JP6860353B2 - 評価方法、物品製造方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、評価方法、物品製造方法およびプログラムに関する。
複数の露光装置の間の特性差を所定レベル内に抑えるための補正は、ミックス・アンド・マッチと呼ばれている。ミックス・アンド・マッチは、基準基板を用いてなされうる。しかしながら、基準基板は、それを作製するために選ばれた露光装置(基準露光装置)が有する誤差やプロセス(例えば、エッチング処理等)に起因する歪みを有しうる。歪みを有する基準基板を用いて補正された露光装置は、その歪みに従った状態に補正される。また、基準露光装置に経時的な変動が発生すると、他の露光装置を基準露光装置の経時的な変動に追従させる必要がある。また、基準露光装置として決定した露光装置をその後に他の露光装置に変更することは難しい。
そこで、複数の露光装置を基準露光装置や製造プロセスに依存しない基準基板を使って管理するために、基準基板の歪みを計測し、その計測結果に基づいて複数の露光装置を補正する方法が有用であると考えられる。
特許3427113号公報 特開2000−299278号公報
基準基板が有する歪みを計測するために絶対測長器を使用することができるが、絶対測長器は高価であり、半導体デバイスを製造するメーカが絶対測長器を所有することは少ない。よって、露光装置や既存の重ね合わせ誤差検査装置などを用いて、基準基板の歪みを計測することができれば便利である。
しかしながら、基準基板が有する複数のマークの位置を露光装置または重ね合わせ誤差検査装置によって単純に計測しただけでは、計測結果に基板ステージの位置決め誤差が含まれてしまうので、基準基板が有する歪みを正確に計測することはできない。
なお、特許文献1には、ミックス・アンド・マッチ向上のための発明が記載され、特許文献2には、ステージ制御における直進性および回転の補正に関する発明が記載されているが、これらには基準基板が有する歪みを計測することについては記載されていない。
本発明は、基準基板が有する歪みを、絶対測長器を使用しないで、高い精度で計測するために有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、各々が基準マークを有する複数の領域を有する基準基板を評価する評価方法に係り、前記評価方法は、第1領域と前記第1領域の外側に配置された第2領域とを有し、重ね合わせ誤差を計測するための第1マークが前記第1領域に配され、基板ステージのステップ移動誤差を計測するための、第1部分マーク及び第2部分マークを含む第2マークが前記第2領域に配されたレチクルを使って、前記基板ステージのステップ移動を介して、前記基準基板の前記複数の領域のうちの第3領域及び第4領域のそれぞれについて露光を行う露光工程を含み、前記基準基板の上に前記第1マークに対応する第3マークおよび前記第2マークに対応する第4マークを形成するマーク形成工程と、前記基準マークと前記第3マークとのずれ量に基づいて前記基準マークと前記第3マークとの重ね合わせ誤差を計測する第1計測工程と、前記基準基板に形成された前記第4マークに含まれる、第3部分マークと第4部分マークとのずれ量に基づいて前記基板ステージのステップ移動誤差を計測する第2計測工程と、前記重ね合わせ誤差および前記ステップ移動誤差に基づいて前記基準基板の歪み量を決定する決定工程と、を含み、前記マーク形成工程において、前記第3部分マークは前記3領域について露光が行われることにより前記第1部分マークに対応する位置に形成され、前記第4部分マークは前記4領域について露光が行われることにより前記第2部分マークに対応する位置に形成される。
本発明によれば、基準基板が有する歪みを、絶対測長器を使用しないで、高い精度で計測するために有利な技術が提供される。
本発明の第1実施形態における基準基板の評価方法の実行手順を示す図。 基準基板を例示する図。 レチクルを例示する図。 基準基板の上に基準基板を評価するためのマークが形成された状態を例示する図。 図4の一部のマークを示す図。 本発明の第2実施形態における評価方法および物品製造方法の実行手順を示す図。 第2基準基板の上に露光装置を評価するためのマークが形成された状態を例示する図。 本発明の第3実施形態における評価方法および物品製造方法の実行手順を示す図。 露光装置の概略構成を示す図。 コンピュータの構成およびコンピュータによって実行される評価方法を示す図。
以下、添付図面を参照しながら本発明をその例示的な実施形態を通して説明する。
図9には、露光装置EXの概略構成が示されている。露光装置EXは、レチクルRのパターン領域を照明系30によって照明し、該パターン領域を投影光学系40によって基板Sに投影することによって基板Sを露光する。基板Sの上には感光材が配置されていて、基板Sが露光されると、レチクルRのパターン領域のパターンに対応する潜像が基板Sの上の感光材に形成される。潜像が形成された感光材を有する基板が現像処理されることによって物理的なパターンが形成される。
