JP6865382B2 - 水栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水栓装置に関し、詳しくはセンサーが設けられた水栓装置に関する。
特許文献1には、水栓装置が開示されている。この水栓装置は、物体の存在・不存在を検知するセンサーを備えており、センサーの検知結果に基づいて吐水の有無を切り換える。
特開2014−173301号公報
ところで、特許文献1に示される水栓装置では、センサーが水栓装置の本体を構成する吐水部に内蔵されており、センサーを吐水部から取り出し難い。このため、センサーのメンテナンスや交換等をする作業が煩雑になりやすい。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、センサーのメンテナンスや交換等を容易に行うことができる水栓装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明の水栓装置は、吐水口部が設けられた水栓本体と、前記水栓本体に設けられたセンサーブロックとを備え、前記水栓本体は、外側に開口した開口部を備え、前記センサーブロックは、前記水栓本体に取り付けられて前記開口部を閉塞するカバーと、前記カバーの内側に配置されて前記カバーで覆われるセンサーとを備え、前記センサーが前記カバーに対して固定され、前記カバーが前記水栓本体の前記開口部に対して前記水栓本体の外側から掛止により着脱可能に取り付けられ、前記水栓本体は、軸方向の一端部に前記開口部が形成された筒状部と、前記筒状部から突出した突出部とを備え、前記吐水口部は、前記突出部に設けられたことを特徴とする。
本発明に係る水栓装置は、カバーの水栓本体に対する掛止を解除するだけで、カバーおよびカバーに固定されたセンサーを水栓本体からまとめて取り外すことができる。このため、センサーのメンテナンスや交換等を容易に行うことができる。
図1は、本発明の実施形態の水栓装置が備える吐水部材の断面図である。 図2は、前記吐水部材の斜視図である。 図3は、前記水栓装置を備えた洗面台の断面図である。 図4は、前記洗面台の上部の斜視図である。 図5は、前記洗面台を備えたミラーキャビネットの側面図である。 図6は、前記水栓装置の説明図である。 図7は、他例の水栓装置の吐水部材の側面図である。 図8は、図1のA部拡大図である。 図9は、本発明の実施形態の水栓装置のセンサーブロックであって、カバーを省略して示した斜視図である。 図10は、前記センサーブロックを前記吐水部材の水栓本体から取り外した状態を示した斜視図である。 図11は、前記吐水部材の筒状部の開口部を示した斜視図である。 図12は、前記吐水部材の筒状部にセンサーブロックを取り付けた状態を示した斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の水栓装置1が備える吐水部材12の断面図である。図2は、水栓装置1の斜視図である。本実施形態の水栓装置1は、図3および図4に示す洗面台70の水栓として利用される。洗面台70は、図5に示すミラーキャビネット71と併せて洗面化粧台を構成する。
洗面台70は、洗面所等の部屋の壁に沿って床に設置される。ミラーキャビネット71は、前記壁に沿って洗面台70の上方に設けられる。
図3に示すように、洗面台70は、台本体72、槽体73(洗面ボウル)、および水栓装置1を備えている。台本体72は箱状に形成されており、床に設置される。
槽体73は、台本体72の上に設けられている。槽体73は、上方に開口した槽部75(ボウル部)を備えている。槽体73は、槽部75の前縁、および左右の側縁から外方に突出した板部76を備えている。板部76の上面は、洗面台70の上面を構成している。
槽部75は、後壁66の上端部から後方に突出した設置部77を備えている。図4に示すように、設置部77の上面は、板部76の上面よりも一段低く、水平である。設置部77には、水栓装置1が設置されている。
なお、洗面台70の上面が、槽体73とは別に設けられた天板で構成される場合には、この天板を水栓装置1の設置部77としてもよい。また、水栓装置1が設置される対象は、洗面台70に制限されず、例えばキッチン台であってもよい。
