JP6745436B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、保留図柄が表示される表示手段を備えた遊技機に関する。
多くの遊技機は、種々の演出を実行する表示装置を備える。下記特許文献1には、いわゆる保留図柄(下記特許文献1における保留画像52a)に対し、別の図柄(下記特許文献1におけるアイテム62)が作用することにより、当該保留図柄の態様が変化する演出(保留変化演出)が実行可能な遊技機が記載されている。
特開2014−208081号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来にない面白みのある保留変化演出を実行可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、当否判定に関する情報を複数記憶することが可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記当否判定に関する情報のそれぞれに対応づけられた保留図柄、および当否判定結果を示すための図柄であって、変動された後、当否判定結果を示す態様で停止される識別図柄を表示する表示手段と、を備え、前記保留図柄は、対応する当否判定が当たりとなる蓋然性である信頼度を示唆する複数種の態様を含むものであり、前記表示手段にて前記識別図柄が変動している最中に、前記表示手段に複数の前記保留図柄が表示されている際、当該複数の保留図柄の全てを対象保留図柄として、当該複数の対象保留図柄に対し、視覚的に特定要素を一度に作用させた上で、当該複数の対象保留図柄のうちの一部の保留図柄の態様は維持されるものの、他の二以上の保留図柄の態様が前記信頼度が高まる方向に変化する場合がある保留変化演出が実行可能であり、前記保留変化演出にて態様が変化した二以上の保留図柄の変化後の態様は全て同じとならず、前記信頼度に差が生じることを特徴とする。
前記保留図柄は、未だ当否判定の報知が開始されていない前記当否判定に関する情報に対応する第一種図柄と、当否判定の報知が開始されているものの現時点では当否判定の報知が完了していない前記当否判定に関する情報に対応する第二種図柄と、を含み、視覚的に前記特定要素が一度に作用する前記複数の対象保留図柄に、前記第一種図柄と前記第二種図柄の両方が含まれるとよい。
上記本発明にかかる遊技機によれば、態様が変化する可能性がある対象保留図柄が複数である保留変化演出を実行することができるため、演出の趣向性を向上させることが可能である
また、未だ当否判定の報知が開始されていないものに対応する第一種図柄と、現在当否判定を報知する演出が実行されている第二種図柄の態様が一度に変化する可能性があるものとすれば、現在当否判定を報知する演出が実行されているものに対応する当否判定が当たりとなる蓋然性が高まる可能性もあるし、それ以降の当否判定が当たりとなる蓋然性が高まる可能性もあるという、趣向性の高い演出とすることが可能である。
本発明にかかる遊技機によれば、保留変化演出の趣向性を向上させることが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 表示装置に表示される保留図柄の一例を示した図である。 保留図柄(第一種図柄)の種類の一覧である。 表示されている複数の保留図柄の全部に特定画像が作用する(全ての保留図柄が対象保留図柄となる)特殊保留変化演出の一例を示した図である。 表示されている複数の保留図柄の一部に特定画像が作用する演出例(一部の保留図柄が対象保留図柄となる)特殊保留変化演出の一例を示した図である。 第一具体例の設定がなされている場合において、発生しうる特殊保留変化演出の例を示した図である。 第二具体例の設定がなされている場合において、発生しうる特殊保留変化演出の例を示した図である。 第二種図柄の種類の一覧である。 変形例にかかる特殊保留変化演出の一例を示した図である。 可動部材を利用した特殊保留変化演出の一例を示した図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。かかる表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、図2、図3〜図7、図9、図10には、表示領域911の全部または一部を大まかに記載するが、その形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。公知の遊技機と同様に、大当たりとなる場合には、例えば識別図柄80が所定の組み合わせ(例えば同じ図柄の三つ揃い)となることによって報知され、それ以外の組み合わせが表示された場合には外れとなる。
