JP2015214802A - 支柱支持ブロック - Google Patents

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啓嗣 松永
Hirotsugu Matsunaga
啓嗣 松永
三千男 北
Michio Kita
三千男 北
茂彰 草地
Shigeaki Kusachi
茂彰 草地
太 廣見
Futoshi Hiromi
太 廣見
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Abstract

【課題】 設置面に沿って配設される防護壁、防護柵及び防護網を支持する支柱を容易かつ迅速に立設及び撤去することができる支柱支持ブロックを提供する。【解決手段】防護壁、防護柵及び防護網を支持する支柱を一端を上端とし他端を下端として支持するために設置面に配置される支柱支持ブロックであって、設置面に下面が当接し、該支柱の該他端が当接する上面を有する底板部と、底板部の該上面に沿って連続するよう底板部から上方に向かって立ち上がるように前面と後面とを有する壁状に形成され、後面側に存する該支柱の該他端と該一端との間の長手方向に関し少なくとも一点にて着脱自在に支持する支柱支持手段又は支柱支持手段を取り付け可能な支柱支持手段取付手段を有する縦板部と、を備えてなる、支柱支持ブロックである。【選択図】 図1

Description

本発明は、支柱支持ブロックに関し、より詳細には、防護壁、防護柵及び防護網を支持する支柱を支持するために路面等のような設置面に配置される支柱支持ブロックに関する。
以前から、車両や歩行者の通行区分を規制するための防護壁、防護柵及び防護網が用いられてきた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、「道路の崩壊斜面の復旧工事に伴う仮設防護柵の設営工事において」(特許文献1の段落番号0001)、従来から「路面に垂立させたH鋼の支柱を必要本立て、このスパンに鋼矢板を横積みして防護柵を設営する」(特許文献1の段落番号0003)ことが行われてきたことが記載されている。
実用新案登録第3077293号公報(例えば、要約、考案の詳細な説明中の段落番号0001〜0003、第1図等)
特許文献1の防護柵の設営においては、複数本のH鋼を路面に沿って立設する必要があり、その立設作業は(1)H鋼同士間に横積みされる鋼矢板の長さにH鋼同士の間隔をちょうど合わせて、(2)H鋼を路面に対して略垂直になるよう、H鋼を路面に立設する必要があり、これら(1)や(2)が満足されない場合には一度立設したH鋼を路面から抜き取って再び路面に立設する必要がある。そして、防護柵が不要になり防護柵を撤収する際には、立設したH鋼を路面から抜き取る必要がある。このように複数本のH鋼を路面に沿って立設し、これらH鋼同士間に鋼矢板を取り付けることで防護柵を形成したり、形成した防護柵を除去するには、H鋼の路面への立設作業及び路面に立設されたH鋼の撤去作業といった難儀な作業を要することから、大きなコストや長い設置時間を要するという問題があった。
そこで、本発明では、路面等のような設置面に沿って配設される防護壁、防護柵及び防護網を支持する支柱(特許文献1においてはH鋼)を容易かつ迅速に立設及び撤去することができる支柱支持ブロックを提供することを目的とする。
本発明の支柱支持ブロック(以下、「本支柱支持ブロック」という)は、防護壁、防護柵及び防護網を支持する支柱を一端を上端とし他端を下端として支持するために設置面に配置される支柱支持ブロックであって、設置面に下面が当接し、該支柱の該他端が当接する上面を有する底板部と、底板部の該上面に沿って連続するよう底板部から上方に向かって立ち上がるように前面と後面とを有する壁状に形成され、後面側に存する該支柱の該他端と該一端との間の長手方向に関し少なくとも一点にて着脱自在に支持する支柱支持手段又は支柱支持手段を取り付け可能な支柱支持手段取付手段を有する縦板部と、を備えてなる、支柱支持ブロックである。
本支柱支持ブロックは、防護壁、防護柵及び防護網を支持する支柱を支持するブロック(通常、コンクリート製)である。本支柱支持ブロックは、支柱の一端及び他端のうち一端を上端とし他端を下端として支柱を立てた状態にて支持する。そして、本支柱支持ブロックは、設置面(例えば、路面、駐車場面、敷地面、建物床面、そしてこれらのものの上面に補強等の目的で敷設部材(例えば、鉄板、コンクリート板)等が敷設された面)に設置される。
本支柱支持ブロックは、大まかには、底板部と縦板部とを備えてなる。
底板部は、設置面に沿った板状をなし、その下面が設置面に当接すると共にその上面に支柱の該他端(下端)が当接する。なお、底板部の下面全面が設置面に当接する必要は必ずしもなく、底板部の下面の少なくとも一部が設置面に当接すればよい。
縦板部は、底板部から上方に向かって立ち上がる壁状に形成される。壁状の縦板部は前面と後面とを有し、底板部の上面に沿って連続するように形成される。そして、縦板部は、支柱を着脱自在に支持する支柱支持手段又は支柱支持手段を取り付け可能な支柱支持手段取付手段を有する。縦板部の後面に面するよう支柱は位置し(該後面と支柱とが当接する場合と両者間に間隔が存在し当接しない場合との両方を含む)、支柱の該他端(下端)が底板部の上面に当接すると共に支柱支持手段(縦板部が支柱支持手段取付手段を有する場合には、支柱支持手段取付手段に支柱支持手段を取り付ける)により支柱の該他端(下端)と該一端(上端)との間の長手方向に関し少なくとも一点にて着脱自在に支持されることで、支柱は支持される。また、本支柱支持ブロックは設置面近くに立設されるので本支柱支持ブロックの前面は、設置面における交通(車両や人)を誘導するための壁として用いることができる。
このように本支柱支持ブロックによれば、底板部の下面を設置面に当接させるように本支柱支持ブロックを設置面に設置し、支柱の該他端(下端)を底板部の上面に当接させると共に支柱支持手段により着脱自在に支柱を支持することにより支柱を立てた状態にて容易迅速に支持することができると共に、その支持した状態の支柱は支柱支持手段による支柱の支持(着脱自在)を解くことで容易迅速に撤去することができる。即ち、本支柱支持ブロックを用いることで、特許文献1に記載されたようなH鋼(支柱)の路面(設置面)への埋設及び路面に埋設されたH鋼(支柱)の抜き取りといった難儀な作業を要することなく、支柱を容易かつ迅速に立設及び撤去することができる。
本支柱支持ブロックにおいては、着脱自在に固定する錘固定手段により支柱支持ブロックに固定された錘ブロックを備えてなるもの(以下、「錘具備本支柱支持ブロック」という)であってもよい。
本支柱支持ブロックの底板部の下面が設置面に当接することで、本支柱支持ブロックの底板部下面と設置面との間の摩擦力(本支柱支持ブロックに加わる重力による)により本支柱支持ブロックが設置面に対して固定される。しかしながら本支柱支持ブロックの設置面に対する固定をより強固にしたい場合(例えば、強風を防護壁、防護柵及び防護網が受けることで支柱に加わる力が大きくなっても本支柱支持ブロックが容易に動かないようにしたい場合や本支柱支持ブロックに車両が衝突しても本支柱支持ブロックが容易に動かないようにしたい場合等)には、着脱自在に固定する錘固定手段により支柱支持ブロックに錘ブロック(通常、コンクリート製)を固定するようにしてもよい(錘ブロックにより設置面との摩擦力が増加する)。錘固定手段は支柱支持ブロックに錘ブロックを着脱自在に固定するので、支柱を立設する際に錘ブロックを容易に取り付けると共に支柱を撤去する際に錘ブロックを容易に取り外すことができるので、本支柱支持ブロックの設置面に対する固定の所望の程度に応じて錘ブロックを適宜用いることができる。錘固定手段としては支柱支持ブロックに錘ブロックを着脱自在に固定できるものを種々用いることができるが、例えば、支柱支持ブロックと錘ブロックとを連結するボルト部材とそれに嵌合するナット部材、支柱支持ブロックと錘ブロックとに跨がるように配置される連結部材(例えば、連結板)、支柱支持ブロックの一部と錘ブロックの一部とが嵌脱可能に嵌合するもの等を挙げることができる。
