JP3076769U - フレキシブル・フェンス - Google Patents
フレキシブル・フェンスInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 曲線的な仕切りのみならず起伏のあるような
3次元的な区画でも容易に且つスムーズに対応できるよ
うにする。 【解決手段】 下方が尖った地中嵌入部10aを有する
複数本の支柱部材10が間隔をおいて配設され、隣り合
う支柱部材の間にそれぞれ1個もしくは複数個の連結部
材12が位置し、前記支柱部材及び連結部材に形成され
ている貫通孔に針金14もしくは紐が挿通されて部材相
互でずれや曲がりが許容されるように連結されている。
ここで、支柱部材及び連結部材は同一外径の木製丸棒状
とし、支柱部材にはその径方向に貫通孔が形成され、連
結部材にはその軸方向に貫通孔が形成されているような
構造が望ましい。
3次元的な区画でも容易に且つスムーズに対応できるよ
うにする。 【解決手段】 下方が尖った地中嵌入部10aを有する
複数本の支柱部材10が間隔をおいて配設され、隣り合
う支柱部材の間にそれぞれ1個もしくは複数個の連結部
材12が位置し、前記支柱部材及び連結部材に形成され
ている貫通孔に針金14もしくは紐が挿通されて部材相
互でずれや曲がりが許容されるように連結されている。
ここで、支柱部材及び連結部材は同一外径の木製丸棒状
とし、支柱部材にはその径方向に貫通孔が形成され、連
結部材にはその軸方向に貫通孔が形成されているような
構造が望ましい。
Description
【0001】
本考案は、花壇や庭の通路の仕切りなどに有用なフェンスに関し、更に詳しく 述べると、隣り合う支柱部材の間に連結部材を設け、針金等を挿通して部材相互 でずれや曲がりが許容されるように連結することにより、3次元的な設置状況に 対応可能としたフレキシブル・フェンスに関するものである。
【0002】
花壇や庭の通路の仕切りなどに木製あるいはプラスチック製の低背のフェンス が用いられている。この種の木製フェンスとしては、下方が尖った地中嵌入部を 有する複数本の長尺の支柱部材と地中嵌入部の無い複数本の短尺の支柱部材とを 間隔をおいて配設し、それらに上下2本程度の横桟を渡して結合した構造が一般 的である。プラスチック製フェンスの場合は、支柱部材同士が連結部分を介して 連続するように一体成形した構造が多い。これらのフェンスユニットを並べるこ とで必要とする区画に仕切りを形成する。
【0003】
これら従来のフェンスは、ユニットとしては剛構造なため、地形が平坦で且つ 区画が直線的な場合には特に問題はないが、花壇や庭の通路に起伏があったり曲 線的な仕切りには対応困難である。
【0004】 フェンスユニットを小型化することで曲線的な仕切りにはジグザグ状に対応可 能だが、優美な形状にはなり得ない。また起伏や斜面に対しては、支柱部材が鉛 直方向ではなく傾いて設置せざるを得ず、美観が損なわれる。
【0005】 本考案の目的は、曲線的な仕切りのみならず起伏のあるような3次元的な区画 でも容易に且つスムーズに対応できるフレキシブル・フェンスを提供することで ある。
【0006】
本考案は、下方が尖った地中嵌入部を有する複数本の支柱部材が間隔をおいて 配設され、隣り合う支柱部材の間にそれぞれ1個もしくは複数個の連結部材が位 置し、前記支柱部材及び連結部材に形成されている貫通孔に針金もしくは紐が挿 通されて部材相互でずれや曲がりが許容されるように連結され、3次元的な設置 状況に対応可能としたフレキシブル・フェンスである。地中嵌入部の長さは、各 支柱部材で同一であってもよいし、異なっていてもよい。
【0007】 また本発明は、下方が尖った地中嵌入部を有する複数本の長尺の支柱部材と地 中嵌入部の無い複数本の短尺の支柱部材とが間隔をおいて配設され、隣り合う支 柱部材の間にそれぞれ1個もしくは複数個の連結部材が位置し、前記支柱部材及 び連結部材に形成されている貫通孔に針金もしくは紐が挿通されて部材相互でず れや曲がりが許容されるように連結され、3次元的な設置状況に対応可能とした フレキシブル・フェンスである。
【0008】 これらにおいて、支柱部材及び連結部材は同一外径の木製丸棒状であり、連結 部材の長さはその外径の半分乃至2倍程度に(より好ましくはほぼ等しく)設定 され、支柱部材にはその径方向に貫通孔が形成され、連結部材にはその軸方向に 貫通孔が形成されているような構造が望ましい。
【0009】
図1は本考案に係るフレキシブル・フェンスの一実施例を示す説明図であり、 Aは正面を、Bは平面を表している。下方が尖った地中嵌入部10aを有する複 数本の支柱部材10が間隔をおいて配設され、隣り合う支柱部材10の間にそれ ぞれ2個の連結部材12が上下に位置している。支柱部材10及び連結部材12 は同一外径の木製丸棒状であり、連結部材12の長さはその外径にほぼ等しく設 定され、支柱部材10及び連結部材12の貫通孔に針金14を挿通し、部材相互 でずれや曲がりが許容されるように連結されている。
【0010】 この実施例では、支柱部材10としては、長さ20〜30cm程度、直径18〜 20mm程度のものを用いている。また連結部材12としては、長さ18〜20mm 程度、直径18〜20mm程度のものを用いている。このように支柱部材10と連 結部材12に同じ外径の丸棒状体を用いると、原材料は1種類で済む。なお、支 柱部材の上端は、図1のAに示すように、丸く加工する方が体裁がよくなり好ま しい。この構造は、必要な部材の種類が少ない点で、好ましい。
