JP6866131B2 - 光学装置、それを備えた露光装置、および物品の製造方法 - Google Patents

光学装置、それを備えた露光装置、および物品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光学装置、それを備えた露光装置、および物品の製造方法に関する。
反射面の形状を変形可能なミラーを用いて光学系収差を補正することができる光学装置がある。このミラーは、光学系の光路に配置され、また、ミラーの形状の調整は、裏面に磁石を結合し磁石から微小な間隔を置いて対向した位置にコイルを配置し駆動する、ボイスコイルモータを利用した方式が提案されている。
この方式では、コイルと磁石とは必然的に近接した場所に配置されることになる。駆動時にコイルから発生する熱は、空気層を介しコイルから磁石へ、磁石からミラーに伝わる。これにより、ミラーを所望の形状に変形することが困難な場合がある。非特許文献1には、冷却プレートに結合した銅棒の端部にコイルを設けて、コイルの発熱を銅棒で回収し、ミラー昇温を低減する構成が開示されている。
R.Biasi、外17名、「VLT Deformable Secondary Mirror: integration and electromechanical tests results」 Adaptive Optics Systems III.Proceedings of the SPIE、2012年7月13日、Volume 8447
非特許文献1の構成では、コイルは、ミラー法線方向に延伸した銅棒のみで保持される。各ボイスコイルモータに対応して基準ベースに距離センサが設けられ、基準ベースとミラーとの距離を測定し、計測値に基づいてミラー形状を制御している。非特許文献1の場合、距離センサを各ボイスコイルモータに設ける必要があり、大口径ミラーの場合には100個以上の距離センサが必要となる。すると、コスト増に繋がる。したがって、距離センサの個数を低減した構成が求められる。各ボイスコイルモータから距離センサを無くした場合、フィード・フォワードで所望の力を発生しミラー形状を制御する必要がある。しかし、非特許文献1の構成の場合、銅棒の熱膨張に伴い、コイルと磁石との距離が変わり推力定数が変動し、フィード・フォワードではボイスコイルモータは、目標とする力を発生することができない。コイルと磁石との距離の変動を低減するには、コイルを基準ベースに固定する必要がある。このとき、次の課題が発生する。基準ベースは、コイルおよび銅棒を介して冷却プレートと連結した構成となる。すると、銅棒および冷却プレートが熱変形すると、基準ベースも力を受け変形し、コイル位置がずれ推力定数が変動する。したがって、ボイスコイルモータのコイルを基準プレートに固定した構成では、コイルを冷却可能で、同時に、基準プレートが受ける熱変形の影響を低減した構成が必要となる。
本発明は、例えば、光学系の性能改善の点で有利な光学装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一側面としての光学装置は、光学素子の反射面を変形させる光学装置であって、反射面の反対側の面に取り付けられた磁石と、磁石に対向する位置に配置されるコイルとを含むアクチュエータと、コイルを保持するベースプレートと、一端がコイルに接続され、他端は自由端である棒状の伝熱部と、を備え、伝熱部は、コイルで発生した熱を一端を介して他端に向かって伝達する。
本発明によれば、光学系の性能改善の点で有利な光学装置を提供することができる。
光学装置の基本構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る光学装置の構成を示す概略図である。 第2実施形態に係る光学装置の構成を示す概略図である。 第3実施形態に係る光学装置の構成を示す概略図である。 第4実施形態に係る光学装置の構成を示す概略図である。 光学装置を適用した露光装置の構成を示す概略図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1(A)は、可変形鏡装置100の基本構成例を示す断面図である。光学装置である可変形鏡装置100は、光学素子であるミラー101の反射面の形状を変化させることができるように構成される。なお、図1〜図5では、変形前のミラー101の反射面と垂直に交わる方向にX軸を取り、X軸に垂直な平面内(すなわち、変形前のミラー101の反射面と平行な平面内)に互いに直交するY軸およびZ軸を取っている。ミラー101は、薄鏡であり反射面の裏面(以下、「ミラー裏面」という)の中心をミラー固定部102により基準ベース121に対して固定される。ミラー101の反射面には、使用する光の波長に適したコーティングが施される。熱歪による形状誤差の発生を抑えるため、本実施形態では、ミラー101の材質は、低熱膨張光学ガラスとする。また、本実施形態では特にミラーの大きさに制限は無いが、一般的には外径0.1mから2m程度に対し、厚みは、数mmから数cm程度である。例えば、ミラー101は、外形1m、厚さは、1cm程度である。
