JP2011093354A - 鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2011093354A
JP2011093354A JP2009246905A JP2009246905A JP2011093354A JP 2011093354 A JP2011093354 A JP 2011093354A JP 2009246905 A JP2009246905 A JP 2009246905A JP 2009246905 A JP2009246905 A JP 2009246905A JP 2011093354 A JP2011093354 A JP 2011093354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
harness guide
harness
steering
head pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009246905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5271234B2 (ja
Inventor
Hideki Kuwano
英樹 桑野
Tetsuto Yokomori
哲人 横森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=44110787&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2011093354(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009246905A priority Critical patent/JP5271234B2/ja
Priority to BRPI1004095A priority patent/BRPI1004095B1/pt
Publication of JP2011093354A publication Critical patent/JP2011093354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5271234B2 publication Critical patent/JP5271234B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、部品点数を増加させることなく、組立に係る生産性を高めることを可能にする鞍乗型車両を提供することを課題とする。
【解決手段】フロントカウル71の下部に、ヘッドライト75の後部から車体フレーム11へ延出されハーネス78をガイドするハーネスガイド81が一体的に形成され、このハーネスガイド81は、ヘッドパイプ21の下方まで延出されるとともに操舵機構の下部 に差し込まれ操舵機構41に固定される差込部94が左右に1つずつ形成されている。操舵機構41の下部に、ハーネスガイド81の差込部94が差し込まれる差込受部96L、96Rが形成されている。また、ハーネスガイド81は、ステアリングステム44を覆うように配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車体の前部にハーネスガイドが備えられている鞍乗型車両の改良に関する。
車体の前部に、ヘッドライトから延出されるハーネスや左右のウインカから延出されるハーネス等を保持するハーネスガイドが備えられている鞍乗型車両が知られている(例えば、特許文献1(図11)参照。)。
特許文献1の図11において、フロントフォーク(72)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)のボトムブリッジ(73)及びトップブリッジ(74)にステー(76)取付けられ、このステー(76)にヘッドライト(18)と左右のウインカ(97)を支持し車両の前部を覆うフロントカウル(79)が取付けられている。
ヘッドライト(18)から後方へハーネス(63)が延出されるとともにウインカ(97)から後方へハーネス(119)が延出され、これらのハーネス(63、119)は、ステー(76)及びボトムブリッジ(73)に取付けたハーネスガイド部材(120)によって保持されるようにした。
しかしながら、特許文献1の技術では、ハーネスガイド部材(120)は、別部材であってボトムブリッジ(73)に締結されているので、部品点数が増加する。加えて、ハーネスガイド部材(120)をステー(76)とボトムブリッジ(73)とに締結するため、組立工数が増加する場合があり、生産性に改善の余地があった。
特開2008−105665公報
本発明は、部品点数を増加させることなく、組立に係る生産性を高めることを可能にする鞍乗型車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームと、この車体フレームの前部に形成されているヘッドパイプと、このヘッドパイプに操向自在に支持され前輪を回転自在に支持する操舵機構と、この操舵機構に取付けられるとともにヘッドパイプの前方に配置されるヘッドライトと、このヘッドライトの周囲に配置されるとともに操舵機構に固定されるフロントカウルと、が備えられている鞍乗型車両において、フロントカウルの下部に、ヘッドライトの後部から車体フレームへ延出されハーネスをガイドするハーネスガイドが一体的に形成され、このハーネスガイドは、ヘッドパイプの下方まで延出されるとともに操舵機構の下部に差し込まれ操舵機構に固定される差込部を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ハーネスガイドは、車幅方向の断面が上方に開放するコ字状に形成されており、ハーネスガイドの下面は、車幅方向の断面が直線状に形成されるとともに、車両を側方から見たときに、車両後方に向け斜め下方に延設されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、操舵機構は、運転者が操舵するステアリングハンドルと、このステアリングハンドルで操舵されヘッドパイプによって回転自在に支持されるステアリングステムと、このステアリングステムの下に固着されるボトムブリッジとを含み、ハーネスガイドは、車両を下から見上げたときに、ステアリングステムを覆うように配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、ヘッドパイプより車両後方で且つ下方にエンジンが配置され、このエンジンは、車体フレームに取付けられ、エンジンは、車両を前から見たときに、ハーネスガイドの下端よりも下方に露出して配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、ハーネスガイドの後端に、ハーネスが通る開口部が形成され、この開口部の車幅方向両側に、差込部が1つずつ形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、操舵機構の下部に、ハーネスガイドの差込部の先端が差し込まれる差込受部が形成され、車両を下から見上げたときに、ハーネスガイドの差込部を車両前方に向かって狭くしたハの字状に形成し、前記差込部の先端を車両後方へ向かって狭くしたハの字状に形成し、差込受部を車両後方に向かって狭くしたハの字状に形成することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、フロントカウルの下部に、ヘッドライトの後部から延出されハーネスをガイドするハーネスガイドが一体的に形成されている。
ハーネスガイドを別途別部品の形態で設けると部品点数が増加するが、本発明では、ハーネスガイドをフロントカウルに一体形成した。すなわち、ハーネスガイドを別部品の形態にする必要がなく、部品点数の増加を抑えることができる。加えて、フロントカウルを操作機構に組付けるときに、差込部が操舵機構に組付けられるので、組立に係る生産性を高めることができる。
したがって、本発明によれば、部品点数を低減して、組立に係る生産性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、ハーネスガイドは、上方に開放するコ字状に形成され、ハーネスガイドの下面は、車幅方向の断面が直線状に形成されるとともに、車両後方に向け斜め下方に延設されている。
フロントカウルの下方及び操舵機構の下方を流れる走行風は、下面が車幅方向で直線状に形成され斜め後方に延設されているハーネスガイドによってガイドされるため、フロントカウルの下方における整流効果を高めることができる。
請求項3に係る発明では、ハーネスガイドは、車両を下から見上げたときに、ステアリングステムを覆うように配置されているので、回動軸としてのステアリングステムへ埃などの異物が侵入することを抑制することができる。
請求項4に係る発明では、ヘッドパイプの後方で且つ下方にエンジンが配置され、このエンジンは、車両を前から見たときに、ハーネスガイドの下端よりも下方に露出して配置されているので、走行風が車両後方に向け斜め下方に延設されたハーネスガイドに沿って後方へ流れエンジンへ導かれ、エンジンの冷却性を高めることができる。
請求項5に係る発明では、ハーネスを通す開口部の車幅方向両側に、差込部が形成されているので、差込部が、開口部とは別の部位に設けられることになり、開口部へ通るハーネスが差込部に干渉することを回避できる。
請求項6に係る発明では、ハーネスガイドに設けた差込部の先端を車両後方へ向かって狭くしたハの字状に形成し、差込受部を車両後方に向かって狭くしたハの字状に形成するので、差込部とハーネスとが干渉する心配はない。差込部を大きくしても、差込部とハーネスとの干渉が生ずることなく、ハーネスガイドの支持強度を高めることが可能になる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の要部側面図である。 本発明に係る自動二輪車の前部下面図である。 本発明に係る自動二輪車の正面図である。 本発明に係る自動二輪車の正面図(ヘッドライト、フロントカウルアウタ、フロントフォーク及び前輪を取り外した状態)である。 本発明に係る自動二輪車の正面図(ヘッドライト、フロントカウルアウタ、フロントカウルインナ、フロントフォーク及び前輪を取り外した状態)である。 本発明に係るフロントカウルインナの取付構造を説明する分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、鞍乗型車両に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されているように、鞍乗型車両としての自動二輪車10は、車体フレーム11の前端にフロントフォーク13が操舵可能に支持され、このフロントフォーク13の下端部に前輪14が配置され、車体フレーム11の中央部に駆動源としてのエンジン15が配置され、車体フレーム11の後部下部に車両後方へ延設されるスイングアーム16が支持され、このスイングアーム16の後端部に後輪17が配置され、これらの前輪14及び後輪17の間にタンデムシートとしての乗員シート18が配置され、この乗員シート18に乗員が跨って乗車する車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から後下方に延設されているメインフレーム22と、メインフレーム22よりも下方に前端部が取付けられヘッドパイプ21から後下方に延設されているダウンフレーム23と、メインフレーム22の後部から、後方へ延設されているシートレール24と、メインフレーム22の下部に設けられピボット軸25を有するピボットプレート26と、メインフレーム22の後下部とシートレール24の中間部に掛け渡されるサブフレーム27と、を主要な構成要素とする。メインフレーム22の下端部に運転者が足を置くメインステップ28が取付けられている。
