JP6865293B2 - 部品切れ検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テープフィーダを備えた部品実装装置に関する技術であって、特に、テープフィーダの部品切れを検知するための技術に関するものである。
従来から、テープを担体として部品を供給するテープフィーダを備えた部品実装装置が知られている。例えば、特許文献1には、スプライシングレス方式のテープフィーダを備えた部品実装装置が開示されている。
スプライシングレス方式のテープフィーダとは、先行するテープ(先行テープ)の後端に、後続する新たなテープ(後続テープ)を繋ぎ合わせることなく、連続的に部品供給を行うことができるテープフィーダである。つまり、スプライシングレス方式のテープフィーダは、所定位置に後続テープの先端を予めセットしておくと、先行テープの部品が無くなった後、後続テープが自動的にローディングされるように構成されている。
ところで、特許文献1に開示されているテープフィーダでは、テープが搬送される通路の途中にセンサが備えられており、このセンサからの出力情報に基づきテープの有無、すなわち部品切れか否かが判断される。具体的には、部品実装用のヘッドに部品の取り出しミスが発生すると、前記センサからの出力情報に基づきテープの有無が調べられ、テープが無い場合には部品切れと判定される。
しかし、このような従来のテープフィーダでは、例えばテープの後端部分における部品の収納状況によっては、部品切れがマシントラブルとして誤検知されたり、部品が無駄に廃棄されるといった不都合が生じ得る。
例えば、後端部分に比較長い部品未収能領域(空テープ領域)を有するテープの場合、部品の取り出しミスの原因が本来は部品切れであっても、部品の取り出しミス発生時にテープが前記センサに検知されていると、部品切れとは判定されない。そのため、マシントラブルと誤って認識されることが考えられる。
また、テープの後端が部品取り出し位置とセンサとの間にある状態で、部品切れ以外の原因で部品の取り出しミスが発生すると、このような場合でも部品切れと判定され、テープがテープフィーダから送出(排出)されて廃棄される。従って、テープ後端一杯まで部品が収納されているようなテープの場合には、部品が無駄に廃棄されてしまうことが考えられる。
従って、スプライシングレス方式のテープフィーダを備えた部品実装装置においては、上記のような不都合が生じることを抑制すべく、より正確に部品切れを検知できるようにすることが望まれる。
特開2015−103774号公報
本発明は、テープ後端部分における部品の収納状況に左右されることなく、より正確に部品切れを検知できる部品切れ検知装置を提供することを目的とする。
そして、本発明は、部品実装装置に搭載されたテープフィーダの部品切れを検知する部品切れ検知装置であって、前記テープフィーダのテープ搬送通路の途中であってかつ部品実装用のヘッドによる部品取出位置よりもテープ搬送方向上流側の位置に備えられた、前記テープを検知するセンサと、実装動作中に前記テープの部品残数を求める残数演算部と、前記ヘッドが部品の取り出しに失敗したときに、前記センサからの出力情報と前記部品残数とに基づいて、部品切れか否かを判定する判定部とを備えるものである。
本発明に係る部品切れ検知装置が適用された部品実装装置の平面図である。 部品供給ユニット及びテープフィーダの側面図である。 部品供給テープの斜視図である。 後続の部品供給テープをテープフィーダにセットする手順を説明する図である。 後続の部品供給テープをテープフィーダにセットする手順を説明する図である。 後続の部品供給テープをテープフィーダにセットする手順を説明する図である。 部品実装装置の制御系を示すブロック図である。 部品切れ検知処理の制御を示すフローチャートである。 テープ後端部に空テープ領域を有する部品供給テープの後端部分を示す平面図である。 テープ後端一杯まで部品が収納されている部品供給テープの後端部分を示す平面図である。 テープ搬送通路における部品供給テープの一状態を示す図である。 テープ搬送通路における部品供給テープの一状態を示す図である。 テープ搬送通路における部品供給テープの一状態を示す図である。 部品実装装置の運転開始制御を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳述する。
[1.部品実装装置の構成]
図1は、本発明に係る部品切れ検知装置が適用された部品実装装置を平面図で示している。なお、図面中には、方向関係を明確にするために、XYZ直角座標軸を示している。X方向は水平面と平行な方向であり、Y方向は水平面上でX方向と直交する方向であり、Z方向はX、Y両方向に直交する方向、すなわち上下方向である。
部品実装装置1は、平面視矩形の基台1aと、この基台1a上でプリント配線板等の基板Pを搬送する基板搬送機構2と、部品供給ユニット4と、ヘッドユニット6と、このヘッドユニット6を駆動するヘッドユニット駆動機構とを備えている。
基板搬送機構2は、基板PをX方向に搬送する一対のコンベア3と、当該コンベア3によって搬送される基板Pを位置決めする図外の位置決め機構とを備えている。コンベア3は、いわゆるベルトコンベアである。コンベア3は、その一方側(図1の右側)から基板Pを受け入れて所定の実装作業位置(同図に示す基板Pの位置)に搬送し、実装作業後、基板Pを他方側(図1の左側)に搬出する。位置決め機構は、基板Pをコンベア3から持ち上げて上記実装作業位置に位置決めする。
部品供給ユニット4は、基板搬送機構2の両側(Y方向の両側)に設けられている。当例では、各部品供給ユニット4は、基台1aに対して一体的に組み込まれたものである。
部品供給ユニット4には、コンベア3に沿って複数のテープフィーダ5が着脱可能に配置されている。テープフィーダ5は、テープを担体(キャリア)として、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の電子部品(以下、単に部品と称す)を供給するものである。
前記ヘッドユニット6は、部品供給ユニット4の各テープフィーダ5から部品を取り出して基板P上に実装するものであり、ヘッドユニット駆動機構の作動により一定の領域内でX方向およびY方向に移動する。すなわち、ヘッドユニット駆動機構は、高架フレームに固定された固定レール10に沿ってY方向に移動自在なユニット支持部材11と、このユニット支持部材11を、ボールねじ軸12を介して駆動するY軸サーボモータ13と、ユニット支持部材11に対してヘッドユニット6をX方向に移動自在に支持する固定レール14と、ヘッドユニット6を、ボールねじ軸15を介して駆動するX軸サーボモータ16とを含む。なお、ヘッドユニット駆動機構は、リニアモータを駆動源としてユニット支持部材11やヘッドユニット6をダイレクトに駆動する構成であってもよい。
ヘッドユニット6は、X方向に一列に並んだ、合計5本の部品実装用のヘッド20と、これらヘッド20を駆動するヘッド駆動機構とを備えている。