ベースプレートである基準ベース121は、ミラー101、変位センサ123、およびアクチュエータ固定用のホルダー122を保持する。また、基準ベース121は、ホルダー122を介してコイル105を保持する。ミラー101は、ミラー固定部102を介して基準ベース121に保持される。基準ベース121に保持される変位センサ123は、ミラー101の面形状を測定する。アクチュエータなどの熱で熱歪が生じ、計測精度が落ちることを低減するために、本実施形態では、基準ベース121の材質は、低熱膨張材とする。
ミラー固定部102は、円筒形状を有し、ミラー101と基準ベース121とを固定する。本実施形態では、ミラー101およびミラー固定部102の中心線が一致するように、ミラー固定部102が配置される。しかし、この構成に限定せず、ミラー固定部102の位置、形状、および数は、この要旨の範囲内で変更可能である。ミラー固定部102の材質は、熱歪の影響を低減するために低熱膨張性を有するものが望ましく、本実施形態では、基準ベース121と同じ低熱膨張材を用いる。ボイスコイルモータ103は、ミラー101が目標形状となるように駆動するが、ミラー固定部102がミラー101を変位不能に固定するため、ミラー101は、X方向には並進せず、X方向に垂直な軸周りにも回転しない。例えば、ボイスコイルモータ103が駆動する際、ボイスコイルモータ103が発生する力の合力は必ずしもゼロにはならない。しかし、このボイスコイルモータ103によるモーメントに反作用するモーメントがミラー固定部102で発生することにより、ミラー101は、回転しない。この結果、ミラー101の姿勢を必要な精度範囲内に保つことができ、ミラー101の姿勢制御は、不要となる。
ボイスコイルモータ103は、磁石104とコイル105とで構成されるアクチュエータユニットである。図1(B)は、本実施形態におけるミラー裏面の磁石104の配置を示す一例である。可動子である磁石104は、ミラー101の反射面の反対側に放射状に設置され、固定子であるコイル105は、磁石104に対向し微小な間隔離れた位置になるようホルダー122を介して基準ベース121に保持される。ボイスコイルモータ103の配置および個数は、ミラー101の目標形状と必要精度とで決めればよい。ボイスコイルモータ103は、コイル105に電流を流すことによって、磁石とコイルとを結んだ軸方向にローレンツ力が発生するものであり、ミラー101の反射面を所望の形状に変位させることが可能な推力および駆動量を有する。磁石104は、例えば、磁束密度の高いネオジウムを用いることができる。コイル105と磁石104との間隔が大きくなると推力が減少するため、コイル105および磁石104は、磁石104の端面から、例えば、0.1mmから数ミリ程度に近接させる必要がある。
パック106は、磁石104とミラー101との間に配置されており、パック106と磁石104との間およびパック106とミラー101との間は、接着剤で固定される。パック106は、ミラー101と磁石104との間に配置されることにより、磁石104の熱歪の影響がミラー101に及ぶことを低減する。パック106の材質は、ミラー101と同じ材質の低熱膨張材である。ホルダー122は、コイル105を基準ベース121に固定する保持部材である。
計測器である変位センサ123は、基準ベース121上のミラー裏面と対向する位置に複数個配置される。変位センサ123は、基準ベース121を基準にミラー裏面までの距離を計測しミラーの形状情報を取得する。図1(B)において、変位センサ123は、放射状に配置されているが、配置および個数は、目的とするミラー101の目標形状と精度とで決めればよい。本実施形態においては、コスト削減の観点から変位センサ123の数が、アクチュエータユニットの数、すなわちコイル105の数より少ない構成例を示しているが、これに限らない。
伝熱棒124は、コイル105と冷却プレート125とを連結するように接続され、コイルの熱を冷却プレート125に伝える伝熱体(伝熱部)である。伝熱棒124は、熱伝導グリスを介して冷却プレート125にネジ127で固定される。伝熱棒124は、例えば、銅、アルミ、またはヒートパイプなど熱伝導性の高い部材で製造される。伝熱棒の124の長さおよび太さは、コイルの発熱量と必要な熱抵抗値とから決まる。また、コイル105と伝熱棒124とは、接着剤を介して結合される。
冷却プレート(プレート)125は、コイル105と接続する伝熱棒124の端部から離れて配置され、内部に冷却部である流路126が形成される。流路126には、不図示の温調器から供給される温度制御された冷媒が流れる。図1(C)は、冷却プレート125に結合する伝熱棒124および流路126の一例を示す図である。伝熱棒124で回収されたコイル105の熱は、冷却プレート125に形成された流路126で回収される。冷却プレート125は、銅またはアルミなどの熱伝導性の高い材料を用いるとよい。冷媒の流量および流路126の形状は、コイルの熱を回収するために必要な熱抵抗値および冷媒の圧力損失などから決めればよい。本実施形態では、圧力損失を低減させるために、流路126は、複数系統の並列構成である。また、冷却プレート125は、組み立て性を考慮し、分割した構成としてもよい。
