JP6855052B2 - 板材ホルダ及び板材補助ホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、板材を立った状態で保持する板材ホルダ、及び、板材ホルダと組み合わされて使用される板材補助ホルダに関するものである。
従来から、土地を仕切ったり、囲いを作成するために、柵や連杭が用いられている。例えば、実開平6−60328号公報(特許文献1)には、ワイヤーで連結した杭で花壇囲いを作成する考案が開示されている。各杭は、地面に直接載置されるか、または、地面を掘って固定されている。
特許第3410405号公報(特許文献2)には、アンカー用の木材と、外郭用の木材を繋いで花壇囲いを作成する発明が開示されている。アンカー用の木材は、地中に打ち込まれ、外郭用の木材は、地面に直接載置されるか、または、地面を掘って固定されている。
実用新案登録第3074426号公報(特許文献3)には、連結紐で連結した木材からなる連杭が開示されている。木材に設けられた固定部は、地中に打ち込まれ、木材本体部は、地面に直接載置されるか、または、地面を掘って固定されている。
実開平6−60328号公報 特許第3410405号公報 実用新案登録第3074426号公報
特許文献1,2及び3に記載の発明・考案では、木材を地面に固定するため、地面を掘ったり、木槌で木材を打ち込んだりする大がかりな作業が必要になることがある。また、木材の一部を直接的に地中に埋設することになるため、木材が地面から直接水分を吸収しやすく、木材が数年で腐ってしまう問題があった。さらに、連結する木材の数の調整が難しく、仕切りや囲いを所望の長さに調整することが難しいという問題があった。
本発明の目的は、板材を立った状態で保持し、相互に連結することで、容易に仕切りや囲いを作成することが可能な板材ホルダを提供することにある。
本発明の他の目的は、簡単に地面に固定することができる板材ホルダを提供することにある。
本発明の他の目的は、板材の寿命を延ばすことが可能な板材ホルダを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、板材ホルダと組み合わされて使用される板材補助ホルダを提供することにある。
本発明の板材ホルダは、板材を立った状態で保持するものである。板材ホルダは、角筒状の周壁部と、一対のベース部と、一対の連結部とを備えている。
角筒状の周壁部は、設置状態において上下方向に延び、上下方向と直交する第1の直交方向に対向する第1の一対の側壁部と、上下方向及び第1の直交方向と直交する第2の直交方向に対向する第2の一対の側壁部によって構成され、上端に板材の端部が挿入される開口部を有し且つ開口部から挿入された板材の端部の周囲を第1の一対の側壁部及び第2の一対の側壁部によって囲むものである。一対のベース部は、第1の一対の側壁部と一体に設けられて、第1の一対の側壁部の下端部から第1の直交方向にそれぞれ離れるように延びる。一対の連結部は、第2の一対の側壁部と一体に設けられており、一方には雄型嵌合部が設けられ、他方には隣り合う他の板材ホルダの一対の連結部の一方に設けられた雄型嵌合部が回動可能に係合する雌型嵌合部が設けられている。
本発明の板材ホルダによれば、板材を開口部に挿入した状態で、板材ホルダを地上に設置するだけで、板材が倒れることがない状態を作れる。また、一対の連結部を利用して、複数の板材ホルダを相互に連結することができるため、複数枚の板材を複数の板材ホルダに挿入して、隣り合う板材ホルダの雄型嵌合部と雌型嵌合部とを嵌合させて、複数の板材ホルダを連結することにより、仕切りや囲いを容易に作成することができる。
