JP6858477B1 - 活性ガス生成装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、活性ガスが後段の処理空間に至るまでの領域における電界強度を意図的に弱めることができる活性ガス生成装置を提供することを目的とする。そして、本発明は、高電圧印加電極部(1)と接地電位電極部(2)との組合せにより内部に放電空間(6)を有する電極対が構成される。高電圧印加電極部(1)は、電極用誘電体膜(11)と、電極用誘電体膜(11)の上面上に形成される金属電極(10)とを主要構成部として有している。補助導電膜(18)は、平面視して金属電極(10)と重複することなく、金属電極(10)を囲むように円環状に形成される。金属製の電極押え部材(8)は、平面視して円環状を呈し、補助導電膜(18)の上面の一部に接触する態様で設けられ、金属製のベースフランジ(4)に固定される。ベースフランジ(4)には接地電位が付与される。

Description

本発明は、平行平板方式の誘電体バリア放電で活性ガスを生成し、後段の処理空間に活性ガスを供給する活性ガス生成装置に関する。
平行平板方式の誘電体バリア放電で活性ガスを生成する活性ガス生成装置として、例えば特許文献1に開示された窒素ラジカル生成システムが存在する。
特許文献1で開示された従来の活性ガス生成装置では、装置後段に処理空間を有する処理チャンバーが設けられている。
活性ガス生成装置である窒素ラジカル生成システムは、誘電体バリア放電を利用して、原料ガスである窒素ガスから活性ガスである窒素ラジカルを生成し、活性ガスを処理チャンバーに噴出している。
特許第6239483号公報
特許文献1で開示された従来の活性ガス生成装置では、互いに対向する第一電極と第二電極とに印加された電圧が、後段の処理空間に異常放電を起こすことが想定される。
すなわち、第一電極,第二電極間の放電空間にて誘電体バリア放電を発生させるために印加する電圧は、活性ガス生成装置の後段の装置である処理チャンバーの処理室内においても絶縁破壊を生じさせる電界強度をもつ領域を生み、上記処理室内でメタルコンタミネーションの発生原因となる放電である異常放電を発生させてしまう。
上記処理室は活性ガス生成装置内の空間に比べて減圧環境下であるため、異常放電で発生したイオンが電界によって加速され、処理室内の処理対象物であるウェハに衝突し、ウェハにダメージを与えてしまう問題点があった。
また、活性ガス生成装置内においても、活性ガスが処理室に至るまでの領域における電界強度が高い場合、放電空間以外の領域で意図しない放電現象が生じる可能性があり、装置の内部表面が破損する等の問題点があった。
本発明では、上記のような問題点を解決し、活性ガスが後段の処理空間に至るまでの領域における電界強度を意図的に弱めることができる活性ガス生成装置を提供することを目的とする。
この発明における活性ガス生成装置は、放電空間に供給された原料ガスを活性化して得られる活性ガスを生成する活性ガス生成装置であって、第1の電極構成部と前記第1の電極構成部の下方に設けられる第2の電極構成部とを備え、前記第1の電極構成部は、第1の電極用誘電体膜と前記第1の電極用誘電体膜の上面上に形成される第1の金属電極とを有し、前記第2の電極構成部は、第2の電極用誘電体膜と前記第2の電極用誘電体膜の下面上に形成される第2の金属電極とを有し、前記第1の金属電極に交流電圧が印加され、前記第2の金属電極が接地電位に設定され、前記第1及び第2の電極用誘電体膜が対向する誘電体空間内において、前記第1及び第2の金属電極が平面視して重複する領域を前記放電空間として含み、前記第1の電極用誘電体膜は、前記原料ガスを前記放電空間に供給するためのガス供給口を中央部に有し、前記ガス供給口は平面視して前記第1の金属電極と重複することなく設けられ、前記第2の電極用誘電体膜は、前記活性ガスを下方に噴出するための少なくとも一つのガス噴出孔を有し、前記第1の電極構成部は、前記第1の電極用誘電体膜の上面上に前記第1の金属電極と独立して形成される補助導電膜をさらに有し、前記放電空間は、平面視して、前記ガス供給口と重複することなく、前記ガス供給口を囲むように形成され、前記少なくとも一つのガス噴出孔は、平面視して、前記ガス供給口及び前記放電空間と重複することなく、前記ガス供給口からの距離が前記放電空間よりも遠くなるように配置され、前記誘電体空間において前記放電空間から前記少なくとも一つのガス噴出孔に至る経路が活性ガス流通経路として規定され、前記補助導電膜は、平面視して前記第1の金属電極と重複することなく前記第1の金属電極を囲み、かつ、平面視して前記活性ガス流通経路の一部と重複し、前記活性ガス生成装置は、前記補助導電膜の上面の一部に接触して設けられ、導電性を有する電極補助部材をさらに備え、前記補助導電膜は前記電極補助部材を介して接地電位に設定される。
この発明における活性ガス生成装置において、電極補助部材を介して接地電位に設定される補助導電膜は、平面視して活性ガス流通経路の一部と重複するように設けられている。
このため、この発明における活性ガス生成装置は、接地電位に設定された補助導電膜によって、上記活性ガス流通経路における電界強度を緩和することができる。
さらに、本願発明の活性ガス生成装置において、補助導電膜は、平面視して前記第1の金属電極と重複することなく第1の金属電極を囲んで形成される。
したがって、第1の金属電極の上方を跨ぐことなく、電極補助部材を介して補助導電膜を接地電位に設定することができるため、接地電位に設定される補助導電膜と交流電圧が印加される第1の金属電極とを比較的容易に絶縁分離することができる。
