JP6582200B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6582200B2
JP6582200B2 JP2016069958A JP2016069958A JP6582200B2 JP 6582200 B2 JP6582200 B2 JP 6582200B2 JP 2016069958 A JP2016069958 A JP 2016069958A JP 2016069958 A JP2016069958 A JP 2016069958A JP 6582200 B2 JP6582200 B2 JP 6582200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect
stage
auxiliary image
displayed
specific range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016069958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017176571A (ja
Inventor
葵 小林
葵 小林
Original Assignee
株式会社サンセイアールアンドディ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンセイアールアンドディ filed Critical 株式会社サンセイアールアンドディ
Priority to JP2016069958A priority Critical patent/JP6582200B2/ja
Publication of JP2017176571A publication Critical patent/JP2017176571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6582200B2 publication Critical patent/JP6582200B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技機に関する。
所定の演出要素が段階的にステップアップしていくステップアップ演出が公知である(例えば、下記特許文献1参照)。当該ステップアップ演出において、演出要素がステップアップする度に、現在の段階に応じて補助画像(エフェクト等とも称される)の態様が変化していくようにしたものが知られている。
特開2015−181960号公報
上記のような態様の演出とすると、ステップアップの段階と補助画像の態様がリンクするため、補助画像の態様さえ把握していればよいことになってしまう。つまり、ステップアップの段階に対する遊技者の興味が低下してしまう。
本発明が解決しようとする課題は、ステップアップ演出の趣向性が低下してしまうのを抑制することが可能な遊技機を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、当否判定結果を示唆する演出要素が段階的にステップアップするステップアップ演出を実行する演出実行手段を備え、前記ステップアップ演出は、連続する複数の段階を含む特定範囲と、前記特定範囲以外の、連続する複数の段階を含む非特定範囲と、に区分けされ、前記演出実行手段は、前記非特定範囲においては、前記演出要素の段階がステップアップする度に、補助画像の態様を変化させる一方、前記特定範囲においては、前記補助画像を表示させない、または前記演出要素の段階がステップアップしても前記補助画像の態様を変化させないことを特徴とする。
上記本発明によれば、演出要素の段階が所定の段階にある特定範囲においては、補助画像が表示されないか、または補助画像の態様が変化しない。したがって、当該特定範囲においては、演出要素の段階がステップアップすることに対する遊技者の興味を高めることが可能である。
本発明にかかる遊技機によれば、ステップアップ演出の趣向性が低下してしまうのを抑制することが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 (a)識別図柄の一覧図であり、(b)は基本態様の付随図柄と特殊態様の付随図柄を併せて示した図である。 ステップアップ演出の概略を説明するための図である。 第一の手法を用いた事前演出を説明するための図である。 第二の手法を用いた事前演出を説明するための図である。 ステップアップの段階と補助画像の関係を説明するための図(その一)である。 ステップアップの段階と補助画像の関係を説明するための図(その二)である。 第一変形例を説明するための図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口907などが設けられている。表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、図3〜図8においては、表示領域911を大まかに記載するが、その形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