一対の連結部の構成は任意であるが、例えば、第2の一対の側壁部に上下方向に位置を変えて設けられて第2の直交方向にそれぞれ離れるように延び、雄型嵌合部及び雌型嵌合部の一方と他方がそれぞれ設けられる一対の板状部を備え、一対の板状部を、該板状部の上下方向に測った厚み寸法以上の間隔を上下方向にあけて第2の一対の側壁部に設けるようにすることができる。このように一対の連結部を構成すれば、隣り合う板材ホルダの雄型嵌合部及び雌型嵌合部を重ねたときに、隣り合う2つの板材ホルダのベース部を全面的に地面に接地することができる。
雄型嵌合部と雌型嵌合部とは、雄型嵌合部を上下方向に延びる仮想中心線を中心として、隣り合う他の板材ホルダの前雌型嵌合部が所定の角度範囲で回動するように構成してもよい。具体的には、雄型嵌合部は上下方向に延びる円柱状凸部からなり、雌型嵌合部は隣り合う他の円柱状凸部が回動可能に嵌合される円柱状凹部または孔部からなるようにすればよい。このようにすれば、設置状態において、隣り合う板材ホルダ間に所望の角度を持たせることができる。その結果、複数の板材ホルダを閉じたループ状に並べることも可能になる。
周壁部の内壁部には開口部と対向する位置に、板材の端部の端面と当接するストッパが一体に設けられていることが好ましい。このようなストッパを設ければ、設置状態において、板材が直接地面に触れることがなくなり、板材の寿命を延ばすことができる。また、板材が板材ホルダを貫通することがなくなるため、設置作業も容易になる。
一対のベース部の形状は任意であるが、例えば、角筒状の周壁部が、開口部の中心を通り第1の一対の側壁部と直交する第1の直交仮想面と、開口部の中心を通り第2の一対の側壁部と直交する第2の直交仮想面に対して、それぞれ面対称になる形状を有している場合、一対のベース部は、第1の直交仮想面と第2の直交仮想面に対してそれぞれ面対称となる形状を有しており、ベース部の外側面には、ベース部の外側で、第1の直交仮想面と交差する一対の傾斜仮想面に沿う一対の傾斜面を備えていることが好ましい。一対のベース部がこのような形状であれば、板材を安定して立たせることが可能である。
なお、板材ホルダを地面に固定できれば、より板材を安定させることができる。そこで、例えば、一対のベース部に、第1の直交仮想面が通る位置に、ベース部を貫通する1以上の貫通孔が形成しておけばよい。貫通孔にテント固定用のペグ等の固定具を通して地面に固定すれば板材ホルダが地面に固定され、板材が倒れることがなくなる。
一対の傾斜仮想面と第1の直交仮想面との間の角度は10度から45度の角度であれば、板材ホルダを連結した状態で雄型嵌合部と雌型嵌合部が回動しやすく、板材ホルダの設置作業がしやすい。しかも、板材ホルダを回動させて隣り合う板材ホルダの傾斜面同士を当接させることで、仕切りや囲いを作成する際に、一対の傾斜仮想面と第1の直交仮想面との間の角度の2倍の角度を有する折れ曲がり部を簡単に形成することが可能である。特に、一対の傾斜仮想面と第1の直交仮想面との間の角度が45度であれば、折れ曲がり部を90度とすることができ、矩形状の囲い等を容易に形成することができる。
本発明の板材ホルダは、板材ホルダだけで使用することも可能であるが、板材ホルダの上方に配置されて板材ホルダと組み合わされて使用される板材補助ホルダと共に使用してもよい。
板材補助ホルダは、角筒状の周壁部と、一対の連結部とを備えている。角筒状の周壁部は、配置状態において上下方向に延び、上下方向と直交する第1の直交方向に対向する第1の一対の側壁部と、上下方向及び第1の直交方向と直交する第2の直交方向に対向する第2の一対の側壁部によって構成され、上端及び下端に板材が貫通する一対の開口部を有し且つ一対の開口部を貫通する板材の周囲を第1の一対の側壁部及び第2の一対の側壁部によって囲むものである。一対の連結部は、第2の一対の側壁部と一体に設けられている。一対の連結部の一方には雄型嵌合部が設けられ、一対の連結部の他方には隣り合う他の板材補助ホルダの一対の連結部の一方に設けられた雄型嵌合部が回動可能に係合する雌型嵌合部が設けられている。このような板材補助ホルダを板材ホルダと共に使用すれば、板材を上下2箇所で保持することができ、板材を安定させて立たせることができる。