その結果、この発明における活性ガス生成装置は、活性ガスが処理空間に至るまでの領域における電界強度を意図的に弱め、かつ、比較的簡単な構成で第1の金属電極と補助導電膜との絶縁性を安定性良く確保することができる効果を奏する。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
この発明の実施の形態1である活性ガス生成装置の基本構成を示す説明図である。 図1で示した高電圧印加電極部の上面構成を示す平面図である。 図1で示した高電圧印加電極部の断面構造を示す断面図である。 図1で示した接地電位電極部の下面構成を示す平面図である。 図1で示した接地電位電極部の断面構造を示す断面図である。 図1で示したベースフランジの下面構成を示す平面図である。 図1で示したベースフランジの断面構造を示す断面図である。 図1で示した電極押え部材の上面構成を示す平面図である。 図1で示した電極押え部材の断面構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態2である活性ガス生成装置の基本構成を示す説明図である。 図10で示したベースフランジの下面構成を示す平面図である。 図10で示したベースフランジの断面構造を示す断面図である。 この発明の前提技術である活性ガス生成装置の基本構成を示す説明図である。
<前提技術>
(基本構成)
図13はこの発明の前提技術である活性ガス生成装置の基本構成を示す説明図である。図13にXYZ直交座標系を記している。前提技術のガス発生装置200は、放電空間6に供給された原料ガス5(窒素ガス等)を活性化して得られる活性ガス7(窒素ラジカル等)を生成する活性ガス生成装置である。
ガス発生装置200は、金属筐体31、ガス供給口32、活性ガス生成用電極群201及びオリフィス部40を主要構成部として含んでいる。
金属筐体31は、接地電位に設定された金属製のガス発生装置200用の筐体であり、上部にガス供給口32が取り付けられ、ガス供給口32から原料ガス5が金属筐体31の筐体内空間33に供給される。
ガス発生装置200における金属筐体31の筐体内空間33に活性ガス生成用電極群201が配置される。具体的には、金属筐体31の底面上に活性ガス生成用電極群201が配置される。そして、金属筐体31の底面の一部にオリフィス部40が組み込まれている。
活性ガス生成用電極群201は、第1の電極構成部である高電圧印加電極部1と、第2の電極構成部である接地電位電極部2との組合せにより構成され、接地電位電極部2は高電圧印加電極部1の下方に設けられる。
高電圧印加電極部1は、第1の電極用誘電体膜である電極用誘電体膜11と、電極用誘電体膜11の上面上に形成される第1の金属電極である金属電極10とを主要構成部として有している。高電圧印加電極部1は、電極用誘電体膜11の上面上に金属電極10と独立して形成され、導電性を有する金属製の補助導電膜12をさらに有している。
補助導電膜12は、平面視して少なくとも一つのガス噴出孔25と金属製の金属電極10との間に設けられる。なお、金属製の補助導電膜12は、平面視して少なくとも一つのガス噴出孔25と重複しても良い。
なお、金属電極10及び補助導電膜12は、例えばスパッタリング法や印刷焼成法を利用して電極用誘電体膜11の上面上に設けられる。
接地電位電極部2は、第2の電極用誘電体膜である電極用誘電体膜21と電極用誘電体膜21の下面上に形成される第2の金属電極である金属電極20とを主要構成部として有している。
なお、金属電極20は、スパッタリング法や印刷焼成法等を利用して、電極用誘電体膜21の下面上に設けられる。
高電圧印加電極部1の電極用誘電体膜11と接地電位電極部2の電極用誘電体膜21とは図示しないスペーサー等により、予め定められた一定の間隔が設けられるように設置されている。
そして、金属電極10と金属電極20との間に高周波電源9から交流電圧が印加される。具体的には、金属電極10には高周波電源9から交流電圧が印加され、金属電極20及び補助導電膜12は、接地電位が付与される金属筐体31を介して接地電位に設定される。
電極用誘電体膜11と電極用誘電体膜21とが対向する誘電体空間内において、金属電極10及び20が平面視重複する領域を含んで放電空間6が設けられる。
なお、電極用誘電体膜11の上面、電極用誘電体膜21の下面の形状は面一でもよく、所定の形状を設けても良い。例えば、電極用誘電体膜11の上面において、金属電極10と補助導電膜12との間で沿面放電が発生しないように、障害となる凹凸形状を設けるようにしても良い。
電極用誘電体膜21は、活性ガス7を最終的に外部の処理空間63に噴出するための少なくとも一つのガス噴出孔25を有している。
オリフィス部40は、電極用誘電体膜21の下方に設けられ、少なくとも一つのガス噴出孔25に対応する少なくとも一つの貫通孔49を有している。なお、オリフィス部40は構成材料をセラミック、ガラス及びサファイアのうちの一つとしている。
このような構成のガス発生装置200において、金属電極10及び20間に、高周波電源9から交流電圧を印加して活性ガス生成用電極群201の放電空間6に誘電体バリア放電を発生させている。同時にガス供給口32から金属筐体31の筐体内空間33内に原料ガス5を供給し、活性ガス生成用電極群201の外周部から内部に原料ガス5を流通させる。
