JP6854183B2 - 硬さ試験機及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、硬さ試験機及びプログラムに関する。
従来、圧子により試料表面に試験力を負荷してくぼみを形成させ、そのくぼみに基づいて、試料の硬さを評価する硬さ試験機が知られている。
硬さ試験機の一つとしては、例えば、くぼみの深さからその試料の硬さを評価するロックウェル硬さ試験機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このロックウェル硬さ試験機では、まず、試料台に載置された試料に対して圧子により初試験力を加えた後、試験力を徐々に増加させ、最終的に試料に所定の試験力(全試験力)を加えた状態として、所定時間保持する。その後、試験力を徐々に低下させて初試験力の状態に戻し、この際に試料に形成されたくぼみの深さを測定する。
特開2001−108590号公報
しかしながら、上記硬さ試験機においては、例えば、試料が載置されている試料台或いは圧子を支持する支持部等に対するユーザの不用意な接触、又は設置環境に起因する震動等の何らかの要因により、全試験力を加えている途中に試験力の増減が発生したとしても、実行中の試験は継続されていた。
このような場合、最終的に算出される硬さ値が適正でなくなり、硬さ試験機の測定精度を落とすこととなるが、ユーザはこれを認識できない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、不適切な試験力の増減の発生により、算出される硬さ値が適正でなくなるのを認識することのできる硬さ試験機及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、硬さ試験機において、
圧子と、
前記圧子に試験力を負荷して試料に押し付ける試験力負荷手段と、
前記試験力負荷手段により前記圧子に負荷される試験力の値を検出する検出手段と、
前記試験力負荷手段により前記圧子に所定の試験力が負荷された状態において、前記検出手段により検出される試験力の値が、前記所定の試験力に対して予め設定された許容範囲を超えた場合、所定の処理を実行する制御手段と、
を備え、
前記所定の処理は、実行中の試験を中止する中止処理と、試験の実行中に試験力の値が前記許容範囲を超えたことをユーザに対して報知する報知処理の少なくとも一方を含むことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の硬さ試験機において、
前記制御手段は、前記圧子に所定の試験力が負荷された状態において、前記検出手段により検出される試験力の値が、前記所定の試験力の値に予め設定された閾値を加算した値より大きくなった場合、前記所定の処理を実行することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の硬さ試験機において、
前記制御手段は、前記中止処理を実行した場合、当該中止処理の実行後、前記試験力負荷手段を制御して、前記圧子に負荷される試験力を予め設定された所定値まで低減させることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の硬さ試験機において、
前記試料が載置される試料台と、
前記試料台を昇降させる試料台昇降手段と、を備え、
前記制御手段は、前記圧子に負荷される試験力が前記所定値となった後、前記試料台昇降手段を制御して、前記試料台を下降させることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の硬さ試験機において、
前記制御手段は、前記中止処理の実行及び前記報知処理を実行することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、プログラムにおいて、
圧子と、前記圧子に試験力を負荷して試料に押し付ける試験力負荷手段と、前記試験力負荷手段により前記圧子に負荷される試験力の値を検出する検出手段と、を備えた硬さ試験機のコンピュータを、
前記試験力負荷手段により前記圧子に所定の試験力が負荷された状態において、前記検出手段により検出される試験力の値が、前記所定の試験力に対して予め設定された許容範囲を超えた場合、所定の処理を実行する制御手段として機能させるためのプログラムであって、
前記所定の処理は、実行中の試験を中止する中止処理と、試験の実行中に試験力の値が前記許容範囲を超えたことをユーザに対して報知する報知処理の少なくとも一方を含むことを特徴とする。
本発明によれば、不適切な試験力の増減の発生により、算出される硬さ値が適正でなくなるのを認識することができる。