ヘッド駆動機構は、各ヘッド20に対応するZ軸サーボモータ24を備え、各ヘッド20を個別に昇降(Z方向に移動)させる昇降駆動機構と、各ヘッド20に共通する一つのR軸サーボモータ25(図7に示す)を備え、各ヘッド20を同時にヘッド中心軸回り(R方向)に回転させる回転駆動機構とを含む。
各ヘッド20の先端には、それぞれ部品吸着用のノズルが備えられている。各ノズルは、切換弁27(図7に示す)が備えられた負圧供給通路を介して図外の負圧発生装置に連通しており、当該負圧発生装置からノズル先端に負圧が供給されることにより、部品の吸着を行う。なお、負圧供給通路には、当該通路内の圧力を検出して後記制御装置70に出力する圧力センサ28(図7に示す)が設けられている。制御装置70は、後述するように、当該圧力センサ28からの出力情報(圧力情報)に基づき各ヘッド20による部品吸着(部品取り出し)の成否を判定する。
ヘッドユニット6は、さらに基板認識カメラ26を備えている。基板認識カメラ26は、基板Pの識別や位置決めのために、ヘッドユニット6と共に移動して、基板Pの上面に記された各種マークを上方から撮像するものである。
前記部品認識カメラ7は、図1に示すように、基台1a上の各部品供給ユニット4と基板搬送機構2との間の位置にそれぞれ配設されている。部品認識カメラ7は、ヘッド20によってテープフィーダ5から取り出された部品の吸着状態を認識するために、当該部品を下側から撮像するものである。
この部品実装装置1における部品の実装動作は次の通りである。まず、ヘッドユニット6が部品供給ユニット4上に移動し、各ヘッド20によりテープフィーダ5から部品の取り出しが行われる。その後、ヘッドユニット6が最寄りの部品認識カメラ7上を通過することにより、各ヘッド20に吸着された部品が当該部品認識カメラ7に撮像され、部品の吸着状態が認識される。そして、ヘッドユニット6が基板P上に移動し、各ヘッド20の吸着部品が順次基板Pに実装される。このとき、部品認識結果に応じてヘッドユニット6の位置及びヘッド20の回転角度等が制御されることで、基板Pの各搭載点に部品が適切に実装される。これにより実装動作の一サイクルが終了し、必要に応じてこの動作が繰り返されることで所要数の部品が基板Pに実装される。
[2.テープフィーダ5の全体構成]
図2は、部品供給ユニット4及びテープフィーダ5の側面視の全体模式図である。なお、以下のテープフィーダ5および部品供給ユニット4の説明については、便宜上、基板搬送機構2に近い側(図2では右側)を「前」、これと反対側を「後」とする。
テープフィーダ5は、部品供給ユニット4に設けられたフィーダ取付部32に取り付けられている。詳しくは、部品供給ユニット4は、フィーダ取付部32とリール支持部36とを備えている。フィーダ取付部32には、X方向に一定間隔で互いに平行に並ぶ、Y方向に延びた複数のスロット34と、これらスロット34よりも前方位置でX方向に伸びる固定台35とが設けられている。そして、各スロット34にテープフィーダ5がセットされた状態で、各テープフィーダ5がそれぞれクランプ機構42により固定台35に固定されている。これにより、部品供給ユニット4に、複数のテープフィーダ5が整列して並列に配置されている。
リール支持部36には、各スロット34に対応して、部品供給テープ60が巻回されたリール65が支持されており、当該リール65からテープフィーダ5に部品供給テープ60が引き出されている。リール支持部36は、フィーダ取付部32の後方下側に位置しており、各スロット34に対応してリール65を回転可能に支持するリールホルダ37が上下2段に備えられている。なお、図2中の符号38は、リール65から引き出された部品供給テープ60をテープフィーダ5へ導くためのガイドローラであり、フィーダ取付部32の後端部に各スロット34に対応して備えられている。
テープフィーダ5は、前後方向(Y方向)に細長いフィーダ本体部41と、その前側下部に設けられた前記クランプ機構42とを備えている。テープフィーダ5は、前記スロット34にフィーダ本体部41が挿入(セット)された状態で、クランプ機構42により固定台35に固定されている。
テープフィーダ5は、さらに、フィーダ本体部41の前端部分に備えられた前側送出部44と、フィーダ本体部41の後端部分に備えられた後側送出部45と、フィーダ本体部41に設けられたテープ搬送通路46と、テープガイド47と、第1〜第3のテープ検知センサ48a、48b、48cと、フィーダ制御部49(図7参照)と、フィーダ本体部41の後端部に着脱可能に固定されたテープ支持部材50と、フィーダ本体部41の後部上面に配置された操作部51とを備えている。
テープ搬送通路46は、部品供給テープ60が案内される通路である。テープ搬送通路46は、フィーダ本体部41の後端部から前側上部に向かって斜め上方に延びている。
部品供給テープ60は、図3に示すように、テープ本体62とカバーテープ64とで構成された長尺の部品供給用の媒体である。テープ本体62には、上部に開口した多数の部品収納部62a(凹部)が長手方向に一定間隔で形成されており、各部品収納部62aに部品(C1)が収納されている。テープ本体62の上面には、前記カバーテープ64が接着されており、これにより各部品収納部62aがカバーテープ64により閉鎖されている。また、テープ本体62のうち部品収納部62aの側方には、長手方向に一定間隔で並びかつテープ本体62の厚み方向に貫通した複数の係合孔62bが設けられている。
なお、以下の説明では、便宜上、部品供給テープ60を単にテープ60と称する。テープ60は、図2に示すように、リール65に巻回されている。リール65は、前記リールホルダ37に回転可能に支持されており、テープ60は、リール65から引き出され、前記テープ搬送通路46を通じてフィーダ本体部41の前部上面に案内されている。
前記テープガイド47は、フィーダ本体部41の前部上面に設けられている。テープガイド47は、フィーダ本体部41の前部上面においてテープ搬送通路46を移動するテープ60を上から覆い、当該テープ60をフィーダ本体部41の上面に沿って略水平に部品取出位置P1まで案内するものである。部品取出位置P1は、前記ヘッド20による部品(C1)の取り出しが行われる位置であり、フィーダ本体部41の上面前端に近い位置に設定されている。
テープガイド47のうち、部品取出位置P1に対応する位置には図外の開口部が設けられ、この開口部よりも後方側の位置には、さらに前記カバーテープ64をカットするカット機構47aが設けられている。カット機構47aは、カバーテープ64をその幅方向中央で長手方向に沿ってカットしながら外側に折り返すように構成されている(図3参照)。これにより、ヘッド20による部品吸着が可能となるように、部品収納部62aに収納された部品(C1)が部品取出位置P1において露出される。
前側送出部44は、テープガイド47の下方に配置される前側スプロケット52と、前側モータ53(図7参照)を駆動源として前記スプロケット52を回転駆動する駆動機構とを備えている。前側スプロケット52は、テープ搬送通路46に沿って案内されるテープ60の前記係合孔62bに係合する歯を有している。つまり、前側送出部44は、前側スプロケット52を前側モータ53により回転駆動することにより、テープ60を部品取出位置P1に向かって送出する。
