JP5932341B2 - 硬さ試験機及びプログラム - Google Patents
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Description
このため、圧子が試料に接触する点(ゼロ点)の検出の正確さが計装化押込み試験の試験結果の精度を左右するので、ゼロ点の検出方法に関しては従来より様々な工夫が行われている。
例えば、特許文献1には、圧子を微小振動させて試料に接近させ振動状態の変化を検出することで、試料に接触した点を検出する技術が開示されている。
また、特許文献2には、圧子が試料に当たる前から荷重データ及び変位データを取得しておき、接触後あるいは試験後に圧子の接近状態の変化を検出してゼロ点を決定する技術が開示されている。
また、ゼロ点検出が失敗したデータを見極めるのには、試験機使用者(データ解析者)にある程度の経験が必要であるため、試験機使用者によっては適切にゼロ点が検出できているかどうかを判別できないという問題がある。
圧子に所定の荷重を負荷し、荷重が負荷された前記圧子を試料の表面に押込んでくぼみを形成するくぼみ形成機構と、
当該くぼみの形成時の前記圧子の押込み深さと前記圧子に負荷された試験力とを検出して押込み曲線を計測する計測手段と、
を備える硬さ試験機において、
測定開始前に、測定条件に応じて、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の設計値を予め設定して、前記設計値を含む所定範囲を予想範囲として設定する設定手段と、
測定開始後に、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の値を測定し、測定値が前記予想範囲に入らない場合にはゼロ点の検出ミスと判別する判別手段と、
を備えることを特徴とする。
圧子に所定の荷重を負荷し、荷重が負荷された前記圧子を試料の表面に押込んでくぼみを形成するくぼみ形成機構と、
当該くぼみの形成時の前記圧子の押込み深さと前記圧子に負荷された試験力とを検出して押込み曲線を計測する計測手段と、
を備える硬さ試験機において、
測定開始前に、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の値の予想範囲を設定する設定手段と、
測定開始後に、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の値を測定し、測定値が前記予想範囲に入らない場合にはゼロ点の検出ミスと判別する判別手段と、
予め設定された基準試験環境下から外れた複数の異なる試験環境下で測定を行った場合にそれぞれ得られる試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の値のパターンデータと、当該パターンデータが得られる試験環境を改善するための改善方法に関する改善情報とを記憶する記憶手段と、
前記判別手段によりゼロ点の検出ミスと判別された場合、前記記憶手段に記憶されたパターンデータと測定値とを比較して試験環境を推定し、当該試験環境の改善方法に関する改善情報をユーザに報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の測定値と共に、前記予想範囲を表示する表示手段を備えることを特徴とする。
前記判別手段によりゼロ点の検出ミスと判別された場合、測定を中止する中止手段を備えることを特徴とする。
硬さ試験機が有するコンピュータを、
所定の荷重を負荷した圧子を試料の表面に押込んでくぼみを形成し、当該くぼみ形成時の前記圧子の押込み深さと前記圧子に負荷された試験力とを検出して押込み曲線を計測する計測手段、
測定開始前に、測定条件に応じて、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の設計値を予め設定して、前記設計値を含む所定範囲を予想範囲として設定する設定手段、
測定開始後に、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の値を測定し、測定値が前記予想範囲に入らない場合にはゼロ点の検出ミスと判別する判別手段、
として機能させるためのプログラムである。
このため、予め予想範囲が設定されることで、圧子が外乱の影響等により予想範囲から外れた場合にも、これをゼロ点の検出ミスとして自動的に判別することができる。
これにより、ゼロ点の検出をミスした失敗データを定量的に排除することができるので、ユーザが経験を有さないものであっても、適切にゼロ点が検出できているかどうかを見誤ることがない。
よって、圧子が試料に接触する点(ゼロ点)の検出を、正確かつ安定して行うことができる。
また、XYZステージ2は、試験測定中に上面に載置された試料Sがずれないように試料保持台2aにより試料Sを保持している。なお、XYZステージ2の表面と、試料Sの試験面とは必ずしも平行とは限らない。
具体的に、圧子3は、例えば、ビッカース用の四角錐圧子(対面角が136±0.5°)、バーコビッチ用の三角錐圧子(圧子軸と面のなす角が65.03°、または65.27°)、円錐圧子(頂角が120±0.35°等)、及びヌープ用の菱形錐(対菱角が172°30’、130°)等の錐形圧子を使用することができる。
荷重レバー4の一端には、試料保持台2a上に載置された試料Sの上方から試料Sに対して接離自在に設けられ、試料Sの表面に押し付けて試料Sの表面にくぼみを形成する圧子3が設けられている。
また、荷重レバー4の他端には、荷重負荷部5を構成するフォースコイル5aが設けられている。
荷重負荷部5は、例えば、制御部10から入力される制御信号に従って、固定磁石5bがギャップにつくる磁界と、ギャップの中に設置されたフォースコイル5aに流れる電流と、の電磁誘導により発生する力を駆動力として用い、荷重レバー4を回動させる。これにより、荷重レバー4の圧子3側の端部は下方に移動して、圧子3は試料Sに押し込まれることになる。
変位計6は、例えば、可動極板6aと固定極板6bとの間の静電容量の変化を検出することによって、圧子3が試料Sにくぼみを形成する際に移動した変位量(圧子3を試料Sに押し込んだ際の押込み深さ)を検出し、この検出した変位量に基づく変位信号を制御部10に出力する。
なお、変位計6として、静電容量式変位センサを例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、光学式変位センサやうず電流式変位センサであっても良い。
具体的に、例えば、表示部8には、圧子3が試料Sに押し込まれて試料Sにくぼみが形成される過程で計測される押込み曲線(図3参照)や、圧子3が試料Sに接触する以前の圧子3が試料Sに接近する過程(以下、接近過程という)において計測される圧子3の変位又は速度と時間との関係を示すグラフ(図4〜8参照)などが表示される。
この操作部9は、ユーザが試料Sの硬さ試験を行う指示入力(測定開始指示)を行う場合や、圧子3の試料Sへの接近過程における圧子3の変位又は速度の予想範囲を設定する指示入力(予想範囲設定指示)を行う場合の他、圧子3に負荷する試験力すなわち荷重を設定する場合などに操作される。
CPU11は、ユーザが操作部9に対して測定開始指示を行うと、これに応じて計測プログラム131を実行し、試料Sに対して計装化押込み試験(硬さ試験)を実行して、図3に示す押込み曲線の計測を実行する。
先ず、試料保持台2a上に試料Sが載置された後、操作部9から測定を行うよう指示する操作信号が入力されると、CPU11は、圧子3に予め設定された一定の試験力を加えて試料Sに一定速度で近づけていき、圧子3が試料Sに接触した際の当該圧子3の下降変位量又は下降速度の変化を検出することで、試料表面(ゼロ点)の検出を行う。つまり、圧子3が試料Sに接触することで圧子3の下降変位量又は下降速度が変化した(小さくなった)点がゼロ点として検出される。
CPU11は、ゼロ点を検出すると、圧子3に加える試験力を所定の試験力に切り換え、これにより試料Sに所定の試験力が加えられた状態で試験が開始される。
次に、CPU11は、くぼみ形成時における圧子3の試料Sへの押込み深さ(h)[nm]と、くぼみ形成時における試験力(F)[mN]と、を連続的に計測し、図3に示す押込み曲線を得る。
くぼみの形成時においては、CPU11は、設定した最大試験力に到達するまで圧子3に負荷する荷重を漸増させていき、この過程において荷重負荷曲線を得る。
また、CPU11は、圧子3に負荷された荷重が最大試験力に到達したと判断すると、駆動コイルへの電流の供給量を制御して荷重負荷部5を動作させ、圧子3に負荷する荷重を漸減させ、この過程において荷重除荷曲線を得る。
そこで、本実施形態の硬さ試験機100においては、ゼロ点を精度良く検出すべく、設定プログラム132、判別プログラム133、表示制御プログラム134、報知プログラム135、中止プログラム136、パターンデータ記憶部137等を備えた構成となっている。
具体的に、CPU11は、試料Sの硬さ試験の測定開始前に、ユーザが操作部9に対して予想範囲設定指示を行うと、これに応じて設定プログラム132を実行し、試料Sへの接近過程における圧子3の変位又は速度の値の予想範囲を設定する。
なお、図4(a)は、時間(t)に対する圧子3の下降変位(h)の設計値を示したグラフであり、図4(b)は、時間(t)に対する圧子3の下降速度(v)の設計値を示したグラフである。
なお、予想範囲Hの範囲は、ユーザが任意で変更することも可能である。
同様に、圧子3の速度の値に対して予想範囲を設定する場合には、図5(b)に示すように、CPU11は、接近過程の任意の時間(t=t1)における圧子3の速度の設計値(v=v1)に対して、予め設定された演算処理を実行し、この値を含む任意の数%以内の範囲を予想範囲Hとして設定する。
具体的に、CPU11は、試料Sへの接近過程における圧子3の変位又は速度の値を測定し、図6(a)(b)に示すように、測定値(図6(a)(b)における実線)が予想範囲に入っている場合、ゼロ点が適切に検出されたと判断する。