ボイスコイルモータ103は、コイル105に電流を流すことで推力を発生する構造であるため、コイル105は、駆動時に発熱する。コイル105の熱は、空気層を介してコイル105から磁石104へ、磁石104からパック106を介してミラー101に伝わる。すると、ミラー101は、熱変形を起こしミラー101を所望の形状に変形制御できなくなる。また、コイルの熱がホルダー122を介して、基準ベース121を熱変形させると、ミラー101と基準ベース121との位置関係が変動する。また、基準ベース121が熱変形すると、変位センサ123の位置がずれ、ミラー101の形状を精度良く計測できなくなる。したがって、コイル105の熱を、伝熱棒124を介して冷却プレート125で回収し、基準ベース121およびミラー101の熱変形を低減する必要がある。
しかしながら、伝熱棒124は、コイル105の熱回収に伴い熱膨張する。特に、伝熱棒124は、銅またはアルミをその材質として用いることが多く、線膨張係数およびヤング率が大きいため、大きな熱応力を発生する。伝熱棒124は、冷却プレート125と基準ベース121とに両端を固定されているため、伝熱棒124は、熱膨張に応じた力を基準ベース121および冷却プレート125に加える。特に、ホルダー122を介して基準ベース121に力が加わると、基準ベース121が変形し、ミラー101を所望の形状に変形制御できなくなる。
そこで、本実施形態は、伝熱棒124の熱膨張による基準ベース121の変形を低減する構成を提供する。以下、図2を用いて、本実施形態でのコイル105の冷却構成を具体的に説明する。図2は、第1実施形態に係る可変形鏡装置300の概略断面図である。冷却プレート125の厚みは、数ミリから数十ミリである。本実施形態の可変形鏡装置300は、伝熱棒124と冷却プレート125とが互いに離間して配置されており、伝熱棒124と冷却プレート125との間に空気層301が設けられる。伝熱棒124と冷却プレート125との間の距離は、例えば、数μmから数mmである。伝熱棒124と冷却プレート125との伝熱効率は、冷却プレート125に嵌め込まれる伝熱棒124と冷却プレート125との対向面積に比例し、空気層301の厚みに反比例する。したがって、コイルの発熱量および許容されるミラー101の昇温値に応じて、空気層301の厚みおよび嵌め合い部分の対向面積を決めればよい。対向面積は、冷却プレート125の厚みおよび伝熱棒124の直径で調整することができる。なお、空気層301を構成する気体は、空気に限らず、単一成分の気体でもよい。
伝熱棒124は、冷却プレート125側が自由端であるため、コイル105に連結している端部を起点に自由に熱膨張する。したがって、伝熱棒124は、基準ベース121に大きな力を加えず、基準ベース121の変形量を低減できる。すると、コイル105と磁石104との距離変動は、小さくなり、ボイスコイルモータ103の推力定数の変動量を許容値内とすることができる。したがって、本実施形態を用いることにより、フィード・フォワード制御で所望の力をボイスコイルモータ103で発生し、ミラー形状を制御することができる。
また、伝熱棒124と冷却プレート125とが離れて配置されているので、冷却プレート125の振動が銅棒を介して基準ベース121に伝達するのを抑制できる。さらに、本実施形態は、伝熱棒124を冷却プレート125にねじ等で結合する必要がなく、組み立てが容易になる。例えば、基準ベース121にコイル105と伝熱棒124とを組み付けた後に、冷却プレート125を伝熱棒124の位置に合わせて組み付ければよい。このとき、冷却プレート125は、分割した構成であると、組み付けがさらに容易になる。また、基準ベース121に冷却プレート125を位置合わせした後に、伝熱棒124を冷却プレート125から基準ベース121に向かって挿入し、冷却プレート125を基準に伝熱棒124を位置合わせし、ホルダー122を基準ベース121に固定してもよい。この場合、空気層301の厚みを管理し易くなる。なお、基準ベース121および冷却プレートは、例えば、不図示の鏡筒で固定されている。
以上、本実施形態の可変形鏡装置300は、冷却プレート125と伝熱棒124とを直接結合せず、その間に空気層301を挟み、熱的に結合する構成とした。これにより、伝熱棒124を介してコイル105の発熱を冷却プレート125で回収し、同時に、伝熱棒124の熱膨張による基準ベース121の変形を低減させることで、光学装置の形状制御精度を高めることができる。
(第2実施形態)
図3を参照して、別の実施形態について説明する。以下の説明において、上述した実施形態と同一または同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。図3は、第2実施形態に係る可変形鏡装置400の概略断面図である。本実施形態の伝熱棒124は、端部近傍に円錐台形状の剛性の低い弾性体401を有する。また、冷却プレート125は、伝熱棒124と対応する位置に同じ円錐台形状の穴402を有し、弾性体401を嵌め込むことができる。穴402を弾性体401よりも小さく形成することにより、弾性体401は、穴402に隙間なく密着し接触することができる。
