JP2017192168A - 昇圧回路 - Google Patents

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Yuji Koda
裕司 更田
大内 真一
Shinichi Ouchi
真一 大内
松川 貴
Takashi Matsukawa
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【課題】0.1V程度の低い電圧であっても回路駆動可能な電圧(電源電圧)まで昇圧することができる昇圧回路(昇圧電源回路)を提供する。【解決手段】本発明の入力電圧を昇圧した出力電圧を出力するための昇圧回路は、入力電圧によって駆動し、入力電圧を昇圧した第1出力電圧を出力することができる第1昇圧回路と、入力電圧を昇圧して第1出力電圧より大きな第2出力電圧を出力電圧として出力することができる第2昇圧回路と、を含む。第2昇圧回路は、第1閾値電圧以上の第1出力電圧によって駆動した後に、第1閾値電圧よりも大きな第2閾値電圧以上の第2出力電圧を出力電圧として出力し、かつ当該第2閾値電圧以上の第2出力電圧によって駆動する。【選択図】図1

Description

本発明は、昇圧回路に関し、より具体的には、1V以下のような低電圧を回路駆動可能な電圧まで昇圧することができる昇圧回路に関する。
従来から電圧をより高い電圧に変換するための昇圧回路が広く利用されている。昇圧回路は、回路駆動用の電源として利用される場合は昇圧電源回路とも呼ばれる。以下、両者は特に区別する必要がある場合を除いて同じ意味で用いられる。IC等の集積回路(チップ)に実装可能な昇圧回路として、複数のコンデンサとスイッチを組み合わせた構成からなるチャージポンプ回路が利用されている。
特許文献1は、ブーストラップ型チャージポンプ回路で使用されるスイッチング制御回路において、MOSトランジスタからなるスイッチの制御信号(スイッチング信号)を電源電圧Vccにトランジスタの閾値電圧Vthを加えた電圧(Vcc+Vth)以上の電圧を有するブートストラップ信号として生成することを開示している。
また、特許文献2は、昇圧回路において、1つのチャージポンプ回路の出力電圧の大きさによって動作用発振器と起動用発振器の入力クロックを切り替えることにより、昇圧回路全体の損失を抑制すると共により迅速に出力電圧を目標出力電圧に昇圧することを開示している。
一方、各種電気デバイスの低消費電力化、今後予想される太陽電池や熱発電素子等の環境発電素子を備えるIoT向けの低消費電力デバイスの普及において、室内等で利用される環境発電素子が発する1V以下(例えば0.1V程度)の低電圧を回路駆動可能な電圧まで昇圧する必要性が高まっている。
しかし、特許文献1に記載のスイッチング制御回路では、スイッチング信号はせいぜい入力電圧Vinの2倍(2Vin)程度が限度であり、Vinが1V以下(例えば0.1V程度)の小さい入力電圧を想定した場合、ブーストラップ型チャージポンプ回路に対して有効なスイッチング制御(昇圧制御)を行うことはできない。
また、特許文献2に記載の昇圧回路では、1つのチャージポンプ回路を共用しているので、動作用、起動用ともに発振器として低電圧での駆動ができないリング発振器しか使うことができない。その結果、0.1V程度の低い電源電圧の昇圧動作に用いることは難しい。
特願平5−269566号公報 特開2011−196715号公報
本発明の目的は、上述した特許文献1、2に例示されるようなチャージポンプ回路を用いた昇圧回路では実現が困難である、1V以下の例えば0.1V程度の低い電圧であっても回路駆動可能な電圧(電源電圧)まで昇圧することができる昇圧回路(昇圧電源回路)を提供することである。
本発明の一態様では、入力電圧を昇圧した出力電圧を出力するための昇圧回路が提供される。その昇圧回路は、入力電圧によって駆動し、入力電圧を昇圧した第1出力電圧を出力することができる第1昇圧回路と、入力電圧を昇圧して第1出力電圧より大きな第2出力電圧を出力電圧として出力することができる第2昇圧回路と、を含む。第2昇圧回路は、第1閾値電圧以上の第1出力電圧によって駆動した後に、第1閾値電圧よりも大きな第2閾値電圧以上の第2出力電圧を出力電圧として出力し、かつ当該第2閾値電圧以上の第2出力電圧によって駆動する。
