JP2022101110A - 水栓ユニット及びコンセント部 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属製の前壁を有して意匠性に優れ、かつコンセント部の絶縁性を確保しやすい水栓ユニット及びコンセント部を提供する。【解決手段】洗面台に取り付けられる水栓ユニットである。水栓ユニットは、カバー部と、カバー部の金属製の前壁81に取り付けられるコンセント部と、を有する。コンセント部は、防水カバー91と、筒部912内に挿入されるコンセント本体90と、背面取付部材92と、取付ねじ93と、を有している。防水カバー91は、前壁81の開口86の周縁の前面に取り付けられる前板部911及びこれより後方に延びる筒部912を有する、樹脂製のものである。背面取付部材92は、前壁81の開口86の周縁の背面に取り付けられる後板部921を有する、樹脂製のものである。取付ねじ93は、背面取付部材92を防水カバー91に取り付けて前板部911と後板部921とで前壁81の開口86の周縁を挟持させる。【選択図】図8
Description
本発明は、水栓ユニット及びコンセント部に関し、更に詳しくは、カバー部とコンセント部とを有する水栓ユニット、及び、この水栓ユニットに用いられるコンセント部に関する。
特許文献1には、洗面化粧台が開示されている。この洗面化粧台は、電気コンセントを有する水栓装置を備えている。
特許文献1が開示する洗面化粧台にあっては、水栓装置の前壁を金属製として意匠性を高める場合、コンセント部の絶縁性を確保しにくいものであった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、金属製の前壁を有して意匠性に優れ、かつコンセント部の絶縁性を確保しやすい水栓ユニット及びコンセント部を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る一形態の水栓ユニットは、洗面台に取り付けられる水栓ユニットである。前記水栓ユニットは、カバー部と、前記カバー部の金属製の前壁に取り付けられるコンセント部と、を有する。前記コンセント部は、防水カバーと、前記筒部内に挿入されるコンセント本体と、背面取付部材と、取付ねじと、を有している。前記防水カバーは、前記前壁に形成された開口の周縁の前面に取り付けられる前板部及び前記前板部より後方に延びる筒部を有する、樹脂製のものである。前記背面取付部材は、前記前壁の前記開口の周縁の背面に取り付けられる後板部を有する、樹脂製のものである。前記取付ねじは、前記背面取付部材を前記防水カバーに取り付けて前記前板部と前記後板部とで前記前壁の前記開口の周縁を挟持させるためのものである。
また、本発明に係る一形態のコンセント部は、防水カバーと、前記筒部内に挿入されるコンセント本体と、後板部を有する樹脂製の背面取付部材と、前記背面取付部材を前記防水カバーに取り付ける取付ねじと、を備える。前記防水カバーは、前板部及び前記前板部より後方に延びる筒部を有する、樹脂製のものである。
本発明に係る一形態の水栓ユニット及びコンセント部にあっては、金属製の前壁を有して意匠性に優れ、かつコンセント部の絶縁性を確保しやすい。
以下、本開示に係る洗面台について、実施形態に基づいて説明する。なお、本開示に係る洗面台の実施形態は、下記実施形態に限定されるものではなく、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
(実施形態)
本実施形態に係る洗面台について、添付図面に基いて説明する。
本実施形態に係る洗面台について、添付図面に基いて説明する。
(1)洗面台
本実施形態に係る洗面台1は、図1に示すように、鏡を有する洗面化粧台である。洗面台1は、下部キャビネット11と、ボウル部21(図2参照)を有して下部キャビネット11の上側に配置されるカウンター2と、水栓ユニット4と、上部キャビネット12と、を備えている。
本実施形態に係る洗面台1は、図1に示すように、鏡を有する洗面化粧台である。洗面台1は、下部キャビネット11と、ボウル部21(図2参照)を有して下部キャビネット11の上側に配置されるカウンター2と、水栓ユニット4と、上部キャビネット12と、を備えている。
(1.1)下部キャビネット
下部キャビネット11は、上面及び前面に開口を有する箱状に形成される。なお、以下の説明においては便宜上、洗面台1を基準として、設計上、使用者が洗面台1を使用する時に位置する方を前方とすると共に、その反対を後方とする。また、使用者が後方を見たときの左方を左方とすると共に、使用者が後方を見たときの右方を右方とし、左方と右方とをまとめて横方向とする。