水栓装置1は、センサー11の検知結果に基づいて、吐水の有無を切り換える自動水栓である。水栓装置1は、図6に示すように、水を吐出するための吐水部材12、吐水部材12に水を供給するための給水路26、給水路26に設けられて吐水部材12から吐出される水の流量と温度を変更するための操作部材14、および電源ボックス15を備えている。
図1に示すように、吐水部材12は、水栓本体10とセンサーブロック16を備えている。水栓本体10は、基体17と吐水体18を備えている。基体17は、筒状部19と突出部20を備えている。
図1に示すように、水栓本体10は、設置部77から筒状部19を上方に突出した状態で設置部77に設置される。
筒状部19は縦長の円筒状に形成されている。なお、筒状部19は多角形の筒状に形成されてもよい。筒状部19の軸方向は、上方程前方に位置するように傾斜している。なお、筒状部19の軸方向は、図7に示すように、設置部77の上面に対して垂直であってもよい。
図8に示すように、筒状部19の上端部には、上方(水栓本体10の外側であって、詳しくは前斜め上方)に開口した開口部21が形成されている。センサーブロック16は開口部21に取り付けられるが、センサーブロック16を開口部21から取り外した状態では、筒状部19の内側が、開口部21を介して、筒状部19の外側に開放される。
図1に示すように、基体17の突出部20は、筒状部19の上下方向の中間部から前側に突出している。突出部20は、筒状部19と一体に形成されている。
突出部20は、円筒状に形成されている。突出部20の軸方向は、前方程上方に位置するように傾斜している。
突出部20の前端部には、吐水体18を着脱可能に連結できる連結部22が設けられている。吐水体18は、基体17に対して着脱可能に取り付けられる吐水ヘッドである。吐水体18は、本体部23と吐水口部24を備えている。すなわち、水栓本体10には、吐水口部24が設けられている。
吐水体18の本体部23は、横長の円筒状に形成されている。本体部23の軸方向は、突出部20の軸方向と平行である。吐水口部24は、本体部23の前端部から下側に突出している。吐水口部24は、下側に開口しており、本体部23に供給された水を下側に吐出する。
本体部23の後端部には、掛止により基体17の連結部22に着脱可能に連結される被連結部25が設けられている。水栓装置1の利用者は、吐水体18を前方に移動させることで、被連結部25と連結部22の連結を解除して、吐水体18を基体17から取り外すことができる。
本体部23の後端部には、基体17の内部を通過する給水路26が接続されている。給水路26は、吐水体18に水を供給する。この水は、吐水口部24から吐出される。
図6に示すように、本実施形態の給水路26は、水供給管27、湯供給管28、接続管29、および給水管30を備えている。図6中、符号31は接続管29に設けられた水抜き栓である。
水供給管27、湯供給管28、および接続管29は、洗面台70(図3参照)の内部に設けられる。水供給管27には、例えば水道管から常温の水が供給される。湯供給管28には、例えば給湯器から湯が供給される。水供給管27には、止水栓32が設けられており、湯供給管28には止水栓33が設けられている。
水供給管27および湯供給管28のそれぞれの下流側は、操作部材14に接続されている。接続管29は、上流側が操作部材14に接続され、下流側が給水管30の上流側に接続されている。
給水管30は、洗面台70の内部から、図1に示すように、基体17の筒状部19の内部および突出部20の内部を順に通過して、吐水体18の本体部23に接続されている。
図6に示す水供給管27から操作部材14に供給された水、および湯供給管28から操作部材14に供給された湯は、操作部材14において所望の割合で混合された後、接続管29および給水管30を順に介して吐水体18に供給される。この水は、吐水体18に供給されて吐水口部24から吐出される。
操作部材14には、水供給管27から供給された常温の水と湯供給管28から供給された湯の混合割合の変更、並びに操作部材14から接続管29側に供給される水の流量を変更するための弁カートリッジ34(混合弁)が設けられている。
利用者は、操作部材14が備えた操作レバー35を操作することで、操作部材14から接続管29側に供給される水(すなわち、吐水口部24から突出される水)の流量および温度を変更できる。
