JP6865372B2 - 床材 - Google Patents
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例えば、下記特許文献1には、基板部の左右上部に水平に突設された左右の係止部を設けた断面略T字形とされ、木口が合じゃくり構造とされた床材が開示されている。
なお、以下の各実施形態では、各実施形態に係る床材を施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る床材1は、図1に示すように、一方向に長尺状とされた基材層10の表面(上面)側に表面化粧層20を設けた構成とされている。
この床材1は、略矩形平板状とされており、設置対象としての床下地2(図2参照)上に床材長手方向及び床材幅方向に複数枚が並べられて床面を構成する。この床材1は、ねじや釘等の止具や接着剤等を用いずに、床下地2上にいわゆる置敷床的に施工される構成としてもよい。また、床下地2としては、例えば、根太や床下地ボード、床スラブ等でもよく、また、いわゆるフリーアクセスフロア(OAフロア)等の二重床下地でもよい。また、このような二重床下地としては、正方形状の下地パネルの裏面側(下面側)に配線等の空間が設けられるように支柱が設けられたようなものとしてもよい。
また、床材1は、厚さ寸法が3mm〜30mm程度とされたものとしてもよく、5mm〜15mm程度とされたものとしてもよい。
雄実部12は、基材層10の長手方向一端部の厚さ方向略中央部位から長手方向外方側に向けて突出するように設けられている。また、雄実部12は、床材幅方向に延びるように床材幅方向の略全体に亘って突片状に設けられている。図例では、雄実部12を、床材厚さ方向に沿う寸法(厚さ寸法)が先端側に向かうに従い小とされた先細突片状としている。
雌実部13は、基材層10の長手方向他端部の厚さ方向略中央部位に長手方向外方側に向けて開口するように設けられている。また、雌実部13は、床材幅方向に延びるように床材幅方向の略全体に亘って凹溝状に設けられている。図例では、雌実部13を、雄実部12に対応させて床材厚さ方向に沿う寸法(溝幅寸法)が開口側に向かうに従い大とされた拡開凹溝状としている。なお、雄実部12及び雌実部13としては、図例のようなものに限られず、種々の変形が可能である。
第1実部14は、基材層10の幅方向一端部の表面側部位に幅方向外方側に向けて突出するように表面側突片部15を設け、基材層10の幅方向一端部の裏面側部位に幅方向外方側及び下方側に向けて開口する切欠状の裏面側凹段部16を設けた構成とされている。これら表面側突片部15及び裏面側凹段部16は、床材長手方向の略全体に亘って設けられている。また、これら表面側突片部15及び裏面側凹段部16の床材厚さ方向に沿う寸法は、互いに概ね同寸法とされている。
これら複数本の溝11は、図1(c)及び図2(b)に示すように、溝深さ方向を床材厚さ方向に沿わせ、溝長手方向を床材幅方向に沿わせて設けられている。これら複数本の溝11は、床材幅方向に見て床材1が表面側に突湾曲状(円弧状)に変形可能で、長手方向に隣接して設置される床材1との長手方向両端側の本実接合の解除が可能なように設けられている。また、これら複数本の溝11は、これら複数本の溝11によって床材長手方向に区分される当該床材1の床材長手方向に間隔を空けた部位同士が床下地2の段差(不陸)に追従して床材厚さ方向に相対的に変位可能なように設けられている。
また、これら複数本の溝11は、適宜の切削工具を用いて切削加工等によって形成されたものとしてもよい。
また、基材層10に、床材長手方向の全体に亘って延びるように裏面側において開口する複数本の溝(縦溝)を床材幅方向に間隔(等間隔)を空けて設けた構成としてもよい。この場合は、これら縦溝の溝深さ寸法を、上記した床材幅方向に延びる各溝11の溝深さ寸法よりも小さくしてもよい。
なお、表面化粧層20としては、このようなシート状とされたものに代えて、印刷層などの塗膜層を含んだ構成としてもよい。
また、図例では、当該床材1の長手方向両端部及び幅方向両端部の表面側縁部(表面側四周縁部)にC面取状の面取部を設けた例を示している。また、図例では、基材層10を面取部において露出させたように図示しているが、面取部にも上記同様な表面化粧層20を一連状に設けたり、表面化粧層20とは別途の化粧層となる塗膜層等を設けたりしてもよい。
また、本実施形態では、裏面材21を、シート状としている。また、この裏面材21の厚さを、基材層10の厚さよりも小としている。この裏面材21の厚さは、基材層10の厚さの1/2以下としてもよく、図例では、1/10程度とした例を示している。また、この裏面材21の厚さは、0.03mm〜3.0mm程度としてもよく、好ましくは0.1mm〜1.5mm程度としてもよく、より好ましくは0.3mm〜1.0mm程度としてもよい。
また、本実施形態では、この突出部22の裏面側端面16aからの床材幅方向への突出寸法を、表面側突片部15の裏面側端面16aからの床材幅方向への突出寸法よりも小としている。この突出部22の突出寸法は、表面側突片部15の突出寸法の1/4以上としてもよく、好ましくは1/2以上としてもよく、図例では、3/5程度とした例を示している。
つまり、基材層10の裏面側に、幅方向の全体に亘って延びる複数本の溝11を長手方向に間隔を空けて設けた構成としている。また、基材層10の長手方向両端部に雄実部12及び雌実部13を設け、基材層10の幅方向両端部に、合じゃくり状の実部14,17を設けた構成としている。従って、複数本の溝11によって長手方向に区分される床材1の長手方向に区分された部位同士が床下地2の段差に追従して厚さ方向に変位し易くなる。また、長手方向に隣り合う床材1の長手方向の端部同士を本実接合することができることも相俟って、床下地2の不陸や段差等に起因して長手方向両端側に浮きやがたつき、段差等が生じるようなことを抑制することができる。また、幅方向に隣り合う床材1,1の幅方向の端部同士を、合じゃくり状に実接合することができる。これにより、床材1の幅方向他端部側の浮き上がりを抑制することができる。また、このような構成とされた床材1は、沈み込みによる段差等が生じ易いフリーアクセスフロア(OAフロア)等に仕上材として置敷床的に施工されるものとして好適なものとなる。
また、上記のように床材1の長手方向中央側部位の幅方向一端部を上方側に向けて湾曲させるように持ち上げることで、長手方向に隣り合う床材1,1との長手方向両端側の本実接合を解除させることができ、一枚単位で床材1を取り外す(剥がす)ことができる。
また、本実施形態では、裏面材21を、シート状とされたものとしている。従って、当該床材1の薄型化を図りながらも、強度を向上させることができる。
図3は、第2実施形態に係る床材の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
また、この裏面材21Aを、図3(a)に示すように、突出部22Aの突出寸法が上記第1実施形態よりも大となるように基材層10の裏面に設けた構成としている。本実施形態では、この裏面材21Aの突出部22Aの裏面側端面16aからの突出寸法を、第1実部14の表面側突片部15の裏面側端面16aからの突出寸法以上としている。また、突出部22Aの突出寸法を、表面側突片部15の突出寸法よりも大としている。図例では、突出部22Aの突出寸法を、表面側突片部15の突出寸法の2倍程度とした例を示している。
上記構成とされた本実施形態に係る床材1Aにおいても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。また、本実施形態では、裏面材21Aの突出部22Aの突出寸法を大としているので、幅方向一端部側の浮き上がりをより効果的に抑制することができる。
また、上記各実施形態では、裏面材21,21Aを、突出部22,22Aが形成されるように基材層10の裏面側に設けた構成としているが、このような突出部22,22Aを設けないようにしてもよい。また、裏面材21,21Aを、シート状とした例を示しているが、比較的に厚さが大(例えば、厚さが3mm超)とされた裏面材21,21Aを設けた構成としてもよい。さらには、このような裏面材21,21Aを設けていない構成としてもよい。上記各実施形態に係る床材1,1Aとしては、その他、種々の変形が可能である。
10 基材層
12 雄実部
13 雌実部
14 第1実部(表面側を突出させた合じゃくり状の実部)
16a 裏面側端面(裏面側の端面)
17 第2実部(裏面側を突出させた合じゃくり状の実部)
20 表面化粧層
21,21A 裏面材
22,22A 突出部
Claims (1)
- 一方向に長尺状とされた基材層の表面側に表面化粧層を設けた床材であって、
前記基材層には、幅方向の全体に亘って延びるように裏面側において開口する複数本の溝が長手方向に間隔を空けて設けられ、該基材層の長手方向一端部には、雄実部が設けられ、長手方向他端部には、隣接して設置される床材の雄実部と本実接合される雌実部が設けられ、該基材層の幅方向一端部には、表面側を突出させた合じゃくり状の実部が設けられ、幅方向他端部には、隣接して設置される床材の幅方向一端部の前記実部と実接合される裏面側を突出させた合じゃくり状の実部が設けられており、
前記基材層の裏面側には、前記複数本の溝によって長手方向に区分される当該床材の長手方向に間隔を空けた部位同士の相対的な厚さ方向への変位に追従可能なシート状の裏面材が設けられており、
前記裏面材は、前記基材層の幅方向一端部の表面側を突出させた合じゃくり状の実部の裏面側の端面から突出する突出部が形成されるように該基材層の裏面側に設けられており、前記突出部と前記表面側を突出させた合じゃくり状の実部とによって、前記裏面側を突出させた合じゃくり状の実部を受け入れる雌実状の凹溝部を形成し、
前記突出部は、変形可能であることを特徴とする床材。
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