基板Sは、基板ステージ10の基板チャック(不図示)によって保持される。基板ステージ10は、ステージベース70によって支持されうる。基板ステージ10は、基板ステージ駆動機構50によって駆動されうる。基板ステージ10の位置は、位置計測器60(例えば、レーザー干渉計、エンコーダ)によって計測されうる。制御部80は、位置計測器60による計測結果に基づいて、基板ステージ10が目標位置に位置決めされるように基板ステージ駆動機構50をフィードバック制御しうる。レチクルRは、レチクルステージ20のレチクルチャックによって保持される。露光装置EXが走査露光装置として構成される場合には、レチクルステージ20は、レチクルステージ駆動機構(不図示)によって、基板ステージ10と同期して駆動されうる。
露光装置EXは、オフアクシススコープ等のスコープ90(計測器)を備えうる。スコープ90は、例えば、基板Sのマーク等を撮像するためのカメラおよび光学系と、カメラによって撮像された画像を処理するプロセッサとを含みうる。該プロセッサが実行する機能の全部または一部は、制御部80に組み込まれてもよい。スコープ90は、例えば、マークの位置や、複数のマーク間の相対位置を計測するために使用されうる。スコープ90を用いて、重ね合わせ誤差を計測することもできる。
制御部80は、照明系30、投影光学系40、基板ステージ駆動機構50、位置計測器60、スコープ90等を制御するように構成されうる。制御部80は、基準基板の歪み量を評価するための処理を実行しうる。制御部80は、露光装置EXの重ね合わせ誤差を評価するための処理を実行しうる。制御部80は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Arrayの略。)などのPLD(Programmable Logic Deviceの略。)、又は、ASIC(Application Specific Integrated Circuitの略。)、又は、プログラム82が組み込まれたコンピュータ、又は、これらの全部または一部の組み合わせによって構成されうる。
図1には、本発明の第1実施形態における基準基板の評価方法の実行手順が示されている。この評価方法では、以下で説明される基準基板201およびレチクル301が使用されうる。図2には、基準基板201が例示されている。図3には、基準基板201の評価および補正対象の露光装置EXの重ね合わせ誤差を評価するためのレチクル301が例示されている。なお、基準基板201の評価のためのレチクルと、補正対象の露光装置EXの重ね合わせ誤差を評価するためのレチクルとが別個に準備されてもよい。
まず、図2を参照しながら基準基板201について説明する。基準基板201は、材料基板の上に感光材を塗布し、任意の露光装置(例えば、前述の露光装置EX)を用いて該感光材を露光し、現像装置によって該感光材を現像することによって形成されうる。基準基板201は、複数の領域(ショット領域)SRを有し、各領域SRは、1または複数の基準マーク202を有しうる。材料基板の上の感光材を露光するために前述の露光装置EXが使用される場合は、基板Sとして材料基板が基板ステージ10の上に配置される。そして、位置計測器60によって基板ステージ10の位置を計測しながら基板ステージ10が基板ステージ駆動機構50によって位置決めされながら、材料基板の複数の領域SRが順次に露光されうる。この場合、作製された基準基板201の基準マーク202の位置には、露光装置EXの投影光学系40の特性、基板ステージ10の位置決め精度、レチクルステージ20の位置決め精度等に応じた誤差が含まれうる。
次に、図3を参照しながらレチクル301について説明する。レチクル301は、第1領域302と第1領域302の外側に配置された第2領域306とを有する。第1領域302には、重ね合わせ誤差を計測するための第1マーク303が配されている。第2領域306には、基板ステージ10のステップ移動誤差を計測するための第2マークとして、第1部分マーク304および第2部分マーク305が配されている。以下、第1部分マーク304および第2部分マーク305を第2マーク304、305とも記載する。第1領域302は、基準基板201の領域SRを露光するための領域であり、第2領域306は、第1領域302によって露光される領域SRに隣接する領域SRを露光するための領域である。ステップ移動誤差は、基板Sの複数の領域(ショット領域)を順に露光するために基板S(基板ステージ10)を位置計測器60による計測結果に基づいて基板ステージ駆動機構50によってステップ移動させた際に生じる基板Sの位置決め誤差である。第1マーク303、第2マーク304、305の位置は、公差要求を満たすように保証されている。あるいは、第1マーク303、第2マーク304、305の位置を示す情報がレチクル301とともに提供されうる。