本実施形態の給水管30は、可撓性を有するホースであって、屈曲可能である。本実施形態の給水管30は、基体17の突出部20から引出可能な長さを有している。このため、利用者は、図1に示す吐水体18を基体17から取り外し、基体17の突出部20から給水管30を引き出すことで、吐水体18を基体17から離れた位置に移動できる。
本実施形態では、吐水体18が基体17の突出部20に着脱可能に連結されているが、例えば基体17が突出部20を備えない場合、吐水体18は筒状部19に対して着脱可能に連結されてもよい。また、吐水体18は基体17に対して取り外し不能に設けられてもよい。
図6に示すように、給水路26の接続管29には、給水管30側への給水の有無(すなわち、吐水口部24からの吐水の有無)を切り換えるための開閉弁36が設けられている。
本実施形態の開閉弁36は、電磁弁である。開閉弁36の開閉は、電源ボックス15が備えた制御部37により制御される。
図8に示すように、センサーブロック16は、水栓本体10の筒状部19の上端部(開口部21側の端部)に設けられている。センサーブロック16は、カバー38、Oリング39、センサー11、および保持部材40を備えている。
カバー38は、筒状部19に着脱可能に取り付けられる。カバー38は、開口部21を閉塞する略円板状の板状部41と、板状部41の外周部から下側(筒状部19側)に向かって突出して筒状部19の上端部(開口部21)に嵌め込まれる周壁部42を備えている。
カバー38は透光性を有している。なお、カバー38は、全体が透光性を有するカバーであってもよいし、センサー11に対向する板状部41のみが透光性を有するカバーであってもよい。
カバー38の板状部41の上面は、筒状部19とカバー38で構成された部分(すなわち、水栓本体10において設置部77から立ち上がる部分)の上面を構成している。板状部41の上面は、略斜め上方を向いている。
本実施形態の板状部41は、筒状部19の軸方向外側に向かって僅かに凸となる球面状に形成されている。なお、板状部41は、筒状部19の軸方向に直交した平板状に形成されてもよい。
カバー38の周壁部42は、円筒状に形成されている。周壁部42の軸方向は、筒状部19の軸方向と平行である。
板状部41の周縁部59は、周方向の全長に亘って周壁部42よりも外周側に突出している。略円板状の板状部41の外径は、筒状部19の上端部の外径と同じである。
周壁部42の外周面には、筒状部19の周方向の全長に亘る溝部43が形成されている。溝部43には、周壁部42と筒状部19の内面との間を密封するシール材として、筒状部19の周方向の全長に亘るOリング39が設けられている。Oリング39は、例えばゴム製であって、弾性を有している。
センサー11は、人体を検知する人感センサーである。具体的にセンサー11は反射型の光電センサーであって、より詳しくは限定反射型の光電センサーである。限定反射型光電センサーは、強い受光出力を得るために投受光の指向角度が小さい。このため、物体の存否を精度よく検知できる。
本実施形態のセンサー11は、筒状部19の上端部の内側に位置しており、回路基板44、センサー素子、およびコネクター49を備えている。
回路基板44はカバー38の内側(水栓本体10の内部側)に配置されており、吐水部材12の内部に位置している。詳しくは、回路基板44は、カバー38の板状部41の内面側でかつ周壁部42の内周側に位置している。回路基板44の厚み方向は、筒状部19の軸方向と平行であり、カバー38の板状部41に対向している。
回路基板44には、前記センサー素子として投光部45と受光部46(図9参照)が設けられている。投光部45および受光部46は、回路基板44の片面である上面に実装されており、カバー38の板状部41側に臨んでいる。
投光部45は、照射光として赤外線を照射する投光素子であり、カバー38の板状部41を通して前斜め上方に赤外線を照射する。受光部46(図9参照)は、赤外線を受ける受光素子であって、カバー38の前斜め上方から、板状部41を通過した赤外線を受光する。
センサー11は、投光部45の投光領域と受光部46の受光領域との重複部分が検知領域65(図5参照)となる。図5に示すように検知領域65は、カバー38の前斜め上方に位置している。なお、本実施形態のセンサー11は赤外線センサーであるが、赤外線以外の不可視光線や可視光線、超音波等を用いたその他のセンサー11であってもよい。また、センサー11は反射型の光電センサーに制限されず、測距センサー等であってもよい。また、センサー11は人感センサー以外のセンサーであってもよい。
