JP6858844B2 - 接合体 - Google Patents

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Description

本発明は、フレキシブルプリント基板および該フレキシブルプリント基板を備える接合体に関し、特に電子機器において配線部材として用いられるフレキシブルプリント基板、および該フレキシブルプリント基板が配線部材として接続されている接合体に関する。
一般的に、電子機器は、駆動電源を供給する電源回路、およびデジタル信号を伝達する制御回路などを備える。これらの電子回路は、IC等の電子部品、電子部品間を接続する金属導体などで構成されるプリント基板に実装されて使用に供される。これらの電子回路は、単一のプリント基板上に実装される事例もあるが、回路のノイズ対策などの観点から、複数のプリント基板上に実装されて用いられることが多い。後者の場合、プリント基板間は接続配線により電気的に接続される。
接続配線の例として、ワイヤハーネスが挙げられる。この場合、ワイヤハーネスとワイヤハーネス用コネクタとが併用されるため、電子機器の小型化が困難という問題がある。
接続配線の他の例として、フレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuits。以下、FPCという)が挙げられる。この場合、ワイヤハーネスによる上記問題は解消される。
さらに、フレキシブルプリント基板に、他のプリント基板と接続される非屈曲領域と、該非屈曲領域よりも撓んでいる屈曲領域とを形成しておく技術が知られている。当該技術では、電子機器の動作による発熱および使用環境の温度変化などによって線膨張係数が異なる構成部品間の接続部に生じる歪みを、当該屈曲領域により吸収させ得る。
特開2007−250884号公報(特許文献1)には、屈曲領域と非屈曲領域とを有し、当該非屈曲領域の導電層の残存量が前記屈曲領域の導電層の残存量よりも多くなっているフレキシブルプリント基板が開示されている。上記特許文献1では、屈曲領域および非屈曲領域の各導体層の残存量がメッキ、マスキング、およびエッチングの各工程により制御されている。
特開2007−250884号公報
しかしながら、特開2007−250884号公報に記載のフレキシブルプリント基板では、屈曲領域と非屈曲領域とが隣り合って配置されており、かつ当該隣り合う方向において屈曲領域の構成は均一である。そのため、上記歪みを受けた屈曲領域は、上記隣り合う方向において均一かつより小さな曲率を成すように変形する。一般的な材料では、曲率半径が小さいほど、その耐屈曲性が低下する。
本発明の主たる目的は、従来のフレキシブルプリント基板と比べて、耐屈曲性が高いフレキシブルプリント基板、およびそれを備える接合体を提供することにある。
本発明に係るフレキシブルプリント基板は、第1面を有する基材と、基材の第1面の上に配置されており、第1方向に沿って延在している少なくとも1つの第1配線パターンと、第1配線パターンの上に、第1方向に互いに間隔を隔てて配置されている第1部材および第2部材とを備える。第1部材および第2部材は、第1方向においてフレキシブルプリント基板を、少なくとも、第1方向において第1部材に対し第2部材と反対側に位置する第1領域、第1部材と第2部材との間に位置する第2領域、第2部材に対し第1部材と反対側に位置する第3領域、第1部材が配置されている第4領域および第2部材が配置されている第5領域に区画している。第2領域における基材と第1配線パターンとを含む厚みが、第4領域における基材、第1配線パターン、および第1部材を含む厚み、ならびに第5領域における基材、第1配線パターン、および第2部材とを含む厚みよりも薄い。
本発明のフレキシブルプリント基板は、第1部材に対し第2部材と反対側に位置する第1領域上に、第1接合部材を備えている。そのため、第1領域の少なくとも一部は第1接合部材を介してプリント基板等の他の部材と接合され得る。さらに、本発明のフレキシブルプリント基板は第1部材および第2部材を備えている。そのため、フレキシブルプリント基板において第1部材および第2部材が配置されている領域の剛性は、第1部材と第2部材との間に位置する第2領域の剛性よりも高い。つまり、本発明のフレキシブルプリント基板では、上記第1領域と上記第2領域との間に、第2領域よりも高剛性である領域が配置されている。その結果、本発明のフレキシブルプリント基板では、第2領域が撓んだ場合にも、第1領域において第2領域側に位置する端部の曲率は、第2領域の曲率よりも大きくなる。さらに、本発明のフレキシブルプリント基板では、配線パターンに対するエッチング工程が不要となるため、従来のフレキシブルプリント基板と比べて、製造コストが抑えられている。
このように、本発明によれば、従来のフレキシブルプリント基板と比べて、耐屈曲性が高いフレキシブルプリント基板、およびそれを備える接合体を提供することができる。
実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板を示す断面図である。 図1に示すフレキシブルプリント基板の平面図である。 実施の形態1に係る接合体を示す断面図である。 図3中の領域IVを示す部分断面図である。 実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板を示す断面図である。 図5に示すフレキシブルプリント基板の平面図である。 実施の形態2に係る接合体を示す断面図である。 図7中の領域VIIIを示す部分断面図である。 実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板の変形例を示す断面図である。 図9に示すフレキシブルプリント基板の平面図である。 実施の形態2に係る接合体の変形例を示す断面図である。 図11中の領域XIIを示す部分断面図である。 実施の形態3に係るフレキシブルプリント基板を示す断面図である。 実施の形態3に係る接合体を示す断面図である。 従来のフレキシブルプリント基板を示す断面図である。 図15に示す従来のフレキシブルプリント基板の部分断面図である。 実施の形態4に係る接合体を示す断面図である。 図17中の領域XVIIIを示す部分断面図である。 図17に示す接合体をプリント基板側から見た平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
実施の形態1.
<フレキシブルプリント基板の構成>
図1および図2に示されるように、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100は、基材1、第1配線パターン2、第1部材3a、第2部材3b、およびはんだ層4を備える。
図1に示されるように、基材1の形状は、例えばフィルム状である。基材1は、他の面よりも面積が大きい第1面1Aを有している。なお、以下において、第1面1Aに沿っており、かつフレキシブルプリント基板100を介して接続される2部材(例えば図3に示される基板90,92)が並べられる一方向を第1方向、第1面1Aに沿っておりかつ第1方向に垂直な方向を第2方向、第1面1Aに垂直な方向を第3方向とよぶ。また、各部材について、第3方向における幅を厚みとよぶ。
上記第3方向の基材1の幅(厚み)は、例えば12.5μm以上50μm以下である。基材1を構成する材料は、電気的絶縁性、可撓性および耐熱性を有する任意の材料であればよいが、例えばポリイミドなどの高分子材料である。
図1に示されるように、第1配線パターン2は、基材1の第1面1A上に形成されている。第1配線パターン2は、少なくとも第1方向に沿って延在している。第1配線パターン2は、後述する第1領域A1、第2領域A2、第3領域A3、第4領域A4および第5領域A5上に形成されている。第1配線パターン2には、例えば段差部が形成されていない。第1配線パターン2の厚みは、第1方向において略一定である。言い換えると、第1方向において第1配線パターン2の厚みの差は、成膜処理により生じる面内分布によるものであり、部分的なエッチング等によるものではない。第1配線パターン2の厚みは、例えば6μm以上70μm以下である。上記第1方向の第1配線パターン2の幅は、上記第2方向の第1配線パターン2の幅よりも長い。第1配線パターン2を構成する材料は、導電性を有する任意の材料であればよいが、例えば銅(Cu)を含む。第1配線パターン2は、例えば基材1に直接接着されていてもよいし、図示しない接着剤を介して基材1に接着されていてもよい。前者の場合、例えば銅箔にポリイミドワニスを塗布し焼成することにより、ポリイミドからなる基材1と、当該基材1の第1面1A上に接着された銅箔からなる第1配線パターン2とを形成し得る。または、第1配線パターン2は、例えば基材1の第1面1A上にスパッタリング法およびメッキ法により形成され得る。後者の場合、接着剤として、例えばエポキシ樹脂系接着剤またはアクリル樹脂系接着剤が使用され得る。