本実施形態では、伝熱棒124と冷却プレート125との隙間を弾性体401で充填している。弾性体の材質として、樹脂やゴム、または伝熱シートを用いると、熱伝導率は、空気の熱伝導率0.026W/mK(23℃)の数十〜数百倍になる。したがって、伝熱棒124と冷却プレート125との隙間(弾性体401の厚み)を第1実施形態の空気層と同程度あるいは数倍大きくしても、空気層に比べ、伝熱棒124から冷却プレート125への伝熱効率を向上させることができる。
ここで、伝熱棒124は、コイル105の熱により熱膨張する。しかし、本実施形態では、伝熱棒124の熱膨張に伴い弾性体401が弾性変形するため、伝熱棒124は、コイル105に連結している端部を起点に熱膨張し、基準ベース121が伝熱棒124の熱膨張によって受ける力は小さくなる。つまり、十分に剛性の低い弾性体401を適用することにより、基準ベース121の変形は、許容される範囲に低減することができる。弾性体401は、ヤング率が10GPa以下であればよく、例えば、樹脂またはゴム等を用いればよい。このとき、ボイスコイルモータ103の推力定数の変動値も許容内とすることができ、フィード・フォワード制御で所望の力をボイスコイルモータ103で発生し、ミラー形状を制御することができる。
また、伝熱棒124と冷却プレート125との隙間は、空気層の場合に比べ大きくすることができるため、可変形鏡装置400を組み立てるとき、伝熱棒124と冷却プレート125との位置合わせが容易になる。つまり、伝熱棒124および冷却プレートの穴402の中心がずれても、弾性体401が弾性変形することにより、弾性体401と冷却プレート125とは、密接に接触することができる。以上、本実施形態の可変形鏡装置400は、伝熱棒124と冷却プレート125とを結合させる弾性体401を挟むことにより、伝熱棒124から冷却プレート125への伝熱効率を向上させることができる。また、伝熱棒124と冷却プレート125との隙間に弾性体401を挟むことにより、伝熱棒124の熱膨張による基準ベース121の変形を低減することができ、光学装置の形状制御精度を高めることができる。
(第3実施形態)
以下、図4を参照して、別の実施形態について説明する。以下の説明において、上述した実施形態と同一または同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。図4は、第3実施形態に係る可変形鏡装置500の概略断面図である。本実施形態の基準ベース501の内部には、冷却部である流路502が形成される。したがって、本実施形態の可変形鏡装置500は、第1および第2実施形態で用いた別体の冷却プレート125を有しない。流路502は、伝熱棒124の間に配置される。流路の直径および長さは、コイルの発熱量および必要な熱抵抗値に応じて決めればよい。流路502は、伝熱棒124の近傍に配置されることにより冷却効率を向上させることができる。また、本実施形態では、流路502は、複数系統存在し、並列構成で配置される。並列構成で各流路502の長さを短くすることにより、圧力損失を低減でき、かつ、冷媒の温度上昇による冷却能力の低下を抑制できる。本実施形態の伝熱棒124の直径は、基準ベース501との隙間である空気層503が数μmから数mm程度になるように構成される。
次に、本実施形態の効果について説明する。可変形鏡装置500は、コイル105で発熱した熱を、伝熱棒124、さらに空気層503を介して基準ベース501に伝え、流路502で回収することができる。また、基準ベース501は、第1および第2実施形態の冷却プレート125よりも厚いため、本実施形態は、第1および第2実施形態と比較して、基準ベース501が伝熱棒124と対向する面積が大きくなり、伝熱効率が向上する。さらに、伝熱棒124は、コイル105に連結した端部を起点に熱膨張するため、基準ベース501は、大きな力を受けることなく、基準ベース501の変形を抑制できる。
本実施形態は、別体の冷却プレート125を有しないため、第1および第2実施形態と比較して、より小型化できる。また、構成が簡易であるため組み立てが容易になる。基準ベース501内に流路502が形成されているため、基準ベース501の温度は、おおよそ冷媒の温度となり、可変形鏡装置500が置かれている環境の温度が変動しても、基準ベース501の温度変動は、低減される。なお、本実施形態では、伝熱棒124と基準ベース501との隙間は、空気層503であるが、第2実施形態と同様の弾性体を挿入してもよい。以上、本実施形態の可変形鏡装置500は、基準ベース501の内部に流路502を形成し、伝熱棒124と冷却プレート125とは、空気層503を介して配置されているため、伝熱棒124の熱膨張による基準ベース501の変形を低減することができる。
(第4実施形態)