エンジン15の斜め前方で、且つ、メインフレーム22とダウンフレーム23の間に、車体フレーム11の強度を高める第1補助フレーム31が掛け渡され、メインフレーム22とサブフレーム27の間に設けられ同乗者が足を置くピリオンステップ33を有する第2補助フレーム32が掛け渡されている。
なお、メインフレーム22、シートレール24、ピボットプレート26、サブフレーム27、第1補助フレーム31及び第2補助フレーム32、メインステップ28及びピリオンステップ33は、各々、車幅方向中心に対して左右に1つずつ設けられている。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前部に形成されている部材であり、このヘッドパイプ21に操向自在に操舵機構41が設けられ、この操舵機構41にフロントフォーク13が取付けられている。また、ヘッドパイプ21の後方で且つ下方にエンジン15が配置されている。
操舵機構41は、運転者が操舵するステアリングハンドル42と、このステアリングハンドル42が取付けられヘッドパイプ21の上方に設けられているトップブリッジ43と、このトップブリッジ43に固着されるとともにヘッドパイプ21によって回転自在に支持されるステアリングステム44と、このステアリングステム44の下に固着されるボトムブリッジ45とを主な構成要素とする。そして、トップブリッジ43とボトムブリッジ45とでフロントフォーク13を保持し、このフロントフォーク13の下端部に前輪14を取付ける。
すなわち、ヘッドパイプ21には、前輪14を回転自在に支持する操舵機構41が設けられている。ステアリングハンドル42に、ミラー46が設けられている。メインフレーム22は、前部に燃料を蓄える燃料タンク35が跨るように取付けられている。
スイングアーム16の後端部とシートレール24の中間部の間にリヤクッション36が渡されている。リヤクッション36は、車両幅方向の左右に1つずつ設けられている。
エンジン15は、変速機を内蔵するクランクケース51が設けられ、このクランクケース51にシリンダ軸線を前方にやや傾斜して、シリンダブロック52が取付けられ、このシリンダブロック52にシリンダヘッド53及びヘッドカバー54がこの順に設けられ、シリンダヘッド53の後部に吸気装置62が接続され、シリンダヘッド53の前部に設けられた排気ポート59に接続され、シリンダブロック52の前方からクランクケース51の下方に屈曲してエンジン15の後方に延出する排気装置55が配置されている。
エンジン15は、車体フレーム11に懸架されている。具体的には、ヘッドパイプ21から略下方に延びているダウンフレーム23の先端にマウントプレート61が取付けられ、このマウントプレート61に、エンジン15の前部が取付けられ、メインフレーム22の後部に、エンジン15の後部が取付けられている。
ダウンフレーム23は、断面円形の菅部材であるが、矩形や中実部材などでも良い。
吸気装置62は、一端がシリンダヘッド53に接続された吸気管63と、この吸気管63の他端に一端が接続されているスロットルバルブ64と、このスロットルバルブ64の他端にコネクテイングチューブ65を介して接続されたエアクリーナ66とからなる。
排気装置55は、シリンダヘッド53の前部に一端が接続されてエンジン15の前方から下方そして後方に延びる排気管56と、この排気管56の他端に接続されて後方に延びる消音器57と、排気管56の途中に介在される触媒ユニット58とからなる。
前輪14の上方に、泥よけのためのフロントフェンダ68が配置されている。
次に、車両前部を覆うカウル部材等について説明する。
図2に示されているように、ヘッドパイプ21の前方に、フロントカウル71が配置されている。フロントカウル71は、カウル本体72と、このカウル本体72の後方に連続して配置されるカウルベース73とからなる。
カウル本体72は、ヘッドライト75とウインカ76とを支持し車両の前部を覆う部材である。
ヘッドパイプ21に、ステアリングハンドル42やボトムブリッジ45を含む操舵機構41が取付けられており、この操舵機構41にヘッドライト75が固定されている。
ヘッドライト75は、ヘッドパイプ21の前方に配置され、ヘッドライト75の周囲を囲うようにフロントカウル71が設けられている。
フロントカウル71に、ヘッドライト75等から延びるハーネス78をガイドするハーネスガイド81が一体的に設けられ、このハーネスガイド81は、車両を側方から見たときに、下面112が車両後方に向け斜め下方に延設されている。
燃料タンク(図1、符号35)に、この燃料タンク35の前面を覆うフロントタンクカバー83が設けられている。同様に、燃料タンク35に、燃料タンク35の下部側方からダウンフレーム23の側方を覆う第1サイドカバー85が設けられている。フロントタンクカバー83及び第1サイドカバー85は、いずれも燃料タンク35に支持されている。
燃料タンク35の下方で、且つ、第1サイドカバー85の後方に、車両の中央側方を覆う第2サイドカバー86が設けられている。
次に車両前部を下から見上げたときのハーネスガイドの配置等について説明する。
図3に示されているように、フロントカウル71の下部に、ヘッドライト75の後部から車体フレーム11へ延出されるハーネスガイド81が一体的に形成されている。詳細には、フロントカウル71の構成要素としてのカウルベース73の下部91から車両後方へハーネス78をガイドするハーネスガイド81がステアリングステム44を覆うようにヘッドパイプ21の下方まで延出されている。ハーネスガイドの後端92に、ハーネス78が通る開口部93が形成され、この開口部93の車幅方向両側に、差込部94L、94Rが1つずつ形成されている。