後側送出部45は、フィーダ本体部41の後端部に配置される後側スプロケット56と、後側モータ57(図7参照)を駆動源として前記スプロケット56を回転駆動する駆動機構とを備えている。後側スプロケット56は、上方から前記テープ搬送通路46内に臨んでおり、当該テープ搬送通路46に沿って案内される部品供給テープ60の係合孔62bに係合する歯を有している。つまり、後側送出部45は、後側スプロケット56を後側モータ57により回転駆動することにより、テープ60を前方(部品取出位置P1)に向かって送出する。
前記テープ60は、各送出部44、45により部品取出位置P1に向かって送出され、部品取出位置P1でテープガイド47の前記開口部を通じて部品の取り出しが行われる。なお、リール支持部36の前方には、図外のテープ回収容器が配置されている。部品(C1)が取り出された後のテープ60は、フィーダ本体部41の前端から下方に送出されながら、図外のカッタで細断されてテープ回収容器に回収される。
前記テープ支持部材50は、テープ搬送通路46の後端部分を上下二つの通路(上側通路46a、下側通路46b)に仕切るとともに、上側通路46aを通過するテープ60を下側から支持するものである。詳しくは、テープ搬送通路46の後端部分は、その前方から後方に向かって上下方向に広がる形状とされている。テープ支持部材50は、フィーダ本体部41の後方からテープ搬送通路46内に挿入され、当該フィーダ本体部41に着脱可能に固定されている。これにより、テープ搬送通路46の後端部分が、テープ支持部材50によって上側通路46aと下側通路46bとに仕切られている。
後側スプロケット56は、上側通路46a内に臨んでおり、当該上側通路46aを通過するテープ60の係合孔62bに係合している。なお、テープ支持部材50は、上下方向に弾性変位可能な支持片を備えており、上側通路46aを通過するテープ60は、この支持片により後側スプロケット56に押し付けられている。
第1テープ検知センサ48a、第2テープ検知センサ48b及び第3テープ検知センサ48cは、各々テープ搬送通路46に沿って移動するテープ60を検知するものである。これらのテープ検知センサ48a、48b、48cは、テープ搬送通路46における部品取出位置P1の後側、すなわちテープ60の搬送方向の上流側にこの順番で配置されている。
第1テープ検知センサ48aは、前記カット機構47aの直ぐ後側の位置に配置されている。第3テープ検知センサ48cは、フィーダ本体部41の後端部であって上側通路46aの上方に配置されている。これにより、第3テープ検知センサ48cは、上側通路46aに挿入されたテープ60を検知する。第2テープ検知センサ48bは、第1テープ検知センサ48aと第3テープ検知センサ48cとの間、具体的には、上側通路46aと下側通路46bとの合流地点の直ぐ前側(図2では右側)の位置に設けられている。
前記操作部51は、主にオペレータがテープ60の送出および逆送を行うためのものである。操作部51は、テープ送出用及びテープ逆送用の操作ボタン51aと、テープフィーダ5の作動状態などを示すLED表示部51b(図7参照)を備えている。
前記フィーダ制御部49は、テープフィーダ5の駆動を制御するものである。フィーダ制御部49は、前記操作ボタン51aの操作に基づき、前側モータ53及び後側モータ57の駆動を制御する。また、フィーダ制御部49は、テープフィーダ5の作動状態などを報知すべくLED表示部51bを制御する。図示を省略するが、前記フィーダ取付部32には、各テープフィーダ5と部品実装装置1の後記制御装置70とを電気的に接続するためのコネクタが備えられており、フィーダ制御部49は、当該コネクタ等を介して制御装置70に電気的に接続されている。つまり、フィーダ制御部49は、操作部51の操作に応じてテープフィーダ5の駆動を制御するとともに、制御装置70からの制御信号の入力に基づきテープフィーダ5の駆動を制御する。なお、各テープ検知センサ48a〜48cからの出力情報(信号)は、フィーダ制御部49を介して制御装置70に入力されており、後述する通り、制御装置70は、各テープ検知センサ48a〜48cからの出力情報(信号)に基づきテープフィーダ5の部品切れ判定等の処理を実行する。なお、当例では、第2テープ検知センサ48bが本発明の「センサ」に相当する。
[3.テープ60の装着方法とテープフィーダ5の動作]
上記テープフィーダ5は、いわゆるスプライシングレス方式のテープフィーダである。このテープフィーダ5は、部品補充用のテープ60を予め上側通路46aにセットしておけば、先行してテープフィーダ5に装着されているテープ60が全て送出(排出)された後に、後続するテープ60が自動的に部品取出位置P1にローディングされるものである。
テープフィーダ5に対するテープ60の装着方法は以下の通りである。
まず、リール支持部36の下段のリールホルダ37にリール65を取り付ける。この際、予め後記バーコードリーダ84によりリール65に貼られたバーコード66を読み取る。バーコード66は、当該リール65に巻回されたテープ60に収容されている部品のID、名称、種類、製造ロット、初期部品数、その他当該部品に関する各種情報をコード化して記録したものである。このようにバーコードリーダ84によりバーコード66を読み取ることで、制御装置70によりテープフィーダ5(スロット34)の位置と部品との照合が行われるとともに、テープフィーダ5に装着された部品供給テープ60(リール65)の上記各種情報が制御装置70に記憶される。
次に、リール65から部品供給テープ60を引き出し、その先端部をフィーダ本体部41の後方から上側通路46aに挿入する。これにより、部品供給テープ60の先端部を後側スプロケット56に係合させるとともに、当該先端部をスプロケット56の歯から外れないようにテープ支持部材50に支持させる。
次に、操作ボタン51a(テープ送出用ボタン)を押圧操作し、テープ60をローディングする。具体的には、テープ60の先端部が前側スプロケット52に係合する位置まで当該テープ60を送出する。これにより、テープフィーダ5へのテープ60の装着が完了する。
部品実装作業中は、制御装置70から出力される制御信号に基づき、フィーダ制御部49によって前側モータ53の駆動が制御される。これにより、ヘッド20が部品を取り出すのに伴い間歇的にテープ60の送出が行われる。なお、前記後側モータ57は、テープ60のローディング時以外は原則停止している。そのため、後側スプロケット56は、部品供給のためのテープ60の送出時には一方向にのみ空転可能に構成されている。
以上は、テープフィーダ5に先行するテープ60を装着する方法であり、後続するテープ60の装着方法は図4〜図6に示す通りである。なお、以下の説明では、テープの区別のため、先行するテープ60を「先行テープ60P」と称し、後続するテープ60を「後続テープ60F」と称する場合がある。