下部キャビネット11は、上面及び前面に開口を有する箱状に形成される。なお、以下の説明においては便宜上、洗面台1を基準として、設計上、使用者が洗面台1を使用する時に位置する方を前方とすると共に、その反対を後方とする。また、使用者が後方を見たときの左方を左方とすると共に、使用者が後方を見たときの右方を右方とし、左方と右方とをまとめて横方向とする。
下部キャビネット11は、前面の開口を通して物品を内部に収納することができる。また、下部キャビネット11の内部には、配管が収納されてもよい。下部キャビネット11の前面の開口には、扉111が設けられる。下部キャビネット11は、その背面が部屋の壁面に沿うように、部屋の床面上に設置される。下部キャビネット11の上側には、下部キャビネット11の上面に形成された開口を覆うように、カウンター2が載置される。
(1.2)カウンター
図2に示すように、カウンター2は、ボウル部21を有する。ボウル部21は、カウンター2の中央部に形成される。なお、ボウル部21は、カウンター2の略全面にわたって形成されてもよく、ボウル部21の形状は特に限定されない。カウンター2及びボウル部21は、樹脂により一体に形成される。カウンター2は、ボウル部21を含む。ボウル部21の底部には、排水口が形成される。カウンター2の後部からは、バックガード3が上方に延びている。
図2に示すように、カウンター2は、ボウル部21を有する。ボウル部21は、カウンター2の中央部に形成される。なお、ボウル部21は、カウンター2の略全面にわたって形成されてもよく、ボウル部21の形状は特に限定されない。カウンター2及びボウル部21は、樹脂により一体に形成される。カウンター2は、ボウル部21を含む。ボウル部21の底部には、排水口が形成される。カウンター2の後部からは、バックガード3が上方に延びている。
(1.3)バックガード
バックガード3は、カウンター2の後端部の横方向の全長にわたって形成されている。図3A及び図3Bに示すように、バックガード3は、正面視矩形状をした前壁部31と、前壁部31の上端部から後方に延びる天壁部32と、前壁部31の左端部から後方に延びる左壁部33と、前壁部31の右端部から後方に延びる右壁部34と、を有している。前壁部31の前面が、バックガード3の前面を構成し、天壁部32の上面が、バックガード3の上端面を構成する。バックガード3は、樹脂により形成される。本実施形態では、バックガード3は、カウンター2と一体に形成される。
バックガード3は、カウンター2の後端部の横方向の全長にわたって形成されている。図3A及び図3Bに示すように、バックガード3は、正面視矩形状をした前壁部31と、前壁部31の上端部から後方に延びる天壁部32と、前壁部31の左端部から後方に延びる左壁部33と、前壁部31の右端部から後方に延びる右壁部34と、を有している。前壁部31の前面が、バックガード3の前面を構成し、天壁部32の上面が、バックガード3の上端面を構成する。バックガード3は、樹脂により形成される。本実施形態では、バックガード3は、カウンター2と一体に形成される。
(1.4)水栓装置
前壁部31には、水栓装置5が取り付けられるための開口が形成されている。開口として、前壁部31の左右方向中央部に第1開口が形成され、第1開口の右側に第2開口が形成されている。
前壁部31には、水栓装置5が取り付けられるための開口が形成されている。開口として、前壁部31の左右方向中央部に第1開口が形成され、第1開口の右側に第2開口が形成されている。
(1.4.1)吐水部
第1開口には、水栓装置5を構成する吐水部51が取り付けられる。吐水部51は、シャワーヘッド52、シャワーホース及びシャワーヘッド保持部材53を有する。シャワーホースの前端部に、シャワーヘッド52が取り付けられる。シャワーヘッド52は、基端部が第1開口に挿入されると共に先端部が前壁部31の前側に位置する状態で、シャワーヘッド保持部材53に保持される。また、シャワーヘッド52は、シャワーヘッド保持部材53に保持されている状態から、前方に引き出し可能である。
第1開口には、水栓装置5を構成する吐水部51が取り付けられる。吐水部51は、シャワーヘッド52、シャワーホース及びシャワーヘッド保持部材53を有する。シャワーホースの前端部に、シャワーヘッド52が取り付けられる。シャワーヘッド52は、基端部が第1開口に挿入されると共に先端部が前壁部31の前側に位置する状態で、シャワーヘッド保持部材53に保持される。また、シャワーヘッド52は、シャワーヘッド保持部材53に保持されている状態から、前方に引き出し可能である。
(1.4.2)混合栓部