本実施形態にかかる遊技機1は、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高まったことを示唆する保留変化演出を実行することが可能である。保留変化演出は、いわゆる保留図柄10を用いた先読み予告である。本実施形態では、上記当否判定のための数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果の報知が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定結果の報知が開始されていない数値(当該数値のそれぞれに対応するものが「保留」である)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、一種の始動入賞口につき四つである。なお、本実施形態では、当否判定結果の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
本実施形態では、記憶手段に記憶されている当否判定結果の報知が開始されていない取得された数値(当否判定情報)のそれぞれに対応するマークである保留図柄10が、表示装置91の表示領域911に表示される。具体的には、当否判定を実行するための数値が取得された順に並ぶよう、保留図柄10が表示装置91の表示領域911に表示される(図2等参照)。
本実施形態では、当該保留図柄10の態様として、通常図柄11と一または複数種の特殊図柄(本実施形態では、第一特殊図柄121〜第三特殊図柄123の三種類)が設定されている(図3等参照)。各保留図柄10に対応する当否判定が大当たりとなる蓋然性(いわゆる信頼度)は異なる。本実施形態では、当否判定が大当たりとなる蓋然性は、通常図柄11(最も低い)、第一特殊図柄121、第二特殊図柄122、第三特殊図柄123(最も高い)の順で高くなる。なお、通常図柄11、第一特殊図柄121、第二特殊図柄122、第三特殊図柄123のそれぞれは、態様が一種類のみであってもよいし、複数の態様を含むものであってもよい。例えば、第一種特殊図柄が、大当たりとなる蓋然性(いわゆる信頼度)が同じである複数種の態様を含んでいてもよい。具体的には、保留図柄10として表示されるキャラクタやマーク等の態様は異なるが、その背景色が白であるものは通常図柄11、青であるものは第一特殊図柄121、緑であるものは第二特殊図柄122、赤であるものは第三特殊図柄123、といった設定としてもよい。
保留変化演出は、保留図柄10が通常図柄11からいずれかの特殊図柄に変化、またはいずれかの特殊図柄が別の特殊図柄に変化することで、当該保留図柄10(特殊図柄)に対応する当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(信頼度)が、一定程度(通常図柄11に対応する当否判定結果が大当たりとなる蓋然性よりも)高まったことを示唆するものである。
本実施形態にかかる遊技機1は、保留変化演出として、従来一般に知られている保留変化演出だけでなく、複数の保留図柄10のうちのいずれかが変化する可能性を示す保留変化演出(以下、特殊保留変化演出と称することもある。当該演出が本発明における保留変化演出に相当する)が実行可能である。以下、特殊保留変化演出について説明する。
特殊保留変化演出は、表示装置91に複数の保留図柄10が表示されているときに実行される可能性がある。したがって、図示されない演出制御手段(演出を制御するための基板に実装された回路)は、複数の保留図柄10が表示されていることを必須の条件として特殊保留変化演出を実行するか否かを判断する。その他の条件は適宜設定することが可能である。ここで、本実施形態では、三つ以上の保留図柄10が存在しているときには、その全部に対して特殊保留変化演出を実行することも可能であるし、そのうちの一部(二以上の保留図柄10)に対して特殊保留変化演出を実行することも可能である(なお、以下の説明では、演出の対象となる保留図柄10を「対象保留図柄T」と称することもある。当該対象保留図柄Tは必ず複数となる)。例えば、四つの保留図柄10が存在しているときには、四つの保留図柄10全部を対象保留図柄Tとする特殊保留変化演出(図4参照)、四つの保留図柄10のうちのいずれか三つを対象保留図柄Tとする特殊保留変化演出、四つの保留図柄10のうちのいずれか二つを対象保留図柄Tとする特殊保留変化演出(図5参照)が実行される可能性がある。いずれの演出を実行するかは、抽選により適宜選定される。
図4、図5に示すように、特殊保留変化演出では、まず、特定画像30を表示装置91に表示する。特定画像30は、複数の対象保留図柄Tに一度に作用する画像である。表示されている保留図柄10のうちの複数の保留図柄10(対象保留図柄T)になんらか作用していることが遊技者に認識可能であれば、特定画像30はどのような画像であってもよい。本実施形態では、複数の対象保留図柄Tを覆い隠す、「雲」が発生したかのような画像が特定画像30として表示される。なお、上記「一度に作用」する画像とは、必ず各対象保留図柄Tに同時に作用する画像である必要はない。ある画像が複数の保留図柄10(対象保留図柄T)に対して短時間の間に作用し、当該画像が複数の保留図柄10にいっぺんに作用したということを遊技者が認識できるものであればよい。例えば、画面の左右方向に移動する画像(例えば「剣」)を表示した上で、当該画像が特定画像30として複数の対象保留図柄Tに作用する構成としてもよい。
