JP2015073532A - 自在式植栽用土留め - Google Patents

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和夫 三木
恵美子 三木
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Abstract

【課題】花壇などの植栽スペースを作る場合、コンクリートブロックや煉瓦、又は自然石が土留めとして使用されているが、施工が難しく、子どもや女性、老人には、簡単に作れなった。また、プラスチック製の土留めも使用されているが、好みの形の花壇を自由自在に作ることはできなかった。本発明は、子どもや女性、老人でも、好みの形の花壇や植栽スペースを自由自在に、簡単に作ることができる自在式植栽用土留めを提供する。【解決手段】土留め板の両端に円筒形の連結穴兼支柱穴を設け、これに連結軸兼支柱杭を差し込み、地面に打ち込むようにし、さらに土留め板の上部に差し込み穴を設け、飾りフェンスなどを差し込むようにしたことを特徴とする自在式植栽用土留め。【選択図】図2

Description

本発明は、花壇などの植栽スペースの形を自由自在に作ることができる自在式植栽用土留めに関するものである。
従来、植栽用の土留めは、コンクリート製や煉瓦製又は自然石製(特許文献1)などのブロックをセメントで接着固定して作っていた。また、プラスチック製の土留めは、支柱杭が無く単に地面の上に置くだけのもの(特許文献2)や、支柱杭が土留め板の下部に一体成形されたものを地面に打ち込んで設置するものなどがあった。
特開2003−250339公報 特開平9−107797公報
従来の土留めには、次のような欠点があった。
(イ)コンクリート製や煉瓦製又は自然石製の土留め(特許文献1)は、セメントで接着し固定するため、素人には施工が難しかった。更に、コンクリート製や煉瓦製の土留め1個のパーツはかなり重いので、その施工は女性や子ども、老人には不可能であった。また、一旦施工すると、セメントで接着しているので、形を変更しようとすれば、壊して新しく作り直すより他なかった。
(ロ)プラスチック製の土留めの内、単に地面の上に置くだけのもの(特許文献2)は、地面に固定することができないので、花壇や植栽用の土留めとしては不向きであった。また、プラスチック製の土留めの内、支柱杭が土留め板の下部に一体成形されたものが市販されているが、支柱杭を地面に打ち込むために、ハンマーで土留め板の上部を叩くと、土留め板が壊れる可能性があった。壊れることを回避しようと思えば、穴を掘って支柱杭を埋めるしかなかった。
(ハ)コンクリート製、煉瓦製、自然石製、プラスチック製、いずれの土留めも、各パーツ相互や土留め板相互の連結角度は、直角以外の角度を自由に設定することができず、従って花壇の形を自由自在に作ることができなかった。
問題を解決するための手段
土留め板の両端に円筒形の連結穴兼支柱穴を設け、これに連結軸兼支柱杭を差し込み、地面に打ち込むようにする。さらに土留め板の上部に差込み穴を設け、飾りフェンスの足を差し込むようにする。
以上の構成よりなる自在式植栽用土留め。
発明の効果
本発明を使用することにより、次のような効果が得られる。
(イ)セメントによる施工がなく、連結軸兼支柱杭を打ち込むだけで施工できるので、素人でも簡単に土留めを設置することができる。
(ロ)土留め板の材質を軽量にすれば、女性や子ども、老人でも簡単に土留めを設置することができる。
(ハ)土留め板相互の連結角度が自由に設定できるので、いろいろな形の花壇や植栽区画を作ることができる。三角形や四角形は勿論、ハート形や扇型など好みの形の花壇が自由自在に作れるので、楽しい花壇づくりができる。更に、土留め板上部の差込み穴に、いろいろなデザインの飾りフェンスを差し込めば、美しい花壇づくりができる。
(二)各土留め板の両端で連結軸兼支柱杭を地面に打ち込むので、十分な土留め効果が得られる。
(ホ)一旦施工しても、連結軸兼支柱杭を地面から抜けば、ばらばらになるので何度でも再使用できる。
本発明の部品の斜視図 本発明の使用状態を示す斜視図 本発明の使用状態の例を示す平面図
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)土留め板(1)の両端に円筒形の連結穴兼支柱穴(2)を設ける。
(ロ)連結穴兼支柱穴(2)は、土留め板(1)を次々と連結できるよう、左右の取り付け位置を違える。
(ハ)連結軸兼支柱杭(3)は、地面に打ち込むため、土留め板(1)の上下幅より長くする。
(二)土留め板(1)の上部に差込み穴(4)を設け、飾りフェンスの足を差し込めるようにする。
本発明は、以上のような構造である。
本発明を使用するときは、土留め板(1)を複数枚連結し、連結穴兼支柱穴(2)に連結軸兼支柱杭(3)を差し込み、地面上で好みの形に仮置きする。好みの形が決定し、連結軸兼支柱杭(3)をハンマーで地面に打ち込めば、花壇や植栽区画ができ上がり、土を入れられる状態となる。
最後に、土留め板(1)の差込み穴(4)に、いろいろなデザインの飾りフェンスを差し込めば、美しい花壇のでき上がりである。また、土留め板(1)の差込み穴(4)は、花や樹木の名前の表示、案内板の表示などに利用することもできる。
1 土留め板
2 連結穴兼支柱穴
3 連結軸兼支柱杭
4 差し込み穴

Claims (2)

  1. 土留め板の両端に円筒形の連結穴兼支柱穴を設け、これに連結軸兼支柱杭を差し込み、地面に打ち込むようした自在式植栽用土留め。
  2. 土留め板の上部に差し込み穴を設け、飾りフェンスなどの足を差し込めるようにした請求項1の自在式植栽用土留め。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018137999A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 株式会社大里 板材ホルダ及び板材補助ホルダ

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US3343301A (en) * 1964-11-23 1967-09-26 Adelman Philip Inclined planter and retaining wall construction
JPS5050740U (ja) * 1973-09-12 1975-05-17
JPH0714824U (ja) * 1993-08-31 1995-03-14 金沢樹脂工業株式会社 組み合わせ柵並びに土留め体

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