JP2007299903A - 部品供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一時に1個の部品供給ユニットにおいてのみ、保持器装着部に装着される部品保持器の交換作業を可能とすることにより、間違った部品保持器が保持器装着部に装着さることを防止できる部品供給装置を提供する。
【解決手段】保持器装着部26を通常運転状態37と保持器交換状態38との間で移行する装着部状態移行手段36と、部品供給ユニットの保持器装着部26を一時に1個だけ保持器交換状態38とする交換制御手段39とを備える。これにより、2以上の部品供給ユニットにおいて、保持器装着部26に装着される部品保持器の交換作業を同時に行うことができないので、作業者が間違った部品保持器を保持器装着部26に装着することを防止することができる。
【選択図】 図3
【解決手段】保持器装着部26を通常運転状態37と保持器交換状態38との間で移行する装着部状態移行手段36と、部品供給ユニットの保持器装着部26を一時に1個だけ保持器交換状態38とする交換制御手段39とを備える。これにより、2以上の部品供給ユニットにおいて、保持器装着部26に装着される部品保持器の交換作業を同時に行うことができないので、作業者が間違った部品保持器を保持器装着部26に装着することを防止することができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、電子部品実装装置に装備され部品供給位置に部品を供給する部品供給装置に関するものである。
従来、電子部品実装装置に装備される部品供給装置では、複数の部品を保持するリール等の部品保持器と、該部品保持器が装着される保持器装着部と、該保持器装着部に装着された部品保持器から部品を1個ずつ部品供給位置に移送する部品移送装置とを有する部品供給ユニットが複数個備えられている。そして、部品保持器の交換が必要な部品供給ユニットの保持器装着部では、保持する部品個数が所定数以下になった部品保持器が部品を満載した部品保持器と交換される。
テープ式部品供給装置においては、リールに付与されたバーコード等により該リールに巻回された部品テープに保持されている部品種の照合作業を行ってから、該テープの先端と、現在、テープ式フィーダのリール装着部に装着されているリールに巻回され部品個数が所定数以下になった部品テープの末端とを接続している。これにより、新たにテープフィーダに装着するリールを予め識別することができ、テープ式フィーダに新たに装着されるリールに巻回されている正しい部品テープが、部品個数が所定数以下になった部品テープの末端と接続されることを確認することができる。
他の方法として、特許文献1には、その図6に示されているように、現場作業者がテープ式部品供給装置19(部品供給ユニット)を外さずに、部品テープ保持リール21(部品保持器)を変更した場合、つまりテープ接続モードでスプライシング作業を行った場合でも、間違った種類の部品を保持した部品保持リール21がテープ式部品供給装置19に装着されることを防止することが行われている。即ち、特許文献1に示されたテープ式部品供給装置19では、該テープ式部品供給装置19が取り付けられている部品供給ステージ18の取り付け位置固有の識別コードデータ及び該テープ式部品供給装置19に装着されている部品テープ保持リール21固有の識別コードデータをライン管理装置4に無線通信で送信している。これにより、ライン管理装置4は、部品供給ステージ18の各取り付け位置に配置されている部品テープ保持リール21を識別することができ、部品テープ保持リール21が正しい取り付け位置に配置されているか否か確認することができる。そして、取り付け位置が正しければ生産が進行され、正しくなければ現場作業者5が携帯する無線端末6に警告が報知されるようになっている。
特開2005−236097号公報(第11頁、図1,6)
