JP6167300B2 - 部品実装装置および部品実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、キャリアテープに保持された部品を基板に実装する部品実装装置および部品実装方法に関するものである。
部品実装装置において部品供給に用いられるテープフィーダの部品補給方式として、従来採用されていた既装着の先行テープの終端部に新たに用いられる後続テープを継ぎ合わせるスプライシング方式に替えて、後続テープを継ぎ合わせることなくテープフィーダに装着するスプライシングレス方式が用いられるようになっている(例えば特許文献1参照)。スプライシングレス方式では、従来必要とされていた手作業による煩雑なテープ継ぎ合わせ作業が不要となるという利点がある。
特開2011−211169号公報
しかしながら上述の特許文献例を含め、スプライシングレス方式を採用した従来技術には、キャリアテープの終端部とこのキャリアテープを巻回収納する供給リールとの分離が必要であることに起因して以下のような課題があった。すなわちキャリアテープの終端部は供給リールのリール芯に貼り付けなどによって固定されていることから、テープフィーダにおいて部品切れの都度先行するキャリアテープの終端部近傍を切断する必要があった。そして部品切れは複数のテープフィーダについてランダムに発生することから、作業者には常時部品切れ発生を監視してその都度タイムリーに切断作業を行うことが求められており、従来よりこのような作業負荷の低減および作業性の向上が求められていた。
そこで本発明は、スプライシングレス方式を用いたテープフィーダにおいて、部品切れ発生時の作業負荷を低減して作業性を向上させることができる部品実装装置および部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装装置は、キャリアテープに保持された部品を基板に実装する部品実装装置であって、前記キャリアテープをピッチ送りすることにより前記部品を部品実装機構によるピックアップ位置に供給するテープフィーダと、前記キャリアテープが巻回収納されたリールを保持するリール保持部と、前記リール保持部と前記テープフィーダとの間に配置され前記キャリアテープを切断するキャリアテープ切断手段と、前記キャリアテープを切断すべきか否かを判断する切断可否判断部とを備え、前記キャリアテープ切断手段は、前記切断可否判断部の判断結果に基づいて前記キャリアテープを切断する。
本発明の部品実装方法は、キャリアテープに保持された部品を基板に実装する部品実装方法であって、前記キャリアテープをピッチ送りすることにより前記部品を部品実装機構によるピックアップ位置に供給するテープ送り工程と、前記キャリアテープが巻回収納されたリールを保持するリール保持部と前記テープフィーダとの間に配置されたキャリアテープ切断手段によって前記キャリアテープを切断するテープ切断工程と、前記キャリアテープを切断すべきか否かを判断する切断可否判断工程とを含み、前記テープ切断工程において、前記切断可否判断工程の判断結果に基づいて前記キャリアテープを切断する。
本発明によれば、キャリアテープに保持された部品を基板に実装する部品実装装置において、キャリアテープをピッチ送りすることにより部品を部品実装機構によるピックアップ位置に供給するテープフィーダとキャリアテープが巻回収納されたリールを保持するリール保持部との間にキャリアテープを切断するキャリアテープ切断手段を配置し、キャリアテープを切断すべきか否かを判断する切断可否判断部の判断結果に基づいてキャリアテープを切断する構成とすることにより、スプライシングレス方式を用いたテープフィーダにおいて、部品切れ発生時の作業負荷を低減して作業性を向上させることができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置におけるテープフィーダおよびテープ供給用の台車の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置におけるキャリアテープ切断機構の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置におけるキャリアテープ切断機構の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置におけるキャリアテープの切断可否判断の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装方法におけるキャリアテープの切断処理の工程説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置におけるキャリアテープの切断可否判断の説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1、図2を参照して、基板に電子部品を実装する部品実装装置1の構成を説明する。部品実装装置1は、基板に半導体チップなどの電子部品を実装する機能を有するものであり、図2は、図1におけるA−A断面を部分的に示している。
図1において基台1aの中央にはX方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は上流側から搬入された基板3を搬送し、部品実装作業を実行するために設定された実装ステージに位置決めして保持する。基板搬送機構2の両側方には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並列に装着されている。テープフィーダ5は、電子部品を収納したキャリアテープをテープ送り方向、すなわち部品供給部4の外側から基板搬送機構2に向かう方向にピッチ送りすることにより、以下に説明する部品実装機構10の実装ヘッド9によるピックアップ位置5a(図2参照)に電子部品を供給する。
基台1a上面においてX方向の一方側の端部には、リニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル7が配設されており、Y軸移動テーブル7には、同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸移動テーブル8が、Y方向に移動自在に結合されている。2基のX軸移動テーブル8には、それぞれ実装ヘッド9がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド9は複数の保持ヘッドを備えた多連型ヘッドであり、それぞれの保持ヘッドの下端部には、図2に示すように、電子部品を吸着して保持し個別に昇降可能な吸着ノズル9aが装着されている。
Y軸移動テーブル7、X軸移動テーブル8を駆動することにより、実装ヘッド9はX方向、Y方向に移動する。これにより2つの実装ヘッド9は、それぞれ対応した部品供給部4のテープフィーダ5のピックアップ位置5aから電子部品を吸着ノズル9aによって取り出して、基板搬送機構2に位置決めされた基板3の実装点に移送搭載する。Y軸移動テーブル7、X軸移動テーブル8および実装ヘッド9は、電子部品を保持した実装ヘッド9を移動させることにより、電子部品を基板3に移送搭載する部品実装機構10を構成する。
部品供給部4と基板搬送機構2との間には、部品認識カメラ6が配設されている。部品供給部4から電子部品を取り出した実装ヘッド9が部品認識カメラ6の上方を移動する際に、部品認識カメラ6は実装ヘッド9に保持された状態の電子部品を撮像して認識する。実装ヘッド9にはX軸移動テーブル8の下面側に位置して、それぞれ実装ヘッド9と一体的に移動する基板認識カメラ11が装着されている。実装ヘッド9が移動することにより、基板認識カメラ11は基板搬送機構2に位置決めされた基板3の上方に移動し、基板3撮像して認識する。実装ヘッド9による基板3への部品実装動作においては、部品認識カメラ6による電子部品の認識結果と、基板認識カメラ11による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。
図2に示すように、部品供給部4にはフィーダベース12aに予め複数のテープフィーダ5が装着された状態の台車12がセットされる。本実施の形態では、複数のテープフィーダ5には、部品補給に際して既装着のリール13(第1リール13(1))のキャリアテープと新たなリール13(第2リール13(2))のキャリアテープとを継ぎ合わせるスプライシングを行わないスプライシングレス方式のテープフィーダ5が含まれている。