以下、図5を参照して、別の実施形態について説明する。以下の説明において、上述した実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。図6は、第4実施形態に係る可変形鏡装置600の概略断面図である。本実施形態の可変形鏡装置600と第3実施形態の可変形鏡装置500との相違点は、本実施形態の可変形鏡装置600が伝熱棒124を備えず、基準ベース501の内部に配置される冷却部である流路602が、各コイル105の間に配置される点である。流路602の直径および長さは、コイル105の発熱量および必要な熱抵抗値に応じて決めればよい。流路602をコイル105の近傍に配置することにより、冷却効率を向上させることができる。また、本実施形態では、流路602は、第3実施形態の流路502と同様に複数系統存在し、並列構成で配置される。並列構成で各流路602の長さを短くすることにより、圧力損失を低減でき、かつ、冷媒の温度上昇による冷却能力の低下を抑制できる。本実施形態において伝熱部であるホルダー122は、熱伝導性の高い部材で製造される。
次に、本実施形態の効果について説明する。可変形鏡装置600は、コイル105で発生した熱を、ホルダー122を介して基準ベース501に伝え、流路502で回収することができる。また、本実施形態の可変形鏡装置600は、伝熱棒を有しないため、基準ベース501は、大きな力を受けることなく、基準ベース501の変形を抑制できる。また、本実施形態では、ホルダー122をコイル105から離れる方向に延在させ、ホルダー122と基準ベース501との接触面積を増やしてもよく、この構成により、伝熱効率をさらに向上させることができる。
本実施形態は、別体の冷却プレート125を有しないため、第1および第2実施形態と比較して、より小型化できる。また、構成が簡易なので組み立てが容易になる。基準ベース501内に流路502が形成されているため、基準ベース501の温度は、おおよそ冷媒の温度となり、可変形鏡装置600の置かれている環境の温度が変動しても、基準ベース501の温度変動は、低減される。以上、本実施形態の可変形鏡装置600は、コイル105で発熱した熱を、ホルダー122を介して基準ベース501に伝え、流路502で回収することができるため、伝熱棒を必要とせず、伝熱棒の熱膨張による基準ベース501の変形を抑制することができる。
(露光装置に係る実施形態)
図5は、第1ないし第4実施形態に係る光学装置を適用した露光装置の構成を示す概略図である。露光装置50は、照明光学系ILと、投影光学系POと、マスク55を保持して移動可能なマスクステージMSと、基板56を保持して移動可能な基板ステージWSと、基板56を露光する処理を制御する制御部51とを有する。なお、図5において、照明光学系ILから出射された光の光軸に並行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内に互いに直交するX軸およびY軸を取っている。照明光学系ILは、光源およびスリット(いずれも不図示)を含む。照明光学系ILに含まれる光源から出射された光は、例えば、照明光学系ILに含まれるスリットによって、XY方向に長い円弧状の露光領域をマスク55上に形成することができる。マスク55および基板56は、マスクステージMSおよび基板ステージWSによってそれぞれ保持されており、投影光学系POを介して光学的にほぼ共役な位置(投影光学系POの物体面および像面の位置)に配置される。投影光学系POは、所定の投影倍率を有し、マスク55に形成されたパターンを基板56に投影する。そして、マスクステージMSおよび基板ステージWSを、投影光学系POの物体面と平行な方向(例えば、XY方向)に、投影光学系POの投影倍率に応じた速度比で走査させる。これにより、マスク55に形成されたパターンを基板56に転写することができる。
投影光学系POは、台形鏡52と、凹面鏡53と、凸面鏡54とを含むように構成される。照明光学系ILから出射しマスク55を透過した露光光は、台形鏡52の第1面52aにより光路を折り曲げられ、凹面鏡53の第1面53aに入射する。凹面鏡53の反射面53aにおいて反射した露光光は、凸面鏡54において反射し、凹面鏡53の反射面53aに入射する。凹面鏡53の反射面53aにおいて反射した露光光は、台形鏡52の第2面52bにより光路を折り曲げられ、基板上に結像する。このように構成された投影光学系POでは、凸面鏡54の表面が光学的な瞳となる。
上述した露光装置50の構成において、第1ないし第4実施形態に記載の光学装置は、例えば、凹面鏡53の反射面を変形する装置として投影光学系に用いられうる。第1ないし第4実施形態のうちのいずれかの光学装置を露光装置50に用いることにより、凹面鏡53の反射面53aを変形させることができ、投影光学系POにおける光学収差を精度よく補正することができる。
なお、上記実施形態では、露光装置に適用する例を説明したが、第1ないし第4実施形態に係る光学装置を適用可能な装置は、例えば、基板上にレジストの潜像パターンを形成するリソグラフィ装置がある。その他、レーザ加工装置、眼底撮影装置、望遠鏡、または投影光学系等にも適用可能である。