上述した第1の方法では、テープ式部品供給装置において、例えば2個のリール式フィーダにおいて、リールに巻回された部品テープに保持された部品の個数がほぼ同時に所定数以下になった場合、作業者は、該2個のリールを交換すべき交換リールと認識し、交換リールに巻回された部品テープと同じ種類の部品を保持する部品テープが巻回された2個の補充リールをテープ式部品供給装置に運び、各補充リールに付与されたバーコード等により各補充リールに巻回された部品テープに保持されている部品種の照合作業を2個の交換リールについて同時に行い、各テープの先端を各交換リールに巻回されている部品テープの末端と接続している。この場合、一方の交換リールの部品テープを、該部品テープと異なる種類の部品を保持し他方の補充リールに巻回された部品テープと接続してしまい、折角照合作業を行った補充リールの部品テープを誤った部品テープに接続する誤作業を確実に防止することができなかった。テープ式部品供給装置は複数のテープ式フィーダが隣接して並設されており、複数のテープ式フィーダのリールに対して同時に交換作業を行うと、複数の交換リールから外された複数の部品テープと、部品照合作業を行った複数の補充リールに巻回された複数の部品テープが存在することとなり、部品照合作業が正しく行われても、作業者が部品テープを接続するときに、補充リールの部品テープを、異なる部品を保持する隣の部品テープに接続するという誤作業を防止することはできない。
また、特許文献1に記載された部品装着装置では、間違った部品保持リール21をテープ式部品供給装置19に装着したこと、謂わば、誤作業を即座に検出して警告し修正させることはできるが、誤作業自身を防止することはできない。
本発明は、一時に1個の部品供給ユニットにおいてのみ、保持器装着部に装着される部品保持器の交換作業を可能とすることにより、間違った部品保持器が保持器装着部に装着さることを防止できる部品供給装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、複数の部品を保持する部品保持器と、該部品保持器が装着される保持器装着部と、該保持器装着部に装着された部品保持器から部品を1個ずつ部品供給位置に移送する部品移送装置とを有する部品供給ユニットを複数個備える部品供給装置において、2以上の前記部品供給ユニットにおいて前記保持器装着部に装着される前記部品保持器の交換作業が同時に行われることを禁止する禁止手段を備えることである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記禁止手段は、前記保持器装着部を通常運転状態と保持器交換状態との間で移行する装着部状態移行手段と、前記部品供給ユニットの前記保持器装着部を一時に1個だけ前記保持器交換状態とする交換制御手段とからなることである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、前記装着部状態移行手段は、前記保持器装着部を通常運転位置と保持器交換位置との間で移動する装着部移動装置であることである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、前記装着部状態移行手段は、前記保持器装着部を施錠状態と開錠状態との間で移行する装着部施錠装置であることである。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記部品保持器は、所定ピッチで部品を保持する部品テープが巻回されたリールであり、前記保持器装着部は、前記リールを回転可能に支持するリール装着部であり、前記部品移送装置は、前記部品テープを1ピッチずつ送って部品テープに保持された部品を部品供給位置に順次移送する部品移送装置であり、部品保持器の交換作業は、交換リール及び補充リールの部品テープのスプライシング作業を含むことである。
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記部品保持器は、所定ピッチで部品を保持する部品テープが巻回されたリールであり、前記保持器装着部は、前記リールを回転可能に支持するリール装着部であり、前記部品移送装置は、前記部品テープを1ピッチずつ送って部品テープに保持された部品を部品供給位置に順次移送する部品移送装置であり、前記部品保持器の交換作業は、補充リールに巻回された部品テープを前記部品移送装置に装填するテープ装填作業を含むことである。
請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記部品保持器は、部品を収容するバルクケースであり、前記保持器装着部は、前記バルクケースが装着されるケース装着部であり、前記部品移送装置は、前記部品を部品供給位置に1個ずつ移送する部品移送装置であり、前記部品保持器の交換作業は、前記バルクケースの交換作業であることである。
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、2以上の部品供給ユニットにおいて、保持器装着部に装着される部品保持器の交換作業を同時に行うことができないので、作業者が部品保持器を取り違えて間違った部品保持器を保持器装着部に装着することを防止することができる。