第2開口には、水栓装置5を構成する混合栓部50が取り付けられる。混合栓部50は、栓本体を有するカートリッジ54と、カートリッジ54に対して可動となるように設けられるレバー部55と、を有する。カートリッジ54は、ビス等によりバックガード3の前面に取り付けられる。カートリッジ54には、第2開口を通して、給水管及び給湯管が接続される。
第2開口には、水栓装置5を構成する混合栓部50が取り付けられる。混合栓部50は、栓本体を有するカートリッジ54と、カートリッジ54に対して可動となるように設けられるレバー部55と、を有する。カートリッジ54は、ビス等によりバックガード3の前面に取り付けられる。カートリッジ54には、第2開口を通して、給水管及び給湯管が接続される。
レバー部55は、栓本体を動かすためのもので、レバー部55の先端が前方に位置している状態で吐水され、レバー部55の先端が後方に位置している状態で止水される。また、レバー部55の先端の位置が前方にいく程、吐水量が多くなる。また、レバー部55の先端が横方向に移動可能であり、レバー部55の先端が横方向の一方へいく程、吐水温度が高くなる。更に、混合栓部50は、電子制御が可能である。
(1.5)上部キャビネット
図1に示すように、バックガード3の上側には、上部キャビネット12が配置される。上部キャビネット12は、前面に開口を有する箱状に形成される。上部キャビネット12は、前面の開口を通して物品を内部に収納することができる。上部キャビネット12の前面の開口には、扉13が設けられる。本実施形態では、上部キャビネット12は、左右方向に並ぶ三個の独立したキャビネット14を有している。各キャビネット14の前面にそれぞれ扉13が設けられ、扉13には鏡15が設けられており、これらの鏡15により三面鏡として利用可能である。
図1に示すように、バックガード3の上側には、上部キャビネット12が配置される。上部キャビネット12は、前面に開口を有する箱状に形成される。上部キャビネット12は、前面の開口を通して物品を内部に収納することができる。上部キャビネット12の前面の開口には、扉13が設けられる。本実施形態では、上部キャビネット12は、左右方向に並ぶ三個の独立したキャビネット14を有している。各キャビネット14の前面にそれぞれ扉13が設けられ、扉13には鏡15が設けられており、これらの鏡15により三面鏡として利用可能である。
また、各キャビネット14の間には、前方を照らす照明装置16が配置されている。この照明装置16は、上下に延びる導光部材と、導光部材の一端より光を入射させる光源と、を有している。また、上部キャビネット12には、この照明装置16に給電するための電源装置17が設けられている。
(2)水栓ユニット
図2に示すように、水栓ユニット4は、バックガード3の前面に取り付けられる。水栓ユニット4は、機能部材6と、取付ベース7(図3A参照)と、ユニットカバー8と、を有する。
図2に示すように、水栓ユニット4は、バックガード3の前面に取り付けられる。水栓ユニット4は、機能部材6と、取付ベース7(図3A参照)と、ユニットカバー8と、を有する。
(2.1)機能部材
機能部材6は、栓本体を有する混合栓部50を除く、様々な機能を付与するための部材である。本実施形態では、機能部材6として、水栓制御装置61、手元照明装置62、照明切替装置63及びコンセント部64が設けられている。
機能部材6は、栓本体を有する混合栓部50を除く、様々な機能を付与するための部材である。本実施形態では、機能部材6として、水栓制御装置61、手元照明装置62、照明切替装置63及びコンセント部64が設けられている。
水栓制御装置61は、水栓用非接触センサ及び制御部を有する。水栓用非接触センサは、非接触で人体を検知するいわゆる人感センサであり、赤外線式、光学式をはじめとする各種方式の様々な人感センサが適宜利用可能であり、詳細な説明は省略する。なお、人感センサは、人体以外の検知対象を検知してもよい。
制御部は、水栓用非接触センサでの検知結果に基づいて、吐水部51からの吐水と止水とを切り替えるように、混合栓部50を制御する。例えば、手を水栓用非接触センサの検知範囲にかざしたりして、水栓用非接触センサが人体を検知している時に、吐水部51から吐水され、水栓用非接触センサが人体を検知しない時には、吐水部51から吐水されない。
手元照明装置62は、下方に位置する手、ボウル部21を照らすものであり、LED(Light Emitting Diode)等からなる光源を有するものであるが、光源はLEDに限定されない。
照明切替装置63は、照明用非接触センサ及び制御部を有する。照明用非接触センサは、人感センサであり、詳細な説明は省略する。なお、照明用非接触センサは、水栓用非接触センサと同様のセンサであってもよいし、水栓用非接触センサと異なるセンサであってもよい。