後述するように、特定画像30が消去された後、当該特定画像30が作用した対象保留図柄Tのうちの全部または一部の態様が変化する可能性があるから、特定画像30は対象保留図柄Tが見えなくなるように覆う画像であることが好ましい。このようにすることで、特定画像30が消去された後の保留図柄10の態様の変化に驚きを与えることが可能である。
上述したように、対象保留図柄Tは、表示されている複数の保留図柄10の全部である場合(図4参照)もあるし、一部でもある場合(図5参照)もある。また、対象保留図柄Tの位置もその都度変化する。選択された対象保留図柄Tを覆うように大きさや形状が調整された特定画像30が表示される。そして、所定時間経過した、ある当否判定が報知された等、所定のタイミングを契機とし、特定画像30を消去するとともに、その画像に隠れていた保留図柄10を再度表示する。この際、対象保留図柄の態様を変化させる場合には、その態様を変化させる。
本実施形態では、発生しうる演出の帰趨として、
1)対象保留図柄Tの全部の態様が維持される、すなわち保留変化が全く発生しない
2)対象保留図柄Tのうちの複数の保留図柄10の態様が変化する
3)対象保留図柄Tのうちの一つの保留図柄10の態様が変化する
の三種類が設定されている。
このように、本実施形態にかかる遊技機1は、態様が変化する可能性がある対象保留図柄Tが複数である特殊保留変化演出を実行することができるため、演出の趣向性を向上させることが可能である。
上記三つの演出のうち、上記2)の演出、すなわち複数の保留図柄10の態様の変化が発生する場合において、演出の趣向性を高めるため、次の第一具体例や第二具体例のような変化が発生する設定にするとよい。
第一具体例は、変化した複数の保留図柄10の態様が変化した場合、その全ての変化後の態様が同じにならないような設定である。つまり、ある保留図柄10の変化後の態様と、それとは異なる別の保留図柄10の変化後の態様が異なる態様となるように設定されている。例えば、
・通常図柄11であった二つの保留図柄10の態様が変化する場合において、一方が第一特殊図柄121に変化するものの、他方が第二特殊図柄122に変化する演出(図6(a)参照)
・通常図柄11であった三つの保留図柄10の態様が変化する場合において、二つが第一特殊図柄121に変化するものの、残りの一つが第三特殊図柄123に変化する演出(図6(b)参照)
・二つの通常図柄11と第一特殊図柄121であった三つの保留図柄10の態様が変化する場合において、一方の通常図柄11であったものが第一特殊図柄121に変化し、他方の通常図柄11であったものが第三特殊図柄123に変化し、第二特殊図柄122であったものが第三特殊図柄123に変化する演出(図6(c)参照)
等が本例の演出に該当することとなる。
このように、変化後の保留図柄10の態様が全て同じになるものでなければ、少なくとも一つの保留図柄10に対応する当否判定が大当たりとなることに対する期待は、他の保留図柄10のそれよりも大きくなるため、遊技者は複数の保留図柄10の態様が変化することを願うことになり、演出の趣向性が向上する。また、本実施形態では、一度に複数の保留図柄10が別の態様に変化することがある(上記2)の演出が発生する可能性がある)構成であるため、演出に対する遊技者の興味を高めることが可能である。
第二具体例は、保留図柄10の態様が変化する場合、当該変化した保留図柄10に対応する当否判定が当たりとなる蓋然性が一または複数段階ステップアップする条件下において、ある変化した保留図柄10がステップアップした段階と、それとは異なる別の変化した保留図柄10がステップアップした段階が異なるような設定である。
上述したように、本実施形態の保留図柄10の態様としては、大当たりとなる蓋然性が低いものから順に、通常図柄11(一段階)、第一特殊図柄121(二段階)、第二特殊図柄122(三段階)、第三特殊図柄123(四段階)ということになる。つまり、大当たりとなる蓋然性(いわゆる信頼度)で区分けすると四段階設定されているということとなる。保留変化が発生する場合、変化後の保留図柄10は変化前の保留図柄10よりも当該段階が一段階以上ステップアップすることになるところ、本例は、複数の保留図柄10の態様が変化する場合、当該ステップアップの段階が全て同じにならないように設定されたものである。例えば、
・通常図柄11であった二つの保留図柄10の態様が変化する場合において、一方が第一特殊図柄121に変化(一段階のステップアップ)し、他方が第二特殊図柄122に変化(二段階のステップアップ)する演出(図7(a)参照)
