JP6837876B2 - 床の施工方法及びスリーブ - Google Patents

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本発明は、床型枠に形成された貫通孔に対応して筒状のスリーブを設けた上で、コンクリートなどを打設することにより施工される床の施工方法、及び、床の施工にあたって用いられるスリーブに関する。
従来、合成床は、例えば、鉄骨の梁上に所定の床型枠を配設した上で、床配筋を行い、その後、コンクリートやモルタルなどを打設することで施工される。床型枠としては、例えば、強度確保のために所定部位が折り曲げられた、比較的薄肉(例えば、1.2〜1.6mm程度)の鉄板からなるデッキプレートなどが用いられる。
ところで、床型枠に対し、配管や配線のための貫通孔が形成される場合がある。この場合、コンクリート等の打設前に、床型枠における貫通孔の形成予定部位又は形成部位に対応して、筒状のスリーブが配設される。スリーブは、例えば、貫通孔の形成予定部位にコンクリート等が打設されることで貫通孔の形成に支障が生じてしまったり、予め形成された貫通孔からコンクリートなどが流れ出てしまったりすることを防止するために設けられる。
スリーブの配設手法としては、例えば、スリーブの下部に対し、ねじ止め用の孔が形成されてなる取付け具(ストッパ)を取付けた上で、電動ドライバなどの工具により、所定の鋼板ビス(先端部がドリル状とされた雄ねじ)を、前記ねじ止め用の孔を通して、開孔の無いデッキプレートである床型枠に、前記ねじ止め用の孔を位置出しに利用しつつ、貫通しながら、タップを立て(貫通部分に雌ねじ部分を作って)固定させるといった手法が採用される(例えば、特許文献1等参照)。この場合、スリーブの大開口とほぼ同様の貫通孔をデッキプレートに設けるのは、コンクリート等の打設後に、電動糸鋸などでスリーブに沿ってデッキプレートを切開する方法で行われる。
実用新案登録第3146788号公報
しかしながら、上記手法では、ねじ止め時に、床型枠から細かな金属の切粉が発生してしまう。このような切粉は細かいため、清掃が面倒である。また、施工している床の直下に位置する階へと切粉が落下して作業者へと降りかかってしまい、作業者にとっての安全性や衛生性が損なわれてしまうおそれがある。
さらに、上記のように床型枠が薄肉であれば、鋼板ビスでスリーブを固定することができるが、床型枠が厚肉の鋼板により構成されている場合には、鋼板ビスでは歯が立たず、スリーブの固定が困難となってしまう。そこで、厚肉の床型枠に予め配管や配線のための貫通孔を形成しておいた上で、例えば、貫通孔の周囲にスリーブを単に立てて置く、或いは、貫通孔の周囲にスリーブを立てた上で当該スリーブを小型の万力などにより簡易的に固定するといった手法により、スリーブを配設することが考えられる。しかし、これらの手法では、コンクリート等の打設時において、コンクリート等の粘りや重量のある打設材が流れながら充填される際に、水平分力を持って加わる圧力でスリーブが容易に流れ動いてしまったり、また、コンクリート等の充填圧力でスリーブが浮き上がり、スリーブ下端と床型枠との間からコンクリート等のノロ(コンクリート等を含む水)が漏れ出してしまったりするおそれがある。
尚、例えば、床型枠に対しねじ止め用のねじ孔を予め形成し、このねじ孔を利用してスリーブをビス止めするといったことが考えられるが、この場合には、ねじ孔を適切な位置に多数形成する必要があるため過度に手間がかかってしまい、また、多数形成された各ねじ孔のそれぞれに対応してねじ止めビス位置合わせを行わなければならず、作業効率の低下を招いてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者にとっての安全性や衛生性の向上などを図ることができるとともに、配管配線用の貫通孔以外にスリーブ固定用のねじ止め用のねじ孔を多数形成したり、ねじ止めビス位置合わせの困難に直面したりすることなく、さらには、ノロが漏れ出してしまうこと等をより確実に防止できる床の施工方法及びスリーブを提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.所定の床型枠に予め形成された貫通孔に対応して筒状のスリーブを配設する工程を含む床の施工方法であって、
前記スリーブは、軸方向又は軸に対し斜め方向に延びるスリットが下部に複数形成されることで、下部に複数の脚部が設けられてなり、
前記複数の脚部を1本おきに外側に折り曲げることにより、前記スリーブを、外側に折り曲げられた前記脚部である上側脚部、及び、軸方向に延びる前記脚部である下側脚部が交互に設けられた状態とした上で、前記下側脚部を貫通孔に挿通しつつ、前記床型枠の床上面に前記上側脚部を載置した状態とするスリーブ挿通工程と、
前記スリーブ挿通工程後、前記床型枠の床下面から突出する前記下側脚部を折り曲げ、前記床型枠を前記上側脚部及び前記下側脚部で挟んだ状態とする挟み込み工程とを含むことを特徴とする床の施工方法。
上記手段1によれば、スリーブ挿通工程において、貫通孔に下側脚部を挿通する一方、予め外側に折り曲げられた上側脚部を床型枠に載置した状態とする。その後、挟み込み工程において、下側脚部を床型枠の床下面側に向けて折り曲げることにより、スリーブが配設される。スリーブは、貫通孔に挿通され、かつ、上側脚部及び下側脚部により床型枠を挟んだ状態となるため、スリーブを非常に安定した状態で配設することができる。従って、コンクリート等の打設時に、コンクリート等から加わる圧力でスリーブが流れ動いてしまうことをより確実に防止できる。
また、上側脚部は貫通孔を塞ぐ堰として機能するため、貫通孔に対するコンクリート等のノロの流入を抑制することができる。これにより、コンクリート等のノロの漏れ出しをより確実に防止することができる。特に貫通孔をスリーブとほぼ同一形状(例えば、貫通孔の内径をスリーブの外径とほぼ同一)とし、貫通孔にスリーブがほぼ嵌め込まれるようにした場合には、上側脚部による堰としての機能が発揮されることと相俟って、貫通孔に対しノロがほとんど流入しないようにすることができる。その結果、ノロの漏れ出しを極めて効果的に抑制することができる。
さらに、上記手段1によれば、床型枠が薄肉であっても厚肉であっても、予め配管や配線用の貫通孔が施されていれば、対応することができる。従って、スリーブの配設に関する汎用性を高めることができる。
加えて、上記手段1によれば、鋼板ビスを用いた場合のような切粉が発生することはない。従って、切粉の清掃が必要となって作業効率が低下するといった事態をなくすことができる。また、作業者にとっての安全性及び衛生性を向上させることができる。
さらに、床型枠に対し、配管配線用の貫通孔以外に、スリーブ固定用のねじ止め用のねじ孔を多数形成する必要はなく、ひいては、多数のねじ止めビス位置合わせの困難に直面するといったこともないため、スリーブを極めて容易に配設することができる。
手段2.前記床型枠のうち少なくとも前記貫通孔の周囲部分の厚さが5mm以上とされていることを特徴とする手段1に記載の床の施工方法。
上記手段2によれば、床型枠のうち少なくとも貫通孔の周囲部分の厚さが5mm以上とされている。そのため、鋼板ビスを用いたスリーブの配設は困難となるが、上記手段1における床の施工方法であれば、スリーブを何ら問題なく安定状態で配設することができる。換言すれば、上記手段1は、上記手段2のように床型枠が厚肉である場合に、特に好適に用いられる。
手段3.所定の床型枠に予め形成された貫通孔に対応して配設される筒状のスリーブであって、
筒状の本体部と、
当該本体部の下部から下方に向けて延びる複数の脚部とを有し、
前記脚部は、
1本おきに外側に向けて折り曲げられ、前記床型枠の床上面に載置される上側脚部と、
前記貫通孔に挿通される前には前記本体部から延長して下方へ延び、前記上側脚部が前記床型枠の床上面に載置された状態で前記床型枠の床下面から突出した部位が外側に向けて折り曲げられ、その折り曲げ部位が前記上側脚部の折り曲げ位置から前記貫通孔の周辺部位の厚さ分下方に位置する下側脚部とからなり、
前記床型枠への配設状態において前記上側脚部と前記下側脚部との間で前記床型枠を挟んだ形状となることを特徴とするスリーブ。
上記手段3のスリーブを用いて床の施工を行うことにより、上記手段1と同様の作用効果が奏されることになる。
スリーブの斜視図である。 床の施工工程の工程図である。 脚部を1本おきに折り曲げた状態のスリーブを示す斜視図である。 スリーブ挿通工程を説明するための斜視模式図である。 挟み込み工程を説明するための斜視模式図である。 上側脚部及び下側脚部で床型枠を挟み込んだ状態を示す斜視模式図である。 別の実施形態におけるスリーブの斜視図である。 別の実施形態において、脚部を外側に折り曲げたスリーブの斜視図である。 別の実施形態において、脚部を外側に折り曲げたスリーブの平面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、スリーブ1は、円筒状をなしており、所定の床型枠に対しコンクリートやモルタルなどを打設することによって合成床を施工するときに用いられるものである。より詳述すると、本実施形態における施工前のスリーブ1は、配管や配線のために前記床型枠に予め形成された貫通孔から、コンクリート等の打設時にコンクリート等が流れ出てしまうこと等を防止すべく、前記貫通孔に対応して配設されるものである。
スリーブ1は、所定の金属(例えば、ZnFeなど)によって形成された薄肉(例えば、0.5〜0.6mm)の円筒部材であり、本体部2及び脚部3を備えている。
本体部2は、円筒状をなしており、本実施形態では、例えば140mm程度の高さを有するものとされている。勿論、本体部2の高さは、打設されるコンクリート等の深さにより適宜変更可能である。
脚部3は、本体部2の下部から、円筒状である本体部2の中心軸(それぞれ円形の頂部及び底部の各中心を結ぶ軸)のその軸方向に沿って下方に延びており、本体部2の周方向に沿って複数(本実施形態では、16本)設けられている。脚部3は、スリーブ1の下部に対し、スリーブ1の軸方向に沿って延びるスリット4を、スリーブ1の周方向に沿って等間隔に複数設けることによって形成されている。尚、脚部3の本数は、スリーブ1の径などに応じて適宜変更してもよい。また、スリット4を非等間隔で設け、各脚部3の幅を異なるものとしてもよい。
脚部3は、床型枠の厚さよりも十分に大きな長さを有しており、本実施形態において、脚部3の長さは例えば50mm程度とされている。さらに、上記の通り、スリーブ1が薄肉金属によって形成されていることにより、脚部3は、スリーブ1の外側などに向けて容易に折り曲げ可能となっている。
次いで、上記スリーブ1を用いた床(合成床)の施工方法について説明する。床の施工工程は、図2に示すように、折り曲げ工程、スリーブ挿通工程、挟み込み工程、配筋工程及び打設工程を含む。
尚、図4に示すように、床施工において用いられる床型枠31は、厚肉(例えば5mm以上であって、本実施形態では、7〜9mm)の鋼板により形成されており、本実施形態では、床型枠31のうち少なくとも次述する貫通孔32の周囲部分の厚さが5mm以上とされている。また、厚肉の床型枠31に対し現場で貫通孔を形成することは難しいため、工場などにおいて、床型枠31の所定位置に、円形状の貫通孔32が予め形成されている。貫通孔32の内径は、スリーブ1の外径とほぼ同一とされており、本実施形態では、スリーブ1の外径よりもほんの少しだけ大きい程度とされている。
図2に戻り、床施工にあたっては、まず、ステップS11の折り曲げ工程において、複数の脚部3を1本おきに外側に折り曲げる。これにより、スリーブ1を、外側に折り曲げられた脚部3である上側脚部3aと、折り曲げられず、軸方向に延びた状態で維持される脚部3である下側脚部3bとが交互に設けられた状態とする(図3参照)。尚、本実施形態では、現場にて脚部3を1本おきに折り曲げる場合を説明しているが、工場などの現場以外の場所にて、予め脚部3を1本おきに折り曲げておき、上側脚部3aと下側脚部3bとが予め設けられた状態としてもよい。
次いで、ステップS12のスリーブ挿通工程において、スリーブ1の下側脚部3bを貫通孔32に挿通しつつ、床型枠31の床上面31aに上側脚部3aを載置した状態とする(図4参照)。
続くステップS13の挟み込み工程では、床型枠31の床下面31bから突出した下側脚部3bを外側に向けて折り曲げる(図5参照。尚、図5は下階から見上げた視点で書かれている。)。これにより、貫通孔32に対し下側脚部3bが挿通されつつ、上側脚部3a及び下側脚部3bにより床型枠31が挟み込まれた状態となる(図6参照)。その結果、貫通孔32に対応してスリーブ1が安定した状態で配設される。
次いで、ステップS14の配筋工程において、床型枠31の床上面31aにおけるスリーブ1の配設位置を避けた所定位置に対し、所定のメッシュ筋や組立鉄筋トラス、通常の配筋など(以降まとめて「メッシュ筋」という。)を設置する。
そして最後に、ステップS15の打設工程において、前記メッシュ筋が埋設されるように、床上面31aに対しコンクリートやモルタルを打設することで、床(合成床)の施工が完了する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、スリーブ1は、貫通孔32に挿通され、かつ、上側脚部3a及び下側脚部3bにより床型枠31を挟んだ状態で配設される。従って、スリーブ1を非常に安定した状態で配設することができる。これにより、コンクリート等の打設時に、コンクリート等から加わる圧力でスリーブ1が流れ動いてしまうことをより確実に防止できる。
また、上側脚部3aは貫通孔32を塞ぐ堰として機能するため、貫通孔32に対するコンクリート等のノロの流入を抑制することができる。これにより、コンクリート等のノロの漏れ出しをより確実に防止することができる。特に本実施形態では、貫通孔32の内径がスリーブ1の外径とほぼ同一とされており、貫通孔32に対しスリーブ1がほぼ嵌め込まれた状態となるため、上側脚部3aによる堰としての機能が発揮されることと相俟って、貫通孔32に対しノロがほとんど流入しないようにすることができる。その結果、ノロの漏れ出しを極めて効果的に抑制することができる。
さらに、床型枠31のうち少なくとも貫通孔32の周囲部分、すなわち、スリーブ1の設置予定部位の厚さが5mm以上とされているため、鋼板ビスなどを用いた、ねじ止めによるスリーブ1の配設は困難であるが、上述した床の施工方法であれば、床型枠31が厚肉であっても、スリーブ1を何ら問題なく安定状態で配設することができる。また、厚肉の床型枠31において、貫通孔32以外にスリーブ1固定用のねじ止め用のねじ孔の多数形成が不要となり、ひいては多数のねじ止めビス位置合わせの困難にも直面しないため、スリーブ1を極めて容易に配設することができる。換言すれば、上述した床の施工方法は、床型枠31が厚肉である場合に、特に好適に用いられる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、スリット4はスリーブ1の軸方向に沿って延びるものとされており、折り曲げ前の脚部3もスリーブ1の軸方向に沿って延びる状態とされている。これに対し、図7に示すように、スリーブ11の軸に対し斜めに延びるようにスリット14を設け、折り曲げ前の脚部13が、本体部12の下部から螺旋状をなすようにして下方へと延びるように構成してもよい。この場合には、図8及び図9に示すように、脚部13を外側に向けて曲げたとき、脚部13はスリーブ11の径方向ではなく、当該径方向と交差する方向に延びることとなる。そのため、脚部13の長さを十分に確保しつつ、本体部12の外周面からの脚部13の突出量を抑えることができる。その結果、床型枠31における脚部13の設置予定部位が比較的狭いような場合であっても、スリーブ11を安定した状態で配設することができる。