第1マーク303は、露光工程を含むリソグラフィー工程(後述のマーク形成工程)によって、基準基板201の各領域SRの基準マーク202とともにボックス・イン・ボックス・マークを構成するように、第3マークとして基準基板201の上に転写される。換言すると、リソグラフィー工程によって、基準基板201の各領域SRには、第1マーク303に対応する第3マークが形成される。第2マークとしての第1部分マーク304、第2部分マーク305は、それぞれ、露光工程を含むリソグラフィー工程(後述のマーク形成工程)によって、第3部分マーク、第4部分マークとして基準基板201の上に転写される。以下では、第3部分マークおよび第4部分マークを第4マークともいう。換言すると、リソグラフィー工程によって、基準基板201には、第2マーク304、305に対応する第4マークが形成される。なお、一回のリソグラフィー工程によって、基準基板201の上に第1マーク303に対応する第3マークおよび第2マーク304、305に対応する第4マークが形成される。
ここで、第1部分マーク304に対応する第3部分マークと、第2部分マーク305に対応する第4部分マークとは、基板ステージ10のステップ移動誤差を計測するためのボックス・イン・ボックス・マークを構成する。また、各ボックス・イン・ボックス・マークを構成する第3部分マークおよび第4部分マークのそれぞれの潜像は、互いに異なる露光処理によって(即ち多重露光によって)形成される。ボックス・イン・ボックス・マークは、よく知られているように、ボックスの中にボックスが配されたマークである。
以下、図1を参照しながら本発明の第1実施形態における基準基板201の評価方法の実行手順を説明する。工程S101(準備工程)では、図3に例示されるレチクル301が準備される。工程S102(マーク形成工程)では、レチクル301および任意の露光装置EXを用いて、基準基板201の上に、レチクル301の第1マーク303に対応する第3マークおよびレチクル301の第2マーク304、305に対応する第4マークが形成される。これにより、基準基板201を評価するためのサンプル、即ち基準基板201の上に第3マークおよび第4マークが形成されたサンプルが形成される。工程S102は、レチクル301を使って、露光装置EXの基板ステージ10のステップ移動を介して、基準基板201の複数の領域SRの各々について露光を行う露光処理を含む。露光処理では、露光装置EXにおいて、ある領域SRが露光された後に他の領域SRが投影光学系40の下の露光領域に位置決めされるように基板ステージ10がステップ移動され、該他の領域SRが露光される動作が全ての領域SRが露光されるまで繰り返される。工程S102は、該露光処理の前に、基準基板201の上に感光材(フォトレジスト)を配置する工程を含む他、該露光工程の後に、現像工程を含みうる。なお、工程S101で使用される露光装置EXの露光領域(ショット領域)の形状は、予め目標形状(例えば矩形)に調整されているものとする。
図4には、工程S102の後における基準基板201の4つの領域SRが示されている。図4において、領域401は、1回の露光においてレチクル301を使って露光される領域である。レチクル301の第1領域302を通して露光される領域SRには、基準マーク202と、第1マーク303に対応する第3マークとで構成されるボックス・イン・ボックス・マーク403が形成されている。基準基板201は、レチクル301の第2領域306を通して多重露光される領域を有する。この領域には、第2マークの1つとしての第1部分マーク304に対応する第4マークと、第2マークの他の1つとしての第2部分マーク305に対応する第4マークとでボックス・イン・ボックス・マーク402が形成されている。
工程S103(第1計測工程)では、基準マーク202と、第1マーク303に対応する第3マークとで構成されるボックス・イン・ボックス・マーク403を検出することによって重ね合わせ誤差Err403が計測される。この計測は、例えば、現像後の基準基板201を露光装置EXの基板ステージ10に配置して、スコープ90を用いてなされてもよいし、重ね合わせ誤差を検査するための検査装置を用いてなされてもよい。重ね合わせ誤差は、1つのボックス・イン・ボックス・マーク403を構成する基準マーク202と第3マークとの相対位置によって表わされうる。
工程S104(第2計測工程)では、第1部分マーク304に対応する第4マークと、第2部分マーク305に対応する第4マークとで構成されるボックス・イン・ボックス・マーク402を検出することによってステップ移動誤差ErrStepが計測される。この計測は、例えば、現像後の基準基板を露光装置EXの基板ステージ10に配置して、スコープ90を用いてなされてもよいし、重ね合わせ誤差を検査するための検査装置を用いてなされてもよい。工程S103と工程S104とは、並行して実行されてもよいし、工程S104の後に工程S103が実行されてもよい。
工程S105では、工程S103で得られた重ね合わせ誤差と工程S104で得られたステップ移動誤差とに基づいて基準基板201の歪み量が決定される。より具体的には、工程S105では、工程S103で得られた重ね合わせ誤差から工程S104で得られたステップ移動誤差を減じることによって基準基板201の歪み量が決定されうる。