・通常図柄11と第一特殊図柄121であった二つの保留図柄10の態様が変化する場合において、通常図柄11であったものが第二特殊図柄122に変化(二段階のステップアップ)し、他方が第二特殊図柄122に変化(一段階のステップアップ)する演出(図7(b)参照)
・二つの通常図柄11と第二特殊図柄122であった三つの保留図柄10の態様が変化する場合において、一方の通常図柄11であったものが第一特殊図柄121に変化(一段階のステップアップ)し、他方の通常図柄11であったものが第二特殊図柄122に変化(二段階のステップアップ)し、第二特殊図柄122であったものが第三特殊図柄123に変化(一段階のステップアップ)する演出(図7(c)参照)
等が本例の演出に該当することとなる。
このように、変化後の保留図柄10が変化前の保留図柄10よりステップアップする段階が全て同じになるものでなければ、いずれかの保留図柄10のステップアップする段階が大きくなることが期待できるという点で、演出の趣向性が向上する。また、遊技者は、対象保留図柄Tとして、変化前の態様が通常図柄11ではない特殊態様であった保留図柄10が含まれることを願うことになる。特殊態様であった保留図柄10がさらに大きくステップアップする期待がもてるからである。
上述したように、特殊保留変化演出を発生させるか否かの抽選はどのようなものであってもよいが、「表示されている保留図柄10の数が所定数(例えば三つ)以上」という条件が設定されていてもよい。つまり、記憶手段に記憶された当否判定に関する情報の数が所定数以上となっていることが、特殊保留変化演出が発生する必須の条件として設定されていてもよい。
より好ましくは、記憶手段に記憶された当否判定に関する情報の数が、当該記憶手段が記憶できる最大の数(本実施形態では四つ)となっていること(保留が一杯であること)が、特殊保留変化演出が発生する必須の条件として設定されているとよい。
このように、保留されている当否判定の数が増えることが、上記保留変化演出が発生しうる条件として設定することにより、特殊保留変化演出の発生を願う遊技者がいれば、その遊技者は始動入賞口904に遊技球を接触的に入賞させていき、保留図柄10の数が増えるよう遊技することとなる。つまり、遊技の促進を図ることが可能である。演出発生の条件を保留が一杯であることに設定すれば、保留が一杯になりそうであるがゆえに、その手前(本実施形態でいえば保留図柄10が三つ表示された状態)で遊技球の打出しを停止してしまうことが抑制され、遊技の促進を図ることが可能である。
[変形例]
以上説明した特殊保留変化演出は、当否判定の報知が開始されていない当否判定に関する情報に対応する保留図柄10(以下、第一種図柄10と称することもある)を利用したものであるが、当否判定の報知が開始されているものの現時点では当否判定の報知が完了していない当否判定に関する情報に対応する保留図柄20(いわゆる当該変動保留に対応する図柄。以下、第二種図柄20と称することもある)が表示される遊技機である場合には、第一種図柄10と第二種図柄20を利用した特殊保留変化演出が発生しうる構成としてもよい。
第二種図柄20は、いわゆる当該変動の当否判定に対応する保留図柄20である。つまり、現時点で実行されている当否判定を報知するための演出の結果に対応する図柄である。第一種図柄10の態様と第二種図柄20の態様は同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、第一種図柄10の種類(通常図柄11、第一特殊図柄121、第二特殊図柄122、第三特殊図柄123)と、第二種図柄20の種類は同じであってもよいし、異なっていてもよい。第二種図柄20が、対応する当否判定が大当たりとなる蓋然性(いわゆる信頼度)が異なる複数種の態様を含んだものであればよい。本例における第二種図柄20は、通常図柄21、それよりも大当たりとなる蓋然性が高い第一特殊図柄221、およびそれよりも大当たりとなる蓋然性が高い第二特殊図柄222の態様を含む(図8参照)。
図9に示すように、第二種図柄20は、第一種図柄10のうち、最も当否判定の報知が開始される順が早いもの(本実施形態では最も左に表示されるもの)の近くに表示されるとする。本例にかかる特殊保留変化演出は、第一種図柄10だけでなく第二種図柄20にも作用する上述の特定画像30が表示され、第一種図柄10だけでなく第二種図柄20もその態様が変化する可能性がある。なお、第二種図柄20の態様が変化せず、一または複数の第一種図柄10の態様が変化することがあってもよいし、第一種図柄10の態様が変化せず、第二種図柄20の態様が変化することがあってもよい。また、当該演出は、第二種図柄20を利用したものであるため、演出が発生する最低限の条件は、少なくとも一つの第一種図柄10が表示されているということになる(第二種図柄20を利用しない場合には、二以上の第一種図柄10が表示されていることが最低限の条件となる)。