(物品の製造方法に係る実施形態)
本実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。さらに、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
101 ミラー(光学素子)
130 ボイスコイルモータ(アクチュエータ)
104 磁石
105 コイル
121 基準ベース
124 伝熱棒
126 流路
300 可変形鏡装置
301 空気層

Claims (18)

  1. 光学素子の反射面を変形させる光学装置であって、
    前記反射面の反対側の面に取り付けられた磁石と、前記磁石に対向する位置に配置されるコイルとを含むアクチュエータと、
    前記コイルを保持するベースプレートと、
    一端が前記コイルに接続され、他端は自由端である棒状の伝熱部と、を備え、
    前記伝熱部は、前記コイルで発生した熱を前記一端を介して前記他端に向かって伝達する、
    ことを特徴とする光学装置。
  2. 前記伝熱部からの熱を回収する冷却部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記伝熱部と前記冷却部とは、互いに離間して配置されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記冷却部は、前記伝熱部から離間して配置されるプレートの内部に備えられる流路を含む、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の光学装置。
  5. 前記冷却部は、前記ベースプレートの内部に備えられる流路を含む、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の光学装置。
  6. 光学素子の反射面を変形させる光学装置であって、
    前記反射面の反対側の面に取り付けられた磁石と、前記磁石に対向する位置に配置されるコイルとを含むアクチュエータと、
    前記コイルを保持するベースプレートと、
    一端が前記コイルに接続され、他端は自由端である伝熱部と、
    前記伝熱部とは離間して配置され、前記伝熱部からの熱を回収する冷却部を備え、
    前記伝熱部は、前記コイルで発生した熱を前記一端を介して前記他端に向かって伝達し、
    前記冷却部は、前記伝熱部から離間して配置されるプレートの内部に備えられる流路を含む、ことを特徴とする光学装置。
  7. 前記伝熱部と前記冷却部とを熱伝導する弾性体をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の光学装置。
  8. 前記弾性体は、ヤング率が10GPa以下である、
    ことを特徴とする請求項に記載の光学装置。
  9. 前記弾性体は、樹脂である、
    ことを特徴とする請求項またはに記載の光学装置。
  10. 前記弾性体は、ゴムである、
    ことを特徴とする請求項またはに記載の光学装置。
  11. 前記冷却部は、並列に配置された複数の流路を含む、
    ことを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の光学装置。
  12. 前記伝熱部の少なくとも一部は、前記ベースプレートに設けられた隙間に配置されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の光学装置。
  13. 前記伝熱部は、前記コイルに直接接続されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の光学装置。
  14. 前記伝熱部は、接着剤により前記コイルに結合されていることを特徴とする請求項13に記載の光学装置。
  15. 記ベースプレートに配置され、前記ベースプレートと前記反射面の反対側の面との距離を計測する複数の計測
    を備え、
    前記計測器の数は前記アクチュエータの数よりも少ないことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の光学装置。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の光学装置を含むことを特徴とする投影光学系。
  17. マスクを照明する照明光学系と、
    前記マスクのパターンを基板に投影する請求項16に記載の投影光学系とを有する、
    ことを特徴とする露光装置。
  18. 請求項17に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記露光された前記基板を現像する工程と、を含む、
    ことを特徴とする物品の製造方法。
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