当否の抽選(当否判定)は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が、図1に示す始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口904は複数設けられていてもよい)。なお、本実施形態では入賞「口」(入賞した遊技球が内部に取り込まれるもの)であるが、入賞「領域」(入賞した遊技球がそのまま遊技領域902を流下するもの。入賞領域をゲートのような態様としたものが例示できる)であってもよい。
始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。つまり、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として、直接的に大当たりの当選の有無を判定するものである。
また、本実施形態では、上記当否判定を行うための数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始されることとなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果の報知が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定結果の報知が開始されていない数値(以下、保留(情報)と称することもある)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大の保留情報の数は四つである。なお、当否判定を行うために取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。表示領域911には、当該保留情報の存在を示す表示(保留表示30;図3等参照)がなされるようにしてもよい。また、始動入賞口904に入賞したことを契機として即座に当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶手段に記憶させておく構成としてもよい(かかる場合には、当否判定結果それ自体が保留情報ということになる)。
当否判定結果が大当たりであるかはずれであるかは、表示装置91の表示領域911に表示される複数種(本実施形態では七種)識別図柄10の組み合わせによって報知される(かかる識別図柄10の表示を制御する手段が本発明における画像制御手段に相当する)。図2(a)に示すように、本実施形態では、「1」〜「7」の数字(後述する主図柄11である)を含む三つの識別図柄10群が変動表示される。各識別図柄10群は、ある当否判定結果を報知する演出の開始と同時に変動を開始し、大当たりに当選している場合には識別図柄10は最終的に所定の組み合わせで停止する。当該所定の組み合わせとしては、同じ識別図柄10の三つ揃いが例示できる。はずれである場合には識別図柄10は大当たりとなる組み合わせ以外の組み合わせで停止する。
本実施形態における各識別図柄10は、主図柄11および付随図柄12を含む(図2(a)参照)。主図柄11は、例えば数字やアルファベットといった文字を含む部分である。上述したように、本実施形態における主図柄11は「1」〜「7」の数字のいずれかを含む。一方、本実施形態における付随図柄12はキャラクタを表した絵柄を含む部分である。具体的には、キャラクタA〜Gのいずれかを表した絵柄を含む。付随図柄12は、演出効果を高めるための部分であるため、演出に合わせて大きさや形態等が変化する場合がある。例えば、付随図柄12を構成するキャラクタが動作等する場合がある。
本実施形態では、付随図柄12の態様として、少なくとも、基本態様121と一または複数種の特殊態様122が設定されている(図2(b)参照)。なお、ここでいう「態様」とは、静止した画像(静止画)として特定されるものだけでなく、動きのある画像(動画)として特定されるものを含む。つまり、基本態様121と特殊態様122とは、遊技者が見た目上区別することができる差異が設定されているものであれば、当該差異の設定手法はどのようなものであってもよい(大きさの違い、形態の違い、動きの違い等、種々考えられる)。各図においては、基本態様121と特殊態様122の差を簡略化して示している。
一方、主図柄11は基本的にはその態様が変化しないものであり(変化することを否定するものではないが、どのように変化したとしても、当該図柄が表す内容(文字の内容)は表示されている際には常に判断可能な態様とすることが望ましい)、当該主図柄11により、遊技者は各識別図柄10を容易に区別することが可能になる。基本的には、遊技者は、当該主図柄11をみて、当否判定結果がどのようなものとなったか等を把握する。
大当たりに当選した場合には大当たり遊技が実行される。大当たり遊技は、大入賞口906が頻繁に開放状態となり、遊技者が多くの遊技球(いわゆる出玉)を獲得することができるものであって、公知の遊技機と同様であるため詳細な説明を省略する。
本実施形態にかかる遊技機1は、ステップアップ演出20を実行することが可能である(当該ステップアップ演出20を実行する手段が、本発明における演出実行手段に相当する。演出実行手段は、後述する補助画像40の表示の有無およびその態様も制御する)。ステップアップ演出20は、対象当否判定結果を報知する演出の少なくとも一部として実行されるものであって、所定の演出要素が段階的にステップアップしていくものである。本実施形態におけるステップアップ演出20は、複数種のキャラクタが段階的に表示されていくものである。キャラクタの種類の数はどのようなものであってもよいが、本実施形態では、上述した付随図柄12に対応するキャラクタA〜F(キャラクタGを除く)の六種類が設定されている。図3に示すように、一種類のキャラクタが表示される毎に一段階ステップアップするという概念の演出である。最終的に当該段階が何段階までステップアップしたかによって、対象当否判定結果が当たりとなる信頼度が示唆される。本実施形態では、ステップアップした段階が高いほど、信頼度が高くなるように設定されている。
各キャラクタが表示される前の段階(図3(a)参照)では、各キャラクタが表示される位置を示すシルエットが表示されている。いずれかのキャラクタが表示されることが決定された場合、対応するシルエットの位置に当該キャラクタが明瞭に表示される。遊技者は、シルエットの数(本実施形態では、ステップアップが全く発生していない状態では、六種類のキャラクタに対応する六種類のシルエットが表示されている)により、ステップアップの段階が何段階まで存在するのかを把握することができる。そして、ステップアップの途中段階では、表示されたキャラクタの数により、ステップアップが何段階まで進行したのかを把握することが可能である。なお、シルエットの態様はどのようなものであってもよい。各キャラクタが表示された状態とシルエットの状態が明瞭に判別することができればよい。つまり、ステップアップが発生した状態と、ステップアップが発生していない状態を明確に区別することができさえすればよい。以下の説明では、各キャラクタがシルエットで表示された状態を第一態様21と、明瞭に表示された状態を第二態様22と称することもある。
なお、本実施形態では、一回(同時)に発生しうるステップアップは一段階であるが、同時に複数段階のステップアップが発生してもよい。また、ステップアップの順番(キャラクタが表示されていく順番)が固定化されていてもよいし、変動するものであってもよい。変動する場合には、キャラクタが表示されていく順番が、信頼度を示唆するものとしてもよい。
本実施形態では、ステップアップが発生する場合、識別図柄10を用いた演出が実行されることがある。具体的には、あるキャラクタを第一態様21から第二態様22に変化させる場合、変動している識別図柄10のうち、当該キャラクタに対応する付随図柄12を有する識別図柄10を他の識別図柄10に比して目立つ状態とする。そして、付随図柄12に対応するキャラクタを第一態様21から第二態様22に変化させる。つまり、第一態様21から第二態様22に変化させるキャラクタに対応する付随図柄12を、予め他の付随図柄12に比して目立たせる事前演出を実行する。このように、付随図柄12を用いてステップアップの発生を示唆する。なお、第二態様22として表示されるあるキャラクタの画像と、それに対応する付随図柄12として表示されるキャラクタの画像は全く同じでなくてもよい。遊技者が同じキャラクタであることを同一視できればよい。なお、他の演出等により、ステップアップが発生することがあってもよい。
第一態様21から第二態様22に変化させるキャラクタに対応する付随図柄12(以下、対象付随図柄12aと称することもある)を他の付随図柄12に比して目立たせる手法としては種々考えられる。第一の手法(図4参照)としては、一つの識別図柄10群を選択した上で、当該識別図柄10群に含まれる対象付随図柄12aを含む識別図柄10を、事前に停止または擬似停止させることが例示できる。対象付随図柄12aが停止または擬似停止した際、当該対象付随図柄12aを有する識別図柄10を含む識別図柄10群以外の識別図柄10群は、そのまま変動を継続させるようにする(図4(b)参照)。当該事前演出の発生後、対象付随図柄12aに対応するキャラクタが第一態様21から第二態様22に変化する(図4(c)参照)。擬似停止は、遊技者の見た目上、識別図柄10群の変動が停止しているように見える態様であればよい。例えば、識別図柄10群から選択された一の識別図柄10がわずかに揺れているような態様をいう。このように停止または擬似停止された識別図柄10に含まれる付随図柄12は、他の識別図柄10に含まれる付随図柄12に比して目立つ状態となる。変動が停止または擬似停止した識別図柄10群については対象付随図柄12aが大きく表示されている状態となるし、それ以外の識別図柄10群については、変動が継続している状態となるからである。
第二の手法(図5参照)としては、対象付随図柄12aを基本態様121から特殊態様122にする手法が考えられる。つまり、対象付随図柄12aの態様は基本態様121から特殊態様122となるものの、その他の付随図柄12の態様は基本態様121が維持される(図5(b)参照)ことで、対象付随図柄12aがその他の付随図柄12に比して目立つ状態となる。当該事前演出の発生後、対象付随図柄12aに対応するキャラクタが第一態様21から第二態様22に変化する(図5(c)参照)。対象付随図柄12aの態様を基本態様121から特殊態様122に変化させるタイミングは特定のタイミングに限定されるわけではないが、遊技者が対象付随図柄12aを容易に把握することができるようにするため、対象付随図柄12aを有する識別図柄10を含む識別図柄10群の変動が停止または擬似停止しているときが望ましい。例えば、対象付随図柄12aを有する識別図柄10を含む識別図柄10群が変動を開始する前に、対象付随図柄12aが表示されている状態にしておき、その上で対象付随図柄12aのみを特殊態様122とする。変動開始後も、対象付随図柄12aの特殊態様122は維持されるとよい。対象付随図柄12aを有する識別図柄10を含む識別図柄10群の変動が停止または擬似停止した際に、対象付随図柄12aのみを特殊態様122としてもよい。