本発明に係る硬さ試験機を側面視した要部構成図である。 本発明に係る硬さ試験機の機能的構成を示すブロック図である。 正常な硬さ試験における試験力の変化の一例を示すグラフである。 硬さ試験機の制御を示すフローチャートである。 中止処理における試験力の変化の一例を示すグラフである。 中止処理における試験力の変化の一例を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、本実施の形態における硬さ試験機100の構成について説明する。
図1は、硬さ試験機100を側面視した要部構成図である。図2は、硬さ試験機100の機能的構成を示すブロック図である。
図1、2に示すように、硬さ試験機100は、例えば、試験力負荷手段としてのアーム11及び駆動部12と、検出手段としてのバネ変位量センサ13と、アーム位置センサ14と、試料台15と、試料台昇降手段としての試料台高さ調整部16と、操作部17と、記憶部18と、制御部19と、を備えて構成されている。
アーム11は、試験機本体100aに回動可能に備えられており、先端側に各種圧子が交換可能に配設されるようになっている。
このアーム11に取り付けられる各種圧子には、試料表面にくぼみを形成するための圧子1と、所定の対象物を傷付けることなく押圧するための平圧子(図示省略)などがある。
駆動部12は、駆動源12aとして、例えば、ステッピングモータやサーボモータなどを備えており、その駆動源12aが発生する力を、板ばね部11aを介してアーム11に伝達し、アーム11を回動させることでアーム11の先端側を試料台15に近接させ、圧子1や平圧子を試料台15に載置されている試料に押し付ける。
また、駆動部12は、アーム11を試料台15から離間する方向に回動させて、アーム11を所定の退避位置に移動させる。この退避位置とは、各種圧子と試料台15との間に距離をとって、圧子や試料台15上の試料を交換したり、所定の測定準備を行ったりするための配置である。
バネ変位量センサ13は、アーム11における板ばね部11aのバネ変位量を検出する。
具体的には、バネ変位量センサ13は、例えば、ガラススケールを光学的に読み取る変位センサユニット(リニアスケール)からなり、板ばね部11aが、駆動部12の駆動源12aから発生する力をアーム11に伝達する際における、板ばね部11aの変位量を検出することができるようになっている。
バネ変位量センサ13により検出された板ばね部11aの変位量は、常時、制御部19に出力される。これにより、圧子1に負荷される試験力が、常時、検出可能となっている。
アーム位置センサ14は、アーム11の移動量を検出する。
具体的には、アーム位置センサ14は、例えば、ガラススケールを光学的に読み取る変位センサユニット(リニアスケール)からなり、アーム11の移動量を検出することができるようになっている。アーム位置センサ14により検出されたアーム11の移動量は、制御部19に出力される。
試料台15は、アーム11に配設される各種圧子の下方に備えられており、各種圧子を押し付ける試料が載置される。
試料台高さ調整部16は、外周面に雄ネジが形成された支柱部16aと、内周面に雌ネジが形成されたハンドル部16bとを有しており、支柱部16aの雄ネジとハンドル部16bの雌ネジとが歯合している。そして、ハンドル部16bを回すことで、支柱部16aをその長手方向に沿って上下方向に移動させ、支柱部16aの上端に配設されている試料台15を上下に移動させて、試料台15の高さ位置を調整することができる。
操作部17は、表示部17a及び入力部17bを備えている。
表示部17aは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部19から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
入力部17bは、例えば、表示部17aの表示画面上を覆うように形成されたタッチパネルや、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ユーザの操作に基づく操作信号を制御部19に出力する。
記憶部18は、不揮発性の半導体メモリやハードディスク等の記憶装置からなり、各種処理に関するデータ等を記憶する。
制御部19は、CPU19a、RAM19b、ROM19cを備えて構成されており、硬さ試験機100の各部の制御を行う。
CPU19aは、ROM19cに格納された処理プログラム等を読み出して、RAM19bに展開して実行することにより、硬さ試験機100全体の制御を行う。
RAM19bは、CPU19aにより実行された処理プログラム等を、RAM19b内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
ROM19cは、CPU19aが硬さ試験機100全体を制御する機能を実現させるための各種データ、各種処理プログラム等を記憶する。具体的には、ROM19cは、例えば、硬さ試験実行プログラム191、硬さ試験管理プログラム192等を格納している。
次に、本実施の形態における硬さ試験機100の動作について説明する。
