JP6391337B2 - リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品の製造方法 - Google Patents

リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品の製造方法に関する。
リソグラフィ装置は、半導体デバイスや液晶表示デバイスなどの物品の製造工程に含まれるリソグラフィ工程において、被加工物(例えば基板)上に加工用のパターンを形成する。当該パターンは、レジスト内の潜像パターンまたはレジスト自体のパターンを含みうる。このリソグラフィ装置の一例である露光装置は、原版(レチクルやマスクなど)に予め形成されているパターンを、投影光学系を介して投影し、感光剤が塗布された基板(ウエハやガラスプレートなど)を露光する。そして、このような露光装置では、露光に先立ち、原版に形成されているパターンを基板に形成されているパターンに重ね合わせるための位置合わせ(アライメント)が行われる。
当該位置合わせのために、基板上の各ショット領域の位置を求める手法として、AGA(Advanced Global Alignment)法が知られている。AGA法では、まず、基板上の全ショット領域の中からいくつかのサンプルショット領域が選択され、各サンプルショット領域について、その設計位置(基準位置または設計上の位置)からの位置ずれ量が計測される。そして、得られた計測結果に基づき、各ショット領域の位置をその設計位置から求める(設計位置を補正する)ための補正パラメータ(以下「基板補正パラメータ」)が求められる。当該基板補正パラメータは、予め用意された各ショット領域の設計位置から各ショット領域の(実際の又は計測された)位置への変換式(回帰式)の係数としうる。当該係数は、当該変換式と上記計測結果とに基づく回帰演算により求めうる。また、重ね合わせの精度を高めるため、基板補正パラメータだけでなく、ショット領域の形状を求める(ショット領域の設計形状(基準形状または設計上の形状)を補正する)ためのパラメータ(以下「ショット補正パラメータ」)を求める手法もある。なお、ショット領域の形状は、典型的には、X軸・Y軸それぞれに関する倍率や回転に係るものである。当該ショット補正パラメータは、予め用意された各ショット領域内の設計上の位置から各ショット領域内の(実際の又は計測された)位置への変換式(回帰式)の係数としうる。当該係数は、当該変換式と上記計測結果とに基づく回帰演算により求めうる。なお、ショット領域が変形する原因には、投影光学系のディストーション(歪曲収差)などの露光工程に起因するものと、露光工程以外の加熱を伴う工程での基板の変形などの他工程に起因するものとが含まれる。
AGA法では、ショット領域に対応するマーク(アライメントマーク)の位置を計測して、ショット領域の代表位置(通常は中心)のその設計位置からのずれ量が求められる。図9は、従来のショット領域SHに関するマーク配置を示す平面図である。図9(a)は、基板補正パラメータを求めるのに必要なショット領域SHに関するマークの配置を例示する図である。X軸方向の位置を計測するためのマークMX1とY軸方向の位置を計測するためのマークMY1とが配置されている。一方、図9(b)は、ショット補正パラメータを求めるのに必要なショット領域SHに関するマークの配置を例示する図である。図9(a)の場合より多くのマーク(マークMX1〜MX3、マークMY1〜MY3)が配置されている。図10は、基板W上でのサンプルショット領域SHの配置を例示する平面図である。基板W上に対して、図9(b)に示すような、ショット補正パラメータを求めるための2つのサンプルショット領域SH1、SH2が設定されている。また、基板Wに対して、図9(a)に示すような、基板補正パラメータを求めるための4つのサンプルショット領域SH3〜SH6が設定されている。特許文献1は、基板補正パラメータおよびショット補正パラメータを求める方法や、それを用いる露光装置を開示している。
特開2003−100604号公報
特許文献1に示す方法は、ショット補正パラメータを求めるために、基板補正パラメータを求めるためのサンプルショット領域とは別の、専用のサンプルショット領域を計測する。このため、従来の露光装置は、マークの位置の計測に時間を要し、スループットの点で不利となりうる。