本発明の一態様では、第1昇圧回路と、第2昇圧回路とを含む昇圧回路において、入力電圧を昇圧した出力電圧を出力するための方法を提供する。その方法は、(a)第1昇圧回路を入力電圧により駆動させ、入力電圧を昇圧した第1出力電圧を生成するステップと、(b)第1閾値電圧以上の第1出力電圧により第2昇圧回路を駆動させ、第1出力電圧より大きな第2出力電圧を生成するステップと、(c)第2閾値電圧以上の第2出力電圧により第2昇圧回路を駆動させるステップと、(d)第2閾値電圧以上の第2出力電圧を昇圧回路の出力電圧として出力するステップと、を含む。
本発明の一実施形態の昇圧回路の全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態の起動用昇圧回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の起動用昇圧回路中のチャージポンプ回路の構成及び動作を示す図である。 本発明の一実施形態の主昇圧回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の主昇圧回路中の4相クロック生成回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の主昇圧回路中のチャージポンプ回路の構成及び動作を示す図である。 本発明の一実施形態の回路停止制御回路の構成を示す図である。 本発明の他の一実施形態の起動用昇圧回路と回路停止制御回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の電圧検知回路1と電圧検知回路2の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の昇圧回路の動作のタイミングチャートを示す図である。
図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態の昇圧回路の全体構成を示す図である。図1の昇圧回路100は、起動用昇圧回路(第1昇圧回路)10と、主昇圧回路(第2昇圧回路)20と、回路停止制御回路30と、電圧検知回路1(第1検知回路)40と、電圧検知回路2(第2検知回路)50を含む。動作の詳細は後述するが、昇圧回路100は、2つの起動用昇圧回路10、主昇圧回路20を備え、両者の動作を切り替えながら入力電圧VINを昇圧して出力電圧VOUTを生成(出力)するところに1つの特徴がある。回路停止制御回路30と、電圧検知回路1(40)と、電圧検知回路2(50)は、この起動用昇圧回路10及び主昇圧回路20の動作切り替えのために必要な回路である。
起動用昇圧回路10は、入力電圧VINを昇圧して電圧VMを出力する。入力電圧VINは、少なくとも起動用昇圧回路10が動作可能な電圧以上であればよく、比較的低い電圧であり、例えば、1V以下、0.1〜0.3V程度、あるいは0.1V以下のような非常に低い電圧を含むことができる。電圧VMは、少なくとも主昇圧回路20が動作可能な電圧以上であればよく、例えば約0.4V以上の電圧を含むことができる。すなわち、電圧VMは、主昇圧回路20を駆動させるための電源電圧として利用される。
主昇圧回路20は、起動用昇圧回路10が昇圧した電圧VMで動作し、入力電圧VINを昇圧して電圧VMを出力する。出力電圧VMは、これを駆動(電源)電圧として利用する回路を少なくとも駆動(動作)させることができる電圧以上であればよく、例えば約0.4V以上の電圧を含むことができる。この出力電圧VMは、主昇圧回路20自らの駆動電圧(電源電圧)としても利用される。出力電圧VMは、電圧検知回路2(50)の検知信号EN0により出力ゲート(pMOSトランジスタ)M0が開くことにより、昇圧回路100の出力電圧VOUTとして出力される。
電圧検知回路2(50)は、主昇圧回路20が昇圧した電圧VMをモニターし、電圧VMが所定の電圧(例えば約0.7V以上)になったことを検知して、上述した検知信号EN0を出力する。検知信号EN0は、起動用昇圧回路10の出力に接続するゲート(pMOSトランジスタ)MSに入力され、起動用昇圧回路10の出力を遮断するためにも利用される。
回路停止制御回路30は、電圧検知回路2(50)からの検知信号EN0を受けて、起動用昇圧回路10を停止させるための停止制御信号VNWを起動用昇圧回路10へ出力する。電圧検知回路1(40)は、起動用昇圧回路10が昇圧した電圧VMをモニターし、電圧VMが所定の電圧(例えば0.4V)以上になったことを検知して、主昇圧回路20を動作させるための信号ENCを主昇圧回路20へ出力する。以上が図1の昇圧回路100の概要である。