ハーネス78が通過する開口部93に、ハーネスガイドの差込部94L、94Rが設けられていないので、ハーネス78の取り回しに差込部94が影響を及ぼす心配はない。
ハーネスガイド81は、コ字状を呈するガイド部95と、このガイド部95の両外側で、且つこのガイド部95の後端より車両後方へ突設されボトムブリッジ45によって支持される差込部94L、94Rとからなり、ボトムブリッジ45の下方に配置されている。
差込部94L、94Rは、車両を下から見上げたときに、車両前方に向かって狭くしたハの字状に形成されている。これらの差込部94L、94Rの先端は、車両後方へ向かって狭くしたハの字状に形成し、車両後方に向かって狭くしたハの字状に形成されている差込受部96L、96Rに差し込まれる。差込受部96L、96Rは、操舵機構41の下部を構成するボトムブリッジ45に付設されている。
操舵機構41の下部に、ハーネスガイドの差込部94L、94Rを、車両前方に向かって狭くしたハの字状に形成し、これらのハーネスガイド81の差込部94L、94Rが差し込まれる差込受部96L、96Rを、車両後方に向かって狭くしたハの字状に形成したので、差込部94L、94Rを大きくした場合であっても、差込部94L、94Rがハーネス78と干渉するという心配はない。加えて、差込部94L、94Rを大きくすることで、ハーネスガイド81の支持強度が高められる。
左右のダウンフレーム23、23の間に、クロスメンバ98が掛け渡されている。ダウンフレーム23にホーン99が設けられている
以下、図4〜図7では、ハーネスガイド81が形成されているフロントカウルの構造について説明する。
図4に示されているように、車両を前方から見たとき、操舵機構41に、ヘッドライト75が設けられ、このヘッドライト75の周囲を囲うようにカウル本体72が設けられ、このカウル本体72の上方に連続するようにアッパカウル101が設けられ、カウル本体72の後方でヘッドライト75の下方に位置しハーネスガイド81を有するカウルベース73が設けられている。
また、車両の前面であって車体フレーム側に、フロントタンクカバー83及び燃料タンク35と、フロントタンクカバー83及び燃料タンク35の下方に連続するように設けた左右の第1サイドカバー85L、85Rと、これらの左右の第1サイドカバー85L、85Rとフロントタンクカバー83により囲まれる位置に設けたフロントアンダカウル102とが備えられている。
図5に図4からフロントフォーク13、前輪14、カウル本体72、ヘッドライト75、アッパカウル101等の部品を取り外した状態が示されている。
カウルベース73の下部で車両中心位置にハーネスガイド81が備えられ、このハーネスガイド81に左右に設けた差込部94L、94Rがボトムブリッジ45に付設した差込受部96L、96Rに差し込まれている。
図6に図5からカウルベース73を取り外した状態が示されている。
ボトムブリッジの前側面103の左右に、カウルベース73の下部が取付けられる締結ボス部104L、104Rが設けられている。また、トップブリッジ43に、フランジ部105が形成され、このフランジ部105の左右に、カウルベース73の上部が取付けられる締結部106L、106Rが設けられている。
図5に戻って、操舵機構41に、前方からカウルベース73をセットし、左右の締結ボス部104L、104Rに、下ボルト107、107を締結し、左右の締結部106L、106Rに上ボルト109、109を締結することで、カウルベース73が車体20に固着される。
まとめると、操舵機構41に、カウルベース73が取付けられ、このカウルベース73に前方からヘッドライト75が備えられているカウル本体72が連結される。
次に、ハーネスガイド81とエンジン15の位置関係について説明する。
ヘッドパイプ21より車両後方で且つ下方にエンジン15が配置され、このエンジン15は、車両を前から見たときに、カウルベース73の下端部に一体的に設けられているハーネスガイド81の下端111よりも下方に露出して配置されている。
図7に示されているように、操舵機構41は、運転者が操舵するステアリングハンドル42と、このステアリングハンドル42で操舵されヘッドパイプ(図1、符号21)によって回転自在に支持されるステアリングステム44と、このステアリングステム44の下に固着されるボトムブリッジ45とを含む。ステアリングハンドル42は、トップブリッジ43に固定ブロック116、116によって固定されている。
ハーネスガイド81は、車幅方向の断面が上方に開放するコ字状に形成されており、ハーネスガイドの下面112は、車幅方向の断面が直線状に形成されている。
以上に述べた鞍乗型車両の作用を次に述べる。
図3に戻って、フロントカウル71の下部に、ハーネスガイド81が一体的に形成されているので、部品点数が増加する心配はない。加えて、ハーネスガイド81は、操舵機構41の下部に差し込まれ固定される差込部94L、94Rを備えており、ハーネスガイド81と一体化させたフロントカウル71を車体側に同時に組付けることができるので、組立に係る生産性を高めることができる。
フロントカウル71に一体形成したハーネスガイド81は、差込部94L、94Rを備えている。これらの差込部94L、94Rは、操舵機構41の下部に差し込んで、操舵機構41に固定される。
フロントカウル71から延びるハーネスガイド81は、先端が振れがちであるが、本発明によれば、先端が操舵機構41で固定されるので、ハーネスガイド81を安定的に止めることができる。
加えて、ハーネスガイド81は、車両を下から見上げたときに、ステアリングステム44を覆うように配置されているので、回動軸としてのステアリングステム44へ埃などの異物が侵入することを抑制することができる。
図2を併せて参照して、ハーネスガイド81は、上方に開放するコ字状に形成され、ハーネスガイドの下面112は、断面が車幅方向で直線状に形成されるとともに、車両後方に向け斜め下方に延設されている。