本発明は、例えば、重ね合わせ精度およびスループットの点で有利なリソグラフィ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、基板上のショット領域にパターンを形成するリソグラフィ装置であって、基板上に形成されたマークを検出する検出部と、検出部の出力に基づいて、マークの位置のその基準位置からのずれ量を求める制御部と、を有し、検出部は、複数のショット領域から選択された複数のサンプルショット領域のそれぞれに形成された第1マークを検出し、複数のショット領域から選択され、第1マークを検出したサンプルショット領域とは異なる複数のサンプルショット領域のそれぞれに形成された第2マークを検出し、制御部は、検出部によって検出された複数の第1マークのずれ量と、検出部によって検出された複数の第2マークのずれ量と、に基づいて、ショット領域位置および形状に関する情報を得、第1マークはサンプルショット領域に対して第1の位置に配置され、第2マークはサンプルショット領域に対して第2位置に配置され、第1位置と第2位置とはサンプルショット領域に対して異なる位置であり、サンプルショット領域は、複数のショット領域のうち外側に配置されたショット領域から選択される、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、重ね合わせ精度およびスループットの点で有利なリソグラフィ装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第1実施形態におけるショット領域内のマークの配置を示す図である。 第1実施形態における検出対象となるマークを示す図である。 第1実施形態における処理工程を示すフローチャートである。 第1実施形態における検出対象となるマークの他の例を示す図である。 第2実施形態における処理工程を示すフローチャートである。 第2実施形態における検出対象となるマークを示す図である。 第2実施形態における検出対象となるマークの他の例を示す図である。 従来のショット領域内のマークの配置を示す図である。 従来のウエハ上のサンプルショット領域の配置を示す図である。 従来の処理工程を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係るリソグラフィ装置(リソグラフィ方法)について説明する。以下、本実施形態に係るリソグラフィ装置は、一例として露光装置であるものとして説明する。図1は、本実施形態に係る露光装置1の構成を示す概略図である。露光装置1は、一例として、半導体デバイスの製造工程に使用され、ステップ・アンド・リピート方式にてレチクルRに形成されているパターンをウエハW上(基板上)に露光(転写)する投影型露光装置とする。露光装置1は、照明系2と、レチクルRを保持するレチクルステージ3と、投影光学系4と、ウエハWを保持するウエハステージ5と、アライメント検出系6と、制御部7とを備える。なお、図1では、投影光学系4の光軸(本実施形態では鉛直方向)に平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内で露光時のウエハWの走査方向にX軸を取り、X軸に直交する非走査方向にY軸を取っている。
照明系2は、不図示の光源から照射された光を調整し、レチクルRを照明する。レチクルRは、ウエハW上に転写されるべきパターン(例えば回路パターン)が形成された、例えば石英ガラス製の原版である。レチクルステージ3は、レチクルRを保持しつつ、XYの各軸方向に移動可能である。投影光学系4は、照明系2からの光で照明されたレチクルR上のパターンの像を所定の倍率(例えば1/2〜1/5)でウエハW上に投影する。ウエハWは、表面上にレジスト(感光剤)が塗布された、例えば単結晶シリコンからなる基板である。ウエハステージ5は、ウエハWをチャック8を介して保持しつつXYZの各軸方向に移動可能である。
アライメント検出系(検出部)6は、ウエハWのX軸方向およびY軸方向の位置(アライメント位置)を検出するものであり、例えば、図1に示すような、投影光学系4を介さずにウエハW上の基準マークを光学的に検出するオフアクシス方式の検出系とし得る。アライメント検出系6は、顕微鏡10と、CCDカメラ11と、画像記憶演算装置12とを含む。顕微鏡10は、アライメントの対象となるウエハW上に形成されたパターンの画像を拡大して観察する。CCDカメラ11は、顕微鏡10を通して得られたパターン画像を電気信号に変換し、後段側に接続されている画像記憶演算装置12に送信する。画像記憶演算装置12は、受信した画像信号に対して種々の画像演算処理を実行するとともに、画像信号や演算処理結果を記憶し、制御部7に出力する。さらに、露光装置1は、不図示のウエハ搬送装置によりウエハWがアライメント検出位置に送られて来たときに、ウエハWの外形基準から大まかなウエハWの向きを検出し調整するためのプリアライメント装置13を備える。
制御部7は、露光装置1の各構成要素の動作制御および演算処理などを実行し得る。制御部7は、例えばコンピューターなどで構成され、露光装置1の各構成要素に回線を介して接続されて、プログラムなどにしたがって各構成要素の制御を実行し得る。また、制御部7は、露光装置1の他の部分と一体で(共通の筐体内に)構成してもよいし、露光装置1の他の部分とは別体で(別の筐体内に)構成してもよい。
次に、本実施形態における露光装置1の動作について説明する。露光装置1は、露光するに先立ち、アライメント検出系6を用いて、レチクルRに形成されているパターンをウエハW上に予め存在するパターンに高精度で重ね合わせるための位置合わせを実施する。特に本実施形態では、ウエハW上に複数配置されているショット領域の配列を求める手法として、上記のAGAを採用する。ここで、ウエハ補正パラメータ(基板補正パラメータ)としては、例えば、以下の量が挙げられる。