制御部は、照明用非接触センサでの検知結果に基づいて、手元照明装置62の点灯と消灯とを切り替えるように、手元照明装置62を制御する。例えば、手を照明用非接触センサの検知範囲にかざしたりして、照明用非接触センサが人体を検知している時に、手元照明装置62が点灯し、照明用非接触センサが人体を検知しない時には、手元照明装置62が消灯する。
また、照明切替装置63は、手元照明装置62の点灯と消灯とを切り替えるのではなく、上部キャビネット12に設けられている照明装置16の点灯と消灯とを切り替えるものであってもよい。更に、照明切替装置63は、上部キャビネット12に設けられている照明装置16と手元照明装置62の両方の点灯と消灯とを切り替えるものであってもよい。なお、コンセント部64については後述する。
(2.2)取付ベース
図3A及び図3Bに示すように、取付ベース7は、バックガード3の上端部に取り付けられる。なお、バックガード3の上端部は、天壁部32と、前壁部31、左壁部33及び右壁部34の上端部により構成される。図4に示すように、取付ベース7は、上横片71と、前縦片72と、前上横片73と、前下横片74と、を有する。取付ベース7は、本実施形態ではアルミニウムの押出成形により形成される。取付ベース7は、押出成形により成形された後、防錆のためのアルマイト処理及びクリア塗装が施される。
図3A及び図3Bに示すように、取付ベース7は、バックガード3の上端部に取り付けられる。なお、バックガード3の上端部は、天壁部32と、前壁部31、左壁部33及び右壁部34の上端部により構成される。図4に示すように、取付ベース7は、上横片71と、前縦片72と、前上横片73と、前下横片74と、を有する。取付ベース7は、本実施形態ではアルミニウムの押出成形により形成される。取付ベース7は、押出成形により成形された後、防錆のためのアルマイト処理及びクリア塗装が施される。
上横片71は、バックガード3の上端面(すなわち天壁部32の上面)に載置される部分である。上横片71の前端部から下方に向けて、前縦片72が延びる。前縦片72は、バックガード3の前面に接触する部分である。前縦片72には、バックガード3に固定されるための固着孔721が形成されている。前縦片72の上部より前方に向けて、前上横片73が延びる。本実施形態では、前上横片73は、前縦片72の上端部より前方に延びている。前上横片73には、ユニットカバー8が取り付けられる。前縦片72の下部より前方に向けて、前下横片74が延びる。本実施形態では、前下横片74は、前縦片72の下端部より前方に延びている。前下横片74には、ユニットカバー8が取り付けられるもので、前下横片74には、ユニットカバー8が固定されるためのねじ孔70が形成されている。
また、取付ベース7の左右方向の中間部には、前縦片72の上下方向中間部から前下横片74の前端部にかけて、バックガード3の前面に取り付けられる吐水部51及び混合栓部50を逃がすための切欠75が形成されている。
(2.3)ユニットカバー
図2に示すように、ユニットカバー8は、取付ベース7から前方に突出するように、取付ベース7に取り付けられる。ユニットカバー8には、機能部材6が取り付けられる。図4に示すように、ユニットカバー8は、前壁81と、上壁82と、下壁83と、を有する。ユニットカバー8は、本実施形態ではアルミニウムの押出成形により形成される。ユニットカバー8は、押出成形により成形された後、防錆のためのアルマイト処理及びクリア塗装が施される。
図2に示すように、ユニットカバー8は、取付ベース7から前方に突出するように、取付ベース7に取り付けられる。ユニットカバー8には、機能部材6が取り付けられる。図4に示すように、ユニットカバー8は、前壁81と、上壁82と、下壁83と、を有する。ユニットカバー8は、本実施形態ではアルミニウムの押出成形により形成される。ユニットカバー8は、押出成形により成形された後、防錆のためのアルマイト処理及びクリア塗装が施される。
前壁81は、水栓ユニット4の前面を構成する。前壁81は、正面視矩形状をし、かつ、側面視において概ね上下方向に延びる板状をしているが、上端部は後方に向けて曲がっている。前壁81の上部より後方に向けて、上壁82が延びる。本実施形態では、上壁82は、前壁81の上端部より後方に延びている。上壁82は、平面視矩形状をし、かつ、側面視において概ね前後方向に延びる板状をしているが、前端部は下方に向けて曲がっている。前壁81と上壁82の境界は、特に明確でなくてもよく、この場合には境界は適宜決められる。
前壁81の左右方向の略中央部には、水栓制御装置61が挿通する開口85が形成されている。また、前壁81の左端部には、コンセント部64が挿通する開口86が形成される。