すると、ガス発生装置200において、放電空間6内の原料ガス5が活性化されることにより活性ガス7が生成され、生成された活性ガス7は、上記誘電体空間内における放電空間6から少なくとも一つのガス噴出孔25に至る経路である活性ガス流通経路を流れる。
上記活性ガス流通経路を流れる活性ガス7は、少なくとも一つのガス噴出孔25及びオリフィス部40の貫通孔49を経由して、ガスの流れ15に沿って最終的に後段の処理空間63に供給される。
前提技術のガス発生装置200において、上述したように、補助導電膜12は平面視して上記活性ガス流通経路の一部と重複するように設けられている。
(前提技術の効果)
このように、前提技術のガス発生装置200は、以下の特徴(1)及び特徴(2)を有している。
(1) 補助導電膜12は平面視して上記活性ガス流通経路の一部と重複するように設けられる。
(2) 補助導電膜12は接地電位に設定されている。
本実施の形態のガス発生装置200は、上記特徴(1)及び特徴(2)を有することにより、接地電位に設定された補助導電膜である補助導電膜12によって、上記活性ガス流通経路における電界強度を緩和することができる。
その結果、本実施の形態のガス発生装置200は、オリフィス部40の構造を変更することなく、上記活性ガス流通経路及びオリフィス部40の下方に設けられる処理空間63の電界強度を意図的に弱めることができるという効果を奏する。
(前提技術の問題点)
前提技術において、高電圧印加電極部1には高電圧が印加される金属電極10と接地される補助導電膜12とが互いに独立して形成されている。しかしながら、平面視してガス噴出孔25を中心とした場合、補助導電膜12は平面視して金属電極10の内側に配置されている。
補助導電膜12を接地電位に設定するための第1の設定方法としては、補助導電膜12と、金属筐体31の底面あるいは側面とを、導電性を有する接続部材を用いて電気的に接続する方法が考えられる。
第1の設定方法の場合、上記接続部材を筐体内空間33内に設ける必要があるため、上記接続部材は金属電極10を跨ぐ必要があるが、この際、上記接続部材と金属電極10との間では当然のことながら確実な絶縁を取る必要がある。
しかしながら、導電性を有する接続部材の周囲を様々な材料の絶縁部材で被覆することは好ましくない。なぜなら、接続部材を被覆する絶縁部材が蒸発した場合、蒸発した絶縁部材がそのまま放電空間6及び処理空間63へと流れることになるからである。
したがって、上記接続部材,金属電極10間において確実な絶縁性を確保するためには、筐体内空間33において金属電極10から相当距離を離した上空で上記接続部材をまたがせる必要があり、その分、筐体内空間33を広くする必要が生じるため、ガス発生装置200の拡大を招く要因となる。
接地電位に設定するための第2の設定方法としては、金属筐体31の上面から、導電性を有する接続部材を用いて、補助導電膜12との電気的に接続を図る方法である。第2の接地方法を採用した場合、金属筐体31の蓋を閉じた際にバネ等の弾性部材を用いて、弾性部材によって接続部材を押し付ける態様(態様A)、あるいは、金属筐体31の蓋に貫通穴を設けて接続部材となる既存の導入端子を用いて接続する態様(態様B)が考えられる。
しかしながら、第2の設定方法として、態様A及び態様Bのいずれを採用しても、接続部材及びその周辺構造(弾性部材を用いる、金属筐体31の上面に穴を設ける、接続部材として専用の導入端子を用いる等)の複雑化は避けられないという問題点があった。
以下で述べる実施の形態1及び実施の形態2では、上述した前提技術の問題点を解消し、活性ガスが後段の処理空間に至るまでの領域における電界強度を意図的に弱め、かつ、比較的簡単な構成で第1の金属電極と補助導電膜との絶縁性を安定性良く確保することができる活性ガス生成装置を得ることを目的としている。
<実施の形態1>
(基本構成)
図1はこの発明の実施の形態1である活性ガス生成装置の基本構成を示す説明図である。図1にXYZ直交座標系を記している。実施の形態1の活性ガス発生装置101は、放電空間6に供給された原料ガス5(窒素ガス等)を活性化して得られる活性ガス7(窒素ラジカル等)を生成する活性ガス生成装置である。
活性ガス発生装置101は、金属筐体3、ベースフランジ4、高電圧印加電極部1(補助導電膜18を含む)、接地電位電極部2、及び電極押え部材8を主要構成部として含んでいる。
金属筐体3は、接地電位に設定され、下方に開口部を有する金属製の筐体である。金属筐体3は金属製のベースフランジ4を底面とする態様でベースフランジ4に固定される。したがって、金属筐体3の開口部がベースフランジ4によって遮蔽され、金属筐体3及びベースフランジ4によって筐体内空間33が形成される。
金属筐体3の上方端部近傍にガス供給口30が取り付けられ、ガス供給口30から原料ガス5が筐体内空間33に供給される。
活性ガス発生装置101における筐体内空間33に高電圧印加電極部1及び接地電位電極部2の積層構造が配置される。具体的には、ベースフランジ4の上面に金属電極20が接触する態様で、ベースフランジ4の上面上に接地電位電極部2が配置される。
すなわち、導電性を有するベースフランジ4は、金属電極20を接触して接地電位電極部2を支持している。
第1の電極構成部である高電圧印加電極部1と、第2の電極構成部である接地電位電極部2との組合せにより内部に放電空間6を有する電極対が構成され、接地電位電極部2は高電圧印加電極部1の下方に設けられる。
高電圧印加電極部1は、第1の電極用誘電体膜である電極用誘電体膜11と、電極用誘電体膜11の上面上に形成される第1の金属電極である金属電極10とを主要構成部として有している。高電圧印加電極部1は、電極用誘電体膜11の上面上に金属電極10と独立して形成され、金属製で導電性を有する補助導電膜18をさらに有している。