(1)ウエハWの中心位置のシフト誤差(平行移動量):(Swx,Swy)
(2)ウエハW(ショット配列)のローテーション誤差(回転量):(θwx,θwy)
(3)ウエハW(ショット配列)の倍率誤差(線形伸縮量):(βwx,βwy)
なお、ウエハWのローテーション誤差のX−Y成分の差分(θwx−θwy)は、ウエハWの直交度を表す。また、ショット補正パラメータとしては、例えば、以下の量が挙げられる。
(1)ショット領域のローテーション誤差(回転量):(θsx,θsy)
(2)ショット領域の倍率誤差(線形伸縮量):(βsx,βsy)
このAGAを採用するに際し、本実施形態における特徴を明確にするための比較例として、従来のアライメント工程を含む処理の流れについて説明する。図11は、従来の処理工程を示すフローチャートである。なお、ウエハW上には図9および図10を用いて説明した複数のショット領域SH(ショット補正パラメータ計測用サンプルショット領域SH1、SH2、およびウエハ補正パラメータ計測用サンプルショット領域SH3〜SH6を含む)が配置されているものとする。また、ここで説明する従来の露光装置の各構成要素には、便宜上、図1に示す本実施形態に係る露光装置1の各構成要素と同一のものについては同一の符号を付す。まず、制御部7は、不図示のウエハ搬送装置から処理対象となるウエハWを露光装置1内に搬入させる(ステップS301)。ここで、制御部7は、プリアライメント装置13に対してウエハWの大まかな位置決めをさせた後、このウエハWをウエハステージ5上に搬送させて、チャック8の真空吸着により保持させる。
次に、制御部7は、ステップS302〜S305の一連の工程により、ショット補正パラメータを求める。まず、制御部7は、1番目のショット補正パラメータ計測用サンプルショット領域SH1に形成されているマーク(アライメントマーク)MX1がアライメント検出系6の顕微鏡10の視野範囲に入るように、ウエハステージ5を移動させる(ステップS302)。次に、制御部7は、アライメント検出系6に対してマークMX1の位置ずれを検出させて、位置情報としての位置ずれ量を計測する(ステップS303)。次に、制御部7は、アライメント検出系6がウエハW上のすべてのショット補正パラメータ計測用サンプルショット領域SH1、SH2について位置ずれ量の計測が終了したかどうかを判断する(ステップS304)。ここで、制御部7は、未計測のサンプルショット領域があると判断した場合には(NO)、ステップS302に戻り、一方、すべてのサンプルショット領域について計測が終了したと判断した場合には(YES)、次のステップS305に移行する。そして、制御部7は、ショット補正パラメータを算出する(ステップS305)。
次に、制御部7は、ステップS306〜S309の一連の工程(AGA工程)により、ウエハ補正パラメータを求める。まず、制御部7は、1番目のウエハ補正パラメータ計測用サンプルショット領域SH3に形成されているマークMX1がアライメント検出系6の顕微鏡10の視野範囲に入るように、ウエハステージ5を移動させる(ステップS306)。次に、制御部7は、アライメント検出系6に対して、マークMX1の位置情報としての位置ずれ量を計測させる(ステップS307)。次に、制御部7は、アライメント検出系6がウエハW上のすべてのウエハ補正パラメータ計測用サンプルショット領域SH3〜SH6について位置ずれ量の計測が終了したかどうかを判断する(ステップS308)。ここで、制御部7は、未計測のサンプルショット領域があると判断した場合には(NO)、ステップS306に戻り、一方、すべてのサンプルショット領域について計測が終了したと判断した場合には(YES)、次のステップS309に移行する。そして、制御部7は、ウエハ補正パラメータを算出する(ステップS309)。
次に、制御部7は、得られたショット補正パラメータとウエハ補正パラメータとに基づいて、パターンの形成位置を補正する、すなわちショット配列とショット形状との誤差を減らすように、露光装置1の各ユニットを駆動させる(ステップS310)。その後、制御部7は、露光を実施させる(露光工程:ステップS311)。そして、制御部7は、露光すべきすべてのウエハWへの露光が終了したかどうかを判断する(ステップS312)。ここで、制御部7は、終了していないと判断した場合には(NO)、ステップS301に戻って処理を繰り返し、終了したと判断した場合には(YES)、すべての処理を終了する。