図8に示すように、回路基板44の下面(投光部45および受光部46が実装された面と反対側の面)には、コネクター49が実装されている。
カバー38の板状部41の内面側でかつ周壁部42の内側には、回路基板44を保持する保持部材40が配置されている。保持部材40はカバー38に固定されている。
本実施形態の保持部材40は、回路基板44の上面側に配置された位置決め部材47と、回路基板44の下面側に配置された被覆部材48を備えている。回路基板44は、位置決め部材47と被覆部材48とで囲まれている。
位置決め部材47は、上部がカバー38の板状部41の下面(筒状部19側に臨む内面)に形成された凹み部50に嵌め込まれている。
位置決め部材47には、回路基板44側に突出した複数の突部51が形成されている。回路基板44において各突部51に対応する箇所には、嵌込部52が形成されている。本実施形態の嵌込部52は、回路基板44を厚み方向に貫通する孔である。
各突部51は対応する嵌込部52に嵌め込まれている。これにより回路基板44は位置決め部材47に対して固定されている。なお、嵌込部52は、位置決め部材47側に開口した有底の穴であってもよい。また、嵌込部52は切欠であってもよい。
位置決め部材47の前記各センサー素子に対応する箇所には、位置決め部材47を筒状部19の軸方向に貫通する貫通孔53が形成されている。各貫通孔53には、対応するセンサー素子(投光部45または受光部46)が位置している。
本実施形態の被覆部材48は、ホットメルト剤から形成されている。被覆部材48は、例えば以下のように形成される。まず、各突部51を対応する孔52に嵌め込むことで、位置決め部材47を回路基板44に固定する。次に位置決め部材47をカバー38の凹み部50に嵌め込み、カバー38の周壁部42の内側に型となる入れ子を配置する。そして、カバー39の周壁部42と前記入れ子の間、および回路基板44と前記入れ子の間に、溶融したホットメルト剤を注入し、このホットメルト剤を硬化させる。このように形成された被覆部材48は、カバー38の周壁部42、回路基板44、および位置決め部材47に接合される。
被覆部材48は、回路基板44の下面においてコネクター49に対応する部分以外の部分を覆っている。ここで、コネクター49に対応する部分とは、回路基板44の下面においてコネクター49が実装された部分およびその周囲部を意味する。
被覆部材48は、回路基板44の外周端面とカバー38の周壁部42の内周面との間にも隙間無く充填されている。これにより、回路基板44のコネクター49に対応する部分を除く部分、および位置決め部材47は、被覆部材48によって下側が覆われる。
コネクター49には、制御部37に接続された配線54(図6参照)が下側から接続される。回路基板44に設けられた回路は、配線54を介して制御部37に電気的に接続される。
図10に示すように、カバー38の周壁部42の下端部(板状部41から突出した周壁部42の先端部)には、被掛止部55が形成されている。本実施形態の被掛止部55は、周壁部42の下端部の周方向の一部で構成されており、周壁部42の前端部と後端部にそれぞれ形成されている(図8参照)。
各被掛止部55は、周壁部42の周方向における両側が、切り込み56を介して周壁部42の下端部の他部と分離している。このため、各被掛止部55は周壁部42の下端部の他部よりも周壁部42の径方向に弾性変形しやすくなっている。各被掛止部55の下端部には、周壁部42の径方向外側に向かって突出した爪部57が形成されている。
図11に示すように、水栓本体10の筒状部19の上端部の内面には、被掛止部55が着脱可能に掛止される掛止部58が形成されている。掛止部58は、筒状部19の前端部と後端部のそれぞれに形成されている(図8参照)。本実施形態の各掛止部58は、筒状部19の周方向に延びたリブ状の突出部で構成されている。
図10に示すように、カバー38の板状部41の周縁部59の下面には、下方(筒状部19側)に突出した突起60が形成されている。突起60は、周縁部59の周方向の一部に形成されている。本実施形態の突起60は、板状部41の後端部に形成されており、周壁部42の周方向において一方の被掛止部55と同じ位置に配置されている。突起60の内周側の端部は、周壁部42に一体に接続されている。
水栓本体10の筒状部19の上端面64(開口部21側の端面)において突起60に対応する箇所には、凹部61が形成されている。凹部61は、筒状部19の上端面64における周方向の一部に形成されている。本実施形態の凹部61は、筒状部19の後端部に形成されており、筒状部19の周方向において、一方の掛止部58と同じ位置に形成されている。本実施形態の凹部61は切欠である。
作業者は、センサーブロック16を例えば以下のように水栓本体10に取り付ける。作業者は、カバー38の突起60と水栓本体10の凹部61の位置を合わせて、カバー38の周壁部42を筒状部19の上端部に挿入する。これにより、カバー38の被掛止部55の爪部57が、筒状部19の掛止部58(図11参照)の下面側に掛止される。また、カバー38の突起60が、水栓本体10の凹部61に嵌まり込む。このようにして、センサーブロック16は、図12に示すように水栓本体10に取り付けられる。
なお、被掛止部55および掛止部58は、例えば一方が凹部で構成され、他方がこの凹部に形成される突部であってもよい。
前述のようにセンサーブロック16が水栓本体10に取り付けられたとき、カバー38の突起60が筒状部19の凹部61に嵌まり込むことで、センサーブロック16は、周壁部42の軸回り方向の回転が規制される。
また、センサーブロック16が水栓本体10に取り付けられたとき、板状部41の外周端面は、筒状部19の外周面と段差なく面一状に配置される。このため、水栓装置1の掃除の際には、雑巾等の清掃具が板状部41に引っ掛かり難くなり、掃除がしやすくなる。また、清掃具等が板状部41に引っ掛かってセンサーブロック16が外れることも生じ難くなる。
また、図8に示すように、センサーブロック16に取り付けられたOリング39は、カバー38の周壁部42と水栓本体10の筒状部19とで圧縮され、このOリング39によって周壁部42の外面と筒状部19の内面との間が周方向に亘って密閉される。このため、水栓本体10の開口部21の内面とセンサーブロック16の間から、水栓本体10の内部に水が浸入し難くなる。
また、センサーブロック16が水栓本体10に取り付けられたとき、カバー38の周縁部59は図12に示すように突起60が形成された部分を除いて略隙間なく筒状部19の上端面64に沿って配置される。これに対して、カバー38の突起60の先端面である下面と、筒状部19の凹部61の下面(奥面)との間には、筒状部19の外周側に通じた隙間63が形成される。この隙間63の大きさは、精密ドライバーの先端部を挿入できる程度である。このため、作業者は、例えば筒状部19の外側から、精密ドライバーの先端部を隙間63に差し込み、この精密ドライバーの先端部でカバー38の突起60を持ち上げることにより、被掛止部55と掛止部58の掛止を容易に解除できる。なお、前記隙間63には、精密ドライバー以外の治具の一部が挿入できるようにしてもかまわない。
図6に水栓装置1の電源ボックス15を示す。電源ボックス15は、制御部37、開閉弁36、および商用電源に接続される電源プラグ62を備えている。
制御部37は、例えばマイクロコンピューターで構成される。制御部37は、有線または無線によりセンサー11および開閉弁36と通信する。制御部37は、センサー11の検知結果に基づいて開閉弁36を制御する。
具体的に制御部37は、開閉弁36が閉じている状態で、センサー11により検知領域65(図5参照)に物体が存在することを検知したとき、開閉弁36を開いて吐水口部24から水を吐出する。なお、このように開閉弁36を開いたとき、制御部37は、再びセンサー11により検知領域65に物体が存在することを検知するまで、開閉弁36の開状態を維持する。
また、制御部37は、開閉弁36が開いている状態で、センサー11により検知領域65に物体が存在することを検知したとき、開閉弁36を閉じて吐水口部24からの吐水を停止する。すなわち、本実施形態では、センサー11の検知結果に基づいて、吐水口部24からの吐水の有無が切り換えられる。
本実施形態の水栓装置1は、例えば以下に示すように利用される。吐水部材12の吐水口部24から水を吐出する場合、利用者は、センサー11の検知領域65に手をかざす。これにより、検知領域65に位置する手が、センサー11により検知され、制御部37によって開閉弁36が開かれて、吐水口部24から水が吐出される。