図2に示されるように、第1配線パターン2は、例えば第2方向に互いに間隔を隔てて複数配置されている。
図1および図2に示されるように、第1部材3aおよび第2部材3bは、第1配線パターン2上に、第1方向Aに互いに間隔を隔てて配置されている。第1部材3aは、第1配線パターン2の第1方向の一方端部から第1方向に間隔を隔てて配置されている。第2部材3bは、第1配線パターン2の第1方向の他方端部から第1方向に間隔を隔てて配置されている。第1部材3aおよび第2部材3bは、第1方向Aにおいてフレキシブルプリント基板100を、第1領域A1、第2領域A2、第3領域A3、第4領域A4、および第5領域A5の5つの領域に区画している。
第1領域A1は、第1部材3aに対し第2部材3bと反対側に配置されている。第1領域A1は、後述する接合体110においてプリント基板90(図3参照)と接続される領域である。第1領域A1では、基材1、第1配線パターン2およびはんだ層4が積層している。
第2領域A2は、第1部材3aと第2部材3bとの間に配置されている。第2領域A2は、後述する接合体110において屈曲している領域であって、プリント基板90とプリント基板92とをいわゆる空中配線している領域である。第2領域A2では、基材1および第1配線パターン2が積層している。第2領域A2には、はんだ層4は配置されていない。
第3領域A3は、第2部材3bに対し第1部材3aと反対側に配置されている。第3領域A3は、後述する接合体110においてプリント基板92と接続されている領域である。第3領域A3では、基材1、第1配線パターン2およびはんだ層4が積層している。
第4領域A4は、第1領域A1と第2領域A2との間に配置されている。第4領域A4は、第1部材3aが配置されている領域である。第4領域A4では、基材1、第1配線パターン2および第1部材3aが積層している。
第5領域A5は、第2領域A2と第3領域A3との間に配置されている。第5領域A5は、第2部材3bが配置されている領域である。第5領域A5では、基材1、第1配線パターン2および第2部材3bが積層している。
フレキシブルプリント基板100の厚みに関し、第2領域A2の厚みは第1領域A1、第3領域A3、第4領域A4および第5領域A5の各厚みよりも薄い。第1領域A1の厚みは第3領域A3の厚みと等しく、第1領域A1および第3領域A3の厚みは例えば第4領域A4および第5領域A5の各厚みより厚い。
図1に示されるように、好ましくは、上記第2方向において、第1部材3aおよび第2部材3bの幅W1は第1配線パターン2の幅W2以上である。第1部材3aおよび第2部材3bを構成する材料は、任意の材料であればよいが、好ましくは感光性を有する材料を含む。第1部材3aおよび第2部材3bを構成する材料が感光性を有する材料を含む場合、第1部材3aおよび第2部材3bは、例えば写真製版技術により形成され得る。
図2に示されるように、複数の第1配線パターン2が第2方向に互いに間隔を隔てて配置されている場合には、第1部材3aおよび第2部材3bは、第2方向に沿って延在して複数の第1配線パターン2上および複数の第1配線パターン2間にも配置されているのが好ましい。この場合、第1部材3aおよび第2部材3bを構成する材料は、複数の第1配線パターン2間の短絡を防止し得る程度の電気的絶縁性を有する任意の材料であればよいが、好ましくは光硬化性または熱硬化性を有する材料であり、例えばエポキシ樹脂などの合成樹脂を含む。第1部材3aおよび第2部材3bを構成する材料は、例えばエポキシ樹脂にアクリル酸を加えた、光硬化性および熱硬化性を有する樹脂を含む。第1部材3aおよび第2部材3bは、複数の第1配線パターン2間に位置する基材1の第1面1A、および第1方向および第3方向に沿って延びる複数の第1配線パターン2の側面と接触しているのが好ましい。第1部材3aおよび第2部材3bは、複数の第1配線パターン2上に配置されて相対的に凸状である部分と、複数の第1配線パターン2間に配置されて相対的に凹状である部分とを含んでいてもよい。
第1部材3aおよび第2部材3bは例えば以下のようにして形成され得る。まず、光硬化性および熱硬化性を有する樹脂が、第1配線パターン2が形成されている基材1の第1面1Aの全面上に塗布される。次に、該塗膜が所定のマスクパターンを用いて露光される。次に、露光された塗膜が加熱されて硬化される。次に、塗膜が現像される。このようにして得られた第1部材3aおよび第2部材3bは、所定のパターン形状を有しており、かつ硬化されていることにより硬化されていない場合と比べて高剛性である。
第1部材3aおよび第2部材3bの上記第3方向の幅(厚み)は、例えば10μm以上100μm以下である。
第1部材3aおよび第2部材3bは、後述する接合体110において上記第2領域A2に対し第1方向Aの両側に、第2領域A2よりも高剛性な第4領域A4、第7領域A7(図3参照)、および第5領域A5、第領域A(図3参照)を形成するためのものである。
第1接合部材としてのはんだ層4は、上記第1領域A1および上記第3領域A3の第1配線パターン2上に配置されている。はんだ層4は、上記第2領域A2の第1配線パターン2上に配置されていない。はんだ層4は、例えば第1部材3aおよび第2部材3bにおいて第3方向および第2方向に沿って延びる側面と接触している。はんだ層4を構成する材料は、市販されている任意の合金はんだであればよく、例えば錫(Sb)、鉛(Pb)、銀(Ag)、および銅(u)からなる群から選択される少なくとも1つを含む。はんだ層4は、例えばSbに重量比37%のPbを含む共晶はんだ、またはSbに重量比3%のAgと重量比0.5%のCuとを含む鉛フリーはんだである。はんだ層4の上記第2方向の幅は、第1配線パターン2の上記第2方向の幅と等しい。
はんだ層4は、例えば以下のようにして形成され得る。ロジンなどのフラックスを含んだペースト状のはんだ部材が、第1領域A1および第3領域A3の第1配線パターン2上に塗布される。はんだ部材の塗布方法は、任意の方法であればよいが、例えば要求される精度および塗布数などに応じてメタルマスクを用いた印刷法およびディスペンサを用いた塗布法から選択される。次に、はんだ部材が加熱されることにより溶融し、第1領域A1および第3領域A3に濡れ広がる。このとき、第1部材3aおよび第2部材3bは、溶融したはんだ部材が第2領域A2に流出することを抑制する。次に、はんだ部材が冷やされて凝固される。このようにして得られたはんだ層4は、例えば第1領域A1および第3領域A3の各全体上に形成されている。
はんだ層4の上記第3方向の幅(厚み)は例えば10μm以上100μm以下である。はんだ層4の当該幅は、例えば第1部材3aおよび第2部材3bの厚み以上であり、例えば第1部材3aおよび第2部材3bの厚み超えである。はんだ層4の厚みは、プリント基板90に反り等が生じた場合にも、はんだ層4が第2配線パターン91の所定の領域と隙間無く接触し得るように、設計される。さらに、はんだ層4の厚みは、フレキシブルプリント基板100とプリント基板90,92とを接続する際に、溶融したはんだ材料が第方向に隣り合う他の第1配線パターン2、他の第2配線パターン91および他の第3配線パターン93と接触しないように、設計される。
<フレキシブルプリント基板の製造方法>
フレキシブルプリント基板100は、例えば以下のように製造され得る。
まず、フィルム状の基材1が準備される。次に、基材1の第1面1A上に、第1配線パターン2が形成される。具体的には、例えばスパッタリング法またはメッキ法により基材1の第1面1Aの全面上に配線層が形成された後、写真製版技術を用いて部分的にエッチングされることにより、第1配線パターン2が形成され得る。次に、第1領域A1と第2領域A2との間および第3領域A3と第2領域A2との間の中間領域に位置する第1配線パターン2上に、第1部材3aおよび第2部材3bが形成される。上述のように、例えば光硬化性および熱硬化性を有する樹脂が、基材1の第1面1Aの全面上に塗布された後、写真製版技術により部分的にエッチングされて、第1部材3aおよび第2部材3bが形成される。次に、第1領域A1および第2領域A2に位置する第1配線パターン2上に、はんだ層4が形成される。このようにして、フレキシブルプリント基板100が製造される。
<接合体の構成>
図3および図4に示されるように、接合体110は、図1および図2に示される上記フレキシブルプリント基板100と、該フレキシブルプリント基板100により電気的に接続されている第1基板としてのプリント基板90および第2基板としてのプリント基板92を備えている。
プリント基板90は、第2配線パターン91を含む。プリント基板92は、第3配線パターン93を含む。プリント基板90,92は任意のプリント基板であればよい。プリント基板90,92は、例えば以下のようにして形成され得る。ガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させたものを熱硬化することにより、基材が形成される。次に、該基材上に銅からなる第2配線パターン91および第3配線パターン93が形成される。プリント基板90,92の上記第3方向の各幅(厚み)は、例えば等しい。第2配線パターン91および第3配線パターン93の上記第3方向の各幅(厚み)は、要求される電流容量および製造の制約に基づいて設計され得るが、例えば18μm以上70μm以下である。
フレキシブルプリント基板100が複数の第1配線パターン2を備えている場合には、プリント基板90,92の各々は複数の第2配線パターン91および第3配線パターン93を備えている。複数の第2配線パターン91および第3配線パターン93の各々は、接合体110において、複数の第1配線パターン2の各々と接触可能に配置されている。
図3および図4に示されるように、接合体110において、フレキシブルプリント基板100のはんだ層4の一部がプリント基板90の第2配線パターン91、またはプリント基板92の第3配線パターン93と接合されている。はんだ層4の他の一部は、第2配線パターン91または第3配線パターン93と接合されていない。
図3に示されるように、異なる観点から言えば、接合体110において、フレキシブルプリント基板100の第1領域A1は、第2配線パターン91と接合されているはんだ層4が位置している第6領域A6と、第2配線パターン91と接合されていないはんだ層4が位置している第7領域A7とを有している。第7領域A7は、第6領域A6と、第1部材3aが位置している第4領域A4との間に配置されている。第6領域A6は、第1方向Aにおいて第1部材3aと間隔を隔てて配置されている領域である。第7領域A7は、第1方向Aにおいて第1部材3aと接している領域である。
同様に、接合体110において、フレキシブルプリント基板100の第3領域A3は、第3配線パターン93と接合されているはんだ層4が位置している第8領域A8と、第3配線パターン93と接合されていないはんだ層4が位置している第9領域A9とを有している。第9領域A9は、第8領域A8と第2部材3bが位置している第5領域A5との間に配置されている。
図3および図4に示されるように、接合体110において、第7領域A7および第9領域A9に位置するはんだ層4の厚みの最大値は、第6領域A6および第8領域A8に位置するはんだ層4の厚みの最大値よりも大きい。ここで、接合体110におけるはんだ層4の厚みは、第1配線パターン2の表面に垂直な方向におけるはんだ層4の幅とする。フレキシブルプリント基板100とプリント基板90,92とを接合する際に、溶融したはんだ材料は、上記第3方向に力を受けて第1方向および第2方向に押し広げられる。このとき、溶融したはんだ材料の第1方向への流れは第1部材3aおよび第2部材3bにより堰き止められる。そのため、上記第1方向において第1部材3aよりも第1領域A1側に位置する第7領域A7上および上記第1方向において第2部材3bよりも第3領域A3側に位置する第9領域A9上に位置するはんだ層4の厚みの最大値は、第6領域A6および第8領域A8に位置するはんだ層4の厚みの最大値よりも大きくなる。第6領域A6および第8領域A8に位置するはんだ層4の厚みは、例えば20μm以上50μm以下である。はんだ層4は、例えば第1部材3aおよび第2部材3b上に拡がっていない。
図3に示されるように、例えばプリント基板90,92が同一面上に配置されている場合には、フレキシブルプリント基板100の第2領域A2は、第1面1A側が凹むように撓んでいる。つまり、第2領域A2の曲率の中心は、フレキシブルプリント基板100に対してプリント基板90,92側に配置されている。第2領域A2が撓んでいることにより、接合体110において第1部材3aと第2部材3bとの間の最短距離は、第1部材3aと第2部材3bとの間の第1面1Aの沿面距離よりも短い。
接合体110において、フレキシブルプリント基板100の第2領域A2は撓んでいる。図3および図4に示されるように、第1方向および第3方向に沿って延びる断面において、第7領域A7および第4領域A4の曲率半径R1(図4参照)は、第2領域A2の曲率半径よりも大きく、第1領域A1および第3領域A3の曲率半径よりも小さい。
接合体110において、フレキシブルプリント基板100の上記第7領域A7および上記第4領域A4の各曲率は、上記第2領域A2の曲率よりも小さい。
接合体110は、例えば以下のようにして製造される。
まず、上記フレキシブルプリント基板100の製造方法に基づいて、フレキシブルプリント基板100が製造される。次に、プリント基板90,92が準備される。次に、フレキシブルプリント基板100のはんだ層4が、プリント基板90の第2配線パターン91およびプリント基板92の第3配線パターン93と接合される。具体的には、第1方向Aにおいて第1部材3aと間隔を隔てて配置されているはんだ層4の一部が第2配線パターン91に接触され、押圧される。さらに、第1方向Aにおいて第2部材3bと間隔を隔てて配置されているはんだ層4の一部が第3配線パターン93に接触され、押圧される。これにより、フレキシブルプリント基板100の第1配線パターン2とプリント基板90,92の第2配線パターン91および第3配線パターン93とがはんだ層4を介して接合される。このようにして、接合体110が製造される。
なお、プリント基板90,92が反っている場合には、該プリント基板90,92を真空吸着等により反りが抑制された状態とした上で、FPC基板100とプリント基板90,92とを接続するのが好ましい。このようにすれば、接合体110においてFPC基板100がプリント基板90,92の反りに沿って変形し難い。そのため、例えば第2方向においてプリント基板90の中央部が両端部よりも凸または凹であるようにプリント基板90が反っている場合に、第2領域A2の曲率の第2方向におけるばらつきは抑制され得る。
<作用効果>
図15および図16に示されるように、従来のフレキシブルプリント基板200は、基材201と、基材201上に配置されている配線パターン202とを備える。従来の接合体210では、フレキシブルプリント基板200の第1領域A201は、プリント基板290,292の配線パターン291,293とはんだ層を介して接合されている。そのため、接合体210においてプリント基板290,292間に歪みが生じた場合、第1領域A201は自由に変形することができないため、該第1領域A201に隣接する第2領域A202のみが撓むことになる。このとき、第2領域A202の曲率半径は均一に小さくなるため、第1領域と第2領域との境界部211で曲率半径が略二値的に変化する。そのため、第1領域A201と第2領域A202との境界部211に上記変形に伴う負荷が局所的に集中する。一般的に、基板の耐屈曲性、特に導体層の耐屈曲性は、曲率半径が小さくなるほど低下することが知られている。そのため、従来のフレキシブルプリント基板200では、第2領域A202の耐屈曲性が接合体210に要求される水準に達していない。
また、上述のように、上記特許文献1のフレキシブルプリント基板もフレキシブルプリント基板200と同様に上記課題を有している。
これに対し、上記フレキシブルプリント基板100は、第1面を有する基材1と、基材1の第1面の上に配置されており、第1方向に沿って延在している少なくとも1つの第1配線パターン2と、第1配線パターン2の上に、第1方向に互いに間隔を隔てて配置されている第1部材3aおよび第2部材3bと、第1部材3aに対し第2部材3bと反対側に位置するフレキシブルプリント基板の第1領域A1内に位置する第1配線パターン2の上に配置されているはんだ層4とを備える。第1部材3aおよび第2部材3bは、第1方向においてフレキシブルプリント基板100を、第1方向において第1部材3aに対し第2部材3bと反対側に位置する第1領域A1、第1部材3aと第2部材3bとの間に位置する第2領域A2、第2部材3bに対し第1部材3aと反対側に位置する第3領域A3、第1部材3aが配置されている第4領域A4および第2部材3bが配置されている第5領域A5に区画している。第2領域A2の厚みは第4領域A4および第5領域A5の厚みよりも薄い。
このようなフレキシブルプリント基板100では、第4領域A4に第1部材3aが配置されており、第5領域A5に第2部材3bが配置されており、第2領域A2の厚みは第4領域A4および第5領域A5の厚みよりも薄い。そのため、第4領域A4および第5領域A5の各剛性は第2領域A2の剛性よりも高い。その結果、フレキシブルプリント基板100の第1領域A1にプリント基板90が、第3領域A3にプリント基板92がそれぞれ接合されて成る接合体110において、プリント基板90,92間に歪みが生じた場合、第4領域A4、第2領域A2および第5領域A5が撓むことになる。このとき、第4領域A4および第5領域A5の曲率は第2領域A2の曲率よりも大きくなる。そのため、該フレキシブルプリント基板100では、第1領域A1から第2領域A2にかけて、および第3領域A3から第2領域A2にかけての曲率半径の変化は、従来のフレキシブルプリント基板200のそれと比べて、緩やかになる。その結果、フレキシブルプリント基板100の第2領域A2の耐屈曲性は、従来のフレキシブルプリント基板200のそれと比べて高い。
上記フレキシブルプリント基板100において、第1部材3aおよび第2部材3bを構成する材料は、感光性を有する材料を含むのが好ましい。
上記特許文献1のフレキシブルプリント基板の製造方法では、屈曲領域および非屈曲領域の各剛性を制御するために、メッキによる導体層を成膜し、導体層をマスキングし、マスキングされた導体層をエッチングして、各領域の導体層の残存量を制御する必要がある。さらに、上記特許文献1のフレキシブルプリント基板の製造方法では、エッチング工程後にはマスク材を除去する必要がある。そのため、上記特許文献1のフレキシブルプリント基板の製造コストは、フレキシブルプリント基板200の製造コストと比べて、その製造工数の増大に伴って高くなるという問題がある。
これに対し、フレキシブルプリント基板100の製造方法では、第2領域A2および第4領域A4の各剛性の高低が、各領域間での第1配線パターン2等の導体層の膜厚差ではなく、第1部材3aおよび第2部材3bの有無により実現される。そして、第1部材3aおよび第2部材3bは、写真製版技術により容易に形成され、かつ除去されない。そのため、上記フレキシブルプリント基板100の製造コストは、上記特許文献1のフレキシブルプリント基板の製造コストと比べて、低減されている。
上記フレキシブルプリント基板100では、第1面を平面視したときに、第1方向と交差する第2方向において、第1部材3aおよび第2部材3bの幅W1は第1配線パターン2の幅W2以上である。
このようにすれば、フレキシブルプリント基板100の製造方法において、第1接合部材および第2接合部材となるべき材料が第1配線パターン2を伝って第1領域A1または第3領域A3から第2領域A2へ流入することを防止することができる。さらに、接合体110の製造方法において、第1接合部材および第2接合部材が第1配線パターン2を伝って第1領域A1または第3領域A3から第2領域A2へ流入することを防止することができる。そのため、フレキシブルプリント基板100および接合体110では、第2領域A2に第1接合部材および第2接合部材の一部が配置されることに伴う第2領域A2の高剛性化が抑制されている。その結果、フレキシブルプリント基板100および接合体110は、第2領域A2が高い屈曲性を有しているため、プリント基板90,92間に生じた歪みを吸収し得る。
上記接合体110は、上記フレキシブルプリント基板100と、はんだ層4を介して第1配線パターン2と接合されている第2配線パターン91を含む第1基板としてのプリント基板90とを備える。上記接合体110において、第1領域A1は、はんだ層4が第2配線パターン91と接合されている第1接合領域としての第6領域A6と、第1方向において第6領域A6と第1部材3aとの間に配置されており、第2配線パターン91と接合されていない第1非接合領域としての第7領域A7とを含む。はんだ層4の一部は第7領域A7の第1配線パターン2の上に配置されている。
さらに、第3領域A3は、はんだ層4を介して第3配線パターン93と接合されている第2接合領域としての第8領域A8と、第1方向において第8領域A8と第2部材3bとの間に配置されており、第3配線パターン93と接合されていない第2非接合領域としての第9領域A9を含む。はんだ層4の一部は第9領域A9内の第1配線パターン2の上に配置されている。
このような接合体110では、フレキシブルプリント基板100の第7領域A7、第4領域A4、第2領域A2、第5領域A5、および第9領域A9が、プリント基板90,92と接合されていない非接合領域として構成されているため、撓み得る。さらに、上述のように、第4領域A4および第5領域A5の各々には第1部材3a第2部材3bが配置されていることにより、第4領域A4および第5領域A5の剛性は、第1部材3aと第2部材3bとの間に位置する第2領域A2の剛性と比べて高い。さらに、第7領域A7および第9領域A9の各々にははんだ層4の一部が配置されているため、第7領域A7および第9領域A9の剛性ははんだ層4が配置されていない第2領域A2の剛性と比べて高い。そのため、フレキシブルプリント基板100に力が印加された場合、接合領域である第6領域A6および第8領域A8以外の各非接合領域は、各々の剛性に応じて変形する。その結果、接合体110は、異なる曲率に変形し得る。
上記接合体110において、第1面に交差しかつ第1方向に沿った断面において、上記非接合領域としての第7領域A7および第4領域A4が位置するフレキシブルプリント基板100の曲率半径は、接合領域としての第6領域A6が位置するフレキシブルプリント基板の曲率半径よりも小さく、かつ第2領域A2の曲率半径よりも大きい。
このような接合体110では、第3領域A3から第2領域A2にかけての曲率半径の変化は、従来の接合体210のそれと比べて、緩やかになる。その結果、フレキシブルプリント基板100の第2領域A2の耐屈曲性は、従来のフレキシブルプリント基板200のそれと比べて高いため、接合体110の信頼性は従来の接合体210のそれと比べて高い。
実施の形態2.
<フレキシブルプリント基板の構成>
図5〜図8に示されるように、実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板101は実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100と基本的には同様の構成を備えるが、第2接合部材の厚みが第1接合部材との厚みよりも薄い点で異なる。異なる観点から言えば、フレキシブルプリント基板101の第3領域A3の厚みが第1領域A1の厚みよりも薄い点で異なる。
フレキシブルプリント基板101において、第1接合部材は第1導電部材としてのはんだメッキ層5と第2導電部材としてのはんだ層6との積層体により構成されている。第2接合部材は、第1導電部材としてのはんだメッキ層5により構成されている。フレキシブルプリント基板101では、はんだ層6の厚みの分だけ、第1接合部材は第2接合部材よりも厚い。基材1および第1配線パターン2の厚みは、例えば第1方向において等しい。つまり、フレキシブルプリント基板101では、はんだ層6の厚みの分だけ、第1領域A1は第3領域A3よりも厚い。
はんだメッキ層5は、第1領域A1、第2領域A2および第3領域A3内の第1配線パターン2の上に形成されている。はんだメッキ層5の上記第2方向の幅は、第1配線パターン2の上記第2方向の幅に等しい。はんだメッキ層5を構成する材料は、市販されている任意の合金はんだであればよく、例えば錫(Sb)、鉛(Pb)、銀(Ag)、および銅(u)からなる群から選択される少なくとも1つを含む。はんだメッキ層5は、例えばSbに重量比37%のPbを含む共晶はんだ、またはSbに重量比3%のAgと重量比0.5%のCuとを含む鉛フリーはんだである。はんだメッキ層5は、例えば第1部材3aおよび第2部材3bが形成されている第1配線パターン2に対するメッキ処理により、形成され得る。メッキ処理により形成されるはんだメッキ層5は、上述したはんだ層4よりも薄い膜厚に制御され得る。複数の第1配線パターン2が第2方向に間隔を隔てて配置されている場合には、複数のはんだメッキ層5が第2方向に間隔を隔てて配置されている。
はんだメッキ層5の厚みは、プリント基板90に反り等が生じた場合にも、はんだメッキ層5が第2配線パターン91の所定の領域と隙間無く接触し得るように、設計される。さらに、はんだメッキ層5の厚みは、フレキシブルプリント基板10とプリント基板90,92とを接続する際に、溶融したはんだめっき材料が第2方向に隣り合う他の第1配線パターン2および他の第2配線パターン91および第3配線パターン93と接触しないように、設計される。また、はんだメッキ層5が第2領域A2にも配置されているため、基材1、第1配線パターン2およびはんだメッキ層5の各厚みの合計値は、第2領域A2の可撓性を損なわないように、設計される。例えば、第3配線パターン93の厚みが6μm以上18μm以下であり、第2方向における第3配線パターン93間の間隔が0.2mmである場合、はんだメッキ層5の厚みは10μm以上20μm以下とされ得る。
はんだ層6は、第1領域A1内の第1配線パターン2の上に形成されたはんだメッキ層5の上に形成されている。はんだ層6は、第2領域A2内の第1配線パターン2の上に形成されていない。また、はんだ層6は、第3領域A3内の第1配線パターン2の上に形成されていない。
はんだ層6は、上記はんだ層4と同様に構成されていればよい。はんだ層6の厚みははんだメッキ層5よりも厚くなり、例えば20μm以上となる。
フレキシブルプリント基板101では、第1領域A1において基材1、第1配線パターン2、はんだメッキ層5およびはんだ層6が順に積層されている。また、第3領域A3において基材1、第1配線パターン2、およびはんだメッキ層5が順に積層されている。また、第2領域A2において基材1、第1配線パターン2およびはんだメッキ層5が順に積層されている。
<接合体の構成>
図7および図8に示されるように、実施の形態2に係る接合体111は、実施の形態1に係る接合体110と基本的には同様の構成を備えるが、フレキシブルプリント基板100に代えてフレキシブルプリント基板101を備えている点で異なる。
接合体111において、フレキシブルプリント基板101の第1領域A1内のはんだ層6はプリント基板90の第2配線パターン91と接合され、第3領域A3内のはんだメッキ層5はプリント基板92の第3配線パターン93と接合されている。
第3配線パターン93の厚みは、例えば6μm以上18μm以下である。プリント基板92の基材の厚みは、例えばプリント基板90の基材の厚みよりも厚い。このようなプリント基板92は、例えば公知のビルドアッププロセスにより、ガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させたものを熱硬化することにより得られる絶縁層と、導体パターン層とを積層することにより製造され得る。また、プリント基板92は、ガラス基板上に導体パターンを形成することにより製造されてもよいし、シリコン基板上に樹脂および導体による再配線層を形成することにより製造されてもよい。また、プリント基板92は、セラミック基材上に導体を形成した後、焼成することにより製造されてもよい。
図7および図8に示されるように、接合体111において、第7領域A7に位置するはんだ層6の厚みの最大値は、第6領域A6に位置するはんだ層6の厚みの最大値よりも大きい。さらに、第9領域A9に位置するはんだメッキ層5の厚みの最大値は、第8領域A8に位置するはんだメッキ層5の厚みの最大値よりも大きい。第8領域A8に位置するはんだメッキ層5の厚みの最大値は、第2領域A2および第6領域A6に位置するはんだメッキ層5の厚みの最大値よりも薄い。フレキシブルプリント基板101とプリント基板90,92とを接合する際に、溶融したはんだメッキ材料は、上記第3方向に力を受けて第1方向および第2方向に押し広げられる。このとき、溶融したはんだメッキ材料の第1方向への流れは第1部材3aおよび第2部材3bにより堰き止められる。そのため、上記第1方向において第1部材3aよりも第1領域A1側に位置する第7領域A7上および上記第1方向において第2部材3bよりも第3領域A3側に位置する第9領域A9上に位置するはんだメッキ層5の厚みの最大値は、第6領域A6および第8領域A8に位置するはんだメッキ層5の厚みの最大値よりも大きくなる。
フレキシブルプリント基板101とプリント基板90,92とを接合する際に、溶融したはんだ材料は、上記第3方向に力を受けて第1方向および第2方向に押し広げられる。このとき、溶融したはんだ材料の第1方向への流れは第1部材3aおよび第2部材3bにより堰き止められる。そのため、上記第1方向において第1部材3aよりも第1領域A1側に位置する第7領域A7上および上記第1方向において第2部材3bよりも第3領域A3側に位置する第9領域A9上に位置するはんだ層4の厚みの最大値は、第6領域A6および第8領域A8に位置するはんだ層4の厚みの最大値よりも大きくなる。第6領域A6および第8領域A8に位置するはんだ層4の厚みは、例えば20μm以上50μm以下である。はんだ層4は、例えば第1部材3aおよび第2部材3b上に拡がっていない。
<作用効果>
フレキシブルプリント基板101は、上記フレキシブルプリント基板100と基本的に同様の構成を備えるため、フレキシブルプリント基板100と同様の効果を奏することができる。
さらに、フレキシブルプリント基板101では、第1領域A1、第2領域A2、および第3領域A3内の第1配線パターン2の上に第1導電部材としてのはんだメッキ層5が配置されている。第1領域A1内のはんだメッキ層5の上に第2導電部材としてのはんだ層6が配置されている。上記第2接合部材ははんだメッキ層5を含む。上記第1接合部材ははんだメッキ層5およびはんだ層6を含む。第1接合部材は、はんだ層6の厚み分だけ、第2接合部材よりも厚い。
このようなフレキシブルプリント基板101をプリント基板90,92と接合する際に、溶融した第2接合部材の材料は溶融した第1接合部材の材料よりも広がらないため、第2接合部材が複数の第3配線パターン93間を短絡させる懸念は、第1接合部材が複数の第2配線パターン91間を短絡させる懸念よりも小さい。つまり、フレキシブルプリント基板101によれば、接合体111において第3配線パターン93間の短絡が防止されている。特に、例えば上記第2方向における第3配線パターン93の間隔が上記第2方向における第2配線パターン91の間隔よりも短い場合、あるいは第3配線パターン93が第2配線パターン91よりも厚い場合にも、接合体111において当該第3配線パターン93間の短絡が防止されている。
<変形例>
図9および図10に示されるように、実施の形態2の変形例に係るフレキシブルプリント基板102は、フレキシブルプリント基板101におけるはんだメッキ層5およびはんだ層6に代えて、メッキ層7およびはんだ層8を備えている。フレキシブルプリント基板102において、第1接合部材はメッキ層7およびはんだ層8により構成されている。フレキシブルプリント基板102において、第2接合部材は、メッキ層7により構成されている。
メッキ層7を構成する材料は、導電性を有する任意の材料であればよいが、例えばニッケル(Ni)および金(Au)を含む。メッキ層7は、例えばNiからなる第1層と、第1層上に形成されたAuからなる第2層との積層体であってもよい。第1層の厚みは、例えば2μm以上5μm以下である。第2層の厚みは、例えば0.01μm以上1.50μm以下である。メッキ層7は、メッキ法により形成されている。メッキ層7の上記第2方向の幅は、第1配線パターン2の上記第2方向の幅と等しい。複数の第1配線パターン2が第2方向に間隔を隔てて配置されている場合には、複数のメッキ層7が第2方向に間隔を隔てて配置されている。
はんだ層8は、上記はんだ層4と同様に構成されていればよい。はんだ層8の厚みはメッキ層7よりも厚くなり、例えば20μm以上となる。はんだ層8の上記第2方向の幅は、例えば第1配線パターン2およびメッキ層7の上記第2方向の幅と等しい。
第1部材3aおよび第2部材3bは、例えばメッキ層7の上に配置されている。すなわち、第1部材3aおよび第2部材3bは、例えばメッキ層7が形成された後に、形成され得る。この場合、上記第1方向において第1領域A1と第2領域A2との間に位置する第領域内の第1配線パターン2の上には、メッキ層7および第1部材3aが配置されている。
図11および図12に示されるように、フレキシブルプリント基板102を備える接合体112では、第1接合部材としてのメッキ層7およびはんだ層8を介して第1配線パターン2と第2配線パターン91とが接合されている。さらに、接合体112では、第2接合部材としてのメッキ層7および第3接合部材としての接着剤9を介して第1配線パターン2と第3配線パターン93とが接合されている。
接着剤9は、任意の導電性接着剤であればよいが、例えば異方導電性接着剤である。接着剤9の厚みは、例えばはんだ層8の厚み未満である。接着剤9は、フレキシブルプリント基板102がプリント基板90,92と接合される前に、複数のメッキ層7の上に配置される。
図11および図12に示されるように、接合体112において、第7領域A7に位置するはんだ層8の厚みの最大値は、第6領域A6に位置するはんだ層8の厚みの最大値よりも大きい。さらに、第9領域A9に位置する接着剤9の厚みの最大値は、第8領域A8に位置する接着剤9の厚みの最大値よりも大きい。第8領域A8に位置するメッキ層7の厚みの最大値は、第2領域A2および第6領域A6に位置するメッキ層7の厚みの最大値と、例えば同等である。フレキシブルプリント基板102とプリント基板90,92とを接合する際に、接着剤料は、上記第3方向に力を受けて第1方向および第2方向に押し広げられる。このとき、接着剤料の第1方向への流れは第1部材3aおよび第2部材3bにより堰き止められる。そのため、上記第1方向において第1部材3aよりも第1領域A1側に位置する第7領域A7上および上記第1方向において第2部材3bよりも第3領域A3側に位置する第9領域A9上に位置する接着剤9の厚みの最大値は、第6領域A6および第8領域A8に位置する接着剤9の厚みの最大値よりも大きくなる。
このような構成を備えるフレキシブルプリント基板102によれば、フレキシブルプリント基板101と基本的に同様の構成を備えているため、フレキシブルプリント基板101と同様の効果を奏することができる。
なお、第1部材3aおよび第2部材3bは、例えばメッキ層7が形成される前に、第1配線パターン2上に形成されていてもよい。言い換えると、第4領域A4内の第1配線パターン2の上には、第1部材3aのみが配置されていてもよい。
なお、フレキシブルプリント基板102は、メッキ法により形成されるメッキ層7に代えて、スパッタリング法により形成される導電層を備えていてもよい。
実施の形態3.
