JP6866959B2 - スイッチング回路 - Google Patents

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Description

本開示は、スイッチング回路に関する。
従来、複数のスイッチ素子を用いたマルチレベル電力変換装置は、第1スイッチ〜(2m−2)スイッチからなる(2m−2)個のスイッチ素子(mは電力変換回路のレベルに相当する)が直列接続された電力変換回路と、複数個の第1スイッチ素子に対応して接続される複数個の駆動回路と、複数個の駆動回路に電力を供給する共用電源とを備える(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−33614号公報
ところで、例えば2レベルの電力変換回路において、出力端子と第1電線との間、出力端子と第2電線との間のスイッチ素子を、それぞれ複数のスイッチ素子で構成することが考えられる。このような電力変換回路では、各スイッチ素子を制御する駆動回路にそれぞれ個別の電源を接続する必要があり、大型化するおそれがある。特許文献1のようにブートストラップ回路を設けて駆動回路に電源供給する構成では、電力変換回路の起動時に高電位側のブートストラップ回路におけるブートコンデンサが充電されていないため、駆動回路が動作せず、スイッチ素子を制御できない。
本開示の目的は、回路の大型化を抑制するとともに起動時に複数のスイッチ素子を同期して制御できるスイッチング回路を提供することにある。
本開示の一形態であるスイッチング回路は、第1電圧が印加される第1入出力部、及び前記第1電圧よりも高い第2電圧が印加される第2入出力部と、前記第1入出力部と前記第2入出力部との間に直列接続された第1スイッチ回路及び第2スイッチ回路と、前記第1スイッチ回路及び前記第2スイッチ回路を制御する制御部と、前記第1スイッチ回路と前記第2スイッチ回路との間に接続される第3入出力部と、を有し、前記第2入出力部又は前記第3入出力部に印加される電圧に基づいて、前記第1スイッチ回路と前記第2スイッチ回路のオンオフに応じた電圧を前記第3入出力部又は前記第2入出力部に生成するためのスイッチング回路であって、前記第1スイッチ回路は、前記第1入出力部と前記第3入出力部との間に直列接続された複数の第1スイッチ素子を有し、前記第2スイッチ回路は、前記第3入出力部と前記第2入出力部との間に直列接続された複数の第2スイッチ素子を有し、複数の前記第1スイッチ素子をそれぞれオンオフ制御する複数の第1駆動回路と複数の前記第2スイッチ素子をそれぞれオンオフ制御する複数の第2駆動回路と、複数の前記第1駆動回路のうちの前記第1入出力部に最も近い第1駆動回路に接続され、前記第1駆動回路に電圧を供給する第1電源部と、複数の前記第1駆動回路のうちの前記第1電源部が接続された第1駆動回路以外の第1駆動回路にそれぞれ接続されるとともに前記第1電源部に接続され、前記第1電源部の電圧に基づいてそれぞれが接続された前記第1駆動回路に電圧を供給する第1ブートストラップ回路と、複数の前記第2駆動回路のうちの前記第3入出力部に最も近い第2駆動回路に接続され、前記第2駆動回路に電圧を供給する第2電源部と、複数の前記第2駆動回路のうちの前記第2電源部が接続された第2駆動回路以外の第2駆動回路にそれぞれ接続されるとともに前記第2電源部が接続され、前記第2電源部の電圧に基づいてそれぞれが接続された前記第2駆動回路に電圧を供給する第2ブートストラップ回路と、を有し、前記制御部は、前記複数の第1スイッチ素子の動作が同期し、前記複数の第2スイッチ素子の動作が同期し、かつ、前記複数の第1スイッチ素子と前記複数の第2スイッチ素子とが相補的にオンオフする第1動作を行い、前記第1動作を行う前に、前記第1スイッチ回路のうちの前記最も低電位側の第1スイッチ素子から順にオンする第2動作を行う。
この構成によれば、制御部が第2動作を行うことによって第1ブートストラップ回路のブートコンデンサが充電されるため、制御部が第1動作を行うときには第1ブートストラップ回路のブートコンデンサが充電された状態となっている。このため、制御部が第1動作を行う場合、第1電源部及び第1ブートストラップ回路のブートコンデンサを通じて、複数の第1スイッチ素子のうちの最も低電位側の第1スイッチ素子以外の第1スイッチ素子をオンすることができる。したがって、第1動作において、複数の第1スイッチ素子を同時にオンすることができる。
本開示の一形態であるスイッチング回路によれば、回路の大型化を抑制するとともに起動時に複数のスイッチ素子を同期して制御できる。
第1実施形態のスイッチング回路が用いられる電力管理システムの構成図。 (a)はスイッチング回路の回路図、(b)は制御部及びその周辺のブロック図。 スイッチング回路の動作の一例を示すタイムチャート。 スイッチング回路の動作の別例を示すタイムチャート。 (a)は第2実施形態のスイッチング回路の回路図、(b)は制御部及びその周辺のブロック図。 スイッチング回路の動作の一例を示すタイムチャート。 第3実施形態のスイッチング回路を有する電力変換装置の回路図。 スイッチング回路の動作の一例を示すタイムチャート。 変更例のスイッチング回路を有する電力変換装置の回路図。 変更例のスイッチング回路の動作の一例を示すタイムチャート。 別の変更例のスイッチング回路の一部を示す回路図。
以下、図面を参照して、各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、電力管理システム1は、パワーコンディショナ10と、パワーコンディショナ10に電気的に接続された太陽光発電装置2及び蓄電装置3とを備える。パワーコンディショナ10は、交流母線4と系統連系保護リレー5を介して電力系統6に接続される。交流母線4には、パワーコンディショナ10側から見て系統連系保護リレー5の外側に、図示しない分電盤等を介して負荷7が接続されている。系統連系保護リレー5は、電力系統6とパワーコンディショナ10とを解列可能である。負荷7は、例えば屋内負荷であり、照明、冷蔵庫、洗濯機、空気調和機、電子レンジ等が挙げられる。電力管理システム1は、パワーコンディショナ10によって太陽光発電装置2、蓄電装置3、電力系統6、及び負荷7の間の電力の調整を行う。この調整の一例としては、太陽光発電装置2が発電した電力の電力系統6への逆潮流、蓄電装置3への蓄電、及び負荷7への供給の調整と、電力系統6の電力の蓄電装置3への蓄電及び負荷7への供給の調整とが挙げられる。なお、発電装置としては、太陽光発電装置のほか、例えば、風力発電装置、ガス発電装置、地熱発電装置等を用いることができる。
太陽光発電装置2は、光発電パネル(図示略)を有し、光発電パネルが発電した直流電力をパワーコンディショナ10に供給する。太陽光発電装置2は、例えば光発電パネルが出力する電力が最大となる出力電圧で電流を取り出す最大電力点追従制御を実行する。
蓄電装置3は、直列に接続された複数の蓄電池を含む。パワーコンディショナ10は、蓄電装置3の充電と放電とを制御する。
パワーコンディショナ10は、PVコンバータ11、直流交流変換装置(DC/ACコンバータ)12、制御部13、及び電力変換装置20を有する。PVコンバータ11、直流交流変換装置12、及び電力変換装置20はそれぞれ、高圧直流バス14に接続される。すなわち、PVコンバータ11と直流交流変換装置12と電力変換装置20は、高圧直流バス14を介して互いに接続されている。
太陽光発電装置2は、PVコンバータ11に接続される。PVコンバータ11は、季節や天候、時間帯等の日照条件によって変化する太陽光発電装置2を最大電力点追従制御にて高圧直流バス14に出力する。PVコンバータ11が高圧直流バス14に出力する設定電圧の一例は、380Vである。直流交流変換装置12は、交流母線4に接続されている。直流交流変換装置12は、高圧直流バス14の直流電力を例えば実効値で200Vの交流電力に変換して交流母線4に出力する。また、直流交流変換装置12は、交流母線4の交流電力を設定電圧の直流電力に変換して高圧直流バス14に出力する。
電力変換装置20は、高圧直流バス14の直流電力を、蓄電装置3に充電される直流電力に変換する。また電力変換装置20は、蓄電装置3から放電される直流電力を、高圧直流バス14に応じた設定電圧の直流電力に変換する。本実施形態では、電力変換装置20は、双方向のDC/DCコンバータである。
制御部13は、PVコンバータ11、直流交流変換装置12、及び電力変換装置20と通信可能に接続され、PVコンバータ11、直流交流変換装置12、及び電力変換装置20の動作をそれぞれ制御する。制御部13は、予め定められる制御プログラムを実行する演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)を含む。制御部13は、1又は複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。制御部13は、複数の場所に離れて配置される複数の演算処理装置を含んでいてもよい。制御部13は、記憶部をさらに含む。記憶部には、各種の制御プログラム及び各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶部は、例えば不揮発性メモリ及び揮発性メモリを含む。
図2(a)に示すように、電力変換装置20は、スイッチング回路20Aを有する。スイッチング回路20Aは、図1に示す高圧直流バス14に接続される一対の第1入出力端子22と、図1に示す蓄電装置3に接続される一対の第2入出力端子23とを有する。
スイッチング回路20Aは、第1電線21L、第2電線21H、及び第3電線21Mを有する。第1電線21L及び第3電線21Mは、一対の第2入出力端子23を介して図1に示す蓄電装置3に接続される。第1電線21L及び第2電線21Hは、一対の第1入出力端子22を介して図1に示す高圧直流バス14に接続される。第1電線21Lは例えば蓄電装置3のマイナス端子に電気的に接続され、第3電線21Mは例えば蓄電装置3のプラス端子に電気的に接続される。これにより、第1電線21Lに第1電圧V1(例えば0V)が印加され、第3電線21Mに第1電圧V1よりも高い第3電圧V3(例えば蓄電装置3の蓄電電圧)が印加される。また第2電線21Hに第1電圧V1よりも高い第2電圧V2(例えば高圧直流バス14の電圧である380V)が印加される。なお、上述の第1電圧V1及び第3電圧V3は、蓄電装置3から高圧直流バス14に向かって電力供給する場合を示している。蓄電装置3を充電する場合には、高圧直流バス14の直流電力を電力変換した電圧が、第1電線21Lと第3電線21Mとに印加される。
電力変換装置20は、第1電線21Lと第2電線21Hとの間に直列に接続された第1スイッチ回路30及び第2スイッチ回路40と、第1スイッチ回路30及び第2スイッチ回路40を駆動する駆動回路(ドライバ)24と、駆動回路24に動作電圧を供給する電源回路25とを有する。制御部13は、第1スイッチ回路30と第2スイッチ回路40とを相補的にオンオフ制御する制御信号を駆動回路24に出力する。
第1スイッチ回路30と第2スイッチ回路40との間の接続ノードNは、第3電線21Mに接続されている。第3電線21Mは、インダクタ27を介して一対の第2入出力端子23の一方の端子に接続されている。一対の第2入出力端子23の他方の端子は、上述の第1電線21Lに接続されている。なお、本実施形態では、第1電線21Lは第1入出力部を構成し、第2電線21Hは第2入出力部を構成し、第3電線21Mは第3入出力部を構成する。また、第1入出力部として、一対の第1入出力端子22のうちの第1電線21Lに接続される端子から構成されてもよいし、この端子と第1電線21Lとから構成されてもよい。第2入出力部として、一対の第2入出力端子23のうちの第2電線21Hに接続される端子から構成されてもよいし、この端子と第2電線21Hとから構成されてもよい。第3入出力部として、一対の第2入出力端子23のうちの第3電線21Mに接続される端子から構成されてもよいし、この端子と第3電線21Mとから構成されてもよいし、上記端子と第3電線21Mとインダクタ27とから構成されてもよい。
第1スイッチ回路30は、接続ノードNと第1電線21Lとの間に直列接続された複数(本実施形態では、3個)の第1スイッチ素子31〜33を有する。第1スイッチ素子31〜33はそれぞれ、例えばN型のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)が用いられる。本実施形態では、第1スイッチ素子31〜33は、Si(シリコン)基板により形成されたMOSFETが用いられる。第1スイッチ素子31〜33は、ボディダイオード31a〜33aを有する。第1スイッチ素子31〜33は、低電位側から高電位側に向けて第1スイッチ素子31、第1スイッチ素子32、及び第1スイッチ素子33の順に配置されている。第1スイッチ素子31のソースは第1電線21Lに接続され、第1スイッチ素子31のドレインは第1スイッチ素子32のソースに接続され、第1スイッチ素子32のドレインは第1スイッチ素子33のソースに接続され、第1スイッチ素子33のドレインは接続ノードNに接続されている。
第2スイッチ回路40は、接続ノードNと第2電線21Hとの間に直列接続された複数(本実施形態では3個)の第2スイッチ素子41〜43を有する。第2スイッチ素子41〜43はそれぞれ、例えばN型のMOSFETが用いられる。本実施形態では、第2スイッチ素子41〜43は、Si基板により形成されたMOSFETが用いられる。第2スイッチ素子41〜43は、ボディダイオード41a〜43aを有する。第2スイッチ素子41〜43は、低電位側から高電位側に向けて第2スイッチ素子41、第2スイッチ素子42、及び第2スイッチ素子43の順に配置されている。第2スイッチ素子41のソースは接続ノードNに接続され、第2スイッチ素子41のドレインは第2スイッチ素子42のソースに接続され、第2スイッチ素子42のドレインは第2スイッチ素子43のソースに接続され、第2スイッチ素子43のドレインは第2電線21Hに接続されている。
駆動回路24は、第1スイッチ回路30の第1スイッチ素子31〜33と、第2スイッチ回路40の第2スイッチ素子41〜43とをそれぞれ駆動する複数(本実施形態では6個)の駆動回路24A〜24Fを有する。
図2(b)に示すように、駆動回路24A〜24Fはそれぞれ、制御部13と接続されている。制御部13は、駆動回路24A〜24Fのそれぞれに制御信号を出力する。駆動回路24A〜24Fは、例えばプッシュプル回路を有し、制御信号に基づいてプッシュプル回路が動作するように構成されている。図2(a)に示すように、駆動回路24A〜24Fは、高電位電源端子THA〜THFと低電位電源端子TLA〜TLFとを有する。駆動回路24Aの低電位電源端子TLAは、第1電線21Lに接続されている。駆動回路24Bの低電位電源端子TLBは、第1スイッチ素子31と第1スイッチ素子32との接続ノードN1に接続されている。駆動回路24Cの低電位電源端子TLCは、第1スイッチ素子32と第1スイッチ素子33との接続ノードN2に接続されている。駆動回路24Dの低電位電源端子TLDは、接続ノードNに接続されている。駆動回路24Eの低電位電源端子TLEは、第2スイッチ素子41と第2スイッチ素子42との接続ノードN3に接続されている。駆動回路24Fの低電位電源端子TLFは、第2スイッチ素子42と第2スイッチ素子43との接続ノードN4に接続されている。
駆動回路24A〜24Cはそれぞれ、第1駆動回路の一例であり、第1スイッチ回路30を駆動させる。より詳細には、駆動回路24Aは、第1スイッチ素子31のゲートに接続され、制御部13からの制御信号に基づいて第1スイッチ素子31をオンオフ制御する。駆動回路24Bは、第1スイッチ素子32のゲートに接続され、制御部13からの制御信号に基づいて第1スイッチ素子32をオンオフ制御する。駆動回路24Cは、第1スイッチ素子33のゲートに接続され、制御部13からの制御信号に基づいて第1スイッチ素子33をオンオフ制御する。
駆動回路24D〜24Fはそれぞれ、第2駆動回路の一例であり、第2スイッチ回路40を駆動させる。より詳細には、駆動回路24Dは、第2スイッチ素子41のゲートに接続され、制御部13からの制御信号に基づいて第2スイッチ素子41をオンオフ制御する。駆動回路24Eは、第2スイッチ素子42のゲートに接続され、制御部13からの制御信号に基づいて第2スイッチ素子42をオンオフ制御する。駆動回路24Fは、第2スイッチ素子43のゲートに接続され、制御部13からの制御信号に基づいて第2スイッチ素子43をオンオフ制御する。
電源回路25は、低電位側の駆動回路24Aに電力を供給する第1電源部25Lと、高電位側の駆動回路24Dに電力を供給する第2電源部25Hとを有する。また、電源回路25は、第1電源部25Lの電力(電圧)に基づいて低電位側の駆動回路24B,24Cに電力(電圧)を供給する複数(本実施形態では2個)の第1ブートストラップ回路50A,50Bと、第2電源部25Hの電力(電圧)に基づいて高電位側の駆動回路24E,24Fに電力(電圧)を供給する複数(本実施形態では2個)の第2ブートストラップ回路50C,50Dとを有する。
第1電源部25Lは、例えば直流電源が用いられる。第1電源部25Lは、駆動回路24A〜24Cのうちの第1電線21Lに最も近い駆動回路24Aに接続されている。より詳細には、第1電源部25Lのマイナス端子は、第1電線21Lに接続され、第1電源部25Lのプラス端子は、駆動回路24Aの高電位電源端子THAに接続されている。
第2電源部25Hは、例えば直流電源が用いられる。第2電源部25Hは、駆動回路24D〜24Fのうちの第3電線21Mに最も近い駆動回路24Dに接続されている。より詳細には、第2電源部25Hのマイナス端子は、接続ノードNに接続され、第2電源部25Hのプラス端子は、駆動回路24Dの高電位電源端子THDに接続されている。
第1ブートストラップ回路50Aは、第1電源部25Lのプラス端子と、駆動回路24Bとの間に接続されている。第1ブートストラップ回路50Bは、第1電源部25Lのプラス端子と、駆動回路24Cとの間に接続されている。すなわち第1電源部25Lのプラス端子は、第1ブートストラップ回路50A,50Bを介して駆動回路24B,24Cの高電位電源端子THB,THCに接続されている。
第2ブートストラップ回路50Cは、第2電源部25Hのプラス端子と、駆動回路24Eとの間に接続されている。第2ブートストラップ回路50Dは、第2電源部25Hのプラス端子と、駆動回路24Fとの間に接続されている。すなわち第2電源部25Hのプラス端子は、第2ブートストラップ回路50C,50Dを介して駆動回路24E,24Fの高電位電源端子THE,THFに接続されている。
各ブートストラップ回路50A〜50Dは、同じ構成であり、ブートダイオード51A〜51D及びブートコンデンサ52A〜52Dを有する。
第1ブートストラップ回路50Aのブートダイオード51Aのアノードは、第1電源部25Lのプラス端子に接続され、ブートダイオード51Aのカソードは、駆動回路24Bの高電位電源端子THBに接続されている。第1ブートストラップ回路50Aの第1ブートコンデンサ52Aの第1端子は、ブートダイオード51Aのカソード及び駆動回路24Bの高電位電源端子THBに接続され、第1ブートコンデンサ52Aの第2端子は、駆動回路24Bの低電位電源端子TLBに接続されている。第1ブートストラップ回路50Aは、第1スイッチ素子32をオンさせるために必要な電圧(駆動電圧)を、駆動回路24Bに供給する。
第1ブートストラップ回路50Bのブートダイオード51Bのアノードは、第1電源部25Lのプラス端子に接続され、ブートダイオード51Bのカソードは、駆動回路24Cの高電位電源端子THCに接続されている。第1ブートストラップ回路50Bの第1ブートコンデンサ52Bの第1端子は、ブートダイオード51Bのカソード及び駆動回路24Cの高電位電源端子THCに接続され、第1ブートコンデンサ52Bの第2端子は、駆動回路24Cの低電位電源端子TLCに接続されている。第1ブートストラップ回路50Bは、第1スイッチ素子33をオンさせるために必要な電圧(駆動電圧)を、駆動回路24Cに供給する。
第2ブートストラップ回路50Cのブートダイオード51Cのアノードは、第2電源部25Hのプラス端子に接続され、ブートダイオード51Cのカソードは、駆動回路24Eの高電位電源端子THEに接続されている。第2ブートストラップ回路50Cの第2ブートコンデンサ52Cの第1端子は、ブートダイオード51Cのカソード及び駆動回路24Eの高電位電源端子THEに接続され、第2ブートコンデンサ52Cの第2端子は、駆動回路24Eの低電位電源端子TLEに接続されている。第2ブートストラップ回路50Cは、第2スイッチ素子42をオンさせるために必要な電圧(駆動電圧)を、駆動回路24Eに供給する。
第2ブートストラップ回路50Dのブートダイオード51Dのアノードは、第2電源部25Hのプラス端子に接続され、ブートダイオード51Dのカソードは、駆動回路24Fの高電位電源端子THFに接続されている。第2ブートストラップ回路50Dの第2ブートコンデンサ52Dの第1端子は、ブートダイオード51Dのカソード及び駆動回路24Fの高電位電源端子THFに接続され、第2ブートコンデンサ52Dの第2端子は、駆動回路24Fの低電位電源端子TLFに接続されている。第2ブートストラップ回路50Dは、第2スイッチ素子43をオンさせるために必要な電圧(駆動電圧)を、駆動回路24Fに供給する。
また、スイッチング回路20Aは、スナバ用のコンデンサ28A〜28Cをさらに有する。コンデンサ28Aの第1端子は、第1電線21Lに接続され、コンデンサ28Aの第2端子は、第2電線21Hに接続されている。コンデンサ28Aは、スイッチ素子31〜33,41〜43の直列回路と並列接続されている。コンデンサ28Bの第1端子は、接続ノードN1に接続され、コンデンサ28Bの第2端子は、接続ノードN4に接続されている。コンデンサ28Cの第1端子は、接続ノードN2に接続され、コンデンサ28Cの第2端子は、接続ノードN3に接続されている。また、平滑用のコンデンサ28Dがコンデンサ28Aに並列に接続されている。
次に、電力変換装置20の動作について説明する。
制御部13は、例えば電力変換装置20の駆動を第1動作及び第2動作で制御する。一例では、制御部13は、第1動作として、スイッチング回路20Aにおける第1スイッチ回路30の第1スイッチ素子31〜33を同時にオンオフし、第2スイッチ回路40の第2スイッチ素子41〜43を同時にオンオフするように制御し、かつ第1スイッチ素子31〜33と第2スイッチ素子41〜43とを相補的にオンオフさせる。ここで、相補的とは、第1スイッチ素子31〜33が同時にオフになった後に、第2スイッチ素子41〜43を同時にオンする、もしくは、第1スイッチ素子31〜33が同時にオンとなる前に第2スイッチ素子41〜43を同時にオフする動作を示す。また、第1スイッチ素子31〜33の動作と第2スイッチ素子41〜43の動作との間に、第1スイッチ素子31〜33と第2スイッチ素子41〜43とがオフになるデッドタイムが設けられている。第1動作は、電力変換装置20による電力変換動作である。すなわち、電力変換装置20が第1動作を行うことにより、高圧直流バス14の直流電力を、蓄電装置3に充電される直流電力に変換したり、蓄電装置3から放電される直流電力を、高圧直流バス14に応じた設定電圧の直流電力に変換したりする。
また制御部13は、第2動作として、第1スイッチ回路30の第1スイッチ素子31及び第1スイッチ素子32の順にオンすることにより、ブートストラップ回路50A,50Bの第1ブートコンデンサ52A,52Bを順次充電する。第2動作は、第1動作を実行するために行われる動作であり、第1動作よりも前に行われる。
制御部13による電力変換装置20の駆動の一実行態様について、図3を用いて説明する。
制御部13は、時刻t11〜t13の期間において第2動作を実行する。
制御部13は、時刻t11において第1スイッチ素子31のみをオンする。このとき、第1スイッチ素子31を通じて第1スイッチ素子32のソースと第1電線21Lとが同じ電位となるため、第1電源部25Lによって第1ブートストラップ回路50Aの第1ブートコンデンサ52Aが充電される。このため、第1ブートコンデンサ52Aの電位が時刻t11から時間の経過とともに上昇し、時刻t12では第1ブートコンデンサ52Aが満充電となっている。
制御部13は、時刻t12において第1スイッチ素子32をオンする。すなわち制御部13は、第1ブートコンデンサ52Aが第1スイッチ素子32をオンさせるのに必要な電圧になった後に第1スイッチ素子32をオンする。ここで、例えば第1ブートコンデンサ52Aは、約10μsの充電を行うことによって第1スイッチ素子32をオンさせるのに必要な電圧となるため、十分な充電時間を確保した駆動信号のシーケンスを組むことによって、上記動作を実施している。このとき、第1スイッチ素子31はオン状態が維持されている。第1スイッチ素子32がオンすることによって、第1スイッチ素子31及び第1スイッチ素子32を通じて第1スイッチ素子33のソースと第1電線21Lとが同じ電位となる。このため、第1電源部25Lによって第1ブートストラップ回路50Bの第1ブートコンデンサ52Bが充電される。これにより、第1ブートコンデンサ52Bの電位が時刻t12から時間の経過とともに上昇し、時刻t13では第1ブートコンデンサ52Bは満充電となっている。また時刻t13では、第1ブートコンデンサ52Aも満充電である。制御部13は、時刻t13において第1スイッチ素子31及び第1スイッチ素子32をオフする。なお、制御部13は、第1スイッチ素子32をオンするタイミングとして、時刻t12に限られず、第1ブートコンデンサ52Aが第1スイッチ素子32をオンさせるのに必要な電圧となったときに第1スイッチ素子32をオンしてもよい。
次に、制御部13は、時刻t14以降で第1動作を実行する。
制御部13は、時刻t14において第1スイッチ素子31〜33をオンし、時刻t15において第1スイッチ素子31〜33をオフする。時刻t14〜t15の期間は、第1動作における第1スイッチ素子31〜33の周期的なオンオフ制御のオン期間である。また時刻t15において、第1スイッチ素子31〜33がオフされることによって、第2スイッチ素子42のボディダイオード42a及び第2スイッチ素子43のボディダイオード43aを通じて第2ブートストラップ回路50C,50Dの第2ブートコンデンサ52C,52Dがそれぞれ充電される。第2ブートコンデンサ52C,52Dは、時刻t16において満充電になる。