スプライシングレス方式では、既装着の先行テープを供給する第1リール13(1)、新たに供給される後続テープを供給する第2リール13(2)の2つのリール13が必要とされることから、台車12には各テープフィーダ5の配列位置に対応して第1リール保持部12b、第2リール保持部12cの2つのリール保持部が設けられている。第1リール保持部12bはテープフィーダ5に近接した位置に配置されており、第2リール保持部12cは第1リール保持部12bの斜め下方に配置されている。第1リール保持部12b、第2リール保持部12cにはそれぞれ第1リール13(1)、第2リール13(2)が保持されている。
第1リール13(1)、第2リール13(2)には、テープフィーダ5に既装着の先行テープ14(1)、新たに供給される後続テープ14(2)がそれぞれ巻回収納されている。第1リール保持部12bとテープフィーダ5との間には、第1リール13(1)から引き出された先行テープ14(1)を部品収納範囲の終端近傍で自動的に切断する機能を有するキャリアテープ切断手段15が配設されている。スプライシングレス方式では、従来よりリール交換に際し作業者によって手作業でテープ切断作業を行う必要があるが、本実施の形態ではこのテープ切断作業を自動的に行うようにしている。
次に、図3〜図5を参照して部品供給部4の詳細構成およびキャリアテープ切断手段15の構造を説明する。図3(b)に示すように、部品供給部4において第1リール13(1)、第2リール13(2)は、第1リール保持部12b、第2リール保持部12cに設けられた複数のリール支持部材12dによって回転自在に支持されている。第1リール13(1)、第2リール13(2)から引き出された先行テープ14(1)、後続テープ14(2)は、いずれもテープフィーダ5に引き込まれてテープフィーダ5内をピッチ送りされてピックアップ位置5aに至り、ここで実装ヘッド9によって電子部品が取り出される。電子部品が取り出された後の空テープ14*は、テープフィーダ5から排出されて、台車ベース16上に配設された回収箱17に回収される。
キャリアテープ切断手段15は、台車ベース16に立設された基部18の上部に設けられており、テープ切断を行う切断部21および切断部21を駆動する駆動部20を備えている。第1リール13(1)から引き出された先行テープ14(1)は、切断部21を経由してテープフィーダ5に引き込まれる。先行テープ14(1)のテープ送り径路における切断部21の上流位置の上方には、撮像面を下方にしてカメラ19が配設されている。
カメラ19によって先行テープ14(1)を撮像することにより、先行テープ14(1)の各部品ポケット14b(図7参照)内における部品の有無を検出することができる。そしてこの部品有無検出結果に基づき、切断部21を作動させて先行テープ14(1)を切断することにより、先行テープ14(1)の終端部の空テープ部分を切り離すことができる。
なお本実施の形態では、第1リール13(1)、第2リール13(2)の保持位置として、先行テープ14(1)を収納した第1リール13(1)をテープフィーダ5に近接した位置に配置するようにしているが、第1リール保持部12b、第2リール保持部12cにおける第1リール13(1)、第2リール13(2)の保持順序は任意であり、第1リール13(1)を第2リール保持部12cに保持させるようにしてもよい。さらに第1リール13(1)、第2リール13(2)を共通の台車12に保持させる替わりに、独立の台車にそれぞれ別個に保持させるように構成してもよい。
図3(a)に示すように、切断部21には、台車12の幅方向(X方向)における第1リール13(1)の配列位置に対応して、複数のガイド部材29に個別に昇降自在に支持された切断部材28が配列されている。駆動部20は、これらの複数の切断部材28のうち、切断対象とすべき先行テープ14(1)に対応した切断部材28のみを選択的に昇降させる機能を有している。駆動部20には、第1リール13(1)の全配列幅に対応した幅寸法の昇降部材22が、ガイドユニット27によって昇降自在に保持されて水平に配設されており、さらに昇降部材22は引張りバネ26によって常に上方に付勢されている。
昇降部材22の上面には、斜面状のカム面23a(図4(a)参照)を有するカム部材23が固着されており、カム部材23の側方にはエアシリンダなどの直動機構24が直動軸24aを水平方向にした姿勢で固定配置されている。直動軸24aに結合されたカムフォロア25はカム部材23のカム面23aに当接しており、直動機構24を駆動してカムフォロア25を水平方向に正逆駆動することにより(矢印a)、カム部材23を介して昇降部材22を昇降駆動(矢印b)することができ、これにより切断部材28を上下させて先行テープ14(1)を切断することが可能となっている。
