このようにすれば、表示様式の変化が発生した場合には、保留画像10の基本的態様も変化することになるため、表示様式の変化が発生したということを分かりやすくすることが可能である。
○第四具体例
表示様式の変化とともに、保留画像10の具体的態様が変化しうる構成とする。保留画像10の具体的態様として、対応する当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(いわゆる信頼度)を示唆する複数種の態様が設定されている構成において、表示様式の変化に伴って、少なくともいずれかの表示画像の具体的態様が、信頼度が高まる方向に変化することがあるものとする。例えば、保留画像10の具体的態様として、一または複数種の通常態様と、当該通常態様よりも信頼度が高い一または複数種の特殊態様が設定された構成において、表示様式の変化に伴い、通常態様であった保留画像10のいずれかが、特殊態様に変化することがあるものとする(図6参照)。具体的態様を構成する画像構成要素(上述した基本的態様を構成する画像構成要素とは異なるものとされる)としては、画像の「色」(図6においては、当該「色」を文字で示す)を例示することができる。このようにすれば、表示様式の変化と併せて保留画像10の具体的態様が変化することに遊技者が期待することになるから、遊技の趣向性を向上させることが可能である。
○第五具体例
上記実施形態における保留画像10は、未だ当否判定結果の報知(識別図柄80の変動)が開始されていない数値(保留情報)の存在を示すものであることを説明したが、当否判定結果を報知する演出が開始されている(識別図柄80の変動が開始されている)ものの、当否判定結果の報知が完了していない(識別図柄80が当否を示す組み合わせで停止していない)ものを示すいわゆる「当該変動保留」を示す保留画像(当該変動画像19)を含めた保留画像10について、上記実施形態と同様の技術思想を適用してもよい。つまり、表示様式の変化が発生した場合、当該変動画像19が表示される表示位置L5も変化する構成とする(図7参照)。なお、当該変動画像19は、それ以外の保留画像10(以下、当該変動画像19と区別するため通常保留画像10と称することもある)と区別することができるように表示されることが好ましい。図7に示した例は、当該変動画像19は通常保留画像10よりも大きく表示されるものである。
○第六具体例(第五具体例を変形した例)
表示様式の変化が発生した場合、当該変動画像19の表示位置L5は変化するものの、通常保留画像10の表示位置L1〜L4(消化順)は変化しない構成とする(図8参照)。つまり、当該変動画像19の表示位置L5についてのみ、複数種の表示様式が設定された構成とする。遊技者は、通常、未だ当否判定結果を報知する演出が開始されていないものの数、すなわち通常保留画像10を考慮しつつ遊技を実行するから、当該通常保留画像10については表示位置L1〜L4が変化しない構成とすることが考えられる。
○第七具体例
第六具体例とは逆に、表示様式の変化が発生した場合、通常保留画像10の表示位置L1〜L4(消化順)は変化するものの、当該変動画像19の表示位置L5は変化しない構成とする(図9参照)。つまり、通常保留画像10の表示位置L1〜L4(消化順)についてのみ、複数種の表示様式が設定された構成とする。遊技者は、通常、未だ当否判定結果を報知する演出が開始されていないものの数、すなわち通常保留画像10を考慮しつつ遊技を実行するから、当該通常保留画像10について表示位置L1〜L4(消化順)を変化させる方がその変化が目立ち、遊技のマンネリ化の抑制に資する。図9に示す例のように、第一表示様式における通常保留画像10の消化順が左(中央)から右に向かうように、第二表示様式における通常保留画像10の消化順が右(中央)から左に向かうようにして、当該変動画像19の表示位置L5を表示領域911の幅方向中央に位置させることで、第一表示様式および第二表示様式のいずれが設定された場合であっても、表示位置L5と表示位置L1〜L4が、当否判定情報が取得された順(対応する当否判定結果の報知が完了する順)に並ぶ態様となる。
○第八具体例
背景変化演出が発生した場合であっても、保留画像10の表示様式が変化しないことがある構成とする。例えば、第一表示様式には背景画像Aが対応づけられているものの、第二表示様式には背景画像B、Cの二種類が対応づけられたものとする(図10参照)。つまり、複数種の背景画像に対して対応づけられた表示様式が同じであるとする。この場合、背景画像BとCの一方から他方に変化した場合であっても、保留画像10の表示様式が変化することはない。なお、例えば、背景画像がAとBの一方から他方、またはAとCの一方から他方に変化した場合には、保留画像10の表示様式が変化することになる。
本例のような設定とすれば、背景変化演出の発生時に保留画像10の表示様式が変化することもあれば、変化しないこともある構成となる。このようにすることで、背景変化が発生したときには必ず保留画像10の表示様式が変化することにはならないから、表示様式が変化するか否かということに対する遊技者の注目の度合が高まることとなる。
○第九具体例