上記のように構成した請求項2に係る発明によれば、一時に1個の部品供給ユニットにおいて、保持器装着部が保持器交換状態に移行されるので、交換する部品保持器を間違った保持器装着部に装着することがない。
上記のように構成した請求項3に係る発明によれば、一時に1個の部品供給ユニットにおいて、保持器装着部が通常運転位置と異なる保持器交換位置に移動されるので、作業者は、保持器交換位置に移動された保持器装着部を目視で容易に判別することができ、交換する部品保持器を間違った保持器装着部に装着することがない。
上記のように構成した請求項4に係る発明によれば、一時に1個の部品供給ユニットにおいて、保持器装着部が開錠されるので、作業者は、交換する部品保持器を間違った部品保持器を開いて装着することができない。
上記のように構成した請求項5に係る発明によれば、2以上のテープ式フィーダにおいて、部品テープのスプライシング作業を同時に行うことができないので、作業者がリールを取り違えて間違ったリールをリール装着部に装着することを防止することができる。
上記のように構成した請求項6に係る発明によれば、2以上のテープ式フィーダにおいて、部品テープを部品移送装置に装填するテープ装填作業を同時に行うことができないので、作業者がリールを取り違えて間違ったリールをリール装着部に装着することを防止することができる。
上記のように構成した請求項7に係る発明によれば、2以上のバルク式フィーダにおいて、バルクケースの交換作業を同時に行うことができないので、作業者がバルクケースを取り違えて間違ったバルクケースをケース装着部に装着することを防止することができる。
以下、本発明にかかる部品供給装置の第1の実施形態について説明する。図1は部品供給装置10を備えた電子部品実装装置11の概略を示す上面図である。電子部品実装装置11の基台13には、基板BをX方向に搬送する基板搬送装置12が設けられている。 基板搬送装置12は、基板BをX方向に搬送するものであり、基台13に組み付けられた第1及び第2ガイドレール14,15を備えている。第1及び第2ガイドレール14,15は搬送方向に延在しかつ互いに平行に対向して配置されており、基板Bを搬送方向に案内する。基板搬送装置12には、第1及び第2ガイドレール14,15の直下に互いに平行に設けられた一対のコンベアベルトが並設されている。これらコンベアベルトは基板Bを支持して搬送方向に搬送する。また、基板搬送装置12には所定位置まで搬送された基板Bを押し上げてクランプするクランプ装置が備えられている。これにより、基板Bは基板搬送装置12によって所定位置まで搬送され、位置決め保持され、電子部品の実装終了後に搬出される。
基板搬送装置12の上方には、細長いスライド16上に部品移載装置17の移動台18がX方向に移動可能に装架され、スライド16がX方向と直交するY方向に延びる固定レール19にY方向に移動可能に支持されている。なお、移動台18及びスライド16のX及びY方向の移動はボールねじを介してサーボモータにより制御されている。
部品移載装置17は、移動台18にY方向及びX方向と直角なZ方向に昇降可能に装架されてボールねじを介してサーボモータにより昇降が制御される部品実装ヘッド20と、この部品実装ヘッド20から下方に突出して設けられ下端に電子部品を吸着保持する円筒状の吸着ノズル21よりなるものである。
移動台18には基板認識用カメラ28が吸着ノズル21と並設され、基板認識用カメラ28は基板搬送装置12に位置決め保持された基板Bを撮影し、画像情報を制御装置40に送信する。制御装置40は、基板認識用カメラ28によって撮影した画像情報に基づいて部品Pの基板B上への実装位置を基板Bの位置決め誤差に応じて補正する。部品移載装置17は、基板認識用カメラ28より部品供給装置10側に設けられた吸着ノズル21で部品供給位置30に供給された部品Pを吸着し、基板搬送装置12に位置決め保持された基板B上の実装位置に搬送して実装する。
電子部品実装装置11には、部品供給ユニットであるテープ式フィーダ22を複数個備えた部品供給装置10が基板搬送装置12よりY方向の後側で基台13に取り付けられている。部品供給装置10のテープ式フィーダ22が装着される各フィーダ装着位置23にはフィーダ装着位置識別コードS1〜Snが付され、各テープ式フィーダ22には各フィーダ固有のフィーダ識別コードF1〜Fnが付されている。