後続テープ60Fを装着する際には、まず、フィーダ本体部41からテープ支持部材50を取り外し、図4に示すように、先行テープ60Pをその自重で上側通路46aから下側通路46bに移動させる。これにより、後側スプロケット56に対する先行テープ60Pの係合が解除される。
次に、テープ支持部材50をフィーダ本体部41に装着し、図5に示すように、先行テープ60Pが巻回されたリール65を下段のリールホルダ37から上段のリールホルダ37に移し替える。
その後、図6に示すように、後続テープ60Fが巻回されたリール65を下段のリールホルダ37に取り付け、このリール65から後続テープ60Fを引き出して、その先端部を上側通路46aに挿入する。これにより、後続テープ60Fの先端部を後側スプロケット56に係合させるとともに、当該先端部を支持片50aに支持させる。以上で、テープフィーダ5への後続テープ60Fの装着が完了する。
このように、後続テープ60Fをセットする際も、先行テープ60Pと同様に、リール65のバーコード66をバーコードリーダ84で読み取る。これにより、制御装置70によりテープフィーダ5(スロット34)の位置と部品との照合が行われるとともに、テープフィーダ5に装着された後続テープ60F(リール65)の上記各種情報が制御装置70に記憶される。
なお、部品実装作業中、先行テープ60Pの部品が全て取り出されると、前側モータ53が駆動され、当該先行テープ60Pがテープフィーダ5から送出(排出)されてテープ回収容器に回収される。そして、先行テープ60Pが排出されると、具体的には、第1テープ検知センサ48a及び第2テープ検知センサ48bが共にオフになると(先行テープ60Pが検知されなくなると)、これに同期して後側モータ57が駆動され、後続テープ60Fが部品取出位置P1にローディングされる。これにより、先行テープ60Pから後続テープ60Fへの移行が自動的に行われる。
これ以降は、上記と同様の手順で、先行テープ60Pが部品切れになる前に、予め後続テープ60Fを予めテープフィーダ5に装着されていれば、テープフィーダ5による部品供給が中断されることなく連続的に行われることとなる。
[部品実装装置1の制御系]
次に、図7を用いて部品実装装置1の制御系について説明する。
部品実装装置1は、図7に示すような制御装置70を備えている。この制御装置70は、部品実装装置1の動作を統括的に制御する演算処理部71と、実装プログラム等が格納される記憶部72と、X、Y、Z及びR軸の各サーボモータ13、16、24、25の駆動を制御するモータ制御部73と、部品認識カメラ7及び基板認識カメラ26から出力される画像データに所定の処理を施す画像処理部74と、外部入出力部75と、前記ヘッド20による部品吸着動作を制御する部品吸着制御部76と、フィーダ通信部77とを含む。
演算処理部71は、CPUやメモリで構成されたコンピュータであり、バス78を介して記憶部72、モータ制御部73、画像処理部74、外部入出力部75、部品吸着制御部76及びフィーダ通信部77と接続されている。
演算処理部71は、実装プログラムに基づいて所定の部品実装処理を実行するとともに、これに伴う各種演算処理および各種判定処理を実行する。また、演算処理部71は、各テープフィーダ5にセットされたテープ60(リール65)の部品残数を監視し、前記第2テープ検知センサ48bからの出力情報と部品残数とに基づいて部品切れを検知するための部品切れ判定処理を実行する。この部品切れ判定処理については後に詳述する。
記憶部72には、実装プログラム及びこれを実行するために必要なデータを記録した各データベースが格納されている。
データベースには、フィーダ取付部32におけるテープフィーダ5(スロット34)の位置とそこに配置される部品(部品ID)とを関連付けた部品照合データや、各テープフィーダ5(スロット34)に装着されたテープ60に収容される部品の各種情報を含む部品データが記憶されている。具体的には、部品データは、部品ID、名称、種類、製造ロット、初期部品数、部品残数その他当該部品に関する各種情報を含み、主に、既述したバーコードリーダ84によるバーコード66の読み取りによって記憶部72に記憶される。
なお、「初期部品数」とは、使用前のテープ60(リール65)に収容されている当初(入荷時)の部品数であり、「部品残数」とは、実装動作の進行に伴い消費した部品数を初期部品数から減算した現時点の部品数である。「部品残数」は、実装動作中、演算処理部71によって逐次演算されて更新的に記憶部72に記憶される。また、上記部品データには、部品切れ判定用の「閾値」も含まれている。この「閾値」のデフォルト値は「0」であるが、後記入力装置82の操作により、テープ60(リール65)単位でオペレータが任意に変更することが可能となっている。
フィーダ通信部77は、制御装置70におけるフィーダ専用インターフェースであり、部品供給ユニット4に配置されるテープフィーダ5は、全て固定台35の前記コネクタを介してこのフィーダ通信部77に接続されている。
外部入出力部75は、テープフィーダ以外の機器のインターフェースである。この外部入出力部75には、各種情報を表示するための液晶表示装置などの表示装置81、キーボード及びマウスなどの入力装置82、部品実装装置1やテープフィーダ5に異常が発生した場合にオペレータに報知するための警告灯83、およびバーコードリーダ84等が接続されている。
バーコードリーダ84は、テープ60が巻回されたリール65に付された記録媒体であるバーコード66を読み取るものである。バーコード66は、既述したように、テープ60に収容されている部品の部品ID、名称、種類、製造ロット、初期部品数、その他当該部品に関する各種情報をコード化して記録したものであり、例えばリール側面に貼付けられている。
なお、当例では、演算処理部71が本発明の「残数演算部」及び「判定部」に相当し、入力装置82が「第1設定部」及び「第2設定部」に相当する。そして、当例では、演算処理部71及びテープフィーダ5の第2テープ検知センサ48b等により本発明の部品切れ検知装置が構成されている。
[4.部品切れ判定処理]
図8は、部品切れ判定処理を示すフローチャートである。部品切れ判定処理とは、テープフィーダ5にセットされているテープ60(先行テープ60P)が部品切れとなったことを検知するための処理である。この部品切れ判定処理は、例えば部品実装装置1が起動された時点から、部品供給ユニット4にセットされたテープフィーダ5毎に継続的に実行される。
部品切れ判定処理がスタートすると、演算処理部71は、ヘッド20に吸着リトライオーバが発生したか否かを判定する(ステップS1)。吸着リトライオーバとは、ヘッド20によるテープフィーダ5からの部品の取り出しの際に、ヘッド20が予め設定された回数だけ連続して部品の吸着に失敗することである。当例では、部品吸着に3回失敗すると、つまり、テープ60の送出及びヘッド20による部品吸着という一連の動作を3回実行してもヘッド20によって部品が吸着されない場合、演算処理部71は、吸着リトライオーバが発生したと判定する。