【0011】 針金14を用いる場合には、図1のBに示すように、余分な端末を折り曲げて おくだけでよいため、製作作業は容易である。また、施工時に、隣のフェンスと の接続も、その余分な針金を用いて容易に行えるし、余分な支柱部材や連結部材 があれば、簡単に取り外すこともできる。
【0012】 支柱部材と連結部材の針金による連結状態の詳細を図2に示す。、支柱部材1 0にはその径方向に貫通孔16が形成され、連結部材12にはその軸方向に貫通 孔18が形成されている。前記支柱部材10及び連結部材12の貫通孔16,1 8に針金14を挿通し、部材相互でずれや曲がりが許容されるよう多少緩めに連 結している。これによって3次元的な設置状況に対応可能となっている。
【0013】 施工は、花壇や庭の通路の仕切りなど区画を必要とするラインに沿って順次支 柱部材を打ち込むかあるいは圧入することで行う。上記ラインは、起伏を有する 箇所でもよいし、曲線に沿った箇所でもよい。起伏を有する箇所での施工状態の 例を図3のAに示す。起伏を有する地面20に各支柱部材10を鉛直方向に打ち 込む。地面の曲線に沿った箇所での施工状態の例を図3のBに示す。区画を必要 とする曲線22に沿って地面に各支柱部材を鉛直方向に打ち込む。
【0014】 支柱部材10及び連結部材12は針金14で緩く連結されており、部材相互で ずれや曲がりが許容されているので、起伏や曲線など3次元的な変位に応じてス ムーズに変形し、全体として各支柱部材10が鉛直方向となるように揃った状態 を実現できる。上記のようなユニットを多数配列する場合には、例えば2個の連 結部材をユニットの針金の端部より入れるか又は片側のユニットの支柱部材を取 り除き、一方のユニットの針金の端部を、他方のユニットの端に位置する連結部 材の貫通孔に通して折り曲げ、他方のユニットの針金の端部を、一方のユニット の端に位置する支柱部材の貫通孔に通して折り曲げることで、連続した状態を実 現できる。また、不要な長さ分が生じた場合には、支柱部材や連結部材を針金か ら取り外せばよい。
【0015】 図4は、本考案に係るフレキシブル・フェンスの他の実施例を示す説明図であ り、Aは正面を、Bは平面を表している。下方が尖った長い地中嵌入部30aを 有する複数本の支柱部材30と、下方が尖った短い地中嵌入部32aを有する複 数本の支柱部材32が間隔をおいて配設され、隣り合う支柱部材30,32の間 にそれぞれ2個の連結部材12が位置し、前記支柱部材30,32及び連結部材 12に形成されている貫通孔に針金14が挿通されて部材相互でずれや曲がりが 許容されるように連結され、3次元的な設置状況に対応可能とした構造である。
【0016】 ここでは1本の長い支柱部材30に対して2本の短い支柱部材32を組み合わ せているが、この組み合わせ方は任意である。通常、1本の長い支柱部材30に 対して、短い支柱部材32を2本乃至5本程度組み合わせるのが好ましい。施工 時には、長い支柱部材30は深くまで、短い支柱部材32は浅く、地中に挿入さ れ、固定される。長い支柱部材30によって、とことどころである程度深く刺さ っていればフェンスは十分保持できるし、短い支柱部材32によっても動かない ように支えられるため、このような構造の方が設置作業性が良好となり、その点 では好ましい。
【0017】 図5は、本考案に係るフレキシブル・フェンスの更に他の実施例を示す説明図 であり、Aは正面を、Bは平面を表している。各部材の材質や寸法など基本的な 構造は、前記第1実施例と同様であってよいので、対応する部材には同一符号を 付し、それらについての説明は省略する。下方が尖った地中嵌入部10aを有す る複数本の長尺の支柱部材10と地中嵌入部の無い複数本の短尺の支柱部材40 とが間隔をおいて交互に配設され、隣り合う支柱部材10,40の間にそれぞれ 2個の連結部材12が位置し、前記支柱部材10,40及び連結部材12に形成 されている貫通孔に針金14が挿通されて部材相互でずれや曲がりが許容される ように連結され、3次元的な設置状況に対応可能とした構造である。このような 構造は、一部の支柱部材に先端を尖らす加工が不要なため、製造が容易となる利 点がある。
【0018】 以上、好ましい実施例について説明したが、本考案はかかる構成のみに限定さ れるものでないことは無論である。連結部材は上下に2個配置しているが、支柱 部材が長い場合には3個以上配置してもよく、逆に短い場合には1個でもよい。 各連結部材の長さは任意であり、長くも短くも自由に設定できるが、短すぎると 多くの支柱部材を必要とするし、長すぎるとフレキシブル性が劣るので、通常は 連結部材の直径の半分程度から2倍程度の範囲とすることが好ましく、実施例の ように直径にほぼ等しい長さとするのが外観上も好ましい。また各連結部材は、 その端面を平面で切断したままであるが、丸く凸面状に加工してもよい。丸い形 状の方が支柱部材との間で曲がりやすくなるが、その分だけ加工が面倒になる。 また第3実施例では、地中嵌入部を有する長尺の支柱部材の間に1本の短尺の支 柱部材を配置しているが、複数本の短尺の支柱部材を配置してもよい。なお、支 柱部材と連結部材は、必ずしも同じ材料、同じ外径である必要はなく、異なる外 形であってもよい。上記の実施例のように、連結の際に針金を用いると曲げ操作 だけで済むため作業性が良く好ましいが、紐を用いて縛るような方法も可能であ る。更に支柱部材の上端位置が揃うように地面から出ている部分の長さを揃えて いるが、その長さに変化をもたせることで意匠性を高めることもできる。
