JP6850651B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、鞍乗り型車両において、ヘッドパイプから後方に延びる左右一対のフレーム部の前部に、開口を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、上記開口は、フレーム部の剛性を調整するために設けられている。
特開2012−254734号公報
ところで、鞍乗り型車両では、ヘッドパイプの周辺にハーネス等の線状部材が配索されることがあるが、線状部材を適切な位置に配索し、且つ、線状部材を目立たないように配索できるようにすることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、ハーネス等の線状部材を適切な位置に配索し、且つ、線状部材を目立たないように配索できるようにすることを目的とする。
本発明は、ヘッドパイプ(15)から左右一対で延びるフレーム部(16)を備える車体フレーム(10)を備え、前記フレーム部(16)に開口(55)を備えた鞍乗り型車両において、前記開口(55)を通って前記車体フレーム(10)から外側に延びる線状部材(56,57,58)と、前記開口(55)に設けられて前記線状部材(56,57,58)を案内する案内部材(60)とを備え、前記開口(55)は、前記案内部材(60)によって車幅方向外側から覆われ、前記案内部材(60)は、前記開口(55)に嵌合する嵌合部(61)と、前記嵌合部(61)から前方に延出する筒状のダクト部(62)とを備え、前記ヘッドパイプ(15)には、前輪(2)を支持する左右一対のフロントフォーク(31)が支持され、前記ダクト部(62)は、前記フロントフォーク(31)と前記ヘッドパイプ(15)との間の位置まで前方に延び、前記ダクト部(62)の前端部は、車両側面視で前記フロントフォーク(31)によって車幅方向外側から覆われ、前記ダクト部(62)の前端に設けられて前記線状部材(56,57,58)が通る前面開口(68)の端面は、上面視で、前方側に行くほど車幅方向外側に位置するように傾斜していることを特徴とする。
また、上記発明において、前記フレーム部(16)は、前記ヘッドパイプ(15)から後方に延び、前記開口(55)は、前記フレーム部(16)の基端部に設けられている構成としても良い。
また、上記発明において、前記フレーム部(16)の一部が車幅方向へ屈曲した屈曲部(51d,52d)は、前記開口(55)の内周部の少なくとも一部を構成していても良い。
また、上記発明において、前記案内部材(60)は、弾性体で構成されるとともに、前記開口(55)の端縁(55a,55b)を覆う構成としても良い。
また、上記発明において、前記案内部材(60)は、前記開口(55)における車幅方向の外側端縁(55b)から内側端縁(55a)までを覆っていても良い。
さらに、上記発明において、前記フレーム部(16)は複数の板材が接合されて中空状に形成されており、前記板材の接合部(54)は、前記案内部材(60)に覆われていても良い。
また、上記発明において、前記案内部材(60)は、車両前方に開口する走行風取入口(68)を備えていても良い。
さらに、上記発明において、前記案内部材(60)は、車両後方に開口する走行風排出口(69)を備え、前記走行風取入口(68)と前記走行風排出口(69)とは、車両正面視で少なくとも一部が重なっていても良い
本発明に係る鞍乗り型車両によれば、ヘッドパイプから左右一対で延びるフレーム部を備える車体フレームを備え、フレーム部に開口を備え、開口を通って車体フレームから外側に延びる線状部材と、開口に設けられて線状部材を案内する案内部材とを備え、開口は、案内部材によって車幅方向外側から覆われている。これにより、開口を通る線状部材及び開口を、車幅方向外側から案内部材で覆って隠すことができるとともに、線状部材が車幅方向外側に張り出さないように案内部材によって線状部材を案内できる。このため、線状部材を適切な位置に配索し、且つ、線状部材を目立たないように配索できる。
また、上記発明において、フレーム部は、ヘッドパイプから後方に延び、開口は、フレーム部の基端部に設けられていても良い。この構成によれば、線状部材をヘッドパイプに近い位置で開口に通すことができ、線状部材において開口の外側に配策される部分の長さを小さくできる。このため、線状部材を目立たないように配索できる。
また、上記発明において、フレーム部の一部が車幅方向へ屈曲した屈曲部は、開口の内周部の少なくとも一部を構成していても良い。この構成によれば、屈曲部によってフレーム部の剛性を向上できるとともに、屈曲部で線状部材を受けることで、線状部材が開口の内周部に強く接触することを抑制できる。
また、上記発明において、案内部材は、弾性体で構成されるとともに、開口の端縁を覆っていても良い。この構成によれば、線状部材を案内部材で受けることができ、線状部材が開口の端縁に強く接触することを抑制できる。
また、上記発明において、案内部材は、開口における車幅方向の外側端縁から内側端縁までを覆っていても良い。この構成によれば、線状部材を案内部材で受けることができ、線状部材が開口に強く接触することを抑制できる。
さらに、上記発明において、フレーム部は複数の板材が接合されて中空状に形成されており、板材の接合部は、案内部材に覆われていても良い。この構成によれば、フレーム部を中空にして軽量に構成できるとともに、板材の接合部に線状部材が接触することを防止できる。
また、上記発明において、案内部材は、車両前方に開口する走行風取入口を備えていても良い。この構成によれば、案内部材を介し、走行風を開口から車体フレームの内方側へ取り込むことができる。
さらに、上記発明において、案内部材は、車両後方に開口する走行風排出口を備え、走行風取入口と走行風排出口とは、車両正面視で少なくとも一部が重なっていても良い。この構成によれば、走行風を案内部材に効率良く流すことができる。
また、上記発明において、ヘッドパイプには、前輪を支持する左右一対のフロントフォークが支持され、案内部材は、フロントフォークの車幅方向内方の位置まで延出していても良い。この構成によれば、フロントフォークの車幅方向内方の位置で案内部材によって線状部材を案内できるため、線状部材がフロントフォークに接触することを防止できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームを左側方側から見た斜視図である。 車体フレームの前部を上方から見た平面図である。 車体フレームの前部の断面図である。 図1のV−V断面図である。 車体フレームの前部の左側面図である。 図6のVII−VII断面図である。 案内部材を上方側から見た図である。 案内部材を前方側から見た図である。 燃料タンク等を取り外した状態で、自動二輪車の前部を後方側から見た斜視図である。 図1のXI−XI断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート14が車体フレーム10の後部の上方に設けられた鞍乗り型車両である。
図2は、車体フレーム10を左側方側から見た斜視図である。
図1及び図2を参照し、車体フレーム10は、その前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から左右一対で後下がりに後方へ延びるメインフレーム16,16(フレーム部)と、メインフレーム16,16の前端部から後下がりに後方へ延びる左右一対のダウンフレーム17,17と、メインフレーム16,16の後端から下方に延びる左右一対のピボットフレーム18,18とを備える。
また、車体フレーム10は、ピボットフレーム18,18の上端部から後上がりに後方へ延びる左右一対のシートフレーム19,19と、ダウンフレーム17,17の前後の中間部から後上がりに延びてメインフレーム16,16に連結される左右一対の連結フレーム20,20とを備える。
さらに、車体フレーム10は、メインフレーム16,16の前端部の上面部を車幅方向に連結する上ガセット21と、メインフレーム16,16の前端部の下面部を車幅方向に連結する下ガセット22とを備える。
また、車体フレーム10は、ダウンフレーム17,17を車幅方向に連結する前クロスメンバ23と、ピボットフレーム18,18の上部を車幅方向に連結する中間クロスメンバ24と、ピボットフレーム18,18の下部を車幅方向に連結する下クロスメンバ25とを備える。
また、車体フレーム10は、シートフレーム19,19の前部を車幅方向に連結する後部クロスメンバ26と、シートフレーム19,19の後端を車幅方向に連結する後端クロスメンバ27とを備える。
図1に示すように、操舵系12は、ヘッドパイプ15に支持される。
詳細には、操舵系12は、ヘッドパイプ15に回動自在に軸支されるステアリングシャフト30(図5)と、前輪2の左右の両側に配置されて前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク31,31と、ステアリングシャフト30の上端に固定されて左右のフロントフォーク31,31の上部を連結するトップブリッジ32と、ステアリングシャフト30の下端に固定されて左右のフロントフォーク31,31を連結するボトムブリッジ33と、トップブリッジ32の上部に固定されるハンドル34とを備える。
フロントフォーク31,31は、自動二輪車1に設定されるキャスター角の分だけ、鉛直方向に対し後方に傾斜している。ヘッドパイプ15はフロントフォーク31,31と平行である。
前輪2は、フロントフォーク31,31の下端部間に渡される車軸2aに軸支される。
エンジン11は、車体フレーム10から吊り下げられるように設けられ、メインフレーム16,16の下方で、ダウンフレーム17,17とピボットフレーム18,18との間に配置される。
エンジン11は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース35と、クランクケース35の前部の上部から上方に延びるシリンダ部36とを備える。
エンジン11の排気装置37は、シリンダ部36から引き出されて後方に延びる。
スイングアーム13は、ピボットフレーム18,18に設けられるピボット軸38に軸支されて後方に延びる。後輪3はスイングアーム13の後端部に軸支される。
エンジン11の駆動力は、チェーン39を介して後輪3に伝達される。
燃料タンク40は、メインフレーム16,16の上方で、シート14とヘッドパイプ15との間に配置される。
自動二輪車1は、車体フレーム10及びエンジン11等の車体を覆う車体カバー41を備える。車体カバー41は、ヘッドパイプ15及び操舵系12の上部を前方から覆うフロントカバー42と、車体の前部を側方から覆う左右一対のフロントサイドカバー43,43と、エンジン11を下方から覆うアンダーカバー44とを備える。
フロントサイドカバー43,43は、ヘッドパイプ15、メインフレーム16,16の前部、ダウンフレーム17,17の前部、及び、燃料タンク40の前部を側方から覆う。フロントカバー42の前部には、ヘッドライトユニット47が設けられている。
また、車体カバー41は、燃料タンク40及びシート14と車体フレーム10との間を側方から覆う左右一対のミドルカバー45,45と、シートフレーム19,19の後部を覆うリアカバー46とを備える。
図3は、車体フレーム10の前部を上方から見た平面図である。図4は、車体フレーム10の前部の断面図である。
メインフレーム16,16は、ヘッドパイプ15を基準に左右略対称に形成されている。メインフレーム16,16は、ヘッドパイプ15の後面から車幅方向外側且つ後方へ斜めに延びる拡幅部16a,16aと、拡幅部16a,16aから直線的に延びてピボットフレーム18,18に連結される後方延出部16b,16bとを備える。
拡幅部16a,16aでは、メインフレーム16,16の車幅方向の間隔が後方に行くほど広くなる。後方延出部16b,16bは、互いに略平行に後方へ延びる。
上ガセット21及び下ガセット22は、後方延出部16b,16bの上下面にそれぞれ結合されている。
各メインフレーム16は、複数の板材を車幅方向に接合して筒状に形成される中空のフレームである。
詳細には、メインフレーム16は、車幅方向外側に設けられる半筒状の外側フレーム部材51と、外側フレーム部材51に対して車幅方向内側に設けられる半筒状の内側フレーム部材52とを接合して形成されている。
外側フレーム部材51は、車両側面視において視認される意匠面を構成する外壁部51aと、外壁部51aの上縁及び下縁からそれぞれ車幅方向内側に延出する内方延出部51b(下縁の内方延出部は不図示)とを備える。
内側フレーム部材52は、メインフレーム16の車幅方向の内側面を構成する内壁部52aと、内壁部52aの上縁及び下縁からそれぞれ車幅方向外側に延出する外方延出部52b(下縁の外方延出部は不図示)とを備える。
内側フレーム部材52の上下の外方延出部52bは、外側フレーム部材51の上下の内方延出部51bにメインフレーム16の内側から重なるように嵌め合わされ、内方延出部51bの内端に沿ってメインフレーム16の長手方向に延びる溶接ビード53によって、外側フレーム部材51に接合される。これにより、メインフレーム16は中空の筒状に形成される。
メインフレーム16は、拡幅部16aの前端がヘッドパイプ15の後面に接合されている。
メインフレーム16は、ヘッドパイプ15の近傍でメインフレーム16の基端部に、メインフレーム16を車幅方向に貫通する開口55を備える。開口55は拡幅部16aに形成されている。
開口55は、メインフレーム16に沿って後下がりに延びる長孔状に形成されている。また、開口55は、上下方向では、トップブリッジ32とボトムブリッジ33との間に形成されている。
開口55,55を設けることで、車体フレーム10を軽量化できるとともに、車体フレーム10の剛性を調整できる。
開口55は、外壁部51aに形成された外側開口部51cと、内壁部52aに形成された内側開口部52cとが合わさることで形成されている。
詳細には、外側開口部51cの内周部は、外壁部51aの一部が折り返されるようにして車幅方向内側に屈曲した内側屈曲部51d(屈曲部)によって構成されている。内側屈曲部51dは、外側開口部51cの全周に亘る環状に形成されている。
また、内側開口部52cの内周部は、内壁部52aの一部が折り返されるようにして車幅方向外側に屈曲した外側屈曲部52d(屈曲部)によって構成されている。外側屈曲部52dは、外側開口部51cの全周に亘る環状に形成されている。
開口55の周縁部は、内側屈曲部51d及び外側屈曲部52dが形成されることで、板材を打ち抜く等の方法で形成される開口の周縁部よりも端縁が滑らかな形状になっている。また、内側屈曲部51d及び外側屈曲部52dは、リブとして機能し、メインフレーム16の剛性を向上させる。
内側フレーム部材52の外側屈曲部52dは、外側フレーム部材51の内側屈曲部51dにメインフレーム16の内側から重なるように嵌め合わされ、内側屈曲部51dの内端に沿って開口55の周方向に延びる溶接ビード54(接合部)によって、内側屈曲部51dに接合される。これにより、開口55内で外側フレーム部材51と内側フレーム部材52とが接合される。
左右のメインフレーム16,16の間の空間は、開口55を介して車体フレーム10の外側に連通する。
図5は、図1のV−V断面図である。図6は、車体フレーム10の前部の左側面図である。
図5及び図6に示すように、自動二輪車1は、左右の開口55,55にそれぞれ取り付けられる案内部材60,60を備える。案内部材60,60は左右対称に形成されているため、主として左側の案内部材60を参照して説明する。
また、フロントフォーク31,31の後方には、フロントサイドカバー43,43(図1)の前縁からメインフレーム16,16まで車幅方向内側に延出するインナーカバー43a,43aが設けられている。案内部材60,60は、インナーカバー43a,43aよりも前方に設けられる。
自動二輪車1は、電装系のハーネス56(線状部材)と、複数のケーブル57(線状部材)と、ブレーキ操作の液圧をブレーキ装置(不図示)に伝達するブレーキ配管58(線状部材)とを備える。ケーブル57は、例えば、ハンドル34(図1)に設けられたクラッチレバーをエンジン11に接続するクラッチケーブルや、ハンドル34に設けられたアクセル操作部の操作をエンジン11側に伝達するスロットルケーブル等である。
ハーネス56及びブレーキ配管58は、左側の開口55及び案内部材60を通って、車体フレーム10の内側から車体フレーム10の前方の外側へ配策される。ハーネス56は、ヘッドライトユニット47やウインカ等の灯火器類や計器類、及び、ハンドル34に設けられる電装系の操作部等に接続される。
ケーブル57は、右側の開口55及び案内部材60を通って、車体フレーム10の内側から車体フレーム10の前方の外側へ配策される。
図7は、図6のVII−VII断面図である。図8は、案内部材60を上方側から見た図である。図9は、案内部材60を前方側から見た図である。
図5〜図9を参照し、案内部材60は、その内部が車両の前後に連通する筒状に形成されている。
案内部材60は、開口55の周縁部に嵌合する筒状の嵌合部61と、嵌合部61から前方に延出する筒状のダクト部62とを一体に備える。案内部材60は、その全体が、ゴム等の弾性体で形成されている。
嵌合部61は、開口55の内周面に沿って前後に長い環状に形成される環状部61aと、環状部61aにおける車幅方向の内端から環状部61aの径方向外側に延出する環状の内側フランジ部61bとを備える。
ダクト部62は、開口55よりも前方に延びる。ダクト部62は、開口55を車幅方向外側から覆うダクト外壁部63と、環状部61aの前縁から開口55の前方に延出するダクト内壁部64と、ダクト外壁部63の上縁とダクト内壁部64の上縁とを繋ぐダクト上壁部65と、ダクト外壁部63の下縁とダクト内壁部64の下縁とを繋ぐダクト下壁部66とを備える。
また、ダクト部62は、ダクト外壁部63の周縁から開口55の径方向外側に延びる外側フランジ部67を備える。
案内部材60は、嵌合部61が車幅方向外側から開口55の周縁部に嵌合することで開口55に取り付けられる。この状態では、開口55の周縁部は、案内部材60の内側フランジ部61bと外側フランジ部67とによって車幅方向に挟まれる。このため、案内部材60を開口55に強固に固定できる。
また、案内部材60の嵌合部61は、長孔状の開口55に沿って前後に長い環状に形成されるため、開口55内で回転し難い。このため、案内部材60を容易に回り止めできる。
図7及び図8に示すように、ダクト外壁部63は、開口55の後縁側から開口55の前後の中間部まで拡幅部16aの外側面に沿うようにヘッドパイプ15側へ延びる後部外壁63aと、後部外壁63aに対し車幅方向外側に屈曲して前方に延びる前部外壁63bとを備える。
前部外壁63bは、ヘッドパイプ15の中心を通って前後に延びる車幅の中心線Cと略平行に前方へ延びる。詳細には、前部外壁63bは、前方に行くほど中心線Cに近づくように、車幅方向内側へ僅かに傾斜している。
ダクト内壁部64は、拡幅部16aの外側面に沿ってヘッドパイプ15側に延びている。ダクト内壁部64は、外側フランジ部67の機能を備える。
ダクト外壁部63の前部外壁63bは、ダクト上壁部65及びダクト下壁部66によってダクト内壁部64に繋がれている。
筒状のダクト部62の前端の開口は、自動二輪車1の前方に開口する前面開口68(走行風取入口)である。筒状の嵌合部61の後端の開口は、自動二輪車1の後方に開口する後面開口69(走行風排出口)である。
前面開口68の端面は、図5の上面視では、その前端側に行くほど車幅方向外側に位置するように傾斜している。前面開口68の端面は、拡幅部16aの外側面に対して略直交するように設けられている。
ダクト部62の内部通路62aの断面積は、前面開口68から後方に行くに連れて小さくなっている。
ダクト部62は、ヘッドパイプ15とフロントフォーク31との間を通ってヘッドパイプ15の内側方の位置まで延びている。すなわち、ハンドル34が左右に操舵されていない状態における車両側面視では、ダクト部62の前端部は、フロントフォーク31に重なっており、フロントフォーク31の内側に隠れる。
また、図1に示すように、ダクト部62の前端部は、トップブリッジ32とボトムブリッジ33との間まで延びている。
図10は、燃料タンク40等を取り外した状態で、自動二輪車1の前部を後方側から見た斜視図である。
燃料タンク40の下方で左右のメインフレーム16,16の間には、上面が開口した箱状の電装箱70が設けられている。電装箱70には、電装部品や各種部品が収納される。電装箱70に収納される部品は、例えば、ヒューズボックス、自動二輪車1の制御部、及び、制動装置のABSモジュレーター等である。
ケーブル57は、電装箱70の内側から電装箱70の前壁70aの孔70bを通って前方へ配策されている。
ハーネス56は、電装箱70内の複数の部品に分岐して接続されている。ハーネス56は、電装箱70側から前方へ配策される。
図11は、図1のXI−XI断面図である。
図5、図7及び図11を参照し、ハーネス56及びブレーキ配管58は、左右のメインフレーム16,16の間から左側の案内部材60の後面開口69に挿入され、内部通路62aを通り、前面開口68から車体フレーム10の外側の前方へ延びる。
また、ケーブル57は、左右のメインフレーム16,16の間から右側の案内部材60の後面開口69に挿入され、内部通路62aを通り、前面開口68から車体フレーム10の外側の前方へ延びる。