テープ式フィーダ22は、図2に示すように、本体24と、本体24の後部に設けられリール25が回転可能、且つ着脱可能に装着されるリール装着部26と、該リール装着部26に装着されたリール25から複数の部品Pを保持する部品テープ27を1ピッチずつ送り出すことにより部品Pを1個ずつ部品供給位置30に移送する部品移送装置29とを備えている。部品移送装置29は、部品テープ27を本体24の先端部に設けられた部品供給位置30に案内するガイド部31と、ガイド部31の先端に回転可能に支承され部品テープ27に1ピッチ間隔で穿設された送り穴に係入するスプロケット32と、フィードレバー33が作動されるとスプロケット32を1ピッチ分回転させる回動機構34とを備えている。フィードレバー33が作動されてスプロケット32が回動機構34により1ピッチ分回動されると、部品テープ27がスプロケット32により1ピッチ送られ、カバーテープ27bが部品供給位置30の手前で引き剥がされ、部品Pがキャリアテープ27aのキャビティに収納された状態で部品供給位置30に送り込まれ、部品移載装置17の吸着ノズル21に吸着されて基板Bに実装される。部品Pが取り出されたキャリアテープ27aは、本体24の下方に回収され、剥がされたカバーテープ27bは、回収リール35に巻き取られる。
リール25に巻回された部品テープ27が短くなり、リール25に保持される部品Pの個数が所定数以下になったリール25は、部品テープ27が外径部分まで巻回されたリール25、即ち部品Pを満載したリール25と交換される。このリール25を交換するときに、作業者がリール25を取り違えて間違ったリール25をリール装着部26に装着することを防止するために、テープ式フィーダ22のリール装着部26を通常運転位置37とリール交換位置38との間で移動する装着部移動装置36と、リール装着部26を一時に1個だけリール交換位置38に移動させる交換制御手段39が設けられている。
図3に示すように、装着部移動装置36は、リール装着部26が本体24に、通常運転状態である通常運転位置37と保持器交換状態であるリール交換位置38との間でフリップフロップ的に揺動可能に装架され、通常は圧縮スプリング41のばね力で通常運転位置37に保持され、交換制御手段39からの指令によりソレノイド42が付勢されてリール交換位置38に回動されるようになっている。
図4において、制御装置40には、基板搬送装置12、部品移載装置17、部品供給装置10、装着部移動装置36等が接続されるとともに、入力装置43、表示装置44等が接続され、端末装置47が無線で接続されている。制御装置40の記憶装置45には、図5の対応表Tに示すように、部品供給装置10の各フィーダ装着位置23の位置番号S1〜Snに対応して、各フィーダ装着位置23に装着されているテープ式フィーダ22に付されているフィーダの識別符号F1〜Fn、各テープ式フィーダ22に装着されているリール25に付されている識別コードR1〜Rn、各リール25に巻回されている部品テープ27に保持されている部品P(以下、リール25に保持されている部品Pという。)の種類P1〜Pn、各リール25に保持されている部品Pの残数A1〜An等が記憶されている。さらに記憶装置45には、リール25に巻回されている部品テープ27が短くなり、リール25に保持されている部品Pの残数Aが所定数以下になると実行されるリール交換指示プログラム、部品供給位置30に移送された部品Pを吸着ノズル21で吸着して基板B上に実装する実装プログラム等が記憶されている。
次に、本実施の形態の作動について説明する。部品Pを基板B上に実装する場合、作業者によって実装開始スイッチが押されると、制御装置40のマイクロコンピュータは、実装プログラムを実行し、各装置は制御装置40からの制御信号に基づいて作動される。即ち、基板搬送装置12は基板Bを所定位置まで搬入し、その位置にてクランプ装置によって位置決め保持する。基板認識用カメラ28が移動台18により基板搬送装置12上に移動され、位置決め保持された基板Bを撮影して画像情報を制御装置40に送信する。制御装置40は、この画像情報に基づいて部品Pの基板B上への実装位置を基板Bの位置決め誤差に応じて補正する。移動台18の移動により吸着ノズル21が、基板B上に載置される部品Pを収納するテープ式フィーダ22の部品供給位置30に位置決めされ、部品移載装置17は、吸着ノズル21により部品供給位置30に供給された部品Pを吸着し、基板B上の実装位置に移動して基板B上に実装する。部品移載装置17が、吸着ノズル21により部品供給位置30に供給された識別コードPiの部品Pを吸着すると、対応表Tの識別コードPiの部品Pの残量Aiが1減算されて(Ai−1)となる。
このような部品移載装置17による部品Pの基板B上への実装が継続して実行され、テープ式フィーダ22に装着されたリール25に巻回された部品テープ27に保持される部品Pの残数Aが所定数Al以下になり、リール25の交換が必要になると、一時に1個のテープ式フィーダ22においてリール装着部26をリール交換位置38に移行させて、スプライシングしてリール交換させる図6に示すリール交換指示プログラムが実行される。
制御装置40は、ステップS1において、部品Pの残数Aが所定数Al以下になったリール25が1個であるか否か判定し、複数個であれば、例えば、基板Bに実装される個数が多い部品を保持するリールから順次交換リールRcとして指定し、1個であれば、その識別コードRcのリール25を交換リールRcに指定する(ステップS2,S3)。以下、識別コードRcのリール25をリールRcといい、同様に、識別符号Fc,位置番号Sc,種類Pcのテープ式フィーダ22、フィーダ装着位置23、部品Pを夫々テープ式フィーダFc、フィーダ装着位置Sc、部品Pcという。制御装置40は、交換リールRcを装着するテープ式フィーダFc、及び該テープ式フィーダFcが装着されているフィーダ装着位置Scを対応表Tから検索し、交換リールRc、及びフィーダ装着位置Scを表示装置44に表示するとともに、テープ式フィーダFcのリール装着部26をそのソレノイド42を付勢してリール交換位置38に移動させる(ステップS4)。
交換リールRcが装着されているテープ式フィーダFcのフィーダ装着位置Scは表示装置44に表示され、そのリール装着部26はリール交換位置38に移行されるので、作業者は、テープ式フィーダFcを容易かつ間違えることなく特定することができ、テープ式フィーダFcにおいてスプライシング作業を行い、交換リールRcを、部品Pcを保持する部品テープ27が外径部分まで巻回された補充リールRc1と交換する。
補充リールRc1の識別コードRcがコードリーダ46により読取られる(ステップS5)。コードリーダ46は、作業者が携帯し制御装置40と無線で通信可能な端末装置47に接続されている。補充リールRc1に保持されている部品Pの種類が交換リールRcに保持されている部品Pの種類Pcと一致するか否か判定される(ステップS6)。記憶装置45には、リール25の識別コードRiと、該リールRiに保持されている部品Pの種類Piと、該リールRiに初期状態で保持されている部品Piの初期個数Afiとが対応付けして記憶されている。補充リールRc1に保持されている部品Pの種類が交換リールRcに保持されている部品Pの種類Pcと一致しない場合、制御装置40はエラーと判定し、以降のスプライシング作業を受け付けず、スプライシングの中止を端末装置47に表示する(ステップS7)。一致する場合、作業者は交換リールRcをテープ式フィーダFcのリール装着部26から取り外し、交換リールRcから外された部品テープ27の後端を、補充リールRc1に巻回された部品テープの先端と接続する(ステップS8)。接続が完了し、作業者が、接続完了を端末装置47から制御装置40に入力すると、制御装置40は、対応表Tのフィーダ装着位置Scに対応するリールの識別コードをRc1とし、部品Pcの残数Acをその時点でリールRcに保持されている部品Pcの残数Acに、補充リールRc1に保持されている部品Pcの初期個数Afcを加算した値に書き替える(ステップS9)。部品Pの残数Aが所定数Al以下になったリール25が他にあるか否か判定し(ステップS10)、あればステップS1〜S9が繰り返し実行され、無くなれば交換指示プログラムの実行を終了する。このリール交換指示プログラム及び制御装置40が、リール装着部26を一時に1個だけリール交換位置38に移動させる交換制御手段39を構成する。
第1の実施形態では、複数の部品Pを保持する部品テープ27が巻回されたリール25が、複数の部品を保持する部品保持器であり、リール25が装着されるリール装着部26が、部品保持器が装着される保持器装着部であり、テープ式フィーダ22が、部品供給ユニットである。そして、リール装着部26を通常運転位置37とリール交換位置38との間で移行させる装着部移動装置36が、保持器装着部を通常運転状態と保持器交換状態との間で移行する装着部状態移行手段であり、リール装着部26を一時に1個だけリール交換位置38に移動させる交換制御手段39が、部品供給ユニットの保持器装着部を一時に1個だけ保持器交換状態とする交換制御手段である。リール装着部26を通常運転位置37とリール交換位置38との間で移動させる装着部移動装置36、及びリール装着部26を一時に1個だけリール交換位置38に移動させる交換制御手段39が、2以上の部品供給ユニットにおいて保持器装着部に装着される部品保持器の交換作業が同時に行われることを禁止する禁止手段を構成する。
上記第1の実施形態では、リール装着部26を通常運転位置37とリール交換位置38との間で移動させる装着部移動装置36が、保持器装着部を通常運転状態と保持器交換状態との間で移行する装着部状態移行手段であるが、装着部状態移行手段は、図7に示す第2の実施形態のように、テープ式フィーダ22のリール装着部26を通常運転状態である施錠状態と、保持器交換状態である開錠状態との間で移行させる装着部施錠装置51であってもよい。即ち、テープ式フィーダ22のリール装着部26に、リール押さえ50が、リール25の着脱を許容する開放位置52とリール25の着脱を規制する閉鎖位置53との間で回動可能に設けられるとともに、ロック部材54が、リール押さえ50が閉鎖位置53から解放位置52に回動することを禁止する施錠位置55と、許容する開錠位置56との間で回動可能に装架されている。ロック部材54は、圧縮スプリング57のばね力により施錠位置55に回動され、ソレノイド58の付勢により開錠位置56に回動される。ロック部材54が施錠位置55に回動されると、テープ式フィーダ22のリール装着部26は施錠状態となり、開錠位置56に回動されると開錠状態となる。
この場合も、制御装置40は、部品Pの残数Aが所定数Al以下となったリール25を1個だけ交換リールRcとして指定し、該交換リールRc及びフィーダ装着位置Scを表示装置44に表示するとともに、交換リールRcが装着されたテープ式フィーダFcのリール装着部26に設けられたロック部材54を施錠位置55に回動させ、テープ式フィーダFcのリール装着部26を施錠状態とするので、作業者は、テープ式フィーダFcを容易かつ間違えることなく特定することができ、テープ式フィーダFcにおいてスプライシング作業を行うことができる。そして、交換リールRc以外のリール25が装着されたテープ式フィーダ22では、リール装着部26が施錠状態であるので、リール25を取り外すことができず、間違ったリール25がリール装着部26に装着さることを確実に防止することができる。
上記実施の形態では、部品Pの残数Aが所定数Al以下となったリール25を1個だけ交換リールRcとして指定し、交換リールRcが装着されたテープ式フィーダFcにおいて、交換リールRcから取り外された部品テープ27の後端を、補充リールRc1に巻回された部品テープの先端と接続するスプライシング作業を行っているが、このスプライシング作業に替えて補充リールRc1に巻回された部品テープ27を部品移送装置に装填するテープ式フィーダにおいては、補充リールRc1に巻回された部品テープ27を部品移送装置に装填することとなる。
即ち、例えば特開2005−142574号公報に記載されたテープ式フィーダのように、交換リールRcから外された部品テープの後端と、補充リールRc1に巻回された部品テープの先端とを接続する必要がなく、補充リールRc1に巻回された部品テープを部品移送装置に容易に装填できる場合、部品Pの残数Aが所定数Al以下となったリールを1個だけ交換リールRcとして指定し、交換リールRcが装着されたテープ式フィーダFcにおいて、交換リールRcから外された部品テープの後端に続いて、補充リールRc1に巻回された部品テープの先端部分を、かかるテープ式フィーダの部品移送装置に装填すればよい。
上記実施の形態の部品供給装置10では、複数の部品を保持する部品保持器は、複数の部品を保持する部品テープ27が巻回されたリール25であるが、図8に示すように、複数の部品を収容するバルクケース60としてもよい。バルクケース60は、バルク式フィーダ61のケース装着部62に着脱可能に装着される。バルク式フィーダ61は、本体63と、本体63の上部に設けられバルクケース60が着脱可能に装着されるケース装着部62と、バルクケース60から部品Pを部品供給位置64に移送する部品移送装置65とを備えている。部品移送装置65は、バルクケース60からシュート66を介して落下した部品Pを部品供給位置64に移送する無端状の搬送ベルト67を有する。搬送ベルト67は、駆動輪68と従動輪69との間に掛け渡され、フィードレバー70の作動によって駆動されるレバー71とラチェット機構72により駆動輪68が回動されて搬送ベルト67が1ピッチずつ移動され、部品Pが1個ずつ部品供給位置64に移送されるようになっている。
この場合、ケース装着部62を通常運転状態と保持器交換状態との間で移動する装着部状態移行手段を設け、部品Pの残数Aが所定数Al以下となったバルクケース60を1個だけ交換バルクケースRcとして指定し、交換バルクケースRcが装着されたバルク式フィーダFcのケース装着部62を一時に1個だけ保持器交換状態とし、交換バルクケースRcを部品Pが満杯に充填された補充バルクケースRc1と交換すればよい。
10…部品供給装置、11…電子部品実装装置、12…基板搬送装置、13…基台、20…部品実装ヘッド、21…吸着ノズル、22…テープ式フィーダ(部品供給ユニット)、23…フィーダ装着位置、24,63…本体、25…リール(部品保持器)、26…リール装着部(保持器装着部)、27…部品テープ、27a…キャリアテープ、27b…カバーテープ、29…部品移送装置、30…部品供給位置、36…装着部移動装置(装着部状態移行手段)、37…通常運転位置(通常運転状態)、38…リール交換位置(保持器交換位置、保持器交換状態)、39…交換制御手段、40…制御装置、41…圧縮スプリング、42…ソレノイド、44…表示装置、45…記憶装置、46…コードリーダ、47…端末装置、50…リール押え、51…装着部施錠装置(装着部状態移行手段)、52…開放位置、53…閉鎖位置、54…ロック部材、55…施錠位置(施錠状態、通常運転状態)、56…開錠位置(開錠状態、保持器交換状態)、57…圧縮スプリング、58…ソレノイド、60…バルクケース(部品保持器)、61…バルク式フィーダ(部品供給ユニット)、62…ケース装着部、B…基板、P…部品、T…対応表。
Claims (7)
- 複数の部品を保持する部品保持器と、該部品保持器が装着される保持器装着部と、該保持器装着部に装着された部品保持器から部品を1個ずつ部品供給位置に移送する部品移送装置とを有する部品供給ユニットを複数個備える部品供給装置において、
2以上の前記部品供給ユニットにおいて前記保持器装着部に装着される前記部品保持器の交換作業が同時に行われることを禁止する禁止手段を備えることを特徴とする部品供給装置。 - 請求項1において、前記禁止手段は、前記保持器装着部を通常運転状態と保持器交換状態との間で移行する装着部状態移行手段と、前記部品供給ユニットの前記保持器装着部を一時に1個だけ前記保持器交換状態とする交換制御手段とからなることを特徴とする部品供給装置。
- 請求項2において、前記装着部状態移行手段は、前記保持器装着部を通常運転位置と保持器交換位置との間で移動する装着部移動装置であることを特徴とする部品供給装置。
- 請求項2において、前記装着部状態移行手段は、前記保持器装着部を施錠状態と開錠状態との間で移行する装着部施錠装置であることを特徴とする部品供給装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記部品保持器は、所定ピッチで部品を保持する部品テープが巻回されたリールであり、前記保持器装着部は、前記リールを回転可能に支持するリール装着部であり、前記部品移送装置は、前記部品テープを1ピッチずつ送って部品テープに保持された部品を部品供給位置に順次移送する部品移送装置であり、部品保持器の交換作業は、交換リール及び補充リールの部品テープのスプライシング作業を含むことを特徴とする部品供給装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記部品保持器は、所定ピッチで部品を保持する部品テープが巻回されたリールであり、前記保持器装着部は、前記リールを回転可能に支持するリール装着部であり、前記部品移送装置は、前記部品テープを1ピッチずつ送って部品テープに保持された部品を部品供給位置に順次移送する部品移送装置であり、前記部品保持器の交換作業は、補充リールに巻回された部品テープを前記部品移送装置に装填するテープ装填作業を含むことを特徴とする部品供給装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記部品保持器は、部品を収容するバルクケースであり、前記保持器装着部は、前記バルクケースが装着されるケース装着部であり、前記部品移送装置は、前記部品を部品供給位置に1個ずつ移送する部品移送装置であり、前記部品保持器の交換作業は、前記バルクケースの交換作業であることを特徴とする部品供給装置。
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