【0019】
本考案は上記のように、隣り合う支柱部材の間に連結部材を設け、針金等を挿 通して部材相互でずれや曲がりが許容されるように連結したフレキシブル・フェ ンスであるから、曲線的な仕切りのみならず起伏のあるような3次元的な区画で も容易に且つスムーズに対応できる、即ち3次元的な設置状況に対応可能となる という顕著な効果を奏しうるものである。
【図1】本考案に係るフレキシブル・フェンスの一実施
例を示す説明図。
例を示す説明図。
【図2】その支柱部材と連結部材の連結状態を示す説明
図。
図。
【図3】本考案に係るフレキシブル・フェンスの施工例
を示す説明図。
を示す説明図。
【図4】本考案に係るフレキシブル・フェンスの他の実
施例を示す説明図。
施例を示す説明図。
【図5】本考案に係るフレキシブル・フェンスの更に他
の実施例を示す説明図。
の実施例を示す説明図。
10 支柱部材 12 連結部材 14 針金
Claims (3)
- 【請求項1】 下方が尖った地中嵌入部を有する複数本
の支柱部材が間隔をおいて配設され、隣り合う支柱部材
の間にそれぞれ1個もしくは複数個の連結部材が位置
し、前記支柱部材及び連結部材に形成されている貫通孔
に針金もしくは紐が挿通されて部材相互でずれや曲がり
が許容されるように連結され、3次元的な設置状況に対
応可能としたフレキシブル・フェンス。 - 【請求項2】 下方が尖った地中嵌入部を有する複数本
の長尺の支柱部材と地中嵌入部の無い複数本の短尺の支
柱部材とが間隔をおいて配設され、隣り合う支柱部材の
間にそれぞれ1個もしくは複数個の連結部材が位置し、
前記支柱部材及び連結部材に形成されている貫通孔に針
金もしくは紐が挿通されて部材相互でずれや曲がりが許
容されるように連結され、3次元的な設置状況に対応可
能としたフレキシブル・フェンス。 - 【請求項3】 支柱部材及び連結部材は同一外径の木製
丸棒状であり、連結部材の長さはその外径の半分乃至2
倍程度に設定され、支柱部材にはその径方向に貫通孔が
形成され、連結部材にはその軸方向に貫通孔が形成され
ている請求項1又は2記載のフレキシブル・フェンス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007152U JP3076769U (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | フレキシブル・フェンス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007152U JP3076769U (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | フレキシブル・フェンス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076769U true JP3076769U (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=43209817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007152U Expired - Fee Related JP3076769U (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | フレキシブル・フェンス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076769U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018137999A (ja) * | 2017-02-24 | 2018-09-06 | 株式会社大里 | 板材ホルダ及び板材補助ホルダ |
CN112621968A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-04-09 | 湖北宝立科技有限公司 | 木栅栏自动化成型方法 |
CN113319965A (zh) * | 2021-04-26 | 2021-08-31 | 黄建光 | 一种建筑装修装饰品的回收再次组装装置 |
-
2000
- 2000-10-04 JP JP2000007152U patent/JP3076769U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112621968A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-04-09 | 湖北宝立科技有限公司 | 木栅栏自动化成型方法 |
CN112621968B (zh) * | 2020-12-16 | 2021-12-07 | 湖北宝立科技有限公司 | 木栅栏自动化成型方法 |
CN113319965A (zh) * | 2021-04-26 | 2021-08-31 | 黄建光 | 一种建筑装修装饰品的回收再次组装装置 |
CN113319965B (zh) * | 2021-04-26 | 2023-04-25 | 亿信天诚展览展示(上海)有限公司 | 一种建筑装修装饰品的回收再次组装装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |