JP6848235B2 - トレイ移動装置及び記録装置 - Google Patents
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Description
に沿って移動可能な構成のトレイ移動装置が使用されている。
例えば、特許文献1には、媒体(被記録媒体)を載置可能なトレイとしての第2給紙カ
セットなどを有し、該第2給紙カセットをその収容部に対して進退方向に沿って移動可能
な構成のトレイ移動装置(画像記録装置)が開示されている。
移動させる際の摺動負荷が大きかった。これは、従来のトレイは、単にトレイの幅方向(
進退方向と交差する方向)の端部において位置決めされただけの状態で、移動力(進退方
向に沿って移動するための移動力)が付与されるためである。詳細には、設計交差などか
らトレイの移動経路の幅はトレイの幅よりも大きくする必要があるため、トレイがその移
動経路に対して傾き易く、トレイが傾いた状態でその移動経路を移動する場合があり、こ
のような場合、トレイの摺動負荷が大きくなるためである。
目的にする。
媒体を載置面で載置可能であって、前記載置面に沿う進退方向に沿って、前記トレイ収容
部に対して移動可能なトレイと、前記トレイ収容部に対する移動力を、前記進退方向と交
差する方向であって前記トレイの前記載置面に沿う幅方向における一方側において、前記
トレイに付与する付与部と、前記トレイ収容部に対する前記トレイの前記進退方向に沿う
移動を、前記一方側において、凹部と凸部とによってガイドするガイド部と、を備えるこ
とを特徴とする。
よってガイドするガイド部を備える。このため、トレイが傾いた状態で進退方向に沿って
移動することを軽減できる。さらに、トレイ収容部に対する移動力をトレイに付与する付
与部とガイド部との位置を共に幅方向における一方側にすることで、トレイが傾く方向に
モーメントがかかることを抑制でき、トレイが傾いた状態で進退方向に沿って移動するこ
とを特に効果的に軽減できる。したがって、トレイを移動する際の摺動負荷を抑制するこ
とができる。
なお、「トレイ」に特に限定は無いが、例えば、該トレイをトレイ移動装置としての記
録装置で用いた場合における、記録前の媒体を収容可能な給送トレイや記録後の媒体を載
置可能な排出トレイなどが挙げられる。
また、「幅方向における一方側」とは、幅方向において中央部分に対して一方の側と言
う意味である。
また、「凹部と凸部とによってガイドする」とは、例えば、進退方向に沿って延設され
る凹部とこれに嵌合し進退方向に沿って延設される凸部とで構成されるもののほか、進退
方向に沿って延設される凹部とこれに嵌合する複数の突起状の凸部とで構成されるものな
どが挙げられる。
前記トレイ又は前記トレイ収容部の一方に形成され前記進退方向に沿って延設される前記
凹部と、前記凹部に嵌合し前記トレイ又は前記トレイ収容部の他方に形成され前記進退方
向に沿って延設される前記凸部と、を有することを特徴とする。
って延設される凹部と、凹部に嵌合しトレイ又はトレイ収容部の他方に形成され進退方向
に沿って延設される凸部と、を有する。このため、簡単にガイド部を構成でき、簡単な構
成のガイド部によりトレイを移動する際の摺動負荷を抑制することができる。
記トレイ収容部に対して前記進退方向に沿って着脱可能であり、前記凹部における前記進
退方向のうちの進入方向の先端部は、先端程凹部の幅が広がっていることを特徴とする。
凹部における進退方向のうちの進入方向の先端部は、先端程凹部の幅が広がっている。す
なわち、トレイ又はトレイ収容部に設けられる凹部の先端部は先端程凹部の幅が広がって
いる。このため、トレイをトレイ収容部に着けることに伴って凸部と凹部とを嵌合させる
際、凸部と凹部とを簡単に嵌合させることができる。
いて、前記ガイド部のうちの前記トレイ収容部に形成される前記凹部又は前記凸部は、可
撓性の部材に形成されていることを特徴とする。
容部に進入させてしまう場合がある。しかしながら、本態様によれば、トレイ収容部に形
成される凹部又は凸部は、可撓性の部材に形成されている。このため、凸部と凹部とが嵌
合しない位置でトレイをトレイ収容部に進入させてしまっても、可撓性の部材が撓んで凸
部が凹部と嵌合するようにこれらを再配置することができる。したがって、トレイをトレ
イ収容部に着ける際、凸部と凹部とが嵌合しない位置でトレイをトレイ収容部に進入させ
てしまう場合に、ガイド部を破損するということを抑制できる。
ちの前記トレイ収容部に形成される前記凹部又は前記凸部は、前記進退方向に沿って前記
トレイ収容部に延設される可撓性の板状部材の面に形成されており、前記トレイ収容部は
、前記トレイを前記載置面側又は前記載置面と反対側から前記板状部材で支持し、前記ト
レイを前記板状部材とは反対側から支持する支持部と、前記幅方向の移動を規制する規制
部と、を有し、前記支持部は、前記板状部材における前記ガイド部が形成される面と対向
する面を有し、前記進退方向に沿って前記トレイ収容部に延設される板状であり、前記規
制部は、前記板状部材における前記ガイド部が形成される面と交差する面を有し、前記進
退方向に沿って前記トレイ収容部に延設され、前記板状部材と前記支持部とが接続されて
いることを特徴とする。
収容部に延設される可撓性の板状部材の面に形成されている。そして、トレイ収容部は、
トレイを載置面側又は載置面と反対側から板状部材で支持し、トレイを板状部材とは反対
側から支持する支持部と幅方向の移動を規制する規制部とを有している。このため、凸部
と凹部とが嵌合しない位置でトレイをトレイ収容部に進入させてしまっても、トレイをト
レイ収容部の奥側に進入させることに伴い、規制部及び支持部でトレイ収容部に対するト
レイの配置が適正な配置となるように規制されるとともに、板状部材が撓んで凸部が凹部
と嵌合するようにこれらが再配置される。したがって、トレイをトレイ収容部に着ける際
、凸部と凹部とが嵌合しない位置でトレイをトレイ収容部に進入させてしまう場合に、ガ
イド部を破損するということを抑制できる。
また、本態様によれば、支持部は、板状部材におけるガイド部が形成される面と対向す
る面を有し、進退方向に沿ってトレイ収容部に延設される板状である。そして、規制部は
、板状部材におけるガイド部が形成される面と交差する面を有し、進退方向に沿ってトレ
イ収容部に延設され、板状部材と支持部とが接続されている。このような構成とすること
で、トレイ収容部におけるガイド部の形成部分を頑丈に構成することができる。
なお、「板状部材と支持部とが接続されている」とは、規制部が別々に構成された板状
部材及び支持部と接続部材などを介して接続されている構成のほか、規制部と板状部材と
支持部とが1の部材で構成されている構成も含む意味である。
いて、装置下方側に位置する第1トレイと、前記第1トレイに対し上方において進退方向
に沿って移動する第2トレイと、を有し、前記トレイは、前記第2トレイであることを特
徴とする。
進退方向に沿って移動する第2トレイと、を有する構成において、第2トレイを移動する
際の摺動負荷を抑制することができる。
いて、前記ガイド部は、前記進退方向に沿って部分的に形成されていることを特徴とする
。
イド部が進退方向に沿って全体的に形成されている構成に比べて摩擦力などを軽減でき、
トレイを移動する際の摺動負荷を特に効果的に抑制することができる。
置と、前記媒体に記録可能な記録部と、を備えることを特徴とする。
とができる。
形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能
であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の
一実施形態を説明するものとする。
置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の外
観斜視図である。また、図3はプリンター1の装置前面の部分拡大図(上下トレイ未装着
状態)である。また、図4は下段側トレイ50の斜視図、図5は上段側トレイ60の斜視
図、図6は排紙受けトレイ8の斜視図である。また、図7及び図8はプリンター1の用紙
搬送経路を示す側断面図、図9は給送ローラー10を有するローラー支持部材11の斜視
図である。そして、図10は上段側トレイ60の先端部及びフレーム材9の斜視図、図1
1は上段側トレイ60の先端部及びフレーム材9の断面図である。
Y方向が装置奥行き方向及び用紙搬送方向であり、Z方向が鉛直方向及び装置高さ方向を
示している。尚、各図において+Y方向側を装置前面側とし、−Y方向側を装置背面側と
する。
以下、図1〜図11を参照しつつプリンター1の全体構成について概説する。プリンタ
ー1は、被記録媒体の一例としての記録用紙にインクジェット記録を行う装置本体(トレ
イ移動装置)2の上部にスキャナユニット3を備えており、即ちインクジェット記録機能
に加えてスキャナ機能を備える複合機として構成されている。
により、閉じた状態(図1)と開いた状態(不図示)とをとり得る。
スキャナユニット3において上部のカバー4は開閉可能なカバーであり、当該カバー4
を開放することにより、スキャナユニット3の原稿台3a(図7、図8)が表れる様にな
っている。
印刷設定内容や印刷画像のプレビュー表示などを行う表示部、等を備えて成る操作パネル
である。
あり、図1はカバー59が閉じた状態を、図2はカバー59が開いた状態を、それぞれ示
している。そしてこのカバー59を開くことにより、下段側トレイ50、上段側トレイ6
0、排紙受けトレイ8が露呈可能な様に構成されている。
装置本体2に収納された状態(図1、図2)と、装置本体2の前方側に突出した状態(図
7、図8)と、を取りうる様に設けられており、装置本体2の前方側に突出した状態とな
ることで、記録が行われて排出される記録用紙を受けることができる。
装置本体2に対して進退方向(Y方向に沿う方向)に移動可能となっている。具体的には
、図6で表されるように、排紙受けトレイ8にはラック部22が形成されており、排紙受
けトレイ移動モーター66が生成する該排紙受けトレイ8の移動力を、歯車輪列26及び
該ラック部22と係合するピニオン部23とを介して、該排紙受けトレイ8に付与可能に
構成されている。別の表現をすると、進退方向と交差する方向であって排紙受けトレイ8
の載置面8aに沿う幅方向(X方向)における一方側に形成されたラック部22とピニオ