なお、ヘッド20が部品吸着に失敗したか否かの判定は、前記圧力センサ28から得られる圧力情報に基づき行われる。具体的には、演算処理部71は、ヘッド20(ノズル)による部品吸着動作が実行された後、圧力センサ28の検出圧力値が一定時間以内に閾値以下にならない場合、つまり、前記負圧供給通路内の圧力が閾値により規定される負圧値に達しない場合には、ヘッド20が部品吸着に失敗したと判定する。
ステップS1でYesの場合(吸着リトライオーバが発生したと判定した場合)には、演算処理部71は、部品切れ判定処理の設定モードとして「センサ優先モード」が設定されているか否かを判定する(ステップS3)。
ここで、部品切れ判定処理のモードとは、部品切れ判定の条件であり、この部品実装装置1では「センサ優先モード」と「部品残数優先モード」の2つのモードから一つを選択して事前に設定することが可能となっている。モードの設定は、オペレータが表示装置1を見ながら入力装置82を操作することにより行うことができる。なお、「センサ優先モード」とは、テープフィーダ5の第2テープ検知センサ48bからの出力情報を優先的に参照して部品切れ判定処理を実行するモードであり、「部品残数優先モード」とは、前記部品データとして記憶されている部品残数のみを参照して部品切れ判定処理を実行するモードである。
ステップS3でYesの場合、すなわち、部品切れ判定処理の設定モードが「センサ優先モード」である場合には、演算処理部71は、第2テープ検知センサ48bがオフか否か、つまり、第2テープ検知センサ48bの位置におけるテープ60の有無を判定する(ステップS5)。ここで、Yesと判定した場合(テープ60が無いと判定した場合)には、演算処理部71は、当該テープ60は部品切れと判定し、前側スプロケット52を駆動することにより、当該テープ60をテープフィーダ5から送出する(ステップS7)。その後、ステップS1に処理をリターンする。
これに対して、ステップS5でNoと判定した場合(テープ60が有ると判定した場合)には、演算処理部71は、前記部品データとして記憶されている当該テープ60の部品残数を参酌し、当該部品残数(N)が予め設定された閾値(Nt)以下か否かを判定する。ここで、Yesの場合には、演算処理部71は、処理をステップS7に移行して、テープ60をテープフィーダ5から排出する。一方、Noの場合には、演算処理部71は、当該部品供給テープ60には部品が残っている、すなわち、ステップS1の「吸着リトライオーバ」はマシントラブルに因るものと判定し、前記表示装置81を制御してエラー表示を実行するとともに警告灯83を作動させる(ステップS11)。
なお、ステップS3でNoの場合、すなわち、部品切れ判定処理の設定モードが「部品残数優先モード」である場合には、演算処理部71は、第2テープ検知センサ48bからの出力情報を参酌することなく、直ちに部品データとして記憶されているテープ60の部品残数を参酌し、当該部品残数(N)が予め設定された閾値(Nt)以下か否かを判定する。
以上の部品切れ判定処理を簡単にまとめると次の通りである。
部品切れ判定処理の設定モードとして「センサ優先モード」が設定されている場合には、ヘッド20に吸着リトライオーバが発生した際に、第2テープ検知センサ48bがオフであると部品切れと判定される。他方、第2テープ検知センサ48bがオンである場合には、部品残数(N)が閾値(Nt)以下であれば部品切れと判定される。
一方、部品切れ判定処理の設定モードとして「部品残数優先モード」が設定されている場合には、ヘッド20に吸着リトライオーバが発生した際に、部品残数(N)が閾値(Nt)以下であれば部品切れと判定される。
[5.作用効果]
以上のような部品実装装置1によれば、第2テープ検知センサ48bからの出力情報とテープ60の部品残数とに基づいて部品切れか否かの判定を行うので、テープ60の後端部分における部品の収納状況に左右されることなく、より正確に部品切れを検知することが可能となる。
すなわち、テープフィーダ5に装着されるテープ60には、図9Aに示すように、テープ後端部分に部品が収納されていない領域(空テープ領域61)を有するものと、図9Bに示すように、テープ60の後端一杯まで部品(C1)が収容されたものとがある。そのため、「吸着リトライオーバ」が発生した際に、従来の部品実装装置(背景技術に記載の部品実装装置)のように、第2テープ検知センサ48bの出力情報だけを参酌して、テープ60の部品切れを判定すると仮定すると、次のような不都合が生じ得る。
例えば、図9Aに示すテープ60の場合、空テープ領域61の長さが比較的長いと、部品切れによって「吸着リトライオーバ」が発生した時点で、図10に示すように、テープ60の後端部分が第2テープ検知センサ48bにより検知されている状態が発生し得る(第1の状況と称す)。この場合には、実際には部品切れが発生しているにも関わらず、マシントラブルと誤検知されてしまうという不都合が生じ得る。
他方、図9Bに示すテープ60の場合、図11に示すように、部品取出位置P1と第2テープ検知センサ48bとの間にテープ後端が位置する状態でたまたまマシントラブルによって「吸着リトライオーバ」が発生すると(第2の状況と称す)、テープ60が第2テープ検知センサ48bに検知されていないため、部品切れと判定されて、テープ60がテープフィーダ5から排出される。この場合には、テープ60のうち、部品取出位置P1から第2テープ検知センサ48bまでの間の領域に収容されていた部品が無駄に廃棄されるという不都合が生じ得る。
しかし、第2テープ検知センサ48bからの出力情報と部品残数とに基づいて部品切れを判定する上記の部品実装装置1によれば、このような不都合が解消又は軽減される。すなわち、上記第1の状況のような場合でも、予め「センサ優先モード」が設定されていれば、テープ60の部品残数が参酌されたうえで部品切れか否かが判定されるので(図8のステップS9)、「吸着リトライオーバ」がマシントラブルとして誤検知されることがない。なお、「部品残数優先モード」が設定されていた場合には、「吸着リトライオーバ」が発生すると、直ちにテープ60の部品残数が参酌されて部品切れか否かが判定されるので(図8のステップS8,9)、この場合も同様の結果となる。
また、上記第2ケースが生じた場合でも、「部品残数優先モード」が設定されていれば、常にテープ60の部品残数を参酌してから部品切れか否かが判定されるので(図8のステップS3、S9)、テープ60がテープフィーダ5から排出されて部品が無駄に廃棄されることが抑制される。なお、「センサ優先モード」が設定されていると、上記第2ケースが生じた場合に部品が廃棄されてしまう可能性が無いとは言えない。しかし、実際には、テープ60(リール65)の納品時などに、図9Bに示すようなテープ60であることを事前に知り得る場合も少なくないので、そのような場合には、予め「部品残数優先モード」を設定しておくことで、部品が無駄に廃棄されることを抑制できる。
従って、上記部品実装装置1によれば、テープ60の後端部分における部品の収納状況に左右されることなく、より正確に部品切れを検知することが可能となる。