前壁81の下部より後方に向けて、下壁83が延びる。本実施形態では、下壁83は、前壁81の下端部より後方に延びている。下壁83は、平面視矩形状をし、かつ、側面視において概ね前後方向に延びる板状をしている。下壁83の左右方向の中間部には、バックガード3の前面に取り付けられる吐水部51及び混合栓部50を逃がすための切欠84が形成されている(図5A参照)。
下壁83の後端部には、取付ベース7の前下横片74に固定されるための固着孔80が形成されている。下壁83の切欠84の左側には、手元照明装置62が挿通する開口87が形成されている(図5A参照)。また、下壁83の開口87の左側には、照明切替装置63が挿通する開口88が形成されている。また、下壁83の左右両端部には、サイドキャップ41が固定されるための固着孔89が形成されている。
また、ユニットカバー8と取付ベース7の左右の側端部にはそれぞれ、サイドキャップ41が設けられる。サイドキャップ41は、例えばABS等の樹脂により形成される。サイドキャップ41は、耐薬性を有することが好ましい。取付ベース7、ユニットカバー8及びサイドキャップ41により、水栓ユニット4のカバー部が形成される。カバー部の内部に、水栓装置5及び機能部材6が収納される収納空間40(図6参照)が形成される。
(3)水栓ユニットのバックガードへの取り付け
以下に、水栓ユニット4のバックガード3への取り付けについて説明する。
以下に、水栓ユニット4のバックガード3への取り付けについて説明する。
(3.1)水栓装置のバックガードへの取り付け
図3A及び図3Bに示すように、水栓装置5がバックガード3に取り付けられる。これにあたっては、上述したように、混合栓部50及び吐水部51がバックガード3の前面に取り付けられる。
図3A及び図3Bに示すように、水栓装置5がバックガード3に取り付けられる。これにあたっては、上述したように、混合栓部50及び吐水部51がバックガード3の前面に取り付けられる。
(3.2)取付ベースのバックガードへの取り付け
取付ベース7は、前縦片72がバックガード3の前壁部31の前面に接触している状態で、前方よりボルト76が固着孔721及び前壁部31の孔に挿入され、ボルト76の先端部にナット77が嵌められて、取付ベース7がバックガード3に取り付けられる。
取付ベース7は、前縦片72がバックガード3の前壁部31の前面に接触している状態で、前方よりボルト76が固着孔721及び前壁部31の孔に挿入され、ボルト76の先端部にナット77が嵌められて、取付ベース7がバックガード3に取り付けられる。
(3.3)機能部材のユニットカバーへの取り付け
図5A及び図5Bに示すように、ユニットカバー8に、機能部材6が取り付けられる。ユニットカバー8の前壁81に形成された開口85に、水栓制御装置61の前端部が挿入される。そして、下壁83に形成された固着孔にビスからなる固着具852が挿入されて、水栓制御装置61に形成されたねじ孔にねじ込まれ、水栓制御装置61がユニットカバー8に取り付けられる。
図5A及び図5Bに示すように、ユニットカバー8に、機能部材6が取り付けられる。ユニットカバー8の前壁81に形成された開口85に、水栓制御装置61の前端部が挿入される。そして、下壁83に形成された固着孔にビスからなる固着具852が挿入されて、水栓制御装置61に形成されたねじ孔にねじ込まれ、水栓制御装置61がユニットカバー8に取り付けられる。
また、ユニットカバー8の下壁83に形成された開口87に、手元照明装置62の下端部が挿入される。そして、下壁83に形成された固着孔にビスからなる固着具872が挿入されて、手元照明装置62に形成されたねじ孔にねじ込まれ、手元照明装置62がユニットカバー8に取り付けられる。
また、下壁83に形成された開口88に、照明切替装置63の下端部が挿入される。そして、下壁83に形成された固着孔にビスからなる固着具882が挿入されて、照明切替装置63に形成されたねじ孔にねじ込まれ、照明切替装置63がユニットカバー8に取り付けられる。
(3.3.1)コンセント部のユニットカバーへの取り付け
図7及び図8に示すように、コンセント部は、コンセント本体90と、防水カバー91と、背面取付部材92と、取付ねじ93と、化粧プレート94と、を有している。
図7及び図8に示すように、コンセント部は、コンセント本体90と、防水カバー91と、背面取付部材92と、取付ねじ93と、化粧プレート94と、を有している。
防水カバー91は、ユニットカバー8の前壁81に形成された開口86の周縁の前面に取り付けられる前板部911と、前板部911より後方に延びる筒部912と、を有する。前板部911の筒部912に対応する部分は、開口していると共にこの開口の周縁部には後方に向けて凹む収納凹部913が形成されている。また、収納凹部913には、ビス等の固着具903がねじ込まれる固着孔914が形成されている。なお、固着孔914は、雌ねじ部材がインサート成形されることにより形成されている(図10参照)。また、前板部911には、後方に向けてボス孔であり取付ねじ93がねじ込まれる固着孔915が形成されている。防水カバー91は、樹脂製のものである。