図13および図14に示されるように、実施の形態3に係るフレキシブルプリント基板103は、基本的には実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100と同様の構成を備えるが、第2領域A2の厚みが第1領域A1および第3領域A3の各厚みと等しい点で異なる。異なる観点から言えば、フレキシブルプリント基板103は、はんだ層6を備えていない点で実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板101と異なる。
図13および図14に示されるように、フレキシブルプリント基板103において、第1導電部材および第2導電部材の各々は、同等の構成を有しており、例えばはんだメッキ層5により構成されている。はんだメッキ層5は、上記実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板101,102におけるはんだメッキ層5と同様の構成を有している。
図13および図14に示されるように、実施の形態3に係る接合体113は、実施の形態1に係る接合体110と基本的には同様の構成を備えるが、フレキシブルプリント基板100に代えてフレキシブルプリント基板103を備えている点で異なる。
接合体113では、フレキシブルプリント基板103の第1領域A1内のはんだメッキ層5がプリント基板90の第2配線パターン91と接合され、第3領域A3内のはんだメッキ層5がプリント基板92の第3配線パターン93と接合されている。
フレキシブルプリント基板103は、上記フレキシブルプリント基板100と基本的に同様の構成を備えるため、フレキシブルプリント基板100と同様の効果を奏することができる。
さらに、フレキシブルプリント基板103における第1接合部材および第2接合部材としてのはんだメッキ層5は、上記フレキシブルプリント基板100における第1接合部材および第2接合部材としてのはんだ層4よりも薄い。そのため、フレキシブルプリント基板103とプリント基板90,92とを接合する際に、第1接合部材および第2接合部材が複数の第2配線パターン91間および複数の第3配線パターン93間を短絡させる懸念は、フレキシブルプリント基板100と比べて、小さい。つまり、フレキシブルプリント基板103によれば、接合体113において第2配線パターン91間および第3配線パターン93間の短絡が防止されている。
実施の形態4.
<フレキシブル基板および接合体の構成>
図17〜図19に示されるように、実施の形態4に係る接合体114は、実施の形態1に係る接合体110と基本的には同様の構成を備えるが、第4領域A4および第7領域A7上に配置されている第1補強部材50aと、第5領域A5および第9領域A9上に配置されている第2補強部材50bと、第2領域A2上に配置されている第3補強部材60とをさらに備える点で異なる。
実施の形態4に係る接合体114は、フレキシブル基板104を備える。フレキシブル基板104は、図1および図2に示される実施の形態1に係るフレキシブル基板100と基本的には同様の構成を備えるが、第3補強部材60を備える点で異なる。
図19および図2に示されるように、フレキシブル基板104の第1領域A1および第3領域A3では、基材1、第1配線パターン2およびはんだ層4が積層している領域と、基材1のみからなり第1配線パターン2およびはんだ層4が形成されていない領域とが上記第2方向において交互に並んで配置されている。フレキシブル基板104の第2領域A2では、基材1および第1配線パターン2が積層している領域と、基材1のみからなり第1配線パターン2が形成されていない領域とが上記第2方向において交互に並んで配置されている。第1部材3aの一部は、第2領域A2に面しており上記第1方向において第2部材3bと対向している。第2部材3bの一部は、第2領域A2に面しており上記第1方向において第1部材3aと対向している。
図17および図18に示されるように、プリント基板90および第2配線パターン91の各一部は、第7領域A7に面している。プリント基板92および第3配線パターン93の各一部は、第9領域A9に面している。
図17に示されるように、第1補強部材50aおよび第2補強部材50bは、上記第1方向において間隔を隔てて配置されている。第1補強部材50aおよび第2補強部材50bは、上記第1方向において第3補強部材60を挟むように配置されている。第1補強部材50a、第2補強部材50b、および第3補強部材60は、上記第2方向に沿って延在している。第1補強部材50aは、上記第2方向において、少なくも第7領域A7の全面を覆っている。第1補強部材50aは、例えば第7領域A7の全面および上記第1方向において第7領域A7側に位置する第4領域A4の部分上を覆っている。第2補強部材50bは、上記第2方向において、少なくも第9領域A9の全面を覆っている。第2補強部材50bは、例えば第9領域A9の全面および上記第1方向において第9領域A9側に位置する第5領域A5の部分上を覆っている。第3補強部材60は、上記第2方向において、少なくも第2領域A2の全面を覆っている。
図17および図18に示されるように、第1補強部材50aは、第4領域A4内の第1部材3a、第7領域A7内のはんだ層4および基材1、ならびに第7領域A7に面しているプリント基板90および第2配線パターン91の上記各一部を被覆している。好ましくは、第1補強部材50aは、第4領域A4内の第1部材3a、第7領域A7内のはんだ層4および基材1、ならびに第7領域A7に面しているプリント基板90および第2配線パターン91の上記各一部と、隙間無く密着している。上記第2方向から視て、第1補強部材50aにおいて外部に露出している露出面は第1部材3aとプリント基板90との間を滑らかに接続している。上記第2方向から視て、該露出面の形状は円弧状であり、該露出面の曲率の中心は第1部材3aよりも下方であって第1部材3aよりも第2部材3b側に配置されている。
図17に示されるように、第2補強部材50bは、第5領域A5内の第2部材3b、第9領域A9内のはんだ層4および基材1、ならびに第9領域A9に面しているプリント基板92および第3配線パターン93の上記各一部を被覆している。好ましくは、第2補強部材50bは、第5領域A5内の第2部材3b、第9領域A9内のはんだ層4および基材1、ならびに第9領域A9に面しているプリント基板92および第3配線パターン93の上記各一部と、隙間無く密着している。上記第2方向から視て、第2補強部材50bにおいて外部に露出している露出面は第2部材3bとプリント基板92との間を滑らかに接続している。上記第2方向から視て、該露出面の形状は円弧状であり、該露出面の曲率の中心は第2部材3bよりも下方であって第2部材3bよりも第1部材3a側に配置されている。
第1補強部材50aおよび第2補強部材50bの上記第3方向の幅(厚み)は、例えば1mm以上5mm以下である。第4領域A4内の第1補強部材50aの厚みは、第7領域A7内の第1補強部材50aの厚みよりも薄い。第5領域A5内の第2補強部材50bの厚みは、第9領域A9内の第2補強部材50bの厚みよりも薄い。
第1補強部材50aおよび第2補強部材50bを構成する材料は、例えば紫外線硬化性、熱硬化性、および湿気硬化性の少なくともいずれかと、電気絶縁性とを有する任意の樹脂材料であればよいが、例えばエポキシ、アクリル、およびポリウレタンからなる群から選択される少なくとも1つを含む。好ましくは、第1補強部材50aおよび第2補強部材50bは、プリント基板90,92、第2配線パターン91、はんだ層4、第1部材3a、第2部材3bおよび基材1に対し高い密着性を有している。第1補強部材50aを構成する材料は、第2補強部材50bを構成する材料と同等であってもよい。
図17および図18に示されるように、第3補強部材60は、第2領域A2内の第1配線パターン2および基材1、ならびに第2領域A2に面している第1部材3aおよび第2部材3bの上記各一部を被覆している。好ましくは、第3補強部材60は、第2領域A2内の第1配線パターン2および基材1、ならびに第2領域A2に面している第1部材3aおよび第2部材3bの上記各一部と、隙間無く密着している。
第3補強部材60の剛性は、第1補強部材50aおよび第2補強部材50bの各剛性と同等かそれよりも低い。第3補強部材60の厚みは、第1補強部材50aおよび第2補強部材50bの各厚みよりも薄く、例えば0.01mm以上1.00mm以下である。
第2領域A2における基材1、第1配線パターン2および第3補強部材60とを含む厚みは、第4領域A4における基材1、第1配線パターン2、第1部材3a、および第1補強部材50aを含む厚み、ならびに第7領域A7における基材1、第1配線パターン2、はんだ層4、および第1補強部材50aを含む厚みよりも薄い。第2領域A2の上記厚みは、例えば第4領域A4における基材1、第1配線パターン2、および第1部材3aを含む厚みよりも薄い。
第2領域A2における基材1、第1配線パターン2および第3補強部材60とを含む厚みは、第5領域A5における基材1、第1配線パターン2、第2部材3b、および第2補強部材50bを含む厚み、ならびに第9領域A9における基材1、第1配線パターン2、はんだ層4、および第2補強部材50bを含む厚みよりも薄い。第2領域A2の上記厚みは、例えば第5領域A5における基材1、第1配線パターン2、および第2部材3bを含む厚みよりも薄い。
第3補強部材60を構成する材料は、例えば紫外線硬化性、熱硬化性、および湿気硬化性の少なくともいずれかと、電気絶縁性とを有する任意の樹脂材料であればよいが、例えばエポキシ、アクリル、およびポリウレタンからなる群から選択される少なくとも1つを含む。第3補強部材60を構成する材料は、例えばエポキシ、アクリル、およびポリウレタンからなる群から選択される少なくとも1つを含む。好ましくは、第3補強部材60は、第1配線パターン2、第1部材3a、第2部材3bおよび基材1に対し高い密着性を有している。第3補強部材60を構成する材料は、第1補強部材50aおよび第2補強部材50bを構成する材料と同等であってもよい。
<フレキシブル基板および接合体の製造方法>
フレキシブル基板104は、上述した製造方法により製造されたフレキシブル基板100に、第3補強部材60が形成されることにより、製造される。
具体的には、まず、フレキシブル基板100が準備される。次に、フレキシブル基板100において第3補強部材60が形成されない領域を覆うマスク部材が形成される。次に、第3補強部材60となるべき液状樹脂が、フレキシブル基板100の第2領域A2に成膜され硬化されることにより、第3補強部材60が形成される。第3補強部材60の成膜方法は、公知の方法から任意に選択され得るが、好ましくは上記のように厚みが比較的薄い第3補強部材60を容易に成膜可能な方法であり、例えばジェット式ディスペンサを用いる塗布方法、静電噴霧法、またはスクリーン印刷法等である。第3補強部材60の硬化方法は、公知の方法から任意に選択され得るが、例えば紫外線硬化法、熱硬化法性、または湿気硬化法である。このようにして、フレキシブルプリント基板104が製造される。
接合体114は、上述した製造方法により製造されたフレキシブル基板104とプリント基板90,92とが接合された後、第1補強部材50aおよび第2補強部材50bが形成されることにより、製造される。
具体的には、まず、フレキシブル基板104のはんだ層4が、プリント基板90の第2配線パターン91およびプリント基板92の第3配線パターン93と接合される。次に、第1補強部材50aとなるべき液状樹脂が、フレキシブル基板104の第4領域A4および第7領域A7の予め定められた領域に成膜され硬化されることにより、第1補強部材50aが形成される。同様に、第2補強部材50bとなるべき液状樹脂が、フレキシブル基板104の第5領域A5および第9領域A9の予め定められた領域に塗布され硬化されることにより、第2補強部材50bが形成される。第1補強部材50aと第2補強部材50bとは、例えば同時に形成される。第1補強部材50aおよび第2補強部材50bの成膜方法は、公知の方法から任意に選択され得るが、例えばジェット式ディスペンサまたは空気圧力式ディスペンサを用いた塗布方法である。第1補強部材50aおよび第2補強部材50bの硬化方法は、公知の方法から任意に選択され得るが、例えば紫外線硬化法、熱硬化法性、または湿気硬化法である。これにより、第1補強部材50aおよび第2補強部材50bが形成される。このとき、液状樹脂の形状が液状樹脂に作用する表面張力によって図18に示しされるような略円弧形に保たれた状態で、該液相樹脂が硬化されるのが好ましい。これにより、図18に示されるような、フィレット状の第1補強部材50aおよび第2補強部材50bを形成できる。
なお、第1補強部材50a、第2補強部材50b、および第3補強部材60となるべき各液状樹脂を塗布する前に、各液状樹脂が塗布される領域に対し、酸素プラズマ処理またはコロナ放電処理等の表面処理を施してもよい。例えば、第3補強部材60となるべき液状樹脂を塗布する前に、第2領域A2内の基材1および第1配線パターン2、ならびに第2領域A2に面している第1部材3aおよび第2部材3bの各一部に対し、上記表面処理を施してもよい。第1補強部材50aおよび第2補強部材50bとなるべき液状樹脂を塗布する前に、第4領域A4内の第1部材3a、第5領域A5内の第2部材3b、第7領域A7内および第9領域A9内のはんだ層4および基材1、第7領域A7に面しているプリント基板90および第2配線パターン91の上記各一部、ならびに第9領域A9に面しているプリント基板92および第3配線パターン93の上記各一部に対し、酸素プラズマ処理またはコロナ放電処理等の表面処理を施してもよい。これにより、これらと第1補強部材50a、第2補強部材50bおよび第3補強部材60との密着性が向上する。
<作用効果>
フレキシブル基板104および接合体114は、基本的に実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100および接合体10と同様の構成をしている。さらに、接合体114は、第1補強部材50a、第2補強部材50bおよび第3補強部材60を備えているため、接合体114の第7領域A7、第4領域A4、第2領域A2、第5領域A5および第9領域A9の各剛性は接合体110〜113のそれらと比べて高い。また、第3補強部材60の剛性は、第1補強部材50aおよび第2補強部材50bの各剛性と同等かそれよりも低いため、接合体114の第7領域A7、第4領域A4、第2領域A2、第5領域A5および第9領域A9の各剛性間の相対的な大小関係は接合体110〜113のそれらと同等である。そのため、フレキシブル基板104および接合体114は、フレキシブルプリント基板100および接合体10と同等またはそれ以上の耐屈曲性を有している。
なお、第3補強部材60を備えるが第1補強部材50aおよび第2補強部材50bを備えていない接合体の耐屈曲性は、実施の形態1〜3に係る接合体110〜113のそれと比べて、低くなる。このような接合体の第2領域A2の厚みは、接合体110〜113の第2領域A2の厚みと比べて、第3補強部材60の厚みの分だけ厚い。そのため、上記接合体の第2領域A2の剛性は接合体110〜113の第2領域A2の剛性と比べて高い。その結果、第3補強部材60を備えるが第1補強部材50aおよび第2補強部材50bを備えていない接合体では、第7領域A7および第9領域A9の剛性が、第3補強部材60が配置されている第2領域A2、第1部材3aが配置されている第4領域A4、および第2部材3bが配置されている第5領域A5の各剛性よりも低くなる場合がある。このような接合体のプリント基板90,92間に歪みが生じた場合、第7領域A7および第9領域A9の曲率は第2領域A2、第4領域A4および第5領域A5の各曲率よりも小さくなる。
これに対し、接合体114は第3補強部材60に加えて第1補強部材50aおよび第2補強部材50bを備えているため、第7領域A7および第9領域A9の各剛性が第2領域A2の剛性よりも高くなる。そのため、第2領域A2が撓んだ場合にも、第1領域A1において第2領域A2側に位置する第7領域A7の曲率および第3領域A3において第2領域A2側に位置する第9領域A9の曲率は、第2領域の曲率よりも大きくなる。つまり、接合体114の第7領域A7、第4領域A4、第2領域A2、第5領域A5および第9領域A9の各剛性は接合体110〜113のそれらと比べて高く、かつ接合体114の第7領域A7、第4領域A4、第2領域A2、第5領域A5および第9領域A9の各剛性間の相対的な大小関係は接合体110〜113のそれらと同等である。そのため、接合体114は、接合体110〜113と同等以上の高い耐屈曲性を有している。
さらに、接合体114では、第1補強部材50aが、上記第2方向において、少なくとも第4領域A4および第7領域A7の全面を覆っている。第2補強部材50bは、上記第2方向において、少なくとも第5領域A5および第9領域A9の全面を覆っている。第3補強部材60は、上記第2方向において、少なくとも第2領域A2の全面を覆っている。
そのため、第1補強部材50aは、接合体114が配置される雰囲気中に含まれる酸素または水分などと第4領域A4および第7領域A7内に形成された第1配線パターン2およびはんだ層4との接触を抑制し、該第1配線パターン2およびはんだ層4の腐食を抑制する。また、第1補強部材50aは、第4領域A4および第7領域A7内において上記第2方向に隣り合う第1配線パターン2間の短絡を防止する。
第2補強部材50bは、接合体114が配置される雰囲気中に含まれる酸素または水分などと第5領域A5および第9領域A9内に形成された第1配線パターン2およびはんだ層4との接触を抑制し、該第1配線パターン2およびはんだ層4の腐食を抑制する。また、第2補強部材50bは、第5領域A5および第9領域A9内において上記第2方向に隣り合う第1配線パターン2間の短絡を防止する。
第3補強部材60は、接合体114が配置される雰囲気中に含まれる酸素または水分などと第2領域A2内に形成された第1配線パターン2との接触を抑制し、該第1配線パターン2の腐食を抑制する。また、第3補強部材60は、第2領域A2内において上記第2方向に隣り合う第1配線パターン2間の短絡を防止する。これにより、接合体114は、高い耐環境性を有している。
以上のように、接合体114は、第1補強部材50a、第2補強部材50bおよび第3補強部材60を備えることにより、実施の形態1〜3に係る接合体110〜113と比較して、高い耐環境性を有している。