以下、工程S104においてステップ移動誤差ErrStepを求める処理をより具体的に説明する。まず、ボックス・イン・ボックス・マーク402が検出され、第1部分マーク304に対応する第4マークと、第2部分マーク305に対応する第4マークとの相対位置Err402が求められる。図5は、図4から、隣接する3つの領域401における多重露光された領域のボックス・イン・ボックス・マーク402を抜粋したものであり、これらのボックス・イン・ボックス・マーク402を相互に区別するために、501〜506が付されている。
ボックス・イン・ボックス・マーク501に基づいて検出されたX軸方向、Y軸方向のずれ量を(xx1,xy1)とする。同様に、ボックス・イン・ボックス・マーク502に基づいて検出されたX軸方向、Y軸方向のずれ量を(xx2,xy2)とする。同様に、ボックス・イン・ボックス・マーク503に基づいて検出されたX軸方向、Y軸方向のずれ量を(xx3,xy3)とする。同様に、ボックス・イン・ボックス・マーク504に基づいて検出されたX軸方向、Y軸方向のずれ量を(yx1,yy1)とする。同様に、ボックス・イン・ボックス・マーク505に基づいて検出されたX軸方向、Y軸方向のずれ量を(yx2,yy2)とする。同様に、ボックス・イン・ボックス・マーク506に基づいて検出されたX軸方向、Y軸方向のずれ量を(yx3,yy3)とする。
3つの領域401を相互に区別するために、それらの領域401を領域i,j,kとする。領域iのX軸方向の位置誤差、Y軸方向の位置誤差、姿勢誤差を(ESx,ESy,ESθ)とする。同様に、領域jのX軸方向の位置誤差、Y軸方向の位置誤差、姿勢誤差を(ESx,ESy,ESθ)とする。同様に領域kのX軸方向の位置誤差、Y軸方向の位置誤差、姿勢誤差を(ESx,ESy,ESθ)とする。また、レチクル301の投影像の歪みや、基板ステージ10の計測誤差等によって生じた誤差をΔxx1、Δxx2、Δxx3、Δxy1、Δxy2、Δxy3、Δyx1、Δyx2、Δyx3、Δyy1、Δyy2、Δyy3とする。また、マークを計測するときの不規則な誤差をεxx1(i,j)、εxx2(i,j)、εxx3(i,j)、εxy1(i,j)、εxy2(i,j)、εxy3(i,j)、εyx1(i,j)、εyx2(i,j)、εyx3(i,j)、εyy1(i,j)、εyy2(i,j)、εyy3(i,j)とする。この定義において、(1)〜(12)式の関係が成立する。
xx1(i,j)=ESx−ESx−RyESθ+RyESθ+Δxx1+εxx1(i,j) ・・・(1)
xx2(i,j)=ESx−ESx +Δxx2+εxx2(i,j) ・・・(2)
xx3(i,j)=ESx−ESx+RyESθ−RyESθ+Δxx3+εxx3(i,j) ・・・(3)
xy1(i,j)=ESy−ESy−RxESθ−RxESθ+Δxy1+εxy1(i,j) ・・・(4)
xy2(i,j)=ESy−ESy−RxESθ−RxESθ+Δxy2+εxy2(i,j) ・・・(5)
xy3(i,j)=ESy−ESy−RxESθ−RxESθ+Δxy3+εxy3(i,j) ・・・(6)
yx1(i,k)=ESx−ESx−RyESθ−RyESθ+Δyx1+εyx1(i,k) ・・・(7)
yx2(i,k)=ESx−ESx−RyESθ−RyESθ+Δyx2+εyx2(i,k) ・・・(8)
yx3(i,k)=ESx−ESx−yESθ−RyESθ+Δyx3+εyx3(i,k) ・・・(9)
yy1(i,k)=ESy−ESy−RxESθ+RxESθ+Δyy1+εyy1(i,k) ・・・(10)
yy2(i,k)=ESy−ESy +Δyy2+εyy2(i,k) ・・・(11)
yy3(i,k)=ESy−ESy+RxESθ−RxESθ+Δyy3+εyy3(i,k) ・・・(12)
(1)〜(6)式はX方向に重畳する部分毎に、(7)〜(12)式はY方向に重畳する部分毎に成立するので、X方向に重畳する部分の数がNx、Y方向に重畳する部分の数がNyのとき、3(Nx+Ny)個の連立方程式ができる。さらに、全ての領域401の位置誤差と姿勢誤差(ESx,ESy,ESθ)の平均値を一定値に定めないと求解できないので、いずれも総和を零とした3つの方程式(13)〜(15)を加える。
Σi=1 Ns・ESx=0 ・・・(13)
Σi=1 Ns・ESy=0 ・・・(14)
Σi=1 Ns・ESθ=0 ・・・(15)
さらに、(ESxESy,ESθ)にレチクル301の投影像の歪みや、基板ステージ10の計測誤差が含まれないように、4つの方程式(16)〜(19)式を加える。
Σi=1 Ns・XiESx=0 ・・・(16)
Σi=1 Ns・YiESx=0 ・・・(17)
Σi=1 Ns・XiESy=0 ・・・(18)
Σi=1 Ns・YiESy=0 ・・・(19)
ここで、XとYは、基準基板201における各領域401の中心の座標位置を示し、全ての領域401の総和が零になるよう調整されたベクトルの要素である。
以上から、3(Nx+Ny)+7個の連立方程式が構成される。
一方、領域401の数がNs個の場合、連立方程式における未知数は、
各領域401の(ESx,ESy,ESθ)と、
Δxx1、Δxx2、Δxx3、Δxy1、Δxy2、Δxy3、Δyx1、Δyx2、Δyx3、Δyy1、Δyy2、Δyy3と、である。よって、未知数は、全部で3Ns+12個が存在する。