また、上記部品実装装置1によれば、テープ60の部品残数(N)に基づき部品切れか否かを判定する際の閾値(Nt)を任意の値に変更可能である。そのため、より実行性の高い部品切れ判定が可能となる。すなわち、一律に部品残数(N)が「0」になった時点で部品切れと判定するようにしてもよい、換言すれば閾値(Nt)を常に「0」としてもよいが、段取りの際にテープ開封部分から部品が落下することによる部品損失等も実際の作業現場では発生し得る。このような場合には、実際のテープ60の部品残数と記憶部72に部品データとして記憶されている部品残数とに誤差が生じるため、部品切れの正確な判定が難しくなる。この点、閾値(Nt)を任意の値に変更可能な上記部品実装装置1によれば、作業現場で生じる部品損失等を考慮した閾値(Nt)を設定できるため、より実行性の高い部品切れ判定が可能となる。よって、この点でも、より正確な部品切れの判定が可能になると言える。
[6.部品実装装置1の運転開始(再開)制御]
テープフィーダ5に設けられる前記第1テープ検知センサ48aは、部品取出位置P1におけるテープ60の有無を検知するものである。しかし、部品取出位置P1には、前側スプロケット52及びその駆動機構や、カバーテープ64のカット機構47aが存在するため、第1テープ検知センサ48aは、実際の部品取出位置P1の位置よりも多少後方にオフセットされている。
そのため、部品実装装置1のエラー等による運転中断時に、テープフィーダ5に次のような不都合が生じることが考えられる。例えば、図12に示すように、先行テープ60Pの後端が部品取出位置P1と第1テープ検知センサ48aとの間に位置する状態で部品実装装置1の自動運転が中断され、その後運転が再開(運転スタートボタンがオン)されると、第1テープ検知センサ48aにより先行テープ60Pが検知されていないために、後続テープ60Fのローディングが実行される。その結果、先行テープ60Pがテープフィーダ5から排出され、当該先行テープ60Pのうち、部品取出位置P1からテープ後端までの間の領域に収容されていた部品が無駄に廃棄されることとなる。
このような不都合を回避するために、上記部品実装装置1には、さらに次ぎのような構成が備えられている。
前記演算処理部71は、先行テープ60Pがテープフィーダ5にセットされ、その後、当該先行テープ60Pによる最初の部品供給が実行されると、すなわちヘッド20により部品の吸着が行われると、記憶部72に記憶される前記部品データの一項目として先行テープ認識用のフラグを設定する。このフラグは、1)部品切れにより当該先行テープ60Pがテープフィーダ5から排出される、2)操作部51の操作により先行テープ60Pが逆走操作されて、部品切れ前にテープフィーダ5から取り外される、3)テープフィーダ5自体がフィーダ取付部32から取り外される、まで維持される。
また、演算処理部71は、以下のような部品実装装置1の運転開始(再開)制御を実行する。図13は、運転開始制御を示すフローチャートである。
演算処理部71は、部品実装装置1の自動運転中断後、図外の運転スタートボタンがONされるのを待って(ステップS21でYes)、当該運転スタートボタンがONされると、段取りチェック処理を実行する(ステップS23)。段取りチェック処理は、フィーダ取付部32の定められたスロット34に定められたテープフィーダ5(部品)がセットされているか否かを確認する処理である。
段取りチェック処理が実行されると、演算処理部71は、テープフィーダ5の第1テープ検知センサ48aがオンか否か、すなわち先行テープ60Pが第1テープ検知センサ48aにより検知されている否かを判定する(ステップS25)。そして、ここでYesの場合には、演算処理部71は、部品実装装置1の運転を再開する(ステップS27)。
一方、ステップS25でNoの場合には、演算処理部71は、当該テープフィーダ5に装着されている先行テープ60Pについてフラグが設定されているか否かを判定し(ステップS29)、ここでYesの場合には、処理をステップS27に移行して部品実装装置1の運転を再開する。つまり、第1テープ検知センサ48aは先行テープ60Pを検知していないが、当該先行テープ60Pにフラグが設定される場合には、図12に示すように、先行テープ60Pの後端が部品取出位置P1と第1テープ検知センサ48aとの間に位置する状態で部品実装装置1の運転を再開された状態である。よって、演算処理部71は、第1テープ検知センサ48aからの出力情報を無視して部品実装装置1の運転を再開する。これにより部品の実装動作が開始されることとなる。
これに対して、ステップS29でNoの場合には、演算処理部71は、表示装置81を制御することによりエラー表示処理を実行するとともに、警告灯83を作動させる(ステップS31)。つまり、第1テープ検知センサ48aにより先行テープ60Pが検知されておらず、また、当該先行テープ60Pについてフラグが設定されていない場合とは、部品取出位置P1に先行テープ60Pが存在しない状態である。従って、この場合には、部品切れとしてエラー表示を行うことにより当該テープフィーダ5にテープ60をセットする旨をオペレータに促す。そして、テープフィーダ5にテープ60がセットされると(ステップS33でYes)、すなわち、第1テープ検知センサ48aによりテープ60が検知されると、演算処理部71は、ステップS27に処理を移行して部品実装装置1の運転を再開する。
フローチャート中には示していないが、ステップS29でNoの場合、演算処理部71は、後続テープ60Fが上側通路46aにセットされているか否かを第3テープ検知センサ48cからの出力情報に基づき判定する。そして、セットされている場合には、後側スプロケット56を駆動して当該部品供給テープ60を部品取出位置P1にローディングする。従って、ステップS31,33の処理を経ることなく部品実装装置1の運転を再開する。つまり、演算処理部71は、ステップS29の処理においてNoと判定した場合には、後続テープ60Fが上側通路46aにセットされていない場合にのみ、ステップS31のエラー表示処理を実行する。
なお、説明の便宜上、図13のステップS25、S29〜S33の処理は1つのテープフィーダ5についての処理を示しているが、実際には、演算処理部71は、フィーダ取付部32にセットされている全てのテープフィーダ5について、ステップS25、S29〜S33の処理を実行する。
以上のような構成によれば、部品取出位置P1と第1テープ検知センサ48aとの間に、先行テープ60Pの後端がある状態で部品実装装置1の運転が再開されるような場合でも、運転再開後に、当該先行テープ60Pが廃棄されることが防止される。従って、部品が無駄に廃棄されることを抑制することができる。
なお、この項の例では、テープフィーダ5の第1テープ検知センサ48aが本発明の「センサ」に相当し、演算処理部71がさらに本発明の「フラグ設定部」に相当し、記憶部72が本発明の「記憶部」に相当する。