なお、接合体114は、少なくとも第1補強部材50aおよび第2補強部材50bを備えていればよい。第1補強部材50aおよび第2補強部材50bを備えるが第3補強部材60を備えていない接合体114も、接合体110〜113と同等以上の高い耐屈曲性を有しているとともに、接合体110〜113と比べて高い耐環境性を有している。
なお、接合体114において、第1補強部材50aおよび第2補強部材50bは、少なくとも第7領域A7および第9領域A9上に配置されていればよい。第1補強部材50aおよび第2補強部材50bは、第4領域A4および第5領域A5上に配置されていなくてもよい。この場合、第2領域A2における基材1、第1配線パターン2および第3補強部材60とを含む厚みは、第4領域A4における基材1、第1配線パターン2、および第1部材3aを含む厚み、ならびに第5領域A5における基材1、第1配線パターン2、および第2部材3bを含む厚みよりも薄い。
また、接合体114において、第1補強部材50aは、例えば第7領域A7および第4領域A4の全面を覆っていてもよい。第2補強部材50bは、例えば第9領域A9および第5領域A5の全面を覆っていてもよい。この場合、第2領域A2における基材1、第1配線パターン2および第3補強部材60とを含む厚みは、例えば第4領域A4における基材1、第1配線パターン2、および第1部材3aを含む厚みおよび第5領域A5における基材1、第1配線パターン2、および第2部材3bを含む厚みと同等であってもよい。このような接合体114においても、第2領域A2における基材1、第1配線パターン2および第3補強部材60とを含む厚みは、第4領域A4における基材1、第1配線パターン2、第1部材3a、および第1補強部材50aを含む厚み、ならびに第7領域A7における基材1、第1配線パターン2、はんだ層4、および第1補強部材50aを含む厚みよりも薄い。また、第2領域A2における基材1、第1配線パターン2および第3補強部材60とを含む厚みは、第5領域A5における基材1、第1配線パターン2、第2部材3b、および第2補強部材50bを含む厚み、ならびに第9領域A9における基材1、第1配線パターン2、はんだ層4、および第2補強部材50bを含む厚みよりも薄い。そのため、上記接合体114は、接合体110〜113と同等以上の高い耐屈曲性を有している。
なお、接合体114において、第3補強部材60は、少なくとも第2領域A2の全面を被覆するように形成されればよい。第3補強部材60は、第4領域A4、第5領域A5、第7領域A7、および第9領域A9の少なくともいずれかに達するように形成されてもよい。ただし、第3補強部材60が第6領域A6および第8領域A8内のはんだ層4上に達するように形成された場合には、第6領域A6および第8領域A8内に配置された第3補強部材60が第1配線パターン2と第2配線パターン91との電気的接続信頼性を低下させることが懸念される。そのため、第3補強部材60は、第6領域A6および第8領域A8まで達しないように形成されるのが好ましい。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
1 基材、1A 第1面、2 第1配線パターン、3a 第1部材、3b 第2部材、4,6,8 はんだ層、5 はんだメッキ層、7 メッキ層、9 接着剤、50a 第1補強部材、50b 第2補強部材、60 第3補強部材、90,92 プリント基板、91 第2配線パターン、93 第3配線パターン、100,101,102 フレキシブルプリント基板、110,111,112 接合体。

Claims (13)

  1. 第1面を有する基材と、
    前記基材の前記第1面の上に配置されており、第1方向に沿って延在している少なくとも1つの第1配線パターンと、
    前記第1配線パターンの上に、前記第1方向に互いに間隔を隔てて配置されている第1部材および第2部材とを含むフレキシブルプリント基板を備え、
    前記第1部材および前記第2部材は、前記第1方向において前記フレキシブルプリント基板を、少なくとも、前記第1方向において前記第1部材に対し前記第2部材と反対側に位置する第1領域、前記第1部材と前記第2部材との間に位置する第2領域、前記第2部材に対し前記第1部材と反対側に位置する第3領域、前記第1部材が配置されている第4領域および前記第2部材が配置されている第5領域に区画しており、
    前記第2領域における前記基材と前記第1配線パターンとを含む厚みが、前記第4領域における前記基材、前記第1配線パターン、および前記第1部材を含む厚み、ならびに前記第5領域における前記基材、前記第1配線パターン、および前記第2部材とを含む厚みよりも薄く、
    前記フレキシブルプリント基板は、前記第1領域内の前記第1配線パターンの上に配置されている第1接合部材と、前記第3領域内の前記第1配線パターンの上に配置されている第2接合部材とをさらに含み、
    前記第1接合部材を介して前記第1領域内の前記第1配線パターンと接合されている第2配線パターンを含む第1基板と、
    前記第2接合部材を介して前記第3領域内の前記第1配線パターンと接合されている第3配線パターンを含む第2基板とをさらに備え、
    前記第1領域は、前記第1接合部材が前記第2配線パターンと接合されている第1接合領域と、前記第1方向において前記第1接合領域と前記第1部材との間に配置されており、前記第2配線パターンと接合されていない第1非接合領域とを含み、
    前記第1接合部材の一部は前記第1非接合領域内の前記第1配線パターンの上に配置されており、
    前記第3領域は、前記第2接合部材が前記第3配線パターンと接合されている第2接合領域と、前記第1方向において前記第2接合領域と前記第2部材との間に配置されており、前記第3配線パターンと接合されていない第2非接合領域とを含み、
    前記第2接合部材の一部は前記第2非接合領域内の前記第1配線パターンの上に配置されており、
    前記第2領域の前記第1配線パターンが撓みを有しており、
    前記第2領域の曲率の中心が前記フレキシブルプリント基板に対して前記第1基板および前記第2基板側に配置されている、接合体。
  2. 前記第2接合部材は、前記第1接合部材よりも薄い、請求項に記載の接合体
  3. 前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域内の前記第1配線パターンの上に第1導電部材が配置されており、
    前記第1領域内の前記第1導電部材の上に第2導電部材が配置されており、
    前記第2接合部材は前記第1導電部材を含み、
    前記第1接合部材は前記第1導電部材および前記第2導電部材を含み、
    前記第1接合部材は、前記第2導電部材の厚み分だけ、前記第2接合部材よりも厚い、請求項またはに記載の接合体
  4. 前記第1部材および前記第2部材を構成する材料は、感光性を有する材料を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の接合体
  5. 前記第1面を平面視したときに、前記第1方向と交差する第2方向において、前記第1部材および前記第2部材の幅は前記第1配線パターンの幅以上である、請求項1〜のいずれか1項に記載の接合体
  6. 前記第1面に交差しかつ前記第1方向に沿った断面において、前記第1非接合領域が位置する前記フレキシブルプリント基板の曲率半径は、前記第1接合領域が位置する前記フレキシブルプリント基板の曲率半径よりも小さく、前記第2領域の曲率半径よりも大きい、請求項1〜5のいずれか1項に記載の接合体。
  7. 少なくとも前記第1非接合領域内の前記第1接合部材上に配置されている第1補強部材をさらに備え、請求項1〜6のいずれか1項に記載の接合体。
  8. 少なくとも前記第2非接合領域内の前記第2接合部材上に配置されている第2補強部材をさらに備える、請求項7に記載の接合体。
  9. 前記第2領域内の前記第1配線パターン上に配置されている第3補強部材をさらに備える、請求項8に記載の接合体。
  10. 前記第2領域における前記基材、前記第1配線パターンおよび前記第3補強部材とを含む厚みが、前記第1非接合領域における前記基材、前記第1配線パターン、前記第1接合部材、および前記第1補強部材を含む厚み、ならびに前記第2非接合領域における前記基材、前記第1配線パターン、前記第2接合部材、および前記第2補強部材を含む厚みよりも薄い、請求項9に記載の接合体。
  11. 前記第1補強部材は、前記第1方向と交差する第2方向において、少なくとも前記第1非接合領域の全面を覆っており、
    前記第2補強部材は、前記第2方向において、少なくとも前記第2非接合領域の全面を覆っており、
    前記第3補強部材は、前記第2方向において、少なくとも前記第2領域の全面を覆っている、請求項10に記載の接合体。
  12. 前記第1領域および前記第3領域の厚みは、前記第4領域および前記第5領域の厚みより厚い、請求項1〜11のいずれか1項に記載の接合体。
  13. 前記第1接合部材の厚みは、前記第1部材および前記第2部材の厚み以上である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の接合体。
JP2019515696A 2017-05-01 2018-04-19 接合体 Active JP6858844B2 (ja)

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