錘具備本支柱支持ブロックの場合、錘ブロックが前記底板部の上面に担持されると共に前記縦板部の後面に当接した状態において、錘固定手段は錘ブロックが支柱支持ブロックに対して後方に移動することを制限するものであってもよい。
このように縦板部の後面に当接した錘ブロックを錘固定手段が支柱支持ブロックに対して後方に移動することを制限することにより錘ブロックが支柱支持ブロックに対して前後方向に関し所定範囲外に移動することを防止するので、支柱支持ブロックに錘ブロックを容易に固定することができる。また、錘ブロックが受ける重力の一部又は全部が本支柱支持ブロックに加わるようにすることで、本支柱支持ブロックの底板部下面が設置面に加える圧力が増加し、これらの間の摩擦力をうまく増加させることで本支柱支持ブロックを設置面に対して一層強固に固定することができる。
錘具備本支柱支持ブロックの場合、錘ブロックが、支柱支持ブロックの底板部の下面が設置面に当接する位置よりも後方にて設置面に当接するものであってもよい。
このように支柱支持ブロックの底板部の下面が設置面に当接する位置よりも後方にて錘ブロックが設置面に当接することで、設置面に当接する前後方向の幅を増加させ(底板部下面が設置面に当接する位置と錘ブロックが設置面に当接する位置との前後方向に沿った距離分だけ増加させる)、錘ブロックを支柱支持ブロックに取り付けることで前方向又は後方向に倒れにくくすることができる。
本支柱支持ブロックにおいては、縦板部の側面が互いに面するよう複数の支柱支持ブロックを配置した状態において、互いに隣接する支柱支持ブロック同士を連結するブロック連結手段又はブロック連結手段を取り付け可能なブロック連結手段取付手段を備えるもの(以下、「ブロック連結手段等具備本支柱支持ブロック」という)であってもよい。
防護壁、防護柵及び防護網は、路面等のような設置面に沿ったある程度の長さで設置されることが多い。かかる場合には、防護壁、防護柵及び防護網を支持する支柱も複数のものが所定間隔毎に立設されるので、その支柱を支持する本支柱支持ブロックも複数が配置される。このとき縦板部の側面が互いに面するよう複数の支柱支持ブロックを配置すれば、複数の支柱支持ブロックの前面が設置面に沿った壁面を形成でき、支柱により支持される防護壁、防護柵及び防護網の下方に壁を形成することで、防護壁、防護柵及び防護網と一体的な防護手段を構成することや、設置面における交通(車両や人)を誘導するための壁として機能させることができる。そして、この複数の支柱支持ブロックの前面が形成する壁面を強固なものとしたり、支柱支持ブロックが不意に動く(設置面をスライドしたり倒れたりする)ことを防止するためには、互いに隣接する本支柱支持ブロック同士をブロック連結手段により着脱自在に連結するようにしてもよい。ブロック連結手段としては互いに隣接する支柱支持ブロック同士を着脱自在に連結するものを種々用いることができるが、互いに隣接する支柱支持ブロック同士を連結するボルト部材とそれに嵌合するナット部材、互いに隣接する支柱支持ブロック同士に跨がるように配置される連結部材(例えば、連結板)、互いに隣接する支柱支持ブロック同士が嵌脱可能に嵌合するもの等を挙げることができる。なお、ブロック連結手段取付手段としてはブロック連結手段を取り付けることができるものであり、例えば、ブロック連結手段がボルト部材とそれに嵌合するナット部材であればボルト部材を貫入する貫入孔や、ブロック連結手段が連結部材(例えば、連結板)であればそれを収容する収容空間等を例示できる。
ブロック連結手段等具備本支柱支持ブロックの場合、ブロック連結手段取付手段として、互いに隣接する支柱支持ブロック同士に跨がるように配設されるブロック連結手段たる連結板を嵌入する連結板嵌入凹部を含んでなるものであってもよい。
ブロック連結手段として連結板を用いる場合には、互いに隣接する支柱支持ブロック同士に連結板が跨がるように配設できるよう、互いに隣接する支柱支持ブロックに連結板を嵌入する連結板嵌入凹部をブロック連結手段取付手段が含むようにしてもよい。こうすることで互いに隣接する支柱支持ブロックの一方の連結板嵌入凹部に連結板の一部が嵌入されると共に他方の連結板嵌入凹部に該連結板の一部が嵌入されることによって該連結板が一方と他方の両方の支柱支持ブロックに跨がるようにうまく配設でき、互いに隣接する支柱支持ブロック同士を確実に連結することができる。
本支柱支持ブロックにおいては、支柱がその長手方向に沿って縦板部の後面に当接するものであってもよい。
本支柱支持ブロックでは、縦板部の後面に位置する支柱は、支柱の前記他端(下端)が底板部の上面に当接すると共に支柱支持手段により支柱の前記他端(下端)と前記一端(上端)との間の長手方向に関し少なくとも一点にて着脱自在に支持されることで支柱は支持されるが、縦板部の後面に支柱が長手方向の少なくとも一部において当接するようにすれば、支柱の支持をより確実かつ強固にすることができる。この場合、支柱支持手段により支柱を縦板部の後面に押しつけるように力を加える(縦板部の後面と支柱との間の摩擦力を利用)ようにして支柱を支持するようにしてもよい。
本支柱支持ブロックにおいては、縦板部に沿った異なる2の位置それぞれにおいて支柱を支持可能に支柱支持手段又は支柱支持手段取付手段が設けられるものであってもよい。
本支柱支持ブロックでは、1の本支柱支持ブロックに1の支柱が支持されるものであってもよいが、1の本支柱支持ブロックに2以上の支柱が支持可能にされるようにすれば、用いる本支柱支持ブロックの個数を減らすことや、本支柱支持ブロックにおける立設する支柱の位置を調節することができる。とりわけ縦板部に沿った異なる2の位置それぞれにおいて支柱が支持可能であれば(そのように支柱支持手段又は支柱支持手段取付手段を設ける)、1の支柱支持ブロックによって縦板部に沿って防護壁、防護柵及び防護網を形成でき(縦板部に沿って2以上の支柱を支持させ、その2以上の支柱間に防護壁、防護柵及び防護網を形成する)、また縦板部に沿った支柱位置を調節することで防護壁、防護柵及び防護網を円滑に形成できる。
本支柱支持ブロックにおいては、支柱支持手段が、縦板部の前面と後面との間を貫通するボルトであり、該ボルトの頭部又は該ボルトに螺合するナットを収容する凹部が縦板部の前面に形成されているものであってもよい。
支柱を着脱自在に支持する支柱支持手段として、縦板部の前面と後面との間を貫通するボルトを用いる場合、ボルトの頭部又はボルトに螺合するナットのいずれかが縦板部の前面側に位置する。縦板部の前面側は、通常、移動する車両や人が面することが多いので、ボルトの頭部やナットが突出していると危険であったり外観を害することがある。このためボルトの頭部又はボルトに螺合するナットを収容する凹部を縦板部の前面に形成すれば、本支柱支持ブロックを一層安全に使用することや優れた意匠性を発揮させることができる。
本支柱支持ブロックにおいては、前面が、設置面から上方に行くにつれて後方に向かう斜面を形成するものであってもよい。