このような従来のアライメント工程によれば、適宜、ショット配列とショット形状とを補正することにより、各ショット領域に対する露光を高い重ね合わせ精度のもとに行い得る。しかしながら、図9〜図11を用いて説明したとおり、従来、ショット補正パラメータを求めるためのサンプルショット領域と、ウエハ補正パラメータを求めるためのサンプルショット領域とは、それぞれ、それ専用のショット領域である。そして、それらのサンプルショット領域上に存在する検出対象となるマークを検出し、検出結果に基づいて位置ずれ量を計測する工程も、それぞれ別工程である。特に、ショット補正パラメータを求めるためのサンプルショット領域については、1つのサンプルショット領域内で複数のマークを検出するので、重ね合わせ精度を上げるためには必然的に検出しなければならないマーク数が多くなる。すなわち、従来の露光装置では、重ね合わせ精度を上げるための処置が、スループットの低下を引き起こす可能性がある。そこで、本実施形態では、以下のように、ウエハW上のショット領域SHに予め複数のマークを形成しておくとともに、これらのマークを検出してショット補正パラメータとウエハ補正パラメータとを求め、補正に用いる。
図2は、本実施形態において露光対象となるウエハW上のショット領域(n番目のショット領域SHn)に形成されているマークの配置を示す概略平面図である。ショット領域SHnには、表面の四隅に対応する各マーク領域MG1_n、MG2_n、MG3_n、MG4_nのそれぞれにマークが配置されている。この例では、まず、第1マーク領域MG1_nに、X軸方向用のマークMX1_nが形成されている。第2マーク領域MG2_nには、X軸方向用のマークMX2_nと、Y軸方向用のマークMY3_nとが形成されている。第3マーク領域MG3_nには、X軸方向用のマークMX3_nと、Y軸方向用のマークMY2_nとが形成されている。そして、第4マーク領域MG4_nには、Y軸方向用のマークMY1_nが形成されている。
図3は、本実施形態におけるショット領域SHnのウエハW上での配列(配置)を示す概略平面図である。本実施形態では、例えば、すべてのショット領域SHのうちウエハWの外周側に存在するものをサンプルショット領域SH1〜SH12として配置(決定)し得る。また、本実施形態では、図10に示す従来の場合とは異なり、ショット補正パラメータ計測用とウエハ補正パラメータ計測用とにサンプルショット領域を分けず、ウエハW上のすべてのショット領域SHに、図2に示す同一のマークが形成されている。
図4は、本実施形態における、上記のようなショット領域(サンプルショット領域)SHnが設定されたウエハWに対する処理工程を示すフローチャートである。まず、制御部7は、不図示のウエハ搬送装置から処理対象となるウエハWを露光装置1内に搬入させる(ステップS101)。ここで、制御部7は、プリアライメント装置13に対してウエハWの大まかな位置決めをさせた後、このウエハWをウエハステージ5上に搬送させて、チャック8の真空吸着により保持させる。
次に、制御部7は、ウエハW上のサンプルショット領域SH1〜SH12ごとに、検出対象となるマークを選択する(ステップS102)。このとき、制御部7は、選択されたマーク全体で各座標のマークが少なくとも1つ選択されるように、マークを選択する。具体的な選択例としては、図3に示すように、まず、サンプルショット領域SH1、SH2、SH3では、それぞれマーク領域MG1_1、MG1_2、MG1_3に配置されているマークが選択される。サンプルショット領域SH4、SH11、SH12では、それぞれマーク領域MG2_4、MG2_11、MG2_12に配置されているマークが選択される。サンプルショット領域SH7、SH8、SH9、S10では、それぞれマーク領域MG3_7、MG3_8、MG3_9、MG3_10に配置されているマークが選択される。そして、サンプルショット領域SH5、SH6では、それぞれマーク領域MG4_5、MG4_6に配置されているマークが選択される。
図5は、ステップS102におけるマークの他の選択例を示す概略平面図である。制御部7は、上記の選択例に換えて、図5に示すように、選択されたマーク全体で各座標のマークの選択数が均一になるように、マークを選択してもよい。このようにマークを選択することで、それぞれのマークでのずれ量のばらつきが同等になり、より信頼性の高い位置合わせを行うことが期待できる。なお、この他にも、サンプルショット領域の配置やショット領域内のマークの配置を考慮し、各座標のマークが少なくとも1つ以上選択するという条件を満たしていれば、任意に選択し得る。
図4に戻り、次に、制御部7は、1番目のサンプルショット領域SH1で選択されたマークMX1_1がアライメント検出系6の顕微鏡10の視野範囲に入るように、ウエハステージ5を移動させる(ステップS103)。
次に、制御部7は、アライメント検出系6に対してマークMX1_1の位置ずれを検出させ、位置情報としての位置ずれ量を計測する(ステップS104)。このときの位置ずれの検出方法としては、例えば、アライメント検出系6において、顕微鏡10およびCCDカメラ11が、不図示のアライメント照明装置により照明されたマークMX1_1を画像信号として取り込む。そして、画像記憶演算装置12が、取り込んだ画像信号と、予め内部に記憶しているマークのパターンとをパターンマッチングにより照合することで、マークMX1_1の設計位置からのずれ量lx1_1が求められる。
次に、制御部7は、アライメント検出系6がウエハW上のすべてのサンプルショット領域SH1〜SH12について位置ずれ量の計測が終了したかどうかを判断する(ステップS105)。ここで、制御部7は、未計測のサンプルショット領域SHがあると判断した場合には(NO)、ステップS103に戻り、一方、すべてのサンプルショット領域SHについて計測が終了したと判断した場合には(YES)、次のステップS106に移行する。なお、本実施形態において、ここまでの工程ですべてのサンプルショット領域SH1〜SH12にて検出対象となったマークは、以下のとおりである。MX1_2、MX1_3、MX2_4、MY3_4、MY1_5、MY1_6、MX3_7、MY2_7、MX3_8、MY2_8、MX3_9、MY2_9、MX3_10、MY2_10、MX2_11、MY3_11、MX2_12、MY3_12。そして、制御部7は、これらのマークを検出させることで、以下のX、Y軸方向の位置ずれ量が計測される。lx1_2、lx1_3、lx2_4、ly3_4、ly1_5、ly1_6、lx3_7、ly2_7、lx3_8、ly2_8、lx3_9、ly2_9、lx3_10、ly2_10、lx2_11、ly3_11、lx2_12、ly3_12。
次に、制御部7は、ショット補正パラメータを算出する(ステップS106)。ここで、制御部7は、ステップS105までの工程にて計測した各マークの位置ずれ量を統計的に処理することで、ショット補正パラメータを算出する。例えば、制御部7は、各座標に配置されているマークのそれぞれについて平均値を算出することで、最終的にショット補正パラメータを算出し得る。具体的には、以下のとおりである。まず、マークMXn、MYnの選択数をmxn、myn、マークMXn、MYnを選択したサンプルショット領域SHの番号を(axn_1,axn_2,・・・,axn_mxn)、(ayn_1,ayn_2,・・・,ayn_myn)とする。この場合、各マークのX、Y軸方向の平均的な位置ずれ量(lxn’,lyn’)は、(数1)で表される。
Figure 0006391337
ここで、マーク番号に対応したnを、n=1〜3とすると、(lxn’,lyn’)は、(数2)で表される。
Figure 0006391337
また、補正残差Vは、上記の位置ずれ量lxn’、lyn’を用いると、(数3)で表される。
Figure 0006391337
ここで、lxn’、lyn’と、設計値であるdxn,dynとが既知であるので、制御部7は、補正残差Vを最小にするような連立方程式を解いて、{Ssx,Ssy,θsx,θsy,βsx,βsy}を求めればよい。
次に、制御部7は、ウエハ補正パラメータを算出する(ステップS107)。このとき、制御部7は、ステップS105までの工程にて計測した各マークの位置ずれ量に基づいてウエハ補正パラメータを算出する。具体的には、例えば以下のとおりである。まず、各サンプルショット領域SHの基準位置(通常はショット領域中心位置)の設計値からのずれ量(Lxk,Lyk)(以下、k=1〜12:サンプルショット領域SHの番号に対応)をそれぞれ求める。例えば、各サンプルショット領域SHの中心位置からの各マークの設計上の位置に、計測されたマークの位置ずれ量(lxn’,lyn’)を足した座標が、実際のマーク位置であり、これらを平均化すればよい。ウエハW内に存在する各サンプルショット領域SHの中心の設計上の位置を(Dxk,Dyk)で表わす。そして、ウエハ補正パラメータによって補正されたショット領域中心位置(Dxk',Dyk')は、(数4)で表わされる。
Figure 0006391337
また、計測の結果得られた実際のショット領域中心位置は、(数5)で表わされる。
Figure 0006391337
また、補正残差V’は、上記のショット領域中心位置Dxk'、Dyk'を用いると、(数6)で表される。
Figure 0006391337
ここで、Lxk、Lykと、設計値であるDxk、Dykとが既知であるので、制御部7は、補正残差V’を最小にするような連立方程式を解いて、Swx,Swy,θwx,θwy,βwx,βwy}を求めればよい。
そして、以下、ステップS108からS110までの工程は、従来の図11におけるステップS310からS312までの工程と同様である。
このように、露光装置1は、ショット補正パラメータとウエハ補正パラメータとを用いて補正されたショット配列とショット形状に合わせて、高い重ね合わせ精度で各ショット領域に対する露光を行うことができる。さらに、露光装置1は、従来の露光装置とは異なり、ショット補正パラメータを求めるためのサンプルショット領域とウエハ補正パラメータを求めるためのサンプルショット領域とを区別せずすべてのサンプルショット領域SHには共通のマークが形成されている。そして、露光装置1は、ショット補正パラメータを求めるためであっても、サンプルショット領域SH内のすべてのマークを計測する必要がない。したがって、従来の露光装置よりも検出すべきマーク数を減らせるので、高速で位置合わせを行うことができ、結果としてスループットを向上させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、重ね合わせ精度を低下させることなく、スループットを向上させるのに有利なリソグラフィ装置およびリソグラフィ方法を提供することができる。