一方、CPU11は、図7(a)(b)、8(a)(b)に示すように、測定値が予想範囲から外れた場合、ゼロ点が適切に検出できていないと判別する。
なお、図7(a)(b)は、振動や風等の外乱の影響で、圧子が揺れながら接近している状態であることを示した一例である。
また、図8(a)(b)は、試料が著しく柔らかいことにより、圧子が試料に深く進入した状態でも、ゼロ点を検出できていない状態を示した一例である。
CPU11は、かかる判別プログラム133を実行することにより、判別手段として機能している。
具体的に、CPU11は、表示制御プログラム134を実行することにより、測定中に上述した図4〜8のグラフを表示部8に表示する。
ユーザは、表示部8に、図4〜8に例示さるグラフが表示されることで、圧子3が適切に試料Sに接近し、問題なくゼロ点検出が行われたか否かを視覚的に判断できることとなる。
CPU11は、かかる表示制御プログラム134を実行することにより、表示部8と共に表示手段として機能している。
具体的に、CPU11は、上記した判別プログラム133の実行によりゼロ点の検出ミスが判別された場合、報知プログラム135を実行することで、パターンデータ記憶部137に記憶されたパターンデータと測定値とを比較して、値のばらつきの傾向が類似した(波形が類似した)パターンデータを選択することで、測定を行った際の試験環境を推定する。
次いで、CPU11は、選択したパターンデータに紐づけられてパターンデータ記憶部137に記憶されたメッセージを、当該試験環境の改善方法に関する改善情報として表示部8に表示することでユーザに報知を行う。
例えば、図7(a)(b)の例では、振動や風等の外乱により圧子が揺れながら接近している状態と推定できるため、CPU11は、「測定環境を改善して下さい」等のメッセージを表示部8に表示する。
また、図8(a)(b)の例では、試料が著しく柔らかい状態であると推定できるため、CPU11は、「測定レベルを変更して下さい」等のメッセージを表示部8に表示する。
CPU11は、かかる報知プログラム135を実行することにより、表示部8と共に報知手段として機能している。
具体的に、CPU11は、上記した判別プログラム133によりゼロ点の検出ミスが判別された場合には、圧子3に負荷する荷重を漸減させて測定を中止する。
CPU11は、かかる中止プログラム136を実行することにより、中止手段として機能している。
パターンデータとは、予め設定された基準試験環境下から外れた複数の異なる試験環境下で測定を行った場合に、その複数の異なる試験環境それぞれで得られる試料Sへの接近過程における圧子3の変位、速度、又は加速度の値である。
なお、「基準試験環境」は、外乱等の影響がなく試験を行える理想的な試験環境である。
また、「基準試験環境下から外れた試験環境」は、例えば、外乱等の影響が大きく正確な試験を行えない、或いは測定レベルが試料Sの硬さに合っていないため正確な試験を行えないと考えられる試験環境である。
このようなパターンデータは、事前にユーザが基準試験環境下から外れた試験環境において測定して得た実測値でも良いし、CPU11のシミュレーションにより得た値であっても良い。
また、メッセージとは、パターンデータが得られる試験環境を改善するための改善方法に関する改善情報であって、パターンデータ毎に紐づけられて記憶され、ユーザに試験環境の改善方法を示唆するためのものである。
また、測定時、接近過程において時間に対する圧子3の変位又は速度を示すグラフを表示部8に表示することで、ゼロ点検出が適正に行われているか否かをユーザが視覚的に認識可能である。
また、ゼロ点検出ミスと判断がなされた場合、試験環境の改善方法が促されると共に、その測定が中止される。
このため、予め予想範囲が設定されることで、圧子3が外乱の影響等により予想範囲から外れた場合にも、これをゼロ点の検出ミスとして自動的に判別することができる。
これにより、ゼロ点の検出をミスした失敗データを定量的に排除することができるので、ユーザが経験を有さない者であっても、適切にゼロ点が検出できているかどうかを見誤ることがない。
よって、圧子3が試料Sに接触する点(ゼロ点)の検出を、正確かつ安定して行うことができる。
このため、接近過程の圧子3の変位又は速度が予想範囲と共に表示部8に表示されるので、適切に圧子3が試料S表面に接近・接触したかどうかをユーザが視覚的に認識することができる。
このため、ゼロ点検出ミスと判別された場合に、ユーザに適切な改善対策を促すことができる。
このため、ゼロ点検出ミスと判別された場合に、速やかにくぼみ形成を中止することができ、作業を効率化することができる。
この場合には、報知手段及び中止手段の少なくとも一方を備える構成となる。
即ち、表示手段を備えない場合には、ユーザは、接近過程において圧子3が予想範囲を外れたことを、報知手段及び中止手段の少なくとも一方により認識できることとなる。
即ち、表示手段を備え、報知手段及び中止手段は何れも備えない場合には、ユーザは、表示部8に表示されたグラフを目視して、必要に応じて、任意でくぼみ形成を中止し、任意で測定環境の変更や測定レベルの変更を行う。
また、表示手段及び報知手段を備え、中止手段は備えない場合には、ユーザは、表示部8に表示されたグラフを目視して、必要に応じて、任意でくぼみ形成を中止し、報知手段により報知されたメッセージを参考として測定環境の変更や測定レベルの変更を行う。
また、表示手段及び中止手段を備え、報知手段を備えない場合には、ユーザは、表示部8に表示されたグラフを目視して、任意で測定環境の変更や測定レベルの変更を行う。
1 試験機本体(くぼみ形成機構)
2 ステージ
2a 試料保持台
3 圧子
4 荷重レバー
4a 十字バネ
5 荷重負荷部
5a フォースコイル
5b 固定磁石
6 変位計
6a 可動極板
6b 固定極板
7 撮影部
8 表示部(表示手段、報知手段)
9 操作部
10 制御部
11 CPU(計測手段、設定手段、判別手段、表示手段、報知手段、中止手段)
12 RAM
13 記憶部
131 計測プログラム(計測手段)
132 設定プログラム(設定手段)
133 判別プログラム(判別手段)
134 表示制御プログラム(表示手段)
135 報知プログラム(報知手段)
136 中止プログラム(中止手段)
137 パターンデータ記憶部(記憶手段)
S 試料
Claims (5)
- 圧子に所定の荷重を負荷し、荷重が負荷された前記圧子を試料の表面に押込んでくぼみを形成するくぼみ形成機構と、
当該くぼみの形成時の前記圧子の押込み深さと前記圧子に負荷された試験力とを検出して押込み曲線を計測する計測手段と、
を備える硬さ試験機において、
測定開始前に、測定条件に応じて、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の設計値を予め設定して、前記設計値を含む所定範囲を予想範囲として設定する設定手段と、
測定開始後に、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の値を測定し、測定値が前記予想範囲に入らない場合にはゼロ点の検出ミスと判別する判別手段と、
を備えることを特徴とする硬さ試験機。 - 圧子に所定の荷重を負荷し、荷重が負荷された前記圧子を試料の表面に押込んでくぼみを形成するくぼみ形成機構と、
当該くぼみの形成時の前記圧子の押込み深さと前記圧子に負荷された試験力とを検出して押込み曲線を計測する計測手段と、
を備える硬さ試験機において、
測定開始前に、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の値の予想範囲を設定する設定手段と、
測定開始後に、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の値を測定し、測定値が前記予想範囲に入らない場合にはゼロ点の検出ミスと判別する判別手段と、
予め設定された基準試験環境下から外れた複数の異なる試験環境下で測定を行った場合にそれぞれ得られる試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の値のパターンデータと、当該パターンデータが得られる試験環境を改善するための改善方法に関する改善情報とを記憶する記憶手段と、
前記判別手段によりゼロ点の検出ミスと判別された場合、前記記憶手段に記憶されたパターンデータと測定値とを比較して試験環境を推定し、当該試験環境の改善方法に関する改善情報をユーザに報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする硬さ試験機。 - 試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の測定値と共に、前記予想範囲を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の硬さ試験機。
- 前記判別手段によりゼロ点の検出ミスと判別された場合、測定を中止する中止手段を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の硬さ試験機。
- 硬さ試験機が有するコンピュータを、
所定の荷重を負荷した圧子を試料の表面に押込んでくぼみを形成し、当該くぼみ形成時の前記圧子の押込み深さと前記圧子に負荷された試験力とを検出して押込み曲線を計測する計測手段、
測定開始前に、測定条件に応じて、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の設計値を予め設定して、前記設計値を含む所定範囲を予想範囲として設定する設定手段、
測定開始後に、試料への接近過程における前記圧子の変位、速度、又は加速度の値を測定し、測定値が前記予想範囲に入らない場合にはゼロ点の検出ミスと判別する判別手段、
として機能させるためのプログラム。
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