なお、金属電極10及び補助導電膜18は、例えばスパッタリング法や印刷焼成法を利用して電極用誘電体膜11の上面上に設けられる。
接地電位電極部2は、第2の電極用誘電体膜である電極用誘電体膜21と電極用誘電体膜21の下面上に形成される第2の金属電極である金属電極20とを主要構成部として有している。
なお、金属電極20は、スパッタリング法や印刷焼成法等を利用して、電極用誘電体膜21の下面上に設けられる。
そして、金属電極10と金属電極20との間に高周波電源9から交流電圧が印加される。具体的には、金属電極10には高周波電源9から交流電圧が印加され、金属電極20はベースフランジ4を介して接地電位に設定される。
電極用誘電体膜11と電極用誘電体膜21とが対向する誘電体空間となる閉鎖空間28内において、金属電極10及び20が平面視重複する領域を含んで放電空間6が設けられる。
なお、電極用誘電体膜11の上面、電極用誘電体膜21の下面の形状は面一でもよく、所定の形状を設けても良い。例えば、電極用誘電体膜11の上面において、金属電極10と補助導電膜18との間で沿面放電が発生しないように、障害となる凹凸形状を設けるようにしても良い。
電極用誘電体膜21は、活性ガス7をベースフランジ4のガス噴出孔43を介して下方(後段)の処理空間63に噴出するための、複数のガス噴出孔23(少なくとも一つのガス噴出孔)を有している。
ベースフランジ4の一部は、金属電極20を介することなく電極用誘電体膜21の下方に存在し、複数のガス噴出孔23に対応する複数のガス噴出孔43(少なくとも一つのベースフランジ用ガス噴出孔)を有している。
(高電圧印加電極部1)
図2は図1で示した高電圧印加電極部1の上面構成を示す平面図であり、図3は高電圧印加電極部1の断面構造を示す断面図である。図2のA−A断面が図3となる。図2及び図3それぞれにXYZ直交座標系を記す。
図1〜図3に示すように、高電圧印加電極部1の電極用誘電体膜11は平面視して円状を呈し、筐体内空間33の原料ガス5を放電空間6に供給するためのガス供給口13を中央部に有している。ガス供給口13は電極用誘電体膜11を貫通して形成される。
金属電極10は、平面視してガス供給口13と重複することなく、ガス供給口13を囲むように円環状に形成される。
補助導電膜18は、平面視して金属電極10と重複することなく、電極用誘電体膜11の外周に沿って、金属電極10を囲むように円環状に形成される。
(接地電位電極部2)
図4は図1で示した接地電位電極部2の下面構成を示す平面図であり、図5は接地電位電極部2の断面構造を示す断面図である。図4のB−B断面が図5となる。図4及び図5それぞれにXYZ直交座標系を記す。
図1、図4及び図5に示すように、接地電位電極部2の金属電極20は電極用誘電体膜21の下面の中央領域において、平面視して円状に形成される。
金属電極20は平面視して金属電極10を全て含むように形成されているため、金属電極20と金属電極10とが平面視して重複する放電空間6は、実質的に金属電極10の形成領域によって規定される。
接地電位電極部2の電極用誘電体膜21は平面視して円状を呈し、放電空間6で生成された活性ガス7を下方に噴出するための複数のガス噴出孔23(少なくとも一つのガス噴出孔)を有している。複数のガス噴出孔23は各々が電極用誘電体膜21を貫通して形成される。
図4に示すように、複数のガス噴出孔23は、平面視して、金属電極20と重複することなく、金属電極20を囲むように円周方向に沿って離散的に設けられる。
電極用誘電体膜21は、平面視して外周に沿って上方が突出した突出領域21tを一体的に有している。
したがって、図1及び図5に示すように、電極用誘電体膜11の下面が電極用誘電体膜21の突出領域21tの上面に接触するように、電極用誘電体膜11及び21が積層される。すなわち、電極用誘電体膜11の下面と突出領域21tの上面との面同士が接触することにより電極用誘電体膜11及び21が積層される。
その結果、電極用誘電体膜11の下面と電極用誘電体膜21の上面との間に、ガス供給口13及び複数のガス噴出孔23を除き、外部(筐体内空間33,処理空間63等)から遮断された閉鎖空間28が形成される。
この際、突出領域21tの上面と電極用誘電体膜11の下面とを、例えば、図示していないがOリング等を用いてシールすることにより、外部との完全遮断された閉鎖空間28を形成することができる。すなわち、筐体内空間33と閉鎖空間28とは放電空間6を供給するためのガス供給口13のみを介して繋がっている。
したがって、筐体内空間33で異常放電が発生しても、閉鎖空間28内に存在する放電空間6が悪影響を受けることはない。
なお、突出領域21tの電極用誘電体膜21の上面からの突出高さによって放電空間6のギャップ長を規定することができる。
また、電極用誘電体膜21に突出領域21tを一体的に形成する代わりに、突出領域21tを電極用誘電体膜21とは別部品で構成しても良い。
この閉鎖空間28が電極用誘電体膜11及び21が対向する誘電体空間となる。閉鎖空間28内に放電空間6が設けられ、放電空間6は、金属電極10及び20内が平面視重複する領域を含んだ、閉鎖空間28内の空間となる。
金属電極10はガス供給口13と平面視して重複していないため、放電空間6は、平面視して、ガス供給口13と重複することなく、金属電極10の平面形状に沿って、ガス供給口13を囲むように形成されることになる。