なお、本実施形態では、複数のサンプルショット領域にわたる各マークの位置ずれ量の統計的な処理として、平均値を得る処理を採用したが、他の統計的な代表値を得る処理を採用してもよい。例えば、平均値の替りに、中央値または最頻値等を採用しうる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るリソグラフィ装置について説明する。第1実施形態では、リソグラフィ装置としての露光装置1は、マークの位置ずれ量を計測するときに、マークが形成されているウエハWを静止させた状態とする、いわゆるステップ計測を実施している。これに対して、本実施形態に係るリソグラフィ装置の特徴は、ウエハWをアライメント検出系6に対して相対的に移動(スキャン)させつつマークの位置ずれ量を計測する、いわゆるスキャン計測を実施する点にある。以下、本実施形態においても、リソグラフィ装置は、一例として露光装置であるものとし、露光装置の構成自体も、第1実施形態に係る露光装置1と同様であるものとして説明する。
図6は、一例として第1実施形態と同様に図2に示すショット領域(サンプルショット領域)SHnが設定されたウエハWに対する、本実施形態における処理工程を示すフローチャートである。まず、制御部7は、第1実施形態における図4のステップS101と同様に、ウエハWを露光装置1内に搬入させる(ステップS201)。
次に、制御部7は、ウエハW上のサンプルショット領域SH1〜SH12ごとに、検出対象となるマークを選択する(ステップS202)。このとき、制御部7は、第1実施形態におけるステップS102と同様に、選択されたマーク全体で各座標のマークが少なくとも1つ選択されるように、マークを選択する。図7は、本実施形態におけるショット領域SHnのウエハW上での配列(配置)を示す概略平面図である。本実施形態ではスキャン計測を実施するので、走査の方向であるY軸方向に沿って整列するように、ウエハW上のすべてのショット領域SHをサンプルショット領域SH11〜SH62とし得る。なお、本実施形態においても、図10に示す従来のものとは異なり、ショット補正パラメータ計測用とウエハ補正パラメータ計測用とにサンプルショット領域を分けず、すべてのショット領域SHに図2に示すマークが形成されている。具体的な選択例としては、図7に示すように、まず、第1のスキャンSCAN1で計測されるサンプルショット領域SH11、SH12では、ぞれぞれマーク領域MG3_11、MG3_12に配置されているマークが選択される。第2のスキャンSCAN2で計測されるサンプルショット領域SH21、SH22、SH23、SH24では、それぞれマーク領域MG2_21、MG2_22、MG2_23、MG2_24に配置されているマークが選択される。第3のスキャンSCAN3で計測されるサンプルショット領域SH31、SH32、SH33、SH34では、それぞれマーク領域MG3_31、MG3_32、MG3_33、MG3_34に配置されているマークが選択される。第4のスキャンSCAN4で計測されるサンプルショット領域SH41、SH42、SH43、SH44では、それぞれマーク領域MG4_41、MG4_42、MG4_43、MG4_44に配置されているマークが選択される。第5のスキャンSCAN5で計測されるサンプルショット領域SH51、SH52、SH53、SH54では、それぞれマーク領域MG1_51、MG1_52、MG5_53、MG5_54に配置されているマークが選択される。そして、第6のスキャンSCAN6で計測されるサンプルショット領域SH61、SH62では、ぞれぞれマーク領域MG2_61、MG2_62に配置されているマークが選択される。
図8は、ステップS202におけるマークの他の選択例を示す概略平面図である。本実施形態においても、第1実施形態において図5を用いて説明したのと同様、制御部7は、上記の選択例に換えて、図8に示すように、選択されたマーク全体で各座標のマークの選択数が均一になるように、マークを選択してもよい。さらにこの場合も、この他にも、サンプルショット領域の配置やショット領域内のマークの配置を考慮し、各座標のマークが少なくとも1つ以上選択するという条件を満たしていれば、任意に選択し得る。
図6に戻り、次に、制御部7は、第1のスキャンSCAN1の開始位置にウエハステージ5を移動させる(ステップS203)。次に、制御部7は、アライメント検出系6に対して各マークの位置ずれを検出させ、位置ずれ量を計測する(ステップS204)。ここで、このときの位置ずれの検出方法としては、まず、制御部7は、ウエハステージ5をY軸方向に移動させる。制御部7は、その移動中、アライメント検出系6において、ステップS202にて選択したマークが、順次、顕微鏡10およびCCDカメラ11の視野範囲内に入ったときに、不図示のアライメント照明装置により照明された各マークを画像信号として取り込む。そして、制御部7は、画像記憶演算装置12が、取り込んだ画像信号と、予め内部に記憶しているマークのパターンとをパターンマッチングにより照合する。これにより、第1のスキャンSCAN1で撮像したマークMX1_11およびMX1_12の設計位置からのずれ量lx1_11およびlx1_12が求められる。