次に、図2から図9を参照しながら、図1の昇圧回路100を構成する各回路の詳細について説明する。図2は、本発明の一実施形態の起動用昇圧回路10の構成を示す図である。起動用昇圧回路10は、LC発振器12と、チャージポンプ回路としてディクソン(Dickson)型チャージポンプ14を含む。LC発振器12は、入力電圧VINを受けて発振し、2つの位相の異なる出力信号(クロック)φ1、φ2を出力する。LC発振器12は、例えば0.1V以下の非常に低い入力電圧VINによって動作することができる。ディクソン型チャージポンプ14は、入力される出力信号(クロック)φ1、φ2を用いて入力電圧VINを昇圧した電圧VMを出力する。
図3は、本発明の一実施形態の起動用昇圧回路10中のチャージポンプ回路14の構成及び動作を示す図である。チャージポンプ回路14は、1組のMOSダイオードとコンデンサが直列に複数段(組)接続した構成からなり、LC発振器12からのクロックφ1、φ2が順番に(交互に)各段のコンデンサの一方の端子に入力される。図3(b)に示すように、各段のコンデンサには、クロックφ1、φ2に応じていわゆるバケツリレー方式で電荷が順次蓄積していき、最終段のコンデンサに蓄積された電荷量に応じた電圧VMを出力する。
図4は、本発明の一実施形態の主昇圧回路20の構成を示す図である。主昇圧回路20は、リング発振器22と、4相クロック生成回路24と、ゲート・ブーステッド(Gate−boosted)・チャージポンプ26を含む。図4の各回路は、当初は起動用昇圧回路10が昇圧した電圧VMで動作し、その後主昇圧回路20自らが昇圧した電圧VMで動作する。リング発振器22は、電圧検知回路1(40)からの信号ENCを受けて発振信号を4相クロック生成回路24へ出力する。4相クロック生成回路24は、リング発振器22からの発振信号を受けて4つのクロックφ´1、φ´2、φ3、φ4を生成して出力する。ゲート・ブーステッド・チャージポンプ26は、入力されるクロックφ´1、φ´2、φ3、φ4を用いて入力電圧VINを昇圧した電圧VMを出力する。
図5は、本発明の一実施形態の主昇圧回路20中の4相クロック生成回路24の構成を示す図である。図5(a)の破線で囲まれた複数の論理回路(インバータ、NAND、遅延回路)は、いずれも起動用昇圧回路10が昇圧した電圧VM、または主昇圧回路20自らが昇圧した電圧VMで動作し、入力される発振信号からクロックφ3、φ4を生成して出力する。その際に、(a)中のインバータの出力信号n2とn2bが、(b)に示されるMOSトランジスタを含む回路構成に入力され、入力電圧VINに相当するクロックφ´1、φ´2を出力させる。
図6は、本発明の一実施形態の主昇圧回路20中のチャージポンプ回路(ゲート・ブーステッド・チャージポンプ)26の構成及び動作を示す図である。(a)のチャージポンプ回路26は、図3のディクソン型チャージポンプ14のMOSダイオードをMOSスイッチに変更したいわゆるブートストラップ(Bootstrap)型チャージポンプにおいて、そのMOSスイッチのスイッチング信号φ3、φ4を(b)に示すようにより大きな出力電圧VMによって供給するようにしている。これにより、チャージポンプの昇圧効率をより改善することができる。なお、(b)のクロックφ´1、φ´2は、図3のクロックφ1、φ2と同様に入力電圧VINに相当している。
図7は、本発明の一実施形態の起動用昇圧回路10を停止させるための回路停止制御回路30の構成を示す図である。回路停止制御回路30は、いずれも電圧VMで動作するリング発振器32とディクソン型チャージポンプ34を含む。リング発振器32が電圧検知回路2(50)からの検知信号EN0を受けて発振し、その発振信号を受けてディクソン型チャージポンプ34が基板バイアス制御信号(停止制御信号)VNWを生成し出力する。基板バイアス制御信号(停止制御信号)VNWは、図2の起動用昇圧回路10のLC発振器12を構成する2つのpMOSトランジスタのバックゲート(基板)に入力され、トランジスタの閾値電圧を変化させることによりトランジスタを停止(オフ)させる。その結果、LC発振器12の動作が停止し、それにより起動用昇圧回路10の昇圧動作が停止する。