このように第一種図柄10だけでなく第二種図柄20もその態様が変化する可能性があれば、第二種図柄20に作用する特定画像30が表示されたとき、現時点で当否判定を報知する演出が実行されているものに対応する当否判定が大当たりとなる蓋然性が高まる可能性もあるし、それ以降の当否判定が当たりとなる蓋然性が高まる可能性もあるという、趣向性の高い演出とすることが可能である。既に実行されている当否判定を報知する演出については、途中まで進行した演出等により当該当否判定が大当たりとなる期待の大きさがいくばくかは把握できているであろうから、それと第二種図柄20の態様の変化の可能性が相まって、遊技の趣向性を高めることが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態にかかる遊技機1は、保留図柄10が各種演出を実行するメインの表示装置91に表示されるものであるが、メインの表示装置91とは別のサブの表示装置91に保留図柄10が表示されるものについても、同様の技術思想が適用可能である。
また、上記実施形態における特殊保留変化演出は、最初に複数の保留図柄10(対象保留図柄T)に作用する特定画像30が表示されることを説明したが、遊技者の視覚的に複数の対象保留図柄Tに作用するものであれば、このような画像に限られない。例えば、図10に示すように、表示装置91における保留図柄10に重なる位置まで移動することができる可動部材40(いわゆる役物)を備えた遊技機とし、演出の最初に当該可動部材40が複数の対象保留図柄Tを覆う構成としてもよい。この場合、可動部材40が、常に全部の保留図柄10に作用する(例えば覆い隠す)ような構成であってもよいし、可動部材40が複数の対象保留図柄Tのみ作用するような構成、すなわち対象保留図柄Tの位置に合わせて可動部材40の移動方向等を制御できる構成としてもよい。
このように、態様が変化するかもしれない対象保留図柄Tが複数であることを遊技者に認識させることができれば、演出の最初に複数の対象保留図柄Tに一度に作用する要素(本発明における特定要素に相当する)は、表示装置91に表示される画像(特定画像30)であってもよいし、上記のような可動部材40であってもよい。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
手段1にかかる遊技機は、当否判定に関する情報を複数記憶することが可能な記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記当否判定に関する情報のそれぞれに対応づけられた保留図柄を表示する表示手段と、を備え、前記保留図柄は、対応する当否判定が当たりとなる蓋然性を示唆する複数種の態様を含むものであり、前記表示手段に複数の前記保留図柄が表示されている際、当該複数の保留図柄のうちの少なくとも一部である複数の対象保留図柄に対し、視覚的に特定要素を一度に作用させた上で、当該複数の対象保留図柄のうちのいずれかが、別の態様に変化する場合がある保留変化演出が実行可能であることを特徴とする。
上記手段1にかかる遊技機によれば、態様が変化する可能性がある対象保留図柄が複数である保留変化演出を実行することができるため、演出の趣向性を向上させることが可能である。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記複数の対象保留図柄に対し、視覚的に前記特定要素が一度に作用した後、当該複数の対象保留図柄のうちの少なくとも一部である複数の保留図柄が同時に別の態様に変化する場合があることを特徴とする。
手段2にかかる遊技機のような構成とすれば、複数の保留図柄が一度に変化することに期待のもてる演出となり、演出に対する遊技者の興味を高めることが可能である。
手段3にかかる遊技機は、手段2に記載の遊技機において、前記保留図柄の複数種の態様は、それぞれが示唆する当たりとなる蓋然性が異なるように設定されたものであって、前記複数の対象保留図柄に対し、視覚的に前記特定要素が一度に作用した後、当該複数の対象保留図柄のうちの少なくとも一部である複数の保留図柄が同時に別の態様に変化した場合、ある保留図柄の変化後の態様と、それとは異なる別の保留図柄の変化後の態様が異なる態様となるように設定されていることを特徴とする。
手段4にかかる遊技機は、手段2に記載の遊技機において、前記保留図柄の複数種の態様は、それぞれが示唆する当たりとなる蓋然性が異なるように段階的に設定されたものであって、前記保留図柄の態様が変化する場合には、当該当たりとなる蓋然性が一または複数段階ステップアップするように設定されており、前記複数の対象保留図柄に対し、視覚的に前記特定要素が一度に作用した後、当該複数の対象保留図柄のうちの少なくとも一部である複数の保留図柄が同時に別の態様に変化した場合、ある変化した保留図柄がステップアップした段階と、それとは異なる別の変化した保留図柄がステップアップした段階が異なるように設定されていることを特徴とする。
