JPH089248Y2 - 全自動洗面器ボックスの水切嵌合構造 - Google Patents

全自動洗面器ボックスの水切嵌合構造

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JPH089248Y2
JPH089248Y2 JP9059190U JP9059190U JPH089248Y2 JP H089248 Y2 JPH089248 Y2 JP H089248Y2 JP 9059190 U JP9059190 U JP 9059190U JP 9059190 U JP9059190 U JP 9059190U JP H089248 Y2 JPH089248 Y2 JP H089248Y2
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JP
Japan
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fully automatic
base
water
box
cover
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JP9059190U
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JPH0450465U (ja
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勝 市野
千佳 ▲榊▼原
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、人体の一部を検知することで、石鹸水と洗
浄水と温風とをそれぞれ自動的に吐出するようにした全
自動洗面器に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の全自動洗面器の一例を示せば、第4図の部分
縦断面正面図の通りである。従来の全自動洗面器は、洗
面鉢1の正面側奥部に、洗面鉢1の空間上方へ傾斜して
臨む全自動洗面器ボックス2を設置している。そして、
このボックス2に石鹸水の吐出口3と、洗浄水の吐出口
4と、温風の吹出口5とを設置し、それぞれの吐出口の
近傍に赤外線や超音波を利用した人体検知センサー6,7,
8を設置している。
使用に際し、先ず人体検知センサー6の下方へ手を差
し伸べると、センサー6がこをを検知し、ポンプ9を駆
動させて貯溜タンク10から石鹸水を汲み上げ、吐出口3
から洗面鉢1内へ向けて所定量吐出する。使用者は、前
記石鹸水を手で掬い取り、使用すればよい。
然る後は、人体検知センサー7の下方へ手を移動させ
る。これにより、今度はセンサー7がこれを検知し、例
えばサーモスタット付きの電動弁11を駆動させて所定温
度に混合された温水を吐出口4から洗面鉢1へ吐出す
る。この吐出は、センサー7が使用者の手を検知してい
る間中継続して行われる。
洗浄が済むと、使用者は隣りの温風吹出口5の下方へ
手を移動させる。これにより、今度はセンサー8が手を
検知し、コンプレッサー12からの圧縮空気を瞬間的に吹
き出させて手に付着した水滴を吹き飛ばし、続いてファ
ン13を駆動させてヒーター14で加熱された温風を吐出さ
せ、濡れた手を嵌装させる。乾燥が終了し、温風吹出口
5の下方から手を引くと、センサー8がこれを検知し、
ファン13及びヒーター14をOFF動作させる。
これにより、全自動洗面器の一連の動作が終了し、最
初の状態へ復帰する。これらの各操作は、個別的に行う
ことも勿論可能である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記従来の全自動洗面器ボックス2は、洗
面カウンター1a上に取り付け固定されるベース2aと、該
ベース2aに嵌合装着されるカバー2bとで形成されてい
る。そして、カバー2bとベース2aとの嵌合面は、単に突
合せてあるのみである。そのため、これらのカバー2bと
ベース2aとの嵌合面部分から毛細管現象により手洗水等
の飛沫水がボックス2の内部へ浸透し、人体の一部を検
出する人体検知センサー6,7,8のガラス面を曇らせた
り、ガラス面に汚れを付着させるなどのことがあった。
また場合によっては、急激な温度変化等によりボックス
2内で結露水が発生し、この結露水がガラス面へ付着す
ることがあった。
この人体検知センサー6,7,8のガラス面が汚れたり、
曇ったり、結露水が付着したりすることがあると、人体
を検出するために出力される超音波や赤外線等のセンシ
ング要素が前記汚れや曇部分で反射し、恰も人体を検知
したかのような誤動作をするという欠点があった。従っ
て、石鹸水,洗浄水,温風が無意味に吐出され続けると
いう欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去し
たものであって、全自動洗面器ボックス内へ手洗水等の
飛沫水が浸透しても、これを人体検知センサー等の電気
的部品へ悪影響を与えることなく排出するようにした水
切嵌合構造を提供せんとするものである。
而して、前記課題を解決するために本考案が採用した
手段は、ベースとカバーとで全自動洗面器のボックスを
形成するものにおいて、ベースのカバーと嵌合する部位
の内周縁近傍に連続した凸条を形成し、カバーのベース
と嵌合する部位の内周縁近傍に連続した凹部を形成し、
前記ベースの凸条と前記カバーの凹部とで排水通路を形
成したことを特徴とする全自動洗面器ボックスの水切嵌
合構造である。
〔作用〕
ベースとカバーとの嵌合面部分から毛細管現象によっ
て全自動洗面器ボックス内へ浸透した手洗水等の飛沫水
や結露水は、前記嵌合面部分に形成された排水通路から
人体検知センサー等の電気的部品を迂回してボックス底
部側へ排出される。従って、人体検知センサーのガラス
面が汚れたり、水滴が付着する等のことがなく、全自動
洗面器の誤動作を防止することが可能である。
〔実施例〕
以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて
説明すると次の通りである。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係るものであ
り、第1図は全自動洗面器ボックス15のベース16とカバ
ー17との嵌合部を示す部分縦断面拡大図、第2図は全自
動洗面器ボックス15の縦断面図、第3図は全自動洗面器
ボックス15の全体を示す斜視図である。同図に示す如
く、この全自動洗面器ボックス15は、ベース16の前面板
18の上部側に、人体検知センサー19及び石鹸水や洗浄水
及び温風等の吐出口20,21,22を形成している。そして、
ベース16のカバー17との嵌合面部において、ベース16の
前面板18の上部,左右両側部に、連続した排水通路形成
用の凸条23を形成している。なお、24はベース16の嵌合
用突起、25はこの嵌合用突起24と係合するカバー17の嵌
合用凹部である。而して、カバー17の前記凸条23と対応
する位置には、連続した排水通路形成用の凹部26が形成
されている。このカバー17の排水通路形成用凹部26と、
ベース16の排水通路形成用凸条23とで、ボックス15内へ
浸透した浸透水の排水通路27を形成している。排水通路
27は、第3図の斜視図に示すように、全自動洗面器ボッ
クス15の前面板18の上方及び左右両側方の三辺の周縁に
亘って連続して形成されており、ベース16の底板28へ達
している。
従って、全自動洗面器ボックス15のベース16とカバー
17との嵌合面部分からボックス15内へ毛細管現象により
侵入する手洗水等は、ボックス15内へ浸透する過程にお
いて、ベース16の前面板18の嵌合用突起24を越えたとこ
ろで、排水通路27へ達し、これに集水される。通常は、
前記浸透する水の量が極めて微々たるものであるため、
この排水通路27へ集水された状態において、自然に蒸発
して消滅する。万が一、浸透水が大量であったと仮定し
た場合であっても、浸透水は排水通路27によりボックス
15の側方から底板28側へ排出される。従って、この実施
例の全自動洗面器ボックス15にあっては、決して浸透水
が人体検知センサー19のガラス面19aを汚したり、曇ら
せたり、水滴を付着させる等のことがない。またその他
の電子部品やプリント基板等を、浸透水から保護するこ
とも可能である。それ故、全自動洗面器ボックス15に装
着された各部品の機能を、確実に行わせることが可能で
ある。
ところが、本考案は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、例えば凸条や凹部の形状及び大きさ等は適宜
の変更が可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあっては、カバーとベー
スとの嵌合面部に排水通路を形成しており、この排水通
路で前記嵌合面部からボックス内へ毛細管現象で浸透す
る水を排出することができる。そのため、この浸透水に
よって人体検知センサーのガラス面が汚れたり、曇った
り或いは水滴が付着したりするのを防止することがで
き、人体検知センサーの確実な動作を保証することがで
きる。また前記浸透水によって、その他の電子部品やプ
リント基板等が故障するのを防止することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係るものであ
り、第1図は全自動洗面器ボックスのカバーとベースと
の部分拡大縦断面図、第2図は全自動洗面器ボックスの
縦断面図、第3図は全自動洗面器ボックスの全体斜視
図、第4図は従来の全自動洗面器ボックスの全体を示す
部分縦断面正面図である。 15……全自動洗面器ボックス 16……ベース、17……カバー 18……ベースの前面板、19……人体検知センサー 23……凸条、25……凹部 27……排水通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースとカバーとで全自動洗面器のボック
    スを形成するものにおいて、ベースのカバーと嵌合する
    部位の内周縁近傍に連続した凸条を形成し、カバーのベ
    ースと嵌合する部位の内周縁近傍に連続した凹部を形成
    し、前記ベースの凸条と前記カバーの凹部とで排水通路
    を形成したことを特徴とする全自動洗面器ボックスの水
    切嵌合構造。
JP9059190U 1990-08-28 1990-08-28 全自動洗面器ボックスの水切嵌合構造 Expired - Lifetime JPH089248Y2 (ja)

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JPH0450465U JPH0450465U (ja) 1992-04-28
JPH089248Y2 true JPH089248Y2 (ja) 1996-03-13

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JPH08298158A (ja) * 1996-04-23 1996-11-12 Toumei Tsushin Kogyo Kk ローゼット
JP3731106B2 (ja) * 1999-11-08 2006-01-05 三菱電機株式会社 手乾燥装置
JP6865382B2 (ja) * 2014-12-03 2021-04-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 水栓装置

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