本支柱支持ブロックの前面は設置面に立設される壁面とすることができ、かかる壁面は設置面における交通(車両や人)を誘導するように機能させることができる。このとき設置面に沿って移動する車両が、本支柱支持ブロックの前面が形成する壁面に衝突することも考えられ、該前面(壁面)が設置面から上方に行くにつれて後方に向かう斜面を形成していれば、該前面(壁面)に衝突した車両を該前面(壁面)から離れる方向に移動させる(該前面(壁面)に衝突した車両が下方に移動しようとすると該斜面に沿って該前面から離れる方向に移動する)ことができ、それによって該車両を正常な方向に戻すことができる。
本支柱支持ブロックにおいては、支柱の間に両側が係止され防護壁を形成する壁形成部材の下縁に当接し壁形成部材を担持する担持面を有するものであってもよい。
壁形成部材の両側が互いに隣接する支柱により支持されることで、これら隣接する支柱の間に防護壁を形成する場合、防護壁を形成する壁形成部材の下縁に当接し壁形成部材を担持する担持面を本支柱支持ブロックが有するようにすれば、壁形成部材を支持する支柱の負担を軽減すると共に壁形成部材が下方に落下する格別の手段を設ける必要がなく、本支柱支持ブロックを用いて防護壁を形成する際の構成を容易かつ簡単にすることができる。
本支柱支持ブロックにおいては、底板部の下面に上面方向に窪むように該下面に沿って連続して形成された凹溝を有するものであってもよい。
本支柱支持ブロックが設置される設置面に沿って水(例えば、雨水、土からの滲出水、山水、川から流出した水等)が流れることがある。かかる場合に、設置面に設置する本支柱支持ブロックの底板部の下面に上面方向に窪むように該下面に沿って凹溝が連続して形成されていれば、設置面に沿って流れてきた水を凹溝に沿って流通させることができる(設置面を流れる水の排水を本支柱支持ブロックが妨げることを防止又は減少させることができる。)。該下面における凹溝の形成方向は、特に限定されるものではないが、例えば、本支柱支持ブロックの一対の側面(左右方向にのびる凹溝)を結ぶようにしても、又は本支柱支持ブロックの前と後とを結ぶ(前後方向にのびる凹溝)ようにしてもよい。
本支柱支持ブロックにおいては、支柱支持ブロックを設置面に固定するための設置面固定部材を嵌入する設置面固定部材嵌入凹部が前面の下縁から上方に向かって形成されているものであってもよい。
本支柱支持ブロックの設置面に対する固定をより強固にしたい場合(例えば、強風を防護壁、防護柵及び防護網が受けることで支柱に加わる力が大きくなっても本支柱支持ブロックが容易に動かないようにしたい場合や本支柱支持ブロックに車両が衝突しても本支柱支持ブロックが容易に動かないようにしたい場合等)には、支柱支持ブロックを設置面に固定するための設置面固定部材によって本支柱支持ブロックと設置面とを連結するようにしてもよい。本支柱支持ブロックの前面側は、通常、移動する車両や人が面することが多いので、設置面固定部材が突出していると危険であったり外観を害することがある。このため設置面固定部材を収容する設置面固定部材嵌入凹部を前面の下縁から上方に向かって形成することで、本支柱支持ブロックを一層安全に使用することや優れた意匠性を発揮させることができる。
本支柱支持ブロックにおいては、支柱支持手段又は支柱支持手段取付手段が、支柱の長手方向に関し異なる少なくとも2の位置に設けられるものであってもよい。
支柱の前記他端(下端)が底板部の上面に当接すると共に支柱支持手段(縦板部が支柱支持手段取付手段を有する場合には、支柱支持手段取付手段に支柱支持手段を取り付ける)により支柱の前記他端(下端)と前記一端(上端)との間の長手方向に関し少なくとも一点にて着脱自在に支持されることで支柱は支持されるが、支柱支持手段を支柱の長手方向に関し異なる少なくとも2の位置に設けるようにすれば一層確実に支柱を支持することができる。
本発明の一実施形態に係る支柱支持ブロック(本支柱支持ブロック)の前面側から見た斜視図である。 本支柱支持ブロックの後面側から見た斜視図である。 本支柱支持ブロックの正面図である。 本支柱支持ブロックの右側面図である。 本支柱支持ブロックの背面図である。 本支柱支持ブロックの平面図である。 本発明の一実施形態に係る錘ブロック(本錘)の前面側から見た斜視図である。 本錘の後面側から見た斜視図である。 本錘の正面図である。 本錘の右側面図である。 本錘の背面図である。 本錘の平面図である。 本支柱支持ブロックの使用方法の第1ステップを示す図である。 本支柱支持ブロックの使用方法の第2ステップを示す図である。 本支柱支持ブロックにH形鋼を取り付ける作業を説明する図である。 本支柱支持ブロックの使用方法の第3ステップを示す図である。 本錘が本支柱支持ブロックに取り付けられる際の本錘と本支柱支持ブロックとの位置関係を示す斜視図である。 本錘を本支柱支持ブロックに取り付ける作業を説明する図である。 本支柱支持ブロックと本錘とが連結され、H形鋼が固定された後、隣接するH形鋼同士の間に壁材を固定する作業を説明する図である。 本支柱支持ブロックを舗装面に固定する一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、これらによって本発明は何ら制限されるものではない。
(本支柱支持ブロック)
図1は、本発明の一実施形態に係る支柱支持ブロック(本支柱支持ブロック)11の正面側(前面13側)から見た斜視図であり、図2は本支柱支持ブロック11の背面側(後面17側)から見た斜視図であり、図3は本支柱支持ブロック11の正面図であり、図4は本支柱支持ブロック11の右側面図(図3中、矢印A方向から見たところを示している)であり、図5は本支柱支持ブロック11の背面図(図4中、矢印B方向から見たところを示している)であり、そして図6は本支柱支持ブロック11の平面図(図3中、矢印C方向から見たところを示している)である。図1乃至図6を参照して本支柱支持ブロック11について説明する。なお、「前」を矢印Df(前面13側。通常は、車両や人等が通行する側)、「後」を矢印Db(後面17側。前と逆方向)、「上」を矢印Du、「下」を矢印Ddとして図中に示す(「上」(矢印Du)及び「下」(矢印Dd)は、本支柱支持ブロック11を水平面に設置した場合における鉛直上方向及び鉛直下方向をそれぞれ指している。)。
本支柱支持ブロック11は、大まかには、設置面P(図中、点線Pにて示す。ここでは水平面をなす。)に下面が当接する一対の前担持部23及び後担持部25と、後担持部25に担持され設置面Pに略平行な板状形状を有する底板本体部31と、前担持部23に担持されると共に設置面Pに対して略垂直方向に立ち上がるように底板本体部31の前面に取り付けられた壁形成部41と、前担持部23に担持されると共に壁形成部41の前面に取り付けられた斜面形成部61と、底板本体部31の上面に担持され壁形成部41の背面に取り付けられたウエイト部81と、をコンクリートにて一体に形成されてなる。
前担持部23の下面23bと、後担持部25の下面25bと、は同一平面に属するように形成されているので、平面の設置面Pに本支柱支持ブロック11を設置すると下面23b、25bいずれも設置面Pに沿って当接する。
前担持部23と後担持部25との間には、左右方向(図中、矢印Eにて示す。前後方向に対して垂直かつ上下方向に対して垂直である。壁形成部41が連続する方向に同じ。)に連続した隙間27(設置面Pを流れる水が流通可能)が形成されている。
底板本体部31は、後担持部25に担持されると共に、設置面Pに略平行な上面31aを有し、全体としては設置面Pに沿った厚板形状をなしている。