εxx1(i,j)、εxx2(i,j)、εxx3(i,j)、εxy1(i,j)、εxy2(i,j)、εxy3(i,j)、εyx1(i,j)、εyx2(i,j)、εyx3(i,j)、εyy1(i,j)、εyy2(i,j)、εyy3(i,j)は、期待値が零で分散が等しい確率分布からなる変数であると仮定する。最小二乗法によって各領域401の(ESx,ESy,ESθ)を求めて、それをステップ移動誤差ErrStepとする。
以下、工程S105において重ね合わせ誤差Err403とステップ移動誤差ErrStep(即ち、(ESx,ESy,ESθ))とに基づいて基準基板201の歪み量Distwaferを決定する処理をより具体的に説明する。ここで、基準基板201における領域iの中心座標を(X,Y)、領域i内のボックス・イン・ボックス・マークl(座標=(xil,yil))のずれ量を(Exil,Eyil)とする。また、座標(xil,yil)における基準基板201の歪み量Distwaferを(Dxil,Dyil)とする。この定義において、(Dxil,Dyil)は、(20)、(21)式で与えられる。
Dxil=Exil−ESx−ESθ×yil ・・・(20)
Dyil=Eyil−ESy−ESθ×xil ・・・(21)
求められた基準基板201の歪み量Distwaferは、マーク座標毎の値をそのままテーブル形式で保持されてもよいし、複数のマーク座標における値を多項式で近似した係数として保持されてもよいし、他の形式で保持されてもよい。
上記のような基準基板の評価方法における演算は、コンピュータによって実施されうる。該コンピュータの機能は、例えば、露光装置EXの制御部80に組み込まれてもよい。図10(a)には、コンピュータ1100による演算が模式的に示されている。コンピュータ1100は、それに組み込まれた評価プログラム1102に従って演算を実行する。図10(b)には、図1の工程S101、S102を経て形成されたサンプルを露光装置EXまたは検査装置で計測した計測結果に基づいてコンピュータ1100が基準基板201の歪み量Distwaferを得る手順が例示されている。
以下、図10(b)を参照しながらコンピュータ1100による基準基板201の歪み量Distwaferの評価方法を説明する。工程S1001では、コンピュータ1100は、図1の工程S101、S102を経て形成されたサンプルを露光装置EXまたは検査装置で計測した計測結果、より具体的には、ボックス・イン・ボックス・マーク403、402の各々についての計測結果を取得する。この計測結果は、ボックス・イン・ボックス・マーク403の計測結果(第1情報)と、ボックス・イン・ボックス・マーク402の計測結果(第2情報)とを含む。第1情報は、基準マーク202と、第1マーク303に対応する第3マークとの相対位置を示す情報を含む。第2情報は、第1部分マーク304に対応する第3部分マークと、第2部分マーク305に対応する第4部分マークとの相対位置を示す情報を含む。
工程S103’(第1工程)は、図1における工程S103における演算処理に相当する。工程S103’(第1工程)では、コンピュータ1100は、基準マーク202と、第1情報に基づいて重ね合わせ誤差Err403を求める。工程S104’(第2工程)は、図1における工程S104における演算処理に相当する。工程S104’では、コンピュータ1100は、第2情報に基づいてステップ移動誤差ErrStepを求める。
工程S105’(第3工程)は、図1における工程S105に相当する。工程S105’(第3工程)では、コンピュータ1100は、工程S103’で得られた重ね合わせ誤差と工程S104’で得られたステップ移動誤差とに基づいて基準基板201の歪み量を決定する。より具体的には、工程S105’では、工程S103’で得られた重ね合わせ誤差から工程S104’で得られたステップ移動誤差を減じることによって基準基板201の歪み量Distwaferを決定する。
図6には、本発明の第2実施形態における評価方法および物品製造方法の実行手順が示されている。第2実施形態は、第1実施形態の実施によって基準基板201の歪み量Distwaferが得られた後に実施される。第2実施形態では、第1実施形態における評価対象である基準基板201に対して公差内で同一性を有する第2基準基板が、補正対象(ミックス・アンド・マッチの対象)の露光装置EXの評価のために使用される。第2基準基板は、図2に例示された基準基板201に対して公差内で同一性を有するので、構造としては、基準基板201と同一の構造を有する。
工程S501(第2マーク形成工程)では、補正対象の露光装置EXを用いて、第2基準基板の上に、第5マークが形成される。これにより、補正対象の露光装置EXを評価するためのサンプルが形成される。工程S501では、図3に例示されるレチクル301、即ち、基準基板201を評価するためのレチクル301と同一のレチクルが使用されうる。ただし、工程S501において、レチクル301とは異なるレチクルが使用されてもよい。工程S501において、レチクル301が使用される場合、第2マーク304、305が第2基準基板に転写されないように第2マーク304、305が不図示のマスキングブレードによって遮光されてもよい。レチクル301が使用される場合、工程S501において形成される第5マークは、レチクル301の第1マーク303の転写によって形成されたマークである。