ン部23とで、トレイ収容部49(図3、図7、図8参照)に対する移動力を排紙受けト
レイ8に付与する付与部を形成している。
用紙を収容可能であり、それぞれが独立して装置本体2に対して着脱可能(進退方向に移
動可能)となっている。また、一方側が未装着状態であっても、他方側が装着されていれ
ば、当該装着されているトレイから記録用紙を送り出すことができる様になっている。図
3において符号36は、下段側トレイ50を着脱方向に案内するとともに支持する下部下
段側トレイ支持部であり、符号35は上段側トレイ60を着脱方向に案内するとともに支
持する上段側トレイ支持部である。また、図示しないが、下段側トレイ50は、記録用紙
を収容する際、装置本体2から完全に引き出す必要がなく収容できるように、下段側トレ
イ50または装置本体2の少なくとも一方に、引き出し時に係合する係合機構が設けられ
ている。尚、このうち、上段側トレイ支持部35についての詳細は後述する。
脱可能であり、一方側のトレイに用紙をセットする際に他方側のトレイも引き出す必要が
無く、複数段のトレイを備えた記録装置において、用紙セット作業時の作業性を向上させ
ることができる。
たり位置(図8)との間をスライド変位する様に設けられており、上段側トレイ60につ
いては待避位置と突き当たり位置のいずれの位置にあっても、またいずれの位置の間にあ
っても「装着状態」となる。そして、待避位置よりも更に手前側(図7の位置より更に右
側)に位置する様な場合は、上段側トレイ60の不完全装着状態、つまり「未装着状態」
となる。
れた状態が「装着状態」であり、それ以外の状態は「未装着状態」となる。ここで、「上
下トレイ未装着状態」とは、下段側トレイ50及び上段側トレイ60の双方が装置本体2
から取り外された状態を言うものとする。
手差しカバー6を開くことにより、手差しトレイ7(図7、図8)を利用した記録用紙の
手差しでの給紙が行える様になっている。
実施形態に係るプリンター1は、装置底部に下段側トレイ50及び上段側トレイ60を備
え、当該下段側トレイ50或いは上段側トレイ60から記録用紙を1枚ずつ給送する。
位)可能に設けられており、そして上段側トレイ移動モーター67(図12参照)の動力
を受けて、給送可能位置(図8)と退避位置(図7)とを変位する様に構成されている。
なお、図5においては省略されているが、ラック部60bと係合する位置には、不図示
のピニオン部があり、該ピニオン部は不図示の歯車輪列を介して上段側トレイ移動モータ
ー67に接続されている。すなわち、図6における排紙受けトレイ移動モーター66、歯
車輪列26及びピニオン部23と同様の構成により、上段側トレイ移動モーター67が生
成する上段側トレイ60の移動力を、不図示の歯車輪列及びラック部60bと係合する不
図示のピニオン部とを介して、該上段側トレイ60に付与可能に構成されている。別の表
現をすると、進退方向と交差する方向であって上段側トレイ60の載置面である底面60
aに沿う幅方向(X方向)における一方側に形成されたラック部60bと不図示のピニオ
ン部とで、トレイ収容部49に対する移動力を上段側トレイ60に付与する付与部を形成
している。
側トレイ60に収容される用紙を符号P2で、それぞれ示している(以下、特に区別する
必要がない場合は「用紙P」と言う)。
ローラーとも呼ばれる)10は、回動軸12を中心に揺動するローラー支持部材11(ピ
ックアップアームや揺動部材とも呼ばれる)に設けられている。そして、上段側トレイ6
0が最も装置前方側(図7及び図8において右方向:上段側トレイ60の引き抜き方向側
)にスライドした状態、即ち上段側トレイ60が退避位置にあるときは(図7の状態)、
下段側トレイ50に収容された用紙P1の最上位のものと接して回転することにより、当
該最上位の用紙P1を下段側トレイ50から送り出す。
60の装着方向側であり、用紙送り出し方向側でもある)にスライドした突き当たり位置
にあるとき、即ち上段側トレイ60の給送可能位置では(図8の状態)、給送ローラー1
0が上段側トレイ60に収容された用紙P2の最上位のものと接して回転することにより
、当該最上位の用紙P2を上段側トレイ60から送り出す。
尚、下段側トレイ50及び上段側トレイ60は、いずれか一方側が装着されていない場
合であっても、他方側から用紙を給送可能となっており、これにより給紙の自由度が確保
され、装置の取り扱い性の向上が図られている。
するとともに、給送モーター65の動力を受けて回転することで、回動軸12において上
段側トレイ60及び下段側トレイ50の幅方向(X方向)中心に相当する位置に設けられ
た伝達歯車13から、歯車輪列14を介し、給送ローラー10と一体に設けられた被伝達
歯車15へと動力を伝達する。尚、本実施形態では給送ローラー10は被伝達歯車15を
挟んで両側に設けられている。
0の先端と対向する位置には、分離斜面16が設けられており、下段側トレイ50が装着
された状態では、下段側トレイ50の先端に設けられたストッパー50d(図4参照)が
、分離斜面16より奥方(図7において左側)に入り込み、下段側トレイ50に収容され
た用紙先端が分離斜面16と当接可能な状態となる。
