JP7335606B2 - インデンテーション試験システム及びインデンテーション試験方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(1)連続送りとする条件:圧子4の送り速度:8.3nm/Sec
(2)ステップ状送りとする条件:圧子4の一回の送り3nm、ステップ毎の待機時間150mSec
図21には、上記(1)連続送りの条件のときのステージ移動量と荷重との間の関係が示されている。図22には上記(2)のステップ状送りのときのステージ移動量と荷重との間の関係が示されている。圧子4の連続送りよりも圧子4のステップ状送りの方が、圧子4に作用する荷重データのばらつきが抑えられていることが分かる。
測定対象部材9の材料はアルミニウムであった。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
2 加工機
3 硬さ測定部(インデンテーション測定部)
4 圧子
5 ピエゾステージ(ステージ)
6 微小力センサ(力センサ)
7 制御部
8 載置ステージ
9 測定対象部材
Claims (21)
- 測定対象部材の第1平面に押し込まれる圧子を有するインデンテーション測定部と、
前記圧子を第1押込み量に対応する位置まで前記測定対象部材に押し込んで、所定の保持時間が経過した後、前記第1押込み量よりも小さい第2押込み量に対応する位置まで前記圧子を前記測定対象部材から引き抜く方向に変位させるように前記インデンテーション測定部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記圧子を前記第1平面に接触させた際の押込み量に対応する位置よりも大きく、前記第1押込み量よりも小さい第3押込み量に対応する位置まで前記圧子を前記測定対象部材に押し込んで、所定の待機時間が経過した後、前記第1押込み量に対応する位置まで前記圧子をさらに押し込むように前記インデンテーション測定部を制御するインデンテーション試験システム。 - 前記制御部は、前記第3押込み量に対応する位置まで前記圧子を前記測定対象部材に押し込んで、所定の待機時間が経過した後、さらに、前記第3押込み量に対応する位置よりも大きく、前記第1押込み量に対応する位置よりも小さい位置まで前記圧子を前記測定対象部材に押し込んで、所定の待機時間が経過した後、前記第1押込み量に対応する位置まで前記圧子をさらに押し込むように前記インデンテーション測定部を制御する請求項1に記載のインデンテーション試験システム。
- 前記制御部は、前記第2押込み量に対応する位置まで前記圧子を前記測定対象部材から引き抜いて、所定の待機時間が経過した後、さらに、前記圧子を前記測定対象部材に接触させた際の押込み量に対応する位置よりも大きく、前記第2押込み量に対応する位置よりも小さい位置まで前記圧子を前記測定対象部材から引き抜いて、所定の待機時間が経過した後、前記圧子を前記測定対象部材からさらに引き抜くように前記インデンテーション測定部を制御する請求項1または2に記載のインデンテーション試験システム。
- 前記測定対象部材を機械加工して測定対象となる前記第1平面を形成する加工機をさらに備え、
前記インデンテーション測定部が、前記加工機上に搭載され、
前記圧子が、前記加工機により機械加工された前記第1平面に押し込まれる請求項1に記載のインデンテーション試験システム。 - 前記インデンテーション測定部は、前記圧子を変位させるためのステージをさらに有する請求項1に記載のインデンテーション試験システム。
- 前記インデンテーション測定部は、前記機械加工された前記第1平面の複数個所の硬さ及び弾性率を測定する請求項4に記載のインデンテーション試験システム。
- 前記加工機は、前記インデンテーション測定部による押込み試験が終了した後、前記測定対象部材の前記第1平面を機械加工して次の測定対象となる第2平面を形成し、
前記制御部は、前記圧子を第4押込み量に対応する位置まで前記第2平面に押し込んで、前記所定の保持時間が経過した後、前記第4押込み量よりも小さい第5押込み量に対応する位置まで前記圧子を前記第2平面から引き抜く方向に変位させるように前記インデンテーション測定部を制御する請求項6に記載の加工機上インデンテーション試験システム。 - 前記インデンテーション測定部は、前記第1押込み量に対応する位置まで前記測定対象部材に押し込まれた圧子に作用する第1荷重と、前記第2押込み量に対応する位置まで前記測定対象部材から引き抜く方向に変位させた圧子に作用する第2荷重とを測定する力センサをさらに有し、
前記制御部は、前記第1押込み量及び前記第1荷重と前記第2押込み量及び前記第2荷重とのプロファイルに基づいて、前記測定対象部材の硬さ及び弾性率を求める請求項1に記載のインデンテーション試験システム。 - 前記加工機は、前記測定対象部材を切削、研削、又は研磨して前記測定対象となる前記第1平面を形成する請求項4に記載のインデンテーション試験システム。
- 前記力センサは、前記第1押込み量への負荷時の圧子の送り速度を変化させながら、前記保持時間に含まれる第1タイミングと第2タイミングとで前記圧子に作用する荷重を検出する請求項8に記載のインデンテーション試験システム。
- 前記インデンテーション測定部は、前記第1押込み量に対応する位置まで前記測定対象部材に押し込まれた圧子に作用する第1荷重と、前記第2押込み量に対応する位置まで前記測定対象部材から引き抜く方向に変位させた圧子に作用する第2荷重とを測定するために前記圧子に結合された力センサと、
前記圧子を変位させるために前記力センサに結合されたステージとをさらに有し、
前記制御部は、前記圧子の第1押込み量に対応する前記ステージの第1ステージ移動量及び前記圧子の第2押込み量に対応する前記ステージの第2ステージ移動量と、前記力センサにより測定された第1荷重及び第2荷重と、前記力センサの剛性とに基づいて、前記圧子の第1押込み量及び第2押込み量を制御する請求項1に記載のインデンテーション試験システム。 - 前記インデンテーション測定部は、前記圧子を変位させるためのステージをさらに有し、
前記制御部は、前記ステージの第1ステージ移動量及び前記ステージの第2ステージ移動量に基づいて、前記圧子の第1押込み量及び第2押込み量を制御する請求項1に記載のインデンテーション試験システム。 - 前記インデンテーション測定部は、前記圧子を変位させるためのステージと、
前記第3押込み量に対応する位置まで前記測定対象部材に押し込まれた圧子に作用する第3荷重を測定する力センサとをさらに有し、
前記待機時間が、前記ステージの応答時間よりも長く、前記力センサの応答時間よりも長い請求項1に記載のインデンテーション試験システム。 - 前記制御部は、前記第3押込み量を、前記第1押込み量と前記第2押込み量との差分よりも大きくなるように制御する請求項1に記載のインデンテーション試験システム。
- 前記制御部は、前記第2押込み量を、前記第2押込み量と前記第1押込み量との差分が前記第1押込み量と前記第3押込み量との差分よりも小さくなるように制御する請求項1に記載のインデンテーション試験システム。
- 前記力センサは、データサンプリング周波数に基づいて検出した複数個の荷重データの平均に基づいて、前記第1及び前記第2荷重を測定する請求項8に記載のインデンテーション試験システム。
- 前記制御部は、前記力センサにより測定された第1荷重に基づいて、前記第2押込み量を調整する請求項8に記載のインデンテーション試験システム。
- 前記制御部は、前記第1押込み量よりも小さい第3押込み量に対応する位置まで前記圧子を前記測定対象部材に押し込み、
前記力センサは、前記第3押込み量に対応する位置まで前記測定対象部材に押し込まれた圧子に作用する第3荷重を測定し、
前記制御部は、前記力センサにより測定された第3荷重に基づいて、前記第3押込み量に対応する待機時間を調整する請求項8に記載のインデンテーション試験システム。 - 前記制御部は、前記第1押込み量より、小さい第2押込み量に対応する位置まで前記圧子を引き抜き、
前記力センサは、前記第2押込み量に対応する第2荷重を測定し、
前記制御部は、前記力センサにより測定された第2荷重に基づいて、前記第2押込み量に対応する待機時間を調整する請求項8に記載のインデンテーション試験システム。 - 測定対象部材の第1平面に押し込まれる圧子を有するインデンテーション測定部と、
前記圧子を第1押込み量に対応する位置まで前記測定対象部材に押し込んで、所定の保持時間が経過した後、前記圧子に作用する第1荷重を測定し、前記第1押込み量よりも小さい第2押込み量に対応する位置まで前記圧子を前記測定対象部材から引き抜く方向に変位させて、所定の待機時間が経過した後、前記圧子に作用する第2荷重を測定するように前記インデンテーション測定部を制御する制御部とを備えるインデンテーション試験システム。 - 圧子を第1押込み量に対応する位置まで測定対象部材の第1平面に押し込んで、所定の保持時間が経過した後、前記第1押込み量よりも小さい第2押込み量に対応する位置まで前記圧子を前記測定対象部材から引き抜く方向に変位させるインデンテーション試験方法であって、
前記圧子を前記第1平面に接触させ、
前記圧子を、前記第1平面に接触させた際の押込み量に対応する位置よりも大きく、前記第1押込み量よりも小さい第3押込み量に対応する位置まで前記測定対象部材に押込み、
前記圧子を所定の待機時間保持し、
前記圧子を前記第1押込み量に対応する位置までさらに押込み、
前記圧子を所定の保持時間保持し、
前記第2押込み量に対応する位置まで前記圧子を前記測定対象部材から引き抜く方向に変位させるインデンテーション試験方法。
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古城直道,逐次精密切削観察システムを利用した鋼の微小硬さ分布測定,2017年度精密工学会秋季大会学術講演会議演論文集,79頁ー80頁 |
藤崎和弘,シリアルセクショニングによる骨組織微視構造の3次元観察と微小硬さ分布計測,2018年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集,755頁ー756頁 |
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