すなわち、ハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57は、案内部材60の内部通路62aに案内されて前方へ延びる。
詳細には、ハーネス56及びブレーキ配管58は、左側の案内部材60のダクト外壁部63によって、車幅方向外側への移動を規制されている。また、ケーブル57は、右側の案内部材60のダクト外壁部63によって、車幅方向外側への移動を規制されている。このため、ハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57の位置を簡単な構造で規制できる。
さらに、ダクト外壁部63の前部外壁63bがフロントフォーク31の内方側の位置まで延びているため、ハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57のフロントフォーク31側への移動を規制できる。このため、例えば、操舵系12が左右に操舵された状態であっても、ハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57がフロントフォーク31に当接することを防止できる。
また、開口55,55、ハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57は、案内部材60,60によって車幅方向の外側から覆われる。このため、開口55,55、ハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57を案内部材60,60によって隠すことができ、自動二輪車1の外観性を向上できる。また、ダクト外壁部63がフロントフォーク31の内方側まで延びているため、ダクト外壁部63及びフロントフォーク31によってハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57を連続して覆うことができ、外観性を効果的に向上できる。
また、開口55,55が斜めに延びる拡幅部16a,16aに設けられるため、開口55,55及び内部通路62a,62aの大きさを車幅方向に大きく形成できる。このため、ハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57を案内部材60,60に通し易い。
案内部材60は、環状部61a、内側フランジ部61b及び外側フランジ部67が開口55の周縁部を覆う。詳細には、図7に示すように、開口55の周縁部における車幅方向の内側端縁55a及び外側端縁55bは、環状部61a、内側フランジ部61b及び外側フランジ部67が開口55によって覆われる。このため、ハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57が開口55の内側端縁55a及び外側端縁55bに当接することを防止でき、ハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57を効果的に保護できる。
さらに、開口55の内側屈曲部51dと外側屈曲部52dとの溶接ビード54は、案内部材60の環状部61aによって覆われる。このため、内側屈曲部51dと外側屈曲部52dとの接合部がハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57に当接することを防止でき、ハーネス56、ブレーキ配管58及びケーブル57を効果的に保護できる。
図9は、案内部材60を図6の矢印Zの方向に見た図である。また、図9は、案内部材60を前方側から後方延出部16bの延在方向に見た図である。
図7、図9及び図11を参照し、案内部材60は、ハーネス56等の線状部材を案内するだけではなく、車体フレーム10の内方に走行風を導入するダクトとしても機能する。
案内部材60の前面開口68は、自動二輪車1の走行風が流入する走行風取入口である。案内部材60の後面開口69は、車体フレーム10の内方側に走行風を排出する走行風排出口である。
案内部材60によって走行風を車体フレーム10の内方側に導くことで、走行風によってエンジン11等を効果的に冷却できる。
案内部材60の前面開口68と後面開口69とは、図6の矢印Zの方向に見た場合、その少なくとも一部が互いに重なっている。また、前面開口68と後面開口69とは、図6及び図7から明らかなように、車両正面視においてもその少なくとも一部が互いに重なっている。このため、前面開口68から内部通路62a内に導入された走行風の流れを大きく変えずに後面開口69から車体フレーム10の内方に流すことができる。このため、走行風を効率良く車体フレーム10の内方に流すことができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、ヘッドパイプ15から左右一対で延びるメインフレーム16,16を備える車体フレーム10を備え、メインフレーム16,16に開口55,55を備え、開口55,55を通って車体フレーム10から外側に延びる線状部材であるハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58と、開口55,55に設けられてハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58を案内する案内部材60,60とを備え、開口55,55は、案内部材60,60によって車幅方向外側から覆われている。これにより、開口55,55を通るハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58及び開口55,55を、車幅方向外側から案内部材60,60で覆って隠すことができるとともに、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58が車幅方向外側に張り出さないように案内部材60,60によってハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58を案内できる。このため、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58を適切な位置に配索し、且つ、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58を目立たないように配索できる。
また、メインフレーム16,16は、ヘッドパイプ15から後方に延び、開口55,55は、メインフレーム16,16の基端部に設けられている。これにより、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58をヘッドパイプ15に近い位置で開口55,55に通すことができ、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58において開口55,55の外側に配策される部分の長さを小さくできる。このため、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58を目立たないように配索できる。
また、メインフレーム16,16の一部が車幅方向へ屈曲した内側屈曲部51d,51d及び外側屈曲部52d,52dは、開口55,55の内周部の少なくとも一部を構成している。これにより、内側屈曲部51d,51d及び外側屈曲部52d,52dによってメインフレーム16,16の剛性を向上できるとともに、内側屈曲部51d,51d及び外側屈曲部52d,52dでハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58を受けることで、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58が開口55,55の内周部に強く接触することを抑制できる。
また、案内部材60,60は、弾性体で構成されるとともに、開口55,55の内側端縁55a及び外側端縁55bを覆う。これにより、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58を案内部材60,60で受けることができ、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58が開口55,55の内側端縁55a及び外側端縁55bに強く接触することを抑制できる。
また、案内部材60,60は、開口55,55における車幅方向の外側端縁55bから内側端縁55aまでを覆っている。これにより、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58を案内部材60,60で受けることができ、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58が開口55,55に強く接触することを抑制できる。
さらに、メインフレーム16,16は複数の板材が接合されて中空状に形成されており、板材の溶接ビード54は、案内部材60,60に覆われている。これにより、メインフレーム16,16を中空にして軽量に構成できるとともに、溶接ビード54にハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58が接触することを防止できる。
また、案内部材60,60は、車両前方に開口する前面開口68,68を備える。これにより、案内部材60,60を介し、走行風を開口55,55から車体フレーム10の内方側へ取り込むことができる。
さらに、案内部材60,60は、車両後方に開口する後面開口69,69を備え、前面開口68,68と後面開口69,69とは、車両正面視で少なくとも一部が重なっている。これにより、前面開口68,68から取り入れられる走行風は、大きく向きを変えずに後面開口69,69から排出されるため、走行風を案内部材60,60に効率良く流すことができる。
また、ヘッドパイプ15には、前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク31,31が支持され、案内部材60,60は、フロントフォーク31,31の車幅方向内方の位置まで延出している。これにより、フロントフォーク31,31の車幅方向内方の位置で案内部材60,60によってハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58を案内できるため、ハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58がフロントフォーク31,31に接触することを防止できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、開口55の周縁部は、内側屈曲部51d及び外側屈曲部52dによって形成されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、開口55の周縁部を、内側屈曲部51d及び外側屈曲部52dの何れか一方によって形成し、内側屈曲部51d及び外側屈曲部52dの他方を設けない構成としても良い。
また、上記実施の形態では、線状部材としてのハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58は、左右のメインフレーム16,16の間から案内部材60,60に通されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、中空のメインフレーム16の内部に線状部材を配策し、メインフレーム16の内部から案内部材60に線状部材を通す構成としても良い。
また、上記実施の形態では、線状部材としてハーネス56、ケーブル57及びブレーキ配管58を例に挙げて説明したが、線状部材は線状に配策されるものであれば良く、電線、操作用等のケーブル、及び、冷却水等の配管等を含む概念である。
また、上記実施の形態では自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両、4輪以上を備えた鞍乗り型車両、及び、スクーターなどの鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 前輪
10 車体フレーム
15 ヘッドパイプ
16,16 メインフレーム(フレーム部)
31,31 フロントフォーク
51d 内側屈曲部(屈曲部)
52d 外側屈曲部(屈曲部)
54 溶接ビード(接合部)
55,55 開口
55a 内側端縁(端縁)
55b 外側端縁(端縁)
56 ハーネス(線状部材)
57 ケーブル(線状部材)
58 ブレーキ配管(線状部材)
60,60 案内部材
68 前面開口(走行風取入口)
69 後面開口(走行風排出口)

Claims (8)

  1. ヘッドパイプ(15)から左右一対で延びるフレーム部(16)を備える車体フレーム(10)を備え、前記フレーム部(16)に開口(55)を備えた鞍乗り型車両において、
    前記開口(55)を通って前記車体フレーム(10)から外側に延びる線状部材(56,57,58)と、前記開口(55)に設けられて前記線状部材(56,57,58)を案内する案内部材(60)とを備え、
    前記開口(55)は、前記案内部材(60)によって車幅方向外側から覆われ
    前記案内部材(60)は、前記開口(55)に嵌合する嵌合部(61)と、前記嵌合部(61)から前方に延出する筒状のダクト部(62)とを備え、
    前記ヘッドパイプ(15)には、前輪(2)を支持する左右一対のフロントフォーク(31)が支持され、
    前記ダクト部(62)は、前記フロントフォーク(31)と前記ヘッドパイプ(15)との間の位置まで前方に延び、前記ダクト部(62)の前端部は、車両側面視で前記フロントフォーク(31)によって車幅方向外側から覆われ、
    前記ダクト部(62)の前端に設けられて前記線状部材(56,57,58)が通る前面開口(68)の端面は、上面視で、前方側に行くほど車幅方向外側に位置するように傾斜していることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記フレーム部(16)は、前記ヘッドパイプ(15)から後方に延び、
    前記開口(55)は、前記フレーム部(16)の基端部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記フレーム部(16)の一部が車幅方向へ屈曲した屈曲部(51d,52d)は、前記開口(55)の内周部の少なくとも一部を構成していることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記案内部材(60)は、弾性体で構成されるとともに、前記開口(55)の端縁(55a,55b)を覆うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記案内部材(60)は、前記開口(55)における車幅方向の外側端縁(55b)から内側端縁(55a)までを覆うことを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記フレーム部(16)は複数の板材が接合されて中空状に形成されており、前記板材の接合部(54)は、前記案内部材(60)に覆われていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記案内部材(60)は、車両前方に開口する走行風取入口(68)を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記案内部材(60)は、車両後方に開口する走行風排出口(69)を備え、
    前記走行風取入口(68)と前記走行風排出口(69)とは、車両正面視で少なくとも一部が重なっていることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
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