(b)上記実施形態において、スリーブ1は円筒状をなしているが、スリーブは筒状であればよく、円筒状に限定されるものではない。従って、例えば、スリーブを矩形筒状や楕円筒状、多角筒状(六角筒状等)などとしてもよい。
(c)上記実施形態において、床型枠31は、厚肉(例えば5mm以上)の鋼板により形成されているが、本発明の技術思想は、床型枠が薄肉であっても厚肉であっても採用可能なものであり、スリーブの配設に関する汎用性が高いものである。そこで、例えば厚さが1.5mm程度の金属板からなるデッキプレートを床型枠として用いる場合に、本発明の技術思想を採用してもよい。薄肉のデッキプレートを用いることで、鋼板ビスによるスリーブの固定が可能となるが、本発明の技術思想を採用すれば、ビス止めを行うことなくスリーブを配設することができ、その結果、ビス止めに伴う切粉の発生を防止することができる。従って、切粉の清掃が必要となって作業効率が低下するといった事態をなくすことができる。また、床型枠31の直下の階へと切粉が落下することがないため、作業者にとっての安全性及び衛生性を向上させることができる。勿論、これらの作用効果は、床型枠31が厚肉である場合にも同様に奏される。
1,11…スリーブ、2,12…本体部、3,13…脚部、3a…上側脚部、3b…下側脚部、4,14…スリット、31…床型枠、31a…床上面、31b…床下面、32…貫通孔。

Claims (3)

  1. 所定の床型枠に予め形成された貫通孔に対応して筒状のスリーブを配設する工程を含む床の施工方法であって、
    前記スリーブは、軸方向又は軸に対し斜め方向に延びるスリットが下部に複数形成されることで、下部に複数の脚部が設けられてなり、
    前記複数の脚部を1本おきに外側に折り曲げることにより、前記スリーブを、外側に折り曲げられた前記脚部である上側脚部、及び、軸方向に延びる前記脚部である下側脚部が交互に設けられた状態とした上で、前記下側脚部を貫通孔に挿通しつつ、前記床型枠の床上面に前記上側脚部を載置した状態とするスリーブ挿通工程と、
    前記スリーブ挿通工程後、前記床型枠の床下面から突出する前記下側脚部を折り曲げ、前記床型枠を前記上側脚部及び前記下側脚部で挟んだ状態とする挟み込み工程とを含むことを特徴とする床の施工方法。
  2. 前記床型枠のうち少なくとも前記貫通孔の周囲部分の厚さが5mm以上とされていることを特徴とする請求項1に記載の床の施工方法。
  3. 所定の床型枠に予め形成された貫通孔に対応して配設される筒状のスリーブであって、
    筒状の本体部と、
    当該本体部の下部から下方に向けて延びる複数の脚部とを有し、
    前記脚部は、
    1本おきに外側に向けて折り曲げられ、前記床型枠の床上面に載置される上側脚部と、
    前記貫通孔に挿通される前には前記本体部から延長して下方へ延び、前記上側脚部が前記床型枠の床上面に載置された状態で前記床型枠の床下面から突出した部位が外側に向けて折り曲げられ、その折り曲げ部位が前記上側脚部の折り曲げ位置から前記貫通孔の周辺部位の厚さ分下方に位置する下側脚部とからなり、
    前記床型枠への配設状態において前記上側脚部と前記下側脚部との間で前記床型枠を挟んだ形状となることを特徴とするスリーブ。
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