図8は、本発明の他の一実施形態の起動用昇圧回路10と回路停止制御回路30の構成を示す図である。図8では、回路停止制御回路30が2つのインバータを含むバッファ36からなり、その出力が起動用昇圧回路10のLC発振器12と入力電圧VINとの間に設けられたpMOSトランジスタ(スイッチ)のゲートに入力されるように構成される。電圧検知回路2(50)からの検知信号EN0を受けたバッファ36の出力電圧(High)によりpMOSトランジスタをオフにして、LC発振器12の動作を停止させる。これにより起動用昇圧回路10の昇圧動作が停止する。
図9は、本発明の一実施形態の電圧検知回路1(40)と電圧検知回路2(50)の構成を示す図である。(a)は低電圧(〜0.4V)検知用の回路例であり、(b)は比較的高い電圧(〜0.7V)検知用の回路例である。いずれの回路も電圧VMで動作し、それぞれ検知信号ENCとEN0を出力する。
図10は、本発明の一実施形態の昇圧回路100の動作のタイミングチャートを示す図である。なお、図10では入力電圧VINが0.1Vで出力電圧VOUTが約0.9Vの場合を示しているが、これはあくまで一動作例であって、他の入力及び出力電圧の組み合わせにおいても本発明の昇圧回路100が同様に動作することは言うまでも無い。図10の上段に示すように、昇圧回路100の動作は、電圧VMの大きさに応じて、(1)起動モード、(2)変換モード、及び(3)出力モードの3つに分けることができる。
(1)起動モードは、起動用昇圧回路10が起動し、その出力電圧VMが所定の電圧VDL(例えば0.4V)を越えて主昇圧回路20が動作可能になるまでの動作期間を意味する。(2)変換モードは、主昇圧回路20が動作してその出力電圧VMが所定の電圧VDH(例えば0.7V)を越えて外部に出力可能な電圧になるまでの動作期間を意味する。(3)出力モードは、所定の電圧VDH以上の出力電圧VMが昇圧回路100の出力電圧VOUTとして実際に出力する動作期間を意味する。
(1)起動モードにおいて、入力電圧VINで起動用昇圧回路10中のLC発振器12が動作して発振信号VLCを出力する。この時、入力ゲートのpMOSトランジスタMSがオン状態であって、その発振信号VLCの出力(クロックφ1、φ2)を受けて起動用昇圧回路10中のチャージポンプ回路14が昇圧動作を開始して電圧VMが上昇していく。電圧検知回路1(40)は、起動用昇圧回路10が昇圧した電圧VMをモニターし、電圧VMが所定の電圧VDL(例えば0.4V)以上になったことを検知して(T1)、主昇圧回路20を動作させるための検知信号ENを出力する(T2)。
(2)変換モードにおいて、主昇圧回路20が信号ENCを受けて動作を開始し、クロックφ´1、φ´2、φ3、φ4を生成すると共に(T3、T4)、入力電圧VINを昇圧して電圧VMを出力する。電圧検知回路2(50)は、主昇圧回路20が昇圧した電圧VMをモニターし、電圧VMが所定の電圧VDH(例えば0.7V)以上になったことを検知して(T5)、出力ゲート(pMOSトランジスタ)M0を開かせるための検知信号ENOを出力する(T6)。この変換モードでは、起動用昇圧回路10と主昇圧回路20が同時に駆動していることになる。
(3)出力モードにおいて、主昇圧回路20によって昇圧された電圧VMが出力電圧OUTとして出力ゲート(pMOSトランジスタ)M0から出力される(T7)。検知信号ENOを受けた入力ゲートのpMOSトランジスタMSがオフする。さらに、検知信号ENOを受けた回路停止制御回路30が動作して、停止制御信号VNWを起動用昇圧回路10へ出力する(T8)。これにより、起動用昇圧回路10が動作を停止する。
図1の昇圧回路を65nmのCMOSプロセスを用いてSiチップ上に試作した。その結果、入力電圧VINが0.1Vの時、出力電圧VOUTとして最大で0.92Vの出力を得ることができた。また、その際の最大の電力変換効率は33%であり、1%程度の従来の昇圧回路に較べて大幅に電力変換効率を向上させることが可能であることが明らかになった。
以上説明した本発明の一実施形態の昇圧回路によれば、以下に示すよう作用効果を得ることができる。
(1)最初に低電圧で駆動する起動用昇圧回路(LC発振器とディクソン型チャージポンプ)を用いて昇圧し、その昇圧電圧を用いて主昇圧回路(リング発振器とブートストラップ型チャージポンプ)を駆動させることにより、0.1V以下のような非常に低い入力電圧を回路駆動が可能な電圧(〜1V程度)まで昇圧することができる。
(2)その際に、主昇圧回路のブートストラップ型チャージポンプを昇圧後の出力電圧を用いてスイッチング動作させることにより、より効率的に昇圧させることができる。
(3)主昇圧回路による昇圧後は起動用昇圧回路を停止させることにより、昇圧回路全体の消費電力を抑制することができる。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明をした。しかし、本発明はこれらの実施形態に限られるものではない。さらに、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施できるものである。
本発明の昇圧回路は、太陽電池や熱発電素子などの環境発電素子から電力を取り出す集積回路(IC、LSI、SoC)に適用することができる。特に、太陽電池や熱発電素子等の環境発電素子を備えるIoT向けの低消費電力デバイスにおいて、例えば室内等で利用される環境発電素子が発する1V以下(例えば0.1V程度)の低電圧を昇圧する昇圧回路(昇圧電源回路)として利用することができる。
10:起動用昇圧回路
12:LC発振器
14、34:ディクソン型チャージポンプ
16:pMOSトランジスタ
20:主昇圧回路
22、32:リング発振器
24:4相クロック生成回路
26:ゲート・ブーステッド・チャージポンプ
30:回路停止制御回路
36:バッファ
40:電圧検知回路1
50:電圧検知回路2
100:昇圧回路

Claims (10)

  1. 入力電圧を昇圧した出力電圧を出力するための昇圧回路であって、
    入力電圧によって駆動し、入力電圧を昇圧した第1出力電圧を出力することができる第1昇圧回路と、
    入力電圧を昇圧して第1出力電圧より大きな第2出力電圧を出力電圧として出力することができる第2昇圧回路と、を含み、
    第2昇圧回路は、第1閾値電圧以上の第1出力電圧によって駆動した後に、第1閾値電圧よりも大きな第2閾値電圧以上の第2出力電圧を出力電圧として出力し、かつ当該第2閾値電圧以上の第2出力電圧によって駆動する、昇圧回路。
  2. 前記第1昇圧回路は、第1発振器と、第1発振器が発生する第1発振信号により電荷を伝送する第1チャージポンプ回路とを含み、
    前記第2昇圧回路は、第2発振器と、第2発振器が発生する第2発振信号を受けて4相クロック信号を発生するクロック発生器と、クロック発生器が出力する4相クロック信号により電荷を伝送する第2チャージポンプ回路とを含む、請求項1に記載の昇圧回路。
  3. 前記第2チャージポンプ回路はブートストラップ型チャージポンプ回路である、請求項2に記載の昇圧回路。
  4. 前記第1発振器はLC発振器からなり、前記第2発振器はリング発振器からなる、請求項2に記載の昇圧回路。
  5. 前記第2昇圧回路が前記第2閾値電圧以上の第2出力電圧によって駆動した後に、前記第1昇圧回路を停止するための停止制御回路をさらに含む、請求項1に記載の昇圧回路。
  6. 前記第1昇圧回路の第1出力電圧を検知する第1検知回路と、前記第2昇圧回路の第2出力電圧を検知する第2検知回路とをさらに含む、請求項1に記載の昇圧回路。
  7. 前記入力電圧は略0.1V以下の電圧であり、前記第1閾値電圧は略0.4Vであり、前記第2閾値電圧は略0.7Vである、請求項1に記載の昇圧回路。
  8. 第1昇圧回路と、第2昇圧回路とを含む昇圧回路において、入力電圧を昇圧した出力電圧を出力するための方法であって、
    第1昇圧回路を入力電圧により駆動させ、入力電圧を昇圧した第1出力電圧を生成するステップと、
    第1閾値電圧以上の第1出力電圧により第2昇圧回路を駆動させ、第1出力電圧より大きな第2出力電圧を生成するステップと、
    第2閾値電圧以上の第2出力電圧により第2昇圧回路を駆動させるステップと、
    第2閾値電圧以上の第2出力電圧を昇圧回路の出力電圧として出力するステップと、を含む方法。
  9. 前記第2昇圧回路が前記第2閾値電圧以上の第2出力電圧によって駆動した後に、前記第1昇圧回路を停止させるステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1出力電圧が前記第1閾値電圧以上か否かを検知するステップと、
    前記第2出力電圧が前記第2閾値電圧以上か否かを検知するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の方法。
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