コンセント本体90は、プラグの栓刃が差し込まれる差込口900が形成される。本実施形態では、コンセント本体90の差込口900は、プラグの栓刃が差し込まれた後、回転可能に構成されている。コンセント本体90は、フランジ901を有しており、フランジ901には、固着具903が通る孔902が形成されている。コンセント本体90は、防水カバー91の筒部912内に挿入される。
背面取付部材92は、ユニットカバー8の前壁81の開口86の周縁の背面に取り付けられる後板部921を有する。後板部921は、中央に開口を有しており、この開口の内端縁から後方に筒部922が延びている。後板部921は、筒部922の前端部から側方に延びるフランジ状をしている。筒部922の後端部には、底板部923が形成されている。底板部923には、筒部912が通る開口924と、取付ねじ93が通る孔925と、が形成されている。背面取付部材92は、樹脂製のものである。
取付ねじ93は、背面取付部材92を防水カバー91に取り付けるためのものである。取付ねじ93は、後方より、背面取付部材92の底板部923の孔925を通って、防水カバー91の固着孔915にねじ込まれる。これにより、防水カバー91の前板部911と背面取付部材92の後板部921とで、ユニットカバー8の前壁81の開口86の周縁を挟持させて、防水カバー91及び背面取付部材92がユニットカバー8に取り付けられる(図9参照)。なお、本実施形態では、後板部921は、パッキン95を介してユニットカバー8の前壁81の開口86の周縁の背面に取り付けられている。
化粧プレート94は、防水カバー91の前側に取り付けられ、コンセント本体90の差込口900の周縁部を除く部分を覆う。化粧プレート94は、コンセント本体90の差込口900に対応する部分に開口941が形成されている。化粧プレート94は、樹脂製のものである。
ユニットカバー8には、予め、防水カバー91と背面取付部材92とが取り付けられる。これにあたっては、上述したように、取付ねじ93が後方より孔925を通って、防水カバー91の固着孔915にねじ込まれ、前板部911と後板部921とでパッキン95を介して、ユニットカバー8の前壁81の開口86の周縁を挟持させる(図9参照)。
次に、施工現場にて、特定の作業者が、コンセント本体90を防水カバー91に取り付ける。図10に示すように、作業者は、前方より固着具903をコンセント本体90のフランジ901に形成された孔902に通し、防水カバー91の固着孔914にねじ込んで、コンセント本体90を防水カバー91に取り付ける。その後、作業者は、化粧プレート94を防水カバー91の収納凹部913に嵌め込んで取り付ける。
(3.4)ユニットカバーの取付ベースへの取り付け
機能部材6が取り付けられたユニットカバー8は、取付ベース7に取り付けられる。図6に示すように、ユニットカバー8の上壁82のフック部を、取付ベース7の前上横片73の溝部に下方より挿入する。そして、ユニットカバー8の下壁83が取付ベース7の前下横片74の下面に接触し、ビスからなる固着具800が下壁83の固着孔80(図4参照)を通して前下横片74のねじ孔70(図4参照)にねじ込まれ、下壁83が前下横片74に取り付けられる。これにより、ユニットカバー8が取付ベース7に取り付けられる。また、固着具800を外すことにより、容易にユニットカバー8を取付ベース7から取り外すことができる。すなわち、ユニットカバー8は、取付ベース7に着脱可能に取り付けられる。
機能部材6が取り付けられたユニットカバー8は、取付ベース7に取り付けられる。図6に示すように、ユニットカバー8の上壁82のフック部を、取付ベース7の前上横片73の溝部に下方より挿入する。そして、ユニットカバー8の下壁83が取付ベース7の前下横片74の下面に接触し、ビスからなる固着具800が下壁83の固着孔80(図4参照)を通して前下横片74のねじ孔70(図4参照)にねじ込まれ、下壁83が前下横片74に取り付けられる。これにより、ユニットカバー8が取付ベース7に取り付けられる。また、固着具800を外すことにより、容易にユニットカバー8を取付ベース7から取り外すことができる。すなわち、ユニットカバー8は、取付ベース7に着脱可能に取り付けられる。
(3.5)サイドキャップの取付ベースへの取り付け
ユニットカバー8及び取付ベース7の左右の側端部に、サイドキャップ41が嵌め込まれ、ユニットカバー8の下壁83に形成された固着孔89を通してビスからなる固着具がサイドキャップ41に形成されたねじ孔にねじ込まれ、サイドキャップ41がユニットカバー8に取り付けられる(図4参照)。
ユニットカバー8及び取付ベース7の左右の側端部に、サイドキャップ41が嵌め込まれ、ユニットカバー8の下壁83に形成された固着孔89を通してビスからなる固着具がサイドキャップ41に形成されたねじ孔にねじ込まれ、サイドキャップ41がユニットカバー8に取り付けられる(図4参照)。
以上のようにして、水栓ユニット4がバックガード3に取り付けられる。この洗面台1にあっては、筒部912を有する樹脂製の防水カバー91と樹脂製の背面取付部材92とで金属製の前壁81を挟持することで、コンセント部64を金属製の前壁81に取り付けるため、絶縁性を確保しやすくなる。これにより、金属製の前壁81を有する水栓ユニット4としての意匠性が向上する。
また、防水カバー91の前側に樹脂製の化粧プレート94を更に有するため、水栓ユニット4の意匠性が更に向上する。
(4)変形例
カウンター2及びボウル部21は、一体に形成されなくてもよいし、樹脂により形成されなくてもよく、例えば無垢の木材や合板等の木質材により形成されてもよく、特に限定されない。
カウンター2及びボウル部21は、一体に形成されなくてもよいし、樹脂により形成されなくてもよく、例えば無垢の木材や合板等の木質材により形成されてもよく、特に限定されない。
バックガード3は、カウンター2と一体に形成されなくてもよいし、樹脂により形成されなくてもよく、例えば無垢の木材や合板等の木質材により形成されてもよく、特に限定されない。
吐水部51は、シャワーヘッド52を有するものでなく、固定されたカランを有するものであってもよい。
混合栓部50の代わりに、吐水、止水の切替え及び吐水量の調節を行うだけの温度調節が不能な水栓部が設けられてもよい。
各キャビネット14の間に設けられる照明装置16は、導光部材を有するものでなくてもよい。上部キャビネット12には、電源装置17、内部コンセントは設けられなくてもよい。
取付ベース7及びユニットカバー8は、押出成形により形成されなくてもよいし、アルミニウムにより形成されなくてもよく、例えばSUSをはじめとする他の金属であってもよい。また、取付ベース7及びユニットカバー8は、アルマイト処理及びクリア塗装が施されなくてもよい。
サイドキャップ41は任意の構成であり、水栓ユニット4に設けられなくてもよい。この場合、ユニットカバー8と取付ベース7とで囲まれて側方に開口する空間が、収納空間40となる。
水栓装置5のバックガード3への取り付け、取付ベース7のバックガード3への取り付け、及び、機能部材6のユニットカバー8への取り付けの順序は、任意である。
(まとめ)
以上、述べた本実施形態およびその変形例から明らかなように、第1の態様の水栓ユニットは、洗面台1に取り付けられる水栓ユニット4である。水栓ユニット4は、カバー部と、カバー部の金属製の前壁81に取り付けられるコンセント部64と、を有する。コンセント部64は、防水カバー91と、筒部912内に挿入されるコンセント本体90と、背面取付部材92と、取付ねじ93と、を有している。防水カバー91は、前壁81に形成された開口86の周縁の前面に取り付けられる前板部911及び前板部911より後方に延びる筒部912を有する、樹脂製のものである。背面取付部材92は、前壁81の開口86の周縁の背面に取り付けられる後板部921を有する、樹脂製のものである。取付ねじ93は、背面取付部材92を防水カバー91に取り付けて前板部911と後板部921とで前壁81の開口86の周縁を挟持させるためのものである。
以上、述べた本実施形態およびその変形例から明らかなように、第1の態様の水栓ユニットは、洗面台1に取り付けられる水栓ユニット4である。水栓ユニット4は、カバー部と、カバー部の金属製の前壁81に取り付けられるコンセント部64と、を有する。コンセント部64は、防水カバー91と、筒部912内に挿入されるコンセント本体90と、背面取付部材92と、取付ねじ93と、を有している。防水カバー91は、前壁81に形成された開口86の周縁の前面に取り付けられる前板部911及び前板部911より後方に延びる筒部912を有する、樹脂製のものである。背面取付部材92は、前壁81の開口86の周縁の背面に取り付けられる後板部921を有する、樹脂製のものである。取付ねじ93は、背面取付部材92を防水カバー91に取り付けて前板部911と後板部921とで前壁81の開口86の周縁を挟持させるためのものである。
第1の態様によれば、筒部912を有する樹脂製の防水カバー91と樹脂製の背面取付部材92とで金属製の前壁81を挟持することで、コンセント部64を金属製の前壁81に取り付けるため、絶縁性を確保しやすくなる。これにより、金属製の前壁81を有する水栓ユニット4としての意匠性が向上する。
第2の態様は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、コンセント部64は、防水カバー91の前側に取り付けられる樹脂製の化粧プレート94を更に有している。
第2の態様によれば、水栓ユニット4の意匠性が更に向上する。
第3の態様のコンセント部64は、防水カバー91と、筒部912内に挿入されるコンセント本体90と、後板部921を有する樹脂製の背面取付部材92と、背面取付部材92を防水カバー91に取り付ける取付ねじ93と、を備える。防水カバー91は、前板部911及び前板部911より後方に延びる筒部912を有する、樹脂製のものである。
第3の態様によれば、筒部912を有する樹脂製の防水カバー91と樹脂製の背面取付部材92とで金属製の前壁81を挟持することで、コンセント部64を金属製の前壁81に取り付けるため、絶縁性を確保しやすくなる。これにより、金属製の前壁81を有する水栓ユニット4としての意匠性が向上する。
第4の態様は、第3の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、コンセント部64は、防水カバー91の前側に取り付けられる樹脂製の化粧プレート94を更に備える。
第4の態様によれば、水栓ユニット4の意匠性が更に向上する。
1 洗面台
4 水栓ユニット
64 コンセント部
81 前壁
86 開口
90 コンセント本体
91 防水カバー
911 前板部
912 筒部
92 背面取付部材
921 後板部
93 取付ねじ
94 化粧プレート
4 水栓ユニット
64 コンセント部
81 前壁
86 開口
90 コンセント本体
91 防水カバー
911 前板部
912 筒部
92 背面取付部材
921 後板部
93 取付ねじ
94 化粧プレート
Claims (4)
- 洗面台に取り付けられる水栓ユニットであって、
前記水栓ユニットは、
カバー部と、
前記カバー部の金属製の前壁に取り付けられるコンセント部と、を有し、
前記コンセント部は、
前記前壁に形成された開口の周縁の前面に取り付けられる前板部及び前記前板部より後方に延びる筒部を有する樹脂製の防水カバーと、
前記筒部内に挿入されるコンセント本体と、
前記前壁の前記開口の周縁の背面に取り付けられる後板部を有する樹脂製の背面取付部材と、
前記背面取付部材を前記防水カバーに取り付けて前記前板部と前記後板部とで前記前壁の前記開口の周縁を挟持させるための取付ねじと、を有している
水栓ユニット。 - 前記コンセント部は、前記防水カバーの前側に取り付けられる樹脂製の化粧プレートを更に有している
請求項1に記載の水栓ユニット。 - 前板部及び前記前板部より後方に延びる筒部を有する樹脂製の防水カバーと、
前記筒部内に挿入されるコンセント本体と、
後板部を有する樹脂製の背面取付部材と、
前記背面取付部材を前記防水カバーに取り付ける取付ねじと、を備える
コンセント部。 - 前記防水カバーの前側に取り付けられる樹脂製の化粧プレートを更に備える
請求項3に記載のコンセント部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020215503A JP2022101110A (ja) | 2020-12-24 | 2020-12-24 | 水栓ユニット及びコンセント部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020215503A JP2022101110A (ja) | 2020-12-24 | 2020-12-24 | 水栓ユニット及びコンセント部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022101110A true JP2022101110A (ja) | 2022-07-06 |
Family
ID=82271536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020215503A Pending JP2022101110A (ja) | 2020-12-24 | 2020-12-24 | 水栓ユニット及びコンセント部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022101110A (ja) |
-
2020
- 2020-12-24 JP JP2020215503A patent/JP2022101110A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231016 |