板材補助ホルダを板材ホルダの上方に配置するための構成は任意である。例えば、板材補助ホルダを板材に釘で打ち付けるようにしてもよい。また、板材補助ホルダの第1の一対の側壁部に、それぞれ第2の直交方向と下方向に向かって開口するU字状の溝部を、少なくとも1つ形成しておき、板材に設けられた係合部(例えば、位置合わせをして打ち付けた釘)と溝部を係合させるようにすることもできる。U字状の溝部の場合には、板材補助ホルダを板材に固定する際には、予め板材に係合部としての釘を打ち付けておき、設置状態の板材の上から下方向に板材補助ホルダを嵌めて、溝部と係合部を係合させることで簡単に板材補助ホルダを固定することもできる。また、板材補助ホルダを上方向に持ち上げることで、溝部と係合部の係合を解除し、板材補助ホルダを簡単に取り外すこともできる。
板材補助ホルダの一対の連結部は、板材ホルダの一対の連結部と同様に構成することができる。すなわち、第2の一対の側壁部に上下方向に位置を変えて設けられて第2の直交方向にそれぞれ離れるように延び、雄型嵌合部及び雌型嵌合部の一方と他方がそれぞれ設けられる一対の板状部を備えており、一対の板状部を、該板状部の上下方向に測った厚み寸法以上の間隔を上下方向にあけて第2の一対の側壁部に設けるようにすることができる。
板材補助ホルダの雄型嵌合部と雌型嵌合部も、板材ホルダの雄型嵌合部と雌型嵌合部と同様に、雄型嵌合部を上下方向に延びる仮想中心線を中心として、隣り合う他の板材ホルダの雌型嵌合部が所定の角度範囲で回動するように構成してもよい。具体的には、雄型嵌合部は上下方向に延びる円柱状凸部からなり、雌型嵌合部は隣り合う他の円柱状凸部が回動可能に嵌合される円柱状凹部または孔部からなるようにすればよい。
板材として用いる板材は、どのようなものを用いてもよいが、本発明の場合、例えば、板材ホルダの周壁部の開口部及び板材補助ホルダの周壁部の開口部の寸法を規格化された板材であるワンバイフォー(1×4)木材に合わせれば、入手しやすい木材を板材として使用可能となる。
なお、ワンバイフォー木材とは、アメリカの建築工法(2×4工法)や日本のJAS規格(枠組壁工法構造用製材の日本農林規格)等に規定・規格化されているワンバイフォー木材のことであり、断面寸法が約19mm(厚み寸法)×約89mm(幅寸法)である材木のことである。
本実施の形態の板材ホルダ、板材補助ホルダ、及び、板材を複数用いて囲いを作成した状態を示す斜視図である。 板材ホルダの詳細を示す図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図、(D)は平面図、(E)は底面図、(F)は背面図である。 板材補助ホルダの詳細を示す図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は左側面図、(D)は平面図、(E)は底面図、(F)は背面図である。 板材ホルダを用いて板材を立てる様子、また、2組の板材ホルダ及び板材補助ホルダを連結する様子を示す図である。 図1に示した囲いを変形させて、2箇所90度の折れ曲がり部を有する囲いを作成した状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の板材ホルダ及び板材補助ホルダの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の板材ホルダ、板材補助ホルダ、及び、板材を複数用いて囲いを作成した状態を示す斜視図であり、図2(A)乃至(F)は、板材ホルダの詳細を示す図であり、図3(A)乃至(F)は、板材補助ホルダの詳細を示す図である。
図1に示した例では、本実施の形態の板材ホルダ1を9つ、板材補助ホルダ3を9つ、及び、板材5を9枚を用いて、囲いを作成している。なお、それぞれ9つあるうち、1つにだけ符号を付して、他の符号は省略している。本明細書においては、板材ホルダ1で板材5を立てた状態を「設置状態」と呼んでいる。
[板材]
本実施の形態では、板材5として、ワンバイフォー木材を用いている。ワンバイフォー木材は、断面寸法が約19mm(厚み寸法)×約89mm(幅寸法)である規格化された木材であり、比較的入手しやすいものである。
[板材ホルダ]
図2(A)乃至(F)に示すように、板材ホルダ1には、設置状態に合わせて、複数の方向を定めている。すなわち、設置状態の上下の方向である上下方向VD、上下方向VDと直交する第1の直交方向D1、上下方向VDと第1の直交方向D1と直交する第2の直交方向D2を図2(A)乃至(F)に示すように定義している。
板材ホルダ1は、角筒状の周壁部7と、一対のベース部9,9と、一対の連結部11A,11Bとを備えている。
角筒状の周壁部7は、上下方向VDに延び、第1の直交方向D1に対向する第1の一対の側壁部13,13と、第2の直交方向D2に対向する第2の一対の側壁部15,15によって構成され、上端には、板材5の端部5Aが挿入される開口部17を有している。開口部17から挿入された板材5の端部5Aの周囲を第1の一対の側壁部13,13及び第2の一対の側壁部15,15によって囲むように構成されている。本実施の形態では、周壁部7の内寸は、板材5であるワンバイフォー木材の断面寸法よりわずかに大きく構成されており、20mm(厚み寸法)×90mm(幅寸法)に構成されている。角筒状の周壁部7は、開口部17の中心を通り第1の一対の側壁部13,13と直交する第1の直交仮想面IS1と、開口部17の中心を通り第2の一対の側壁部15,15と直交する第2の直交仮想面IS2に対して、それぞれ面対称になる形状を有している。第1の一対の側壁部13,13の内壁部には、板材5の端部5Aと係合する3つの突出部19と、開口部17と対向する位置に、板材5の端部5Aの端面と当接するストッパ21が一体に設けられている。
一対のベース部9,9は、第1の一対の側壁部13,13と一体に設けられて、第1の一対の側壁部13,13の下端部から第1の直交方向D1にそれぞれ離れるように延びている。一対のベース部9,9は、第1の直交仮想面IS1と第2の直交仮想面IS2に対してそれぞれ面対称となる形状を有しており、ベース部の外側面には、ベース部の外側で、第1の直交仮想面IS1と交差する一対の傾斜仮想面IS3に沿う一対の傾斜面23,23を備えている(傾斜仮想面IS3については、図2(D)の一方のベース部9についてのみ図示している)。本実施の形態では、一対の傾斜仮想面IS3と第1の直交仮想面D1との間の角度θは、45度に設定されている。一対のベース部には、ベース部を貫通する貫通孔25が形成されている。貫通孔25は、図示しないペグを通すための孔であり、設置状態において、ペグを貫通孔25に通して地面に固定することで、板材ホルダ1が地面に固定される。
一対の連結部11A,11Bは、第2の一対の側壁部15,15と一体に設けられている。一対の連結部11A,11Bは、第2の一対の側壁部15,15に上下方向に位置を変えて設けられて第2の直交方向D2にそれぞれ離れるように延びる一対の板状部27A,27Bを備えている。一対の板状部27A,27Bは、該板状部の上下方向VDに測った厚み寸法以上の間隔を上下方向VDにあけて第2の一対の側壁部15,15に設けられている。板状部27Aには、板状部27Aから上方向に延びる円柱状凸部29(雄型嵌合部)が設けてあり、板状部27Bには、隣り合う円柱状凹部が回動可能に嵌合される孔部31(雌型嵌合部)が設けてある。円柱状凸部29に隣り合う他の板材ホルダの孔部31を係合させると、円柱状凸部29を上下方向VDに延びる仮想中心線を中心として、孔部31が所定の角度範囲で回動するように構成されている。
[板材補助ホルダ]
図3(A)乃至(F)に示すように、板材補助ホルダ3にも、設置状態に合わせて、板材ホルダ1に定義した複数の方向(上下方向VD、第1の直交方向D1、第2の直交方向D2)と同じ方向を定めている。
板材補助ホルダ3は、角筒状の周壁部33と、一対の連結部35A,35Bとを備えている。
角筒状の周壁部33は、上下方向VDに延び、第1の直交方向D1に対向する第1の一対の側壁部37,37と、第2の直交方向D2に対向する第2の一対の側壁部39,39によって構成され、上端及び下端に板材5が貫通する一対の開口部41A,41Bを有している。一対の開口部41A,41Bを貫通する板材5の周囲を第1の一対の側壁部37,37及び第2の一対の側壁部39,39によって囲むように構成されている。本実施の形態では、周壁部33の内寸は、板材5であるワンバイフォー木材の断面寸法よりわずかに大きく構成されており、20mm(厚み寸法)×90mm(幅寸法)に構成されている。第1の一対の側壁部37,37には、それぞれ第2の直交方向D2と下方向に向かって開口するU字状の溝部43,43が形成されている。溝部43は、位置合わせをして板材5に打ち付ける釘44と係合し、板材5に対して板材補助ホルダ3を留める役割を果たすものである。
一対の連結部35A,35Bは、第2の一対の側壁部39,39と一体に設けられている。一対の連結部35A,35Bは、第2の一対の側壁部39,39に上下方向に位置を変えて設けられて第2の直交方向D2にそれぞれ離れるように延びる一対の板状部45A,45Bを備えている。一対の板状部45A,45Bは、該板状部の上下方向VDに測った厚み寸法以上の間隔を上下方向VDにあけて第2の一対の側壁部39,39に設けられている。板状部45Aには、板状部45Aから上方向に延びる円柱状凸部47(雄型嵌合部)が設けてあり、板状部45Bには、隣り合う円柱状凹部が回動可能に嵌合される孔部49(雌型嵌合部)が設けてある。円柱状凸部47に隣り合う他の板材ホルダの孔部49を係合させると、円柱状凸部47を上下方向VDに延びる仮想中心線を中心として、孔部49が所定の角度範囲で回動するように構成されている。
[組み立て]
図4は、板材ホルダ1を用いて板材5を立てる様子、また、2組の板材ホルダ1,1´及び板材補助ホルダ3,3´を連結する様子を示す図である。図4においては、2組目の各部材には「´」を付して区別する。
板材5を立てる際には、予め板材補助ホルダ3を板材5に通しておき、溝部43と釘44を利用して板材補助ホルダ3を所定の位置に固定しておくことが望ましい。板材5´についても、同様にして溝部43´と釘44´を利用して板材補助ホルダ3´を所定の位置に固定しておく。
まず、板材ホルダ1を配置する。そして、板材ホルダ1の開口部17に板材5の端部5Aを挿入し、板材5の端面がストッパ21に当たるまで押し込む。このようにすることで、容易に板材を立った状態で保持することができる。
次に、板材5と板材5´とを並べて配置するため、板材ホルダ1の円柱状凸部29に孔部31´が入るように、位置合わせをしながら、板材ホルダ1´を設置する。そして、板材補助ホルダ3の円柱状凸部47に孔部49´が入るように位置合わせをしながら、板材5´の端部5A´を板材ホルダ1´の開口部17´に挿入する。
立てたい板材の本数分だけ上記作業を繰り返すことで、簡単に仕切りや囲いを作成することができる。図1や図5に示す例が設置例である。図1の例では、半円状に複数の板材5を並べている。図5の例では、隣り合うベース部9の傾斜面23を当接させることで、90度の角度を有する折れ曲がり部を形成し、U字状(コの字状)の囲いを作成している。最初に設置した板材ホルダ1に連結すれば、環状の囲いを作成することも可能である。
設置場所によっては、板材ホルダ1のベース部に設けられた貫通孔25にペグを通して地面に固定することも可能である。設置後、板材ホルダ1を土で隠すようにすれば、板材5を土に打ち込んだように見せることも可能となる。
もちろん、上記の設置順は適宜変更可能であり、先に板材ホルダ1を複数並べてから、複数の板材5を立ててもよい。また、予め板材に釘を打ち込んでおき、複数の板材5を立ててから、板材補助ホルダ3を板材5に嵌めるようにしてもよい。なお、板材5の高さが低い場合には、板材補助ホルダ3を省略することも可能である。
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で変更が可能であるのは勿論である。
例えば、板材としてワンバイフォー木材だけでなく、他の規格の材木を使用してもよい。また、所望の板材の形状に合わせて板材ホルダ及び板材補助ホルダの形状を決定するようにしてもよい。
本発明によれば、板材を立った状態で保持し、相互に連結することで、容易に仕切りや囲いを作成することが可能な板材ホルダを提供することができる。また、簡単に地面に固定することができる板材ホルダを提供することができる。また、板材の寿命を延ばすことが可能な板材ホルダを提供することができる。さらに、板材ホルダと組み合わされて使用される板材補助ホルダを提供することができる。
1 板材ホルダ
3 板材補助ホルダ
5 板材
5A 端部
7 周壁部
9,9 一対のベース部
11A,11B 一対の連結部
13,13 第1の一対の側壁部
15,15 第2の一対の側壁部
17 開口部
19 突出部
21 ストッパ
23,23 一対の傾斜面
25 貫通孔
27A,27B 一対の板状部
29 円柱状凸部
31 孔部
33 周壁部
35A,35B 一対の連結部
37,37 第1の一対の側壁部
39,39 第2の一対の側壁部
41A,41B 一対の開口部
43 溝部
44 釘
45A,45B 一対の板状部
47 円柱状凸部
49 孔部

Claims (13)

  1. 板材を立った状態で保持する板材ホルダであって、
    設置状態において上下方向に延び、前記上下方向と直交する第1の直交方向に対向する第1の一対の側壁部と、前記上下方向及び前記第1の直交方向と直交する第2の直交方向に対向する第2の一対の側壁部によって構成され、上端に前記板材の端部が挿入される開口部を有し且つ前記開口部から挿入された前記板材の前記端部の周囲を前記第1の一対の側壁部及び前記第2の一対の側壁部によって囲む角筒状の周壁部と、
    前記第1の一対の側壁部と一体に設けられて、前記第1の一対の側壁部の下端部から前記第1の直交方向にそれぞれ離れるように延びる一対のベース部と、
    前記第2の一対の側壁部と一体に設けられた一対の連結部とを備え、
    前記一対の連結部の一方には雄型嵌合部が設けられ、
    前記一対の連結部の他方には隣り合う他の前記板材ホルダの前記一対の連結部の一方に設けられた前記雄型嵌合部が回動可能に係合する雌型嵌合部が設けられており、
    前記一対の連結部は、前記第2の一対の側壁部に上下方向に位置を変えて設けられて前記第2の直交方向にそれぞれ離れるように延び、前記雄型嵌合部及び前記雌型嵌合部の一方と他方がそれぞれ設けられる一対の板状部を備えており、
    前記一対の板状部は、該板状部の前記上下方向に測った厚み寸法以上の間隔を前記上下方向にあけて前記第2の一対の側壁部に設けられていることを特徴とする板材ホルダ。
  2. 前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部とは、前記雄型嵌合部を前記上下方向に延びる仮想中心線を中心として、前記隣り合う他の前記板材ホルダの前記雌型嵌合部が所定の角度範囲で回動するように構成されている請求項に記載の板材ホルダ。
  3. 前記雄型嵌合部は前記上下方向に延びる円柱状凸部からなり、前記雌型嵌合部は前記隣り合う他の前記円柱状凸部が回動可能に嵌合される円柱状凹部または孔部からなる請求項に記載の板材ホルダ。
  4. 前記周壁部の内壁部には前記開口部と対向する位置に、前記板材の前記端部の端面と当接するストッパが一体に設けられている請求項1に記載の板材ホルダ。
  5. 前記角筒状の前記周壁部は、前記開口部の中心を通り前記第1の一対の側壁部と直交する第1の直交仮想面と、前記開口部の前記中心を通り前記第2の一対の側壁部と直交する第2の直交仮想面に対して、それぞれ面対称になる形状を有しており、
    前記一対のベース部は、前記第1の直交仮想面と前記第2の直交仮想面に対してそれぞれ面対称となる形状を有しており、
    前記ベース部の外側面には、前記ベース部の外側で、前記第1の直交仮想面と交差する一対の傾斜仮想面に沿う一対の傾斜面を備えている請求項1に記載の板材ホルダ。
  6. 前記一対の傾斜仮想面と前記第1の直交仮想面との間の角度が10度から45度の角度である請求項に記載の板材ホルダ。
  7. 前記一対の傾斜仮想面と前記第1の直交仮想面との間の角度が45度である請求項に記載の板材ホルダ。
  8. 前記一対のベース部には、前記第1の直交仮想面が通る位置に、前記ベース部を貫通する1以上の貫通孔が形成されている請求項に記載の板材ホルダ。
  9. 請求項1乃至に記載の板材ホルダの上方に配置されて前記板材ホルダと組み合わされて使用される板材補助ホルダであって、
    配置状態において上下方向に延び、前記上下方向と直交する第1の直交方向に対向する第1の一対の側壁部と、前記上下方向及び前記第1の直交方向と直交する第2の直交方向に対向する第2の一対の側壁部によって構成され、上端及び下端に前記板材が貫通する一対の開口部を有し且つ前記一対の開口部を貫通する前記板材の周囲を前記第1の一対の側壁部及び前記第2の一対の側壁部によって囲む角筒状の周壁部と、
    前記第2の一対の側壁部と一体に設けられた一対の連結部とを備え、
    前記一対の連結部の一方には雄型嵌合部が設けられ、
    前記一対の連結部の他方には隣り合う他の前記板材補助ホルダの前記一対の連結部の一方に設けられた前記雄型嵌合部が回動可能に係合する雌型嵌合部が設けられていることを特徴とする板材補助ホルダ。
  10. 前記第1の一対の側壁部には、それぞれ前記第2の直交方向と下方向に向かって開口するU字状の溝部が、少なくとも1つ形成されている請求項に記載の板材補助ホルダ。
  11. 前記一対の連結部は、前記第2の一対の側壁部に上下方向に位置を変えて設けられて前記第2の直交方向にそれぞれ離れるように延び、前記雄型嵌合部及び前記雌型嵌合部の一方と他方がそれぞれ設けられる一対の板状部を備えており、
    前記一対の板状部は、該板状部の前記上下方向に測った厚み寸法以上の間隔を前記上下方向にあけて前記第2の一対の側壁部に設けられている請求項に記載の板材補助ホルダ。
  12. 前記雄型嵌合部と前記雌型嵌合部とは、前記雄型嵌合部を前記上下方向に延びる仮想中心線を中心として、前記隣り合う他の前記板材ホルダの前記雌型嵌合部が所定の角度範囲で回動するように構成されている請求項11に記載の板材補助ホルダ。
  13. 前記雄型嵌合部は前記上下方向に延びる円柱状凸部からなり、前記雌型嵌合部は前記隣り合う他の前記円柱状凸部が回動可能に嵌合される円柱状凹部または孔部からなる請求項12に記載の板材補助ホルダ。
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