次に、制御部7は、アライメント検出系6がウエハW上のすべてのサンプルショット領域SH11〜SH62について位置ずれ量の計測を実施したかどうかを判断する(ステップS205)。ここで、制御部7は、未計測のサンプルショット領域があると判断した場合には(NO)、ステップS203に戻り、一方、すべてのサンプルショット領域について計測を実施したと判断した場合には(YES)、次のステップS206に移行する。そして、以下、ステップS206からS210までの工程は、第1実施形態の図4におけるステップS106からS110までの工程と同様である。特に、ステップS206のショット補正パラメータを算出する工程では、ステップS205までで得られた各位置ずれ量を第1実施形態と同様に統計的に処理して算出することになる。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏し、特にスキャン計測によりマークの位置ずれ量を計測するので、より短時間で多くのマークを計測でき、結果としてスループットをより向上させることができる。
なお、上記各実施形態では、ショット補正パラメータを回転量や倍率と想定したが、これらに限定されない。例えば、ショット領域内のより多数のマークを計測することで、台形歪み、樽型、糸巻き型などのショット領域歪みを求め、それらをショット補正パラメータとすることもできる。そして、これらのショット補正パラメータについても、適宜計測するショット領域内のマーク座標を増やすなどしてもよい。
また、上記各実施形態では、リソグラフィ装置として露光装置の例を説明したが、リソグラフィ装置は、それに限らず、他のリソグラフィ装置であってもよい。例えば、電子線のような荷電粒子線で基板(上の感光剤)に描画を行う描画装置であってもよく、または基板上のインプリント材を型(モールド)で成形(成型)して基板上にパターンを形成するインプリント装置等であってもよい。
(物品の製造方法)
一実施形態に係る物品の製造方法は、例えば、半導体デバイスなどのマイクロデバイスや微細構造を有する素子などの物品を製造するのに好適である。当該製造方法は、物体(例えば、感光剤を表面に有する基板)上に上記のリソグラフィ装置を用いてパターン(例えば潜像パターン)を形成する工程と、該工程でパターンを形成された物体を処理する工程(例えば、現像工程)とを含み得る。さらに、該製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージングなど)を含み得る。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形または変更が可能である。
1 露光装置
6 アライメント検出系
7 制御部
MX X軸方向用マーク
MY Y軸方向用マーク
SH ショット領域
W ウエハ

Claims (13)

  1. 基板上のショット領域にパターンを形成するリソグラフィ装置であって、
    前記基板上に形成されたマークを検出する検出部と、
    前記検出部の出力に基づいて、前記マークの位置のその基準位置からのずれ量を求める制御部と、
    を有し、
    前記検出部は、複数の前記ショット領域から選択された複数のサンプルショット領域のそれぞれに形成された第1マークを検出し、複数の前記ショット領域から選択され、前記第1マークを検出した前記サンプルショット領域とは異なる複数のサンプルショット領域のそれぞれに形成された第2マークを検出し、
    前記制御部は、前記検出部によって検出された複数の前記第1マークの前記ずれ量と、前記検出部によって検出された複数の前記第2マークの前記ずれ量と、に基づいて、前記ショット領域位置および形状に関する情報を得、
    前記第1マークは前記サンプルショット領域に対して第1の位置に配置され、前記第2マークは前記サンプルショット領域に対して第2位置に配置され、前記第1位置と前記第2位置とは前記サンプルショット領域に対して異なる位置であり、
    前記サンプルショット領域は、複数の前記ショット領域のうち外側に配置された前記ショット領域から選択される、
    ことを特徴とするリソグラフィ装置。
  2. 前記制御部は、前記検出部によって検出される複数の前記第1マークの数と、前記検出部によって検出される複数の前記第2マークの数とが等しくなるように、前記検出部による検出の対象となるマークを選択する、ことを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記制御部は、前記検出部と前記基板とが相対的に移動している状態において前記検出部にマークを検出させる、ことを特徴とする請求項1または2に記載のリソグラフィ装置。