硬さ試験機100においては、試料に圧子1を押し付けて形成されるくぼみの深さからその試料の硬さを評価する硬さ試験が実行される。
例えば、操作部17を介してユーザから硬さ試験の実行指示が入力されたことをトリガとして、制御部19のCPU19aは、ROM19cから読み出して適宜RAM19bに展開した硬さ試験実行プログラム191との協働で、当該硬さ試験を実行する。
図3は、正常な硬さ試験において試料に加えられる試験力(F)(圧子1に負荷される試験力)の変化の一例を示すグラフである。
図3に示すように、硬さ試験においては、先ず、圧子1に初試験力(F0)を負荷して圧子1を試料表面に所定時間押し込み、その後、圧子1の試験力を徐々に増加させ、予め定められた所定の試験力(全試験力(F1))まで上げた状態として、所定時間保持する。
所定時間経過後、圧子1の試験力を徐々に低下させ、初試験力(F0)の状態まで戻す。
このとき試料表面に形成されるくぼみの深さ(押し込み深さ)は、アーム位置センサ14により検出されたアーム11の移動量により測定される。そして、初試験力(F0)により形成された押し込み深さと、全試験力(F1)により形成された押し込み深さとの差に基づいて、公知の演算式により試料の硬さ値(ロックウェル硬さ)が算出される。
ここで、本実施の形態の硬さ試験機100においては、上記硬さ試験の実行中、圧子1に全試験力(F1)が負荷されて保持されている状態において、試験力(F)の増減を検出し、その値が全試験力(F1)に対して予め設定された許容範囲を超えた場合に、実行中の硬さ試験を中止する中止処理と、試験の実行中に試験力の値が許容範囲を超えたことをユーザに対して報知する報知処理が実行される。
図4は、このような硬さ試験機100の制御を示すフローチャートである。
なお、圧子1に負荷される試験力(F)が全試験力(F1)に到達したことをトリガとして、制御部19のCPU19aは、ROM19cから読み出して適宜RAM19bに展開した硬さ試験管理プログラム192との協働で、図4の制御を実行する。
図4に示すように、圧子1に負荷される試験力(F)が全試験力(F1)に到達すると(START)、制御部19は、バネ変位量センサ13からの検出値に基づいて、圧子1に負荷される試験力(F)が、予め定められた閾値(Fth)を上回ったか否かを判断する(ステップS1)。
即ち、制御部19は、圧子1に負荷される試験力(F)の値が、全試験力(F1)の値に閾値(Fth)を加算した値より大きくなっているか否かを判断する。
これにより、全試験力(F1)の保持中に、試験力(F)が大きくなり過ぎた場合に、これを検出することができる。
なお、閾値(Fth)は、全試験力(F1)に対して予め設定される値であるが、ユーザの任意で適宜設定変更可能である。
そして、閾値(Fth)を上回っていない場合(ステップS1:NO)、制御部19は、バネ変位量センサ13からの検出値に基づいて、圧子1に負荷される試験力(F)が、予め定められた閾値(Fth)を下回ったか否かを判断する(ステップS2)。
即ち、制御部19は、圧子1に負荷される試験力(F)の値が、全試験力(F1)の値に閾値(Fth)を減算した値より小さくなっているか否かを判断する。
これにより、全試験力(F1)の保持中に、試験力(F)が小さくなり過ぎた場合に、これを検出することができる。
そして、閾値(Fth)を下回っていない場合(ステップS2:NO)、制御部19は、全試験力(F1)の保持時間が経過したか否かを判断し(ステップS3)、経過していない場合(ステップS3:NO)、上記ステップS1に戻って以降の処理を繰り返す一方、保持時間が経過した場合(ステップS3:YES)、本処理を終了する(END)。
これにより、全試験力(F1)の保持中に、試験力(F)に過度な増減がない場合には、図3に示した、正常な硬さ試験が継続されることとなる。
また、上記ステップS1において、圧子1に負荷される試験力(F)が閾値(Fth)を上回った場合(ステップS1:YES)、或いは、上記ステップS2において、圧子1に負荷される試験力(F)が閾値(Fth)を下回った場合(ステップS2:YES)、即ち、全試験力(F1)に対して予め設定された許容範囲を超えた場合、制御部19は、実行中の硬さ試験を中止し(中止処理:ステップS4)、ユーザに対して試験力の値が許容範囲を超えたことを報知する(報知処理:ステップS5)。
なお、「実行中の硬さ試験を中止する」とは、具体的には、駆動部12を停止し、また、保持時間をカウントしているカウンタ(図示省略)を停止するなどの制御である。
また、「試験力の値が許容範囲を超えたことの報知」は、例えば、表示部17aにメッセージを表示させる等の制御が挙げられるが、これ以外にも、例えば、音声や警告音を出力する等の制御を行うこととしても良い。
次いで、制御部19は、駆動部12を制御して、アーム11の鉛直上方向への上昇を開始する(ステップS6)。