底板本体部31の上面31aには、図示しない取付ボルトの軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合するナットが内部に埋め込まれたナット孔32a1、32a2が形成されると共に、底板本体部31の背面31bには、図示しない取付ボルトの軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合するナットが内部に埋め込まれたナット孔32b1、32b2が形成されている(後述するように、これらの取付ボルトは本支柱支持ブロック11と本錘101とを連結するためのものである。)。
また、底板本体部31の背面31bには、本支柱支持ブロック11を設置面Pに取り付けるための取付孔33b1、33b2(ボルトの軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合するナットが内部に埋め込まれている。)が形成されている。
壁形成部41は、前担持部23に担持され、設置面Pに対して略垂直方向に立ち上がるように底板本体部31の前面に取り付けられた両主表面が同じ長方形(互いに平行な一対の短辺が上下方向に向いている)を略なす板状部材により形成されている。
壁形成部41の両主表面を貫通するように、後述のH形鋼を取り付けるための取付ボルトを貫通させるボルト貫入孔42が左右両側に4個ずつ穿設されている。なお、ボルト貫入孔42の前面側(斜面形成部61側)は、斜面形成部61の切り欠きにて形成される凹部44の内部に存するので、H形鋼の取付ボルトの頭や該取付ボルトに螺合するナットが本支柱支持ブロック11の前面13(ここでは斜面形成部61にて形成される)から突出することなく本支柱支持ブロック11の安全性及び外観を向上させることができる。
壁形成部41の背面には、左右一対の略長方形状の連結板収容背面凹部43b1、43b2が該背面の外縁(側縁)から入り江状に形成されている。連結板収容背面凹部43b1、43b2は、隣接する本支柱支持ブロック11同士を連結する連結プレート(不図示)が、隣接する本支柱支持ブロック11同士に跨がるように配設されるものであり(隣接する本支柱支持ブロック11同士のうち一方のブロックの連結板収容背面凹部43b2と他方のブロックの連結板収容背面凹部43b1に一枚の連結プレートが配設される)、連結板収容背面凹部43b1、43b2には、連結プレートを本支柱支持ブロック11に固定するための固定ボルトの軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合するナットが内部に埋め込まれたナット孔45b1、45b2が形成されている。
なお、壁形成部41は、底板本体部31の上面31aが属する平面である基準平面Qよりも上部に存する壁形成部上部41aと、基準平面Q以下に存する壁形成部下部41bと、に分けられる(特に、図4参照)。
斜面形成部61は、前担持部23に担持され、壁形成部41の前面に取り付けられており、上方にゆくにつれて後方に傾いた斜面(平面に沿っている)を本支柱支持ブロック11の前面13として形成している。斜面形成部61は、左右方向に対して垂直な平面による断面は三角形を略なしている。
斜面形成部61には、ボルト貫入孔42の前面側に対応する位置に切り欠きが形成されることで前面13から窪むように凹部44が形成されている。
斜面形成部61には、前面13から窪むように左右一対の略長方形状の連結板収容前面凹部62b1、62b2が外縁(側縁)から入り江状に形成されている。連結板収容前面凹部62b1、62b2には、隣接する本支柱支持ブロック11同士を連結する連結プレート(不図示)が、隣接する本支柱支持ブロック11同士に跨がるように配設され(隣接する本支柱支持ブロック11同士のうち一方のブロックの連結板収容前面凹部62b2と他方のブロックの連結板収容前面凹部62b1に一枚の連結プレートが配設される)、連結板収容前面凹部62b1、62b2には、連結プレートを本支柱支持ブロック11に固定するための固定ボルトの軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合するナットが内部に埋め込まれたナット孔63b1、63b2が形成されている。
斜面形成部61には、前面13から窪むように左右一対の固定金具嵌入凹部64a、64bが形成されている。固定金具嵌入凹部64a、64bいずれも前面13から見たときに略長方形状となるように前面13の下縁から上方に向かって入り江状に形成されている。固定金具嵌入凹部64a、64bを規定する面のうち後面64as、64bs(固定金具嵌入凹部64a、64bの底面)は、設置面Pに対して垂直かつ前後方向に対して垂直な一平面に属するように形成されている。そして、固定金具嵌入凹部64a、64bの後面64as、64bsには、本支柱支持ブロック11を設置面Pに取り付けるための取付孔64ab、64bb(ボルトの軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合するナットが内部に埋め込まれている)が形成されている。後述するように、固定金具嵌入凹部64a、64bの後面64as、64bsと設置面Pとに面する部分を有する金具(例えば、アルファベットの「L」形状をなす金具)を、後面64as、64bsと設置面Pとに面するよう配置し、取付孔64ab、64bbにボルトを嵌入することで本支柱支持ブロック11と該金具とを固定し、該金具と設置面Pとを固定(例えば、固定用のボルト等を使用してもよい)することで、本支柱支持ブロック11と設置面Pとを固定することができる。
なお、斜面形成部61は、底板本体部31の上面31aが属する平面である基準平面Qよりも上部に存する斜面形成部上部61aと、基準平面Q以下に存する斜面形成部下部61bと、に分けられる(特に、図4参照)。
ウエイト部81は、底板本体部31の上面31aと壁形成部41の背面とに一体に取り付けられており、壁形成部41の背面から後方に向けて突出している。
ウエイト部81の後面81bは、下方向に向かうにつれて後方に突出する平面に沿った斜面をなしており、これによって本支柱支持ブロック11の重心を下げつつ本支柱支持ブロック11の重量を増加させることで、本支柱支持ブロック11の安定性を増加させる。ウエイト部81の上面には、左右一対の略長方形状の連結板収容上面凹部86a、86bが該上面の背面側の外縁から入り江状に形成されている。連結板収容上面凹部86a、86bには、本支柱支持ブロック11と本錘101とを連結する連結プレート(不図示)が、本支柱支持ブロック11と本錘101とに跨がるように配設され(本支柱支持ブロック11の連結板収容上面凹部86a、86bと、後述の本錘101の連結板収容上面凹部136a、136bと、に跨がるようにぞれぞれ連結プレートが配設される)、連結板収容上面凹部86a、86bには、連結プレートを本支柱支持ブロック11に固定するための固定ボルトの軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合するナットが内部に埋め込まれたナット孔87a、87bが形成されている(特に図6参照)。
ウエイト部81の左右には、後述のH形鋼を配置するための配置空間15a、15bが形成されている。配置空間15a、15bいずれも、壁形成部41の背面とウエイト部81の左右側面と底板本体部31の上面31aとにより規定されている。
(本錘)
図7は、本発明の一実施形態に係る錘ブロック(本錘)101の正面側(本支柱支持ブロック11に取り付けられる際に本支柱支持ブロック11に面する側)から見た斜視図であり、図8は本錘101の背面側から見た斜視図であり、図9は本錘101の正面図であり、図10は本錘101の右側面図(図9中、矢印A方向から見たところを示している)であり、図11は本錘101の背面図(図10中、矢印B方向から見たところを示している)であり、そして図12は本錘101の平面図(図9中、矢印C方向から見たところを示している)である。図7乃至図12を参照して本錘101について説明する。なお、「前」を矢印Df、「後」を矢印Db、「上」を矢印Du、「下」を矢印Ddとして図中に示す(「上」(矢印Du)及び「下」(矢印Dd)は、水平面に設置した本支柱支持ブロック11に本錘101が取り付けられた場合における鉛直上方向及び鉛直下方向をそれぞれ指している。)。
本錘101は、大まかには、左右方向に対して垂直な平面による断面がアルファベットの「L」形状を略なす本体部111と、本体部111の前面から前方に突出する突出部131と、を一体にコンクリートで形成されてなる。
本体部111は、本支柱支持ブロック11に本錘101が取り付けられた際に本支柱支持ブロック11の底板本体部31の上面31aにほぼ当接するように面する対向下面113a(平面に沿っている)を有する横板部113と、本支柱支持ブロック11に本錘101が取り付けられた際に本支柱支持ブロック11の底板本体部31の背面31bにほぼ当接するように面する対向前面115a(平面に沿っている。対向下面113a及び対向前面115aは互いに略直角である。)を有する縦板部115と、を有している。本体部111を構成する横板部113及び縦板部115のいずれも左右方向の寸法は本支柱支持ブロック11の左右方向の寸法と同じである。
横板部113の前面には、突出部131の左右両側に錘取付ボルト(不図示)を嵌入するための一対のボルト嵌入溝114a、114bが上下方向に連続して形成されている。ボルト嵌入溝114a、114bの上端近傍にはフランジ面114af、114bfが形成されており(特に、図12参照)、フランジ面114af、114bfに錘取付ボルト(不図示)の一端側が係止される(後で詳述する)。
縦板部115の左右の側面には、それぞれ錘取付ボルト(不図示)を嵌入するための一対のボルト嵌入溝116a、116bが前後方向に連続して形成されている。ボルト嵌入溝116a、116bの後端近傍にはフランジ面116af、116bfが形成されており(特に、図11参照)、フランジ面116af、116bfに錘取付ボルト(不図示)の一端側が係止される(後で詳述する)。
縦板部115の背面115bには、本支柱支持ブロック11に取り付けられた本錘101を設置面Pに取り付けるための取付孔117a、117b(ボルトの軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合するナットが内部に埋め込まれている)が形成されている。
また、縦板部115の対向前面115aの下縁部分は、斜面118(対向前面115a上部及び縦板部115下面と約45度の角度をなす。)とされている。縦板部115の背面115bの上部は、上方向に行くにつれて前方向に傾いた斜面119とされている。
突出部131は、本体部111の横板部113の前面から前方に突出するように形成されており、本支柱支持ブロック11に本錘101が取り付けられた際に本支柱支持ブロック11のウエイト部81の後面81bにほぼ当接するよう面する前面133(平面に沿っている)を有している。前面133の下縁部分は、斜面133cとされている。突出部131の左右方向の寸法は本支柱支持ブロック11のウエイト部81の左右方向の寸法と同じであると共に突出部131の左右方向の位置は本支柱支持ブロック11のウエイト部81に対応する位置とされている。この斜面133cと斜面118とは一平面に存するように形成されており、本錘101を平面に載置する際にこれら斜面133c及び斜面118が載置面に面するように安定して載置できる。
突出部131の上面には、左右一対の略長方形状の連結板収容上面凹部136a、136bが該上面の前面側の外縁から入り江状に形成されている。連結板収容上面凹部136a、136bには、本支柱支持ブロック11と本錘101とを連結する連結プレート(不図示)が、本支柱支持ブロック11と本錘101とに跨がるように配設され(本支柱支持ブロック11の連結板収容上面凹部86a、86bと、本錘101の連結板収容上面凹部136a、136bと、に跨がるようにぞれぞれ連結プレートが配設される。)、連結板収容上面凹部136a、136bには、連結プレートを本錘101に固定するための固定ボルトの軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合するナットが内部に埋め込まれたナット孔137a、137bが形成されている(特に図12参照)。
(本支柱支持ブロックの使用方法)
次いで、本支柱支持ブロック11の使用方法について説明する。
図13は本支柱支持ブロック11の使用方法の第1ステップを示す図であり、詳細には、図13(a)は複数個(ここでは4個)の本支柱支持ブロック11を舗装面201(設置面P。ここでは路面である。)に設置したところを本支柱支持ブロック11の前側(前面13側)から見た斜視図であり、図13(b)は複数個(ここでは4個)の本支柱支持ブロック11を舗装面201(設置面P)に設置したところを本支柱支持ブロック11の後側(後面17側)から見た斜視図(図13(a)の矢印G方向から見たところを示している。)である。図13を参照して本支柱支持ブロック11の使用方法の第1ステップについて説明する。
ここでは水平な平面に沿った舗装面201に壁を形成するため、壁を形成すべき位置に対応した位置に複数個(4個)の本支柱支持ブロック11が一直線上に配設されている。各々の本支柱支持ブロック11の前担持部23下面23b及び後担持部25下面25bが舗装面201に当接しており、複数個(4個)の本支柱支持ブロック11の全ての前面13が同一の平面に略属している。そして、隣接する本支柱支持ブロック11を連結するため、図13(a)に示す通り、隣接する本支柱支持ブロック11同士のうち一方のブロック11の連結板収容前面凹部62b1と他方のブロック11の連結板収容前面凹部62b2とに跨がるように連結プレート401が嵌入配置され、各連結プレート401は、ナット孔63b1、63b2の内部に埋め込まれたナットに軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合した一対の固定ボルトにより、互いに隣接する本支柱支持ブロック11に固定されている。さらに、隣接する本支柱支持ブロック11を連結するため、図13(b)に示す通り、隣接する本支柱支持ブロック11同士のうち一方のブロック11の連結板収容背面凹部43b2と他方のブロック11の連結板収容背面凹部43b1とに跨がるように連結プレート301が嵌入配置され、各連結プレート301は、ナット孔45b1、45b2の内部に埋め込まれたナットに軸部先端(外面に雄ねじが螺設されている)が螺合した一対の固定ボルトにより、隣接する本支柱支持ブロック11に固定されている。このように連結プレート401、301及びそれらを本支柱支持ブロック11に固定する固定ボルトによって、複数個(4個)の本支柱支持ブロック11が、互いに隣接する本支柱支持ブロック11同士が確実かつ強固に連結された状態で一直線上に配設されている。かかる一直線上に隣接するように配置された複数の本支柱支持ブロック11においては、本支柱支持ブロック11が有する隙間27が一直線に沿って連続するので、舗装面201(設置面P)を流れる水がこの複数の隙間27に沿って流通(円滑に排水)できる。
図14は本支柱支持ブロック11の使用方法の第2ステップを示す図であり、詳細には、図14(a)は図13(a)と同様の位置から見た斜視図であり、図14(b)は図13(b)と同様の位置から見た斜視図である。また、図15は本支柱支持ブロック11にH形鋼501を取り付ける作業を説明する断面図(本支柱支持ブロック11に関しては図3にZ−Z断面として断面位置を示した。また、連結プレート301、401は図示を省略し、取付ボルト本体521a及びナット521bは断面としていない。)である。図14及び図15を参照して本支柱支持ブロック11の使用方法の第2ステップについて説明する。
図13に示した本支柱支持ブロック11使用方法の第1ステップにより複数個(4個)の本支柱支持ブロック11が舗装面201に設置された後、第2ステップでは本支柱支持ブロック11それぞれにH形鋼501を立設する。まず、本支柱支持ブロック11が有するウエイト部81の左右の配置空間15a、15b(の一方又は両方)にH形鋼501の下端側を配置し本支柱支持ブロック11の底板本体部31の上面31aにH形鋼501の下端を載置した後、本支柱支持ブロック11のボルト貫入孔42と、H形鋼501の下端側に形成されたボルト嵌入孔と、に取付ボルト本体521aを貫入し、ナット521bにて締め付けることで本支柱支持ブロック11にH形鋼501が取り付けられる(取付ボルトは取付ボルト本体521aとナット521bとを含んで構成される。)。ここでは1本のH形鋼501について左右一対の取付ボルトが上下2段の合計4本配設されており、図15(a)から図15(b)のようにしてこれら4本の取付ボルトによって本支柱支持ブロック11にH形鋼501が確実かつ強固に取り付けられる。
ここではH形鋼501は舗装面201に対して略垂直になるように立設されている。なお、ここでは複数個(4個)の本支柱支持ブロック11のうち一端側の本支柱支持ブロック11eには配置空間15a、15b両方にH形鋼501が配置されているが、複数個(4個)の本支柱支持ブロック11において本支柱支持ブロック11e以外のものは配置空間15bのみにH形鋼501が配置されている。
図16は本支柱支持ブロック11の使用方法の第3ステップを示す図であり、詳細には、図16(a)は図14(a)と同様の位置から見た斜視図であり、図16(b)は図14(b)と同様の位置から見た斜視図である。図16を参照して本支柱支持ブロック11の使用方法の第3ステップについて説明する。
図14に示した本支柱支持ブロック11使用方法の第2ステップにより本支柱支持ブロック11にH形鋼501を固定した後、隣接するH形鋼501同士の間に壁材601を固定する。ここでは壁材601として、短冊状(両主表面が細長い長方形状をなす)の材木を用いているが、形成すべき壁の目的や用途に応じて種々のものを用いることができる。ここで用いた短冊状の壁材601は、長手方向を略水平方向に向けて下から上に複数のものが積み上げられることで、隣接するH形鋼501の間に壁を形成している。なお、複数の壁材601のうち最下部の壁材601の下縁がウエイト部81の上面に当接することで壁材601が支持されている。
以上のようにして、舗装面201に配設された複数個(4個)の本支柱支持ブロック11を用い、本支柱支持ブロック11により固定されたH形鋼501の間に壁を形成することができる(上下方向に複数枚が配設された壁材601により壁が形成される)。
さらに、本錘101を本支柱支持ブロック11に取り付けて使用する方法について説明する。
図17は、本錘101が本支柱支持ブロック11に取り付けられる際の本錘101と本支柱支持ブロック11との位置関係を示す斜視図であり、詳細には、図17(a)は図1と同様の方向から見た斜視図であり、図17(b)は図2と同様の方向から見た斜視図である。図17を参照して、互いに組み付けられる本錘101及び本支柱支持ブロック11の位置関係について説明する。
本支柱支持ブロック11のウエイト部81の後面81bと、本錘101の突出部131の前面133と、はほぼ当接した状態で互いに面している。そして、本支柱支持ブロック11の底板本体部31の上面31aにほぼ当接した状態で本錘101の対向下面113aが面すると共に、底板本体部31の背面31bにほぼ当接した状態で対向前面115aが面している。かかる状態においては、本支柱支持ブロック11の連結板収容上面凹部86aと本錘101の連結板収容上面凹部136aとが1個の長方形の凹部を形成すると共に、本支柱支持ブロック11の連結板収容上面凹部86bと本錘101の連結板収容上面凹部136bとが1個の長方形の凹部を形成している。この状態においてもH形鋼501を配置するための配置空間15a、15bが本錘101と本支柱支持ブロック11との間に保持されている。また、この状態においては縦板部115の下面115dは、前担持部23の下面23bと後担持部25の下面25bと同様に設置面Pに当接する。
上述した図14に示す本支柱支持ブロック11の使用方法の第2ステップにより本支柱支持ブロック11それぞれにH形鋼501が固定立設された後、図17にて説明したような位置関係になるよう本錘101を本支柱支持ブロック11にそれぞれに配置する。その後、図18に示すように本錘101を本支柱支持ブロック11に取付ボルトにより固定する(図18(a)は、本錘101を本支柱支持ブロック11に配置した状態の右側面図であり、図18(b)は、後述の錘取付ボルト本体721aの中心軸を含む前後に沿った平面による断面図(但し、錘取付ボルト721は断面を表していない)である。)。
詳しくは、図18(a)に示す通り、錘取付ボルト本体711aをボルト嵌入溝116a、116bに貫入し、錘取付ボルト本体711aの先端を本支柱支持ブロック11の底板本体部31の背面31bに形成されたナット孔32b1、32b2に螺合させた後、ナット711b(平座金を含む)を錘取付ボルト本体711aに螺合させ(ナット711bと錘取付ボルト本体711aとを含んで錘取付ボルト711が構成される。)、螺合させたナット711bをフランジ面116af、116bfに係止(当接)させることで、ナット孔32b1、32b2とフランジ面116af、116bfとの間を錘取付ボルト711が連結する。
そして、図18(a)の後、図18(b)に示す通り、錘取付ボルト本体721aをボルト嵌入溝114a、114bに貫入し、錘取付ボルト本体721aの先端を本支柱支持ブロック11の底板本体部31の上面31aに形成されたナット孔32a1、32a2に螺合させた後、ナット721b(平座金を含む)を錘取付ボルト本体721aに螺合させ(ナット721bと錘取付ボルト本体721aとを含んで錘取付ボルト721が構成される。)、螺合させたナット721bをフランジ面114af、114bfに係止(当接)させることで、ナット孔32a1、32a2とフランジ面114af、114bfとの間を錘取付ボルト721が連結する。
以上のようにして、錘取付ボルト711、721により本支柱支持ブロック11と本錘101とが確実に連結される。なお、本支柱支持ブロック11と本錘101との連結を一層確実及び強固にするため、本支柱支持ブロック11の連結板収容上面凹部86aと本錘101の連結板収容上面凹部136aとが形成する1個の長方形の凹部と、本支柱支持ブロック11の連結板収容上面凹部86bと本錘101の連結板収容上面凹部136bとが形成する1個の長方形の凹部と、にそれぞれ連結プレート(不図示)を嵌入し、これらの連結プレート(不図示)をナット孔87a、87b及びナット孔137a、137bに嵌入した固定ボルト(不図示)により固定してもよい。
このようにH形鋼501が固定され、本支柱支持ブロック11と本錘101とが固定されて図19(a)に示す状態とされた後、前述した本錘101を用いない場合と同様、図19(b)に示すように、隣接するH形鋼501同士の間に壁材601を固定する。短冊状(両主表面が細長い長方形状をなす)の壁材601は、長手方向を略水平方向に向けて下から上に複数のものが積み上げられることで、隣接するH形鋼501の間に壁を形成している。なお、複数の壁材601のうち最下部の壁材601の下縁がウエイト部81の上面に当接することで壁材601が支持されている。
以上のようにして、舗装面201に配設された複数個(4個)の本支柱支持ブロック11及びそれに取り付けられた本錘101を用い、H形鋼501の間に壁を形成することができる。
また、舗装面201(設置面)に対して本支柱支持ブロック11や本錘101が不意に移動(例えば、H形鋼501の間の壁が強風を受けることで不意に移動することも考えられる。)することを防止するため、本支柱支持ブロック11や本錘101を舗装面201(設置面)に固定するようにしてもよい。
図20は本支柱支持ブロック11を舗装面201に固定する一例を示した断面図(本支柱支持ブロック11に関しては図3にY−Y断面として断面位置を示した。また、固定金具801及び取付ボルト811、821は断面としていない。)である。図20(a)及び図20(b)に示すように、舗装面201に配置した本支柱支持ブロック11の固定金具嵌入凹部64a、64bに固定金具801(ここでは、アルファベットの「L」の形状を有する鋼製金具)を配置し、固定金具嵌入凹部64a、64bに配置された固定金具801を取付ボルト811にて本支柱支持ブロック11に取り付ける(取付ボルト811の軸部を取付孔64ab、64bbに螺合させる)と共に、固定金具嵌入凹部64a、64bに配置された固定金具801を取付ボルト821にて舗装面201に取り付けることで、本支柱支持ブロック11が舗装面201に固定される。
図示しないが同様に、底板本体部31の背面31bに形成された取付孔33b1、33b2に螺合させた取付ボルトにより固定金具を取り付けることで本支柱支持ブロック11を舗装面201に固定することができる。
更に、本支柱支持ブロック11に取り付けられた本錘101の縦板部115の背面115bの取付孔117a、117bに取付ボルトを螺合させ、該螺合した取付ボルトにて固定金具を介して本錘101を舗装面201に固定することができる。
以上説明した通り、本支柱支持ブロック11は、防護壁、防護柵及び防護網(ここでは複数の壁材601により形成される防護壁)を支持する支柱(ここではH形鋼501)を一端を上端とし他端を下端として支持するために設置面(ここでは舗装面201)に配置される支柱支持ブロックであって、設置面(舗装面201)に下面(ここでは前担持部23の下面23bと後担持部25の下面25b)が当接し、該支柱(H形鋼501)の該他端が当接する上面(ここでは底板本体部31の上面31a)を有する底板部(ここでは前担持部23、後担持部25、底板本体部31、壁形成部下部41b及び斜面形成部下部61bを含んでなる)と、底板部(前担持部23、後担持部25、底板本体部31、壁形成部下部41b及び斜面形成部下部61b)の該上面(底板本体部31の上面31a)に沿って連続するよう底板部(前担持部23、後担持部25、底板本体部31、壁形成部下部41b及び斜面形成部下部61b)から上方に向かって立ち上がるように前面13と後面17とを有する壁状に形成され、後面17側に存する該支柱(H形鋼501)の該他端と該一端との間の長手方向に関し少なくとも一点(ここでは取付ボルト本体521aとナット521bとを含んで構成される取付ボルト4本にて4点)にて着脱自在に支持する支柱支持手段(ここでは取付ボルト本体521aとナット521bとを含んで構成される取付ボルト)又は支柱支持手段(取付ボルト本体521aとナット521bとを含んで構成される取付ボルト)を取り付け可能な支柱支持手段取付手段(ここではボルト貫入孔42)(ここでは支柱支持手段ではなく支柱支持手段取付手段を有する)を有する縦板部(ここでは壁形成部上部41a、斜面形成部上部61a及びウエイト部81を含んでなる)と、を備えてなる、支柱支持ブロックである。
そして、本錘101が固定された本支柱支持ブロック11は、着脱自在に固定する錘固定手段(ここでは錘取付ボルト711、721)により支柱支持ブロック(本支柱支持ブロック11)に固定された錘ブロック(本錘101)を備えてなる。
本錘101が固定された本支柱支持ブロック11においては、錘ブロック(本錘101)が前記底板部(前担持部23、後担持部25、底板本体部31、壁形成部下部41b及び斜面形成部下部61b)の上面(底板本体部31の上面31a)に担持されると共に前記縦板部(壁形成部上部41a、斜面形成部上部61a及びウエイト部81)の後面(ここではウエイト部81の後面81b)に当接した状態において、錘固定手段(錘取付ボルト711、721)は錘ブロック(本錘101)が支柱支持ブロック(本支柱支持ブロック11)に対して後方に移動することを制限するものである。
本錘101が固定された本支柱支持ブロック11においては、錘ブロック(本錘101)が、支柱支持ブロック(本支柱支持ブロック11)の底板部(前担持部23、後担持部25、底板本体部31、壁形成部下部41b及び斜面形成部下部61b)の下面(前担持部23の下面23b、後担持部25の下面25b)が設置面(舗装面201)に当接する位置よりも後方にて設置面(舗装面201)に当接する。
本支柱支持ブロック11は、縦板部(壁形成部上部41a、斜面形成部上部61a及びウエイト部81)の側面が互いに面するよう複数の支柱支持ブロック(本支柱支持ブロック11)を配置した状態(図13)において、互いに隣接する支柱支持ブロック(本支柱支持ブロック11)同士を連結するブロック連結手段(連結プレート401、連結プレート301)又はブロック連結手段(連結プレート401、連結プレート301)を取り付け可能なブロック連結手段取付手段(連結板収容前面凹部62b1、62b2、連結板収容背面凹部43b1、43b2)を備える(ここではブロック連結手段取付手段を備える)ものである。
本支柱支持ブロック11においては、ブロック連結手段取付手段(連結板収容前面凹部62b1、62b2、連結板収容背面凹部43b1、43b2)として、互いに隣接する支柱支持ブロック(本支柱支持ブロック11)同士に跨がるように配設されるブロック連結手段たる連結板(連結プレート401、連結プレート301)を嵌入する連結板嵌入凹部(連結板収容前面凹部62b1、62b2、連結板収容背面凹部43b1、43b2)を含んでなるものである。
本支柱支持ブロック11においては、支柱(H形鋼501)がその長手方向に沿って縦板部(壁形成部上部41a、斜面形成部上部61a及びウエイト部81)の後面17に当接するものである。
本支柱支持ブロック11においては、縦板部(壁形成部上部41a、斜面形成部上部61a及びウエイト部81)に沿った異なる2の位置(配置空間15a、15b)それぞれにおいて支柱(H形鋼501)を支持可能に支柱支持手段(取付ボルト本体521aとナット521bとを含んで構成される取付ボルト)又は支柱支持手段取付手段(ボルト貫入孔42)が設けられる。
本支柱支持ブロック11においては、支柱支持手段(取付ボルト本体521aとナット521bとを含んで構成される取付ボルト)が、縦板部(壁形成部上部41a、斜面形成部上部61a及びウエイト部81)の前面13と後面17との間を貫通するボルトであり、該ボルトの頭部又は該ボルトに螺合するナットを収容(ここではボルトの頭部を収容する)する凹部(凹部44)が縦板部(壁形成部上部41a、斜面形成部上部61a及びウエイト部81)の前面13に形成されている。
本支柱支持ブロック11においては、本支柱支持ブロック11の前面13が、設置面(舗装面201)から上方に行くにつれて後方に向かう斜面を形成するものである。
本支柱支持ブロック11においては、支柱(H形鋼501)の間に両側が係止され防護壁を形成する壁形成部材(ここでは壁材601)の下縁に当接し壁形成部材(壁材601)を担持する担持面(ここではウエイト部81の上面)を有するものである。
本支柱支持ブロック11においては、底板部(前担持部23、後担持部25、底板本体部31、壁形成部下部41b及び斜面形成部下部61b)の下面に上面(底板本体部31の上面31a)方向に窪むように該下面に沿って連続して形成された凹溝(隙間27)を有するものである。
本支柱支持ブロック11においては、支柱支持ブロック(本支柱支持ブロック11)を設置面(舗装面201)に固定するための設置面固定部材(固定金具801)を嵌入する設置面固定部材嵌入凹部(固定金具嵌入凹部64a、64b)が前面13の下縁から上方に向かって形成されているものである。
本支柱支持ブロック11においては、支柱支持手段(取付ボルト本体521aとナット521bとを含んで構成される取付ボルト)又は支柱支持手段取付手段(ボルト貫入孔42)が、支柱(H形鋼501)の長手方向に関し異なる少なくとも2の位置(ここでは上下2つの位置)に設けられる。
11 本支柱支持ブロック
13 前面
15a、15b 配置空間
17 後面
23 前担持部
23b 下面
25 後担持部
25b 下面
27 隙間
31 底板本体部
31a 上面
31b 背面
32a1、32a2 ナット孔
32b1、32b2 ナット孔
33b1、33b2 取付孔
41 壁形成部
41a 壁形成部上部
41b 壁形成部下部
42 ボルト貫入孔
43b1、43b2 連結板収容背面凹部
45b1、45b2 ナット孔
44 凹部
61 斜面形成部
61a 斜面形成部上部
61b 斜面形成部下部
62b1、62b2 連結板収容前面凹部
63b1、63b2 ナット孔
64a、64b 固定金具嵌入凹部
64ab、64bb 取付孔
64as、64bs 後面
81 ウエイト部
81b 後面
86a、86b 連結板収容上面凹部
87a、87b ナット孔
101 本錘
111 本体部
113 横板部
113a 対向下面
114a、114b ボルト嵌入溝
114af、114bf フランジ面
115 縦板部
115a 対向前面
115b 背面
115d 下面
116a、116b ボルト嵌入溝
116af、116bf フランジ面
117a、117b 取付孔
118 斜面
119 斜面
131 突出部
133 前面
133c 斜面
136a、136b 連結板収容上面凹部
137a、137b ナット孔
201 舗装面
301、401 連結プレート
501 H形鋼
521a 取付ボルト本体
521b ナット
601 壁材
711 錘取付ボルト
711a 錘取付ボルト本体
711b ナット
721 錘取付ボルト
721a 錘取付ボルト本体
721b ナット
801 固定金具
811、821 取付ボルト

Claims (15)

  1. 防護壁、防護柵及び防護網を支持する支柱を一端を上端とし他端を下端として支持するために設置面に配置される支柱支持ブロックであって、
    設置面に下面が当接し、該支柱の該他端が当接する上面を有する底板部と、
    底板部の該上面に沿って連続するよう底板部から上方に向かって立ち上がるように前面と後面とを有する壁状に形成され、後面側に存する該支柱の該他端と該一端との間の長手方向に関し少なくとも一点にて着脱自在に支持する支柱支持手段又は支柱支持手段を取り付け可能な支柱支持手段取付手段を有する縦板部と、を備えてなる、支柱支持ブロック。
  2. 着脱自在に固定する錘固定手段により支柱支持ブロックに固定された錘ブロックを備えてなる、請求項1に記載の支柱支持ブロック。
  3. 錘ブロックが前記底板部の上面に担持されると共に前記縦板部の後面に当接した状態において、錘固定手段は錘ブロックが支柱支持ブロックに対して後方に移動することを制限するものである、請求項2に記載の支柱支持ブロック。
  4. 錘ブロックが、支柱支持ブロックの底板部の下面が設置面に当接する位置よりも後方にて設置面に当接する、請求項2又は3に記載の支柱支持ブロック。
  5. 縦板部の側面が互いに面するよう複数の支柱支持ブロックを配置した状態において、互いに隣接する支柱支持ブロック同士を連結するブロック連結手段又はブロック連結手段を取り付け可能なブロック連結手段取付手段を備えるものである、請求項1乃至4のいずれか1に記載の支柱支持ブロック。
  6. ブロック連結手段取付手段として、互いに隣接する支柱支持ブロック同士に跨がるように配設されるブロック連結手段たる連結板を嵌入する連結板嵌入凹部を含んでなるものである、請求項5に記載の支柱支持ブロック。
  7. 支柱がその長手方向に沿って縦板部の後面に当接するものである、請求項1乃至6のいずれか1に記載の支柱支持ブロック。
  8. 縦板部に沿った異なる2の位置それぞれにおいて支柱を支持可能に支柱支持手段又は支柱支持手段取付手段が設けられる、請求項1乃至7のいずれか1に記載の支柱支持ブロック。
  9. 支柱支持手段が、縦板部の前面と後面との間を貫通するボルトであり、
    該ボルトの頭部又は該ボルトに螺合するナットを収容する凹部が縦板部の前面に形成されている、請求項1乃至8のいずれか1に記載の支柱支持ブロック。
  10. 前面が、設置面から上方に行くにつれて後方に向かう斜面を形成するものである、請求項1乃至9のいずれか1に記載の支柱支持ブロック。
  11. 支柱の間に両側が係止され防護壁を形成する壁形成部材の下縁に当接し壁形成部材を担持する担持面を有するものである、請求項1乃至10のいずれか1に記載の支柱支持ブロック。
  12. 底板部の下面に上面方向に窪むように該下面に沿って連続して形成された凹溝を有するものである、請求項1乃至11のいずれか1に記載の支柱支持ブロック。
  13. 支柱支持ブロックを設置面に固定するための設置面固定部材を嵌入する設置面固定部材嵌入凹部が前面の下縁から上方に向かって形成されているものである、請求項1乃至12のいずれか1に記載の支柱支持ブロック。
  14. 支柱支持手段又は支柱支持手段取付手段が、支柱の長手方向に関し異なる少なくとも2の位置に設けられる、請求項1乃至13のいずれか1に記載の支柱支持ブロック。
  15. 請求項2乃至4のいずれか1に記載の錘ブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018137999A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 株式会社大里 板材ホルダ及び板材補助ホルダ
JP2019203279A (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 日本飛行機株式会社 仮設防護壁および仮設防護壁の構築方法
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