  4. 前記制御部は、前記検出部による検出の対象となるマークを、該マークが前記移動の方向に沿って整列するように選択する、ことを特徴とする請求項3に記載のリソグラフィ装置。
  5. 前記検出部によって検出された複数の前記第1マークの前記ずれ量と、前記検出部によって検出された複数の前記第2マークの前記ずれ量との代表値に基づいて、前記基板上のショット領域の形状に関する情報を得る、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  6. 前記制御部は、前記代表値として、平均値、中央値または最頻値を得る、ことを特徴とする請求項5に記載のリソグラフィ装置。
  7. 基板上のショット領域にパターンを形成するリソグラフィ装置であって、
    前記基板上に形成されたマークを検出する検出部と、
    前記検出部に前記マークを検出させて、前記マークの位置のその基準位置からのずれ量を求める制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、複数の前記ショット領域のうち外側に配置された前記ショット領域から選択された複数のサンプルショット領域のそれぞれに対して配置された複数の前記マークのうちから選択された1つの前記マークを前記検出部に検出させて求めた前記ずれ量に基づいて、前記ショット領域の位置および形状に関する情報を得、
    前記サンプルショット領域に対して第1の位置に配置され且つ前記検出部により検出される前記マークの数と、前記サンプルショット領域に対して第2の位置に配置され且つ前記検出部により検出される前記マークの数とが等しい、
    ことを特徴とするリソグラフィ装置。
  8. 前記サンプルショット領域に対して共通の位置に配置された複数の前記マークのうち、少なくとも1つの前記サンプルショット領域に対して配置された前記マークが前記検出部により検出される、ことを特徴とする請求項7に記載のリソグラフィ装置。
  9. 前記ショット領域の位置に関する情報は、前記基板のシフトに関する情報、前記基板の回転に関する情報、および前記基板の倍率に関する情報のうち少なくともいずれか1つを含む、ことを特徴とする請求項7または8に記載のリソグラフィ装置。
  10. 前記ショット領域の形状に関する情報は、前記基板上のショット領域の回転に関する情報、および前記基板上のショット領域の倍率に関する情報のうち少なくともいずれか1つを含む、ことを特徴とする請求項7ないし9のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  11. 基板上に形成されたマークを検出して該マークの位置のその基準位置からのずれ量を求め、該ずれ量に基づいて前記基板上のショット領域にパターンを形成するリソグラフィ方法であって、
    複数の前記ショット領域から選択された複数のサンプルショット領域のそれぞれに形成された第1マークを検出し、複数の前記ショット領域から選択され、前記第1マークを検出した前記サンプルショット領域とは異なる複数のサンプルショット領域のそれぞれに形成された第2マークを検出し、
    検出された複数の前記第1マークの前記ずれ量と、検出された複数の前記第2マークの前記ずれ量と、に基づいて、前記ショット領域位置および形状に関する情報を得、
    前記第1マークは前記サンプルショット領域に対して第1の位置に配置され、前記第2マークは前記サンプルショット領域に対して第2位置に配置され、前記第1位置と前記第2位置とは前記サンプルショット領域に対して異なる位置であり、
    前記サンプルショット領域は、複数の前記ショット領域のうち外側に配置された前記ショット領域から選択される、
    ことを特徴とするリソグラフィ方法。
  12. 基板上に形成されたマークを検出して該マークの位置のその基準位置からのずれ量を求め、該ずれ量に基づいて前記基板上のショット領域にパターンを形成するリソグラフィ方法であって、
    複数の前記ショット領域のうち外側に配置された前記ショット領域から選択された複数のサンプルショット領域のそれぞれに対して配置された複数の前記マークのうちから選択された前記マークを検出して求めた複数の前記ずれ量に基づいて、前記基板上のショット領域の形状に関する情報を得、
    前記サンプルショット領域に対して第1の位置に配置され且つ検出される前記マークの数と、前記サンプルショット領域に対して第2の位置に配置され且つ前記検出部により検出される前記マークの数とが等しい、
    ことを特徴とするリソグラフィ方法。
  13. 請求項1ないし10のうちいずれか1項に記載のリソグラフィ装置または請求項11もしくは12に記載のリソグラフィ方法を用いてパターンを基板に形成する工程と、前記工程で前記パターンを形成された前記基板を処理する工程と、
    を含み、処理された前記基板から物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
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