これにより、試験力(F)が徐々に低下していくこととなる。
次いで、制御部19は、バネ変位量センサ13からの検出値に基づいて、試験力(F)が予め定められた所定値(F2)に達したか否かを判断し(ステップS7)、所定値(F2)に達していない場合(ステップS7:No)、かかるステップS7の処理を繰り返す。
なお、所定値(F2)とは、ハンドル部16bを軽く回すことの可能な状態において試料台15に掛かる力であって、例えば、初試験力(F0)の1/10程度の大きさに設定されている。
そして、試験力(F)が予め定められた所定値(F2)に達した場合(ステップS7:YES)、制御部19は、駆動部12を制御して、アーム11の鉛直上方向への上昇を停止し(ステップS8)、本処理を終了する(END)。
これにより、圧子1に負荷される試験力(F)が十分に低下し、試験中止後、ユーザがハンドル部16bを軽く回すことが可能となり、試料台15を容易に下げることができる状態となる。
ここで、図5は、全試験力(F1)の保持中に、試験力(F)が閾値(Fth)を上回った場合(ステップS1:YES)の、試験力(F)の変化の一例を示すグラフである。
図5に示すように、試験力(F)が閾値(Fth)を上回ると、その時点(P1)で試験が中止され、その後、アーム11の上昇に伴って試験力(F)は低下する。そして、試験力(F)が所定値(F2)に達した時点(P2)で、アーム11の上昇が停止し、その後、試験力(F)が所定値(F2)にて一定となる。
また、図6は、全試験力(F1)の保持中に、試験力(F)が閾値(Fth)を下回った場合(ステップS2:YES)の、試験力(F)の変化の一例を示すグラフである。
図6に示すように、試験力(F)が閾値(Fth)を下回ると、その時点(P3)で試験が中止され、その後、アーム11の上昇に伴って試験力(F)は低下する。そして、試験力(F)が所定値(F2)に達した時点(P4)で、アーム11の上昇が停止し、その後、試験力(F)が所定値(F2)にて一定となる。
以上のように、本実施の形態によれば、硬さ試験機100は、圧子1と、圧子1に試験力を負荷して試料に押し付けるアーム11及び駆動部12と、圧子1に負荷される試験力の値を検出するバネ変位量センサ13と、駆動部12により圧子1に所定の試験力(全試験力(F1))が負荷された状態において、バネ変位量センサ13により検出される試験力の値が、所定の試験力に対して予め設定された許容範囲を超えた場合、所定の処理を実行する制御部19と、を備え、所定の処理は、実行中の試験を中止する中止処理と、試験の実行中に試験力の値が許容範囲を超えたことをユーザに対して報知する報知処理を含む。
このため、何らかの要因により、全試験力(F1)を加えている途中に試験力(F)の許容範囲を超える増減が発生した場合、実行中の試験が中止されると共に、試験力(F)の許容範囲を超え増減が発生したことがユーザに対して報知されることとなる。
よって、不適切な試験力の増減が発生により、算出される硬さ値が適正でなくなるのをユーザが認識することができる。また、不適切な試験力の増減が発生により、適正でない硬さ値が算出されるのを中止させることができる。
また、本実施の形態によれば、制御部19は、圧子1に所定の試験力(全試験力(F1))が負荷された状態において、バネ変位量センサ13により検出される試験力(F)の値が、全試験力(F1)の値に予め設定された閾値(Fth)を加算した値より大きくなった場合、所定の処理を実行する。
このため、全試験力(F1)を加えている途中に、特に、試験力(F)が閾値(Fth)を超える程度増加した場合に、実行中の試験を中止させると共に、ユーザに対して報知することができる。
よって、誤って実際より柔らかい硬さ値が算出されるのをユーザが認識でき、その値が算出されるのを中止させることができる。
また、本実施の形態によれば、制御部19は、中止処理を実行した場合、当該中止処理の実行後、駆動部12を制御して、圧子1に負荷される試験力を予め設定された所定値(F2)まで低減させる。
このため、試料台15に全試験力(F1)が掛かったままとなりユーザがハンドル部16bを回せないという事態の発生が防止され、実行中の試験を中止した後、試験再開までの操作を軽負荷で行うことができる。
なお、上記実施の形態においては、試験力(F)が所定値(F2)に達したら、アーム11の鉛直上方向への上昇を停止し、ユーザが手動で試料台15を下げる構成を例示して説明したが、試験力(F)が所定値(F2)に達したら、制御部19が、試料台高さ調整部16を制御して、試料台15を自動で下降させる構成としても良い。
また、上記実施の形態においては、中止処理の実行後、報知処理を実行する制御を例示して説明したが、報知処理の実行後、中止処理を実行しても良い。
即ち、全試験力(F1)を加えている途中に試験力(F)の許容範囲を超える増減が発生した場合、表示部17aにメッセージを表示させる等の報知処理が直ちに実行され、その後、駆動部12等を停止させる中止処理が実行される。