位置:図8)に位置決めされた状態において、上段側トレイ60の先端に設けられたスト
ッパー60cが、分離斜面16より奥方に入り込み、上段側トレイ60に収容された用紙
先端が分離斜面16と当接可能な状態となる。
このフレーム材9には図11に示す様にストッパー60c、60cを受け入れる受け入れ
部9a、9aが設けられている。図11に示す様に、上段側トレイ60が給送可能位置に
位置決めされた状態において、上段側トレイ60(ストッパー60c)は受け入れ部9a
の底面9bには接しておらず、両者の間には隙間が形成されている。
入れ部9aの底面9bに接している場合、両者に摩耗が生じ、その摩耗の状態によっては
上段側トレイ60のセット状態(例えば上下方向位置)が変化して、最終枚(最後の1枚
)の給紙性能に悪影響を与える虞がある。そこで、上述のように上段側トレイ60(スト
ッパー60c)が受け入れ部9aの底面9bに接しないように構成することで、上記の悪
影響を回避することができる。尚、図11において符号64は、用紙幅方向(X方向)に
延びる形状を成す補強フレームである。補強フレーム64は、図示する様に断面視におい
てコの字状を成すように金属板材の曲げ加工により形勢されており、樹脂材料で形成され
た上段側トレイ60のX方向に渡る鉛直下方向撓みを抑制する。
れる用紙Pは、その先端が分離斜面16に接しながら下流側に進むことで、給送されるべ
き最上位の用紙Pと次位以降の用紙Pとの分離が行われる。
る中間ローラー17が設けられており、この中間ローラー17によって用紙Pは湾曲反転
させられ、装置前方側へと向かう。尚、符号18、19、20、21は従動回転可能な従
動ローラーであり、少なくとも用紙Pは、従動ローラー19と中間ローラー17とによっ
てニップされ、また従動ローラー20と中間ローラー17とによってニップされて、下流
側へと送られる。
搬送駆動ローラー24と、該搬送駆動ローラー24に接して従動回転する搬送従動ローラ
ー25とが設けられており、これらローラーによって用紙Pが記録部としての記録ヘッド
30の下へと送られる。
このように、用紙Pの搬送経路において、上段側トレイ60及び下段側トレイ50に収
容された用紙Pは、中間ローラー17と従動ローラー20及び21とが対向する位置を搬
送される。
リッジ29はキャリッジモーター69(図12参照)によって主走査方向(図7及び図8
の紙面表裏方向)に往復動する様に駆動される。
持部材28によって、用紙Pと記録ヘッド30との間の間隔が規定される。そして支持部
材28の下流側には、排紙モーター70(図12参照)によって回転駆動される排出駆動
ローラー31と、当該排出駆動ローラー31に接して従動回転する排出従動ローラー32
とが設けられている。記録ヘッド30によって記録の行われた用紙Pは、これらローラー
により、上述した排紙受けトレイ8へ向けて排出される。
また、用紙Pの両面を記録する場合には、表(おもて)面を記録ヘッド30で記録した
後、スイッチバックさせることで、用紙Pを中間ローラー17の下側から給送経路に侵入
させ、湾曲反転させることで、用紙Pの裏(うら)面に記録を行うことができる。
以上がプリンター1の全体構成であり、以下、媒体(用紙P)を載置面8aで載置可能
であって載置面8aに沿う進退方向(Y方向)に沿って、トレイ収容部49に対して移動
可能なトレイ(上段側トレイ60)を備えるトレイ移動装置(装置本体2)の概要につい
て詳説する。
下段側トレイ50は、その底面50aに、用紙送り出し方向にスライド可能なエッジガ
イド52(図7、図8)を備えており、このエッジガイド52により後端エッジの位置が
規制されるようになっている。尚、本明細書において下段側トレイ50或いは上段側トレ
イ60からの用紙送り出し方向とは図7及び図8において左方向すなわち分離斜面16に
向けた方向であり、用紙長さ方向及び上段側トレイ60のスライド方向とは図7及び図8
において左右方向(Y方向)である。また、用紙幅方向とは図7及び図8の紙面表裏方向
(X方向)即ち用紙面と平行で且つ用紙送り出し方向と直交する方向である。
けられており(図4)、このエッジガイド51A、51Bにより、用紙のサイドエッジの
位置が規制される。本実施形態では、用紙のサイドエッジを規制する2つのエッジガイド
51A、51Bは、用紙幅方向中心位置を中心にして対称に位置する様に、同期して変位
できる様になっている。即ち本実施形態に係るプリンター1は、用紙幅方向中心位置を給
送基準位置とする(上段側トレイ60も同様)。
する場所の付近に高摩擦材53が配置されており、この高摩擦材53により、給送ローラ
ー10による用紙送り出し時に用紙束ごと下流側に送られないよう、当該用紙束が保持さ
れる様になっている。
するストッパー50dが設けられ、このストッパー50dによって、下段側トレイ50に
用紙をセットした際に当該用紙が下段側トレイ50から飛び出さない様に構成されている
。尚、このストッパー50dは、上述した様に下段側トレイ50が装置本体2に装着され
た場合、分離斜面16より装置奥方に入り込み、送り出される用紙の先端と当接すること
はない。即ちストッパー50dは、用紙給送時に用紙の給送を阻害することはない。
面60aに、用紙幅方向にスライド可能なエッジガイド61A、61Bと、ストッパー6
0c、60cと、を備えている。また給送ローラー10と用紙P2との接触位置に対応す
る場所の付近に高摩擦材63が配置されている。
方向にスライド可能に設けられている。
また、上記のように、上段側トレイ60の一方側の端部上面には、上段側トレイ60の
スライド方向に沿ってラック部60bが形成されており、このラック部60bに、図示し
ないピニオン部(ピニオン歯車)が噛合することによってラック&ピニオン機構が構成さ
れ、そして上段側トレイ移動モーター67(図12参照)の動力によってピニオン歯車が
回転することにより上段側トレイ60が給送可能位置(突き当たり位置:図8)と退避位
置(図7)との間をスライド変位する様になっている。
a及び61Baが方向Yに沿って凹凸の無い平面で形成されており、用紙Pを上段側トレ
イ60に収容する際、用紙Pがエッジガイド61A及び61Bに引っかかり難くしている
。さらに、用紙Pを上段側トレイ60に収容する際、用紙Pを挿入しやすいように、エッ
ジガイド61A及び61Bには、斜面部61Ab及び61Bbが形成されている。
このような構成のトレイは、トレイが傾いた状態で移動すると特に摺動負荷が大きくなり
易いが、本実施形態のプリンター1は、後述する構成とすることで摺動負荷が大きくなる
ことを効果的に抑制している。
続いて、プリンター1の電気的構成について説明する。
図12で表されるように、本実施形態のプリンター1は、制御部81を備えている。
制御部81には、記録装置1の全体の制御を司るCPU82が設けられている。CPU
82は、システムバス83を介して、CPU82が実行する各種制御プログラム等を格納
したROM84と、データを一時的に格納可能なRAM85と接続されている。
ッド駆動部86と接続されている。
また、CPU82は、システムバス83を介して、給送モーター65、排紙受けトレイ
移動モーター66、上段側トレイ移動モーター67、搬送モーター68、キャリッジモー
ター69、排紙モーター70を駆動させるためのモーター駆動部87と接続されている。
また、CPU82は、システムバス83を介して、入出力部88と接続されており、入
出力部88は、後述のセンサーS、記録データ等のデータ及び信号の送受信を行うための
PC89と接続されている。
制御部81は、このような構成により、プリンター1の全体の制御を実行可能である。
続いて、上段側トレイ60の摺動負荷を抑制するための構成について説明する。
図13はトレイ収容部49に上段側トレイ60を着けた状態を表す装置本体2の外観斜
視図であり、図14及び図15はトレイ収容部49から上段側トレイ60を外した状態を
表す装置本体2の一部を表す図であり、図16はトレイ収容部49に上段側トレイ60を
着けた状態であって図14及び図15に対応する部分の外観正面断面図である。
また、上記のように、図5は上段側トレイ60の底面60a側から見た斜視図である。
そして、図17から図19は上段側トレイ60の底面60a側とは反対側から見た斜視図
である。そして、図20は図5とは異なる角度から見た図であって上段側トレイ60の底
面60a側から見た斜視図である。
図21はトレイ収容部49に上段側トレイ60を着ける際の状態を表す装置本体2の外
観斜視図、図22はトレイ収容部49に上段側トレイ60を着ける際の状態を表す装置本
体2の外観平面図である。また、図23及び24は、Z方向において異なる位置を表すと
ともに、トレイ収容部49に上段側トレイ60を着けた状態を表す装置本体の外観平面図
である。
そして、図25はトレイ収容部49に上段側トレイ60を誤った配置で着けようとする
際の状態を表す装置本体2の外観斜視図であり、図26は該状態を表す装置本体2の一部
の外観正面断面図である。
容部49の上段側トレイ支持部35には、進退方向に沿って延設される凸部37が形成さ
れている。そして、図17、図19及び図24などで表されるように、本実施形態の上段
側トレイ60には、進退方向に沿って延設される凹部38が形成されている。そして、凸
部37と凹部38とが嵌合することでトレイ収容部49に対して上段側トレイ支持部35
が進退方向に移動する際のガイド部39が形成される(図16及び図24参照)。なお、
図5と図17とを参照すると明らかなように、凹部38(ガイド部39)は、ラック部6
0bと、上段側トレイ60の幅方向(X方向)における同じ側に形成されている。
媒体(用紙P)を載置面としての底面60aで載置可能であって、底面60aに沿う進退
方向に沿って、トレイ収容部49に対して移動可能な上段側トレイ60を備えている。そ
して、トレイ収容部49に対する移動力を、進退方向と交差する方向であって上段側トレ
イ60の底面60aに沿う幅方向(X方向)における一方側において、上段側トレイ60
に付与する付与部としてのラック部60bと、トレイ収容部49に対する上段側トレイ6
0の進退方向に沿う移動を、該一方側において、凹部38と凸部37とによってガイドす
るガイド部39と、を備える。
このように、トレイ収容部49に対する上段側トレイ60の進退方向に沿う移動を凹部
38と凸部37とによってガイドするガイド部39を備えるため、上段側トレイ60が傾
いた状態で進退方向に沿って移動することを軽減できる。さらに、トレイ収容部49に対
する移動力を上段側トレイ60に付与するラック部60bとガイド部39との位置を共に
幅方向における一方側(同じ側)にすることで、上段側トレイ60が傾く方向にモーメン
トがかかることを抑制でき、上段側トレイ60が傾いた状態で進退方向に沿って移動する
ことを特に効果的に軽減できる。したがって、本実施形態の装置本体2は、上段側トレイ
60を移動する際の摺動負荷を抑制することができる構成になっている。
なお、本実施形態の装置本体2においては、「トレイ」として、記録前の媒体を収容可
能な給送トレイである上段側トレイ60としたが、該トレイに特に限定は無い。例えば、
該トレイを記録後の媒体を載置可能な排出トレイとしてもよい。本実施形態の装置本体2
に当てはめると、排紙受けトレイ8における付与部としてのラック部22と幅方向におい
て同じ側に本実施形態のガイド部39のようなガイド部を形成すればこのようなトレイに
該当する。
また、「幅方向における一方側」とは、幅方向において中央部分に対して一方の側と言
う意味である。
また、「凹部38と凸部37とによってガイドする」とは、本実施形態のような進退方
向に沿って延設される凹部38とこれに嵌合し進退方向に沿って延設される凸部37とで
構成されるもののほか、進退方向に沿って延設される凹部とこれに嵌合する複数の突起状
の凸部とで構成されるものなどであってもよく特に限定されない。
、上記の装置本体2と、用紙Pに記録可能な記録部としての記録ヘッド30と、を備える
。このため、上段側トレイ60を移動する際の摺動負荷を抑制したうえで、用紙Pに記録
することができる。
レイ50と、下段側トレイ50に対し上方において進退方向に沿って移動する第2トレイ
としての上段側トレイ60と、を有する構成である。なお、上記のトレイは、上段側トレ
イ60に該当する。このため、装置下方側に位置する第1トレイと第1トレイに対し上方
において進退方向に沿って移動する第2トレイとを有する構成において、第2トレイを移
動する際の摺動負荷を抑制している。
トレイ60に形成され進退方向に沿って延設される凹部38と、凹部38に嵌合しトレイ
収容部49に形成され進退方向に沿って延設される凸部37と、を有している。このため
、簡単にガイド部39を構成しており、簡単な構成のガイド部39により上段側トレイ6
0を移動する際の摺動負荷を抑制している。
なお、凹部38と凸部37とは、本実施形態とは逆に構成されていてもよい。すなわち
、ガイド部39は、トレイ収容部49に形成され進退方向に沿って延設される凹部38と
、凹部38に嵌合し上段側トレイ60に形成され進退方向に沿って延設される凸部37と
、を有する構成であってもよい。
可能であり、図17及び図19などで表されるように、凹部38における進退方向のうち
の進入方向の先端部40は、先端程凹部38の幅が広がっている。このため、上段側トレ
イ60をトレイ収容部49に着けることに伴って凸部37と凹部38とを嵌合させる際、
凸部37と凹部38とを簡単に嵌合させることができる構成になっている。
なお、凹部38の先端部40が先端程幅が広がっている構成にする代わりに、凸部37
の先端部が先端程幅が狭くなっている構成としてもよい。このような構成としても、上段
側トレイ60をトレイ収容部49に着けることに伴って凸部37と凹部38とを嵌合させ
る際、凸部37と凹部38とを簡単に嵌合させることができる。
状部材)である。すなわち、ガイド部39のうちのトレイ収容部49に形成される凸部3
7は、進退方向に沿ってトレイ収容部49に延設される可撓性の板状部材である上段側ト
レイ支持部35の面35a(図16参照)に形成されている。そして、トレイ収容部49
は、図14から図16で表されるように、上段側トレイ60を底面60aと反対側(下側
)から上段側トレイ支持部35で支持し、上段側トレイ60を上段側トレイ支持部35と
は反対側(上側)から支持する支持部41と、幅方向の移動を規制する規制部42と、を
有している。
上段側トレイ60をトレイ収容部49に着ける際、凸部37と凹部38とが嵌合しない
位置で上段側トレイ60をトレイ収容部49に進入させてしまう場合がある。しかしなが
ら、本実施形態の装置本体2は、トレイ収容部49に形成される凸部37は、進退方向に
沿ってトレイ収容部49に延設される可撓性の板状部材35の面35aに形成されている
。そして、トレイ収容部49は、上段側トレイ60を底面60aと反対側から上段側トレ
イ支持部35で支持し、上段側トレイ60を上段側トレイ支持部35とは反対側から支持
する支持部41と幅方向の移動を規制する規制部42とを有している。このため、凸部3
7と凹部38とが嵌合しない位置で上段側トレイ60をトレイ収容部49に進入させてし
まっても、上段側トレイ60をトレイ収容部49の奥側に進入させることに伴い、規制部
42及び支持部41でトレイ収容部49に対する上段側トレイ60の配置が適正な配置と
なるように規制されるとともに、上段側トレイ支持部35が撓んで凸部37が凹部38と
嵌合するようにこれらが再配置される。したがって、上段側トレイ60をトレイ収容部4