吐水口部24から吐出される水を止める場合、利用者はセンサー11の検知領域65に再び手をかざす。これにより、検知領域65に位置する手がセンサー11により検知され、制御部37によって開閉弁36が閉じられて、吐水口部24からの吐水が停止される。
以上説明した本実施形態の水栓装置1は、以下に示す特徴を有している。水栓装置1は、水栓本体10とセンサーブロック16を備える。水栓本体10には、吐水口部24が設けられる。センサーブロック16は、水栓本体10に設けられる。水栓本体10は、外側に開口した開口部21を備える。センサーブロック16は、カバー38とセンサー11を備える。カバー38は、水栓本体10に取り付けられて開口部21を閉塞する。センサー11は、カバー38の内側に配置されてカバー38で覆われる。センサー11がカバー38に対して固定される。カバー38が水栓本体10に対して掛止により着脱可能に取り付けられる。
この特徴を有する水栓装置1は、カバー38の水栓本体10に対する掛止を解除することで、カバー38およびカバー38に固定されたセンサー11を水栓本体10から容易に取り外すことができる。仮にセンサー11を水栓本体10の内部にねじで固定し、水栓本体10にこのセンサー11を覆うカバー38を設けたとする。この場合、センサー11を水栓本体10から取り出すには、水栓本体10からカバー38を取り外した後、水栓本体10の内部においてねじを外す必要があり、作業が煩雑になりやすい。これに対して、本実施形態の水栓装置1は、カバー38の水栓本体10に対する掛止を解除するだけで、センサーブロック16の水栓本体10から取り外すことができる。このため、作業者はセンサー11のメンテナンスや交換等を容易に行うことができる。
また、水栓装置1は本実施形態のように以下に示す特徴を有することが好ましい。センサー11は、回路基板44とコネクター49を備える。回路基板44には、センサー素子(投光部45および受光部46)が実装される。コネクター49は、回路基板44のカバー38側と反対側の面に実装される。センサーブロック16は、保持部材40を備える。保持部材40は、カバー38に対して固定され、回路基板44を保持する。回路基板44のコネクター49が実装された面においてコネクター49に対応する部分以外の部分が、保持部材40で覆われる。
この特徴を有する水栓装置1は、保持部材40により、センサー素子とコネクター49が実装された回路基板44をカバー38に固定できる。また、保持部材40により、回路基板44のコネクター49が実装された面においてコネクター49に対応する部分以外の部分が覆われる。このため、回路基板44に水が掛かり難くなり、センサー11が故障することを抑制できる。
また、水栓装置1は本実施形態のように以下に示す特徴を有することが好ましい。水栓本体10は、軸方向の一端部に開口部21が形成された筒状部19を備える。カバー38は、筒状部19の開口部21側の端面(上端面64)に沿って配置される周縁部59を備える。筒状部19の前記端面とカバー38の周縁部59との間に、筒状部19の外周側に通じた隙間63が形成される。
この特徴を有する水栓装置1は、例えば隙間63に精密ドライバー等の治具の一部を挿入し、この治具を用いてカバー38の周縁部59を筒状部19の前記端面から離れる方向に移動することで、カバー38の水栓本体10に対する掛止を容易に解除できる。このため、センサーブロック16のメンテナンスや交換の際には、作業者はセンサーブロック16を水栓本体10から容易に取り外すことができる。
また、水栓装置1は本実施形態のように以下に示す特徴を有することが好ましい。筒状部19の前記端面(上端面64)に、凹部61が形成される。カバー38の周縁部59に、筒状部19側に向かって突出した突起60が形成される。突起60が凹部61に嵌まり込み、突起60の先端面と凹部61の奥面との間に隙間63が形成される。
この特徴を有する水栓装置1は、突起60が凹部61に嵌まることにより、センサーブロック16が筒状部19の周方向に回転することを規制でき、センサーブロック16を水栓本体10にしっかりと取り付けることができる。また、作業者がセンサーブロック16を水栓本体10に取り付けるときに、突起60を凹部61に対して位置合わせすることでセンサーブロック16の周方向の位置決めを容易に行うことができる。このため、センサーブロック16を水栓本体10に容易に取り付けることができる。また、突起60が嵌め込まれる凹部61を利用して、隙間63を形成できる。
1 水栓装置
10 水栓本体
11 センサー
16 センサーブロック
19 筒状部
21 開口部
24 吐水口部
38 カバー
40 保持部材
45 投光部(センサー素子)
46 受光部(センサー素子)
49 コネクター
59 カバーの周縁部
60 突起
61 凹部
63 隙間
64 筒状部の上端面(開口部側の端面)

Claims (7)

  1. 吐水口部が設けられた水栓本体と、
    前記水栓本体に設けられたセンサーブロックとを備え、
    前記水栓本体は、外側に開口した開口部を備え、
    前記センサーブロックは、
    前記水栓本体に取り付けられて前記開口部を閉塞するカバーと、
    前記カバーの内側に配置されて前記カバーで覆われるセンサーとを備え、
    前記センサーが前記カバーに対して固定され、前記カバーが前記水栓本体の前記開口部に対して前記水栓本体の外側から掛止により着脱可能に取り付けられ
    前記水栓本体は、軸方向の一端部に前記開口部が形成された筒状部と、前記筒状部から突出した突出部とを備え、
    前記吐水口部は、前記突出部に設けられたことを特徴とする水栓装置。
  2. 前記筒状部は、縦長の筒形状に形成され、
    前記開口部は上方に開口し、
    前記カバーが前記開口部に対して前記筒状部の上方から掛止により着脱可能に取り付けられたことを特徴とする請求項に記載の水栓装置。
  3. 前記突出部は、前記筒状部の上下方向の中間部から前側に突出し、
    前記吐水口部は、前記突出部の前端部に設けられたことを特徴とする請求項に記載の水栓装置。
  4. 前記センサーは、
    センサー素子と、
    前記センサー素子が実装された回路基板と、
    前記回路基板の前記カバー側と反対側の面に実装されたコネクターとを備え、
    前記センサーブロックは、
    前記カバーに対して固定され、前記回路基板を保持する保持部材を備え、
    前記回路基板の前記コネクターが実装された面において前記コネクターに対応する部分以外の部分が、前記保持部材で覆われたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の水栓装置。
  5. 吐水口部が設けられた水栓本体と、
    前記水栓本体に設けられたセンサーブロックとを備え、
    前記水栓本体は、外側に開口した開口部を備え、
    前記センサーブロックは、
    前記水栓本体に取り付けられて前記開口部を閉塞するカバーと、
    前記カバーの内側に配置されて前記カバーで覆われるセンサーとを備え、
    前記センサーが前記カバーに対して固定され、前記カバーが前記水栓本体に対して掛止により着脱可能に取り付けられ、
    前記水栓本体は、軸方向の一端部に前記開口部が形成された筒状部を備え、
    前記カバーは、前記筒状部の前記開口部側の端面に沿って配置される周縁部を備え、前記筒状部の前記端面と前記カバーの前記周縁部との間に、前記筒状部の外周側に通じる隙間が形成されたことを特徴とする水栓装置。
  6. 前記筒状部の前記端面に凹部が形成され、前記カバーの前記周縁部に、前記筒状部側に向かって突出した突起が形成され、この突起が前記凹部に嵌まり込み、前記突起の先端面と前記凹部の奥面との間に前記隙間が形成されたことを特徴とする請求項に記載の水栓装置。
  7. 前記吐水口部からの吐水の有無を切り換える開閉弁と、
    前記開閉弁の開閉を制御する制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記開閉弁が閉じている状態で前記センサーにより検知領域に物体が存在することを検知したとき前記開閉弁を開いて前記吐水口部から水を吐出し、前記開閉弁が開いている状態で前記センサーにより前記検知領域に物体が存在することを検知したとき前記開閉弁を閉じて前記吐水口部からの吐水を停止することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の水栓装置
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