工程S501は、レチクル301等のレチクルを使って、露光装置EXの基板ステージ10のステップ移動を介して、第2基準基板の複数のショット領域(SR)の各々について露光を行う露光処理を含む。この露光処理では、補正対象の露光装置EXにおいて、あるショット領域(SR)が露光された後に他のショット領域(SR)が投影光学系40の下の露光領域に位置決めされるように基板ステージ10がステップ移動され、該他のショット領域が露光される。そして、このような動作は、全てのショット領域が露光されるまで繰り返される。工程S501は、該露光処理の前に、第2基準基板の上に感光材(フォトレジスト)を配置する工程を含む他、該露光工程の後に、現像工程を含みうる。
図7には、工程S501の後の第2基準基板の4つのショット領域701が示されている。各ショット領域には、第2基準基板の基準マーク202と、レチクル301を使って形成された第5マークとによってボックス・イン・ボックス・マーク702が形成されている。
工程S502(第3計測工程)では、ボックス・イン・ボックス・マーク702を検出することによって、基準マーク202に対する第5マークのずれ量Err702が計測される。この計測は、例えば、現像後の第2基準基板を補正対象の露光装置EXの基板ステージ10に配置して、スコープ90を用いてなされてもよいし、重ね合わせ誤差を検査するための検査装置を用いてなされてもよい。ずれ量は、1つのボックス・イン・ボックス・マーク702を構成する基準マーク202と、レチクル301を使って形成された第5マークとの相対位置によって表わされうる。
工程S503(補正量決定工程)では、ずれ量Err702を第1実施形態の工程S105(評価工程)で決定した基準基板201の歪み量Distwaferに基づいて補正することによって補正対象の露光装置EXの補正量Compmmを決定する。例えば、ショット領域iの中心座標を(X,Y)、ショット領域i内のボックス・イン・ボックス・マークl(座標=(xil,yil))におけるずれ量Err702を(E’xil,E’yil)とする。また、座標(xil,yil)における基準基板201の歪み量Distwaferを(Dxil,Dyil)とする。また、座標(xil,yil)における補正対象の露光装置EXの補正量Compmmを(Cxil,Cyil)とする。この定義において、(Cxil,Cyil)は、(22)、(23)式で与えられる。
Cxil=E’xil−Dxil ・・・(22)
Cyil=E’yil−Dyil ・・・(23)
求められたCompmmは、マーク座標毎の値をそのままテーブル形式で保持されてもよいし、複数のマーク座標における値を多項式で近似した係数として保持されてもよいし、他の形式で保持されてもよい。
工程S504(露光工程)では、工程S503で決定した補正量Compmmに基づいて補正対象の露光装置EXが補正され、補正された露光装置EXと、製造用のレチクルとを用いて、製造用基板が露光される。補正量Compmmは、例えば、投影光学系40の特性を制御するための補正量、基板ステージ10を制御するための補正量等でありうる。
図8には、本発明の第3実施形態における評価方法および物品製造方法の実行手順が示されている。第3実施形態は、第1実施形態の実施によって基準基板201の歪み量Distwaferが得られた後に実施される。第3実施形態では、第1実施形態における評価対象である基準基板201に対して公差内で同一性を有する第2基準基板が、補正対象(ミックス・アンド・マッチの対象)の露光装置EXの評価のために使用される。第2基準基板は、図2に例示された基準基板201に対して公差内で同一性を有するので、構造としては、基準基板201と同一の構造を有する。
工程S801(第2マーク形成工程)は、補正対象の露光装置EXにおいて、基準基板201に対して公差内で同一性を有する第2基準基板に第5マークが形成される。これにより、補正対象の露光装置EXを評価するためのサンプルが形成される。工程S801では、図3に例示されるレチクル301、即ち、基準基板201を評価するためのレチクル301と同一のレチクルが使用されうる。ただし、工程S801において、レチクル301とは異なるレチクルが使用されてもよい。工程S801において、レチクル301が使用される場合、第2マーク304、305が第2基準基板に転写されないように第2マーク304、305が不図示のマスキングブレードによって遮光されてもよい。レチクル301が使用される場合、工程S801において形成される第5マークは、レチクル301の第1マーク303の転写によって形成されたマークである。
工程S801は、レチクル301等のレチクルを使って、露光装置EXの基板ステージ10のステップ移動を介して、第2基準基板の複数のショット領域(SR)の各々について露光を行う露光処理を含む。この露光処理では、補正対象の露光装置EXにおいて、あるショット領域(SR)が露光された後に、他のショット領域(SR)が投影光学系40の下の露光領域に位置決めされるように基板ステージ10がステップ移動され、該他のショット領域が露光される。このような動作は、全てのショット領域が露光されるまで繰り返される。工程S801は、該露光処理の前に、第2基準基板の上に感光材(フォトレジスト)を配置する工程を含む他、該露光工程の後に、現像工程を含みうる。工程S801では、第1実施形態の工程S105(評価工程)で決定した基準基板201の歪み量Distwaferに応じた歪みを有するパターン領域が第2基準基板に転写されるように補正対象の露光装置EXの制御パラメータ値が調整される。制御パラメータ値は、例えば、投影光学系40の特性を制御するための制御パラメータ値、基板ステージ10を制御するための制御パラメータ値等でありうる。
工程S802(第3計測工程)では、工程S801で形成されたサンプルのボックス・イン・ボックス・マークを検出することによって、基準マーク202に対する第5マークのずれ量が計測される。この計測は、例えば、現像後の第2基準基板を補正対象の露光装置EXの基板ステージ10に配置して、スコープ90を用いてなされてもよいし、重ね合わせ誤差を検査するための検査装置を用いてなされてもよい。ずれ量は、1つのボックス・イン・ボックス・マークを構成する基準マーク202と、レチクル301を使って形成された第5マークとの相対位置によって表わされうる。
工程S803(補正量決定工程)では、工程S802で計測したずれ量を第1実施形態の工程S105(評価工程)で決定した基準基板201の歪み量Distwaferに基づいて補正することによって補正対象の露光装置EXの補正量Compmmを決定する。工程S804(露光工程)では、工程S803で決定した補正量Compmmに基づいて補正対象の露光装置EXが補正され、補正された露光装置EXと、製造用のレチクルとを用いて、製造用基板が露光される。補正量Compmmは、例えば、投影光学系40の特性を制御するための補正量、基板ステージ10を制御するための補正量等でありうる。
以下、第2又は第3実施形態が適用された物品製造方法を説明する。物品は、例えば、半導体デバイスまたは表示デバイス等でありうる。半導体デバイスは、ウエハに集積回路を作る前工程と、前工程で作られたウエハ上の集積回路チップを製品として完成させる後工程を経ることにより製造される。前工程は、前述の露光装置を使用して感光剤が塗布されたウエハ(基板)を露光する工程と、ウエハを現像する工程を含む。後工程は、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)と、パッケージング工程(封入)を含む。液晶表示デバイスは、透明電極を形成する工程を経ることにより製造される。透明電極を形成する工程は、透明導電膜が蒸着されたガラス基板に感光剤を塗布する工程と、前述の露光装置を使用して感光剤が塗布されたガラス基板を露光する工程と、ガラス基板を現像する工程を含む。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
EX:露光装置、201:基準基板、202:基準マーク、301:レチクル、302:第1領域、303:第1マーク、304:第1部分マーク(第2マーク)、305:第2部分マーク(第2マーク)、306:第2領域、402、ボックス・イン・ボックス・マーク、403:ボックス・イン・ボックス・マーク、SR:領域、501〜506:ボックス・イン・ボックス・マーク

Claims (10)

  1. 各々が基準マークを有する複数の領域を有する基準基板を評価する評価方法であって、
    第1領域と前記第1領域の外側に配置された第2領域とを有し、重ね合わせ誤差を計測するための第1マークが前記第1領域に配され、基板ステージのステップ移動誤差を計測するための、第1部分マーク及び第2部分マークを含む第2マークが前記第2領域に配されたレチクル使って、前記基板ステージのステップ移動を介して、前記基準基板の前記複数の領域のうちの第3領域及び第4領域のそれぞれについて露光を行う露光工程を含み、前記基準基板の上に前記第1マークに対応する第3マークおよび前記第2マークに対応する第4マークを形成するマーク形成工程と、
    前記基準マークと前記第3マークとのずれ量に基づいて前記基準マークと前記第3マークとの重ね合わせ誤差を計測する第1計測工程と、
    前記基準基板に形成された前記第4マークに含まれる、第3部分マークと第4部分マークとのずれ量に基づいて前記基板ステージのステップ移動誤差を計測する第2計測工程と、
    前記重ね合わせ誤差および前記ステップ移動誤差に基づいて前記基準基板の歪み量を決定する決定工程と、
    を含み、
    前記マーク形成工程において、前記第3部分マークは前記第3領域について露光が行われることにより前記第1部分マークに対応する位置に形成され、前記第4部分マークは前記第4領域について露光が行われることにより前記第2部分マークに対応する位置に形成される