9に着ける際、凸部37と凹部38とが嵌合しない位置で上段側トレイ60をトレイ収容
部49に進入させてしまう場合に、ガイド部39を破損するということを抑制できる。
ここで、本実施形態は、上段側トレイ支持部35は下側から上段側トレイ60を支持し
、支持部41は上側から上段側トレイ60を支持する構成である。しかしながら、逆の構
成(すなわち上段側トレイ支持部35とともにガイド部39も底面60aの上側に設けら
れる構成)としてもよい。また、トレイ収容部49に凹部38が形成され上段側トレイ6
0に凸部37が形成される構成においては、凹部38と凸部37とを読み替えた構成にす
ればよいことは言うまでもない。
49におけるガイド部39の形成部分は、規制部42と上段側トレイ支持部35と支持部
41とでコの字状を成している。
別の表現をすると、支持部41は、上段側トレイ支持部35におけるガイド部39(凸
部37)が形成される面35aと対向する面41aを有し、進退方向に沿ってトレイ収容
部49に延設される板状である。そして、規制部42は、上段側トレイ支持部35におけ
るガイド部39(凸部37)が形成される面35aと交差する面42aを有し、進退方向
に沿ってトレイ収容部49に延設され、上段側トレイ支持部35と支持部41とが接続さ
れている。このような構成とすることで、トレイ収容部49におけるガイド部39の形成
部分を頑丈に構成することができる。
なお、「上段側トレイ支持部35と支持部41とが接続されている」とは、本実施形態
のように、規制部42と上段側トレイ支持部35と支持部41とが1の部材で構成されて
いる構成のほか、規制部42が別々に構成された上段側トレイ支持部35及び支持部41
と接続部材などを介して接続されている構成も含む意味である。
れるように、進退方向に沿って部分的に(2か所に分かれて)形成されている。このため
、ガイド部39が進退方向に沿って全体的に形成されている構成に比べて摩擦力などを軽
減でき、上段側トレイ60を移動する際の摺動負荷を特に効果的に抑制することができる
構成になっている。
上段側トレイ60にはロックピン43とセンサー係合部45とが形成され(図5、図16
から図25参照)、トレイ収容部49にはロックピン43と係合するロックピン係合部4
4とセンサー係合部45と係合するセンサーSとが形成されている(図22から図24参
照)。図23で表されるように、上段側トレイ60がトレイ収容部49に対して適正な位
置まで進入したことに伴い、ロックピン43とロックピン係合部44とが係合し、センサ
ーSがセンサー係合部45に係合する。すると、センサーSからセンサー係合部45と係
合したとの情報が制御部81に送られる。なお、本実施形態のセンサーSは、センサー係
合部45により+X方向に押されることでセンサー係合部45に係合したことを検出する
構成であるが、このような構成のセンサーSに限定されない。また、ロックピン43とロ
ックピン係合部44とを逆に構成してもよい。
に形成された位置決め部46において上段側トレイ支持部35と接触する。すなわち、本
実施例の上段側トレイ60は、複数個所の位置決め部46においてトレイ収容部49と点
接触又は線接触することにより、該トレイ収容部49に対するZ方向の位置決めがなされ
ている。このような構成とすることで、Z方向の位置決めを正確にしつつ、上段側トレイ
60とトレイ収容部49(上段側トレイ支持部35)との接触面積を減らし、上段側トレ
イ60を移動する際の摺動負荷をさらに抑制している。
49に上段側トレイ60を誤った配置(上下逆)で着けようとすると、凸部37の上に上
段側トレイ60の底面60a側が載ることに伴い、上段側トレイ60がその底面60aと
は反対側の部分において支持部41と干渉するよう構成されている(図26)。このため
、トレイ収容部49に上段側トレイ60を上下逆の配置で着けようとしてもできないよう
になっている。同様に、不図示であるがストッパー60cが後尾となるように前後逆で着
けようとする場合など、あらゆる誤った配置でトレイ収容部49に上段側トレイ60を着
けようとしても、トレイ収容部49と上段側トレイ60とがいずれかの場所で干渉し、で
きないようになっている。
の範囲内で、その他種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるもので
あることは言うまでもない。
3…スキャナユニット、4…カバー、5…操作パネル、6…手差しカバー、
7…手差しトレイ、8…排紙受けトレイ、8a…載置面、9…フレーム材、
9a…受け入れ部、9b…受け入れ部9aの底面、10…給送ローラー、
11…ローラー支持部材、12…回動軸、13…伝達歯車、14…歯車輪列、
15…被伝達歯車、16…分離斜面、17…中間ローラー、18…従動ローラー、
19…従動ローラー、20…従動ローラー、21…従動ローラー、
22…ラック部(付与部)、23…ピニオン部(付与部)、24…搬送駆動ローラー、
25…搬送従動ローラー、26…歯車輪列、28…支持部材、29…キャリッジ、
30…記録ヘッド(記録部)、31…排出駆動ローラー、32…排出従動ローラー、
35…上段側トレイ支持部(可撓性の部材、板状部材)、35a…面、
36…下段側トレイ支持部、37…凸部、38…凹部、39…ガイド部、40…先端部
、
41…支持部、41a…面、42…規制部、42a…面、43…ロックピン、
44…ロックピン係合部、45…センサー係合部、46…位置決め部、
49…トレイ収容部、50…下段側トレイ(第1トレイ)、50a…底面、
50d…ストッパー、51A、51B…エッジガイド、52…エッジガイド、
53…高摩擦材、59…カバー、60…上段側トレイ(トレイ、第2トレイ)、
60a…底面(載置面)、60b…ラック部(付与部)、60c…ストッパー、
61A、61B…エッジガイド、61Aa、61Ba…接触面、
61Ab、61Bb…斜面部、63…高摩擦材、64…補強フレーム、
65…給送モーター、66…排紙受けトレイ移動モーター、
67…上段側トレイ移動モーター、68…搬送モーター、69…キャリッジモーター、
70…排紙モーター、81…制御部、82…CPU、83…システムバス、
84…ROM、85…RAM、86…ヘッド駆動部、87…モーター駆動部、
88…入出力部、89…PC、P、P1、P2…記録用紙(媒体)、S…センサー
Claims (8)
- トレイ収容部と、
媒体を載置面で載置可能であって、前記載置面に沿う進退方向に沿って、前記トレイ収
容部に対して移動可能なトレイと、
前記トレイ収容部に対する移動力を、前記進退方向と交差する方向であって前記トレイ
の前記載置面に沿う幅方向における一方側において、前記トレイに付与する付与部と、
前記トレイ収容部に対する前記トレイの前記進退方向に沿う移動を、前記一方側におい
て、凹部と凸部とによってガイドするガイド部と、を備え、
前記付与部は、
前記一方側において前記トレイに設けられるラック部を備え、
前記ガイド部は、
前記トレイにおいて前記ラック部とは反対側の面に設けられる前記凹部又は前記凸部で
ある第1ガイド部と、
前記トレイ収容部に設けられる、前記第1ガイド部の前記凹部に篏合する前記凸部又は
前記第1ガイド部の前記凸部に篏合する前記凹部である第2ガイド部と、を備え、
前記第2ガイド部は、可撓性の部材に形成されており、
前記トレイは、前記トレイの前記載置面に沿う幅方向における前記一方側と反対側の前
記トレイの側面において、突出部を備え、
前記トレイ収容部は、前記突出部と係合する係合部を備える
ことを特徴とするトレイ移動装置。 - 請求項1に記載のトレイ移動装置において、
前記第1ガイド部は、前記トレイにおいて前記進退方向に沿って延設される前記凹部で
あり、
前記第2ガイド部は、前記第1ガイド部に嵌合し、前記進退方向に沿って延設される前
記凸部である
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項2に記載のトレイ移動装置において、
前記トレイは、前記トレイ収容部に対して前記進退方向に沿って着脱可能であり、
前記第2ガイド部は、前記凹部であり、
前記凹部における前記進退方向のうちの進入方向の先端部は、先端程凹部の幅が広がっ
ていることを特徴とするトレイ移動装置。 - 請求項1から3の何れか1項に記載のトレイ移動装置において、
前記第2ガイド部は、前記進退方向に沿って前記トレイ収容部に延設される可撓性の板
状部材の面に形成されており、
前記トレイ収容部は、
前記トレイを前記載置面側又は前記載置面と反対側から前記板状部材で支持し、
前記トレイを前記板状部材とは反対側から支持する支持部と、前記幅方向の移動を規
制する規制部と、を有し、
前記支持部は、前記板状部材における前記第2ガイド部が形成される面と対向する面を
有し、前記進退方向に沿って前記トレイ収容部に延設される板状であり、
前記規制部は、前記板状部材における前記第2ガイド部が形成される面と交差する面を
有し、前記進退方向に沿って前記トレイ収容部に延設され、前記板状部材と前記支持部と
が接続されていることを特徴とするトレイ移動装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のトレイ移動装置において、
装置下方側に位置する第1トレイと、前記第1トレイに対し上方において進退方向に沿
って移動する第2トレイと、を有し、
前記トレイは、前記第2トレイであることを特徴とするトレイ移動装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のトレイ移動装置において、
前記第1ガイド部は、前記進退方向に沿って部分的に形成されていることを特徴とする
トレイ移動装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載のトレイ移動装置において、
前記トレイ収容部は、前記トレイの位置を検出するセンサーを備え、
前記トレイは、前記一方向側の前記トレイの側面において、前記センサーと係合するセ
ンサー係合部を備える
ことを特徴とするトレイ起動装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載のトレイ移動装置と、
前記媒体に記録可能な記録部と、
を備えることを特徴とする記録装置。
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