複数のガス噴出孔23は、平面視して、ガス供給口13及び放電空間6(金属電極10)と重複することなく、ガス供給口13からの距離が放電空間6よりも遠くなるように配置され、閉鎖空間28において放電空間6から複数のガス噴出孔23それぞれに至る経路は活性ガス7が流通する活性ガス流通経路として規定される。
したがって、補助導電膜18は、ガス供給口13を中心位置とした場合、平面視して、放電空間6より外側で、かつ、平面視して複数のガス噴出孔23より内側に位置することになる。このため、補助導電膜18は、平面視して上記活性ガス流通経路の一部と重複することになる。なお、図1に示すように、補助導電膜18の一部は、平面視して複数のガス噴出孔23と重複することが望ましい。なぜなら、上記活性ガス流通経路の終端部分の電界強度を確実に低下させることができるからである。
また、複数のガス噴出孔23の孔径を十分小さく設定することにより、複数のガス噴出孔23にオリフィス機能を持たせることができる。なお、本明細書において、「オリフィス機能」とは、ガス通過部(ガス噴出孔23)の通過前後の領域に関し、通過後の領域の圧力を通過前の領域の圧力より低下させる機能を意味している。
(ベースフランジ4)
図6は図1で示したベースフランジ4の下面構成を示す平面図であり、図7はベースフランジ4の断面構造を示す断面図である。図6のC−C断面が図7となる。図6及び図7それぞれにXYZ直交座標系を記す。
図1、図6及び図7に示すように、ベースフランジ4は平面視して円状を呈し、ベースフランジ4は複数のガス噴出孔43(少なくとも一つのベースフランジ用ガス噴出孔)を有している。複数のガス噴出孔43はそれぞれベースフランジ4を貫通している。また、金属製で導電性を有するベースフランジ4に接地電位が付与される。
図6に示すように、複数のガス噴出孔43は、平面視して、ガス供給口13を囲むように円周方向に沿って離散的に設けられる。
ベースフランジ4の複数のガス噴出孔43は複数のガス噴出孔23に対応し、上面において平面視して複数のガス噴出孔23に合致する位置に形成される。すなわち、複数のガス噴出孔23の直下に複数のガス噴出孔43が設けられる。したがって、複数のガス噴出孔23及び複数のガス噴出孔43のうち、互いに対応関係にあるガス噴出孔23の直下にガス噴出孔43が設けられる。
複数のガス噴出孔43は、ベースフランジ4の上面から下面にかけて中心位置(ガス供給口13が設けられる位置)の方向に傾きをもたせて形成される。
したがって、ベースフランジ4の複数のガス噴出孔43に関し、下面における形成位置は、上面における形成位置と比較して、平面視して内側となる。
複数のガス噴出孔43の孔径を十分小さく設定することにより、複数のガス噴出孔43にオリフィス機能を持たせることができる。この場合、「オリフィス機能」とは、ガス通過部である複数のガス噴出孔43の通過前後の領域に関し、通過後の領域の圧力を通過前の領域の圧力より低下させる機能を意味している。
ただし、放電空間6で生成される活性ガスは圧力が低い方が長寿命となるため、複数のガス噴出孔43と比較して、放電空間6により近い複数のガス噴出孔23にオリフィス機能を持たせる方が望ましい。
(電極押え部材8)
図8は図1で示した電極押え部材8の上面構成を示す平面図であり、図9は電極押え部材8の断面構造を示す断面図である。図8のD−D断面が図9となる。図8及び図9それぞれにXYZ直交座標系を記す。
図1に示すように、金属製の電極補助部材である電極押え部材8は、補助導電膜18を上方から押さえるための部材であり、平面視して円環状を呈し、補助導電膜18の上面の一部に接触する態様で設けられる。
図1及び図9に示すように、電極押え部材8は一体化された立設部位8aと押圧部位8bとからなる。立設部位8aは電極用誘電体膜11及び21の外周に沿って、電極用誘電体膜11及び21の側面から少し距離を隔てて、ベースフランジ4の上面上に立設している。押圧部位8bは立設部位8aの上部から補助導電膜18に向けて水平方向(X方向)に伸びて形成されている。
図8に示すように、電極押え部材8の押圧部位8bは、電極用誘電体膜11の外周に沿って所定の幅で内側に向けて形成され、上記所定の幅は、補助導電膜18の上面の一部に接触し、かつ、平面視して金属電極10と重複しない値に設定される。実施の形態1では、電極押え部材8の押圧部位8bは金属電極10から絶縁距離ΔD1よりさらに離れて設けられる。したがって、電極押え部材8及び補助導電膜18と金属電極10とは電気的に独立している。
図1に示すように、導電性を有する電極押え部材8は、立設部位8aがベースフランジ4の上面に接触してベースフランジ4との電気的に接続を図り、かつ、立設部位8aはベースフランジ4の上面上に固定される。
前述したように、ベースフランジ4には接地電位が付与されているため、ベースフランジ4及び電極押え部材8を介することにより、比較的簡単に補助導電膜18を接地電位に設定することができる。
電極押え部材8は、補助導電膜18を基準として金属電極10の反対側に設けられているため、電極押え部材8が金属電極10の上方を跨ぐことはない。
さらに、補助導電膜18は、金属電極10からの絶縁距離ΔD1を十分に確保しており、電極押え部材8は絶縁距離ΔD1よりもさらに離れて形成されているため、補助導電膜18及び電極押え部材8等を絶縁性部材で被覆する必要はない。
(動作)
このような構成の活性ガス発生装置101において、金属筐体3のガス供給口30から筐体内空間33内に供給された原料ガス5は、電極用誘電体膜11のガス供給口13のみから閉鎖空間28内に供給される。