上記実施形態は、背景変化演出が発生したときに保留画像10の表示様式の変化が発生するものである。また、上記第八具体例は、背景変化演出が発生したときに保留画像10の表示様式の変化が発生する場合があるというものである。つまり、いずれも背景変化を契機として保留画像10の表示様式の変化が発生しうるものである。これに対し、背景変化演出が発生せずとも、保留画像10の表示様式が変化するようにすることが考えられる。つまり、保留画像10の表示様式の変化の契機となる所定条件が、背景変化を契機として成立するものではない設定とする。例えば、当否判定結果を報知する識別図柄80が変動している最中に背景変化演出が発生することなく保留画像10の表示様式が変化することがある構成とする(図11参照)。背景変化は、遊技者が気付かないことは考えにくい極めて目立つ変化であるから、背景変化を伴わずに保留画像10の表示様式の変化が発生するようにすることで、表示様式の変化に遊技者が気付きにくい遊技性を実現することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1
所定の領域への遊技球の進入を契機として取得される当否判定情報を、所定数を限度として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される当否判定情報の存在を示す保留画像を表示する表示手段と、当否判定結果の報知が完了する順である消化順に応じた表示位置に前記保留画像が表示されるよう制御する表示制御手段と、を備え、所定条件の成立を契機として、前記消化順と前記表示位置の関係が変化することを特徴とする遊技機。
上記遊技機では、各消化順に対応する保留画像の表示位置が所定条件の成立を契機として変化する。このような保留画像の表示位置の変化(表示様式の変化)は、表示領域に表示される各種画像がマンネリ化してしまうことによる遊技の趣向性の低下の抑制に資するものである。
・手段2
前記消化順と前記表示位置の関係を定める前記保留画像の表示様式として、前記消化順が早いものから順に前記表示位置が所定方向に向かって並ぶ第一表示様式と、前記消化順が早いものから順に前記表示位置が前記所定方向とは反対方向に向かって並ぶ第二表示様式と、が設定され、前記所定条件の成立を契機として、前記第一表示様式から前記第二表示様式への変化が発生することを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このように、第一表示様式と第二表示様式とでは、保留表示位置の消化順に応じて設定された表示位置の並ぶ方向が逆である構成とすれば、表示様式の変化が分かりやすい。
・手段3
遊技球が進入することを契機として第一当否判定情報が取得される第一始動領域と、遊技球が進入することを契機として前記第一当否判定情報とは異なる情報である第二当否判定情報が取得される第二始動領域を備え、前記所定の領域は、前記第一始動領域であることを特徴とする手段1または手段2に記載の遊技機。
異なる当否判定情報について表示様式の変化が発生するのではなく、上記構成のように第一始動領域に遊技球が進入することを契機として取得される第一当否判定情報の存在を示す保留画像について表示様式の変化が発生するようにすれば、表示様式の変化が遊技者の印象に与える影響が高い。
・手段4
前記所定条件は、当否判定結果が当たりとなることを目指して遊技する遊技状態中に成立しうる条件であることを特徴とする手段1から手段3のいずれかに記載の遊技機。
このように、遊技者が大当たりに当選することを目指して遊技する状態中に保留画像の表示様式の変化が発生しうるものとすれば、遊技状態の変化に伴って表示様式の変化が発生するといったものではないため表示様式の変化が遊技者の印象に与える影響が高い。
・手段5
所定条件の成立時に、前記表示手段に表示される背景画像の基本的態様が変化することを特徴とする手段1から手段4のいずれかに記載の遊技機。
背景画像は表示領域のほぼ全域に表示される画像であって、遊技者がその変化に注目するものであるため、上記構成のように背景画像の基本的態様の変化と併せて保留画像の表示様式の変化が発生するようにすることで、同じような画像が表示され続けてしまうことによる趣向性の低下が抑制される。
・手段6
所定条件成立時に、前記保留画像の基本的態様が変化することを特徴とする手段1から手段5のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、表示様式の変化が発生した場合には、保留画像の基本的態様も変化することになるため、表示様式の変化が発生したということを分かりやすくすることが可能である。
1 遊技機
10 保留画像
L1〜L4 第一表示位置〜第四表示位置
21 第一背景画像
22 第二背景画像
19 当該変動画像
L5 当該変動画像の表示位置
91 表示装置
911 表示領域

Claims (1)

  1. 所定の領域への遊技球の進入を契機として取得される当否判定情報を、所定数を限度として記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶される当否判定情報の存在を示す保留画像を表示する表示手段と、
    当否判定結果の報知が完了する順である消化順に応じた表示位置に前記保留画像が表示されるよう制御する表示制御手段と、
    を備え、
    前記消化順と前記表示位置の関係を定める前記保留画像の表示様式として、
    前記消化順が早いものから順に前記表示位置が所定方向に向かって並ぶ第一表示様式と、
    前記消化順が早いものから順に前記表示位置が前記所定方向とは反対方向に向かって並ぶ第二表示様式と、
    が設定され、
    遊技者が大当たりに当選することを目指して遊技する遊技状態中に成立する所定条件の成立を契機として、前記第一表示様式から前記第二表示様式への変化が発生することを特徴とする遊技機。
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