また、中止処理を実行することなく、報知処理のみ実行することとしても良い。
即ち、全試験力(F1)を加えている途中に試験力(F)の許容範囲を超える増減が発生した場合、表示部17aにメッセージを表示させる等の報知処理は実行されるが、そのとき実行中の試験は最後まで継続される。
なお、報知処理は、試験力(F)の許容範囲を超える増減を検出したら直ちに実行されても良いし、試験の終了後に実行されても良い。
かかる制御であっても、不適切な試験力の増減の発生により、算出される硬さ値が適正でなくなるのをユーザが認識することができる。また、この制御によれば、ユーザは、算出される硬さ値が適正でないのを認識した上で試料を確認し、評価に使用するか否かを判断することができる。
さらに、中止処理を実行した場合、報知処理を実行しないこととしても良い。
即ち、全試験力(F1)を加えている途中に試験力(F)の許容範囲を超える増減が発生した場合、駆動部12等を停止させる中止処理のみが実行される。
かかる制御であっても、試験が中止したことにより、不適切な試験力の増減の発生により、算出される硬さ値が適正でなくなるのをユーザが認識することができる。
また、上記実施の形態においては、硬さ試験機100としてロックウェル硬さ試験機を例示して説明したが、例えば、ビッカース硬さ試験機などのこれ以外の硬さ試験機に本発明を適用することも可能である。
100 硬さ試験機
100a 試験機本体
1 圧子
11 アーム(試験力負荷手段)
11a 板ばね部
12 駆動部(試験力負荷手段)
12a 駆動源
13 バネ変位量センサ(検出手段)
14 アーム位置センサ
15 試料台
16 試料台高さ調整部(試料台昇降手段)
16a 支柱部
16b ハンドル部
17 操作部
17a 表示部
17b 入力部
18 記憶部
19 制御部(制御手段)
19a CPU
19b RAM
19c ROM
191 硬さ試験実行プログラム
192 硬さ試験管理プログラム

Claims (6)

  1. 圧子と、
    前記圧子に試験力を負荷して試料に押し付ける試験力負荷手段と、
    前記試験力負荷手段により前記圧子に負荷される試験力の値を検出する検出手段と、
    前記試験力負荷手段により前記圧子に所定の試験力が負荷された状態において、前記検出手段により検出される試験力の値が、前記所定の試験力に対して予め設定された許容範囲を超えた場合、所定の処理を実行する制御手段と、
    を備え、
    前記所定の処理は、実行中の試験を中止する中止処理と、試験の実行中に試験力の値が前記許容範囲を超えたことをユーザに対して報知する報知処理の少なくとも一方を含むことを特徴とする硬さ試験機。
  2. 前記制御手段は、前記圧子に所定の試験力が負荷された状態において、前記検出手段により検出される試験力の値が、前記所定の試験力の値に予め設定された閾値を加算した値より大きくなった場合、前記所定の処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の硬さ試験機。
  3. 前記制御手段は、前記中止処理を実行した場合、当該中止処理の実行後、前記試験力負荷手段を制御して、前記圧子に負荷される試験力を予め設定された所定値まで低減させることを特徴とする請求項1又は2に記載の硬さ試験機。
  4. 前記試料が載置される試料台と、
    前記試料台を昇降させる試料台昇降手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記圧子に負荷される試験力が前記所定値となった後、前記試料台昇降手段を制御して、前記試料台を下降させることを特徴とする請求項3に記載の硬さ試験機。
  5. 前記制御手段は、前記中止処理の実行及び前記報知処理を実行することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の硬さ試験機。
  6. 圧子と、前記圧子に試験力を負荷して試料に押し付ける試験力負荷手段と、前記試験力負荷手段により前記圧子に負荷される試験力の値を検出する検出手段と、を備えた硬さ試験機のコンピュータを、
    前記試験力負荷手段により前記圧子に所定の試験力が負荷された状態において、前記検出手段により検出される試験力の値が、前記所定の試験力に対して予め設定された許容範囲を超えた場合、所定の処理を実行する制御手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記所定の処理は、実行中の試験を中止する中止処理と、試験の実行中に試験力の値が前記許容範囲を超えたことをユーザに対して報知する報知処理の少なくとも一方を含むことを特徴とするプログラム。
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