JP6838061B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

本開示は、振動を抑制する防振装置に関する。
特開2014−066334号公報に示されるように、従来、車両にはエンジン等のパワーユニットで発生する振動を抑制する防振装置が用いられており、防振装置は、パワーユニットと車体との間に設けられている。
この防振装置を構成するエンジンマウントは、インナブラケットの内側に配置されている。エンジンマウントからは、アウタブラケットが延出している。エンジンマウントには、ストッパゴムが設けられている。ストッパゴムからは、側方へ向けて突出した緩衝突起が設けられている。
これにより、パワーユニットからの振動によりエンジンマウントが揺動した際に、ストッパゴムの緩衝突起がインナブラケットの内側面に当接することで振動を抑制できるように構成されている。
しかしながら、このような防振装置にあっては、パワーユニットの振動状態によっては緩衝突起にこじり方向の入力が加わることがあり、このこじり方向の入力に対する耐久性が要求される。
本開示は、こじり方向の入力に対する耐久性を高めることができる防振装置を提供することを目的とする。
本開示に係る防振装置は、振動発生部又は振動受部の一方に取り付けられる第1取付部材と、前記振動発生部又は前記振動受部の他方に取り付けられる第2取付部材と、該第2取付部材に設けられ前記第1取付部材及び前記第2取付部材を弾性的に連結する弾性部材と、該弾性部材の前記第1取付部材に対向する外面を基準として前記第1取付部材へ向けて突出した凸部と、該凸部の基端側に位置する前記外面の部位に凹設され前記凸部の側壁部に延長部を形成するとともに、該延長部に対向した対向面を形成する凹部と、を有する。
本開示によれば、こじり方向の入力に対する耐久性を高めることができる。
第1実施形態に係る防振装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る防振装置の分解斜視図である。 第1実施形態に係る防振装置を第2取付部材の固定部側から見た斜視図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 第1実施形態の第2取付部材を示す斜視図である。 第1実施形態の第2取付部材を示す平面図である。 第1実施形態の防振装置内部の説明に用いる断面図である。 第2実施形態の要部を示す正面図である。 図8AのB−B線に沿った断面図である。 第2実施形態の要部を示す斜視図である。 図9AのC−C線に沿った断面図である。 第2実施形態の変形例の要部を示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係る防振装置10を示す図である。この防振装置10は、ペンデュラム懸架方式の車両に取り付けられエンジンの振動が車体へ伝達されるのを抑制するものである。なお、各図において、Uは上方、Dは下方、Lは左方、Rは右方を示すものとする。これらが示す方向は説明上使用するものであり、防振装置10の使用状態等を示すものではない。
防振装置10は、振動受部の一例としての車体に取り付けられる第1取付部材12を備えている。第1取付部材12には、図2にも示すように、緩衝ブロック14と第2取付部材16とが設けられている。この第2取付部材16は、取付具と言い換えることができる。第2取付部材16は、振動発生部の一例としてのパワーユニットに取り付けられるように構成されている。パワーユニットは、エンジン等を有して構成される。この第2取付部材16は、マウント装置と言い換えることができる。
ここで、本実施形態では、第1取付部材12を振動受部の一例としての車体に取り付け、第2取付部材16を振動発生部の一例としてのパワーユニットに取り付ける場合について説明するが、これに限定されるものではない。第1取付部材12を振動発生部に取り付け、第2取付部材16を振動受部に取り付けてもよい。
第1取付部材12は、図2に示したように、対を成す金属製の第1ブラケット20と第2ブラケット22とにより構成されている。
第1ブラケット20は、断面ハット型形状に形成されており、両側縁はフランジ20Aで補強されている。第1ブラケット20の長さ方向の端部は、固定面20Bを構成しており、各固定面20Bには、リベット挿通穴20Cと車体固定用のボルト挿通穴20Dとが設けられている。第1ブラケット20の長さ方向中央部は、取付面20Eを構成しており、この取付面20Eには、第2ブラケット22と逆側である下方Dへ向けて十字状に膨出した凹ビード20Fが形成されている。
第2ブラケット22も、略断面ハット型形状に形成されており、長さ方向中央部を構成する取付面22Aを有している。取付面22Aの左端部からは当接部位の一例である左縦壁22Bが下方Dへ向けて延出しており、左縦壁22Bからは固定面22Cが左方Lへ向けて延出している。取付面22Aの右端部からは、当接部位の一例である右縦壁22Dが下方Dへ向けて延出しており、右縦壁22Dからは固定面22Cが右方Rへ向けて延出している。
第2ブラケット22の各固定面22Cには、リベット挿通穴22Fとボルト挿通穴22Gとが第1ブラケット20の固定面20Bの各穴20C、20Dに対応した部位に設けられている。これにより、図3及び図4にも示すように、第1ブラケット20の各固定面20Bと第2ブラケット22の各固定面22Cとをリベット24で固定した状態で、第1ブラケット20の取付面20Eと第2ブラケット22の取付面22Aとの間に緩衝ブロック14及び第2取付部材16を挟持できるように構成されている。
そして、図2に示したように、第2ブラケット22の取付面22Aの一方の側縁からは、挿入面26が第1ブラケット20へ向けて延出している。
緩衝ブロック14は、ゴム部材で直方体形状に形成されており、緩衝ブロック14の天面14A及び底面14Bには、十字状の凹溝14Cが形成されている。
第2取付部材16は、図5にも示すように、弾性部材30で覆われた本体部分と(図示省略)、弾性部材30より延出して露出した固定部16Bとを有しており、固定部16Bには、エンジン取付用の取付穴16Dが形成されている。弾性部材30は、一例としてゴム部材で構成されており、第2取付部材16は、一例として金属で構成されている。この第2取付部材16は、本体部分が弾性部材30にインサート成形されることにより形成されている。
第2取付部材16の本体部分を覆うように設けられた弾性部材30は、矩形状の弾性部材本体30Aを備えており、固定部16Bの延出方向逆側には、起立壁30Bが一体形成されている。この起立壁30Bと弾性部材本体30Aとの間には、挿入溝30Cが形成されており、挿入溝30Cに、第2ブラケット22の取付面22Aより延出した挿入面26を挿入できるように構成されている(図1参照)。これにより、第2取付部材16の抜け止めが構成されている。
弾性部材本体30Aの上面には、図5及び図6に示すように、膨出部30Dが突設されている。これにより、図7に示したように、当該第2取付部材16を第1取付部材12に取り付けた状態で、当該膨出部30Dを第2ブラケット22の取付面22Aの内面22Hに押圧して位置決めできるように構成されている。
また、弾性部材本体30Aの下面には、内側に後退した固定用凹部30Fが形成されており、固定用凹部30Fの天井面には、十字状に突出した凸条30Gが形成されている。これにより、この凸条30Gを、緩衝ブロック14の天面14Aに形成された凹溝14Cに配置することで、第2取付部材16に対して緩衝ブロック14を位置決めできるように構成されている。
この弾性部材本体30Aの左側部には、左ストッパ40が設けられており、右側部には、右ストッパ42が設けられている。
右ストッパ42は、図5及び図6に示したように、弾性部材30の外側面を構成する右側面46を基準としたとき、この右側面46より突出する矩形ブロック状の凸部の一例である右凸部48を備えている。この右凸部48は、図7にも示したように、第2取付部材16を第1取付部材12に取り付けた状態において、第2ブラケット22の当接部位である右縦壁22Dへ向けて突出している。この右縦壁22Dに対向する右凸部48の端面48Aは、上下方向中央部が外側に突出した断面円弧状に形成されている。
この右凸部48の周面は、図5及び図6に示したように、上方側を構成する第1側壁面48Bと、第2取付部材16の固定部16B側を構成する第2側壁面48Cと、下方側を構成する第3側壁面48Dと、弾性部材30の起立壁30B側を構成する第4側壁面48Eとで構成されている。
弾性部材本体30Aの右側面46において右凸部48より第2取付部材16の固定部16B側の部位は、段差面46Bが形成されており、他の部位より内側へ後退している(図6参照)。この段差面46Bには、右凸部48の第2側壁面48Cに沿って延在する凹部の一例である第2凹部46Cが左方L(図6中では右側)へ向けて凹設されている。これにより、右凸部48の第2側壁面48Cの延長上には、延長部48Fが形成されており、この延長部48Fに対向して離れた部位には、対向面48Gが形成されている。
弾性部材本体30Aの右側面46には、図7に示したように、右凸部48の第3側壁面48Dに沿って延在する凹部の一例である第3凹部46Dが左方Lへ向けて凹設されている。これにより、右凸部48の第3側壁面48Dの延長上には、延長部48Hが形成されており、この延長部48Hに対向して離れた部位には、対向面48Iが形成されている。
ここで、第3凹部46Dの下方Dに位置する弾性部材30内には、第2取付部材16の側面から突出した突出部16Fが配置されており、右凸部48の下方Dへの傾倒に伴う変形を防止できるように構成されている。
また、弾性部材本体30Aの右側面46には、図6に示したように、右凸部48の第4側壁面48Eに沿って延在する凹部の一例である第4凹部46Eが左方Lへ向けて凹設されている。これにより、右凸部48の第4側壁面48Eの延長上には、延長部48Jが形成されており、この延長部48Jに対向して離れた部位には、対向面48Kが形成されている。
各凹部46C〜46Eは、右凸部48に入力されるこじり方向K(図5参照)に対応した位置に設けられている。ここで、こじり方向Kとは、右凸部48を、その突出方向に対して横方向へ傾倒する方向をいう。本実施形態の防振装置10では、使用時において、パワーユニットの挙動に基づき、右凸部48が第2側壁面48C側、第3側壁面48D側、又は第4側壁面48E側へ傾倒するような入力が加えられることがシュミュレーション等により予測されている。そして、各凹部46C〜46Eは、互いに連通しており、右凸部48の外周部には、コ字状の溝が形成されている。
右凸部48の第1側壁面48Bには、図5及び図6に示したように、横断溝48Lが等間隔をおいた三か所に形成されており、各横断溝48L間には、基端側から先端側へ向けて第1板状部48Mと第2板状部48Nと第3板状部48Oとが形成されている。これにより、右凸部48の外周面の一例である第1側壁面48Bには、凹凸形状が形成されている。
右凸部48の先端側に設けられた第3板状部48Oの長さ寸法S1は、図に示したように、第1板状部48M及び第2板状部48Nの長さ寸法S2より短く設定されている。これにより、当該右凸部48が第2ブラケット22の右縦壁22Dに当接し、第3板状部48Oが変形して長さ方向へ広がった場合でも、第3板状部48Oが各凹部46C〜46Eで形成された溝内に後退できるように構成されている。
左ストッパ40は、弾性部材の外側面を構成する左側面50を基準としたとき、この左側面50より突出する矩形ブロック状の凸部の一例である左凸部52を備えている。この左凸部52は、図7にも示したように、第2取付部材16を第1取付部材12に取り付けた状態において、第2ブラケット22の当接部位である左縦壁22Bへ向けて突出している。この左縦壁22Bに対向する左凸部52の端面52Aは、上下方向中央部が外側に突出した断面円弧状に形成されている。
この左凸部52の周面は、図6及び図7に示したように、上方側を構成する第1側壁面52Bと、第2取付部材16の固定部16B側を構成する第2側壁面52Cと、下方D側を構成する第3側壁面52Dと、弾性部材30の起立壁30B側を構成する第4側壁面52Eとで構成されている。
弾性部材本体30Aの左側面50には、図6に示したように、左凸部52の第2側壁面52Cに沿って延在する第2凹部50Cが右方Rへ向けて凹設されている。これにより、左凸部52の第2側壁面52Cの延長上には、延長部52Fが形成されており、この延長部52Fに対向して離れた部位には、対向面52Gが形成されている。
弾性部材本体30Aの左側面50には、図7に示したように、左凸部52の第3側壁面52Dに沿って延在する第3凹部50Dが右方Rへ向けて凹設されている。これにより、左凸部52の第3側壁面52Dの延長上には、延長部52Hが形成されており、この延長部52Hに対向して離れた部位には、対向面52Iが形成されている。
ここで、第3凹部50Dの下方Dに位置する弾性部材30内には、第2取付部材16の側面から突出した突出部16Fが配置されており、左凸部52の下方Dへの傾倒に伴う変形を防止できるように構成されている。
また、弾性部材本体30Aの左側面50には、図6に示したように、左凸部52の第4側壁面52Eに沿って延在する第4凹部50Eが右方Rへ向けて凹設されている。これにより、左凸部52の第4側壁面52Eの延長上には、延長部52Jが形成されており、この延長部52Jに対向して離れた部位には、対向面52Kが形成されている。
各凹部50C〜50Eは、左凸部52に入力されるこじり方向に対応した位置に設けられている。ここで、こじり方向とは、左凸部52を、その突出方向に対して横方向へ傾倒する方向をいう。本実施形態の防振装置10では、使用時において、左凸部52が第2側壁面52C側、第3側壁面52D側、又は第4側壁面52E側へ傾倒するような入力が加えられることがシュミュレーション等により予測されている。そして、各凹部50C〜50Eは、互いに連通しており、左凸部52の外周部には、コ字状の溝が形成されている。
左凸部52の第1側壁面52Bには、図6に示したように、横断溝52Lが等間隔をおいた三か所に形成されており、各横断溝52L間には、基端側から先端側へ向けて第1板状部52Mと第2板状部52Nと第3板状部52Oとが形成されている。これにより、左凸部52の外周面の一例である第1側壁面52Bには、凹凸形状が形成されている(図7参照)。
左凸部52の先端側に設けられた第3板状部52Oの長さ寸法S3は、第1板状部52及び第2板状部52の長さ寸法S4より短く設定されている。これにより、当該左凸部52が第2ブラケット22の左縦壁22Bに当接し、第3板状部52Oが変形して長さ方向へ広がった場合でも、第3板状部52Oが各凹部50C〜50Eで形成された溝内に後退できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施形態の作用を説明する。
パワーユニットからの振動により第2取付部材16が揺動すると、第2取付部材16に設けられた弾性部材30の各凸部48、52は、第1取付部材12を構成する第2ブラケット22の縦壁22B、22Dに当接する。これに伴って各凸部48、52が弾性変形することで振動エネルギーを吸収する。
ここで、各凸部48、52基端側の各側面46、50には、各凹部46C〜46E、50C〜50Eが設けられており、各凸部48、52が各側面46、50から直接突出する場合と比較して、各凸部48、52の突出方向への長さ寸法を長くすることができる。これにより、各凸部48、52の変形量が増大し、エネルギー吸収量を高めることができる。
このとき、各凸部48、52にこじり方向の入力が加えられた場合、各凸部48、52はこじり方向に応じた方向へ倒れが生ずる。すると、各凸部48、52の基端側の各壁面48C〜48E、52C〜52Eや延長部48F、48H、48J、52F、52H、52Jが、各凹部46C〜46E、50C〜50Eで形成された対向面48G、48I、48K、52G、52I、52Kに当接する。これにより、各凸部48、52は、横方向から支持され、必要以上の倒れが抑制される。
したがって、各凸部48、52を単純に長くして傾倒し易くした際に生じ得る各凸部48、52基端部の破損を、特別な対策を施すことなく、抑制することができる。よって、こじり方向の入力に対する耐久性を高めることができる。
一方、振動入力時において、各凸部48、52に対して長さ方向の入力が加えられた際には、各凸部48、52は、その圧縮方向の力によって横方向へ広がるように変形する。このとき、各凸部48、52の基端側には、各凹部46C〜46E、50C〜50Eが形成されており、各凸部48、52の変形部分の逃げ場として機能する。これにより、各凸部48、52の局所的な歪を抑制することができる。
また、各凹部46C〜46E、50C〜50Eは、各凸部48、52に入力されるこじり方向に対応した位置に設けられている。このため、各凸部48、52へのこじり方向への入力に対する過度な傾倒防止効果を有効に発揮することができる。
そして、各凸部48、52の第1側壁面48B、52Bは、凹凸形状とされ、各凸部48、52の変形が容易とされている。これにより、各凸部48、52でのエネルギー吸収を容易とすることができる。
なお、本実施形態では、各凸部48、52の側部の三方向に各凹部46C〜46E、50C〜50Eを設けたが、これに限定されるものではない。また、各凸部48、52の第1側壁面48B、52Bを凹凸形状とした場合について説明したが、これに限定されるものではない。
(第2実施形態)
図8A、図8B、図9A及び図9Bは、第2実施形態を示す図であり、第1実施形態とは、弾性部材30に設けられた各ストッパ40、42の構造が異なる。このため、本実施形態では、第1実施形態と同一又は同等部分については同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。なお、以下では第1実施形態の右ストッパ42についてのみ説明するが、左ストッパ40も同構造とする。
すなわち、本実施形態に係る右ストッパ42の右凸部48の端面48Aには、横長矩形状の凹溝100が形成されており、凹溝100と、外周部を構成する端面48Aの一般部102とによって凹凸形状が形成されている。換言すれば、右凸部48の表面の一例たる側面に、凹凸が設けられている。
また、右凸部48が設けられた右側面46には、当該右凸部48の周縁に沿って凹部104が形成されており、右凸部48は、凹部104によって包囲されている。一例として、凹部104は、右凸部48の周囲を覆うように、右凸部48の突出方向と直交する少なくとも2方向に沿って延在している。これにより、右凸部48の各側壁面48B〜48Eの延長上には、延長部48F、48H、48J、48Pが形成されており、各延長部48F、48H、48J、48Pに対向する部位には、対向面48G、48I、48K、48Qが形成されている。ここで、延長部48Pは、右凸部48の上方側を構成する第1側壁面48Bの延長上に形成されている。
このような構成においても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、右凸部48を包囲するように凹部104が設けられているため、あらゆるこじり方向の入力に対しても、効果を発揮し、耐久性を高めることができる。
一方、振動入力時において、右凸部48に対して突出方向の入力が加えられた際には、右凸部48は、その圧縮方向の力によって横方向へ広がるように変形する。このとき、右凸部48の基端側には、凹部104が形成されており、右凸部48の変形部分の逃げ場として機能する。これにより、右凸部48の局所的な歪を抑制できる。
なお、図10に示される変形例のように、延長部の少なくとも一部が、対向面を有しない構成であってもよい。この例では、延長部48Fが対向面を有しておらず、上方が開放されている。上下方向の型抜き性が良好となるため、上下の金型で右ストッパ42の部分を成形できる。
なお、第1及び第2実施形態では、防振装置10に振動が入力しない無振動時において右凸部48及び左凸部52が第1取付部材12に当接した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。無振動時に右凸部48及び左凸部52が第1取付部材12に当接しない防振装置10を他の実施形態として挙げることできる。
また、右凸部48及び左凸部52を設ける位置は、弾性部材30の外側面に限定されるものではない。例えば右凸部48及び左凸部52を弾性部材30の上面に設けることができる。
2016年6月7日に出願された日本国特許出願2016−113838号の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。
本明細書に記載されたすべての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (5)

  1. 振動発生部又は振動受部の一方に取り付けられる第1取付部材と、
    前記振動発生部又は前記振動受部の他方に取り付けられる第2取付部材と、
    該第2取付部材に設けられ前記第1取付部材及び前記第2取付部材を弾性的に連結する弾性部材と、
    該弾性部材の前記第1取付部材に対向する外面を基準として前記第1取付部材へ向けて突出し、外周面としての第1側壁面に凹凸が設けられた凸部と、
    該凸部の基端側に位置する前記外面の部位に凹設され前記凸部の前記第1側壁面と異なる側壁部に延長部を形成するとともに、該延長部に対向した対向面を形成する凹部と、
    を有する防振装置。
  2. 前記凹部は、前記凸部のこじり方向に対応した位置に設けられる請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記凹部は、前記凸部の周囲を覆うように、前記凸部の突出方向と直交する少なくとも2方向に沿って延在している請求項1又は請求項2に記載の防振装置。
  4. 前記延長部の少なくとも一部は、前記対向面を有しない請求項1〜請求項の何れか1項に記載の防振装置。
  5. 前記第1側壁面には、横断溝が等間隔をおいた三か所に形成されており、
    各横断溝間には、基端側から先端側へ向けて第1板状部と第2板状部と第3板状部とが形成されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の防振装置。
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