制御部13は、時刻t16において第2スイッチ素子41〜43をオンし、時刻t17において第2スイッチ素子41〜43をオフする。このように、制御部13は、第2ブートコンデンサ52C,52Dが第2スイッチ素子42,43をオンさせるのに必要な電圧になった後に第2スイッチ素子41〜43をオンする。ここで、例えば第2ブートコンデンサ52Cは、約10μsの充電を行うことによって第2スイッチ素子42をオンさせるのに必要な電圧となり、第2ブートコンデンサ52Dは、約10μsの充電を行うことによって第2スイッチ素子43をオンさせるのに必要な電圧となるため、十分な充電時間を確保した駆動信号のシーケンスを組むことによって、上記動作を実施している。時刻t16〜t17の期間は、第1動作における第2スイッチ素子41〜43の周期的なオンオフ制御のオン期間よりも短い。これは、時刻t14において第1スイッチ素子31〜33が周期的なオンオフ制御が開始されたことに伴い、第1スイッチ素子31〜33と第2スイッチ素子41〜43とが同時にオンになることを避けるためである。そして制御部13は、時刻t18以降では、第2スイッチ素子41〜43の周期的にオンオフ制御する。
次に、制御部13による電力変換装置20の駆動の別の一実行態様について、図4を用いて説明する。
制御部13は、例えば電力変換装置20の駆動を第1動作〜第3動作で制御する。一例では、制御部13は、第2動作として、第1スイッチ回路30の第1スイッチ素子31及び第1スイッチ素子32の順にオンすることにより、ブートストラップ回路50A,50Bの第1ブートコンデンサ52A,52Bを順次充電する。そして制御部13は、第3動作として、第2スイッチ回路40の第2スイッチ素子41及び第2スイッチ素子42の順にオンすることにより、ブートストラップ回路50C,50Dの第2ブートコンデンサ52C,52Dを順次充電する。これにより、電力変換装置20が第1動作で駆動開始するときに、各ブートコンデンサ52A〜52Dが満充電となる。
制御部13は、時刻t21〜t23の期間において第2動作を実行し、時刻t23〜t25の期間において第3動作を実行する。
制御部13は、時刻t21において第1スイッチ素子31のみをオンする。このとき、第1スイッチ素子31を通じて第1スイッチ素子32のソースと第1電線21Lとが同じ電位となるため、第1電源部25Lによって第1ブートストラップ回路50Aの第1ブートコンデンサ52Aが充電される。このため、第1ブートコンデンサ52Aの電位が時刻t21から時間の経過とともに上昇し、時刻t22では、第1ブートコンデンサ52Aが満充電となっている。
制御部13は、時刻t22において第1スイッチ素子32をオンする。このとき、第1スイッチ素子31はオン状態が維持されている。第1スイッチ素子32がオンすることによって、第1スイッチ素子31及び第1スイッチ素子32を通じて第1スイッチ素子33のソースと第1電線21Lとが同じ電位となる。このため、第1電源部25Lによって第1ブートストラップ回路50Bの第1ブートコンデンサ52Bが充電される。これにより、第1ブートコンデンサ52Bの電位が時刻t22から時間の経過とともに上昇し、時刻t23では、第1ブートコンデンサ52Bが満充電となっている。
制御部13は、時刻t23において第1スイッチ素子31,32をオフするとともに第2スイッチ素子41をオンする。このとき、第2スイッチ素子41を通じて第2スイッチ素子42のソースと接続ノードNとが同じ電位となるため、第2電源部25Hによって第2ブートストラップ回路50Cの第2ブートコンデンサ52Cが充電される。このため、第2ブートコンデンサ52Cの電位が時刻t23から時間の経過とともに上昇し、時刻t24では、第2ブートコンデンサ52Cが満充電となっている。
制御部13は、時刻t24において第2スイッチ素子42をオンする。このとき、第2スイッチ素子41はオン状態が維持されている。第2スイッチ素子42がオンすることによって、第2スイッチ素子41及び第2スイッチ素子42を通じて第2スイッチ素子43のソースと接続ノードNとが同じ電位となる。このため、第2電源部25Hによって第2ブートストラップ回路50Dの第2ブートコンデンサ52Dが充電される。これにより、第2ブートコンデンサ52Dの電位が時刻t24から時間の経過とともに上昇し、時刻t25では、第2ブートコンデンサ52Dが満充電となっている。そして、制御部13は、時刻t25において第2スイッチ素子41,42をオフする。そして、時刻t26以降において、制御部13は、第1動作として、第1スイッチ素子31〜33と第2スイッチ素子41〜43を相補的にオンオフ制御する。
なお、図4では、第1動作の開始時に第1スイッチ素子31〜33をオンしたが、第2動作により第2スイッチ素子41〜43の駆動回路24D〜24Eに必要な電圧が供給されるため、第1動作の開始時に第2スイッチ素子41〜43をオンすることもできる。
本実施形態の作用について説明する。
高圧直流バス14に接続された電力変換装置20のスイッチング回路20Aのように高耐圧のスイッチ素子が必要な場合、シリコンカーバイド(SiC)基板により形成されたMOSFET、窒化ガリウム(GaN)基板により形成されたMOSFET等のワイドギャップ半導体をスイッチ素子に用いる構成が知られている。ワイドギャップ半導体をスイッチ素子に用いることによって、スイッチング回路の第1スイッチ回路及び第2スイッチ回路はそれぞれ、1個のスイッチ素子からなる。しかし、ワイドギャップ半導体が複数個のSi基板のMOSFETよりも高価であるため、スイッチング回路のコスト低減が困難である。
そこで、本実施形態では、第1スイッチ回路30がSi基板のMOSFETからなる第1スイッチ素子31〜33からなり、第2スイッチ回路40がSi基板のMOSFETからなる第2スイッチ素子41〜43からなるスイッチング回路20Aの構成とすることによって、スイッチング回路20Aのコストを低減できる。加えて、第1スイッチ素子31〜33が直列接続され、第2スイッチ素子41〜43が直列接続されることによって、第1スイッチ素子31〜33からなる第1スイッチ回路30と、第2スイッチ素子41〜43からなる第2スイッチ回路40とがそれぞれ、1個のワイドギャップ半導体の耐圧に相当するように構成できる。
ところで、スイッチング回路20Aでは、第1スイッチ素子31〜33及び第2スイッチ素子41〜43のそれぞれが1個のワイドギャップ半導体に代わるため、第1スイッチ素子31〜33が同期してオンオフし、第2スイッチ素子41〜43が同期してオンオフし、かつ、第1スイッチ素子31〜33と第2スイッチ素子41〜43とが相補的にオンオフする必要がある。
第1スイッチ素子31〜33が同期してオンオフするためには、第1スイッチ素子31〜33のそれぞれに専用の電源部を設けることによって、第1スイッチ素子31〜33のそれぞれを駆動する駆動回路が第1スイッチ素子31〜33のゲートに印加するのに必要な電圧を生成することが考えられる。第2スイッチ素子41〜43が同期してオンオフするためにも同様に第2スイッチ素子41〜43のそれぞれに専用の電源部を設けることが考えられる。この場合、スイッチング回路が有する電源部が多くなることによって、スイッチング回路の大型化が懸念される。
このような問題に対して、本実施形態では、スイッチング回路20Aは、第1スイッチ素子31〜33に対して共通の第1電源部25Lと、第2スイッチ素子41〜43に対して共通の第2電源部25Hとを有する。そしてスイッチング回路20Aは、第1スイッチ素子31〜33と第2スイッチ素子41〜43とが相補的にオンオフする第1動作を行う前に、第1スイッチ素子31及び第1スイッチ素子32の順にオンすることによって第1スイッチ素子32に対応する第1ブートストラップ回路50Aの第1ブートコンデンサ52A及び第1スイッチ素子33に対応する第1ブートストラップ回路50Bの第1ブートコンデンサ52Bをそれぞれ充電する。これにより、第1スイッチ素子32及び第1スイッチ素子33のゲートに印加するのに必要な電圧を生成できるため、第1スイッチ素子31〜33に対して共用となる第1電源部25Lであっても第1スイッチ素子31〜33を同期してオンオフできる。
本実施形態は、以下の効果が得られる。
(1−1)制御部13は、第1動作を行う前に第2動作を行うことによって第1ブートコンデンサ52A,52Bをそれぞれ充電することによって、第1動作の開始時に第1スイッチ素子31〜33を同時にオンできる。そして第1スイッチ素子31〜33が同時にオフされる場合に第2ブートコンデンサ52C,52Dに充電されるため、制御部13は、第1動作において第2スイッチ素子41〜43を同時にオンできる。このように、スイッチング回路20Aが第1スイッチ素子31〜33に対して共通の第1電源部25Lと、第2スイッチ素子41〜43に対して共通の第2電源部25Hとを有する構成であっても、第2動作が行われることによって第1スイッチ素子31〜33が同時にオンでき、第2スイッチ素子41〜43が同時にオンできる。したがって、スイッチング回路20Aの大型化を抑制するとともに起動時に第1スイッチ素子31〜33及び第2スイッチ素子41〜43を同期して制御できる。