そして、原料ガス5は、誘電体空間である閉鎖空間28に含まれる放電空間6で活性化されることにより、活性ガス7が得られる。放電空間6より得られた活性ガス7はガスの流れ15に沿って閉鎖空間28内の上記活性ガス流通経路を流れた後、複数のガス噴出孔23から下方のベースフランジ4に向けて噴出される。
そして、複数のガス噴出孔23から下方に噴出された活性ガス7は、複数のガス噴出孔23に対応して設けられたベースフランジ4の複数のガス噴出孔43に供給される。さらに、活性ガス7は、ガスの流れ15に沿って複数のガス噴出孔43から下方の処理空間63へと供給される。このように、処理空間63は活性ガス発生装置101の後段に設けられている。
なお、図1では、複数のガス噴出孔23と、複数のガス噴出孔43との間に隙間が示されているが、実際は、Oリング等を用いて、複数のガス噴出孔23と複数のガス噴出孔43とは対応するガス噴出孔23,43間のみで活性ガス7が流通するようにシールされる。
したがって、放電空間6で生成された活性ガス7のみが、ベースフランジ4のガス噴出孔43から下方の処理空間63に供給される。
このように、接地電位電極部2とベースフランジ4との活性ガス7の流通経路もOリング等を用いてシールすることによって、高電圧を印加する金属電極10及び接地電位に設定される金属電極20が晒される空間(筐体内空間33(金属電極20の端部側面と電極押え部材8の立設部位8aとの間に形成される空間を含む))と、放電空間6との圧力を確実に切り分けることが可能となる。
(効果)
実施の形態1の活性ガス発生装置101において、電極補助部材である電極押え部材8を介して接地電位に設定される補助導電膜18は、平面視して上記活性ガス流通経路の一部と重複するように設けられている。
このため、活性ガス発生装置101は、接地電位に設定された補助導電膜18によって、上記活性ガス流通経路における電界強度を緩和することができる。
さらに、実施の形態1の活性ガス発生装置101において、補助導電膜18は、平面視して金属電極10(第1の金属電極)と重複することなく金属電極10を囲んで形成されている。
したがって、図1に示すように、金属電極10の上方を跨がせることなく、電極押え部材8を介して補助導電膜18を接地電位に設定することができるため、接地電位が設定される補助導電膜18と交流電圧が印加される金属電極10とを比較的容易に絶縁分離することができる。
その結果、実施の形態1の活性ガス発生装置101は、活性ガス7が上記活性ガス流通経路及び複数のガス噴出孔43を経て処理空間63に至る領域の電界強度を意図的に弱め、かつ、比較的簡単な構成で金属電極10と補助導電膜18との絶縁性を安定性良く確保することができる効果を奏する。
加えて、ベースフランジ4が絶縁体で構成されている場合でも、複数のガス噴出孔23の下方(後段)に設けられる処理空間63の電界強度を意図的に弱めることができる。
さらに、高電圧印加電極部1,接地電位電極部2間に外部からシールされた閉鎖空間28が誘電体空間として形成されている。このため、電極用誘電体膜11のガス供給口13の口径を十分狭く設定してオリフィス機能を持たせることにより、放電空間6を含む閉鎖空間28と閉鎖空間28外の空間となる筐体内空間33との間に所望の圧力差を設けることができる。この場合、「オリフィス機能」とは、ガス通過部であるガス供給口13の通過前後の領域に関し、通過後の領域の圧力を通過前の領域の圧力より低下させる機能を意味している。
その結果、主として金属電極10の上面が晒される空間となる筐体内空間33の圧力を十分高くしても、放電空間6を含む閉鎖空間28の圧力を比較的低く設定することができる。このため、筐体内空間33の圧力を十分高くすることにより、筐体内空間33におけるガスの絶縁破壊を効果的に抑制することができる。
したがって、絶縁破壊の抑制効果を保ちつつ、筐体内空間33を比較的狭く形成することにより、金属筐体3を小さく形成して活性ガス発生装置101の小型化を図ることができる。
活性ガス発生装置101において、ベースフランジ4に固定される電極押え部材8によって補助導電膜18を上方から押さえている。このため、活性ガス発生装置101は、電極押え部材8によって、ベースフランジ4上に高電圧印加電極部1及び接地電位電極部2を安定性良く固定することができる。
具体的には、補助導電膜18が金属電極10の外周領域側に形成されているため、電極用誘電体膜11の外周領域側に設けられた電極押え部材8によって、補助導電膜18を比較的容易に押圧することができる。なお、電極押え部材8の押圧部位8bと補助導電膜18の上面の一部とが接触した状態で固定する手段として、例えば、ボルト,ナット等を用いたネジ留めが考えられる。ベースフランジ4に固定された電極押え部材8の押圧部位8bと補助導電膜18の上面の一部とをネジ留めすることにより、電極押え部材8によって補助導電膜18を上方から押さえることができる。
さらに、ベースフランジ4には接地電位が付与されているため、ベースフランジ4及び電極押え部材8を介して補助導電膜18を接地電位に設定することができる。このため、金属電極10の上方に接続部材を設けることなく、補助導電膜18を接地電位に設定することができる。したがって、補助導電膜18と金属電極10との間の絶縁性を比較的簡単な構成で確保することできる。
加えて、ベースフランジ4を介して比較的容易に第2の金属電極である金属電極20を接地電位に設定することができる。また、ベースフランジ4が金属製であり導電性を有するため、下方の処理空間63に電界が漏れることはない。
さらに、複数のガス噴出孔43(少なくとも一つのベースフランジ用ガス噴出孔)から活性ガス7を下方(後段)の処理空間63に噴出することができるため、ベースフランジ4の存在が活性ガス7の噴出機能に支障を来すことはない。
<実施の形態2>
(基本構成)
図10はこの発明の実施の形態2である活性ガス生成装置の基本構成を示す説明図である。図10にXYZ直交座標系を記している。実施の形態2の活性ガス発生装置102は、活性ガス発生装置101同様、放電空間6に供給された原料ガス5を活性化して得られる活性ガス7を生成する活性ガス生成装置である。
実施の形態2の活性ガス発生装置102は、ベースフランジ4がベースフランジ4Bに置き換わった点を除き、実施の形態1の活性ガス発生装置101と同様な構造を呈している。以下、実施の形態1の同一構成要素には、同一符号を付して説明を適宜省略する。
活性ガス発生装置102は、金属筐体3、ベースフランジ4B、高電圧印加電極部1(補助導電膜18を含む)、接地電位電極部2、及び電極押え部材8を主要構成部として含んでいる。
(ベースフランジ4B)
図11は図1で示したベースフランジ4Bの下面構成を示す平面図であり、図12はベースフランジ4Bの断面構造を示す断面図である。図11及び図12それぞれにXYZ直交座標系を記す。
図1、図11及び図12に示すように、ベースフランジ4Bは平面視して円状を呈し、上面に複数のガス供給口51を有し、下面に複数の複数のガス噴出孔54(複数のベースフランジ用ガス噴出孔)を有している。また、ベースフランジ4Bに接地電位が付与される。
ベースフランジ4Bの上面は、平面視して、実施の形態1の複数のガス噴出孔43と同様(図6参照)、ガス供給口13を囲むように円周方向に沿って離散的に複数のガス供給口51が設けられる。
ベースフランジ4Bの複数のガス供給口51は複数のガス噴出孔23に対応し、上面において平面視して複数のガス噴出孔23に合致する位置に形成される。すなわち、複数のガス噴出孔23の直下に複数のガス供給口51が設けられる。したがって、複数のガス噴出孔23及び複数のガス供給口51のうち、互いに対応関係にあるガス噴出孔23の直下にガス供給口51が設けられる。
図10及び図12に示すように、複数のガス供給口51はそれぞれ、ベースフランジ4Bの内部に設けられる中間領域52に繋がり、この中間領域52に複数のガス噴出孔54がそれぞれ繋がっている。複数のガス供給口51と中間領域52との組合せ構造がガス中継通路50となる。
中間領域52は、水平方向(X方向)に延在してベースフランジ4Bの内部に設けられる。したがって、複数のガス供給口51に供給された活性ガス7は、中間領域52経由して、最終的に複数のガス噴出孔54から下方に噴出される。
複数のガス噴出孔54は、図11に示すように、ベースフランジ4Bの下面に、平面視して放射状に分離配置された、いわゆるシャワープレート状に配置されている。
複数のガス噴出孔54の孔径を十分小さく設定することにより、複数のガス噴出孔54にオリフィス機能を持たせることができる。なお、活性ガスは圧力が低い方が長寿命となるため、複数のガス噴出孔54と比較して、放電空間6により近い複数のガス噴出孔23にオリフィス機能を持たせるほうが望ましい。
(動作)
このような構成の活性ガス発生装置102において、実施の形態1の活性ガス発生装置101と同様、電極用誘電体膜21の複数のガス噴出孔23から下方に噴出された活性ガス7は、複数のガス噴出孔23に対応して設けられたベースフランジ4Bの複数のガス供給口51に供給される。
さらに、活性ガス7は、複数のガス供給口51から、中間領域52を経由して、複数のガス噴出孔54から下方の処理空間63へと供給される。このように、処理空間63は活性ガス発生装置102の後段に設けられている。
(効果)
実施の形態2の活性ガス発生装置102は、実施の形態1と同様、電極押え部材8及び補助導電膜18を有するため、活性ガス7が上記活性ガス流通経路、ガス中継通路50及び複数のガス噴出孔54を経て処理空間63に至る領域の電界強度を意図的に弱め、かつ、比較的簡単な構成で金属電極10と補助導電膜18との絶縁性を安定性良く確保することができる効果を奏する。
活性ガス発生装置102において、ベースフランジ4Bに固定される電極押え部材8によって補助導電膜18を上方から押さえている。このため、活性ガス発生装置102は、電極押え部材8によって、ベースフランジ4B上に高電圧印加電極部1及び接地電位電極部2を安定性良く固定することができる。
加えて、ベースフランジ4Bには接地電位が付与されているため、ベースフランジ4B及び電極押え部材8を介して補助導電膜18を接地電位に設定することにより、比較的簡単な構成で、金属電極10との絶縁性を確保した状態で補助導電膜18を接地電位に設定することができる。
さらに、ベースフランジ4Bを介して比較的容易に第2の金属電極である金属電極20を接地電位に設定することができる。また、ベースフランジ4が金属製であり導電性を有するため、下方の処理空間63に電界が漏れることはない。
加えて、ベースフランジ4Bは、ガス中継通路50を経由して、複数のガス噴出孔54(複数のベースフランジ用ガス噴出孔)から活性ガス7を下方の処理空間63に噴出することができるため、ベースフランジ4Bの存在が活性ガス7の噴出機能に支障を来すことはない。
さらに、ベースフランジ4Bの複数のガス噴出孔54は、平面視して放射状に分離配置、すなわち、シャワープレート状に配置されているため、活性ガス7の噴出対象となる処理空間63内のウェハ等の被処理物に対し、全面に均一な活性ガス7を噴出することができる。
<その他>
また、上述した実施の形態の活性ガス発生装置101及び102で用いる原料ガス5は、水素、窒素、酸素、弗素、塩素ガスのうち少なくとも一つを含むガスであることが望ましい。
上述したガスを原料ガスとすることにより、窒化膜・酸化膜などの成膜処理、エッチングガスや洗浄ガスの生成、表面改質処理が可能となる。
以下、この点を詳述する。窒素や酸素を原料ガス5とすれば窒化膜や酸化膜の絶縁膜を成膜することができる。弗素や塩素ガスを原料ガス5とすれば、活性化した弗化ガスや塩素ガスをエッチングガスや洗浄ガスとして利用することができる。水素や窒素を原料ガス5とすれば、活性化した水素ガスや窒化ガスによって基板等の所定対象物の表面を水素化、窒化して表面改質処理が行える。
なお、上述した実施の形態では、電極用誘電体膜11、金属電極20、電極用誘電体膜21、ベースフランジ4,4Bの平面形状を円状としたが、矩形状等の他の平面形状で形成しても良い。
また、上述した実施の形態では、電極押え部材8、補助導電膜18の平面形状を円環状としたが、内部の空間を有する矩形状等、他の平面形状で形成しても良い。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 高電圧印加電極部
2 接地電位電極部
3 金属筐体
4,4B ベースフランジ
5 原料ガス
6 放電空間
7 活性ガス
8 電極押え部材
10,20 金属電極
11,21 電極用誘電体膜
13 ガス供給口
18 補助導電膜
23,43,54 ガス噴出孔
28 閉鎖空間
101,102 活性ガス発生装置

Claims (4)

  1. 放電空間に供給された原料ガスを活性化して得られる活性ガスを生成する活性ガス生成装置であって、
    第1の電極構成部と
    前記第1の電極構成部の下方に設けられる第2の電極構成部とを備え、
    前記第1の電極構成部は、第1の電極用誘電体膜と前記第1の電極用誘電体膜の上面上に形成される第1の金属電極とを有し、前記第2の電極構成部は、第2の電極用誘電体膜と前記第2の電極用誘電体膜の下面上に形成される第2の金属電極とを有し、前記第1の金属電極に交流電圧が印加され、前記第2の金属電極が接地電位に設定され、前記第1及び第2の電極用誘電体膜が対向する誘電体空間内において、前記第1及び第2の金属電極が平面視して重複する領域を前記放電空間として含み、
    前記第1の電極用誘電体膜は、前記原料ガスを前記放電空間に供給するためのガス供給口を中央部に有し、前記ガス供給口は平面視して前記第1の金属電極と重複することなく設けられ、
    前記第2の電極用誘電体膜は、前記活性ガスを下方に噴出するための少なくとも一つのガス噴出孔を有し、
    前記第1の電極構成部は、前記第1の電極用誘電体膜の上面上に前記第1の金属電極と独立して形成される補助導電膜をさらに有し、
    前記放電空間は、平面視して、前記ガス供給口と重複することなく、前記ガス供給口を囲むように形成され、
    前記少なくとも一つのガス噴出孔は、平面視して、前記ガス供給口及び前記放電空間と重複することなく、前記ガス供給口からの距離が前記放電空間よりも遠くなるように配置され、前記誘電体空間において前記放電空間から前記少なくとも一つのガス噴出孔に至る経路が活性ガス流通経路として規定され、
    前記補助導電膜は、平面視して前記第1の金属電極と重複することなく前記第1の金属電極を囲み、かつ、平面視して前記活性ガス流通経路の一部と重複し、
    前記活性ガス生成装置は、
    前記補助導電膜の上面の一部に接触して設けられ、導電性を有する電極補助部材をさらに備え、
    前記補助導電膜は前記電極補助部材を介して接地電位に設定される、
    活性ガス生成装置。
  2. 請求項1記載の活性ガス生成装置であって、
    前記第2の電極用誘電体膜は、平面視して外周に沿って上方が突出した突出領域を有し、
    前記第1の電極用誘電体膜の下面が前記第2の電極用誘電体膜の前記突出領域の上面に接触するように、前記第1及び第2の電極用誘電体膜が積層され、前記第1の電極用誘電体膜の下面と前記第2の電極用誘電体膜の上面との間に外部から遮断された閉鎖空間が前記誘電体空間として形成される、
    活性ガス生成装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の活性ガス生成装置であって、
    前記第2の電極構成部の下方に設けられ、前記第2の金属電極と接触して前記第2の電極構成部を支持し、導電性を有するベースフランジをさらに備え、
    前記ベースフランジは、前記少なくとも一つのガス噴出孔から噴出される活性ガスを下方に噴出するための少なくとも一つのベースフランジ用ガス噴出孔を有し、
    前記電極補助部材は、前記ベースフランジに電気的に接続される状態で、前記ベースフランジに固定され、
    前記ベースフランジには接地電位が付与される、
    活性ガス生成装置。
  4. 請求項3記載の活性ガス生成装置であって、
    前記ベースフランジに設けられる前記少なくとも一つのベースフランジ用ガス噴出孔は、複数のベースフランジ用ガス噴出孔を含み、複数のベースフランジ用ガス噴出孔は平面視して放射状に分離配置される、
    活性ガス生成装置。
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