手段3、4にかかる遊技機のような構成とすれば、複数の保留図柄の態様が一度に変化する場合、その変化の内容が異なるものとなるから、演出に対する遊技者の興味を高めることが可能である。具体的には、複数の保留図柄の態様が一度に変化する場合には、態様が変化したある保留図柄に対応する当否判定が当たりとなる蓋然性は、態様が変化した別の保留図柄に対応する当否判定が当たりとなる蓋然性と異なるものとなる(態様が変化した一方の保留図柄に対する期待が相対的に高いものとなる)から、遊技者は複数の保留図柄の態様が変化することを願いつつ演出を見守ることとなり、演出の趣向性が向上する。
手段5にかかる遊技機は、手段1から手段4のいずれかに記載の遊技機において、前記保留図柄は、未だ当否判定の報知が開始されていない前記当否判定に関する情報に対応する第一種図柄と、当否判定の報知が開始されているものの現時点では当否判定の報知が完了していない前記当否判定に関する情報に対応する第二種図柄と、を含み、視覚的に前記特定要素が一度に作用する前記複数の対象保留図柄に、前記第一種図柄と前記第二種図柄の両方が含まれる場合があることを特徴とする。
手段5にかかる遊技機のように、未だ当否判定の報知が開始されていないものに対応する第一種図柄と、現在当否判定を報知する演出が実行されている第二種図柄の態様が一度に変化する可能性があるものとすれば、現在当否判定を報知する演出が実行されているものに対応する当否判定が当たりとなる蓋然性が高まる可能性もあるし、それ以降の当否判定が当たりとなる蓋然性が高まる可能性もあるという、趣向性の高い演出とすることが可能である。
手段6にかかる遊技機は、手段1から手段5のいずれかに記載の遊技機において、前記記憶手段に記憶された前記当否判定に関する情報の数が、所定数以上となっているときに、前記複数の対象保留図柄に対し、視覚的に前記特定要素が一度に作用する場合があることを特徴とする。
手段7にかかる遊技機は、手段6に記載の遊技機において、前記記憶手段に記憶された前記当否判定に関する情報の数が、当該記憶手段が記憶できる最大の数となっているときに、前記複数の対象保留図柄に対し、視覚的に前記特定要素が一度に作用する場合があることを特徴とする。
手段6、7にかかる遊技機のように、保留されている当否判定の数が増えることが、上記保留変化演出が発生しうる条件として設定することにより、(当該演出の発生を願う遊技者による)遊技の促進を図ることが可能である。
1 遊技機
10 保留図柄(第一種図柄)
11 通常図柄
121 第一特殊図柄
122 第二特殊図柄
123 第三特殊図柄
T 対象保留図柄
20 保留図柄(第二種図柄)
21 通常図柄
221 第一特殊図柄
222 第二特殊図柄
30 特定画像
40 可動部材
91 表示装置
911 表示領域

Claims (2)

  1. 当否判定に関する情報を複数記憶することが可能な記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記当否判定に関する情報のそれぞれに対応づけられた保留図柄、および当否判定結果を示すための図柄であって、変動された後、当否判定結果を示す態様で停止される識別図柄を表示する表示手段と、
    を備え、
    前記保留図柄は、対応する当否判定が当たりとなる蓋然性である信頼度を示唆する複数種の態様を含むものであり、
    前記表示手段にて前記識別図柄が変動している最中に、前記表示手段に複数の前記保留図柄が表示されている際、当該複数の保留図柄の全てを対象保留図柄として、当該複数の対象保留図柄に対し、視覚的に特定要素を一度に作用させた上で、当該複数の対象保留図柄のうちの一部の保留図柄の態様は維持されるものの、他の二以上の保留図柄の態様が前記信頼度が高まる方向に変化する場合がある保留変化演出が実行可能であり、
    前記保留変化演出にて態様が変化した二以上の保留図柄の変化後の態様は全て同じとならず、前記信頼度に差が生じるように設定されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記保留図柄は、
    未だ当否判定の報知が開始されていない前記当否判定に関する情報に対応する第一種図柄と、
    当否判定の報知が開始されているものの現時点では当否判定の報知が完了していない前記当否判定に関する情報に対応する第二種図柄と、
    を含み、
    視覚的に前記特定要素が一度に作用する前記複数の対象保留図柄に、前記第一種図柄と前記第二種図柄の両方が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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