JP2006089991A - 耐力壁 - Google Patents

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Masahiro Inayama
正弘 稲山
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AQURA HOME CO Ltd
INAYAMA KENCHIKU SEKKEI JIMUSH
INAYAMA KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK
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AQURA HOME CO Ltd
INAYAMA KENCHIKU SEKKEI JIMUSH
INAYAMA KENCHIKU SEKKEI JIMUSHO KK
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Abstract

【課題】 強度が比較的高く、かつ、構造が比較的単純であり、かつ、施工が比較的容易な耐力壁を提供する。
【解決手段】 耐力壁10は、水平方向に延びる下横架材20と、下横架材20の上方に設けられ、下横架材20と平行に配置される上横架材30と、下横架材20及び上横架材30と直交し、下横架材20と上横架材30とに接合される2以上の柱40と、下横架材20と上横架材30との間に設けられ、下横架材20及び上横架材30と平行に配置され、各柱40を貫通する1又は2以上の貫50と、下横架材20から上方へ向けて延び、貫50を貫通し、上横架材30まで至り、下横架材20と上横架材30とを互いに引き寄せる、1又は2以上の引き寄せ具60とを備える。下横架材20と上横架材30と柱40と貫50とによって、複数の開口を有する枠体が形成される。枠体の少なくとも1の開口内には、板材70が嵌め込まれている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、耐力壁に関し、特に、強度が比較的高く、かつ、構造が比較的単純であり、かつ、施工が比較的容易な耐力壁に関するものである。
従来から、木造住宅等の建物には、当該建物に加わる水平方向の外力に対する耐力を負担させるために、耐力壁が設置されている。
また、耐力壁としては、その両側位置に鉛直方向に延びる柱をそれぞれ立設し、これらの柱の下端を、水平方向に延びる土台等の下横架材で連結するとともに、これらの柱の上端を、水平方向に延びる梁等の上横架材で連結して、四角形状の枠体を形成し、そして、枠体の内側に筋交いをX字形にたすきがけしたものや、枠体の表面に構造用合板を張り付けて枠体の開口全体を塞いだものや、あるいは、枠体の内側に筋交いをX字形にたすきがけするとともに枠体の表面に構造用合板を張り付けたものなどが一般的に知られている。
また、近年、強度が高い耐力壁として、複数本の横木を積層して成る壁体に対角線状を成す筋違ボルトを内設するとともに、壁体の略中央には連結金具を内設し、その連結金具に筋違ボルトの一端が固定され、他端が壁体の上下両端から貫通されるようにしたものなどが提案されている(特許文献1参照)。
特開平7−286385号公報
しかし、耐力壁では、一般的に、強度を高くしようとすると、構造が複雑になったり、施工が煩雑になったりし、逆に、構造を単純化したり、施工を容易にしようとすると、強度が低下してしまう傾向にある。
(請求項1)
そこで、請求項1記載の発明は、下横架材と上横架材と2以上の柱と各柱を貫通する1又は2以上の貫とから枠体を形成するとともに、下横架材と上横架材とを互いに引き寄せる1又は2以上の引き寄せ具を備え、更に、枠体の少なくとも1の開口内に板材を嵌め込むことにより、強度が比較的高く、かつ、構造が比較的単純であり、かつ、施工が比較的容易な耐力壁を提供することを目的とする。
(請求項2)
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、枠体の各開口内にそれぞれ板材を嵌め込むことにより、構造の単純さ及び施工の容易さを保ちつつ、枠体の変形しにくさを一層高めて、強度を一層高くした耐力壁を提供することを目的とする。
(請求項3)
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の目的に加え、開口の内周面のうち、柱の側面に相当する部分に、鉛直方向に延びる縦溝を形成し、この縦溝に板材の左右の縁をそれぞれ差し込むことにより、構造の単純さ及び施工の容易さを保ちつつ、板材の開口からの脱落を防止し、ひいては枠体の変形防止の確実性を高めた耐力壁を提供することを目的とする。
(請求項4)
また、請求項4記載の発明は、請求項1ないし3記載の発明の目的に加え、開口の内周面のうち、下横架材の上面、貫の上面及び下面、並びに上横架材の下面に相当する部分に、水平方向に延びる横溝を形成し、この横溝に板材の上下の縁をそれぞれ差し込むことにより、構造の単純さ及び施工の容易さを保ちつつ、板材の開口からの脱落を防止し、ひいては枠体の変形防止の確実性を高めた耐力壁を提供することを目的とする。
(請求項5)
また、請求項5記載の発明は、請求項1ないし4記載の発明の目的に加え、貫の左右両端を枠体の外方へ突出させるとともに、引き寄せ具を、枠体の外側に相当する位置に配置し、貫における枠体の外方へ突出する部分に貫通させ、柱の側面に沿って設けることにより、板材と引き寄せ具とが互いに干渉しないようにして、施工の容易さを一層高めるとともに、引き寄せ具が柱と下横架材及び上横架材との接合部の近くに位置するようにし、当該接合部のはずれにくさを一層向上させて、強度を一層高くした耐力壁を提供することを目的とする。
(請求項6)
また、請求項6記載の発明は、請求項1ないし5記載の発明の目的に加え、両端付近にそれぞれネジが形成されている棒状鋼材と、棒状鋼材の両端付近のネジにそれぞれ螺合される2つのナットとから、引き寄せ具を構成することにより、比較的単純な部材から引き寄せ具を構成するようにし、ひいては構造の単純さを一層高めた耐力壁を提供することを目的とする。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、耐力壁10に係るものであって、水平方向に延びる下横架材20と、下横架材20の上方に設けられ、下横架材20と平行に配置される上横架材30と、下横架材20及び上横架材30と直交し、下横架材20と上横架材30とに接合される2以上の柱40と、下横架材20と上横架材30との間に設けられ、下横架材20及び上横架材30と平行に配置され、各柱40を貫通する1又は2以上の貫50と、下横架材20から上方へ向けて延び、貫50を貫通し、上横架材30まで至り、下横架材20と上横架材30とを互いに引き寄せる、1又は2以上の引き寄せ具60とを備え、下横架材20と上横架材30と柱40と貫50とによって、複数の開口を有する枠体が形成され、枠体の少なくとも1の開口内には、板材70が嵌め込まれていることを特徴とする。
ここで、「下横架材20」は、水平方向に延びる部材である。また、下横架材20は、耐力壁10を構成する枠体の下側に位置する部材である。例えば、建物の1階用の耐力壁10であれば、「土台20」が、下横架材20に該当する。
また、「上横架材30」は、下横架材20の上方に設けられ、下横架材20と平行に配置される部材である。また、上横架材30は、下横架材20と平行に配置されるものであるから、水平方向に延びる部材である。また、上横架材30は、耐力壁10を構成する枠体の上側に位置する部材である。例えば、「梁30」が、上横架材30に該当する。
また、「柱40」は、下横架材20及び上横架材30と直交し、下横架材20と上横架材30とに接合される部材である。また、柱40は、下横架材20及び上横架材30と直交するものであるから、鉛直方向に延びる部材である。また、柱40は、2以上備えられる。例えば、2本の柱40が備えられる場合には、一方の柱40は、耐力壁10を構成する枠体の右側に位置する部材となり、他方の柱40は、耐力壁10を構成する枠体の左側に位置する部材となる。また、例えば、下横架材20の上面から上方へ向けて突出するように柱40を立設するとともに、柱40の上端に上横架材30を載置して、下横架材20と上横架材30との間に柱40を位置させることができる。また、例えば、柱40の上下両端にそれぞれホゾ41を設けるとともに、下横架材20の上面及び上横架材30の下面における柱40を設置すべき位置にそれぞれホゾ穴25を設け、柱40の下端のホゾ41を下横架材20の上面のホゾ穴25に、柱40の上端のホゾ41を上横架材30の下面のホゾ穴25に、それぞれ嵌合させることにより、柱40と下横架材20及び上横架材30と接合することができる。
また、「貫50」は、下横架材20と上横架材30との間に設けられ、下横架材20及び上横架材30と平行に配置され、各柱40を貫通する部材である。また、貫50は、下横架材20及び上横架材30と平行に配置されるものであるから、水平方向に延びる部材である。また、貫50は、1又は2以上備えられる。また、例えば、貫50の径を各柱40の径よりも小さくし、また、各柱40における貫50を設置すべき位置に、各柱40を横方向に貫通する貫穴42をそれぞれ設け、更に、各貫穴42を、貫50の外形とほぼ等しい形状及び大きさに形成する。そして、貫50を各貫穴42に通すことにより、貫50を各柱40に貫通させることができる。またこのようにすると、貫50が各貫穴42にぴったりと嵌ることから、貫50と各柱40との間にガタツキが生じないようにすることができる。
そして、下横架材20と上横架材30と柱40と貫50とによって、複数の開口を有する枠体が形成される。例えば、柱40が2本で貫50も2本の場合には、下横架材20と上横架材30と2本の柱40と2本の貫50とによって、3つの開口を有する「目」の字形の枠体が形成される。また、例えば、柱40が3本で貫50が1本の場合には、下横架材20と上横架材30と3本の柱40と1本の貫50とによって、4つの開口を有する「田」の字形の枠体が形成される。また、例えば、柱40が2本で貫50が1本の場合には、下横架材20と上横架材30と2本の柱40と1本の貫50とによって、2つの開口を有する「日」の字形の枠体が形成される。
また、「引き寄せ具60」は、下横架材20から上方へ向けて延び、貫50を貫通し、上横架材30まで至り、下横架材20と上横架材30とを互いに引き寄せる部材である。また、引き寄せ具60は、1又は2以上備えられる。また、引き寄せ具60は、例えば、両端付近にそれぞれネジが形成されている棒状鋼材61と、棒状鋼材61の両端付近のネジにそれぞれ螺合される2つのナット62とから構成することができる。また、例えば、下横架材20及び上横架材30における引き寄せ具60を設置すべき位置に、下横架材20及び上横架材30を上下方向に貫通する取付穴26をそれぞれ設ける。また、貫50における引き寄せ具60を貫通させるべき位置に、貫50を上下方向に貫通する貫通穴51を設ける。また、各取付穴26及び貫通穴51を、棒状鋼材61の外形とほぼ等しい形状及び大きさに形成する。また、棒状鋼材61の長さを、下横架材20の下面から上横架材30の上面までの距離よりも長くする。更に、棒状鋼材61を、下横架材20の取付穴26、貫50の貫通穴51、及び上横架材30の取付穴26に通して、棒状鋼材61が、下横架材20、貫50及び上横架材30を貫通するようにする。このとき、棒状鋼材61の上端を上横架材30の上面よりも上方へ突出させるとともに、棒状鋼材61の下端を下横架材20の下面よりも下方へ突出させる。そして、棒状鋼材61の両端付近のネジにそれぞれナット62を螺合させてこれらを締め付ける。そうすると、下横架材20と上横架材30とが互いに引き寄せられる。また、引き寄せ具60が貫50を上下に貫通することから、貫50の横方向への移動が規制される。更に、棒状鋼材61が各取付穴26及び貫通穴51にぴったりと嵌ることから、棒状鋼材61と下横架材20、貫50及び上横架材30との間にガタツキが生じない。
また、枠体の少なくとも1の開口内には、「板材70」が嵌め込まれる。例えば、枠体が3つの開口を有する「目」の字形に形成される場合には、3つの開口すべてに板材70を嵌め込んでもよく、また、3つの開口のうちの上下の2つに板材70を嵌め込んでもよく、また、3つの開口のうちの中央の1つのみに板材70を嵌め込んでもよい。また、例えば、開口の内周面のうち、柱40の側面に相当する部分に、鉛直方向に延びる縦溝43を形成し、この縦溝43に左右の縁をそれぞれ差し込むようにして、開口内に板材70を嵌め込んでもよく、また、開口の内周面のうち、下横架材20の上面、貫50の上面及び下面、並びに上横架材30の下面に相当する部分に、水平方向に延びる横溝45を形成し、この横溝45に上下の縁をそれぞれ差し込むようにして、開口内に板材70を嵌め込んでもよく、また、開口の内周面に全周にわたって周状溝を形成し、この周状溝に外周縁を全周にわたって差し込むようにして、開口内に板材70を嵌め込んでもよい。また、板材70の外径を開口の内径よりもわずかに大きくし、板材70を開口内に押し込むようにして、開口内に板材70を嵌め込んでもよい。また、板材70には、例えば、合板を用いることができる。
このように、本発明に係る耐力壁10では、下横架材20と上横架材30と2以上の柱40と各柱40を貫通する1又は2以上の貫50とから枠体を形成するとともに、引き寄せ具60で下横架材20と上横架材30とを互いに引き寄せている。このため、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、柱40と下横架材20及び上横架材30との接合部が離れにくい。また、引き寄せ具60が貫50を上下に貫通することから、貫50の横方向への移動が規制されて、枠体が変形しにくい。更に、枠体の少なくとも1の開口内に板材70が嵌め込まれることから、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、枠体が菱形になるような変形がしにくい。そして、貫50は柱40と引き寄せ具60とによって固定され、また、板材70は枠体の開口に嵌め込まれることによって固定されることから、貫50や板材70の固定に釘やビス等が不要である。したがって、本発明に係る耐力壁10は、強度が比較的高く、かつ、構造が比較的単純であり、かつ、施工が比較的容易である。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、枠体の各開口内にそれぞれ板材70が嵌め込まれていることを特徴とする。
このように、枠体の各開口内にそれぞれ板材70が嵌め込まれることにより、枠体が菱形になるような変形が一層しにくくなる。しかも、板材70は枠体の開口に嵌め込まれることによって固定されることから、板材70の固定に釘やビス等は不要である。したがって、本発明に係る耐力壁10は、構造の単純さ及び施工の容易さを保ちつつ、枠体が菱形になるような変形のしにくさが一層高められており、強度が一層高くなっている。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明を限定したものであって、開口の内周面のうち、柱40の側面に相当する部分に、鉛直方向に延びる縦溝43が形成され、板材70は、その左右の縁をそれぞれ縦溝43に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれていることを特徴とする。
ここで、「縦溝43」は、開口の内周面のうち、柱40の側面に相当する部分に形成される、鉛直方向に延びる溝である。
そして、板材70は、その左右の縁をそれぞれ縦溝43に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれる。
このように、開口の内周面のうち、柱40の側面に相当する部分に、鉛直方向に延びる縦溝43を形成し、この縦溝43に板材70の左右の縁をそれぞれ差し込むことにより、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、板材70が縦溝43で係止されることから、板材70が開口から脱落しにくくなり、ひいては枠体が菱形になるような変形防止の確実性が高くなる。したがって、本発明に係る耐力壁10は、構造の単純さ及び施工の容易さを保ちつつ、強度が一層高くなっている。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3記載の発明を限定したものであって、開口の内周面のうち、下横架材20の上面、貫50の上面及び下面、並びに上横架材30の下面に相当する部分に、水平方向に延びる横溝45が形成され、板材70は、その上下の縁をそれぞれ横溝45に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれていることを特徴とする。
ここで、「横溝45」は、開口の内周面のうち、下横架材20の上面、貫50の上面及び下面、並びに上横架材30の下面に相当する部分に形成される、水平方向に延びる溝である。
そして、板材70は、その上下の縁をそれぞれ横溝45に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれる。
このように、開口の内周面のうち、下横架材20の上面、貫50の上面及び下面、並びに上横架材30の下面に相当する部分に、水平方向に延びる横溝45を形成し、この横溝45に板材70の上下の縁をそれぞれ差し込むことにより、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、板材70が横溝45で係止されることから、板材70が開口から脱落しにくくなり、ひいては枠体が菱形になるような変形防止の確実性が高くなる。したがって、本発明に係る耐力壁10は、構造の単純さ及び施工の容易さを保ちつつ、強度が一層高くなっている。
特に、開口の内周面のうち、柱40の側面に相当する部分に、鉛直方向に延びる縦溝43を形成するとともに、開口の内周面のうち、下横架材20の上面、貫50の上面及び下面、並びに上横架材30の下面に相当する部分に、水平方向に延びる横溝45を形成すると、縦溝43と横溝45とから、開口の内周面に全周にわたって、「周状溝」が形成される。そして、この周状溝に板材70の外周縁を全周にわたって差し込むことにより、板材70の開口からの脱落しにくさを一層高めることができ、ひいては枠体が菱形になるような変形防止の確実性が一層高めることができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4記載の発明を限定したものであって、貫50は、その両端が枠体の外方へ突出するように形成され、引き寄せ具60は、枠体の外側に相当する位置に配置され、貫50における枠体の外方へ突出する部分を貫通し、柱40の側面に沿って設けられていることを特徴とする。
ここで、貫50の長さを、枠体の左右両側の柱40の間隔よりも長くすると、貫50の左右両端を枠体の外方へ突出させることができる。
このように、貫50の左右両端を枠体の外方へ突出させるとともに、引き寄せ具60を、枠体の外側に相当する位置に配置し、貫50における枠体の外方へ突出する部分に貫通させ、柱40の側面に沿って設けることにより、板材70と引き寄せ具60とが互いに干渉しないようにすることができる。そうすると、施工の容易さを一層高めることができる。更に、引き寄せ具60が柱40と下横架材20及び上横架材30との接合部の近くに位置することから、柱40と下横架材20及び上横架材30との接合部のはずれにくさが一層高めることができ、ひいては強度を一層高めることができる。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5記載の発明を限定したものであって、引き寄せ具60は、両端付近にそれぞれネジが形成されている棒状鋼材61と、棒状鋼材61の両端付近のネジにそれぞれ螺合される2つのナット62とから構成されていることを特徴とする。
このように、両端付近にそれぞれネジが形成されている棒状鋼材61と、棒状鋼材61の両端付近のネジにそれぞれ螺合される2つのナット62とから、引き寄せ具60を構成すると、比較的単純な部材から引き寄せ具60が構成されることとなり、ひいては耐力壁10の構造の単純さを一層高めることができる。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、下横架材と上横架材と2以上の柱と各柱を貫通する1又は2以上の貫とから枠体を形成するとともに、下横架材と上横架材とを互いに引き寄せる1又は2以上の引き寄せ具を備え、更に、枠体の少なくとも1の開口内に板材を嵌め込んだことから、強度が比較的高く、かつ、構造が比較的単純であり、かつ、施工が比較的容易な耐力壁を提供できる。
(請求項2)
また、請求項2記載の発明によれば、枠体の各開口内にそれぞれ板材を嵌め込んだことから、構造の単純さ及び施工の容易さを保ったまま、枠体の変形しにくさが一層高められるので、強度が一層高い耐力壁を提供できる。
(請求項3)
また、請求項3記載の発明によれば、開口の内周面のうち、柱の側面に相当する部分に、鉛直方向に延びる縦溝を形成し、この縦溝に板材の左右の縁をそれぞれ差し込んだことから、構造の単純さ及び施工の容易さを保ったまま、板材の開口からの脱落が防止されるので、枠体の変形防止の確実性が高い耐力壁を提供できる。
(請求項4)
また、請求項4記載の発明によれば、開口の内周面のうち、下横架材の上面、貫の上面及び下面、並びに上横架材の下面に相当する部分に、水平方向に延びる横溝を形成し、この横溝に板材の上下の縁をそれぞれ差し込んだことから、構造の単純さ及び施工の容易さを保ったまま、板材の開口からの脱落が防止されるので、枠体の変形防止の確実性が高い耐力壁を提供できる。
(請求項5)
また、請求項5記載の発明によれば、貫の左右両端を枠体の外方へ突出させるとともに、引き寄せ具を、枠体の外側に相当する位置に配置し、貫における枠体の外方へ突出する部分に貫通させ、柱の側面に沿って設けたことから、板材と引き寄せ具とが互いに干渉しないので、施工の容易さが一層高く、また、引き寄せ具が柱と下横架材及び上横架材との接合部の近くに位置するので、当該接合部のはずれにくさが一層向上し、強度が一層高い耐力壁を提供できる。
(請求項6)
また、請求項6記載の発明によれば、両端付近にそれぞれネジが形成されている棒状鋼材と、棒状鋼材の両端付近のネジにそれぞれ螺合される2つのナットとから、引き寄せ具を構成したことから、比較的単純な部材から引き寄せ具が構成されるので、構造の単純さが一層高い耐力壁を提供できる。
図1ないし図4は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1は、本実施の形態に係る耐力壁10の正面図、図2は、本実施の形態に係る耐力壁10の分解斜視図、図3(1)は、図1のA部の縦断面拡大図、図3(2)は、図1のB部の縦断面拡大図、図4(1)は、図1のC−C線断面拡大図、図4(2)は、図1のD−D線断面拡大図である。
(耐力壁10)
図1に示すように、本実施の形態に係る耐力壁10は、地面に打設された基礎15の上に構築されている。つまり、本実施の形態に係る耐力壁10は、建物の1階用の耐力壁10である。
また、図1に示すように、本実施の形態に係る耐力壁10は、水平方向に延びる下横架材20としての土台20と、土台20の上方に設けられ、土台20と平行に配置されている上横架材30としての梁30と、土台20及び梁30と直交し、土台20と梁30とに接合されている2本の柱40と、土台20と梁30との間に設けられ、土台20及び梁30と平行に配置され、各柱40を貫通している2本の貫50とを備えている。そして、土台20と梁30と2本の柱40と2本の貫50とから、3つの開口を有する「目」の字形の枠体が形成されている。また、本実施の形態に係る耐力壁10は、土台20から上方へ向けて延び、貫50を貫通し、梁30まで至り、土台20と梁30とを互いに引き寄せる、2つの引き寄せ具60を備えている。更に、本実施の形態に係る耐力壁10では、枠体が有する3つの開口内にそれぞれ板材70が嵌め込まれている。
以下、本実施の形態に係る耐力壁10が備える各構成について詳しく説明する。
(土台20)
図1に示すように、基礎15には、2つのアンカーボルト16が所定間隔を空けて固定されている。図示しないが、各アンカーボルト16は、「J」字形に形成されている。また、各アンカーボルト16の下側の曲がった部分は、図示しないが、基礎15に埋設されている。また、各アンカーボルト16の上側の直線状の部分は、図1に示すように、基礎15の上面から鉛直上方へ向けて突出している。
また、図1ないし図3に示すように、基礎15の上面には、水平方向に延びる下横架材20としての土台20が載置されている。そして、土台20は、アンカーボルト16で、基礎15に固定されている。土台20の所定位置には、2つの固定用穴21が設けられている。各固定用穴21は、いずれも、土台20の上面から下面まで貫通している。また、基礎15の上面の所定位置に土台20を載置すると、各アンカーボルト16の上側の直線状の部分が、各固定用穴21にそれぞれ挿入される。このとき、各アンカーボルト16の上端付近がそれぞれ、土台20の上面から上方へ突出する。また、各アンカーボルト16の上端付近には、それぞれネジが形成されている。そして、これらのネジにそれぞれナットを螺合させて締め付けると、土台20が基礎15に固定される。
また、図1及び図2に示すように、土台20の上面の所定位置には、2つのホゾ穴25が設けられている。各ホゾ穴25は、それぞれ、柱40を立設させる位置に設けられている。また、2つのホゾ穴25の間隔は、2本の柱40の間隔と一致している。また、右側のホゾ穴25には、右側の柱40の下端に設けたホゾ41が、また、左側のホゾ穴25には、左側の柱40の下端に設けたホゾ41が、それぞれ嵌合するようになっている。
また、図1ないし図3に示すように、土台20の所定位置には、引き寄せ具60を取り付けるための2つの取付穴26が設けられている。各取付穴26は、それぞれ、引き寄せ具60を取り付けるべき位置に設けられている。右側の取付穴26は、右側のホゾ穴25のすぐ右隣に隣接して設けられ、また、左側の取付穴26は、左側のホゾ穴25のすぐ左隣に隣接して設けられている。また、各取付穴26は、いずれも、土台20の上面から下面まで貫通している。また、各取付穴26は、いずれも、引き寄せ具60を構成する棒状鋼材61の外形とほぼ等しい形状及び大きさに形成されている。
また、図1ないし図3に示すように、土台20の下面の所定位置には、引き寄せ具60の下側のナット62が収まる2つの座掘27が設けられている。各座掘27は、それぞれ、各取付穴26と中心を一致させて設けられている。右側の座掘27は、右側の取付穴26と中心を一致させて設けられ、また、左側の座掘27は、左側の取付穴26と中心を一致させて設けられている。また、各座掘27は、いずれも、四角形状に形成されている。また、後述するが、引き寄せ具60の下側のナット62は、四角板状の座金を用いて形成されており、中心に設けた穴の内周面にタップで雌ネジを形成したものである。そして、各座掘27は、いずれも、引き寄せ具60の下側のナット62がぴったりと嵌った状態で収まるように形成されている。
(梁30)
図1及び図2に示すように、土台20の上方には、土台20と平行に配置されている上横架材30としての梁30が設けられている。そして、梁30は、2本の柱40で支持されている。具体的には、
また、図1ないし図3に示すように、梁30の下面の所定位置には、2つのホゾ穴25が設けられている。各ホゾ穴25は、それぞれ、柱40を立設させる位置に設けられている。また、2つのホゾ穴25の間隔は、2本の柱40の間隔と一致している。また、右側のホゾ穴25には、右側の柱40の上端に設けたホゾ41が、また、左側のホゾ穴25には、左側の柱40の上端に設けたホゾ41が、それぞれ嵌合するようになっている。
また、図1ないし図3に示すように、梁30の所定位置には、引き寄せ具60を取り付けるための2つの取付穴26が設けられている。各取付穴26は、それぞれ、引き寄せ具60を取り付けるべき位置に設けられている。右側の取付穴26は、右側のホゾ穴25のすぐ右隣に隣接して設けられ、また、左側の取付穴26は、左側のホゾ穴25のすぐ左隣に隣接して設けられている。また、各取付穴26は、いずれも、梁30の上面から下面まで貫通している。また、各取付穴26は、いずれも、引き寄せ具60を構成する棒状鋼材61の外形とほぼ等しい形状及び大きさに形成されている。
また、図1ないし図3に示すように、梁30の上面の所定位置には、引き寄せ具60の上側のナット62が収まる2つの座掘27が設けられている。各座掘27は、それぞれ、各取付穴26と中心を一致させて設けられている。右側の座掘27は、右側の取付穴26と中心を一致させて設けられ、また、左側の座掘27は、左側の取付穴26と中心を一致させて設けられている。また、各座掘27は、いずれも、四角形状に形成されている。そして、各座掘27は、いずれも、引き寄せ具60の上側のナット62が収まるように形成されている。
(柱40)
図1及び図2に示すように、土台20と梁30との間には、2本の柱40が所定間隔を空けて立設されている。また、各柱40は、いずれも、鉛直方向に延びており、土台20及び梁30と直交し、土台20と梁30とに接合されている。具体的には、各柱40の上下両端には、それぞれ、ホゾ41が設けられている。そして、各柱40の下端のホゾ41は、土台20の上面の各ホゾ穴25にそれぞれ嵌合し、また、各柱40の上端のホゾ41は、梁30の下面の各ホゾ穴25にそれぞれ嵌合している。このようにして、各柱40は、土台20の上面から上方へ向けて突出するように立設され、梁30を支持し、土台20と梁30とに接合されている。そして、右側の柱40は、耐力壁10を構成する枠体の右側に位置する部材となり、また、左側の柱40は、耐力壁10を構成する枠体の左側に位置する部材となっている。
また、図1ないし図3に示すように、各柱40の所定位置には、貫50を通すための2つの貫穴42が設けられている。具体的には、各柱40における、下から約1/3の高さの位置と、下から約2/3の高さの位置とに、それぞれ、各柱40を横方向に貫通する貫穴42が設けられている。これにより、左右両側の柱40における下側の貫穴42は、土台20から同じ高さとなり、また、左右両側の柱40における上側の貫穴42も、土台20から同じ高さとなっている。また、各貫穴42は、いずれも、貫50の外形とほぼ等しい形状及び大きさに形成されている。
また、図1、図2及び図4に示すように、右側の柱40の左側面には、鉛直方向に延びる縦溝43が形成されており、また、左側の柱40の右側面にも、鉛直方向に延びる縦溝43が形成されている。これらの縦溝43は、板材70の左右の縁が差し込まれるものである。後述するが、本実施の形態では、土台20と梁30と2本の柱40と2本の貫50とから、3つの開口を有する「目」の字形の枠体が形成される。また、開口の内周面のうち、柱40の側面に相当する部分に、鉛直方向に延びる縦溝43が形成される。そして、板材70は、その左右の縁をそれぞれ縦溝43に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれる。
(貫50)
図1及び図2に示すように、土台20と梁30との間には、2本の貫50が設けられている。また、各貫50は、いずれも、水平方向に延びており、土台20及び梁30と平行に配置されており、左右両側の柱40を貫通している。具体的には、下側の貫50は、下側の各貫穴42に通されて、左右両側の柱40を貫通している。また、上側の貫50は、上側の各貫穴42に通されて、左右両側の柱40を貫通している。また、上述したように、各貫穴42が各貫50の外形とほぼ等しい形状及び大きさに形成されている。このため、各貫50が各貫穴42に通されたときには、各貫50が各貫穴42にぴったりと嵌り、各貫50と各柱40との間にガタツキが生じない。
また、図1及び図2に示すように、各貫50の長さは、いずれも、左右両側の柱40の間隔よりも長い。そして、各貫50は、いずれも、左右両端付近を枠体の外方へ突出させている。
また、図1、図2及び図4に示すように、各貫50の所定位置には、引き寄せ具60を貫通させるための2つの貫通穴51が設けられている。また、各貫通穴51は、それぞれ、引き寄せ具60を貫通させるべき位置に設けられている。具体的には、各貫通穴51は、いずれも、貫50における枠体の外方への突出部分に設けられている。右側の貫通穴51は、貫50の右側の突出部分に設けられ、また、左側の貫通穴51は、貫50の左側の突出部分に設けられている。また、右側の貫通穴51は、右側の柱40のすぐ右隣に隣接して設けられ、また、左側の貫通穴51は、左側の柱40のすぐ左隣に隣接して設けられている。また、各貫通穴51は、いずれも、貫50の上面から下面まで貫通している。また、各貫通穴51は、いずれも、引き寄せ具60を構成する棒状鋼材61の外形とほぼ等しい形状及び大きさに形成されている。
(枠体)
図1及び図2に示すように、本実施の形態では、土台20と梁30と2本の柱40と2本の貫50とによって、3つの開口を有する「目」の字形の枠体が形成されている。
また、図1及び図2に示すように、各開口の内周面のうち、柱40の側面に相当する部分には、鉛直方向に延びる縦溝43が形成されている。
(引き寄せ具60)
引き寄せ具60は、土台20から上方へ向けて延び、貫50を貫通し、梁30まで至り、土台20と梁30とを互いに引き寄せる部材である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態では、2つの引き寄せ具60が備えられている。また、各引き寄せ具60は、両端付近にそれぞれネジが形成されている棒状鋼材61と、棒状鋼材61の両端付近のネジにそれぞれ螺合される2つのナット62とから構成されている。また、各棒状鋼材61の長さは、土台20の下面から梁30の上面までの距離とほぼ等しい。また、下側のナット62は、四角板状の座金を用いて形成されており、座金の中心に設けた穴の内周面にタップで雌ネジを形成したものである。また、下側のナット62は、土台20の下面に形成された座掘27にぴったりと嵌った状態で収まるようになっている。また、上側のナット62には、六角形状のものが用いられている。また、各引き寄せ具60は、枠体の外側に相当する位置に配置され、貫50における枠体の外方への突出部分を貫通し、柱40の側面に沿って設けられている。
具体的には、図1及び図2に示すように、右側の引き寄せ具60の棒状鋼材61は、土台20の右側の取付穴26、各貫50の右側の貫通穴51、及び梁30の右側の取付穴26に通されて、土台20、各貫50、及び梁30を貫通している。また、左側の引き寄せ具60の棒状鋼材61は、土台20の左側の取付穴26、各貫50の左側の貫通穴51、及び梁30の左側の取付穴26に通されて、土台20、各貫50、及び梁30を貫通している。また、上述したように、各取付穴26及び各貫通穴51は、各棒状鋼材61の外形とほぼ等しい形状及び大きさに形成されている。このため、各棒状鋼材61を各取付穴26及び各貫通穴51に通したときには、各棒状鋼材61が各取付穴26及び各貫通穴51にぴったりと嵌り、各棒状鋼材61と土台20、各貫50及び梁30との間にガタツキが生じない。また、各棒状鋼材61の下端付近は、土台20の下面の各座掘27内に位置し、また、各棒状鋼材61の上端付近は、梁30の上面の各座掘27内に位置する。そして、各棒状鋼材61の下端付近のネジに、下側のナット62を螺合させて締め付けるとともに、各棒状鋼材61の上端付近のネジには、上側のナット62を螺合させて締め付ける。そうすると、土台20と梁30とが互いに引き寄せられる。また、引き寄せ具60が貫50を上下に貫通することから、貫50の横方向への移動が規制される。また、下側のナット62は、土台20の下面の各座掘27内にぴったりと嵌った状態で収められる。これにより、下側のナット62は回転しない。また、上側のナット62は、梁30の上面の各座掘27内に収められる。
(板材70)
図1及び図2に示すように、本実施の形態では、枠体の3つの開口すべてに板材70が嵌め込まれている。また、上述したように、各開口の内周面のうち、柱40の側面に相当する部分には、鉛直方向に延びる縦溝43が形成されている。そして、各板材70は、いずれも、その左右の縁をそれぞれ縦溝43に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれている。
(耐力壁10の施工方法)
まず、土台20の下面の各座掘27内に各引き寄せ具60の下側のナット62を嵌め込む。その後に、基礎15の上面の所定位置に土台20を載置し、各アンカーボルト16の上側の直線状の部分を、各固定用穴21にそれぞれ通す。そうすると、各アンカーボルト16の上端付近がそれぞれ、土台20の上面から上方へ突出する。そして、各アンカーボルト16の上端付近のネジにそれぞれナットを螺合させて締め付ける。このようにして、土台20を基礎15に固定する。
次に、2本の柱40と2本の貫50とを組み合わせて「井」の字形の構造物を形成する。具体的には、2本の柱40を横に寝かしたままの状態で所定間隔を空けて平行に並べる。もちろん、右側の柱40を右側に位置させ、左側の柱40を左側に位置させる。このとき、縦溝43が形成された側面を互いに向かい合わせるようにする。そして、各柱40の各貫穴42にそれぞれ貫50を通す。そうすると、2本の柱40と2本の貫50とから「井」の字形の構造物が形成される。その後に、左右両側の柱40の間にできる3つの開口内に、それぞれ板材70を嵌め込む。このとき、各柱40の側面の縦溝43に、板材70の左右の縁をそれぞれ差し込む。
次に、各引き寄せ具60の各棒状鋼材61を、各貫50の各貫通穴51に通す。
次に、板材70と棒状鋼材61とが組み付けられた「井」の字形の構造物を、土台20の上面に立設させる。具体的には、横に寝かした状態の「井」の字形の構造物を引き起こして、各柱40の下端のホゾ41を、土台20の上面の各ホゾ穴25にそれぞれ嵌合させる。同時に、各引き寄せ具60の各棒状鋼材61を、土台20の各取付穴26にそれぞれ通す。
次に、各棒状鋼材61を回転させる。これにより、各棒状鋼材61の下端付近のネジに、土台20の各座掘27内に嵌め込んだ下側のナット62を螺合させる。例えば、棒状鋼材61の上端付近のネジに2つのナット62を互いにくっつけた状態で螺合させる。そうすると、これら2つのナット62が棒状鋼材61の上端付近に固定される。そして、この状態でこれら2つのナット62を工具で回すと、各棒状鋼材61が回転する。このようにして、各棒状鋼材61を回転させて、各棒状鋼材61の下端付近のネジに下側のナット62を螺合させることができる。また、各棒状鋼材61の下端付近のネジに下側のナット62を螺合させたら、これら2つのナット62を一旦取り外す。
次に、各柱40の上端に梁30を載置する。このとき、各柱40の上端のホゾ41を、梁30の下面の各ホゾ穴25にそれぞれ嵌合させる。同時に、各引き寄せ具60の各棒状鋼材61を、梁30の各取付穴26にそれぞれ通す。
次に、各棒状鋼材61の上端付近のネジに、それぞれナット62を螺合させる。そして、各ナット62を締め付けて、土台20と梁30とを互いに引き寄せる。これで、本実施の形態に係る耐力壁10が完成する。
このように、本実施の形態に係る耐力壁10では、下横架材20としての土台20と、上横架材30としての梁30と、2本の柱40と、各柱40を貫通する2本の貫50とから、3つの開口を有する「目」の字形の枠体を形成するとともに、引き寄せ具60で、土台20と梁30とを互いに引き寄せている。このため、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、柱40と土台20及び梁30との接合部が離れにくい。また、引き寄せ具60が貫50を上下に貫通することから、貫50の横方向への移動が規制されて、枠体が変形しにくい。更に、枠体の開口内に板材70が嵌め込まれることから、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、枠体が菱形になるような変形がしにくい。そして、貫50は柱40と引き寄せ具60とによって固定され、また、板材70は枠体の開口に嵌め込まれることによって固定されることから、貫50や板材70の固定に釘やビス等が不要である。したがって、本実施の形態に係る耐力壁10は、強度が比較的高く、かつ、構造が比較的単純であり、かつ、施工が比較的容易である。
また、本実施の形態に係る耐力壁10では、枠体の各開口内にそれぞれ板材70が嵌め込まれることにより、枠体が菱形になるような変形が一層しにくくなっている。したがって、本実施の形態に係る耐力壁10では、構造の単純さ及び施工の容易さを保ちつつ、枠体が菱形になるような変形のしにくさが一層高められており、強度が一層高められている。
また、本実施の形態に係る耐力壁10では、開口の内周面のうち、柱40の側面に相当する部分に、鉛直方向に延びる縦溝43を形成し、この縦溝43に板材70の左右の縁をそれぞれ差し込んでいる。このため、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、板材70が縦溝43で係止されることから、板材70が開口から脱落しにくく、ひいては枠体が菱形になるような変形防止の確実性が高くなっている。したがって、本実施の形態に係る耐力壁10では、構造の単純さ及び施工の容易さを保ちつつ、強度が一層高められている。
また、本実施の形態に係る耐力壁10では、貫50の左右両端を枠体の外方へ突出させるとともに、引き寄せ具60を、枠体の外側に相当する位置に配置し、貫50における枠体の外方へ突出する部分に貫通させ、柱40の側面に沿って設けている。このため、板材70と引き寄せ具60とが互いに干渉しないので、施工の容易さが一層高められている。更に、引き寄せ具60が柱40と土台20及び梁30との接合部の近くに位置することから、柱40と土台20及び梁30との接合部のはずれにくさが一層高められ、ひいては強度が一層高められている。
また、本実施の形態に係る耐力壁10では、両端付近にそれぞれネジが形成されている棒状鋼材61と、棒状鋼材61の両端付近のネジにそれぞれ螺合される2つのナット62とから、引き寄せ具60が構成されている。このため、比較的単純な部材から引き寄せ具60が構成されることとなり、ひいては耐力壁10の構造の単純さが一層高められている。
(第2の実施の形態)
図5及び図6は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。
図5は、本実施の形態に係る耐力壁10の正面図、図6は、本実施の形態に係る耐力壁10の分解斜視図である。
図5及び図6に示すように、本実施の形態に係る耐力壁10は、水平方向に延びる下横架材20としての土台20と、土台20の上方に設けられ、土台20と平行に配置されている上横架材30としての梁30と、土台20及び梁30と直交し、土台20と梁30とに接合されている2本の柱40と、土台20と梁30との間に設けられ、土台20及び梁30と平行に配置され、各柱40を貫通している1本の貫50とを備えている。そして、土台20と梁30と2本の柱40と1本の貫50とから、2つの開口を有する「日」の字形の枠体が形成されている。また、本実施の形態に係る耐力壁10は、土台20から上方へ向けて延び、貫50を貫通し、梁30まで至り、土台20と梁30とを互いに引き寄せる、2つの引き寄せ具60を備えている。更に、本実施の形態に係る耐力壁10では、枠体が有する2つの開口内にそれぞれ板材70が嵌め込まれている。
第1の実施の形態との相違点としては、貫50が1本である点が挙げられるが、それ以外の構成及び施工方法については、第1の実施の形態とほぼ同様である。
このように、本実施の形態に係る耐力壁10では、下横架材20としての土台20と、上横架材30としての梁30と、2本の柱40と、各柱40を貫通する1本の貫50とから、2つの開口を有する「日」の字形の枠体を形成するとともに、引き寄せ具60で、土台20と梁30とを互いに引き寄せている。このため、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、柱40と土台20及び梁30との接合部が離れにくい。また、引き寄せ具60が貫50を上下に貫通することから、貫50の横方向への移動が規制されて、枠体が変形しにくい。更に、枠体の開口内に板材70が嵌め込まれることから、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、枠体が菱形になるような変形がしにくい。そして、貫50は柱40と引き寄せ具60とによって固定され、また、板材70は枠体の開口に嵌め込まれることによって固定されることから、貫50や板材70の固定に釘やビス等が不要である。したがって、本実施の形態に係る耐力壁10は、強度が比較的高く、かつ、構造が比較的単純であり、かつ、施工が比較的容易である。
(第3の実施の形態)
図7及び図8は、本発明の第3の実施の形態を示すものである。
図7は、本実施の形態に係る耐力壁10の正面図、図8は、本実施の形態に係る耐力壁10の分解斜視図である。
図7及び図8に示すように、本実施の形態に係る耐力壁10は、水平方向に延びる下横架材20としての土台20と、土台20の上方に設けられ、土台20と平行に配置されている上横架材30としての梁30と、土台20及び梁30と直交し、土台20と梁30とに接合されている3本の柱40と、土台20と梁30との間に設けられ、土台20及び梁30と平行に配置され、各柱40を貫通している2本の貫50とを備えている。そして、土台20と梁30と3本の柱40と2本の貫50とから、6つの開口を有する枠体が形成されている。また、本実施の形態に係る耐力壁10は、土台20から上方へ向けて延び、貫50を貫通し、梁30まで至り、土台20と梁30とを互いに引き寄せる、2つの引き寄せ具60を備えている。更に、本実施の形態に係る耐力壁10では、枠体が有する6つの開口内にそれぞれ板材70が嵌め込まれている。
第1の実施の形態との相違点としては、柱40が3本である点と、中央の柱40の左右両側の側面に縦溝43が形成されている点とがあげられるが、それ以外の構成及び施工方法については、第1の実施の形態とほぼ同様である。
このように、本実施の形態に係る耐力壁10では、下横架材20としての土台20と、上横架材30としての梁30と、3本の柱40と、各柱40を貫通する2本の貫50とから、6つの開口を有する枠体を形成するとともに、引き寄せ具60で、土台20と梁30とを互いに引き寄せている。このため、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、柱40と土台20及び梁30との接合部が離れにくい。また、引き寄せ具60が貫50を上下に貫通することから、貫50の横方向への移動が規制されて、枠体が変形しにくい。更に、枠体の開口内に板材70が嵌め込まれることから、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、枠体が菱形になるような変形がしにくい。そして、貫50は柱40と引き寄せ具60とによって固定され、また、板材70は枠体の開口に嵌め込まれることによって固定されることから、貫50や板材70の固定に釘やビス等が不要である。したがって、本実施の形態に係る耐力壁10は、強度が比較的高く、かつ、構造が比較的単純であり、かつ、施工が比較的容易である。
(第4の実施の形態)
図9及び図10は、本発明の第4の実施の形態を示すものである。
図9は、本実施の形態に係る耐力壁10の正面図、図10は、本実施の形態に係る耐力壁10の分解斜視図である。
図9及び図10に示すように、本実施の形態に係る耐力壁10は、水平方向に延びる下横架材20としての土台20と、土台20の上方に設けられ、土台20と平行に配置されている上横架材30としての梁30と、土台20及び梁30と直交し、土台20と梁30とに接合されている2本の柱40と、土台20と梁30との間に設けられ、土台20及び梁30と平行に配置され、各柱40を貫通している2本の貫50とを備えている。そして、土台20と梁30と2本の柱40と2本の貫50とから、3つの開口を有する「目」の字形の枠体が形成されている。また、本実施の形態に係る耐力壁10は、土台20から上方へ向けて延び、貫50を貫通し、梁30まで至り、土台20と梁30とを互いに引き寄せる、2つの引き寄せ具60を備えている。また、枠体が有する3つの開口内には、それぞれ板材70が嵌め込まれている。また、開口の内周面のうち、柱40の側面に相当する部分に、鉛直方向に延びる縦溝43が形成されている。そして、板材70は、その左右の縁をそれぞれ縦溝43に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれている。ここまでは、第1の実施の形態と同様である。
そして、本実施の形態では、図9及び図10に示すように、開口の内周面のうち、土台20の上面、貫50の上面及び下面、並びに梁30の下面に相当する部分に、水平方向に延びる横溝45が形成されている。そして、板材70は、その上下の縁をそれぞれ横溝45に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれている。
つまり、本実施の形態では、縦溝43と横溝45とから、開口の内周面に全周にわたって、「周状溝」が形成されている。そして、板材70は、その外周縁を全周にわたって周状溝に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれている。
また、開口の内周面に横溝45が形成されている点と、板材70の上下の縁がそれぞれ横溝45に差し込まれている点以外の構成及び施工方法については、第1の実施の形態とほぼ同様である。
このように、本実施の形態に係る耐力壁10では、下横架材20としての土台20と、上横架材30としての梁30と、2本の柱40と、各柱40を貫通する2本の貫50とから、3つの開口を有する「目」の字形の枠体を形成するとともに、引き寄せ具60で、土台20と梁30とを互いに引き寄せている。このため、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、柱40と土台20及び梁30との接合部が離れにくい。また、引き寄せ具60が貫50を上下に貫通することから、貫50の横方向への移動が規制されて、枠体が変形しにくい。更に、枠体の開口内に板材70が嵌め込まれることから、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、枠体が菱形になるような変形がしにくい。そして、貫50は柱40と引き寄せ具60とによって固定され、また、板材70は枠体の開口に嵌め込まれることによって固定されることから、貫50や板材70の固定に釘やビス等が不要である。したがって、本実施の形態に係る耐力壁10は、強度が比較的高く、かつ、構造が比較的単純であり、かつ、施工が比較的容易である。
また、本実施の形態では、開口の内周面のうち、下横架材20の上面、貫50の上面及び下面、並びに上横架材30の下面に相当する部分に、水平方向に延びる横溝45を形成し、この横溝45に板材70の上下の縁をそれぞれ差し込んでいる。このため、耐力壁10に水平方向の外力が加わっても、板材70が横溝45で係止されることから、板材70が開口から脱落しにくく、ひいては枠体が菱形になるような変形防止の確実性が高い。したがって、本実施の形態に係る耐力壁10では、構造の単純さ及び施工の容易さを保ちつつ、強度が一層高められている。
特に、本実施の形態では、縦溝43と横溝45とから、開口の内周面に全周にわたって、「周状溝」を形成している。そして、板材70の外周縁を全周にわたって周状溝に差し込んでいる。このため、板材70の開口からの脱落しにくさが一層高められ、ひいては枠体が菱形になるような変形防止の確実性が一層高められている。
本発明の第1の実施の形態に係る耐力壁の正面図。 本発明の第1の実施の形態に係る耐力壁の分解斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係る耐力壁の要部断面拡大図。 本発明の第1の実施の形態に係る耐力壁の要部断面拡大図。 本発明の第2の実施の形態に係る耐力壁の正面図。 本発明の第2の実施の形態に係る耐力壁の分解斜視図。 本発明の第3の実施の形態に係る耐力壁の正面図。 本発明の第3の実施の形態に係る耐力壁の分解斜視図。 本発明の第4の実施の形態に係る耐力壁の正面図。 本発明の第4の実施の形態に係る耐力壁の分解斜視図。
符号の説明
10 耐力壁
15 基礎
16 アンカーボルト
20 下横架材(土台)
21 固定用穴
25 ホゾ穴
26 取付穴
27 座掘
30 上横架材(梁)
40 柱
41 ホゾ
42 貫穴
43 縦溝
45 横溝
50 貫
51 貫通穴
60 引き寄せ具
61 棒状鋼材
62 ナット
70 板材

Claims (6)

  1. 水平方向に延びる下横架材と、
    下横架材の上方に設けられ、下横架材と平行に配置される上横架材と、
    下横架材及び上横架材と直交し、下横架材と上横架材とに接合される2以上の柱と、
    下横架材と上横架材との間に設けられ、下横架材及び上横架材と平行に配置され、各柱を貫通する1又は2以上の貫と、
    下横架材から上方へ向けて延び、貫を貫通し、上横架材まで至り、下横架材と上横架材とを互いに引き寄せる、1又は2以上の引き寄せ具とを備え、
    下横架材と上横架材と柱と貫とによって、複数の開口を有する枠体が形成され、
    枠体の少なくとも1の開口内には、板材が嵌め込まれていることを特徴とする耐力壁。
  2. 枠体の各開口内にそれぞれ板材が嵌め込まれていることを特徴とする請求項1記載の耐力壁。
  3. 開口の内周面のうち、柱の側面に相当する部分に、鉛直方向に延びる縦溝が形成され、
    板材は、その左右の縁をそれぞれ縦溝に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれていることを特徴とする請求項1又は2記載の耐力壁。
  4. 開口の内周面のうち、下横架材の上面、貫の上面及び下面、並びに上横架材の下面に相当する部分に、水平方向に延びる横溝が形成され、
    板材は、その上下の縁をそれぞれ横溝に差し込まれた状態で、開口内に嵌め込まれていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の耐力壁。
  5. 貫は、その両端が枠体の外方へ突出するように形成され、
    引き寄せ具は、枠体の外側に相当する位置に配置され、貫における枠体の外方へ突出する部分を貫通し、柱の側面に沿って設けられていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の耐力壁。
  6. 引き寄せ具は、両端付近にそれぞれネジが形成されている棒状鋼材と、棒状鋼材の両端付近のネジにそれぞれ螺合される2つのナットとから構成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の耐力壁。

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CN115279980A (zh) * 2020-05-27 2022-11-01 爱吉工业株式会社 装饰结构、板材、以及装饰结构的施工方法

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