(1−2)図3に示すように、制御部13は、第2動作において、第1スイッチ素子31及び第1スイッチ素子32の順に第1スイッチ素子31,32をそれぞれオンさせる。この構成によれば、第1スイッチ素子31がオンすることによって、第1ブートストラップ回路50Aの第1ブートコンデンサ52Aと第1電源部25Lのマイナス端子とが同じ電位となるため、第1電源部25Lが第1ブートコンデンサ52Aを充電する。そして第1スイッチ素子32がオンすることによって、第1ブートストラップ回路50Bの第1ブートコンデンサ52Bと第1電源部25Lのマイナス端子とが同じ電位となるため、第1電源部25Lが第1ブートコンデンサ52Bを充電する。したがって、制御部13が第1動作を行うときに第1ブートコンデンサ52A,52Bが充電された状態となるため、第1スイッチ素子31〜33を同時にオンできる。
(1−3)図4に示すように、制御部13は、第2動作において、第2スイッチ素子41及び第2スイッチ素子42の順に第2スイッチ素子41,42をそれぞれオンさせる第3動作を行う。この構成によれば、第2スイッチ素子41がオンすることによって、第2ブートストラップ回路50Cの第2ブートコンデンサ52Cと第2電源部25Hのマイナス端子とが同じ電位となるため、第2電源部25Hが第2ブートコンデンサ52Cを充電する。そして第2スイッチ素子42がオンすることによって、第2ブートストラップ回路50Dの第2ブートコンデンサ52Cと第2電源部25Hのマイナス端子とが同じ電位となるため、第2電源部25Hが第2ブートコンデンサ52Dを充電する。したがって、制御部13が第1動作を行うときに第2ブートコンデンサ52C,52Dが充電された状態となるため、第2スイッチ素子41〜43を同時にオンできる。
(1−4)図4に示すように、制御部13は、第2動作において第1ブートコンデンサ52A,52Bをそれぞれ充電し、第3動作において第2ブートコンデンサ52C,52Dをそれぞれ充電する。この構成によれば、第1動作の開始時において、第1スイッチ素子31〜33が同時にオンでき、第2スイッチ素子41〜43が同時にオンできる。
(第2実施形態)
図5及び図6を参照して、第2実施形態のスイッチング回路20Aについて説明する。本実施形態のスイッチング回路20Aは、第1実施形態のスイッチング回路20Aと比較して、第2電源部25Hの構成が異なる。以下の説明において、第1実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5(a)に示すように、第2電源部25Hは、電荷蓄電素子26A及びダイオード26Bを有する。電荷蓄電素子26Aは、第1電源部25Lの電荷を蓄電することができる部品が用いられる。電荷蓄電素子26Aは、例えば第1ブートコンデンサ52A,52Bの静電容量及び第2ブートコンデンサ52C,52Dの静電容量のそれぞれよりも大きい静電容量を有する。本実施形態では、電荷蓄電素子26Aは、コンデンサが用いられる。なお、電荷蓄電素子26Aは、電気二重層コンデンサやリチウムイオン電池等の二次電池が用いられてもよい。電荷蓄電素子26Aの第1端子は、駆動回路24Dの低電位電源端子TLD及び接続ノードNに接続され、電荷蓄電素子26Aの第2端子は、駆動回路24Dの高電位電源端子THD、第2ブートダイオード51Cのアノード、及び第2ブートダイオード51Dのアノードに接続されている。ダイオード26Bのアノードは、第1電源部25Lのプラス端子に接続され、ダイオード26Bのカソードは、電荷蓄電素子26Aの第2端子に接続されている。なお、図5(b)に示すように、制御部13と駆動回路24A〜24Fとの接続構成は、第1実施形態と同じである。
本実施形態の第2動作は、第1実施形態の第2動作と異なる。本実施形態の第2動作は、第1スイッチ回路30の第1スイッチ素子31、第1スイッチ素子32、及び第1スイッチ素子33を順次オンする。このように第1スイッチ素子31〜33の全てがオンすると、第1電源部25Lが電荷蓄電素子26Aを充電するようになる。
制御部13による電力変換装置20の駆動の一実行態様について、図6を用いて説明する。
制御部13は、時刻t31〜t34の期間において第2動作を実行し、時刻t35〜t37の期間において第3動作を実行する。
制御部13は、第1実施形態と同様に、時刻t31において第1スイッチ素子31のみをオンして、第1電源部25Lが第1ブートストラップ回路50Aの第1ブートコンデンサ52Aを充電し、時刻t32において第1スイッチ素子32をオンして第1電源部25Lが第1ブートストラップ回路50Bの第1ブートコンデンサ52Bを充電する。
制御部13は、時刻t33において第1スイッチ素子33をオンする。時刻t33では、第1スイッチ素子31,32がオン状態であるため、第1スイッチ素子31〜33の全てがオン状態となる。第1スイッチ素子31〜33の全てがオン状態となると、電荷蓄電素子26Aの第1端子の電位が第1電線21Lの電位と同じになるため、第1電源部25Lによって電荷蓄電素子26Aが充電される。
制御部13は、電荷蓄電素子26Aが満充電になった後、時刻t34において第1スイッチ素子31〜33をオフし、時刻t35において第2スイッチ素子41をオンする。第2スイッチ素子41がオンすることによって、第2スイッチ素子41を通じて第2スイッチ素子42のソースと接続ノードNとが同じ電位となる。このため、電荷蓄電素子26Aによって第2ブートストラップ回路50Cの第2ブートコンデンサ52Cが充電される。このため、第2ブートコンデンサ52Cの電位が時刻t35から時間の経過とともに上昇し、時刻t36では、第2ブートコンデンサ52Cが満充電となっている。時刻t34〜時刻t35の期間は、第1スイッチ素子31〜33がオンからオフへの遷移期間に第2スイッチ素子41がオンしないために設けられたデットタイムである。
制御部13は、時刻t36において第2スイッチ素子42をオンする。このとき、第2スイッチ素子41はオン状態が維持されている。第2スイッチ素子42がオンすることによって、第2スイッチ素子41及び第2スイッチ素子42を通じて第2スイッチ素子43のソースと接続ノードNとが同じ電位となる。このため、電荷蓄電素子26Aによって第2ブートストラップ回路50Dの第2ブートコンデンサ52Dが充電される。これにより、第2ブートコンデンサ52Dの電位が時刻t36から時間の経過とともに上昇し、時刻t37において第2ブートコンデンサ52Dが満充電となる。そして、制御部13は、時刻t37において、第2スイッチ素子41,42をオフする。時刻t38以降において、制御部13は、第1動作として、第1スイッチ素子31〜33と第2スイッチ素子41〜43を相補的にオンオフ制御する。
本実施形態は、以下の効果が得られる。
(2−1)制御部13は、第2動作において、第1スイッチ素子31、第1スイッチ素子32、及び第1スイッチ素子33の順に(すなわち電圧の昇順に)オンして第1スイッチ素子31〜33の全てをオンする。これにより、第1電源部25Lのマイナス端子と、電荷蓄電素子26Aの第1端子との電位が同じになるため、第1電源部25Lによって電荷蓄電素子26Aに充電できる。そして、制御部13は、第2動作において、第2スイッチ素子41及び第2スイッチ素子42の順にオンする。これにより、電荷蓄電素子26Aが第2ブートストラップ回路50Cの第2ブートコンデンサ52C及び第2ブートストラップ回路50Dの第2ブートコンデンサ52Dをそれぞれ充電する。このため、第1動作の開始時において、第1スイッチ素子31〜33が同時にオンできる状態となり、第2スイッチ素子41〜43が同時にオンできる状態となる。したがって、制御部13が第1動作を行うときに第1スイッチ素子31〜33が同時にオンでき、第2スイッチ素子41〜43が同時にオンできる。
(2−2)電荷蓄電素子26Aの静電容量は、第2ブートコンデンサ52C,52Dの静電容量のそれぞれよりも大きい。この構成によれば、電荷蓄電素子26Aによって、第2ブートコンデンサ52C,52Dをそれぞれ満充電状態にすることができる。
(第3実施形態)
図7及び図8を参照して、第3実施形態のスイッチング回路20Aについて説明する。本実施形態のスイッチング回路20Aは、第1実施形態のスイッチング回路20Aと比較して、制御部13の構成が異なる。以下の説明において、第1実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7に示すように、制御部13は、制御回路13aと論理回路13bとを有する。制御部13は、第1実施形態と同様に、記憶部をさらに有する。
制御回路13aは、第1スイッチ回路30及び第2スイッチ回路40を駆動するPWM信号を生成する第1信号生成回路61と、第1スイッチ回路30の駆動回路24A〜24Cと第2スイッチ回路40の駆動回路24D〜24Fに対するPWM信号の出力の有効又は無効を指示するイネーブル信号を生成する第2信号生成回路62とを有する。本実施形態の第1信号生成回路61は、第1スイッチ回路30を駆動する第1PWM信号と、第2スイッチ回路40を駆動する第2PWM信号とを個別に生成する。第2信号生成回路62は、第1イネーブル信号〜第6イネーブル信号を生成する。第1イネーブル信号は、駆動回路24Aに対する第1PWM信号の出力の有効又は無効を指示する。第2イネーブル信号は、駆動回路24Bに対する第1PWM信号の出力の有効又は無効を指示する。第3イネーブル信号は、駆動回路24Cに対する第1PWM信号の出力の有効又は無効を指示する。第4イネーブル信号は、駆動回路24Dに対する第2PWM信号の出力の有効又は無効を指示する。第5イネーブル信号は、駆動回路24Eに対する第2PWM信号の出力の有効又は無効を指示する。第6イネーブル信号は、駆動回路24Fに対する第2PWM信号の出力の有効又は無効を指示する。
本実施形態では、制御回路13aは、1パッケージの集積回路70として構成されている。集積回路70は、複数の端子71〜78を有する。端子71,72は、第1信号生成回路61と電気的に接続されている。端子71は第1PWM信号を出力する端子であり、端子72は第2PWM信号を出力する端子である。端子73〜78は、第2信号生成回路62と電気的に接続されている。端子73は第1イネーブル信号を出力する端子であり、端子74は第2イネーブル信号を出力する端子であり、端子75は第3イネーブル信号を出力する端子であり、端子76は第4イネーブル信号を出力する端子であり、端子77は第5イネーブル信号を出力する端子であり、端子78は第6イネーブル信号を出力する端子である。
論理回路13bは、第1信号生成回路61及び第2信号生成回路62と電気的に接続されている。論理回路13bは、イネーブル信号がハイレベルの場合に、論理回路13bに入力されるPWM信号を複数の駆動回路24A〜24Fに出力する。論理回路13bは、複数のAND回路(本実施形態では、6個のAND回路81〜86)を有する。論理回路13bに含まれるAND回路の個数は、複数の第1スイッチ素子と複数の第2スイッチ素子との合計の個数と等しい。
AND回路81の第1入力端子は集積回路70の端子71と電気的に接続され、第2入力端子は端子73と電気的に接続されている。AND回路81の出力端子は、駆動回路24Aに電気的に接続されている。AND回路81は、第1イネーブル信号がハイレベルの場合、AND回路81に入力される第1PWM信号を駆動回路24Aに出力し、第1イネーブル信号がローレベルの場合、AND回路81に入力される第1PWM信号を駆動回路24Aに出力しない。
AND回路82の第1入力端子は集積回路70の端子71と電気的に接続され、第2入力端子は端子74と電気的に接続されている。AND回路82の出力端子は、駆動回路24Bに電気的に接続されている。AND回路82は、第2イネーブル信号がハイレベルの場合、AND回路82に入力される第1PWM信号を駆動回路24Bに出力し、第2イネーブル信号がローレベルの場合、AND回路82に入力される第1PWM信号を駆動回路24Bに出力しない。
AND回路83の第1入力端子は集積回路70の端子71と電気的に接続され、第2入力端子は端子75と電気的に接続されている。AND回路83の出力端子は、駆動回路24Cに電気的に接続されている。AND回路83は、第3イネーブル信号がハイレベルの場合、AND回路83に入力される第1PWM信号を駆動回路24Cに出力し、第3イネーブル信号がローレベルの場合、AND回路83に入力される第1PWM信号を駆動回路24Cに出力しない。
AND回路84の第1入力端子は集積回路70の端子72と電気的に接続され、第2入力端子は端子76と電気的に接続されている。AND回路84の出力端子は、駆動回路24Dに電気的に接続されている。AND回路84は、第4イネーブル信号がハイレベルの場合、AND回路84に入力される第2PWM信号を駆動回路24Dに出力し、第4イネーブル信号がローレベルの場合、AND回路84に入力される第2PWM信号を駆動回路24Dに出力しない。
AND回路85の第1入力端子は集積回路70の端子72と電気的に接続され、第2入力端子は端子77と電気的に接続されている。AND回路85の出力端子は、駆動回路24Eに電気的に接続されている。AND回路85は、第5イネーブル信号がハイレベルの場合、AND回路85に入力される第2PWM信号を駆動回路24Eに出力し、第5イネーブル信号がローレベルの場合、AND回路85に入力される第2PWM信号を駆動回路24Eに出力しない。
AND回路86の第1入力端子は集積回路70の端子72と電気的に接続され、第2入力端子は端子78と電気的に接続されている。AND回路86の出力端子は、駆動回路24Fに電気的に接続されている。AND回路86は、第6イネーブル信号がハイレベルの場合、AND回路86に入力される第2PWM信号を駆動回路24Fに出力し、第6イネーブル信号がローレベルの場合、AND回路86に入力される第2PWM信号を駆動回路24Fに出力しない。
本実施形態では、論理回路13b及びスイッチング回路20Aは、1パッケージの集積回路90として構成されている。集積回路90は、一対の第1入出力端子22及び一対の第2入出力端子23の他に、複数の端子91〜98を有する。端子91は、第1PWM信号が入力される端子であり、AND回路81〜83の第1入力端子のそれぞれと電気的に接続されている。端子92は第2PWM信号が入力される端子であり、AND回路84〜86の第1入力端子のそれぞれと電気的に接続されている。端子93は、第1イネーブル信号が入力される端子であり、AND回路81の第2入力端子と電気的に接続されている。端子94は、第2イネーブル信号が入力される端子であり、AND回路82の第2入力端子と電気的に接続されている。端子95は、第3イネーブル信号が入力される端子であり、AND回路83の第2入力端子と電気的に接続されている。端子96は、第4イネーブル信号が入力される端子であり、AND回路84の第2入力端子と電気的に接続されている。端子97は、第5イネーブル信号が入力される端子であり、AND回路85の第2入力端子と電気的に接続されている。端子98は、第6イネーブル信号が入力される端子であり、AND回路86の第2入力端子と電気的に接続されている。
本実施形態では、制御部13は、第2動作として、第1スイッチ回路30の第1スイッチ素子31及び第1スイッチ素子32の順にオンし、第3動作として、第2スイッチ回路40の第2スイッチ素子41及び第2スイッチ素子42の順にオンする。これにより、ブートストラップ回路50A,50Bの第1ブートコンデンサ52A,52B及びブートストラップ回路50C,50Dの第2ブートコンデンサ52C,52Dをそれぞれ充電する。
次に、制御部13による電力変換装置20の駆動の一実行態様について、図8を用いて説明する。
制御部13は、時刻t41〜t43の期間において第2動作及び第3動作を実行する。具体的には、制御部13は、時刻t41において第1PWM信号及び第2PWM信号をそれぞれハイレベルにする。第1PWM信号及び第2PWM信号は、時刻t41〜t43にわたりハイレベルとなり、時刻t44においてローレベルに変更する。制御部13は、時刻t41〜t43の期間において第1イネーブル信号及び第2イネーブル信号を順にハイレベルにし、第4イネーブル信号及び第5イネーブル信号を順にハイレベルにして、時刻t43において各イネーブル信号をローレベルにする。
制御部13は、時刻t41において第1イネーブル信号及び第4イネーブル信号をそれぞれハイレベルにし、第2イネーブル信号、第3イネーブル信号、第5イネーブル信号、及び第6イネーブル信号をそれぞれローレベルにする。これにより、第1スイッチ素子31及び第2スイッチ素子41がそれぞれオンし、第1スイッチ素子32,33及び第2スイッチ素子42,43がそれぞれオフするため、第1ブートストラップ回路50Aの第1ブートコンデンサ52A及び第2ブートストラップ回路50Cの第2ブートコンデンサ52Cがそれぞれ充電される。
制御部13は、時刻t42において第2イネーブル信号及び第5イネーブル信号をそれぞれハイレベルにする。これにより、第1スイッチ素子31,32及び第2スイッチ素子41,42がそれぞれオンし、第1スイッチ素子33及び第2スイッチ素子43がそれぞれオフするため、第1ブートストラップ回路50Bの第1ブートコンデンサ52B及び第2ブートストラップ回路50Dの第2ブートコンデンサ52Dがそれぞれ充電される。充電が完了するまで、第1、第2、第4、第5イネーブル信号はそれぞれ、ハイレベルが維持される。その後、制御部13は、時刻t43において第1〜第6イネーブル信号を全てローレベルにする。
次に、制御部13は、時刻t44以降で第1動作を実行する。
制御部13は、時刻t44において各イネーブル信号をハイレベルにし、第1動作の終了時までハイレベルを維持する。制御部13は、時刻t44において第1スイッチ素子31〜33をオンし、時刻t45において第1スイッチ素子31〜33をオフする。制御部13は、時刻t45において第2スイッチ素子41〜43をオンし、時刻t46において第2スイッチ素子41〜43をオフする。制御部13は、時刻t46において第1スイッチ素子31〜33をオンする。時刻t44〜t45の期間は、第1動作における第1スイッチ素子31〜33の周期的なオンオフ制御のオン期間であり、第2スイッチ素子41〜43の周期的なオンオフ制御のオフ期間である。時刻t45〜t46の期間は、第1スイッチ素子31〜33の周期的なオンオフ制御のオフ期間であり、第2スイッチ素子41〜43の周期的なオンオフ制御のオン期間である。このように、制御部13は、第1動作として、第1スイッチ素子31〜33と第2スイッチ素子41〜43を相補的にオンオフ制御する。
本実施形態は、以下の効果が得られる。
(3−1)制御部13は、PWM信号を生成する第1信号生成回路61、イネーブル信号を生成する第2信号生成回路62、及び論理回路13bを備える。論理回路13bは、駆動回路25A〜25Fに対応するAND回路81〜86を有し、第1〜第6イネーブル信号がハイレベルの場合、PWM信号を出力する。この構成によれば、駆動回路25A〜25FのそれぞれにPWM信号を入力する構成と比較して、集積回路90におけるPWM信号の端子数を少なくすることができる。さらに、第1信号生成回路61が第1PWM信号及び第2PWM信号を生成する構成であるため、第1信号生成回路が駆動回路の数に応じたPWM信号を生成する構成と比較して、第1信号生成回路61の構成を簡素化できる。また集積回路70におけるPWM信号の端子数を少なくすることができる。したがって、スイッチング回路20Aのコストを低減できる。
(変更例)
上記各実施形態は本開示に関するスイッチング回路が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本開示に関するスイッチング回路は上記各実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、上記各実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、又は上記各実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下の変更例において、上記各実施形態の形態と共通する部分については、上記各実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・上記第1実施形態において、制御部13は、第2動作において、第1スイッチ素子31及び第1スイッチ素子32を順にオンすることに代えて、第2スイッチ素子41及び第2スイッチ素子42を順にオンしてもよい。
・上記第1実施形態において、制御部13は、第3動作の後に、第2動作を行ってもよい。また制御部13は、第2動作と第3動作とを並行して行ってもよい。第2動作と第3動作とを並行して行うことにより、第3動作が終了するまでの期間を短縮できる。
・上記第2実施形態において、第3実施形態の制御部13の構成に変更してもよい。図9は、第2実施形態のスイッチング回路20Aの制御部13を第3実施形態の制御部13に変更した構成を示している。
図9に示すように、変更例のスイッチング回路20Aでは、第1PWM信号に基づいて第2スイッチ素子41〜43をオンオフ制御する構成である。この場合、第1信号生成回路61は、第1PWM信号を生成し、端子91に出力する。制御部13は、NOT回路100を有する。NOT回路100は、AND回路83とAND回路84との間に設けられている。第1PWM信号は、NOT回路100を介してAND回路84〜86の第1入力端子にそれぞれ入力される。AND回路84〜86の第1入力端子には、第1PWM信号を反転した信号が入力される。この構成によれば、PWM信号の端子である集積回路70の端子72及び集積回路90の端子92をそれぞれ省略でき、制御部13の構成が簡素化されるとともに電力変換装置20のコストをさらに低減できる。
図10は、変更例の電力変換装置20の駆動の一実行態様を示している。制御部13は、時刻t51〜t54の期間において第2動作を実行し、時刻t54〜t56の期間において第3動作を実行する。制御部13は、時刻t51において第1PWM信号をハイレベルにし、時刻t54において第1PWM信号をローレベルにする。時刻t54〜t56の期間にわたり第1PWM信号はローレベルに維持される。制御部13は、時刻t51において第1イネーブル信号のみをハイレベルにする。これにより、第1スイッチ素子31がオンするため、第1ブートストラップ回路50Aの第1ブートコンデンサ52Aが充電される。制御部13は、時刻t52において第2イネーブル信号をハイレベルにする。第1イネーブル信号はハイレベルが維持される。これにより、第1スイッチ素子31,32がオンするため、第1ブートストラップ回路50Aの第1ブートコンデンサ52Bが充電される。制御部13は、時刻t53において第3イネーブル信号をハイレベルにする。第1イネーブル信号及び第2イネーブル信号はハイレベルが維持される。これにより、第1スイッチ素子31〜33の全てがオンするため、電荷蓄電素子26Aが充電される。
制御部13は、時刻t54において第1〜第3イネーブル信号をそれぞれローレベルにするとともに、第4イネーブル信号をハイレベルにする。これにより、第1スイッチ素子31〜33が全てオフするとともに、第2スイッチ素子41がオンするため、電荷蓄電素子26Aによって第1ブートストラップ回路50Bの第2ブートコンデンサ52Cが充電される。制御部13は、時刻t55において第5イネーブル信号をハイレベルにする。第4イネーブル信号はハイレベルが維持される。これにより、第2スイッチ素子41,42がオンするため、電荷蓄電素子26Aによって第1ブートストラップ回路50Bの第2ブートコンデンサ52Dが充電される。制御部13は、時刻t56において第4イネーブル信号及び第5イネーブル信号をローレベルにする。これにより、第2スイッチ素子41,42がオフする。制御部13は、時刻t57以降で第1動作を実行する。変更例の第1動作は、第3実施形態の第1動作と同様である。
・図9に示す変更例において、第2PWM信号に基づいて第1スイッチ素子31〜33をオンオフ制御する構成であってもよい。詳細には、第1信号生成回路61は、第2PWM信号を生成し、端子92に出力する。制御部13は、NOT回路100を有する。NOT回路100は、第2PWM信号を反転し、AND回路81〜83の第1入力端子に出力する。この構成によれば、PWM信号の端子である集積回路70の端子71及び集積回路90の端子91をそれぞれ省略でき、制御部13の構成が簡素化されるとともに電力変換装置20のコストをさらに低減できる。
・上記第3実施形態において、制御部13は、第1動作における第4イネーブル信号〜第6イネーブル信号がオンするタイミングを第1動作における第1イネーブル信号〜第3イネーブル信号がオンするタイミングと異ならせてもよい。一例では、制御部13は、時刻t45において第1動作における第4イネーブル信号〜第6イネーブル信号をオンしてもよい。
・上記第3実施形態において、制御部13は、第2動作の後に第3動作を行ってもよいし、第3動作の後に第2動作を行ってもよい。
・上記第3実施形態及び変更例において、制御部13は、各イネーブル信号がハイレベルのときにPWM信号を駆動回路24A〜24Fに出力していたが、これに限定されない。制御部13は、例えば各イネーブル信号がローレベルのときにPWM信号を駆動回路24A〜24Fに出力してもよい。要するに、制御部13は、各イネーブル信号が所定のレベルのときにPWM信号を出力するように構成されていればよい。所定レベルをハイレベルにするか、ローレベルにするかは、必要に応じて設定すればよい。
・上記各実施形態において、第1スイッチ素子31〜33及び第2スイッチ素子41〜43のそれぞれに、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子を用いてもよい。この場合、IGBT素子に並列に接続される還流ダイオードが設けられる。また、第1スイッチ素子31〜33及び第2スイッチ素子41〜43はそれぞれ、IGBT素子及びMOSFETに代えて、バイポーラトランジスタ等の他のトランジスタが用いられてもよい。
・上記各実施形態において、第1スイッチ回路30の第1スイッチ素子の個数及び第2スイッチ回路40の第2スイッチ素子の個数はそれぞれ、任意に変更可能である。第1スイッチ素子の個数及び第2スイッチ素子の個数は、スイッチング回路20Aに必要な耐圧と、各スイッチ素子の耐圧とに応じて決めることができる。一例では、第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子のそれぞれに100V耐圧のSi基板のMOSFETを用いる場合、第1スイッチ回路30は、直列に接続された4個の第1スイッチ素子を有し、第2スイッチ回路40は、直列に接続された4個の第2スイッチ素子を有する。この構成によっても第1スイッチ回路30及び第2スイッチ回路40のそれぞれに1個のワイドギャップ半導体を用いる構成と比較して、スイッチング回路20Aのコストを低減できる。
・上記各実施形態において、第1ブートストラップ回路50Bの構成及び第2ブートストラップ回路50Dの構成はそれぞれ任意に変更可能である。一例では、図11に示すように、第1ブートストラップ回路50Bの第1ブートダイオード51Bのアノードが第1ブートストラップ回路50Aの第1ブートダイオード51Aのカソードに接続される。なお、第2ブートストラップ回路50Dも図11と同様の構成に変更できる。
・上記各実施形態のスイッチング回路20Aは、単相2線式の電力管理システム1の電力変換装置20に用いられたが、これに限られず、単相3線式の電力管理システム1の電力変換装置20に用いられてもよい。
・上記各実施形態のスイッチング回路20Aは、電力管理システム1の電力変換装置20に用いられたが、スイッチング回路20Aの適用例はこれに限られない。例えばスイッチング回路20Aは、インバータ回路に適用してもよい。一例では、スイッチング回路20Aを3個並列に接続することによって、三相ブラシレスモータの駆動用のインバータ回路に適用することができる。またスイッチング回路20Aを2個並列に接続することによって、フルブリッジのインバータ回路に適用することができる。このように、スイッチング回路20Aがインバータ回路に適用する場合、インダクタ27を省略する。
・上記各実施形態のスイッチング回路20Aは、双方向の電力変換装置に用いられたが、これに限られず、一方向の電力変換装置に用いられてもよい。
制御部13は、例えば、実施形態の制御部13の動作を実現するように構成されたコンピュータによって実現されてよい。例えば、制御部13は、各々がメモリとプロセッサとを含む複数の個別コンピュータによって実現されてもよく、単一のコンピュータによって実現されてもよい。制御部13は、特定用途向けIC(ASIC)等の集積回路として実現されてもよい。本発明は、前述した実施形態で説明した機能、方法、または構成を実現するように構成されたコンピュータ実行可能命令を格納した非一時的コンピュータ可読記録媒体を含む。当該コンピュータ可読記録媒体は、一または複数のコンピュータプロセッサがアクセスできる任意の媒体であってよく、例えば、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶装置、及びそれらの任意の組合わせを含むことができる。
13…制御部
13b…論理回路
20A…スイッチング回路
21L…第1電線(第1入出力部)
21H…第2電線(第2入出力部)
21M…第3電線(第3入出力部)
24A〜24C…駆動回路(第1駆動回路)
24D〜24F…駆動回路(第2駆動回路)
25L…第1電源部
25H…第2電源部
26A…電荷蓄電素子
30…第1スイッチ回路
31〜33…第1スイッチ素子
40…第2スイッチ回路
41〜43…第2スイッチ素子
50A,50B…第1ブートストラップ回路
52A,52B…第1ブートコンデンサ
50C,50D…第2ブートストラップ回路
52C,52D…第2ブートコンデンサ
61…第1信号生成回路
62…第2信号生成回路
100…NOT回路

Claims (10)

  1. 第1電圧が印加される第1入出力部、及び前記第1電圧よりも高い第2電圧が印加される第2入出力部と、
    前記第1入出力部と前記第2入出力部との間に直列接続された第1スイッチ回路及び第2スイッチ回路と、
    前記第1スイッチ回路及び前記第2スイッチ回路を制御する制御部と、
    前記第1スイッチ回路と前記第2スイッチ回路との間に接続される第3入出力部と、
    を有し、
    前記第2入出力部又は前記第3入出力部に印加される電圧に基づいて、前記第1スイッチ回路と前記第2スイッチ回路のオンオフに応じた電圧を前記第3入出力部又は前記第2入出力部に生成するためのスイッチング回路であって、
    前記第1スイッチ回路は、前記第1入出力部と前記第3入出力部との間に直列接続された複数の第1スイッチ素子を有し、
    前記第2スイッチ回路は、前記第3入出力部と前記第2入出力部との間に直列接続された複数の第2スイッチ素子を有し、
    複数の前記第1スイッチ素子をそれぞれオンオフ制御する複数の第1駆動回路と
    複数の前記第2スイッチ素子をそれぞれオンオフ制御する複数の第2駆動回路と、
    複数の前記第1駆動回路のうちの前記第1入出力部に最も近い第1駆動回路に接続され、前記第1駆動回路に電圧を供給する第1電源部と、
    複数の前記第1駆動回路のうちの前記第1電源部が接続された第1駆動回路以外の第1駆動回路にそれぞれ接続されるとともに前記第1電源部に接続され、前記第1電源部の電圧に基づいてそれぞれが接続された前記第1駆動回路に電圧を供給する第1ブートストラップ回路と、
    複数の前記第2駆動回路のうちの前記第3入出力部に最も近い第2駆動回路に接続され、前記第2駆動回路に電圧を供給する第2電源部と、
    複数の前記第2駆動回路のうちの前記第2電源部が接続された第2駆動回路以外の第2駆動回路にそれぞれ接続されるとともに前記第2電源部が接続され、前記第2電源部の電圧に基づいてそれぞれが接続された前記第2駆動回路に電圧を供給する第2ブートストラップ回路と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記複数の第1スイッチ素子の動作が同期し、前記複数の第2スイッチ素子の動作が同期し、かつ、前記複数の第1スイッチ素子と前記複数の第2スイッチ素子とが相補的にオンオフする第1動作を行い、
    前記第1動作を行う前に、前記第1スイッチ回路のうちの前記最も低電位側の第1スイッチ素子から順にオンする第2動作を行う
    スイッチング回路。
  2. 前記第1駆動回路は、前記第2動作において、前記複数の第1スイッチ素子のうちの最も高電位側の第1スイッチ素子をオフした状態で前記複数の第1スイッチ素子のうちの最も低電位側の第1スイッチ素子から順にオンして前記第1ブートストラップ回路の第1ブートコンデンサを充電する
    請求項1に記載のスイッチング回路。
  3. 前記第2駆動回路は、前記第1動作を行う前に、前記第2スイッチ回路のうちの前記最も低電位側の第2スイッチ素子から順にオンして前記第2ブートストラップ回路の第2ブートコンデンサを充電する第3動作を行う
    請求項1又は2に記載のスイッチング回路。
  4. 前記第1電源部及び前記第2電源部は、直流電源である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のスイッチング回路。
  5. 前記第1電源部は直流電源であり、
    前記第2電源部は、電荷蓄電素子を有し、前記第1電源部に接続され、前記第1電源部の電圧に基づいて、接続された前記第2駆動回路に電圧を供給する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のスイッチング回路。
  6. 前記制御部は、前記第1動作を行う前に、前記複数の第1スイッチ素子の全てをオンして前記第1電源部から前記電荷蓄電素子に電荷を供給し、
    前記電荷蓄電素子は、前記第1動作において、前記複数の第1スイッチ素子がオンする期間に前記第1電源部から電荷が供給され、前記複数の第2スイッチ素子がオンする期間に前記第2ブートストラップ回路の第2ブートコンデンサに電荷を供給する
    請求項5に記載のスイッチング回路。
  7. 前記電荷蓄電素子の静電容量は、前記第2ブートストラップ回路の第2ブートコンデンサの静電容量よりも大きい
    請求項5又は6に記載のスイッチング回路。
  8. 前記制御部は、
    前記第1スイッチ回路及び前記第2スイッチ回路を駆動するPWM信号を生成する第1信号生成回路と、
    前記複数の第1駆動回路及び前記複数の第2駆動回路に対する前記PWM信号の出力の有効又は無効を指示するイネーブル信号を生成する第2信号生成回路と、
    前記第1信号生成回路及び前記第2信号生成回路に接続され、前記イネーブル信号が所定のレベルの場合に、入力される前記PWM信号を前記複数の第1駆動回路及び前記複数の第2駆動回路に出力する論理回路と、
    を備える
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のスイッチング回路。
  9. 前記第1信号生成回路は、前記第1スイッチ回路及び前記第2スイッチ回路のそれぞれに対する前記PWM信号を生成する
    請求項8に記載のスイッチング回路。
  10. 前記論理回路は、NOT回路を含み、
    前記第1信号生成回路は、前記第1スイッチ回路及び前記第2スイッチ回路の一方に前記NOT回路を介して前記PWM信号を反転した信号を入力するとともに、前記第1スイッチ回路及び前記第2スイッチ回路の他方に前記PWM信号を入力する
    請求項8に記載のスイッチング回路。
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