次に図4,図5を参照して、駆動部20、切断部21の詳細構成および機能を説明する。図4(b)に示すように、駆動部20は垂直方向の垂直部20aおよび垂直部20aの下端から水平方向に延出した水平部20bによってL字断面に形成されたフレーム部に、直動機構24を固定配置した構成となっている。ガイドユニット27を構成するガイドレール27aは垂直部20aの側面に垂直姿勢で配設されており、昇降部材22はガイドレール27aに上下方向にスライド自在に装着されたスライダ27bに結合されている。
昇降部材22の下面には、水平な結合部材22aがY方向に延出して結合されている。結合部材22aの下面には、スライド部33によってY方向にスライド自在なスペーサ部材32が配設されており、スペーサ部材32は結合部材22aの下面に固着された直動機構31によってY方向に水平方向に進退する(矢印c)。直動機構31によってスペーサ部材32が進出した状態では、スペーサ部材32は切断部材28と昇降部材22との間に介在し、昇降部材22の昇降動を切断部材28に伝達して、切断部材28を昇降させることができる。図4(b)に示す状態では、カムフォロア25が退行して昇降部材22および結合部材22aが上昇高さ位置H1にあり、したがって切断部材28も上昇状態にある。
切断部21の詳細構造を説明する。切断部材28は水平部20bの下面に固着されて下方に延出したガイド部材29によって上下動がガイドされている。切断部材28は、中間に設けられたフランジ部28aから下方に切断刃部28bを延出させた構成となっている。切断部材28の装着状態では、切断部材28の上部は水平部20bに設けられた摺動孔に嵌合するとともに、切断刃部28bがガイド部材29の中間部から水平に延出した中間支持部29aの摺動孔に嵌合する。
フランジ部28aの下面と中間支持部29aの上面の間には圧縮バネ30が装着されており、通常状態では圧縮バネ30の付勢力によりフランジ部28aは水平部20bの下面に当接した状態にある。またガイド部材29の下端部には切断対象の先行テープ14(1)を支持するためのテープ支持部29bが設けられており、テープ支持部29bにはテープ切断動作時に切断刃部28bが挿通するための挿通孔29cが形成されている。
図5(a)、(b)はいずれも直動機構24を駆動してカムフォロア25を進出させた状態を示しており、昇降部材22は図4(b)に示す上昇高さ位置H1から下降して(矢印d)、下降高さ位置H2に位置している。ここで図5(a)は、直動機構31が動作せずにスペーサ部材32が退行した状態を示している。このため、昇降部材22が下降高さ位置H2にあっても切断部材28には昇降部材22の下降動作が伝達されず、切断刃部28bは先行テープ14(1)を切断しない。
これに対し図5(b)は、直動機構31が動作してスペーサ部材32が切断部材28の上方に位置した状態で昇降部材22が下降した状態を示している。この場合には、切断部材28にはスペーサ部材32を介して昇降部材22の下降動作が伝達される。このため、昇降部材22が下降高さ位置H2に到達すると切断刃部28bは先行テープ14(1)を切断する位置まで下降して(矢印e)、挿通孔29cに挿通する。これにより、テープ支持部29b上に位置する先行テープ14(1)は、切断刃部28bにより規定される切断位置(図6参照)で切断分離される。
このように昇降部材22を下降させる下降動作において、直動機構31を選択的に動作させることにより、複数の第1リール13(1)のそれぞれに対応して配設された切断部材28を選択的に下降させることが可能となっている。これにより、複数の第1リール13(1)のうち切断対象を任意に選択して、先行テープ14(1)を切断することができる。
次に図6を参照して、テープフィーダ5によるテープ送り動作およびキャリアテープ切断手段15によるテープ切断動作について説明する。テープフィーダ5には、フィーダ制御部40、第1テープ送り機構41A、第2テープ送り機構41Bおよびテープ停止機構42が内蔵されている。第1テープ送り機構41A、第2テープ送り機構41Bは、フィーダ制御部40によって制御されて、それぞれ先行テープ14(1)、後続テープ14(2)を個別にテープ送りする。先行テープ14(1)のテープ送りにおいて、終端部近傍のポケット内に部品が収納されていない空テープ部分が切断部21に接近し、所定の切断位置に空テープ部分とポケット内に部品が収納されている実ポケット部分との境界が一致したタイミングにて、キャリアテープ切断手段15によって先行テープ14(1)を切断する。
そしてこの状態で、後続テープ14(2)がテープフィーダ5に新たに供給されるが、このとき後続テープ14(2)の先端部はテープ停止機構42のテープ停止機能によって一時的に待機する。この後、先行テープ14(1)がテープ送りされて後端部が所定位置に到達したタイミングで、テープ停止機構42によるテープ停止機能が解除され、後続テープ14(2)のテープ送りが再開される。
キャリアテープ切断手段15による先行テープ14(1)の切断に際しては、切断部21の上流側においてカメラ19によって先行テープ14(1)を撮像した結果に基づいて、部品有無検出部43によって部品ポケット14b(図7参照)内における部品の有無を検出し、その部品有無検出結果に基づいて切断可否判断部44によって先行テープ14(1)を切断すべきか否かを判断する。そしてキャリアテープ切断手段15は、切断可否判断部44の判断結果に基づいて先行テープ14(1)を切断する。
次に図7を参照して、上述構成の部品実装装置1によってキャリアテープ14に保持された部品を基板に実装する部品実装方法について説明する。ここでは部品実装において、先行テープ14(1)の供給および切断に関する動作処理について説明している。まず図7(a)に示すように、第1リール13(1)から引き出された先行テープ14(1)をピッチ送り(矢印f)することにより、部品を部品実装機構によるピックアップ位置5aに供給する(テープ送り工程)。
このテープ送りの過程において、第1リール13(1)に収納された先行テープ14(1)の終端部近傍の部品ポケット内に部品が収納されていない空テープ部分が切断部21に接近し、空テープ部分と部品ポケット内に部品が収納されている実ポケット部分との境界が切断部21による切断位置に一致したタイミングにて、キャリアテープ切断手段15の切断部21によって先行テープ14(1)を切断する(テープ切断工程)。
このテープ切断に際しては、キャリアテープを切断すべきか否かを切断可否判断部44によって判断する(切断可否判断工程)。そしてこの切断可否判断工程の判断結果に基づいて、先行テープ14(1)を切断する。すなわち、カメラ19によって先行テープ14(1)を撮像した結果を部品有無検出部43によって処理することにより、図7(b)に示すように、ベーステープ14aに形成された複数の部品ポケット14bにおける部品Pの有無を検出する。そして部品Pが収納された部品ポケット14b(実ポケット)と部品Pが存在しない部品ポケット14b(空ポケット)を識別して、当該先行テープ14(1)を切断すべき位置(矢印C)を特定する。すなわち切断可否判断工程において、部品ポケット14b内における部品Pの有無検出結果に基づいて切断可否を判断するようにしている。
次いで、図7(c)に示すように、先行テープ14(1)の切断すべき位置が、切断部21による切断位置に一致したならば、キャリアテープ切断手段15を作動させて切断刃部28bを昇降させる(矢印g)。これにより、図7(d)に示すように、先行テープ14(1)は収納された部品ポケット14b(実ポケット)の範囲と、部品Pが存在しない部品ポケット14b(空ポケット)の範囲とに分離される。そして先行テープ14(1)のうち空ポケット範囲14(1)*を残置して実ポケット範囲のみがテープ送りされて(矢印h)、テープフィーダ5に取り込まれる。
図8は、上述の切断可否判断を、先行テープ14(1)に保持された部品Pの残数に基づいて行う例を示している。ここに示す例では、第1リール13(1)に収納保持された先行テープ14(1)における部品Pの残数に基づいて切断可否を判断する。
すなわち、図8(a)に示すように、第1テープ送り機構41Aは、先行テープ14(1)をピッチ送りするためにスプロケット45を備えており、スプロケット45の回転を回転検出部46によって検出することにより、テープ送りによって第1リール13(1)から引き出されて減少する部品減少数を算出することができる。部品数記憶部48には当該第1リール13(1)に当初収納されていた部品数を示す総部品数48aが記憶されており、総部品数48aから上述の部品減少数を逐次減算することにより、各タイミングにおける残部品数48bを演算することができる。
ここでは残部品数48bとして、図8(b)に示すように、切断部21における切断位置から上流側に存在する先行テープ14(1)に収納されている部品の総数として定義される。残部品数48bを演算する処理は、回転検出部46による検出結果と部品数記憶部48に記憶された総部品数48aに基づき、残部品数演算部47によって実行される。そして残部品数48bが0となるタイミングを参照することにより切断可否判断部49は切断可否を判断し、この判断結果に基づき、図7(b)〜図7(d)に示す例と同様に先行テープ14(1)を切断する。
上記説明したように、本実施の形態に示す部品実装装置および部品実装方法では、キャリアテープに保持された部品を基板に実装する部品実装装置において、キャリアテープ14をピッチ送りすることにより部品を部品実装機構によるピックアップ位置5aに供給するテープフィーダ5とキャリアテープ14が巻回収納されたリール13を保持するリール保持部との間に先行テープ14(1)を切断するキャリアテープ切断手段15を配置し、先行テープ14(1)を切断すべきか否かを判断する切断可否判断部44、49の判断結果に基づいて先行テープ14(1)を切断する構成としている。これにより、スプライシングレス方式を用いたテープフィーダ5において、先行テープ14(1)を自動的に切断することができ、部品切れ発生時の作業負荷を低減して作業性を向上させることができる。
本発明の部品実装装置および部品実装方法は、スプライシングレス方式を用いたテープフィーダにおいて、部品切れ発生時の作業負荷を低減して作業性を向上させることができるという効果を有し、テープフィーダから電子部品を取り出して基板に実装する部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
3 基板
4 部品供給部
5 テープフィーダ
9 実装ヘッド
10 部品実装機構
12 台車
13 リール
13(1) 第1リール
13(2) 第2リール
14 キャリアテープ
14(1) 先行テープ
14(2) 後続テープ
15 キャリアテープ切断手段

Claims (6)

  1. キャリアテープに保持された部品を基板に実装する部品実装装置であって、
    前記キャリアテープをピッチ送りすることにより前記部品を部品実装機構によるピックアップ位置に供給するテープフィーダと、
    前記キャリアテープが巻回収納されたリールを保持するリール保持部と、
    前記リール保持部と前記テープフィーダとの間に配置され前記キャリアテープを切断するキャリアテープ切断手段と、
    前記キャリアテープを切断すべきか否かを判断する切断可否判断部とを備え、 前記キャリアテープ切断手段は、前記切断可否判断部の判断結果に基づいて前記キャリアテープを切断することを特徴とする部品実装装置。
  2. 前記切断可否判断部は、前記キャリアテープの部品ポケット内における部品の有無検出結果に基づいて前記切断可否を判断することを特徴とする請求項1記載の部品実装装置。
  3. 前記切断可否判断部は、前記キャリアテープに保持された部品の残数に基づいて前記切断可否を判断することを特徴とする請求項1記載の部品実装装置。
  4. キャリアテープに保持された部品を基板に実装する部品実装方法であって、
    前記キャリアテープをピッチ送りすることにより前記部品を部品実装機構によるピックアップ位置に供給するテープ送り工程と、
    前記キャリアテープが巻回収納されたリールを保持するリール保持部と前記テープフィーダとの間に配置されたキャリアテープ切断手段によって前記キャリアテープを切断するテープ切断工程と、
    前記キャリアテープを切断すべきか否かを判断する切断可否判断工程とを含み、前記テープ切断工程において、前記切断可否判断工程の判断結果に基づいて前記キャリアテープを切断することを特徴とする部品実装方法。
  5. 前記切断可否判断工程において、前記キャリアテープの部品ポケット内における部品の有無検出結果に基づいて前記切断可否を判断することを特徴とする請求項4記載の部品実装方法。
  6. 前記切断可否判断工程において、前記キャリアテープに収納保持された部品の残数に基づいて前記切断可否を判断することを特徴とする請求項4記載の部品実装方法。
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