上記説明では言及していないが、例えば、当該部品実装装置1の電源をオフした場合に上記フラグの設定が解消されるとすると、先行テープ60Pの後端が部品取出位置P1と第1テープ検知センサ48aとの間に位置する状態で部品実装装置1の電源がオフされ、その後電源がオンされたときに、第1テープ検知センサ48aにより先行テープ60Pが検知されていなければ、先行テープ60Pがテープフィーダ5から排出されて、部品が無駄に廃棄されることとなる。従って、上記フラグの設定は、例えば不揮発性メモリなど、電源オフの影響を受けない記憶部に記憶するのがより好適である。
[7.変形例]
以上、本発明が適用された部品実装装置1について説明したが、本発明の具体的な構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、以下のような構成も適用可能である。
(1)上記実施形態では、部品切れ判定の条件として、「センサ優先モード」と「部品残数優先モード」の2つのモードから一つを選択して設定することが可能となっている。しかし、部品切れ判定の条件(モード)は何れかのモードに固定的に設定されていてもよい。
(2)上記実施形態では、部品供給ユニット4は、部品実装装置1に一体(着脱不能)に組み込まれた固定タイプのものである。しかし、部品供給ユニット4は、部品実装装置1の装置本体に対して着脱可能に合体される台車タイプのユニットであってもよい。具体的には、部品供給ユニット4は、前記フィーダ取付部32、前記固定台35、前記リール支持部36及び前記ガイドローラ38等が、複数のキャスターを備えたフレーム部材に搭載されたものであってもよい。この場合には、部品供給ユニット4と制御装置70とがコネクタを介して電気的に接続される。なお、このような構成の部品実装装置1においては、上述した起動制御において、部品供給ユニット4が装置本体から取り外されて相互の電気的な接続状態が解消されると、演算処理部71が前記フラグの設定を解除するようにすればよい。
(3)上記実施形態の部品実装装置1の運転開始制御では、部品実装装置1の運転中断時点のテープ搬送状況を特定可能な情報としてフラグが設定されている。しかし、当該情報はフラグに限定されるものではない。例えば、各テープフィーダ5における部品吸着の成否結果(部品吸着成否情報という)を記憶部72に記憶しておき、この部品吸着成否情報を、テープ搬送状況を特定可能な前記情報として適用してもよい。すなわち、部品実装装置1の運転中断直前の部品吸着が成功であれば、部品取出位置P1にテープ60が有ると推定できる。仮に失敗だとしても、その場合には、部品切れである蓋然性が高い。そのため、部品実装装置1の運転再開後にテープ60が認識されずにテープフィーダ5から排出されたとしても部品が無駄になることはない。従って、このような構成によっても記述した運転開始制御と同様の作用効果を享受することが可能となる。
(4)上記実施形態のテープフィーダ5は、図3に示すように、カバーテープ64をその幅方向中央で長手方向に沿ってカットすることで部品C1を外部露出させる。しかし、テープフィーダ5は、カバーテープ64の幅方向一端を長手方向に沿って剥離させつつ幅方向他端に折り返すように構成されたものでもよい。また、テープフィーダ5は、カバーテープ64をテープ本体62から剥ぎ取りながら巻き取るタイプのものであってもよい。テープフィーダ5としては種々のタイプのものが適用可能である。
(5)上記実施形態では、部品のID等の各種情報が記録された記録部としてリール65にバーコード66が設けられている。しかし、記録部は、バーコード66とバーコードリーダ84に限定されるものではなく、QRコード(登録商標)などの他の二次元コードや、ICチップ等であってもよい。従って、読取装置も、上記記録部の情報を読み取り可能なものであれば、バーコードリーダ84に限定されるものではない。
以上説明した実施形態に基づき本発明をまとめると以下の通りである。
本発明は、部品実装装置に搭載されたテープフィーダの部品切れを検知する部品切れ検知装置であって、前記テープフィーダのテープ搬送通路の途中であってかつ部品実装用のヘッドによる部品取出位置よりもテープ搬送方向上流側の位置に備えられた、前記テープを検知するセンサと、実装動作中に前記テープの部品残数を求める残数演算部と、前記ヘッドが部品の取り出しに失敗したときに、前記センサからの出力情報と前記部品残数とに基づいて、部品切れか否かを判定する判定部とを備えるものである。
この部品切れ検知装置によれば、テープ検出情報に加え、部品残数に基づいて部品切れか否かが判定されるため、センサからの出力情報のみに基づき部品切れか否かが判定される場合に比べて、テープ後端部分における部品の収納状況による影響を受けることなく部品切れの判定を行うことが可能となる。そのため、より正確に部品切れを検知することが可能となる。
より具体的に、前記判定部は、前記センサからの出力情報に基づきテープの有無を判定し、テープが無い場合には部品切れと判定する一方、前記テープが有る場合には、前記部品残数に基づき前記部品切れか否かを判定する。
この構成によれば、センサからの出力情報に基づきテープが有ると判定される場合でも、例えば部品残数が少ない場合(例えば「0」)には、最終的に部品切れと判定される。そのため、特にテープがその後端に比較的長い空テープ領域を有するような場合には、部品切れをより適切に検知することが可能となる。すなわち、実際には部品切れであるにも拘わらず、センサによりテープが検出されているために、誤ってマシントラブルが発生したと認識されることが抑制される。
この場合、前記判定部は、部品残数が予め設定された閾値以下の場合に部品切れと判定するのが好適である。なお、閾値は「0」でも良いしそれ以外の値でもよい。
つまり、実際の作業現場では、テープフィーダへのテープの段取りの際に部品損失を伴い、テープの部品残数を正確に管理することが難しい場合もある。この構成によれば、段取り時の部品損失等、部品数の変動要素を加味した閾値を予め設定しておくことで、部品切れの判定をより適切に行うことが可能となる。
なお、上記の部品切れ検知装置においては、前記判定部による部品切れか否かの判定に際して、前記センサからの出力情報および前記部品残数のうち何れを優先させるかを設定可能な第1設定部をさらに備え、前記センサからの出力情報を優先させることが設定されている場合には、前記判定部は、前記センサからの出力情報に基づきテープの有無を判定し、テープが無い場合には、部品切れと判定する一方、テープが有る場合には、前記記部品残数に基づき前記部品切れか否かを判定するものであってもよい。
この構成によれば、テープにおける部品残数の信頼性などの諸条件に応じて、センサからの出力情報を優先して部品切れの判定を行うか、部品残数を優先して部品切れの判定を行うかをオペレータが任意に設定することが可能となる。
特に、センサからの出力情報を優先させる場合には、センサからの出力情報に基づきテープが有ると判定される場合でも、例えば部品残数が少ない場合(例えば「0」)には、最終的に部品切れと判定される。そのため、テープがその後端に比較的長い空テープ領域を有するような場合には、部品切れをより適切に検知することが可能となる。すなわち、実際には部品切れであるにも拘わらず、センサによりテープが検出されているために、誤ってマシントラブルが発生したと認識されることが抑制される。
なお、この構成では、前記部品残数に関する情報を優先させることが設定されている場合には、前記判定部は、部品残数が予め設定された閾値以下の場合に部品切れと判定するのが好適である。なお、閾値は「0」でも良いしそれ以外の値でもよい。
つまり、実際の作業現場では、テープフィーダへのテープの段取りの際に部品損失を伴い、テープの部品残数を正確に管理することが難しい場合もある。この構成によれば、段取り時の部品損失等、部品数の変動要素を加味した閾値を予め設定しておくことで、部品切れの判定をより適切に行うことが可能となる。
上記の部品切れ検知装置において、前記判定部が、部品残数と閾値とを比較して部品切れの判定を行うように構成される場合には、前記閾値の値を変更することが可能な第2設定部を備えているのが好適である。
この構成によれば、テープフィーダへのテープの段取りの際などの具体的な部品損失数を考慮して閾値を任意の値に設定することが可能となる。そのため、部品切れの判定をより実行性のあるものにすることが可能となる。
なお、上記部品切れ検知装置において、部品実装装置の運転が中断されること及び部品実装装置の電源がオフされることの少なくとも一方を当該部品実装装置の運転停止と定義したときに、部品実装装置が運転停止されたときの前記テープ搬送通路におけるテープ搬送状況を特定可能な情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記判定部は、前記運転停止後に部品実装装置の運転が再開されたときに、前記センサからの出力情報に加え、運転停止時のテープ搬送状況を特定可能な前記情報に基づき前記テープ搬送通路におけるテープの有無を判定するものであるのが好適である。
例えば、前記ヘッドによる部品取出位置とセンサとの間にテープ後端がある状態で部品実装装置が運転停止され、その後、運転が再開されると、運転再開後はテープが認識されず、テープがテープフィーダから排出されて残りの部品が無駄になるおそれがある。しかし、上記構成によれば、部品実装装置の運転再開後は、センサからの出力情報に加え、運転停止時のテープ搬送状況を特定可能な情報に基づきテープ搬送通路におけるテープの有無が判定されるので、上記のような不都合が生じることが抑制される。
この場合、例えば、前記テープフィーダへのテープの装着後、当該テープによる最初の部品供給が行われたときにフラグを設定するフラグ設定部をさらに備え、前記記憶部は、前記テープ搬送状況を特定可能な情報として前記テープフィーダについてのフラグの設定状況を記憶し、前記判定部は、前記運転停止後に部品実装装置の運転が再開されたときには、前記記憶部に記憶されているフラグの設定状況を参酌し、フラグが設定されている場合には、常にテープ搬送通路にテープが有ると判定するようにすることができる。
この構成によれば、フラグを設定するという簡単な手法で上記の作用効果を享受することが可能となる。

Claims (7)

  1. 部品実装装置に搭載されたテープフィーダの部品切れを検知する部品切れ検知装置であって、
    前記テープフィーダのテープ搬送通路の途中であってかつ部品実装用のヘッドによる部品取出位置よりもテープ搬送方向上流側の位置に備えられた、前記テープを検知するセンサと、
    実装動作中に前記テープの部品残数を求める残数演算部と、
    前記ヘッドが部品の取り出しに失敗したときに、前記センサからの出力情報と前記部品残数とに基づいて、部品切れか否かを判定する判定部とを備え、
    前記判定部は、前記センサからの出力情報に基づきテープの有無を判定し、テープが無い場合には部品切れと判定する一方、前記テープが有る場合には、前記部品残数に基づき前記部品切れか否かを判定する、ことを特徴とする部品切れ検知装置。
  2. 請求項に記載の部品切れ検知装置において、
    前記判定部は、部品残数が予め設定された閾値以下の場合に部品切れと判定する、ことを特徴とする部品切れ検知装置。
  3. 部品実装装置に搭載されたテープフィーダの部品切れを検知する部品切れ検知装置であって、
    前記テープフィーダのテープ搬送通路の途中であってかつ部品実装用のヘッドによる部品取出位置よりもテープ搬送方向上流側の位置に備えられた、前記テープを検知するセンサと、
    実装動作中に前記テープの部品残数を求める残数演算部と、
    前記ヘッドが部品の取り出しに失敗したときに、前記センサからの出力情報と前記部品残数とに基づいて、部品切れか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による部品切れか否かの判定に際して、前記センサからの出力情報および前記部品残数のうち何れを優先させるかを設定可能な第1設定部と、を備え、
    前記センサからの出力情報を優先させることが設定されている場合には、前記判定部は、前記センサからの出力情報に基づきテープの有無を判定し、テープが無い場合には、部品切れと判定する一方、テープが有る場合には、前記記部品残数に基づき前記部品切れか否かを判定する、ことを特徴とする部品切れ検知装置。
  4. 請求項に記載の部品切れ検知装置において、
    前記部品残数に関する情報を優先させることが設定されている場合には、前記判定部は、部品残数が予め設定された閾値以下の場合に部品切れと判定する、ことを特徴とする部品切れ検知装置。
  5. 請求項又はに記載の部品切れ検知装置において、
    前記閾値の値を変更することが可能な第2設定部を備えている、ことを特徴とする部品切れ検知装置。
  6. 請求項1乃至の何れか一項に記載の部品切れ検知装置において、
    部品実装装置の運転が中断されること及び部品実装装置の電源がオフされることの少なくとも一方を当該部品実装装置の運転停止と定義したときに、
    部品実装装置が運転停止されたときの前記テープ搬送通路におけるテープ搬送状況を特定可能な情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記判定部は、前記運転停止後に部品実装装置の運転が再開されたときに、前記センサからの出力情報に加え、運転停止時のテープ搬送状況を特定可能な前記情報に基づき前記テープ搬送通路におけるテープの有無を判定する、ことを特徴とする部品切れ検知装置。
  7. 請求項に記載の部品切れ検知装置において、
    前記テープフィーダへのテープの装着後、当該テープによる最初の部品供給が行われたときにフラグを設定するフラグ設定部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記テープ搬送状況を特定可能な情報として前記テープフィーダについてのフラグの設定状況を記憶し、
    前記判定部は、前記運転停止後に部品実装装置の運転が再開されたときには、前記記憶部に記憶されているフラグの設定状況を参酌し、フラグが設定されている場合には、常にテープ搬送通路にテープが有ると判定する、ことを特徴とする部品切れ検知装置。
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