    ことを特徴とする評価方法。
  2. 前記第1計測工程および前記第2計測工程は、前記露光工程を実行した露光装置を用いて実施される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の評価方法。
  3. 前記第1計測工程および前記第2計測工程は、重ね合わせ誤差を検査するための検査装置を用いて実施される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の評価方法。
  4. 前記決定工程では、前記重ね合わせ誤差から前記ステップ移動誤差を減じることによって前記歪み量を求める、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の評価方法。
  5. 前記マーク形成工程において、前記第3部分マークおよび前記第4部分マークが互いに重ね合わせて形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の評価方法。
  6. 補正対象の露光装置において、前記基準基板に対して公差内で同一性を有する第2基準基板を露光する第2露光工程を含み、前記第2基準基板に第5マークを形成する第2マーク形成工程と、
    前記第2基準基板の基準マークと前記第2基準基板に形成された前記第5マークとのずれ量を計測する第3計測工程と、
    前記第3計測工程で得られた前記ずれ量を前記決定工程で決定された前記基準基板の歪み量に基づいて補正することによって補正量を求める補正量決定工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の評価方法。
  7. 補正対象の露光装置において、前記基準基板に対して公差内で同一性を有する第2基準基板を露光する第2露光工程を含み、前記第2基準基板に第5マークを形成する第2マーク形成工程と、
    前記第2基準基板の基準マークと前記第2基準基板に形成された前記第5マークとのずれ量を計測する第3計測工程と、を含み、
    前記露光工程では、前記決定工程で決定された前記基準基板の歪み量に応じた歪みを有するパターン領域が前記第2基準基板に転写されるように前記補正対象の露光装置の制御パラメータ値を調整する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の評価方法。
  8. 請求項6に記載された評価方法によって前記補正対象の露光装置の補正量を決定する補正量決定工程と、
    前記補正量に基づいて前記補正対象の露光装置を補正し、補正された前記露光装置を用いて基板を処理する露光工程と、
    を含むことを特徴とする物品製造方法。
  9. 請求項7に記載された評価方法によって前記ずれ量を決定する評価工程と、
    前記ずれ量に基づいて前記補正対象の露光装置を補正し、補正された前記露光装置を用いて基板を処理する露光工程と、
    を含むことを特徴とする物品製造方法。
  10. 各々が基準マークを有する複数の領域を有する基準基板を評価するための処理をコンピュータに実行させるための評価プログラムであって、前記評価プログラムは、
    露光装置およびレチクルを使った露光工程を含むリソグラフィー工程を経た前記基準基板についての計測結果を取得する取得工程と、
    前記計測結果に基づいて前記基準基板の歪み量を決定する決定工程と、を含み、
    前記レチクルは、第1領域と前記第1領域の外側に配置された第2領域とを有し、重ね合わせ誤差を計測するための第1マークが前記第1領域に配され、基板ステージのステップ移動誤差を計測するための、第1部分マーク及び第2部分マークを含む第2マークが前記第2領域に配され、
    前記露光工程は、前記基板ステージのステップ移動を介して、前記基準基板の前記複数の領域のうちの第3領域及び第4領域のそれぞれについて露光を行う処理を含み、前記リソグラフィー工程によって、前記基準基板の上に前記第1マークに対応する第3マークおよび前記第2マークに対応する第4マークが形成され、
    前記計測結果は、前記基準マーク前記第3マークとのずれ量に関する第1情報と、前記第4マークに含まれる、第3部分マークと第4部分マークとのずれ量に関する第2情報とを含み、
    前記決定工程は、
    前記第1情報に基づいて前記基準マークと前記第3マークとの重ね合わせ誤差を求める第1工程と、
    前記第2情報に基づいて前記基板ステージのステップ移動誤差を求める第2工程と、
    前記重ね合わせ誤差および前記ステップ移動誤差に基づいて前記基準基板の歪み量を求める第3工程と、
    を含
    前記第3部分マークは前記第3領域について露光が行われることにより前記第1部分マークに対応する位置に形成され、前記第4部分マークは前記第4領域について露光が行われることにより前記第2部分マークに対応する位置に形成される
    ことを特徴とする評価プログラム。
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