また、上記第一の手法と第二の手法を組み合わせた構成としてもよい。つまり、対象付随図柄12aを有する識別図柄10が停止または擬似停止している際に、当該対象付随図柄12aの態様を基本態様121から特殊態様122に変化させるようにしてもよい。また、上記第一の手法と第二の手法のいずれか一方のみを用いた構成としてもよい。
なお、同時に複数段階のステップアップが発生しうる構成とする場合には、複数種の付随図柄12が他の付随図柄12に比して目立つ状態とされる場合がある。つまり、対象付随図柄12aが複数設定されることがある構成としてもよい。
このような事前演出は、実際にステップアップが発生する前に終了してもよいし、実際にステップアップが発生するまで継続してもよい。つまり、事前演出における「事前」の意は、ステップアップが発生する前段階で、ステップアップの対象が示唆されるというものであって、事前演出の終了時点はどのようなものであってもよい。
また、本実施形態では、事前演出が発生したとき、必ずステップアップが発生するように設定されているが、事前演出が発生したときであっても、ステップアップが発生しない場合がある構成としてもよい。つまり、事前演出が発生した場合、発生していない場合に比してステップアップが発生する蓋然性が高いということに留まる構成としてもよい。
また、本実施形態では、ステップアップが全く発生していない状態において、キャラクタGに相当する画像が第一態様21にある各キャラクタ(各キャラクタのシルエット)とともに表示される(図3(a)等参照)。つまり、ステップアップが全く発生していない状態から、キャラクタGは第二態様22に相当する画像(以下、基本画像22aと称することもある)で第一態様21にある各キャラクタとともに表示されている。本実施形態では、基本画像22aは、第一態様21にある各キャラクタに挟まれるようにして中央に表示される。つまり、基本画像22aの一方側に第一態様21にある一または複数種のキャラクタが表示され、他方側にも第一態様21にある一または複数種のキャラクタが表示される。このような基本画像22aが表示されていることにより、遊技者は、キャラクタが段階的に表示されていく演出が発生するのではないかということを把握することが可能となる。
このように、ステップアップ演出20では、所定の演出要素が段階的に変化していく。本実施形態では、当該所定の演出要素として、第一態様21から第二態様22に変化する可能性がある六種類のキャラクタが設定されているため、最大のステップアップの段階は六段階である。
かかる本実施形態のステップアップ演出20においては補助画像40が表示されることがある。以下、当該補助画像40について、図6および図7を参照しつつ説明する。補助画像40は、基本的にはステップアップの進行の程度を示す画像である。つまり、基本的にはステップアップの段階に応じて補助画像40の態様が変化していく。したがって、遊技者は、補助画像40によって、ステップアップの段階がどの程度まで進行したのかを容易に把握することが可能となる。本実施形態における補助画像40は、いわゆるエフェクトである。
ただし、ステップアップの最初の段階である一段階(一つのキャラクタが第二態様22になった段階)から、X段階(X≧2)までの範囲(以下、特定範囲と称することもある)、すなわちステップアップの始まりの段階を含めた連続する複数の段階においては、対応する補助画像40が設定されていない。つまり、一段階からX段階までは、補助画像40が表示されない(図6参照)。なお、本実施形態では、ステップアップ演出20の開始時、すなわちステップアップが全く発生していない状態(0段階)においても、補助画像40は表示されない(図6(a)参照)。本実施形態では、X=3に設定されている。つまり、第一段階から第三段階(三つのキャラクタが第二態様22になった段階)までが特定範囲として設定され、当該範囲においては補助画像40が表示されない(図6(b)(c)参照)。
そして、特定範囲以降、すなわちX+1段階目以降は、一段階のステップアップが発生する度に、補助画像40の態様を変化させていく(図7参照)。本実施形態では、4段階目以降は、一段階のステップアップが発生する度に、補助画像40の態様を変化させていく。具体的には、4段階目は紫色の画像(図7(a)参照)、5段階目は赤色の画像(図7(b)参照)、6段階目は虹色の画像(図7(c)参照)を補助画像40として表示させていく。なお、補助画像40の態様が変化する、変化しない、とは、補助画像40を構成する一または複数の特定の画像構成要素に基づき判断されるものとする(以下、補助画像40の態様が変化する、変化しないというときにおいて同じ)。本実施形態では、画像の色が異なっていれば補助画像40の態様が変化したものとし、画像の色が同じであれば補助画像40の態様が変化しないものとする。つまり、当該「色」以外の要素は、各段階において同じであってもよいし、異なっていてもよい。上記特定の画像構成要素は「色」以外の要素であってもよい。例えば、画像の形態や大きさ、画像の動き等が例示できる。複数の要素を組み合わせたものを特定の画像構成要素として設定してもよい。このように、態様が実質的に同じであると遊技者が判別することができる要素であれば、特定の画像構成要素として設定される要素はどのようなものであってもよい。また、補助画像40の具体的な態様は種々変更可能である。
このようにして、最終的にステップアップした段階の数により、対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が示唆される。また、ステップアップしたキャラクタ(第二態様22となったキャラクタ)の種類や、ステップアップの順番等により、対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が示唆されるようにすることもできる。
以上説明したように、本実施形態にかかるステップアップ演出20では、ステップアップの進行を示す演出要素の段階が所定の段階にある特定範囲においては、補助画像40が表示されない。したがって、当該特定範囲においては、演出要素の段階がステップアップすること(本実施形態では、キャラクタが第一態様21から第二態様22に変化すること)に対して遊技者が注目することになる。
ステップアップ演出20に対する注目度合いを高めるためには、演出の始まりの部分(導入部分)が重要となる。つまり、演出の始まりの部分で遊技者の興味を惹くことができなければ、それ以降遊技者が演出に注目する蓋然性が低くなる。本実施形態では、ステップアップ演出20が開始されてからX段階に到達するまで、すなわちステップアップ演出20の始まりの部分において、補助画像40が表示されないから、演出要素の段階がステップアップすることに対する遊技者の興味を高めることが可能である。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1の変形例について説明する。なお、以下の変形例を用いて説明する構成を複数組み合わせて適用してもよい。
・第一変形例
上記実施形態では、ステップアップの段階が一段階からX段階にある特定範囲においては、補助画像40が表示されないことを説明したが、補助画像40が表示されるようにしてもよい。ただし、当該特定範囲における補助画像40の態様は変化しないようにする。例えば、図8に示すように、特定範囲においては、「青」の補助画像40が表示されるようにし(図8(a)(b)参照)、それ以降は上記実施形態で説明したように、ステップアップする度に補助画像40の態様が変化していく(図8(c)参照)構成とする。
このように、特定範囲において補助画像40は表示されるものの、その態様が変化しない構成とすることによっても、演出要素の段階がステップアップすること(本実施形態では、キャラクタが第一態様21から第二態様22に変化すること)に対する遊技者の興味を高めることが可能となる。ただし、上記実施形態のように、特定範囲において全く補助画像40が表示されないようにすれば、遊技者の視線が補助画像40にいくということがなくなるため、ステップアップに対する遊技者の興味をより高めることが可能であるといえる。一方、本例は、特定範囲にあるときにも補助画像40は表示されており、X段階からX+1段階に変化した際に補助画像40の態様も変化するため、演出要素がステップアップしたということをより明確に遊技者に知らせることが可能である。
なお、本例において、ステップアップが全く発生していない状態(図6(a)に示した状態)にあるときには、特定範囲において表示される補助画像40と同じ態様の補助画像が表示される設定(維持設定)としてもよい(ステップアップ演出20の開始からX段階まで補助画像40の態様が変化しないようにしてもよい)し、特定範囲において表示される補助画像40と異なる態様とするかまたは補助画像40が表示されないようにする設定(変化設定)としてもよい。維持設定とした場合には、ステップアップが全く発生していない状態からX段階まで補助画像40の態様が維持されるため、ステップアップ自体に対する遊技者の興味を高めることが可能であるという利点がある。一方、変化設定とした場合には、ステップアップが全く発生していない状態から、一段階のステップアップが発生した状態とでは、補助画像40の有無または補助画像40の態様という面で異なるため、最初のステップアップが発生したということを遊技者が気づきやすくなるという利点がある。
・第二変形例
上記実施形態では、一段階からX段階まで、すなわちステップアップの最初の段階を含めた連続する複数の段階が特定範囲として設定されていることを説明したが、ステップアップの途中の段階から連続する複数の段階を特定範囲として設定してもよい。例えば、三段階から五段階までを特定範囲として設定してもよい。
また、特定範囲が複数設定されていてもよい。例えば、最大十段階のステップアップが発生する演出とした場合に、一段階から三段階までを第一の特定範囲とし、四段階から六段階までを第二の特定範囲とする設定としてもよい。
・第三変形例
特定範囲を構成する段階の数は一定でなくてもよい。つまり、上記Xの値が、ステップアップ演出20が発生する度に変化しうる構成としてもよい。
この場合、特定範囲を構成する段階の数により、ステップアップ演出20の対象となった当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(いわゆる信頼度)が示唆されるようにしてもよい。例えば、特定範囲を構成する段階の数が多くなればなるほど当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高くなる、それとは逆に、少なくなればなるほど当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高くなるように設定してもよい。このようにすれば、特定範囲によっていわゆる信頼度が示唆されるという趣向性の高い演出を実行することが可能となる。
以上、本発明の実施形態(およびその変形例)について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態にかかる遊技機1は、いわゆるぱちんこ遊技機であるが、表示装置を備える回動式遊技機等の他の種類の遊技機にも適用することが可能である。
上記実施形態におけるステップアップ演出20は、ステップアップに遊技者が関与することなく、自動的にステップアップが進行していく演出であるが、遊技者がステップアップに関与する演出に対しても同様の技術思想が適用可能である。例えば、遊技者が操作可能な操作手段92(図1参照)を備えた遊技において、当該操作手段92を操作させる(連打、長押し等させる)ことで、演出要素が段階的にステップアップしていく演出に対しても同様の技術思想が適用可能である。
また、上記実施形態におけるステップアップ演出20において表示されることがある補助画像40は、第一態様21または第二態様22にあるキャラクタ画像(ステップアップの対象である画像)の全体を覆うように表示されるものであるように図示したが、ステップアップが発生した箇所、すなわち第一態様21から第二態様22に変化し、ステップアップの対象となった画像のみを強調するように表示されるようにしてもよい。当該手法は、上記実施形態のように、ステップアップの順番が決まっていない(ランダムである)構成において、ステップアップが発生した箇所を示すという点において有効である。さらにいえば、補助画像40が、ステップアップの進行の程度を示すものとして機能するだけでなく、ステップアップが発生した箇所を示すものとして機能するという点で優れるものである
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
手段1にかかる遊技機は、当否判定結果を示唆する演出要素が段階的にステップアップするステップアップ演出中に、ステップアップの進行の程度に応じた補助画像を表示する演出実行手段を備え、前記演出実行手段は、前記演出要素の段階が所定の連続する複数の段階のいずれかにある特定範囲においては、前記補助画像を表示させない、または前記補助画像の態様を変化させないことを特徴とする。
上記手段1にかかる遊技機によれば、演出要素の段階が所定の段階にある特定範囲においては、補助画像が表示されないか、または補助画像の態様が変化しない。したがって、当該特定範囲においては、演出要素の段階がステップアップすることに対する遊技者の興味を高めることが可能である。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記特定範囲は、前記演出要素が最初の段階である一段階からX段階(X≧2)にあるときであることを特徴とする。
演出に対する注目度合いを高めるためには、演出の始まりの部分(導入部分)が重要となる。つまり、演出の始まりの部分で遊技者の興味を惹くことができなければ、それ以降遊技者が演出に注目する蓋然性が低くなる。手段2にかかる遊技機のような構成とすれば、ステップアップ演出が開始されてからX段階に到達するまで、すなわちステップアップ演出の始まりの部分において、演出要素の段階がステップアップすることに対する遊技者の興味を高めることが可能である。
手段3にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記演出実行手段は、前記演出要素が最初の段階である一段階からX段階(X≧2)にある前記特定範囲においては、前記補助画像を表示させないようにするとよい。
手段3にかかる遊技機のように、ステップアップ演出が開始されてからX段階に到達するまで補助画像が表示されないようにすれば、当該範囲における遊技者の興味をさらに高めることが可能である。
手段4にかかる遊技機は、手段2または手段3に記載の遊技機において、前記演出実行手段は、X+1段階以降は前記演出要素が一段階ステップアップする毎に前記補助画像を変化させることを特徴とする。
手段4にかかる遊技機のように、X+1段階以降はステップアップと補助画像の変化をリンクさせることで、ステップアップが発生したことに対する補助画像による強調効果が発現される。
手段5にかかる遊技機は、手段1から手段4のいずれかに記載の遊技機において、前記特定範囲を構成する段階の数が変化する可能性があることを特徴とする。
手段5にかかる遊技機のように、補助画像が表示されない、または補助画像の態様が変化しない範囲が変化しうる構成とすれば、ステップアップ演出の趣向性を向上させることが可能である。
手段6にかかる遊技機は、手段5に記載の遊技機において、前記特定範囲を構成する段階の数により、当否判定結果が当たりとなる蓋然性を示唆するようにすることを特徴とする。
手段6にかかる遊技機のように、補助画像が表示されない、または補助画像の態様が変化しない範囲が変化しうる構成とした上で、当該範囲によって当否判定結果が当たりとなる蓋然性が示唆されるようにすれば、ステップアップ演出の趣向性をさらに向上させることが可能である。
1 遊技機
20 ステップアップ演出
21 第一態様
22 第二態様
22a 基本画像
40 補助画像
91 表示装置
911 表示領域

Claims (1)

  1. 当否判定結果を示唆する演出要素が段階的にステップアップする演出であって、当該ステップアップの段階が高いほど前記当否判定結果が当たりとなる蓋然性が高くなるステップアップ演出を実行する演出実行手段を備え、
    前記ステップアップ演出は、
    連続する複数の段階を含む特定範囲と、
    前記特定範囲以外の、連続する複数の段階を含む非特定範囲と、
    に区分けされ、
    前記ステップアップ演出は、前記演出要素の段階がステップアップしたときには態様が変化する場合があるものの、ステップアップしないときには態様が変化しない補助画像が表示されるものであり、
    前記演出実行手段は、
    前記非特定範囲においては、前記演出要素の段階がステップアップする度に、前記補助画像の態様を変化させる一方、
    前記特定範囲においては、前記演出要素の段階がステップアップしても前記補助画像の態様を変化させない
    ように設定されていることを特徴とする遊技機。
JP2016069958A 2016-03-31 2016-03-31 遊技機 Active JP6582200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016069958A JP6582200B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016069958A JP6582200B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017176571A JP2017176571A (ja) 2017-10-05
JP6582200B2 true JP6582200B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=60007983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016069958A Active JP6582200B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6582200B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7128662B2 (ja) 2018-06-04 2022-08-31 大王製紙株式会社 トイレットロール

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5842188B2 (ja) * 2013-10-15 2016-01-13 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2014121539A (ja) * 2013-11-14 2014-07-03 Sanei R & D Co Ltd 遊技機
JP6337849B2 (ja) * 2015-07-23 2018-06-06 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017176571A (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5975409B1 (ja) 遊技機
JP2017176567A (ja) 遊技機
JP6427830B2 (ja) 遊技機
JP6582200B2 (ja) 遊技機
JP6366023B2 (ja) 遊技機
JP6041323B2 (ja) 遊技機
JP6427845B2 (ja) 遊技機
JP7131794B2 (ja) 遊技機
JP6944706B2 (ja) 遊技機
JP6354996B2 (ja) 遊技機
JP6872219B2 (ja) 遊技機
JP6952979B2 (ja) 遊技機
JP6587106B2 (ja) 遊技機
JP2019150518A (ja) 遊技機
JP2019150480A (ja) 遊技機
JP6628187B2 (ja) 遊技機
JP7271023B2 (ja) 遊技機
JP2019063395A (ja) 遊技機
JP6418504B2 (ja) 遊技機
JP6745436B2 (ja) 遊技機
JP2018065008A (ja) 遊技機
JP6872242B2 (ja) 遊技機
JP6745437B2 (ja) 遊技機
JP2018061873A (ja) 遊技機
JP2019150446A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6582200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250