フロントカウル71の下方及び操舵機構41の下方を流れる走行風は、下面112が車幅方向で直線状に形成され斜め後方に延設されているハーネスガイド81によってガイドされ、図矢印f方向へ流れるため、フロントカウル71の下方における整流効果を高めることができる。
図4に戻って、エンジン15は、車両を前から見たときに、ハーネスガイドの下端111よりも下方に露出して配置されている。走行風は、車両後方に向け斜め下方に延設されたハーネスガイド81に沿って後方へ流れエンジン15へ導かれるので、エンジン15の冷却性を高めることができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、乗員シートに跨って乗る形態の車両であれば良く、鞍乗り型三輪車(三輪バギー)、鞍乗り型四輪車(四輪バギー)にも適用可能であり、一般の鞍乗型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、車両の前部にハーネスガイドが備えられている自動二輪車に好適である。
10…鞍乗型車両(自動二輪車)、11…車体フレーム、14…前輪、15…エンジン、21…ヘッドパイプ、41…操舵機構、42…ステアリングハンドル、44…ステアリングステム、45…ボトムブリッジ、71…フロントカウル、75…ヘッドライト、81…ハーネスガイド、93…開口部、94、94L、94R…差込部、96、96L、96R…差込受部、111…ハーネスガイドの下端、112…ハーネスガイドの下面。

Claims (6)

  1. 車体フレームと、この車体フレームの前部に形成されているヘッドパイプと、このヘッドパイプに操向自在に支持され前輪を回転自在に支持する操舵機構と、この操舵機構に取付けられるとともに前記ヘッドパイプの前方に配置されるヘッドライトと、このヘッドライトの周囲に配置されるとともに前記操舵機構に固定されるフロントカウルと、が備えられている鞍乗型車両において、
    前記フロントカウルの下部に、前記ヘッドライトの後部から前記車体フレームへ延出されハーネスをガイドするハーネスガイドが一体的に形成され、このハーネスガイドは、前記ヘッドパイプの下方まで延出されるとともに前記操舵機構の下部に差し込まれ前記操舵機構に固定される差込部を備えていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記ハーネスガイドは、車幅方向の断面が上方に開放するコ字状に形成されており、前記ハーネスガイドの下面は、車幅方向の断面が直線状に形成されるとともに、車両を側方から見たときに、車両後方に向け斜め下方に延設されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  3. 前記操舵機構は、運転者が操舵するステアリングハンドルと、このステアリングハンドルで操舵され前記ヘッドパイプによって回転自在に支持されるステアリングステムと、このステアリングステムの下に固着されるボトムブリッジとを含み、
    前記ハーネスガイドは、車両を下から見上げたときに、前記ステアリングステムを覆うように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ヘッドパイプより車両後方で且つ下方にエンジンが配置され、このエンジンは、前記車体フレームに取付けられ、
    前記エンジンは、車両を前から見たときに、前記ハーネスガイドの下端よりも下方に露出して配置されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の鞍乗型車両。
  5. 前記ハーネスガイドの後端に、前記ハーネスが通る開口部が形成され、この開口部の車幅方向両側に、前記差込部が1つずつ形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
  6. 前記操舵機構の下部に、前記ハーネスガイドの差込部の先端が差し込まれる差込受部が形成され、車両を下から見上げたときに、前記ハーネスガイドの差込部を車両前方に向かって狭くしたハの字状に形成し、前記差込部の先端を車両後方へ向かって狭くしたハの字状に形成し、前記差込受部を車両後方に向かって狭くしたハの字状に形成することを特徴とする請求項5記載の鞍乗型車両。
JP2009246905A 2009-10-27 2009-10-27 鞍乗型車両 Expired - Fee Related JP5271234B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009246905A JP5271234B2 (ja) 2009-10-27 2009-10-27 鞍乗型車両
BRPI1004095A BRPI1004095B1 (pt) 2009-10-27 2010-10-25 veículo do tipo de montar no selim

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009246905A JP5271234B2 (ja) 2009-10-27 2009-10-27 鞍乗型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011093354A true JP2011093354A (ja) 2011-05-12
JP5271234B2 JP5271234B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=44110787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009246905A Expired - Fee Related JP5271234B2 (ja) 2009-10-27 2009-10-27 鞍乗型車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5271234B2 (ja)
BR (1) BRPI1004095B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014000931A (ja) * 2012-06-21 2014-01-09 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両における前部構造
EP2792583A1 (en) * 2013-04-18 2014-10-22 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663572A (en) * 1979-10-30 1981-05-30 Yamaha Motor Co Ltd Autobicycle
JPH082463A (ja) * 1994-06-22 1996-01-09 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の風防構造
JP2008105665A (ja) * 2006-09-25 2008-05-08 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両のメータ支持構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663572A (en) * 1979-10-30 1981-05-30 Yamaha Motor Co Ltd Autobicycle
JPH082463A (ja) * 1994-06-22 1996-01-09 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の風防構造
JP2008105665A (ja) * 2006-09-25 2008-05-08 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両のメータ支持構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014000931A (ja) * 2012-06-21 2014-01-09 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両における前部構造
EP2792583A1 (en) * 2013-04-18 2014-10-22 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle
CN104108441A (zh) * 2013-04-18 2014-10-22 雅马哈发动机株式会社 自动二轮车
CN110450892A (zh) * 2013-04-18 2019-11-15 雅马哈发动机株式会社 自动二轮车
CN110450892B (zh) * 2013-04-18 2021-11-19 雅马哈发动机株式会社 自动二轮车

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI1004095A2 (pt) 2013-02-26
BRPI1004095B1 (pt) 2019-08-13
JP5271234B2 (ja) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5634290B2 (ja) 鞍乗り型車両
US20110180345A1 (en) Cowling structure for saddle-ride type vehicle
US20180244334A1 (en) Vehicle body frame structure for saddle riding vehicle
JP2018052413A (ja) 鞍乗型車両の導風構造
JP2007137277A (ja) 車両の前部構造
JP5460511B2 (ja) 車両用のリヤフェンダ
JP2012136161A (ja) 鞍乗型車両
JP5271234B2 (ja) 鞍乗型車両
CN110015369B (zh) 鞍座式骑乘车辆
JP5734417B2 (ja) 自動二輪車用フレーム
CN110015368B (zh) 鞍座式骑乘车辆
WO2018173961A1 (ja) 鞍乗り型車両のリアフェンダ支持構造
JP5551059B2 (ja) 鞍乗り型車両
WO2012057159A1 (ja) 自動二輪車
JP2009281375A (ja) 自動二輪車
JP2018162015A (ja) 鞍乗り型車両の車体構造
JP5738475B2 (ja) 鞍乗型車両の前部構造
JP2015143088A (ja) リヤグリップを備える鞍乗り型車両
JP2019182306A (ja) 鞍乗り型車両
JP7454532B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6351172B2 (ja) 車体後部構造
US11613324B2 (en) Saddle riding vehicle
JP7096381B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2012176684A (ja) 鞍乗り型車両の前部構造
JP2008162517A (ja) 鞍乗型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120518

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130430

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5271234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees